JPH1116478A - 多極型回路遮断器 - Google Patents

多極型回路遮断器

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JPH1116478A
JPH1116478A JP16853797A JP16853797A JPH1116478A JP H1116478 A JPH1116478 A JP H1116478A JP 16853797 A JP16853797 A JP 16853797A JP 16853797 A JP16853797 A JP 16853797A JP H1116478 A JPH1116478 A JP H1116478A
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Toshihiro Oido
敏宏 大井戸
Tomoyuki Sawada
知行 澤田
Hatsuo Mizuno
初男 水野
Yoshiya Nakamichi
義也 中道
Takanobu Tanaka
孝信 田中
Yasushi Matsui
靖 松井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ケース間の位置ずれを簡単になくすことがて
き、部品を収納し易くできる多極型回路遮断器を提供す
る。 【解決手段】中間ケース3の両側にそれぞれ側ケース
2,4を重ねて中間ケース3と側ケース2,4との間に
それぞれ接点部85,86を収納するとともに側ケース
2,4間に接点部85、86を開閉する手段86を収納
した多極型回路遮断器において、側ケース2,4の相互
を直接当接する当接部82,83を側ケース2,4に設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多極型回路遮断
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例(たとえば特開平4-36921 号) を
図18に示す。すなわち、この多極型回路遮断器は、第
1極の接点部品150および第2極の接点部品151を
両側ケース152,153および中間ケース154間に
それぞれ配設するとともに、共通部品であるハンドル1
55や補助電気装置156等を側ケース152,153
および中間ケース154の上側および下側に取着してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この多
極型回路遮断器の器体の側ケース152,153および
中間ケース154間のみが当接した状態で組み合わされ
ているので、側ケース152,153および中間ケース
154相互間の位置ずれは少なくできても、側ケース1
52,153相互間で位置ずれが大きく生ずるおそれが
あった。そのため、側ケース152,153間に配設さ
れる共通部品たとえば取付板157を配設しにくくなる
という問題があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、各ケース
間の位置ずれを簡単になくすことがてき、部品を収納し
易くできる多極型回路遮断器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多極型回
路遮断器は、中間ケースの両側にそれぞれ側ケースを重
ねて中間ケースと側ケースとの間にそれぞれ接点部を収
納するとともに前記側ケース間に前記接点部を開閉する
手段を収納した多極型回路遮断器において、前記側ケー
スの相互を直接当接する当接部を前記側ケースに設けた
ことを特徴とするものである。
【0006】請求項1記載の多極型回路遮断器によれ
ば、中間ケースと一対の側ケースとの間にそれぞれ接点
部を収納したため、接点部相互の隔離ができるととも
に、側ケース同士の当接部を設けたため、側ケースと中
間ケースとの間に位置ずれはもちろん、側ケース相互間
の位置ずれをも容易になくすことができ、部品の収納性
を向上することができる。
【0007】請求項2記載の多極型回路遮断器は、請求
項1において、前記接点部を開閉する手段が、ハンドル
と、このハンドルにリンクを介して連結されたラッチ部
材の一端側に押圧されて前記各接点部を開閉駆動する駆
動部材と、通常状態で前記ラッチ部材の他端側を係止す
るとともに異常電流が検出されたときにラッチ部材の係
