JPH11163974A - 電話装置及び音声記録方法 - Google Patents

電話装置及び音声記録方法

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JPH11163974A
JPH11163974A JP9324371A JP32437197A JPH11163974A JP H11163974 A JPH11163974 A JP H11163974A JP 9324371 A JP9324371 A JP 9324371A JP 32437197 A JP32437197 A JP 32437197A JP H11163974 A JPH11163974 A JP H11163974A
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JP
Japan
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Application number
JP9324371A
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English (en)
Inventor
Kozo Komiya
光三 小宮
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/64Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
    • H04M1/65Recording arrangements for recording a message from the calling party
    • H04M1/656Recording arrangements for recording a message from the calling party for recording conversations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は電話装置に関し、簡易な構成で、通話
時の会話内容を記録し得る使い勝手の向上した電話装置
を実現する。 【解決手段】送信する符号化音声データと通話相手から
受信した受信符号化音声データの情報量を比較して、情
報量が多い方を順次選択して記憶する制御手段(14)
を設けるようにしたことにより、簡易な構成で、通話時
の会話内容を記憶することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は電話装置及び音声記
録方法に関し、例えばCDMA(Code DivisionMultipl
e Access :符号分割多元接続)方式を用いたデイジタ
ルセルラ電話システムの携帯電話機に適用して好適なも
のである。
【0004】
【従来の技術】従来、デイジタルセルラ電話システムに
おいては、通信サービスを提供するエリアを所望の大き
さのセルに分割して当該セル内にそれぞれ固定無線局と
しての基地局を設置し、移動局としての携帯電話機は自
分が存在するセル内の基地局と無線通信するようになさ
れている。その際、携帯電話機と基地局との間の通信方
式としては種々の方式が提案されているが、代表的なも
のとしてCDMA方式と呼ばれる符号分割多元接続方式
がある。このCDMA方式は、送信データに対して乗算
する拡散符号をチヤネル毎に変えることにより同一帯域
での多重チヤネル化を行う方式である。なお、このCD
MA方式の詳細については、TIA(Telecommunicatio
ns Industry Association :通信機械工業会)/EIA
(Electronic Industries Association :電子機械工業
会)によつて規格化されており、IS−95規格として
まとめられている。
【0005】ところでこの種の携帯電話機の中には、通
話時の音声を記録し得るようになされたものがある(以
下、この機能をボイスメモ機能と呼ぶ)。このようなボ
イスメモ機能を有した携帯電話機では、通話時の音声を
後から再生して聞くことができることから、従来のよう
に大事な用件を紙等に書いて記録しなくても、それを後
から容易に確認することができる。
【0006】このようなボイスメモ機能を有した携帯電
話機では、音声信号をデイジタル化した後、その音声デ
ータを圧縮符号化してメモリに記憶し、再生時には、メ
モリから読み出した音声データに伸長復号化を施して出
力するようになされており、これにより記憶する音声デ
ータの情報量を減らして、限られたメモリ容量でも長時
間の音声を記憶し得るようになされている。
【0007】なお、デイジタル方式の携帯電話機では、
音声信号をデイジタル化した後、これを圧縮符号化して
