JPH11163727A - D/a変換器 - Google Patents

D/a変換器

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JPH11163727A
JPH11163727A JP32407697A JP32407697A JPH11163727A JP H11163727 A JPH11163727 A JP H11163727A JP 32407697 A JP32407697 A JP 32407697A JP 32407697 A JP32407697 A JP 32407697A JP H11163727 A JPH11163727 A JP H11163727A
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JP
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converter
differential
circuit
current
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JP32407697A
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Hirosuke Kuwabara
啓輔 桑原
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】相互コンダクタンスの不整合を補償して直線性
を改善することが可能なD/A変換器を実現する。 【解決手段】 上位ビット用D/A変換器と下位ビット
用D/A変換器とを分離して、上位ビット用D/A変換
器及び下位ビット用D/A変換器の出力を加算して分解
能を上げるD/A変換器において、上位ビットのディジ
タル入力信号をアナログ出力信号に変換する上位ビット
用D/A変換器と、下位ビットのディジタル入力信号に
基づいて各々相互コンダクタンスを重み付けされた差動
回路を制御して下位ビットのディジタル入力信号を変換
すると共に、この変換出力を上位ビット用D/A変換器
の出力と加算する下位ビット用D/A変換器と、相互コ
ンダクタンスの比の不整合により下位ビット用D/A変
換器に生じる差分電流を補償する補償電流出力信号を下
位ビットのディジタル入力信号に基づき発生させ下位ビ
ット用D/A変換器に加算する補償電流発生手段とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高分解能D/A変換
器に関し、特に回路規模が小さく、多チャンネル入力型
のD/A変換器の集積に有効なD/A変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高分解能D/A変換器を構成する
方式としては「電流重み付けD/A変換器」、「R−2
R型D/A変換器」、「PWM型D/A変換器」若しく
は「ΣΔ型D/A変換器」等が存在する。
【0003】「電流重み付けD/A変換器」及び「R−
2R型D/A変換器」では高速に高分解能のアナログ出
力を出力することが可能で、一方、「PWM型D/A変
換器」及び「ΣΔ型D/A変換器」では高精度素子が不
要で安価であると言った特徴がある。
【0004】また、本願出願人の出願に係る「特願平8
−311892号」では上位ビット用D/A変換器の出
力に下位ビット用D/A変換器の出力を加算することに
より分解能を向上させるD/A変換器が記載されてい
る。
【0005】図3は前記出願に記載された従来例の一例
を示す構成回路図である。図3において1及び2は抵抗
アレイ、3及び4は「タップ方式」によるD/A変換
器、5,6,7,8及び9はそれぞれ相互コンダクタン
スを重み付けした一対のトランジスタ及び定電流源から
構成される差動回路、10は差動回路9と同一の相互コ
ンダクタンスを有する一対のトランジスタ、カスコード
トランジスタ及び定電流源から構成される差動回路、1
1は演算増幅器、12a,12b,12c及び12dは
スイッチ回路である。
【0006】また、100,101及び102はそれぞ
れディジタル入力信号であり、100が上位ビット、1
01が中位ビット、102が下位ビットであり、103
がアナログ出力信号である。さらに、5〜11及び12
a〜12dはD/A変換器50を構成している。
【0007】抵抗アレイ1の一端には基準電圧が印加さ
れ、抵抗アレイ1の他端は抵抗アレイ2の一端に接続さ
れ、抵抗アレイ2の他端は接地される。また、抵抗アレ
