JPH11159703A - ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造 - Google Patents
ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造Info
- Publication number
- JPH11159703A JPH11159703A JP32736397A JP32736397A JPH11159703A JP H11159703 A JPH11159703 A JP H11159703A JP 32736397 A JP32736397 A JP 32736397A JP 32736397 A JP32736397 A JP 32736397A JP H11159703 A JPH11159703 A JP H11159703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- ceiling wall
- seal plate
- heat transfer
- transfer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールプレートとスリーブと接続管をそれぞ
れ気密溶接し、燃焼排ガスの漏れを防止し得るボイラの
吊り下げ伝熱管の支持構造を提供すること。 【解決手段】 ボイラ内部に設けられた吊り下げ型伝熱
管３から、ボイラのメンブレン構造で作られた天井壁５
を貫通して天井壁上部に設けられた管寄せ６に接続する
接続管４をそれぞれの伝熱管３に設ける。このとき各列
の接続管４が天井壁５を貫通する部分に接続管４毎にシ
ールプレート８を設け、シールプレート８と接続管４を
直接あるいはスリーブ９を介し気密に溶接し、またシー
ルプレート８と天井壁５をエキスパンション１０を介し
て気密に溶接する。こうしてボイラを運転しない冷缶時
とボイラ運転時における天井壁５と接続管４の上下方向
の伸び差は、エキスパンション１０で吸収することがで
き、接続管４および天井壁５に過大な応力を生じること
なく、気密構造とすることができる。
れ気密溶接し、燃焼排ガスの漏れを防止し得るボイラの
吊り下げ伝熱管の支持構造を提供すること。 【解決手段】 ボイラ内部に設けられた吊り下げ型伝熱
管３から、ボイラのメンブレン構造で作られた天井壁５
を貫通して天井壁上部に設けられた管寄せ６に接続する
接続管４をそれぞれの伝熱管３に設ける。このとき各列
の接続管４が天井壁５を貫通する部分に接続管４毎にシ
ールプレート８を設け、シールプレート８と接続管４を
直接あるいはスリーブ９を介し気密に溶接し、またシー
ルプレート８と天井壁５をエキスパンション１０を介し
て気密に溶接する。こうしてボイラを運転しない冷缶時
とボイラ運転時における天井壁５と接続管４の上下方向
の伸び差は、エキスパンション１０で吸収することがで
き、接続管４および天井壁５に過大な応力を生じること
なく、気密構造とすることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラにかかり、
特に大型ボイラでの吊り下げ型伝熱管を支持するための
構造に関する。
特に大型ボイラでの吊り下げ型伝熱管を支持するための
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】大型ボイラの天井壁を貫通して吊り下げ
型の伝熱管を設置する場合には、従来技術では図６、図
７（図６はボイラ天井部の吊り下げ型伝熱管の天井壁貫
通部の側面図を示し、図７は図６のＣ−Ｃ線から見た図
である）に示すように伝熱管３の天井壁貫通部には、伝
熱管３と管寄せ６の間を接続する接続管４を設け、該接
続管４を天井壁管１の間で貫通させた天井壁上方に伸ば
し、該接続管４と天井壁管１の間をシールプレート８と
スリーブ９で覆い、接続管４とシールプレート８との接
触部を溶接しないで、ボイラを運転しない冷缶時とボイ
ラ運転時の温度差により生じる天井壁管１部分の上下方
向の移動量と接続管４の移動量の差は続管４を自由にス
ライドさせることにより吸収する構造を採用していた。
型の伝熱管を設置する場合には、従来技術では図６、図
７（図６はボイラ天井部の吊り下げ型伝熱管の天井壁貫
通部の側面図を示し、図７は図６のＣ−Ｃ線から見た図
である）に示すように伝熱管３の天井壁貫通部には、伝
熱管３と管寄せ６の間を接続する接続管４を設け、該接
続管４を天井壁管１の間で貫通させた天井壁上方に伸ば
し、該接続管４と天井壁管１の間をシールプレート８と
スリーブ９で覆い、接続管４とシールプレート８との接
触部を溶接しないで、ボイラを運転しない冷缶時とボイ
ラ運転時の温度差により生じる天井壁管１部分の上下方