送信するようになされていることから、ボイスメモ機能
を実現する際には、この送信用に設けられたアナログデ
イジタル変換器及び圧縮符号化器を利用して圧縮された
音声データを生成すると共に、受信用に設けられた伸長
復号化器及びデイジタルアナログ変換器を利用して音声
信号を再生するようになされている。
【0008】ところで記録する音声信号としては2種類
ある。1つはこの携帯電話機を使用して話すユーザの音
声信号であり、もう1つは受信した通話相手の音声信号
である。ユーザの音声信号のみを記録する場合、ユーザ
の音声データを圧縮符号化してこれをメモリに記憶し、
再生時にはこのメモリに記憶されている音声データを読
み出して伸長復号化するようにすれば、容易にユーザの
音声を記録するボイスメモ機能を有した携帯電話機を実
現し得る。また通話相手の音声信号のみを記録する場合
には、通話相手から圧縮符号化されて送られてくる音声
データをメモリに記憶し、再生時には、このメモリに記
憶されている音声データを読み出して伸長復号化するよ
うにすれば、容易に通話相手の音声を記録するボイスメ
モ機能を有した携帯電話機を実現し得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる従来の
携帯電話機において、ユーザの音声と通話相手の音声の
両方を記録し得れば、両者の会話そのものを記録し得る
ことから、一方の音声を記録する場合に比して再生時に
大事な用件を一段と分かりやすくすることができ、一段
と使い勝手を向上し得ると思われる。このような両者の
音声を記録するボイスメモ機能を実現する場合には、通
話相手の音声データとユーザの音声データとをそれぞれ
メモリに記憶し、再生時には、このメモリに記憶されて
いる2つの音声データをそれぞれ読み出して伸長復号化
した後、これらを合成して出力すれば、この機能を容易
に実現し得ると思われる。
【0010】ところが単にそれぞれの音声データをメモ
リに記憶し、再生時にそれを読み出して出力するような
構成では、一方の音声データのみを記憶する場合に比し
て、メモリ容量が2倍必要となり、その結果、回路規模
が大きくなつて構成が複雑化することを避け得ない。
【0011】また再生時には、それぞれの音声データを
読み出して伸長復号化しなければならないことから、伸
長復号化器を2つ並列に設けなければならず、この点に
おいても回路規模が大きくなることを避け得ない。な
お、伸長復号化器を2つ設ける代わりに、伸長復号化器
の処理能力を高速化し、1つの伸長復号化器でそれぞれ
の音声データを時分割で復号化する方法も考えられる
が、伸長復号化器の処理能力向上に伴つて制御が複雑に
なると共に、消費電力が増えるといつた新たな別の問題
が発生するおそれがある。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で、通話時の会話内容を記録し得る使い
勝手の向上した電話装置及びそれを実現するための音声
記録方法を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力される音声データを圧縮符号
化する圧縮符号化手段と、圧縮符号化手段から出力され
る符号化音声データを通話相手に送信する送信手段と、
通話相手からの送信信号を受信する受信手段と、受信手
段から出力される受信符号化音声データを伸長復号化し
て出力する伸長復号化手段と、符号化音声データ及び又
は受信符号化音声データを記憶する記憶手段と、符号化
音声データと受信符号化音声データとの情報量を比較し
て、情報量が多い方を順次選択して記憶手段に記憶する
制御手段とを設けるようにする。
【0014】また本発明においては、通話時の音声を記
録するようなされた電話装置の音声記録方法において、
入力される音声データを圧縮符号化することにより得ら
れた符号化音声データと、通話相手から受信した受信符
号化音声データの情報量を比較して、情報量が多い方を
順次選択して記憶するようにする。
【0015】このようにして送信する符号化音声データ
と通話相手から受信した受信符号化音声データの情報量
を比較して、情報量が多い方を順次選択して記憶するよ
うにしたことにより、単にそれぞれの符号化音声データ
を記憶した場合に比してメモリ容量を低減し得ると共
に、会話として必要な部分を優先的に記憶することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0017】図1において、1は全体として本発明を適
用した携帯電話機を示し、送信回路ブロツク2と受信回
路ブロツク3とを有している。通話時、マイクロホン4
から入力されたユーザの音声信号S1は、アナログデイ
ジタル変換器(A/D)5に供給される。アナログデイ
ジタル変換器5は、音声信号S1をアナログデイジタル