イ1の各タップ電圧は上位ビット用のD/A変換器3
に、抵抗アレイ2の各タップ電圧は下位ビット用のD/
A変換器4にそれぞれ接続される。
【0008】D/A変換器3の出力”Vmain”が差
動回路5〜9の一方の入力端子、スイッチ回路12a〜
12dの一方の入力端子にそれぞれ接続される。
【0009】さらに、上位ビット用のD/A変換器3の
出力として選択されたタップ電圧”Vmain”に隣接
するタップ電圧”V2nd”がスイッチ回路12a〜1
2dの他方の入力端子に接続される。そして、スイッチ
回路12a〜12dの出力は差動回路6〜9の他方の入
力端子に接続される。
【0010】下位ビット用のD/A変換器4の出力”V
3rd”は差動回路10の一方の入力端子に接続され、
差動回路10の他方の入力端子は接地される。
【0011】差動回路5の一方の出力は差動回路6,
7,8,9及び10の一方の出力及び演算増幅器11の
一方の入力端子にそれぞれ接続される。また、差動回路
5の他方の出力は差動回路6,7,8,9及び10の他
方の出力及び演算増幅器11の他方の入力端子にそれぞ
れ接続される。
【0012】演算増幅器11はアナログ出力信号103
を出力すると共に差動回路5の他方の入力端子に接続さ
れる。また、差動回路10を構成するカスコードトラン
ジスタのゲートには上位ビットのD/A変換器3の出
力”Vmain”が印加される。
【0013】さらに、D/A変換器3及び4にはディジ
タル入力信号100及び102がそれぞれ接続され、デ
ィジタル入力信号101はそれぞれスイッチ回路12a
〜12dの制御端子に接続される。
【0014】ここで、図3に示す従来例の動作を説明す
る。差動回路5,6,7,8及び9の相互コンダクタン
スはそれぞれ”16”,”8”,”4”,”2”及び”
1”と重み付けられている。また、差動回路5はアナロ
グ出力信号103が負帰還されて1倍のバッファ回路と
して機能する。
【0015】差動回路6,7,8及び9の一方の入力端
子には”Vmain”が印加され、他方の入力端子には
スイッチ回路12a〜12dにより”Vmain”若し
くは”V2nd”が印加される。言い換えれば、差動回
路6〜9に印加される差動電圧は”0”若しくは”V2
nd−Vmain”となる。
【0016】但し、差動回路5〜9の相互コンダクタン
スは互いに重み付けられているので差動電圧を相互コン
ダクタンスの比で割った電圧がアナログ出力信号103
に加算されることになる。
【0017】例えば、スイッチ回路12a〜12d及び
D/A変換器4により差動回路6〜10の差動電圧が”
0”の場合、差動回路5は1倍のバッファ回路として動
作するので、アナログ出力信号103は一方の入力端子
に印加された”Vmain”となる。
【0018】また、例えば、スイッチ回路12aにより
差動回路6の差動電圧が”V2nd−Vmain”とな
るとアナログ出力信号103は差動電圧を相互コンダク
タンスの比で割った電圧が加算され、 Vmain+8/16(V2nd−Vmain) =Vmain+1/2(V2nd−Vmain) (1) となる。
【0019】すなわち、差動回路5〜9は前述のように
相互コンダクタンスの比率が”1/2”づつ変化して行
くので上位ビット用のD/A変換器3の出力に中位ビッ
ト用のD/A変換器50の出力を加算することが可能に
なる。
【0020】例えば、スイッチ回路12a〜12dによ
り差動回路6〜9の差動電圧が”0”若しくは”V2n
d−Vmain”となるとアナログ出力信号103に
は、”0”〜”15/16(V2nd−Vmain)”
までの電圧が”1/16(V2nd−Vmain)”刻
みで加算されることになる。
【0021】この場合、上位ビットのディジタル入力信
号100の”6ビット”と中位ビットのディジタル入力
信号101の”4ビット”の合わせて”10ビット”の
分解能を有することになる。但し、下位ビットに関する
動作にについては説明は省略する。
【0022】この結果、上位ビット用のD/A変換器の
出力に中位ビット用のD/A変換器の出力を加算するこ
とにより分解能を向上させることが可能になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、D/A変換器
50において直線性を維持するためにはD/A変換器5
0を構成する差動回路5〜9の相互コンダクタンスの比
を前述のように一定に保つことが必要である。このため
には各差動回路5〜9の動作電圧が同一である必要があ
る。
【0024】差動回路6〜9に関しては差動電圧は”