向の移動量と接続管４の移動量の差は続管４を自由にス
ライドさせることにより吸収する構造を採用していた。
【０００３】従って、ボイラ内の燃焼排ガスはシールプ
レート８と接続管４の間から外部（上方）へ漏れること
になるが、図示しないケーシングにより天井壁全体を覆
うことにより、燃焼排ガスがボイラの天井壁部分から外
部に漏れないようにしていた。
レート８と接続管４の間から外部（上方）へ漏れること
になるが、図示しないケーシングにより天井壁全体を覆
うことにより、燃焼排ガスがボイラの天井壁部分から外
部に漏れないようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の図６、図７に示
す従来の吊り下げ型の伝熱管の天井壁貫通部の構造で
は、天井壁上部に燃焼排ガスが漏れることから、石炭焚
きボイラなどで燃焼ガス中に多量の煤塵を発生する燃料
を使用する場合、天井壁上に多量の煤塵が堆積し、ボイ
ラの定期検査時には堆積した煤塵の除去に多大の費用を
要していた。また、天井壁自体に堆積した煤塵の自重が
加わるため、天井壁を強固に作る必要があり、このため
多大の費用を要していた。
す従来の吊り下げ型の伝熱管の天井壁貫通部の構造で
は、天井壁上部に燃焼排ガスが漏れることから、石炭焚
きボイラなどで燃焼ガス中に多量の煤塵を発生する燃料
を使用する場合、天井壁上に多量の煤塵が堆積し、ボイ
ラの定期検査時には堆積した煤塵の除去に多大の費用を
要していた。また、天井壁自体に堆積した煤塵の自重が
加わるため、天井壁を強固に作る必要があり、このため
多大の費用を要していた。
【０００５】本発明の課題は、シールプレートとスリー
ブと接続管をそれぞれ気密溶接し、燃焼排ガスの漏れを
防止し得るボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造を提供す
ることである。
ブと接続管をそれぞれ気密溶接し、燃焼排ガスの漏れを
防止し得るボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造を提供す
ることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって解決される。すなわち、ボイラ内部に設け
られた複数の吊り下げ型伝熱管から、ボイラのメンブレ
ン構造で作られた天井壁を貫通して天井壁上部に設けら
れた前記伝熱管の管寄せに接続する接続管を前記各伝熱
管にそれぞれ設けたボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造
において、各接続管が天井壁を貫通する部分に接続管毎
にシールプレートを設置し、シールプレートと接続管を
直接あるいはスリーブを介し気密に溶接し、またシール
プレートと天井壁をエキスパンションを介して気密に溶
接するボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造である。
構成によって解決される。すなわち、ボイラ内部に設け
られた複数の吊り下げ型伝熱管から、ボイラのメンブレ
ン構造で作られた天井壁を貫通して天井壁上部に設けら
れた前記伝熱管の管寄せに接続する接続管を前記各伝熱
管にそれぞれ設けたボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造
において、各接続管が天井壁を貫通する部分に接続管毎
にシールプレートを設置し、シールプレートと接続管を
直接あるいはスリーブを介し気密に溶接し、またシール
プレートと天井壁をエキスパンションを介して気密に溶
接するボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造である。
【０００７】本発明によれは、ボイラを運転しない冷缶
時とボイラ運転時における天井壁と接続管の上下方向の
伸び差は、エキスパンションで吸収することにより接続
管および天井壁に過大な応力を生じることなく、燃焼排
ガスの漏れを防ぐことができる。
時とボイラ運転時における天井壁と接続管の上下方向の
伸び差は、エキスパンションで吸収することにより接続
管および天井壁に過大な応力を生じることなく、燃焼排
ガスの漏れを防ぐことができる。
【０００８】上記管寄せは２列の接続管毎に１本設けた
構造とすると設備コストが廉価になる。このとき、前記
２列の接続管と該２列の接続管が接続する管寄せの水平
方向の間隔を、吊り下げ型伝熱管の自重が支持出来る範
囲内とした構造をすることが望ましい。
構造とすると設備コストが廉価になる。このとき、前記
２列の接続管と該２列の接続管が接続する管寄せの水平
方向の間隔を、吊り下げ型伝熱管の自重が支持出来る範
囲内とした構造をすることが望ましい。