変換し、その結果得られる音声データS2を音声符号化
器6に出力する。
【0018】音声符号化器6は、入力される音声データ
S2を所定ビツト毎に順次ブロツク化し(以下、このブ
ロツクをフレームと呼ぶ)、当該音声データS2を1フ
レーム毎に順次所望の伝送レートで圧縮符号化すること
により符号化音声データS3を生成し、これを後段のチ
ヤネル符号化器7に出力する。
【0019】なお、この音声符号化器6は、圧縮符号化
方式として、TIA/EIA/IS−96Bで規格化さ
れているQCELP(Qualcomm Code Excited Linear Pr
edictive Coding)と呼ばれる可変長符号化方式を用い
て、圧縮符号化するようになされている。このQCEL
Pによる符号化方式は、入力される音声データの声質
(具体的には音声エネルギー)に応じて、予め選定され
ている複数の伝送レートの中から1フレーム毎に所望の
伝送レートを選択し、その選択した伝送レートで音声デ
ータを可変長符号化する方式である。
【0020】具体的には図2に示すように、QCELP
方式を用いた音声符号化器6は、20〔ms〕の音声デー
タS2を1フレームとし、当該フレームにおける音声デ
ータの音声エネルギーに応じて、5種類の伝送レート
(8、4、2、1、0〔kbps〕)のうち所望のものを選
択し、この選択した伝送レートでそのフレームの音声デ
ータを可変長符号化して行くことにより、各フレームの
音声データを5種類のビツト数(171、80、40、
16、0)のうち対応するいずれかのビツト数で表し、
これをパケツト化して符号化音声データS3として出力
するようになされている。
【0021】このようにして音声符号化器6は、音声デ
ータS2を1フレーム毎にそれぞれ可変長符号化するこ
とにより、5種類のパケツトタイプ(レート1、1/
2、1/4、1/8及びブランク)のうち、当該フレー
ムの音声エネルギーに応じたパケツトタイプの符号化音
声データS3を生成し、これを後段のチヤネル符号化7
に出力する。
【0022】このような符号化処理が音声符号化器6に
おいて行われることにより、例えばユーザが実際に話し
ているときの音声データS2は高い伝送レートで圧縮符
号化され、逆に背景雑音のみからなる音声データS2は
低い伝送レートで圧縮符号化されることになる。
【0023】チヤネル符号化器7は、図3に示すよう
に、符号化音声データS3の各パケツトの先頭にそのパ
ケツトの伝送レート及びビツト数を示す情報であるフレ
ームモードビツト(FM)を付加すると共に、各パケツ
トの後尾にCRC(Cyclic Redundancy Check) と呼ばれ
る誤り検出ビツトを付加し、その結果得られるブロツク
符号化データに対して畳み込み符号化、インターリーブ
処理、ウオルシユ符号変調処理及びPN符号(Pseudo-r
andom Noise code)による拡散変調処理を施して送信信
号S4を生成し、これを後段の高周波回路8に出力す
る。
【0024】高周波回路8は送信回路及び受信回路から
なり、入力される送信信号S4を内部の送信回路によつ
て所定帯域の送信信号に周波数変換し、その周波数変換
された送信信号に対して電力増幅を施すことにより送信
信号S5を生成し、これをアンテナ9に供給する。これ
により通話時にマイクロホン4から取り込まれた音声信
号S1を示す送信信号S5がアンテナ9から送信され、
基地局に向けて伝送される。
【0025】これに対して通話時に基地局より送信され
た信号は、アンテナ9によつて受信され、受信信号S6
として高周波回路8に入力される。高周波回路8の受信
回路は、受信信号S6を所定帯域の中間周波数信号S7
に周波数変換し、これをチヤネル復号化器10に出力す
る。
【0026】チヤネル復号化器10は、中間周波数信号
S7に対して、PN符号による逆拡散処理、デインター
リーブ処理及びビタビ復号化処理などのデータ処理を1
フレーム毎に施すことにより通信相手から送られてきた
符号化音声データS8を再生し、これを音声復号化器1
1に出力する。なお、この符号化音声データS8は、通
信相手から送信されるときに、QCELPによる圧縮符
号化方式で符号化されたデータであり、音声符号化器6
から出力される符号化音声データS3とほぼ同様のデー
タ構造を有している。
【0027】音声復号化器11は、可変長符号化された
符号化音声データS8を1フレーム毎に順次伸長復号化
することにより通信相手の音声データS9を再生し、こ
れをデイジタルアナログ変換器(D/A)12に出力す
る。デイジタルアナログ変換器12は、音声データS9
をデイジタルアナログ変換することにより通話相手の音
声信号S10を復元し、これをスピーカ13から出力す
る。これにより通話相手の音声をスピーカ13を介して
聞くことができる。
【0028】ここでこの携帯電話機1においては、制御