0”若しくは”V2nd−Vmain”であるのに対し
て、差動回路5はアナログ出力信号103が帰還される
ので”0”〜”15/16(V2nd−Vmain)”
の範囲で変化してしまい差動回路5と差動回路6〜9と
の間で差動電圧の違いが生じる。
【0025】すなわち、この差動電圧の違いに起因して
相互コンダクタンスの比に不整合が生じてD/A変換器
の直線性を悪化させてしまうと言った問題点があった。
特に、D/A変換器の直線性が最も悪化するのは差動回
路5と差動回路6〜9の差動電圧の差が最も大きくなる
設定である。
【0026】例えば、中位ビットのディジタル入力信号
101のコードが”1000”の場合、差動回路5には
一方の入力端子に”Vmain”が他方の入力端子には
前述のように”Vmain+1/2(V2nd−Vma
in)”が印加されるので差動電圧は”1/2(V2n
d−Vmain)”となる。一方、差動回路6,7,8
及び9の差動電圧は”V2nd−Vmain”、”
0”,”0”及び”0”である。
【0027】すなわち、差動回路5と差動回路6〜9の
差動電圧の差は互いに”1/2(V2nd−Vmai
n)”と最大になり、D/A変換器の直線性が最も悪化
していしまう。従って本発明が解決しようとする課題
は、相互コンダクタンスの不整合を補償して直線性を改
善することが可能なD/A変換器を実現することにあ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、上位ビ
ット用D/A変換器と下位ビット用D/A変換器とを分
離して、前記上位ビット用D/A変換器及び前記下位ビ
ット用D/A変換器の出力を加算して分解能を上げるD
/A変換器において、上位ビットのディジタル入力信号
をアナログ出力信号に変換する上位ビット用D/A変換
器と、下位ビットのディジタル入力信号に基づいて各々
相互コンダクタンスを重み付けされた差動回路を制御し
て下位ビットのディジタル入力信号を変換すると共に、
この変換出力を前記上位ビット用D/A変換器の出力と
加算する下位ビット用D/A変換器と、前記相互コンダ
クタンスの比の不整合により前記下位ビット用D/A変
換器に生じる差分電流を補償する補償電流出力信号を前
記下位ビットのディジタル入力信号に基づき発生させ前
記下位ビット用D/A変換器に加算する補償電流発生手
段とを備えたことにより、相互コンダクタンスの不整合
を補償して直線性を改善することが可能になる。
【0029】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であるD/A変換器において、前記補償電流発生手段
が、差動電圧差が最大になるように入力電圧が設定され
各々相互コンダクタンスを重み付けされた第1及び第2
の差動回路と、前記第1及び第2の差動回路の出力が入
力端子及び出力端子に接続され前記2つの出力の差分電
流を発生させる電流ミラー回路と、前記下位ビットのデ
ィジタル入力信号をデコードして出力制御信号を出力す
るデコード回路と、前記出力制御信号に基づきその増幅
率を変化させて前記差分電流を増幅して補償電流出力信
号として出力する電流増幅回路とから構成することによ
り、相互コンダクタンスの不整合を補償して直線性を改
善することが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係るD/A変換器の一実施例
を示す回路図であり、1〜11,12a〜12d,5
0,100,101及び102は図3と同一符号を付し
てある。また、接続関係について図3に示す従来例と同
様の部分の説明は省略する。
【0031】図1において13及び14は一対のトラン
ジスタ及び定電流源から構成される差動回路、15は電
流ミラー回路、16は電流ミラー回路等により構成され
る増幅率可変の電流増幅回路、17はデコード回路,1
03aはアナログ出力信号、104は補償電流出力信号
である。また、13〜17は補償電流発生手段51を構
成している。
【0032】中位ビットのディジタル入力信号101は
デコード回路17に接続され、デコード回路17の出力
は電流増幅回路16の制御端子に接続される。差動回路
13及び14の一方の入力端子は接地され、差動回路1
3及び14の他方の入力端子には図1中”イ”及び”
ロ”に示すタップ電圧”V1”及び”V2”が接続され
る。
【0033】差動回路13の一方の出力は電流ミラー回
路15の入力端子に接続され、差動回路14の一方の出
力は電流ミラー回路15の出力端子及び電流増幅回路1
6の入力端子にそれぞれ接続される。また、差動回路1