止を解除して接点部を強制開極する引外し部材とを有
し、前記ハンドル、前記駆動部材および前記引外し部材
を前記中間ケースを通過して前記側ケース間に回動自在
に枢着したものである。
【0008】請求項2記載の多極型回路遮断器によれ
ば、請求項1の効果のほか、両側ケース間に、ハンドル
等の共通部品を枢着しているため、各部材間の枢着位置
の誤差を少なくすることができる。請求項3記載の多極
型回路遮断器は、請求項1または請求項2において、前
記側ケースと前記中間ケースとの間を連結具に連結する
とともに、前記側ケースの前記当接部を連結具により連
結したものである。
【0009】請求項3記載の多極型回路遮断器によれ
ば、請求項1または請求項2の効果のほか、各ケースの
相互間のがたつきを防止することができる。請求項4記
載の多極型回路遮断器は、請求項1、請求項2または請
求項3において、前記当接部が前記側ケースの取付面側
であるものである。請求項4記載の多極型回路遮断器に
よれば、請求項1、請求項2または請求項3の効果のほ
か、回路遮断器を分電盤等に取付けたときのがたつきを
防止することができる。
【0010】請求項5記載の多極型回路は、請求項4に
おいて、前記当接部とこの当接部に対向する前記中間ケ
ースの端部との間に零相変流器収容スペースを形成した
ものである。請求項5記載の多極型回路によれば、請求
項4の効果のほか、漏電検出型回路遮断器に適用した場
合の零相変流器等の部品の収納性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図13により説明する。すなわち、この回路遮
断器は、中間ケース3の両側にそれぞれ側ケース2,4
を重ねて中間ケース3と側ケース2,4との間にそれぞ
れ接点部85,86を収納するとともに、側ケース2,
4間に接点部85,86を開閉する手段81を収納した
ものであり、側ケース2,4の相互を直接当接する当接
部82,83を側ケース2,4に設けている。この当接
部82,83は側ケース2,4の取付面2a側に形成し
ている。実施の形態では中間ケース3の幅分当接部82
を延出して当接部83と当接するように形成している。
また、当接部82,83とこの当接部82,83に対向
する中間ケース3の端部との間に零相変流器収容スペー
ス88を形成している。
【0012】実施の形態について以下具体的に説明す
る。器体1が第1側ケース2と、中間ケース3と、第2
側ケース4からなる。中間ケース3は第1側ケース2の
一面側に重ねられ、第2側ケース4は中間ケース3を介
して第1側ケース2に重ねられる。また第1側ケース2
はハンドル6の枢支孔5を略中央上部の位置に略筒状に
形成し、第1側ケース2の両端に位置する入出力端子
7,8の一方の近傍に係合受け部9,10を設け、中間
ケース3は枢支孔5の周囲に嵌合する嵌合孔12を設
け、係合受け部9,10に係合する係合部11,13を
設けている。係合受け部9は図2に示すように凹段状で
あり、係合受け部10が略半円筒凹状であり、係合部1
1は係合受け部9の縁部にガイドされる傾斜部を有する
テーパ突起であり、係合部13は係合受け部10に周面
の一部が係合する筒状に形成している。係合状態は図3
に示すように係合部11,13で係合受け部9,10の
間の部分を挟持している。
【0013】第1側ケース2は、当接部82を兼ねた取
付面2a側の両端に取付凹部15を形成し、その上側の
位置に端子部を形成している。第1側ケース2の一面側
から接点部85を構成する第1の固定側電路構成17、
第1の可動側電路構成18および第1の可動側電路構成
18の可動接触子19を支持する駆動部材20が組み込
み込まれ位置決め支持されている。第1の固定側電路構
成17は、図4に示すように、固定接点20を有する固
定接触子21と、固定接触子21の端部に設けた速結端
子構造の端子8からなり、第1側ケース2の位置決め支
持部68に組み込まれている。24はその解除レバーで
ある。第1の可動側電路構成18は固定接点20に接離
する可動接点25を有する板ばねを用いた可動接触子1
9と、この端部に連結された端子ねじ型の端子7からな
り、位置決め支持部69に組み込まれている。入出力端
子7,8は第1の固定側電路構成17および第1の可動
側電路構成18の互いに離れた端部に設けられ、第1側
ケース2、中間ケース3および第2側ケース4から露出