手段としてのコントローラ14が設けられており、この
コントローラ14から送信回路ブロツク2及び受信回路
ブロツク3の各回路(6、7、10及び11)に対して
制御信号S11、S12、S13及びS14を出力する
ことにより当該回路を制御して上述したような送信動作
及び受信動作を行うと共に、その他各種の動作の制御を
行うようになされている。
【0029】このコントローラ14に対しては通話開始
キー、通話終了キー、メモ録再生キー及びテンキー等か
らなる操作キー15が接続されており、当該操作キー1
5をユーザが操作すると、その操作に応じた操作情報S
15を受け、その操作情報S15に対応した処理をコン
トローラ14が行うようになされている。例えばテンキ
ーから電話番号情報が入力されると共に通話開始キーに
より発呼指示が入力されると、その電話番号に対して発
呼処理を行う。また通話終了キーにより終話指示が入力
されると、通信回線を切断して通話を終了する。またメ
モ録再生キーにより音声記録指示が入力されると通話相
手及びユーザの音声データをメモリ16に記録し、メモ
録再生キーにより再生指示が入力されると記録した音声
データをメモリ16から読み出して出力する。
【0030】ここでメモ録再生キーによつてボイスメモ
機能が指示されたときの処理について具体的に説明す
る。メモ録再生キーによつて音声記録指示が入力された
場合、コントローラ14はユーザの符号化音声データS
3の情報量と通話相手から送られてきた符号化音声デー
タS8の情報量を比較し、情報量の多い方の符号化音声
データS3又はS8を順次選択してメモリ16に記憶す
る。通常、会話においては、一方が話しているときに他
方が相槌を討つていることが多く、両者が同時に話すこ
とは殆どない。従つてこのような記録を行つても、一連
の両者の会話内容をメモリ16に記憶することができ
る。また再生時には、メモリ16の音声データを記憶順
にに順次読み出して出力すれば、メモリ16の音声デー
タは会話の流れに沿つて記憶されていることから、両者
の会話を違和感なく再生することができる。
【0031】この場合、コントローラ14は符号化音声
データS3及びS8の比較を行うとき、フレーム単位で
比較を行うようになされていることから、音声記録指示
がなされているときにはまず符号化音声データS3及び
S8のフレームを検出する。この携帯電話機1において
は、チヤネル復号化器10は中間周波信号S7から1フ
レーム分の符号化音声データS8を得ると、それを示す
フレーム受信情報S16をコントローラ14に出力す
る。従つてコントローラ14は、このフレーム受信情報
S16を監視することにより符号化音声データS3及び
S8のフレームを検出することができる。
【0032】コントローラ14は、フレーム受信情報S
16を基にフレームを検出すると、送信パケツトタイプ
読出信号S17を音声符号化器6に出力すると共に、受
信パケツトタイプ読出信号S18をチヤネル復号化器1
0に出力する。これを受けた音声符号化器6は、この送
信パケツトタイプ読出信号S17に基づいて、フレーム
受信情報S16によつて検出した受信フレームに対応す
る送信フレームを検出し、その送信フレームのパケツト
タイプを示す送信パケツトタイプ情報S19をコントロ
ーラ14に出力する。同様に、チヤネル復号化器10
は、受信パケツトタイプ読出信号S18に基づいて、フ
レーム受信情報S16によつて検出した受信フレームの
先頭に付加されているフレームモードビツトからパケツ
トタイプを検出し、このパケツトタイプを示す受信パケ
ツトタイプ情報S20をコントローラ14に出力する。
【0033】コントローラ14は、音声符号化器6から
供給される送信パケツトタイプ情報S19を基に送信側
の伝送レート(以下、これを送信伝送レートと呼ぶ)を
検出すると共に、チヤネル復号化器10から供給される
受信パケツトタイプ情報S20を基に受信側の伝送レー
ト(以下、これを受信伝送レートと呼ぶ)を検出し、こ
れら検出した送信伝送レートと受信伝送レートとを比較
する。
【0034】その結果、送信伝送レートが受信伝送レー
トより大きい場合には、コントローラ14は、音声符号
化器6から伝送レートの比較対象となつたフレームの符
号化音声データS21を読み出し、これをメモリ16に
書き込み記憶させる。これに対して、送信伝送レートが
受信伝送レートより大きくない場合(送信伝送レートと
受信伝送レートが等しい場合も含む)には、コントロー
ラ14は、チヤネル復号化器10から伝送レートの比較
対象となつたフレームの符号化音声データS22を読み
出し、これをメモリ16に書き込み記憶させる。以下、
同様にしてコントローラ14は、上述したような動作を
フレーム毎に順次繰り返すことにより、音声符号化器6
から得たユーザの符号化音声データS21又はチヤネル
復号化器10から得た通話相手の符号化音声データS2
