JPH11160748A - 光学機器のブレ防止装置 - Google Patents

光学機器のブレ防止装置

Info

Publication number
JPH11160748A
JPH11160748A JP32301997A JP32301997A JPH11160748A JP H11160748 A JPH11160748 A JP H11160748A JP 32301997 A JP32301997 A JP 32301997A JP 32301997 A JP32301997 A JP 32301997A JP H11160748 A JPH11160748 A JP H11160748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shake
main body
holding
unit
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32301997A
Other languages
English (en)
Inventor
Keigo Ito
圭吾 伊藤
Yoshiaki Matsuzawa
良紀 松澤
Akira Watanabe
章 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP32301997A priority Critical patent/JPH11160748A/ja
Publication of JPH11160748A publication Critical patent/JPH11160748A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動部におけるガタやバックラッシュをなくす
ことができる光学機器のブレ防止装置を提供する。 【解決手段】観察若しくは撮影のための光学手段を有す
る光学機器2と、この光学機器2のブレ量を検出するブ
レ検出手段1と、光学機器2とは別体に構成された光学
機器2の保持手段5と、光学機器2と保持手段5を連結
するとともに、光学機器2と保持手段5とを相対的に駆
動する保持部駆動手段4と、ブレ検出手段1により検出
されたブレ量に基づいて、光学機器2のブレを打ち消す
ように保持部駆動手段4を制御する駆動制御手段3と、
保持部駆動手段4による光学機器2と保持手段5の相対
的な駆動方向のいずれか一方に、光学機器2に対して保
持手段5を付勢する付勢手段6とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学機器のブレ防止
装置に関し、特に、カメラやVTR等の光学撮影機器及
び望遠鏡や双眼鏡等の光学観察機器などの光学機器の使
用時において、撮影者による手ブレに起因する撮影や観
察の不具合を改善する光学機器の手ブレ防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、操作者が光学機器を手持ちで使
用するときに生じる手ブレ量は1deg程度であるとい
われているが、このような手ブレに起因する不具合を改
善するために本出願人は種々の考案、提案をしている。
【0003】例えば、特願平08-303221 号には、光学系
本体と手ブレ防止のための防振保持部とを同時に持ち、
使用する光学装置の手ブレを防止する装置を提案してい
る。これは、光学系本体上の手ブレセンサの出力が小さ
くなるように防振保持部を駆動するものである。これ
は、特殊な光学系を必要としない汎用的な手ブレ防止装
置であり、また、カメラにおいては、撮影光学系と観察
光学系の光軸が一致したままの構成で手ブレ防止するた
め、使いやすい手ブレ防止方法である。
【0004】また、特願平08-329646 号には、1軸の手
ブレ防止につき、相反する方向に駆動する2つのアクチ
ュエータを用い、これらの出力の加算値により防振保持
部を駆動することで手ブレ防止を行う手法を提案してい
る。これは、駆動部におけるバックラッシュを無くした
手ブレ防止装置であり、駆動力が防振保持部に常に伝達
でき、迅速な手ブレ防止が行えるようになっている。し
かしながら、この公報では1軸の手ブレ防止につき2つ
のアクチュエータを用いるので、駆動機構が複雑になる
という欠点がある。
【0005】そこで、特願平09-117263 号には1軸を1
つのモータで駆動、制御することで特願平08-303221 号
に提案されている手段を改良し、保持部が変位する事で
手ブレ防止を行う、小型で起動性に富む汎用性の高い手
ブレ装置において、持ち易く使い勝手の良い、操作感が
従来の物と大きく変わらない、光学機器の手ブレ防止方
法を提案している。この手ブレ防止方法は、双眼鏡等の
観察光学機器以外、例えばカメラにも応用可能であり、
従来のカメラの操作感、保持方法に近いカメラの手ブレ
防止装置を提供している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
09-117263 号 に提案された装置は、駆動部における減