3及び14の他方の出力は接地される。(←★★この表
現で良いですか(特に電流ミラーの端子の名称)?★
★)
【0034】さらに、電流増幅回路16の出力は補償電
流出力信号104として差動回路5のアナログ出力信号
103aが帰還される側のトランジスタのドレインに接
続される。
【0035】ここで、図1に示す実施例の動作を図2を
用いて説明する。図2はデコード回路17の入力コード
と出力制御信号の関係を示す表である。差動回路13及
び14の相互コンダクタンスは差動回路5の相互コンダ
クタンスに対してそれぞれ”1”及び”2”と重み付け
られている。
【0036】また、抵抗アレイ1の各抵抗値は”8
R”、抵抗アレイ2は8本の抵抗から構成され各抵抗値
は”R”であるので、図1中”イ”に示すタップ電圧”
V1”は抵抗アレイ1の隣接するタップ間電圧の差電圧
に等しくなる。すなわち、図1中”イ”に示すタップ電
圧”V1”は”V2nd−Vmain”となる。
【0037】同様に、図1中”ロ”に示すタップ電圧”
V2”は図1中”イ”に示すタップ電圧”V1”を1/
2にした電圧に等しくなるので、図1中”ロ”に示すタ
ップ電圧”V2”は”1/2(V2nd−Vmai
n)”となる。
【0038】このため、差動回路13及び14の差動電
圧は”V2nd−Vmain”及び”1/2(V2nd
−Vmain)”となり、中位ビットのディジタル入力
信号101のコードが”1000”の場合の差動回路6
及び5に生じる差動電圧と同様の関係になる。
【0039】差動回路13及び14の差動電圧の比は”
1:2”であり、相互コンダクタンスの比は”1:2”
であるので、差動回路13及び14の出力電流”I1”
及び”I2”は理想的には等しくなる。但し、両者の差
動電圧が異なるため”I1”及び”I2”は等しくなら
ず差分電流”I1−I2”が生じることになる。
【0040】この時、電流ミラー回路15の入力端子に
は差動回路13の出力電流である”I1”が印加され、
電流ミラー回路15の出力端子には差動回路14の出力
電流である”I2”が印加されているので、電流増幅回
路16には前記差分電流”I1−I2”が印加されるこ
とになる。
【0041】電流増幅回路16はデコーダ回路17の出
力制御信号により増幅率を変化させて補償電流出力信号
104として出力する。図2から分かるように、例え
ば、中位ビットのディジタル入力信号101のコード
が”0000”,”0001”…”0111”及び”1
000”であれば、増幅率をそれぞれ”0”,”1”
…”7”及び”8”として前記差分電流”I1−I2”
を増幅して補償電流出力信号104として出力する。
【0042】また、例えば、中位ビットのディジタル入
力信号101のコードが”1001”,”1010”
…”1110”及び”1111”であれば、増幅率をそ
れぞれ”7”,”6”…”2”及び”1”として前記差
分電流”I1−I2”を増幅して補償電流出力信号10
4として出力する。
【0043】一方、中位ビットのディジタル入力信号1
01のコードが”1000”の場合前述のように差動回
路5と差動回路6〜9の差動電圧の差は互いに”1/2
(V2nd−Vmain)”となる。
【0044】この時、差動回路6及び5の相互コンダク
タンスの比は”1:2”であり、差動回路6の”V2n
d”が印加された側のトランジスタの出力電流”I
1’”及び差動回路5のアナログ出力信号103aが帰
還された側のトランジスタの出力電流”I2’”は理想
的には等しくなる。但し、実際には両者の差動電圧が異
なるため”I1’”及び”I2’”は等しくならず差分
電流”I1’−I2’”が生じることになる。
【0045】中位ビットのディジタル入力信号101の
コードが”1000”であるので図2から補償電流出力
信号104は”8×(I1−I2)”として差動回路5
のアナログ出力信号103aが帰還された側のトランジ
スタの出力電流に印加される。
【0046】ここで、差動回路5と差動回路14との相
互コンダクタンスの比は”16:2”であり、両者の差
動電圧は”1/2(V2nd−Vmain)”と等しい
のでそれぞれの出力電流の関係は”I1’=8×I1”
となる。同様に差動回路6と差動回路13との出力電流
の関係は”I2’=8×I2”となる。
【0047】差動回路5のアナログ出力信号103aが
帰還された側のトランジスタの出力電流”I2’”には
補償電流出力信号104が印加されるので、 I2’+8×(I1−I2) =I2’+I1’−I2’ =I1’ (2) となる。
【0048】従って、差動回路5のアナログ出力信号1