【０００９】また、管寄せは２列の接続管毎に１本設
け、かつ、該接続管を折り曲げ状にし、管寄せと該管寄
せに接続する２列の接続管が貫通するシールプレート
を、２列の接続管の間に設置された吊り棒で支持する構
造とすると、接続管４は上下方向に対して非常にフレキ
シブルな構造となり、冷缶時と運転時における天井壁と
接続管の上下方向の伸び差を吸収し易くなる。この場合
は接続管４は吊り下げ伝熱管３の自重を支持できないの
で、２列のシールプレートに吊り棒で支持すると吊り下
げ伝熱管の自重は接続管に加わらない。
け、かつ、該接続管を折り曲げ状にし、管寄せと該管寄
せに接続する２列の接続管が貫通するシールプレート
を、２列の接続管の間に設置された吊り棒で支持する構
造とすると、接続管４は上下方向に対して非常にフレキ
シブルな構造となり、冷缶時と運転時における天井壁と
接続管の上下方向の伸び差を吸収し易くなる。この場合
は接続管４は吊り下げ伝熱管３の自重を支持できないの
で、２列のシールプレートに吊り棒で支持すると吊り下
げ伝熱管の自重は接続管に加わらない。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。図１、図２には本発明の実施の形態を示す。
図１はボイラ天井部の吊り下げ型伝熱管の天井壁貫通部
の側面図を示し、図２には図１のＡ−Ａ線から見た図を
示す。
説明する。図１、図２には本発明の実施の形態を示す。
図１はボイラ天井部の吊り下げ型伝熱管の天井壁貫通部
の側面図を示し、図２には図１のＡ−Ａ線から見た図を
示す。
【００１１】天井壁５はボイラの前後方向に設置された
天井壁管１とその間をメンブレンバ２で気密溶接した構
造である。ボイラ内に吊り下げられた伝熱管３は接続管
４を介して、天井壁５の上部にある管寄せ６に接続され
ている。複数の管寄せ６はマニホルド７により連結され
ている。
天井壁管１とその間をメンブレンバ２で気密溶接した構
造である。ボイラ内に吊り下げられた伝熱管３は接続管
４を介して、天井壁５の上部にある管寄せ６に接続され
ている。複数の管寄せ６はマニホルド７により連結され
ている。
【００１２】接続管４が天井壁５を貫通する部分にはシ
ールプレート８が設けられ、シールプレート８はスリー
ブ９と気密溶接されている。また、接続管４とスリーブ
９とはスリーブ９の上部で気密溶接されている。シール
プレート８と天井壁５の間には金属製のエキスパンショ
ン１０が設置されており、エキスパンション１０と天井
壁５およびエキスパンション１０とシールプレート８は
それぞれ気密溶接されている。
ールプレート８が設けられ、シールプレート８はスリー
ブ９と気密溶接されている。また、接続管４とスリーブ
９とはスリーブ９の上部で気密溶接されている。シール
プレート８と天井壁５の間には金属製のエキスパンショ
ン１０が設置されており、エキスパンション１０と天井
壁５およびエキスパンション１０とシールプレート８は
それぞれ気密溶接されている。
【００１３】天井壁５の材質はＪＩＳ−ＳＴＢＡ２４で
あり、シールプレート８はＪＩＳ−ＳＣＭＶ４である。
接続管４の材質はＪＩＳ−ＳＵＳ３０４ＨＴＰであり、
スリーブ９の材質はＪＩＳ−ＳＵＳ３０４ＴＰである。
シールプレート８とスリーブ９の間の溶接部の材質はイ
ンコネルを用いている。
あり、シールプレート８はＪＩＳ−ＳＣＭＶ４である。
接続管４の材質はＪＩＳ−ＳＵＳ３０４ＨＴＰであり、
スリーブ９の材質はＪＩＳ−ＳＵＳ３０４ＴＰである。
シールプレート８とスリーブ９の間の溶接部の材質はイ
ンコネルを用いている。
【００１４】天井壁５の自重は吊りボルト１１で天井壁
上部のボイラ鉄骨１２より支持され、また管寄せ６もボ
イラ鉄骨１２より支持されている。
上部のボイラ鉄骨１２より支持され、また管寄せ６もボ
イラ鉄骨１２より支持されている。
【００１５】ここで、天井壁吊りボルト１１の温度は、
ボイラ運転時には４００℃程度であるが、接続管４の温
度は３次過熱器で５００〜５５０℃程度となる。従っ
て、天井壁吊りボルト１１と接続管４の温度差による伸
び差が生じる。この温度差はボイラ起動時には天井壁吊
りボルト１１の温度上昇が接続管４の温度上昇に比べて
遅いため、更に大きく２００℃程度の温度差を生じ、天
井壁吊りボルト１１と接続管４の温度差による伸び差は
さらに大きくなる。
ボイラ運転時には４００℃程度であるが、接続管４の温
度は３次過熱器で５００〜５５０℃程度となる。従っ
て、天井壁吊りボルト１１と接続管４の温度差による伸
び差が生じる。この温度差はボイラ起動時には天井壁吊
りボルト１１の温度上昇が接続管４の温度上昇に比べて
遅いため、更に大きく２００℃程度の温度差を生じ、天
井壁吊りボルト１１と接続管４の温度差による伸び差は
さらに大きくなる。