速ギアーでのガタやバックラッシュにより誤動作してし
まう可能性がある。本発明の光学機器の手ブレ防止装置
はこのような課題に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、駆動部におけるガタやバックラッ
シュをなくすことができる光学機器のブレ防止装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明に係る光学機器のブレ防止装置は、観
察若しくは撮影のための光学手段を有する機器本体と、
この機器本体のブレ量を検出するブレ検出手段と、上記
機器本体とは別体に構成された上記機器本体の保持手段
と、上記機器本体と保持手段とを連結するとともに、上
記機器本体と保持手段とを相対的に駆動する駆動手段
と、上記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づい
て、上記機器本体のブレを打ち消すように上記駆動手段
を制御する制御手段と、上記機器本体に対して所定の方
向に上記保持手段を付勢する付勢手段とを具備する。
【0008】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、ブレ検出手段を有する光学機器本体と、この光学機
器本体とともに把持可能な保持手段と、上記光学機器本
体と保持手段を上記ブレ検出手段の出力に基づいて相対
的に防振駆動する駆動手段とを有する光学機器のブレ防
止装置において、上記駆動手段に生ずるバックラッシュ
を防止するバックラッシュ防止手段を有している。
【0009】また、第3の発明は、第2の発明におい
て、上記バックラッシュ防止手段は、上記防振駆動する
方向の何れか一方に上記機器本体に対して保持手段を付
勢する付勢手段である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は本実施形態に係るブレ
防止装置(手ブレ防止グリップ)の概略を説明するため
のブロック図であり、光学機器2はブレ検出手段1と駆
動制御手段3とを具備し、光学機器2には保持部駆動手
段4、付勢手段6、保持手段5とが順に接続されてい
る。
【0011】以下に、上記構成における手ブレ防止装置
の作用を示す。操作者が光学機器2を持った場合に発生
する手ブレ量は、ブレ検出手段1で検出される。ブレ検
出手段1で検出した手ブレ量は、駆動制御手段3に入力
される。駆動制御手段3では、検出した手ブレ量に応じ
て保持部駆動手段4の制御量を決定する。保持部駆動手
段4はこの制御量だけ保持手段5を駆動して光学機器2
の手ブレを打ち消す。
【0012】保持部駆動手段4が保持手段5を駆動する
方向のうち、少なくとも一方向については付勢手段6に
より付勢し、保持手段5に伝達する。操作者は保持手段
5により光学機器2を保持しているので、保持手段5の
移動により光学機器2は保持手段5の駆動方向と逆の方
向に移動する。光学機器2が移動した直後の手ブレ量を
ブレ検出手段1で再度検出し、駆動制御手段3で制御量
を決定する。これを連続的に繰り返すことで光学機器2
で発生する手ブレが抑制される。
【0013】図2、3、4は本発明の第1実施形態の構
成を説明するための図であり、手に持って使用する光学
機器としてカメラを例にしている。図2(a)は外観斜
視図、2(b)は左側面図、2(c)は正面図であり、
図3(a)は背面図、3(b)は操作状態の例を示す図
である。また、図4は駆動モータ周辺の構成を示す図で
ある。
【0014】カメラ本体130には、露光を指図するた
めのレリーズボタン131、被写体像を確認するための
ファインダ132、被写体像を結像する為の光学系を有
する撮影レンズ鏡筒133がある。
【0015】カメラ本体130には、振動検出手段とし
て第1角速度検出部141(第1軸、右手側)と、第2
角速度検出部142(第2軸、左手側)が設けてあり、
第1角速度検出部141は図3(a)中の第1軸まわり
の角速度を、第2角速度検出部142は、図3(a)中
の第2軸まわりの角速度を検出する。第1軸、第2軸は
互いに直交すると共に、鉛直軸から45度ずれており、
かつ、撮影レンズ鏡筒の光学系の光軸に直交する面上に
位置する。第1、第2角速度検出部141、142は、
超音波領域で共振する一対の圧電素子の圧電効果で発生
する電荷の差分を検波することで角速度を検出するいわ
ゆる振動ジャイロ型角速度センサで構成される。
【0016】カメラ本体130には、検出した角速度に
応じて駆動モータの制御量を決定する駆動制御部18
1、モータを駆動する電圧をつくる第1モータ駆動回路
部182R、第2モータ駆動回路部182Lが設けてあ
る。第1モータ駆動回路部182Rで生成する電圧によ
り、第1軸上にある右手用駆動モータ135Rが駆動
し、第2モータ駆動回路部182Lで生成する電圧によ
り、第2軸上にある左手用駆動モータ135Lを駆動す
る。左手用駆動モータ135Lは、ギア151L、15
2Lを介して左手用保持部134Lに固定されている。