2を順次メモリ16に書き込み記憶させる。
【0035】これに対してメモ録再生キーにより再生指
示が入力されると、コントローラ14は、メモリ16に
記憶されている符号化音声データS21及びS22を記
憶順に読み出し、これを再生符号化音声データS23と
して音声復号化器11に出力する。音声復号化器11
は、この再生符号化音声データS23を伸長復号化し、
その結果得られる再生音声データS24をデイジタルア
ナログ変換器12に出力する。デイジタルアナログ変換
器12は、再生音声データS24をデイジタルアナログ
変換し、その結果得た再生音声信号S25をスピーカ1
3から出力する。これにより記録されたユーザと通話相
手の会話をスピーカ13を介して聞くことができる。
【0036】ここでこのようなコントローラ14による
音声記録について図4に示すフローチヤートを用いて説
明する。まずステツプSP1から入つたステツプSP2
において、コントローラ14は、チヤネル復号化器10
から供給されるフレーム受信情報S16に基づいて、1
フレーム分の符号化音声データS8がチヤネル復号化器
10において得られたことを検出する。
【0037】次にステツプSP3において、コントロー
ラ14は、フレーム受信情報S16が検出されたときの
受信フレームに対応する送信フレームの送信パケツト情
報S19を音声符号化器6から読み出し、当該送信パケ
ツト情報S19を基に送信伝送レートを検出する。さら
にステツプSP4において、コントローラ14は、フレ
ーム受信情報S16が検出されたときの受信フレームの
受信パケツト情報S20をチヤネル復号化器10から読
み出し、当該受信パケツト情報S20を基に受信伝送レ
ートを検出する。
【0038】そしてステツプSP5において、コントロ
ーラ14は、受信伝送レートと送信伝送レートとを比較
する。その結果、受信伝送レートが送信伝送レートより
大きい場合、又は受信伝送レートが送信伝送レートと等
しい場合には、コントローラ14は、ステツプSP6に
移行し、受信伝送レートが送信伝送レートより小さい場
合には、コントローラ14は、ステツプSP7に移行す
る。
【0039】ステツプSP6において、コントローラ1
4は、チヤネル復号化器10から受信した通話相手の符
号化音声データS22を読み出し、これをメモリ16に
書き込み記憶させる。一方、ステツプSP7において
は、コントローラ14は、音声符号化器6から送信する
ユーザの符号化音声データS21を読み出し、これをメ
モリ16に書き込み記憶させる。この処理を終えると、
コントローラ14はステツプSP2に戻り、次のフレー
ムを受信する度に以下同様の処理を繰り返して、送信す
るユーザの符号化音声データS21及び受信した通話相
手の符号化音声データS21、S22を記録する。
【0040】以上の構成において、この携帯電話機1の
場合には、ユーザの音声データS2を音声符号化器6に
よつて可変長符号化する。この場合、音声符号化器6
は、音声データS2の音声エネルギーに応じて所望の伝
送レートを選び、その選択した伝送レートで可変長符号
化する。一方、通話相手から送られてくる符号化音声デ
ータS8も、同様の音声符号化器によつて可変長符号化
されている。
【0041】このような可変長符号化を行つた場合、話
者が話しているときの音声データは高伝送レートで符号
化されて高ビツトに符号化されるのに対し、話者が話し
ておらず、周囲の背景雑音だけから音声データが形成さ
れるときには当該音声データは低伝送レートで符号化さ
れて低ビツトに符号化される。
【0042】また通常、会話においては、一方が話して
いるときには他方はその話を聞いて相槌等を打つている
ことが多く、同時に話していることは殆どない。これら
の点を考慮すると、送信する符号化音声データS3の伝
送レートと通話相手から受信した符号化音声データS8
の伝送レートとを比較すると、どちらが話しているかを
容易に検出し得るし、伝送レートの大きい方を選んでつ
なぎ合わせて行けば、会話をほぼ正確に再現することが
できる。
【0043】このためこの携帯電話機1においては、コ
ントローラ14によつて、送信する符号化音声データS
3のパケツトタイプを調べると共に、受信した通話相手
の符号化音声データS8のパケツトタイプを調べること
により、それぞれの伝送レートを調べ、その調べた伝送
レートを比較することにより、ユーザと通話相手のいず
れが話しているかを検出する。そしてその比較の結果、
話していると思われる方の符号化音声データS3(符号
化音声データS21)又は符号化音声データS8(符号
化音声データS22)を順次選択してメモリ16に記憶
する。
【0044】このような音声記録を行うことにより、メ
モリ16には、無音部分等、不要な部分が比較的削除さ
れ、会話として必要な部分が優先的に選択されて記憶さ
れると共に、その会話部分がその会話の時間的流れに合
わせて記憶される。このため再生時には、メモリ16か
ら順番に符号化音声データS23を読み出して、これを
音声復号化器11で伸長復号化すれば、容易に会話を復
元することができる。
【0045】なお、稀にユーザの符号化音声データS3
と受信した通話相手の符号化音声データS8の伝送レー
トが等しい場合があるが、この場合には、ユーザと通話
相手の重要度を考慮して通話相手の符号化音声データS
8の方を選択して記憶するようになつていることから、
通話相手が話した重要な用件は全て記録し得、大事な用
件が漏れてしまうことを未然に防止し得る。
【0046】このようにして携帯電話機1では、ユーザ
側の符号化音声データS3と通話相手側の符号化音声デ
ータS8のうち、伝送レートの高い方を1フレーム毎に
選択してメモリ16に記憶するようにしたことにより、
符号化音声データS3、S8のうちいずれか一方のみを
記憶するだけで良いことから、単純に両方の符号化音声
データをそれぞれ記憶する場合に比して、メモリ容量を
少なくすることができ、回路規模が増大することを未然
に防止し得る。
【0047】またこの携帯電話機1では、ユーザ側の符
号化音声データS3と通話相手側の符号化音声データS
8のうち、伝送レートの高い方のみをメモリ16に記憶
したことにより、再生時には、メモリ16に記憶されて
いるものを順次読み出すだけで会話内容を再生すること
ができる。これによりこの携帯電話機1では、ユーザ側
の符号化音声データと通話相手側の符号化音声データと
を単純に両方とも記憶して再生する場合のように、別の
音声復号化器を新たに追加したり、音声復号化器を高速
に2回動作させる必要がないので、回路規模が増大する
ことや消費電力が大きくなる等といつた問題を未然に防
止し得る。
【0048】以上の構成によれば、ユーザ側の符号化音
声データS3と通話相手側の符号化音声データS8のう
ち、伝送レートの高い方の符号化音声データを順次選択
してメモリ16に記憶するようにしたことにより、不要
な部分を削除して実際に必要な会話部分を優先的に記録
し得、かくして簡易な構成で、通話時の会話内容を記録
し得る使い勝手の向上した携帯電話機1を実現すること
ができる。
【0049】なお上述の実施の形態においては、圧縮符
号化方式として、QCELP方式を適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えばTIA/E
IA/IS−127で規格化されているEVRC(Enhan
ced Variable Rate Codec)方式のように、音声データを
所定のデータ単位毎に音声エネルギーに応じた所望の伝
送レートで可変長符号化するような可変レート符号化方
式を適用しても上述の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
【0050】また上述の実施の形態においては、送信す
る符号化音声データS3と受信した通話相手の符号化音
声データS8の伝送レートをフレーム毎に比較すること
により話している方を検出した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、送信する符号化音声データS3
と受信した通話相手の符号化音声データS8のビツト数
をフレームモードビツトを基に比較することにより話し
ている方を検出するようにしても良い。要は、送信する
符号化音声データと受信した符号化音声データのうち情
報量の多い方のデータを選択して記憶するようにすれ
ば、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0051】また上述の実施の形態においては、送信す
る符号化音声データS3と受信した通話相手からの符号
化音声データS8の伝送レートを比較して、伝送レート
の大きいを方を記憶した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、送信する符号化音声データと受信した
通話相手からの符号化音声データの情報量を比較して、
情報量が多い方を選択して記憶すると共に、いずれの符
号化音声データも所定の閾値よりも情報量が少なけれ
ば、両方とも記憶しないようにしても良い。このように
すれば、完全に無音部分を削除することができ、一段と
メモリ容量を低減することができる。
【0052】また上述の実施の形態においては、本発明
を、CDMA方式を用いた携帯電話機1に適用した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、TDMA
(TimeDivision Multiple Access :時分割多元接続)
方式等、その他の方式を用いた携帯電話機に適用するよ
うにしても良い。またこれに限らず、話者が話している
か否かによつて符号化音声データの情報量が変わるよう
な圧縮符号化を行うような電話装置であれば、その他の
電話装置にも広く適用することができる。
【0053】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、送信する
符号化音声データと通話相手から受信した受信符号化音
声データの情報量を比較して、情報量が多い方を順次選
択して記憶するようにしたことにより、簡易な構成で、
通話時の会話内容を記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による携帯電話機の構成
を示すブロツク図である。
【図2】音声符号化器による可変長符号化の動作説明に
供する図表である。
【図3】符号化音声データのデータ構造を示す略線図で
ある。
【図4】音声記録時の動作手順を示すフローチヤートで
ある。
【符号の説明】
1……携帯電話機、2……送信回路ブロツク、3……受
信回路ブロツク、5……アナログデイジタル変換器、6
……音声符号化器、7……チヤネル符号化器、8……高
周波回路、10……チヤネル復号化器、11……音声復
号化器、12……デイジタルアナログ変換器、14……
コントローラ、15……操作キー、16……メモリ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される音声データを圧縮符号化する圧
    縮符号化手段と、 上記圧縮符号化手段から出力される符号化音声データを
    通話相手に送信する送信手段と、 通話相手からの送信信号を受信する受信手段と、 上記受信手段から出力される受信符号化音声データを伸
    長復号化して出力する伸長復号化手段と、 上記符号化音声データ及び又は上記受信符号化音声デー
    タを記憶する記憶手段と、 上記符号化音声データと上記受信符号化音声データとの
    情報量を比較して、情報量が多い方を順次選択して上記
    記憶手段に記憶する制御手段とを具えることを特徴とす
    る電話装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、 所定の操作手段から記録指示を示す操作情報を受けたと
    き、上記符号化音声データと上記受信符号化音声データ
    との情報量を比較して、情報量が多い方を順次選択して
    上記記憶手段に記憶し、 上記操作手段から再生指示を示す操作情報を受けたと
    き、上記記憶手段に記憶された上記符号化音声データ及
    び又は上記受信符号化音声データを記憶順に読出し、上
    記伸長復号化手段によつて伸長復号化することを特徴と
    する請求項1に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、 上記符号化音声データと上記受信符号化音声データとの
    情報量が等しい場合には、当該受信符号化音声データを
    選択して上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求
    項1に記載の電話装置。
  4. 【請求項4】上記符号化音声データ及び上記受信符号化
    音声データは、可変長符号化されたデータであることを
    特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、 上記符号化音声データ及び上記受信符号化音声データの
    所定単位毎の伝送レート又はビツト数に基づいて情報量
    を比較することを特徴とする請求項1に記載の電話装
    置。
  6. 【請求項6】通話時の音声を記録するようなされた電話
    装置の音声記録方法において、 入力される音声データを圧縮符号化することにより得ら
    れた符号化音声データと、通話相手から受信した受信符
    号化音声データの情報量を比較して、情報量が多い方を
    順次選択して記憶することを特徴とする音声記録方法。
  7. 【請求項7】上記符号化音声データと上記受信符号化音
    声データとの情報量が等しい場合には、当該受信符号化
    音声データを選択して記憶することを特徴とする請求項
    6に記載の音声記録方法。
  8. 【請求項8】上記符号化音声データ及び上記受信符号化
    音声データは、可変長符号化されたデータであることを
    特徴とする請求項6に記載の音声記録方法。
  9. 【請求項9】上記符号化音声データ及び上記受信符号化
    音声データの所定単位毎の伝送レート又はビツト数に基
    づいて情報量を比較することを特徴とする請求項6に記
    載の音声記録方法。
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