【００１６】この伸び差はエキスパンション１０で吸収
され、従って、接続管４、特に接続管４と管寄せ６の接
続部や天井壁管１とシールプレート８およびシールプレ
ート８とスリーブ９の接続部には過大な熱応力を生じる
ことがなく、これらの部材の疲労損傷が防止できる。ま
た、接続管４とスリーブ９の材質はいずれもＳＵＳ材で
あり、材料の線膨張係数は同じなので、これらの溶接接
合部での熱応力は小さい。
され、従って、接続管４、特に接続管４と管寄せ６の接
続部や天井壁管１とシールプレート８およびシールプレ
ート８とスリーブ９の接続部には過大な熱応力を生じる
ことがなく、これらの部材の疲労損傷が防止できる。ま
た、接続管４とスリーブ９の材質はいずれもＳＵＳ材で
あり、材料の線膨張係数は同じなので、これらの溶接接
合部での熱応力は小さい。
【００１７】シールプレート８はＳＣＭＶ４であり、こ
の部分をインコネルとすることで、溶接部の線膨張係数
は、ＳＵＳの線膨張係数および低合金鋼の線膨張係数の
間の値であり、溶接部での発生応力を低減できる。
の部分をインコネルとすることで、溶接部の線膨張係数
は、ＳＵＳの線膨張係数および低合金鋼の線膨張係数の
間の値であり、溶接部での発生応力を低減できる。
【００１８】図３に示す実施の形態の図２に示すそれと
異なる点は、２列の接続管４に対して一本の管寄せ６を
設置したものである。このとき、前記２列の接続管と該
２列の接続管が接続する管寄せの水平方向の間隔を、吊
り下げ型伝熱管の自重が支持出来る範囲内とした構造を
することが望ましい。このように管寄せ６の設置本数を
低減することでコストダウンとなる。
異なる点は、２列の接続管４に対して一本の管寄せ６を
設置したものである。このとき、前記２列の接続管と該
２列の接続管が接続する管寄せの水平方向の間隔を、吊
り下げ型伝熱管の自重が支持出来る範囲内とした構造を
することが望ましい。このように管寄せ６の設置本数を
低減することでコストダウンとなる。
【００１９】図４、図５は更に他の実施の形態を示した
ものであるが、図４はボイラ天井部の吊り下げ型伝熱管
の天井壁貫通部の側面図を示し、図５には図４のＢ−Ｂ
線から見た図を示す。
ものであるが、図４はボイラ天井部の吊り下げ型伝熱管
の天井壁貫通部の側面図を示し、図５には図４のＢ−Ｂ
線から見た図を示す。
【００２０】この場合は接続管４に曲げを３カ所設け、
上下方向に対して非常にフレキシブルな構造としてい
る。従って接続管４は吊り下げ伝熱管３の自重を支持で
きない。そこで、２列のシールプレート８に支持板１３
を取り付け、支持板１３の中央部をシールプレート吊り
ボルト１４により管寄せ６から吊っている。この構造で
は、吊り下げ伝熱管３の自重は接続管４に加わらずに、
シールプレート吊りボルト１４に加わり、従って接続管
４は強度上問題ない。
上下方向に対して非常にフレキシブルな構造としてい
る。従って接続管４は吊り下げ伝熱管３の自重を支持で
きない。そこで、２列のシールプレート８に支持板１３
を取り付け、支持板１３の中央部をシールプレート吊り
ボルト１４により管寄せ６から吊っている。この構造で
は、吊り下げ伝熱管３の自重は接続管４に加わらずに、
シールプレート吊りボルト１４に加わり、従って接続管
４は強度上問題ない。
【００２１】更に、図４、図５に示す例では互いに隣り
合う接続管４同士で温度差が生じる場合でも上下方向に
フレキシブルであるため接続管４あるいはシールプレー
ト８に働く熱応力は小さくなり、支障は生じない。吊り
下げ型伝熱管３の出口側では隣接する接続管４の間の温
度差が５０℃を超える場合があり、このような箇所で
は、図４、図５に示す構造は利点が多い。なお吊り下げ
伝熱管３の中で被加熱流体の入口側では通常、隣接する
接続管４の管温度差は小さく、図１、図２または図３に
示す構造で問題ない。
合う接続管４同士で温度差が生じる場合でも上下方向に
フレキシブルであるため接続管４あるいはシールプレー
ト８に働く熱応力は小さくなり、支障は生じない。吊り
下げ型伝熱管３の出口側では隣接する接続管４の間の温
度差が５０℃を超える場合があり、このような箇所で
は、図４、図５に示す構造は利点が多い。なお吊り下げ
伝熱管３の中で被加熱流体の入口側では通常、隣接する
接続管４の管温度差は小さく、図１、図２または図３に
示す構造で問題ない。
【００２２】また、図４、図５に示す構造ではシールプ
レート吊りボルト１４が２列の接続管４の間に囲まれて
設置されているため、シールプレート吊りボルト１４の
温度は比較的容易に接続管４の温度に追従することがで
き、シールプレート吊りボルト１４と接続管４の温度差
により生じる接続管４の熱応力も小さく抑えることがで
きる。
レート吊りボルト１４が２列の接続管４の間に囲まれて
設置されているため、シールプレート吊りボルト１４の