同様に、右手用駆動モータ135Rは、ギア151R、
152Rを介して右手用保持部134Rに固定されてい
る。
【0017】また、左手用保持部134L表面には、防
振を開始、停止させるためのスイッチである防振ボタン
143が設けられている。さらに、付勢手段として、図
3(b)の様に、操作者が左手用保持部134Lを支え
る指の先端と左手用駆動モータ135Lの出力軸に対称
となる位置に、カメラ本体130と左手用保持部134
Lとを挟み込むように弾性体144L(例えば、圧縮バ
ネ)が設けられている。
【0018】弾性体144Lの弾性力は、ギア151
L、152Lを常に当てつけておく付勢力となる。この
付勢力の大きさは、操作者がカメラ本体130を手に持
って通常使用する範囲での手ブレ補正における左手用駆
動モータ135Lの駆動状態で、ギア151L、152
Lが常に当て付いている程度の力でよい。また操作者が
左手用保持部134Lを押す力と、付勢手段による付勢
力が異なる方向に働くと互いに相殺され、付勢による効
果が無くなってしまう。そこで、操作者が左手用保持部
134Lを保持する位置を予め示しておく(例、くぼみ
を付ける)ことで、操作者が左手用保持部134Lを押
す力と同じ方向に付勢力が働くようにする。
【0019】同様に、カメラ本体130と右手用保持部
134Rとの間にも弾性体144Rが設けられている。
同様に、右手用保持部134Rを保持する位置を予め示
しておく。
【0020】図5は上記した第1実施形態の作用を説明
するためのフローチャートである。以下に第1軸(右手
用)の手ブレ防止装置の動作について、図5の動作フロ
ーに沿って説明する。
【0021】ステップS1では防振ボタン143のオン
オフを判断する。防振ボタン143がオフのとき、手ブ
レ防止装置は動作しない。右手用保持部134Rは、付
勢力(弾性体144Rの持つ弾性力)が矢印171方向
に働いているために、図6のようにカメラ本体130と
接触している状態になっている。防振ボタン143がオ
ンされると防振動作を開始する。なお、図6は、図3
(a)において、(イ)方向から見たA−A 断面図で
ある。
【0022】ステップS2では、手ブレ検出の初期設定
を行う。動作開始直後の右手用保持部134Rは前記し
たようにカメラ本体130と接触している状態になって
いるので、この状態では右手用保持部134Rは、矢印
171方向に回転できない。そこで動作開始後暫くは、
駆動制御部181から第1モータ駆動回路部182Rを
通して一定電圧Voff をオフセットとして右手用駆動モ
ータ135Rに供給する。右手用駆動モータ135Rに
印加する電圧値が正の場合、右手用駆動モータ135R
は、矢印172の方向に回転力が発生する。この回転力
は、ギア151R、152Rを介して、右手用保持部1
34Rを、矢印172の方向に回転させる(図5のステ
ップS2の保持部駆動(1))。
【0023】図6の右手用保持部134Rの位置が図7
の状態になったとき、右手用保持部134Rは、矢印1
71、172の両方向に回転できる状態になる。このと
き、右手用駆動モータ135Rと右手用保持部134R
を連結しているギア151R、152Rは、矢印171
の方向に付勢力が働いているので、図8のように常に当
てついた状態になり、バックラッシュが解消する。右手
用保持部134Rの位置が図7の状態になってから、手
ブレ量の検出を開始する。第2軸(左手用)についても
同様の制御を行ってから、手ブレ量の検出を開始する。
【0024】ステップS3では手ブレ量を検出し、それ
に応じて保持部を駆動する。第1軸に対するカメラ本体
130の手ブレ量は、第1角速度検出部141で、角速
度xとして検出する。
【0025】ステップS4では、検出した角速度に応じ
て、右手用保持部134Rの駆動方向と駆動量を決定す
る。検出した角速度信号は、図4のように駆動制御部1
81に送られ、モータ駆動信号に変換する。駆動制御部
181では、右手用保持部134Rを矢印172方向へ
回転するよう、モータ駆動信号をつくる。駆動制御部1
81で求めたモータ駆動信号は、駆動制御部181から
第1モータ駆動回路182Rに送られる。このモータ駆
動信号に応じて、第1モータ駆動回路182Rは、右手
用駆動モータ135Rに加える電圧を生成する。
【0026】図9(a)、(b)は、図3(a)におい
て、(イ)方向から見たA−A 断面図である。図9
(a)において、手ブレにより、カメラ本体130が矢
印Aの方向に回転した場合には、矢印Aの方向への回転
を打ち消すように、カメラ本体130を矢印Bの方向へ
回転させればよい。それには右手用保持部134Rを矢
印172の方向に回転させればよい。また図9(b)に
おいて、手ブレにより、カメラ本体130が矢印A の
方向に回転(図9(a)において矢印Aと反対方向の
回転)した場合には、矢印A の 方向の回転を打ち消
すように、カメラ本体130を矢印B の方向へ回転
(図9(a)において矢印Bと反対方向の回転)させれ
ばよい。それには右手用保持部134Rを、矢印171