するように配設される。
【0014】中間ケース3は、第1側ケース2の一面側
に重ねられて第1の固定側電路構成17および第1の可
動側電路構成18を隣接する他極に対して絶縁する。中
間ケース3は電路構成やその他の必要部品を第1側ケー
ス2に対して位置決めし押える役目も果たし、またハン
ドル6および駆動部材20を逃げる穴部27,28を形
成している。前記したように中間ケース3の下端部と当
接部82との間に零相変流器収容スペース88を形成す
るために第1側ケース2の高さよりも短い高さにしてい
る。この中間ケース3の一面側に、接点部86を構成す
る第2の固定側電路構成30および駆動部材20に組み
込む第2の可動接触子31を有する第2の可動側電路構
成32が組み込み支持されている。第2の固定側電路構
成30および第2の可動側電路構成31は互いに離れた
端部に第1側ケース2、中間ケース3および第2側ケー
ス4から露出する入出力端子7,8を有する。第2の固
定側電路構成30は、固定接点50を有する固定接触子
51と解除レバー24付きの速結端子構造の端子8から
なり、中間ケース3の位置決め支持部66に組み込まれ
ている。第2の可動側電路構成32は可動接点52を有
する可動接触子31と、可動接触子31に接続された可
撓電線53と、可撓電線53に接続されたバイメタル5
4と、バイメタル54を連結した端子ねじ型の端子7
と、端子7に設けられてバイメタル54を囲む短絡検出
用の磁性板55からなっており、端子7が中間ケース3
の位置決め支持部67に組み込まれ、可動接触子31は
駆動部材20に保持されている。63はバイメタル調整
ねじ、65はハンドル復帰ばねである。
【0015】接点部85,86を開閉する手段81は、
ハンドル6と、このハンドル6にリンク33を介して連
結されたラッチ部材34の一端側に押圧されて各接点部
85,86を開閉駆動する駆動部材20と、通常状態で
ラッチ部材34の他端側を係止するとともに異常電流が
検出されたときにラッチ部材34の係止を解除して接点
部85,86を強制開極する引外し部材35とを有し、
ハンドル6、駆動部材20および引外し部材35を中間
ケース3を通過して側ケース2,4間に回動自在に枢着
している。
【0016】駆動部材20は、第1側ケース2および第
2側ケース4間に回動自在に枢着され、駆動部材20に
第1の可動接触子19を第1側ケース2側から嵌め込む
凹部37および第2の可動接触子31を第2側ケース4
側から嵌め込む凹部38を設けている。図8に示すよう
に両側に軸39を突出し、第1側ケース2および第2側
ケース3に形成した筒状の軸孔40に軸支している。第
1の可動接触子19は中性極側のため板ばねにより構成
してあり、凹部37に弾性係止する。第2の可動接触子
31は圧縮コイルばねを用いた接点圧付与ばね42によ
り凹部38内に位置決め保持されている。
【0017】可動接触子19,31が開極する方向に駆
動部材20を付勢する開極ばね44を、たとえば図4に
示すように、第1側ケース2および駆動部材20間で第
2側ケース4の重ね方向と直角な方向とくに入出力端子
7,8を結ぶ方向に略平行に配設している。開極ばね4
4は引っ張りコイルばねを用い、その両端を駆動部材2
0および第1側ケース2に設けた突起46,47に引っ
掛けている。
【0018】第1側ケース2にハンドル6、このハンド
ル6にリンク33を介して連結されて駆動部材20を押
圧するラッチ部材34、およびラッチ部材34を係止す
る異常電流検出用の引外し部材35を含む共通部品が、
中間ケース3の穴部27,28を介して組み込み支持さ
れている。ハンドル6は、略中央部に軸58を有し、軸
58を第1側ケース2の軸受け孔5および第2側ケース
4の筒状の軸受け孔59に軸支している。ハンドル6は
その軸58を間にして互いに反対側にハンドル部6aお
よびリンク連結部6bを設けている(図6参照)。リン
ク33はたとえばコ字形で、一端片がリンク連結部6b
に嵌合し、他端片がラッチ部材34の中間部に設けた軸
孔34aに嵌合している。引外し部材35は軸35a、
バイメタル受け部35b、ラッチ係止部35c(図6参
照)を有し、駆動部材20とともに中間ケース3の穴部
28を通して第1側ケース2および第2側ケース4に形
成した筒状の一対の軸孔60に軸35aが軸支されてい
る。またバイメタル54を囲む磁性板55に対向する磁