温度は比較的容易に接続管４の温度に追従することがで
き、シールプレート吊りボルト１４と接続管４の温度差
により生じる接続管４の熱応力も小さく抑えることがで
きる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の天井壁貫
通部のシール構造によれば、シールプレートあるいは接
続管での熱応力の発生を小さく抑えることができ、シー
ルプレートあるいは接続管でのクラックの発生を防止で
きる。
通部のシール構造によれば、シールプレートあるいは接
続管での熱応力の発生を小さく抑えることができ、シー
ルプレートあるいは接続管でのクラックの発生を防止で
きる。
【図１】 本発明の実施の形態のボイラの吊り下げ伝熱
管の支持構造の側面図である。
管の支持構造の側面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ断面を示す図である。
【図３】 本発明の実施の形態のボイラの吊り下げ伝熱
管の支持構造の側面図である。
管の支持構造の側面図である。
【図４】 本発明の実施の形態のボイラの吊り下げ伝熱
管の支持構造の側面図である。
管の支持構造の側面図である。
【図５】 図４のＢ−Ｂ断面を示す図である。
【図６】 従来のボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造の
側面図である。
側面図である。
【図７】 図６のＣ−Ｃ断面を示す図である。
１ 天井壁管 ２ メンブレン
バ ３ 吊り下げ伝熱管 ４ 接続管 ５ 天井壁 ６ 管寄せ ７ マニホルド ８ シールプレ
ート ９ スリーブ １０ エキスパ
ンション １１ 吊りボルト １２ ボイラ鉄
骨 １３ 支持板 １４ シールプ
レート吊りボルト １５ シールプレートボックス板
バ ３ 吊り下げ伝熱管 ４ 接続管 ５ 天井壁 ６ 管寄せ ７ マニホルド ８ シールプレ
ート ９ スリーブ １０ エキスパ
ンション １１ 吊りボルト １２ ボイラ鉄
骨 １３ 支持板 １４ シールプ
レート吊りボルト １５ シールプレートボックス板
Claims (4)
- 【請求項１】 ボイラ内部に設けられた複数の吊り下げ
型伝熱管から、ボイラのメンブレン構造で作られた天井
壁を貫通して天井壁上部に設けられた前記伝熱管の管寄
せに接続する接続管を前記各伝熱管にそれぞれ設けたボ
イラの吊り下げ伝熱管の支持構造において、 各接続管が天井壁を貫通する部分にシールプレートを設
置し、シールプレートと接続管を直接あるいはスリーブ
を介し気密に溶接し、またシールプレートと天井壁をエ
キスパンションを介して気密に溶接することを特徴とす
るボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造。 - 【請求項２】 管寄せは隣接する２列の接続管毎に１本
設けたことを特徴とする請求項１記載のボイラの吊り下
げ伝熱管の支持構造。 - 【請求項３】 管寄せは２列の接続管毎に１本設け、か
つ、該接続管を折り曲げ状にし、管寄せと該管寄せに接
続する２列の接続管が貫通するシールプレートを、２列
の接続管の間に設置された吊り棒で支持することを特徴
とする請求項１記載のボイラの吊り下げ伝熱管の支持構
造。 - 【請求項４】 接続管がステンレススチール材、天井壁
管が低合金材である場合、スリーブをステンレススチー
ル材、シールプレートを低合金材または炭素鋼とし、ス
リーブとシールプレート間を溶接する場合には溶接棒と
してインコネルとすることを特徴とする請求項１記載の
ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32736397A JPH11159703A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32736397A JPH11159703A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11159703A true JPH11159703A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18198317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32736397A Pending JPH11159703A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11159703A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110056665A1 (en) * | 2005-01-07 | 2011-03-10 | Hiflux Limited | Heat Exchanger |