の方向に回転させればよい。
【0027】ステップS5及びS6では、ステップS4
で決定した右手用保持部134Rの駆動方向と駆動量に
応じて、右手用駆動モータ135Rに電圧VmまたはV
m’を印加し、右手用保持部134Rの駆動とカメラ本
体130の移動を行う。
【0028】図9(a)において、右手用保持部134
Rを矢印172の方向に回転させるには、矢印171の
方向に働く付勢力よりも大きい回転力を矢印172の方
向に与えればよい。このとき、第1軸の角速度検出量を
xとし、検出した角速度に応じた電圧に変換する定数を
α(>0)としたとき、右手用駆動モータ135Rへ印
加する電圧Vmは、Vm=Voff +α・xで与えられ
る。Vmを右手用駆動モータ135Rに印加して駆動す
る。Vmは正の値をとり、ギア151Rは矢印172の
方向に回転し、ギア152Rを矢印172の方向に押
す。矢印172の方向に働く右手用駆動モータ135R
の回転力は、矢印171の方向に働く付勢力より大きい
ので、ギア152Rは、矢印172の方向へ回転しよう
とする。従って右手用保持部134Rは、ギア151R
と152Rが当て付いた状態を保ったまま、矢印172
の方向へ回転することになる(図4のステップS6の保
持部駆動(2))。
【0029】撮影者が図3(b)の様に、カメラ本体1
30と保持部134Rを手に持って押さえている場合、
右手用保持部134Rが矢印172の方向へ回転しよう
とする力は、カメラ本体130を矢印Bの方向に回転す
る力になる(図4のステップS6のカメラ本体移動
(1))。これは、手ブレによる本体部130の矢印A
の方向の回転とは逆の回転であり、矢印Aの回転が打ち
消され、カメラ本体130の防振が行われることにな
る。
【0030】また、図9(b)において、右手用保持部
134Rを矢印171の方向に回転させるには、矢印1
71の方向に働く付勢力よりも小さい回転力を矢印17
2の方向に与えればよい。このとき、矢印171の方向
に右手用保持部134Rを回転させる場合の右手用駆動
モータ135Rの印加電圧Vm は、Vm =Voff −
α・xで与えられる。Vm を右手用駆動モータ135
Rに印加して駆動する。矢印A、A の方向の手ブレに
よる角速度検出量xに基づくα・xの値は、通常の手ブ
レではVoff に比べて小さく、Vm は正の値をとる。
従って図10のように、ギア151は矢印172の方向
に回転して、ギア152Rを矢印172の方向に押す。
矢印172の方向に働く右手用駆動モータ135Rの回
転力は、矢印171の方向に働く付勢力よりも小さいの
で、ギア152Rは、矢印171の方向へ回転しようと
する。従って、右手用保持部134Rは、ギア151R
と152Rが当て付いた状態を保ったまま、矢印171
の方向へ回転することになる(図4のステップS5の保
持部駆動(3))。
【0031】撮影者が図3(b)の様に、カメラ本体1
30と右手保持部134Rを手に持って押さえている場
合、右手保持部134Rが矢印171の方向へ回転しよ
うとする力は、カメラ本体130を矢印A の 方向に
回転する力になる(図4のステップS5のカメラ本体移
動(2))。これは、手ブレによる本体部130の矢印
B の方向の回転とは逆の回転であり、矢印B の方向
の回転が打ち消され、カメラ本体130の防振が行われ
ることになる。カメラ本体130が移動した後、再びス
テップS1に戻り上記ステップを繰り返す。これを連続
的に行うことで第1軸の手ブレが抑制される。
【0032】同様にして第2軸(左手側)も、第1軸と
同様の制御によって手ブレが抑制される。このように、
上記第1軸及び第2軸上に設けた角速度検出部141、
142の出力に応じて、上記軸回りの角速度が低減する
方向にカメラ本体130と保持部134L、134Rと
を相対的に駆動することにより、上記カメラ本体130
に生じるブレを抑制する。
【0033】もしカメラ本体130が矢印A の方向に
大きくブレた場合、第1軸の角速度検出量xは大きくな
り、右手用駆動モータ135Rの印加電圧Vm の値は
負の値となる。従って、右手用駆動モータ135Rは、
図11のように矢印171の方向に回転し、ギア151
Rと152Rとの間でバックラッシュが発生する可能性
がある。バックラッシュが発生するのは、付勢力による
ギア152Rの回転よりも、右手用駆動モータ135R
の回転力によるギア151Rの回転が速い場合である。
バックラッシュが発生し、ギア151Rと152Rの接
触が離れた場合でも、矢印171の方向への付勢力は常
に働いているので、ギアが当て付いていなくても右手用
保持部134Rは矢印171の方向に回転し、手ブレ補
正は保証される。
【0034】この後再び矢印Aの方向にブレを検出し、
右手用駆動モータ135Rが矢印172の方向に回転し
た場合、ギア151Rと152Rとの間でバックラッシ
ュが発生する。この場合、矢印171の方向への付勢力
により、バックラッシュは短時間で解消し、右手用保持
部134Rは矢印172の方向に回転する。
【0035】以上から、互いに直交する第1、第2軸回
りの回転を抑制することにより、カメラ本体130の手
ブレを防ぐことができ、撮影者は安定した画像で被写体
を観察、撮影することが可能となる。
【0036】上記した第1実施形態によれば、右手用駆
動モータ135Rと右手用保持部134Rを連結してい
るギア151R、152Rは、矢印171の方向に付勢
力が働いているので、図8のように常に当て付いている
状態になっている。この状態を維持しながら、第1及び
第2角速度検出部141、142で手ブレ量を検出し、
それに応じて左右の駆動モータ135L、135Rに供
給する電力を制御することで、ガタやバックラッシュ無
しに適正な手ブレ補正が可能となる。
【0037】以下に上記した第1実施形態の変形例を説
明する。まず、第1の変形例を説明する。上記した第1
実施形態では、操作者が保持部を保持する位置を予め示
しておく方法として、くぼみを付けることで行なってい
たが、図12(a)、12(b)のように覆い199
L、199Rをつけてもよい。ここで、図12(b)は
図12(a)において、(イ)方向から見たA−A 断
面図である。
【0038】この構成に基づく手ブレ防止装置は、第1
実施形態と同様の制御を行うことで手ブレ補正が可能で
ある。また、図12(a)、12(b)の構成の場合、
操作者が保持部を保持する位置以外の部分を保持するこ
となく、適切な位置で保持部を保持することができる。
【0039】次に上記した第1実施形態の第2の変形例
を説明する。付勢力として矢印171方向の回転に弾性
体144L(144R)を用いているが、弾性体として
金属バネ(例えばコイルばね、板バネ)、あるいは、ス
ポンジ、ゴム等の軟材質、或いはエアサスペンションな
どを利用してもよい。スポンジ191を用いた変形例を
図13に示す。図13は、図3において、(イ)方向か
ら見たA−A 断面図である。この構成に基づく手ブレ
防止装置は、第1の実施形態と同様の制御を行うことで
手ブレ補正が可能である。
【0040】次に上記した第1実施形態の第3の変形例
を説明する。第1実施形態では、圧縮方向に働く弾性体
(例、圧縮バネ)を用いたが、引っ張り方向に働く弾性
体(例、引っ張りバネ)を利用することで、矢印171
方向の回転は駆動用モータの回転力を用い、矢印172
方向の回転は付勢力を用いてもよい。この場合、図14
(a)、(b)に示すように、右手用保持部134Rを
支える指の先端位置に、カメラ本体130と右手用保持
部134Rとを挟み込むように弾性体344Rを設け
る。また、カメラ本体130と右手用保持部134Lと
の間にも弾性体344Lを設ける。この構成に基づく手
ブレ防止装置は、第1の実施形態と同様の制御を行うこ
とで手ブレ補正が可能である。
【0041】また、引っ張り方向に働く弾性体を用いた
場合、図14(a)、(b)の位置に弾性体を取り付け
ることができるので保持部134L、134Rの形状を
小さくすることができ、手ブレ防止装置の軽量化が図ら
れる。
【0042】以下に、本発明の第2実施形態を説明す
る。第1実施形態では、付勢手段による付勢力として弾
性体に蓄えられた弾性エネルギーの力を利用している
が、他の要素による力を利用してもよい。ここでは、磁
力を利用した例を第2実施形態として示す。手ブレ防止
装置の基本動作は、第1実施形態と同じであるので、こ
こでは第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
【0043】本発明の第2実施形態では、図6におい
て、弾性体144Rの代わりに、カメラ本体130と右
手用保持部134Rそれぞれに磁性体(例、永久磁石)
244R、245Rを、図15のように相対するように
設ける。同様に、カメラ本体130と左手用保持部13
4Lそれぞれに磁性体244L、245Lを設ける。
【0044】以下に上記した第2実施形態の作用を説明
する。ここでも、第1の実施形態と異なる点のみ説明す
る。手ブレ防止装置が動作していないとき、右手用保持
部134Rは、それぞれ磁性体244R、245R(同
極性)の持つ磁力による反発力により、図16のように
カメラ本体130と接触している状態になっている。防
振ボタン143が押されると、防振動作を開始する。
【0045】動作開始直後では、右手用保持部134R
は、付勢力(磁性体244Rと245R(同極性)の持
つ磁力による反発力)により、図16のようにカメラ本
体130と接触している状態になっている。このとき、
右手用保持部134Rは、矢印171方向に回転できな
い。そこで動作開始後暫くは、駆動制御部181から第
1モータ駆動回路部182Rを通して一定電力を右手用
駆動モータ135Rに供給し、ギア151R、152R
を介して、右手用保持部134Rを、矢印172方向に
回転させる。右手用保持部134Rの位置が図12の状
態のとき、右手用保持部134Rは、矢印171、17
2の両方向に回転できる状態になる。また、右手用駆動
モータ135Rと右手用保持部134Rを連結している
ギア151R、152Rは、図8のように常に当て付い