03aが帰還された側のトランジスタの出力電流は差動
回路6の”V2nd”が印加された側のトランジスタの
出力電流”I1’”に等しくなる。言い換えれば、差動
回路5及び6の出力電流の差分電流が”0”になるので
相互コンダクタンスの不整合が補償されてD/A変換機
の直線性が改善されることになる。
【0049】また、中位ビットのディジタル入力信号1
01のコードが”1000”以外の場合は電流増幅回路
16はデコーダ回路17からの出力制御信号に基づ
き、”1000”と”0000”との間、及び”100
0”と”1111”との間をそれぞれ直線近似して補償
電流出力信号104を発生させている。
【0050】この結果、D/A変換器の直線性が最も悪
化する差動電圧の条件で動作する2つの差動回路を設け
てその差分電流を発生させ、中位ビット101のコード
に基づき増幅率を変化させて、それぞれ相互コンダクタ
ンスを重み付けした一対のトランジスタ及び定電流源か
ら構成される差動回路から構成されるD/A変換器に加
算することにより、相互コンダクタンスの不整合を補償
して直線性を改善することが可能になる。
【0051】なお、図1の説明に際しては上位ビットの
ディジタル入力信号100,中位ビットのディジタル入
力信号101及び下位ビットのディジタル入力信号10
2を変換するD/A変換器3,50及び4を例示した
が、勿論、D/A変換器50を下位ビット用のD/A変
換器として用いても構わない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1及び請
求項2の発明によれば、D/A変換器の直線性が最も悪
化する差動電圧の条件で動作する2つの差動回路を設け
てその差分電流を発生させ、下位ビットのコードに基づ
き増幅率を変化させて、下位ビット用のD/A変換器に
加算することにより、相互コンダクタンスの不整合を補
償して直線性を改善することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るD/A変換器の一実施例を示す回
路図である。
【図2】デコード回路の入力コードと出力制御信号の関
係を示す表である。
【図3】従来例の一例を示す構成回路図である。
【符号の説明】
1,2 抵抗アレイ 3,4,50 D/A変換器 5,6,7,8,9,10,13,14 差動回路 11 演算増幅器 12a,12b,12c,12d スイッチ回路 15 電流ミラー回路 16 電流増幅回路 17 デコード回路 51 補償電流発生手段 100,101,102 ディジタル入力信号 103,103a アナログ出力信号 104 補償電流出力信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位ビット用D/A変換器と下位ビット用
    D/A変換器とを分離して、前記上位ビット用D/A変
    換器及び前記下位ビット用D/A変換器の出力を加算し
    て分解能を上げるD/A変換器において、 上位ビットのディジタル入力信号をアナログ出力信号に
    変換する上位ビット用D/A変換器と、 下位ビットのディジタル入力信号に基づいて各々相互コ
    ンダクタンスを重み付けされた差動回路を制御して下位
    ビットのディジタル入力信号を変換すると共に、この変
    換出力を前記上位ビット用D/A変換器の出力と加算す
    る下位ビット用D/A変換器と、 前記相互コンダクタンスの比の不整合により前記下位ビ
    ット用D/A変換器に生じる差分電流を補償する補償電
    流出力信号を前記下位ビットのディジタル入力信号に基
    づき発生させ前記下位ビット用D/A変換器に加算する
    補償電流発生手段とを備えたことを特徴とするD/A変
    換器。
  2. 【請求項2】前記補償電流発生手段が、 差動電圧差が最大になるように入力電圧が設定され各々
    相互コンダクタンスを重み付けされた第1及び第2の差
    動回路と、 前記第1及び第2の差動回路の出力が入力端子及び出力
    端子に接続され前記2つの出力の差分電流を発生させる
    電流ミラー回路と、 前記下位ビットのディジタル入力信号をデコードして出
    力制御信号を出力するデコード回路と、 前記出力制御信号に基づきその増幅率を変化させて前記
    差分電流を増幅して補償電流出力信号として出力する電
    流増幅回路とから構成されたことを特徴とする請求項1
    記載のD/A変換器。
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