性板61が設けられている。
【0019】第2側ケース4は、中間ケース3を介して
第1側ケース2の一面側に重ねられて前記した共通部品
等を隠蔽し、共通部品等を位置決めし押える役目も果た
す。また図4〜図6および図12に示すように、リベッ
トやねじ等を用いた連結具73を4個所の孔90に通し
て中間ケース3を貫通するように第1側ケース2と第2
側ケース4とを連結したり、あるいは中間ケース3は孔
90をねじ孔のある筒状に形成して第1側ケース2の間
をねじを用いた連結具73により連結し、同様に第2側
ケース4と中間ケース3とをねじを用いた連結具73に
より連結する。ただしねじ孔はねじによりタッピングさ
れて形成されてもよい。4個所のうち3個所は側ケース
2,4について同一個所にあるが、残り1個所は位置が
ずれている。その1つは係合部13の中心孔を利用して
いる。また第1側ケース2および第2側ケース4を当接
部82,38で直接連結するため2個所に孔91を形成
して連結具73と同様な連結具74で連結している。
【0020】この回路遮断器の動作について説明する。
図6はオフ状態であり、可動接触子19,31は開極ば
ね44により開極している。図9はオン状態であり、ハ
ンドル6を操作すると、リンク33を介してラッチ部材
34を押し、ラッチ部材34の一端が引外し部材35の
ラッチ係止部35cに係止した状態で他端で駆動部材2
0を回動し、開極ばね44を引きながら可動接触子1
9,31を閉極する。ハンドル6は反転死点を超えて凹
部27の縁部に係止する。この結果、入出力端子7,8
間が導通し電流が流れる。図10は過電流が流れた場合
であり、バイメタル54が自己発熱しわん曲して引外し
部材35を押し、引外し部材35が回動してラッチ部材
34の係止が外れ、このため開極ばね44の復帰力で駆
動部材20を回動し可動接触子19,31が開極する。
駆動部材20でラッチ部材34を押し上げ、ラッチ部材
34が第1側ケース2、中間ケース3および第2側ケー
スのいずれかに設けたストッパ70に係止してハンドル
6が中立姿勢となる。バイメタル54が復帰し事故が回
復していると、ハンドル6をオフにすることにより、リ
ンク33でラッチ部材34を引上げて引外し部材35に
係止する。図11は電路に短絡電流が流れた場合であ
り、磁性板54,61を流れる磁束による吸引力で引外
し部材35を回動させてラッチ部材34を引外し、前記
したように可動接触子19,31が開極する。
【0021】この実施の形態によれば、中間ケース3と
一対の側ケース2,4との間にそれぞれ接点部85,8
6を収納したため、接点部85,86相互の隔離ができ
るとともに、側ケース2,4同士の当接部82,83を
設けたため、側ケース2,4と中間ケース3との間に位
置ずれはもちろん、側ケース2,4相互間の位置ずれを
も容易になくすことができ、部品の収納性を向上するこ
とができる。
【0022】接点部85,86を開閉する手段81が、
ハンドル6と、このハンドル6にリンク33を介して連
結されたラッチ部材34の一端側に押圧されて各接点部
85,86を開閉駆動する駆動部材20と、通常状態で
ラッチ部材34の他端側を係止するとともに異常電流が
検出されたときにラッチ部材34の係止を解除して接点
部85,86を強制開極する引外し部材35とを有し、
ハンドル6、駆動部材20および引外し部材35を中間
ケース3を通過して側ケース2,4間に回動自在に枢着
したため、各部材間の枢着位置の誤差を少なくすること
ができる。
【0023】側ケース2,4と中間ケース3との間を連
結具73に連結するとともに、側ケース2,4の当接部
82,83を連結具74により連結したため、各ケース
の相互間のがたつきを防止することができる。当接部8
2,83が側ケース2,4の取付面2a側であるため、
回路遮断器を分電盤等に取付けたときのがたつきを防止
することができる。
【0024】また、実施の形態では、第1極の部品であ
る第1の固定側電路構成17および第1の可動側電路構
成18ならびに駆動部材20を第1側ケース2に組み込
み、中間ケース3を重ね、第2極の部品である第2の固
定側電路構成30および第2の可動側電路構成32なら
びにハンドル6等の共通部品を組み込み、第2側ケース
4を重ね合わせることにより、全体が組立られるので、
各部品を中間ケース3および第2側ケース4の重ね方向
からすべて組み込み可能になるとともに、各極の部品と
共通部品との位置合わせが容易になり、各部品の組み込
み作業が容易になる。
【0025】中間ケース3を第1側ケース2の枢支孔5
および係合受け部9,10に係合することにより、中間
ケース3を第1側ケース2に組み込みやすくなる。第1
の可動側電路構成18を第1側ケース2に組み込み、駆
動部材20の凹部37に可動接触子19を嵌め込み、駆
動部材20の別の凹部38に可動接触子31を嵌め込む
ことにより組み込むことができるので、可動接触子1
9,31を駆動部材20に装着しやすくなる。
【0026】器体1の長手方向すなわち第2側ケース4
の重ね方向に開極ばね44を装着しているので、第2側
ケース4の重ね方向の寸法を大きくすることなく、開極
ばね44を収容するスペースを有効に利用して長くとる
ことができ、駆動部材20に対する可動接触子19,3
1の開極方向への付勢力を強くすることができる。な
お、この発明において、係合受け部9,10は入出力端
子の片方のいずれかみならず両方の近傍に設けてもよ
い。またハンドル6等の共通部品は第1側ケース2およ
び第2側ケース4に支持されたが、中間ケース3に支持
されてもよく、とくにたとえば第1側ケース2と中間ケ
ース3間、または中間ケース3と第2側ケース4間で支
持されてもよい。
【0027】この発明の第2の実施の形態を図14ない
し図17に示す。すなわち、第1の実施の形態では、零
相変流器収容スペース88を有する器体1を通常の回路
遮断器に兼用したが、第2の実施の形態では器体1を漏
電遮断器に適用している。第1の実施の形態と異なる構
成について述べると、零相変流器収容スペース88に零
相変流器の2次巻線を有するコア92aおよび2次巻線
により不平衡電流を検出し駆動信号を出力する回路92
bを実装したプリント基板92が装着されている。零相
変流器の1次側は可動接触子19,31と端子7の間の
可撓電線53であり、ともにコア92aに貫通してい
る。すなわち第1側ケース2に組み込んだ可動接触子1
9およびその端子7も、図14および図15に示すよう
に中間ケース3に組み込んだ他極の可動接触子31およ
びその端子7と同構成にし、その可撓電線53をコア9
2aに貫通し、またバイメタル54および磁性板55を
設けて引外し部材35を引外すことができるようにして
いる。ハンドル6に隣接する位置にプリント基板92か
らの駆動信号を入力して漏電表示部材93を駆動すると
ともに連動部材97を介して引外し部材35を引外しす
る電磁石94を設けている。95は漏電テストボタンで
ある。
【0028】漏電が発生すると電路に不平衡電流が流
れ、零相変流器によりこれを検出し電磁石94を駆動す
る。これにより、連動部材97を介して引外し部材35
を回動し、ラッチ部材34を引外して可動接触子19,
31を開極させる。その他は第1の実施の形態と同様で
ある。この実施の形態によれば、当接部82,83とこ
の当接部82,83に対向する中間ケース3の端部との
間に零相変流器収容スペース88を形成したため、漏電
検出型回路遮断器に適用した場合の零相変流器等の部品
の収納性が向上する。
【0029】なお、接点部85,86を開閉する共通部
品は側ケース2,4間に支持したが、この発明は側ケー
ス2,4と中間ケース3との間に支持する構成でもよ
い。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の多極型回路遮断器によれ
ば、中間ケースと一対の側ケースとの間にそれぞれ接点
部を収納したため、接点部相互の隔離ができるととも
に、側ケース同士の当接部を設けたため、側ケースと中
間ケースとの間に位置ずれはもちろん、側ケース相互間
の位置ずれをも容易になくすことができ、部品の収納性
を向上することができる。
【0031】請求項2記載の多極型回路遮断器によれ
ば、請求項1の効果のほか、両側ケース間に、ハンドル
等の共通部品を枢着しているため、各部材間の枢着位置
の誤差を少なくすることができる。請求項3記載の多極
型回路遮断器によれば、請求項1または請求項2の効果
のほか、各ケースの相互間のがたつきを防止することが
できる。
【0032】請求項4記載の多極型回路遮断器によれ
ば、請求項1、請求項2または請求項3の効果のほか、
回路遮断器を分電盤等に取付けたときのがたつきを防止
することができる。請求項5記載の多極型回路によれ
ば、請求項4の効果のほか、漏電検出型回路遮断器に適
用した場合の零相変流器等の部品の収納性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の分解斜視図である。
【図2】第1側ケースと中間ケースの相向い合う面を示
す斜視図である。である。
【図3】第1側ケースと中間ケースと係止部の一部を示
した部分図である。
【図4】第1側ケースに第1の固定側電路構成および第
1の可動側電路構成を組み込んだ状態の側面図である。
【図5】第1側ケースに取付けた中間ケースに第2の固
定側電路構成および第2の可動側電路構成を組み込んだ
状態の側面図である。
【図6】ハンドル等の共通部品を組み込んだ状態の側面
図である。
【図7】駆動部材の取付けを示す部分斜視図である。
【図8】駆動部材と可動接触子の関係を示す分解斜視図
である。
【図9】オン状態の第2側ケースを外した状態の側面図
である。
【図10】過電流トリップ状態の側面図である。
【図11】短絡トリップ状態の側面図である。
【図12】回路遮断器の外観斜視図である。
【図13】その側面図である。
【図14】第2の実施の形態の零相変流器を収納する途
中の状態を示す第2側ケースを外した側面図である。
【図15】可動接触子および駆動部材を示す分解斜視図
である。
【図16】零相変流器を収納した状態を示す第2側ケー
スを外した側面図である。
【図17】漏電表示部材および漏電テスト釦を組み込ん
だ状態の第2側ケースを外した側面図である。
【図18】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 器体 2 側ケース 2a 取付面 3 中間ケース 4 側ケース 6 ハンドル 19 可動接触子 20 駆動部材 31 可動接触子 33 リンク 34 ラッチ部材 35 引外し部材 73,74 連結具 81 開閉する手段 82,83 当接部 85,86 接点部 88 零相変流器収容スペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中道 義也 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田中 孝信 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 松井 靖 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間ケースの両側にそれぞれ側ケースを
    重ねて中間ケースと側ケースとの間にそれぞれ接点部を
    収納するとともに前記側ケース間に前記接点部を開閉す
    る手段を収納した多極型回路遮断器において、前記側ケ
    ースの相互を直接当接する当接部を前記側ケースに設け
    たことを特徴とする多極型回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記接点部を開閉する手段は、ハンドル
    と、このハンドルにリンクを介して連結されたラッチ部
    材の一端側に押圧されて前記各接点部を開閉駆動する駆
    動部材と、通常状態で前記ラッチ部材の他端側を係止す
    るとともに異常電流が検出されたときにラッチ部材の係
    止を解除して接点部を強制開極する引外し部材とを有
    し、前記ハンドル、前記駆動部材および前記引外し部材
    を前記中間ケースを通過して前記側ケース間に回動自在
    に枢着した請求項1記載の多極型回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記側ケースと前記中間ケースとの間を
    連結具に連結するとともに、前記側ケースの前記当接部
    を連結具により連結した請求項1または請求項2記載の
    多極型回路遮断器。
  4. 【請求項4】 前記当接部は前記側ケースの取付面側で
    ある請求項1、請求項2または請求項3記載の多極型回
    路遮断器。
  5. 【請求項5】 前記当接部とこの当接部に対向する前記
    中間ケースの端部との間に零相変流器収容スペースを形
    成した請求項4記載の多極型回路遮断器。
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