た状態になり、バックラッシュが解消される。右手用保
持部134Rの位置が図15の状態になってから、手ブ
レ量の検出を開始する。第2軸(左手用)についても同
様の制御を行ってから、手ブレ量の検出を開始する。
【0046】上記した第2実施形態によれば、第1実施
形態で述べた効果のほか、付勢力として、磁力による反
発力を利用しているので、常に一定の力を出し続けるこ
とができ、長期使用が可能である。
【0047】以下に本発明の第3実施形態を説明する。
第2実施形態では、付勢手段による付勢力として永久磁
石144L(144R)の磁力による反発力を用いてい
るが、磁性体として電磁石を利用してもよい。電磁石を
用いた例を第3実施形態として図17に示す。ここで
は、第2実施形態と異なる点のみについて説明する。
【0048】図15において、磁性体244R、245
Rの代わりに、カメラ本体130と右手用保持部134
Rそれぞれに電磁石344R、345Rを相対するよう
に設ける。同様に、カメラ本体130と右手用保持部1
34Lそれぞれに電磁石344L、345Lを設ける。
また、図2(c)のように、電磁石344L(344
R)、345L(345R)の電磁力を制御する電磁制
御部194L、194Rを設ける。
【0049】以下に第3実施形態の作用を説明する。こ
こでも、第2実施形態と異なる点のみ説明する。手ブレ
防止装置が動作していないとき、電磁石に電流は流れな
いので、付勢力(電磁石の磁力による反発力)は発生し
ない。
【0050】防振ボタン143が押されると、防振動作
を開始する。このとき、第1軸の場合には、電磁制御部
194Rから一定電流が電磁石344R、345Rに電
流が流れ、付勢力が発生する。その結果、右手用保持部
134Rは、迅速に図17の状態となる。このとき、右
手用駆動モータ135Rと右手用保持部134Rを連結
しているギア151R、152Rは、図8のように常に
当て付いた状態になり、バックラッシュが解消される。
手ブレ検出開始後は、第1実施形態と同様の制御により
手ブレ補正が可能である。
【0051】上記した第3実施形態によれば、第1実施
形態で述べた効果のほか、付勢力として電磁石の電磁力
による力を利用しており、防振ボタンが押されている間
だけ付勢力を発生させることができる。従って、防振動
作開始後すぐに手ブレ補正を始めることができる。
【0052】なお、上記の第1〜第3実施形態では、保
持部駆動手段で生じるガタやバックラッシュについて、
ギアを例にとって述べてきたが、他の動力伝達方法
(例、ベルト駆動)の際に生じるガタについても上記で
示した付勢手段を適用できる。ベルト駆動の場合の変形
例を図18に示す。この構成に基づく手ブレ防止装置
は、第1実施形態と同様の制御を行うことで手ブレ補正
が可能である。
【0053】また、カメラに応用した場合の保持部の形
状は、特願平09-117263 号に提案されている例を用いる
ことができる。さらに、上記した実施形態では、カメラ
を例にとって説明してきたが、カメラの他に、双眼鏡等
の手に持って使用する光学機器に対しても適用できる
(特願平09-117263 号)。
【0054】なお、上記した具体的実施形態には以下の
ような構成の発明が含まれている。 (1) 手に持って使用する光学機器の手ブレ防止グリ
ップであって、手ブレ量を検出するブレ検出手段と、上
記光学機器を保持するための保持手段と、上記保持手段
と上記光学機器とを相対的に変位させる駆動機構を有す
る保持部駆動手段と、上記ブレ検出手段によって検出さ
れた上記手ブレ量に基づいて上記保持部駆動手段を制御
する手ブレ防止駆動制御手段とを具備し、上記光学機器
に対して相対的に変位するように移動する上記保持手段
を駆動する上記保持部駆動手段の駆動方向のうち、一方
向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする手ブレ
防止グリップ。 (2) 上記付勢手段として、上記保持手段と光学機器
との間に弾性体を挿入したことを特徴とする上記(1)
に記載の手ブレ防止グリップ。 (3) 上記付勢手段として、上記保持手段と光学機器
のそれぞれに磁性体を、相対するように設けたことを特
徴とする上記(1)に記載の手ブレ防止グリップ。 (4) 上記付勢手段として、上記保持手段と光学機器
のそれぞれに電磁石を、相対するように設けたことを特
徴とする上記(1)に記載の手ブレ防止グリップ。 (5) 上記保持手段は、操作者が保持する位置にくぼ
みを設けたことを特徴とする上記(1)〜(4)のいず
れか一つに記載の手ブレ防止グリップ。 (6) 観察若しくは撮影のための光学手段を有する
機器本体と、この機器本体のブレ量を検出するブレ検出
手段と、上記機器本体とは別体に構成された、上記機器
本体と共に把持可能な保持手段と、上記機器本体と保持
手段を連結するとともに、上記機器本体と保持手段とを
相対的に駆動する駆動手段と、上記ブレ検出手段により
検出されたブレ量に基づいて、上記機器本体のブレを打
ち消すように上記駆動手段を制御する制御手段と、上記
機器本体に対して上記保持手段を所定の方向に付勢する
付勢手段と、を具備することを特徴とする光学機器のブ
レ防止装置。 (7) 上記付勢手段は、上記駆動手段による上記機器
本体と保持手段の相対的な駆動方向のいずれか一方に、
上記機器本体に対して上記保持手段を付勢する上記
(6)の装置。 (8) 上記保持手段に、ブレ防止開始スイッチを設け
た上記(6)の装置。 (9) 上記保持手段は、親指が当接する位置に設けた
上記(6)の装置。 (10) 上記保持手段は、上記駆動手段に生じるバッ
クラッシュを防止するように付勢される上記(6)の装
置。 (11) 上記駆動手段は、連結部材を介して上記保持
手段に固定された駆動モータを有し、前記制御手段は、
前記付勢手段の付勢力により前記連結部材を固定した状
態で検出されたブレ量に応じて前記駆動モータの駆動を
制御する上記(6)の装置。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、光学機器に対して相対
的に変位するように移動する保持手段を駆動する保持部
駆動手段の駆動方向のうち、少なくとも一方向に付勢す
る付勢手段を設けたことで、駆動部におけるガタ、バッ
クラッシュといった機構的な問題を簡便な方法で解決で
き、常に適正な手ブレ補正を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の概略を説明するためのブロック図
である。
【図2】本発明の第1実施形態の構成を説明するための
図であり、(a)はカメラの外観斜視図、(b)はカメ
ラの左側面図、(c)はカメラの正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の構成を説明するための
図であり、(a)は背面図、(b)は操作状態の例を示
す図である。
【図4】駆動モータ周辺の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態の作用を説明するための
フローチャートである。
【図6】右手用保持部がカメラ本体と接触している状態
を示す図である。
【図7】右手用保持部が矢印171、172の両方向に
回転できる状態になる右手用保持部の位置を示す図であ
る。
【図8】右手用駆動モータと右手用保持部を連結してい
るギアが当てついた状態を示す図である。
【図9】手ブレにより、カメラ本体が矢印AあるいはA
方向に回転したときの作用を説明するための図であ
る。
【図10】通常の手ブレの存在下で右手用駆動モータに
印加電圧Vm’を印加したときのギアの動作を説明する
ための図である。
【図11】カメラ本体が矢印A の方向に大きくブレた
場合のギアの動作について説明するための図である。
【図12】本発明の第1実施形態の第1の変形例を説明
するための図である。
【図13】本発明の第1実施形態の第2の変形例を説明
するための図である。
【図14】本発明の第1実施形態の第3の変形例を説明
するための図である。
【図15】本発明の第2実施形態を説明するための図で
ある。
【図16】手ブレ防止装置が動作していないときの右手
用保持部の状態を示す図である。
【図17】本発明の第3実施形態を説明するための図で
ある。
【図18】ベルト駆動を用いた本実施形態の変形例を示
す図である。
【符号の説明】
1…ブレ検出手段、 2…光学機器、 3…駆動制御手段、 4…保持部駆動手段、 5…保持手段、 6…付勢手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察若しくは撮影のための光学手段を有
    する機器本体と、 この機器本体のブレ量を検出するブレ検出手段と、 上記機器本体とは別体に構成された上記機器本体の保持
    手段と、 上記機器本体と保持手段とを連結するとともに、上記機
    器本体と保持手段とを相対的に駆動する駆動手段と、 上記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいて、
    上記機器本体のブレを打ち消すように上記駆動手段を制
    御する制御手段と、 上記機器本体に対して所定の方向に上記保持手段を付勢
    する付勢手段と、 を具備することを特徴とする光学機器のブレ防止装置。
  2. 【請求項2】 ブレ検出手段を有する光学機器本体と、
    この光学機器本体とともに把持可能な保持手段と、上記
    光学機器本体と保持手段を上記ブレ検出手段の出力に基
    づいて相対的に防振駆動する駆動手段とを有する光学機
    器のブレ防止装置において、 上記駆動手段に生ずるバックラッシュを防止するバック
    ラッシュ防止手段を設けたことを特徴とする光学機器の
    ブレ防止装置。
  3. 【請求項3】 上記バックラッシュ防止手段は、上記防
    振駆動する方向の何れか一方に上記機器本体に対して保
    持手段を付勢する付勢手段であることを特徴とする請求
    項2に記載の光学機器のブレ防止装置。
JP32301997A 1997-11-25 1997-11-25 光学機器のブレ防止装置 Withdrawn JPH11160748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32301997A JPH11160748A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 光学機器のブレ防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32301997A JPH11160748A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 光学機器のブレ防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11160748A true JPH11160748A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18150225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32301997A Withdrawn JPH11160748A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 光学機器のブレ防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11160748A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133691A1 (ja) * 2008-04-30 2009-11-05 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット
US8224169B2 (en) 2008-04-30 2012-07-17 Nidec Sankyo Corporation Optical unit with shake correcting function

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133691A1 (ja) * 2008-04-30 2009-11-05 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット
US8224169B2 (en) 2008-04-30 2012-07-17 Nidec Sankyo Corporation Optical unit with shake correcting function

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4981325B2 (ja) カメラシステム
JP4535923B2 (ja) 像振れ防止機能を有する撮像装置
JP2008197571A (ja) 像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、および撮影装置
US10356325B2 (en) Image capturing apparatus to address shake
JP2006300997A (ja) 像振れ防止機能を有する撮像装置
EP1916566B1 (en) Image blurring correction unit, image blurring correction apparatus, and imaging apparatus
US5748995A (en) Vibration reducing apparatus and vibration reducing camera
JP4356282B2 (ja) ブレ補正撮影装置
JP2004212878A (ja) 像安定化装置およびこの像安定化装置を備えた双眼鏡
JPH11160748A (ja) 光学機器のブレ防止装置
JP2868227B2 (ja) カメラの像ブレ補正装置および補正レンズ駆動装置
JP2706973B2 (ja) カメラの像ブレ補正装置
JPH1039350A (ja) 光学装置の手ぶれ補正装置
JPH0980542A (ja) 像移動装置
JP3181119B2 (ja) 防振装置
JPH1164908A (ja) ブレ補正装置
JPH06153064A (ja) 防振装置
JP2001075014A (ja) 像安定化装置
JP2001100106A (ja) 像安定化装置
JP2004241922A (ja) 撮像装置
JPH03270576A (ja) 撮影装置
JP3237776B2 (ja) カメラのブレ補正装置
JP2000162659A (ja) 手ブレ防止カメラ
JP3209805B2 (ja) 防振装置
JP5332176B2 (ja) 像振れ補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201