| JP2016205806A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＧｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ＧｍｂＨ | 排熱回収蒸気発生器のためのカラーに支持された耐圧部 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32736397A patent/JPH11159703A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110056665A1 (en) * | 2005-01-07 | 2011-03-10 | Hiflux Limited | Heat Exchanger |
| US8776869B2 (en) * | 2005-01-07 | 2014-07-15 | Hiflux Limited | Heat exchanger with flexible tubular header connections |
| US9810485B2 (en) | 2005-01-07 | 2017-11-07 | Hiflux Limited | Heat exchanger II |
| JP2016205806A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＧｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ＧｍｂＨ | 排熱回収蒸気発生器のためのカラーに支持された耐圧部 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11159703A (ja) | ボイラの吊り下げ伝熱管の支持構造 | |
| RU2742405C1 (ru) | Конструкция котла | |
| US7789318B2 (en) | Wall mounted domestic combined heat and power appliance | |
| JP5160180B2 (ja) | 管寄せの支持構造 | |
| US9322550B2 (en) | Water seal at backpass economizer gas outlet | |
| JP4076014B2 (ja) | 排熱回収ボイラ及びその据付方法 | |
| JPS6210561Y2 (ja) | ||
| US2870750A (en) | Fluid heater walls | |
| JPH06194070A (ja) | 独立構造を有する低圧モジュールのための復水器のコンクリート製ケーシング | |
| WO2022185940A1 (ja) | シールボックス | |
| JP2989425B2 (ja) | 伝熱管の支持装置 | |
| JPH085001A (ja) | 伝熱管群支持装置 | |
| JPH09280509A (ja) | ボイラ火炉の炉壁伝熱管貫通部のシール構造 | |
| JPS5974497A (ja) | 排ガス熱交換器 | |
| RU2070684C1 (ru) | Прямоугольный газоход котла | |
| WO2022113484A1 (ja) | 排熱回収ボイラのサポート機構 | |
| RU2702314C1 (ru) | Конвективная шахта котла с узлом уплотнения прохода вертикальных труб | |
| JPS6391494A (ja) | 熱交換器の支持装置 | |
| JP4410433B2 (ja) | ボイラの支持構造体 | |
| JP3238382B2 (ja) | 吊下型熱交換装置 | |
| JPS6333603B2 (ja) | ||
| JP3774301B2 (ja) | ボイラ | |
| SU1128048A1 (ru) | Котел | |
| JP3150539B2 (ja) | ボイラ炉内圧支持装置 | |
| JPH11223304A (ja) | 火炉壁貫通部のシール構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20031210 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060824 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |