JPH11157971A - 生ゴミを堆肥化する方法及び装置 - Google Patents
生ゴミを堆肥化する方法及び装置Info
- Publication number
- JPH11157971A JPH11157971A JP9318062A JP31806297A JPH11157971A JP H11157971 A JPH11157971 A JP H11157971A JP 9318062 A JP9318062 A JP 9318062A JP 31806297 A JP31806297 A JP 31806297A JP H11157971 A JPH11157971 A JP H11157971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garbage
- steel drum
- composting
- heating
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 効率的、かつ経済的に生ゴミを堆肥化して、
生ゴミを焼却によらずに堆肥に変換して、現在世界的に
問題とされている炭酸ガス削減に貢献できる生ゴミを堆
肥にする方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成し
た加熱室２内に設けた回転式の鋼製ドラム１内に、生ゴ
ミ１７を投入し、その鋼製ドラム１を回転しながら生ゴ
ミ１７を攪拌し、その鋼製ドラム１内を適温に保つ用に
して加熱室２の加熱状態を長時間保持する。
生ゴミを焼却によらずに堆肥に変換して、現在世界的に
問題とされている炭酸ガス削減に貢献できる生ゴミを堆
肥にする方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成し
た加熱室２内に設けた回転式の鋼製ドラム１内に、生ゴ
ミ１７を投入し、その鋼製ドラム１を回転しながら生ゴ
ミ１７を攪拌し、その鋼製ドラム１内を適温に保つ用に
して加熱室２の加熱状態を長時間保持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として業務用の
生ゴミを適宜な高温度で加熱させながら攪拌させ、発酵
を行なわせて堆肥化する生ゴミを堆肥化する方法及び装
置に関する。
生ゴミを適宜な高温度で加熱させながら攪拌させ、発酵
を行なわせて堆肥化する生ゴミを堆肥化する方法及び装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】都市の一般ゴミの約５０％は生ゴミであ
り、現在ではその全量を焼却処分しているが、生ゴミは
多量の水分を含んでいるため、それを焼却するには莫大
な燃料を必要とし、莫大な処理費用を要している。それ
だけでなく、焼却の結果、大量の炭酸ガスを空中に放出
しており、現在炭酸ガスの削減が世界的な課題となって
いる。
り、現在ではその全量を焼却処分しているが、生ゴミは
多量の水分を含んでいるため、それを焼却するには莫大
な燃料を必要とし、莫大な処理費用を要している。それ
だけでなく、焼却の結果、大量の炭酸ガスを空中に放出
しており、現在炭酸ガスの削減が世界的な課題となって
いる。
【０００３】そこで、この生ゴミを焼却するのではなく
堆肥に変えて畑に還元すれば、化学肥料は不要となり、
田畑は自然の力で肥沃な土地となって収穫量が増えるこ
とになって、正に一石二鳥ということができる。一方、
生ゴミを堆肥化する試みは、すでに一部で行なわれてい
るが、まだまだ試用段階であり、しかもどれも小規模で
大量の生ゴミを迅速に処理する段階には至っていないの
が現状である。
堆肥に変えて畑に還元すれば、化学肥料は不要となり、
田畑は自然の力で肥沃な土地となって収穫量が増えるこ
とになって、正に一石二鳥ということができる。一方、
生ゴミを堆肥化する試みは、すでに一部で行なわれてい
るが、まだまだ試用段階であり、しかもどれも小規模で
大量の生ゴミを迅速に処理する段階には至っていないの
が現状である。
【０００４】即ち、昔から堆肥を作ってきた方法として
は、適当な幅で深さが１ｍ〜２ｍ、長さが１００ｍのコ
ンクリート槽の中に生ゴミを入れ、攪拌機により生ゴミ
を攪拌して熟成させていく方法があるが、この場合では
堆肥化するのに２５日位も要するという問題があった。
そこで、生ゴミを入れる容器を周囲から適当な温度で温
めながら、中の生ゴミをプロペラで攪拌し、熟成を早め
る方法があり、この場合、特別な発酵菌を入れることな
く、空中の菌で最速で６時間〜１２時間で完熟できるこ
とが知られているが、現在のところ１回に５トン処理で
きる機械が限度である。
は、適当な幅で深さが１ｍ〜２ｍ、長さが１００ｍのコ
ンクリート槽の中に生ゴミを入れ、攪拌機により生ゴミ
を攪拌して熟成させていく方法があるが、この場合では
堆肥化するのに２５日位も要するという問題があった。
そこで、生ゴミを入れる容器を周囲から適当な温度で温
めながら、中の生ゴミをプロペラで攪拌し、熟成を早め
る方法があり、この場合、特別な発酵菌を入れることな
く、空中の菌で最速で６時間〜１２時間で完熟できるこ
とが知られているが、現在のところ１回に５トン処理で
きる機械が限度である。
【０００５】一方、水分含有率の高い有機物をコンポス
ト化する方法及び装置に関する特開平７−２７５８２８
号の発明がなされているが、この場合、処理槽内で有機
物を破砕、攪拌する回転羽根を縦方向の回転軸で回転さ
せており、また含水率の高い有機物を脱水、乾燥する熱
分解工程に、１時間以上６時間以内の間、１００℃以
上、１３５℃以下に保持する熱源が必要であり、回転羽
根の攪拌に強大な力を要すると共に、高温の熱源が必要
となり、大量の生ゴミを処理するには効率的及び経済的
な面から見て得策でなく、また生ゴミの処理量は大型の
もので２．５トンとなっている。
ト化する方法及び装置に関する特開平７−２７５８２８
号の発明がなされているが、この場合、処理槽内で有機
物を破砕、攪拌する回転羽根を縦方向の回転軸で回転さ
せており、また含水率の高い有機物を脱水、乾燥する熱
分解工程に、１時間以上６時間以内の間、１００℃以
上、１３５℃以下に保持する熱源が必要であり、回転羽
根の攪拌に強大な力を要すると共に、高温の熱源が必要
となり、大量の生ゴミを処理するには効率的及び経済的
な面から見て得策でなく、また生ゴミの処理量は大型の
もので２．５トンとなっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生ゴミを特
別な発酵菌なしで空中の菌で一番早く発酵する６０℃か
ら７０℃の温度で加熱し、かつ適度に攪拌することによ
り、効率的に、かつ経済的に生ゴミを堆肥化する方法及
び装置を提供し、生ゴミを焼却によらずに堆肥に変換
し、現在世界的に問題となっている炭酸ガス削減に貢献
する。
別な発酵菌なしで空中の菌で一番早く発酵する６０℃か
ら７０℃の温度で加熱し、かつ適度に攪拌することによ
り、効率的に、かつ経済的に生ゴミを堆肥化する方法及
び装置を提供し、生ゴミを焼却によらずに堆肥に変換
し、現在世界的に問題となっている炭酸ガス削減に貢献
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の生ゴミを堆肥化
する方法は、ほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成した
加熱室内に設けた回転式の鋼製ドラム内に、生ゴミを投
入し、その鋼製ドラムを回転しながら生ゴミを攪拌し、
鋼製ドラム内を適温に保つように加熱室の加熱状態を長
時間保持して生ゴミを堆肥化する方法からなり、その装
置はほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成し、かつ内部
に加熱手段を有する加熱室内に開閉可能な搬入・搬出口
を有する鋼製ドラムを設け、その鋼製ドラム内に装備さ
れて投入した生ゴミを攪拌する手段を設けた生ゴミを堆
肥化する装置からなる。
する方法は、ほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成した
加熱室内に設けた回転式の鋼製ドラム内に、生ゴミを投
入し、その鋼製ドラムを回転しながら生ゴミを攪拌し、
鋼製ドラム内を適温に保つように加熱室の加熱状態を長
時間保持して生ゴミを堆肥化する方法からなり、その装
置はほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成し、かつ内部
に加熱手段を有する加熱室内に開閉可能な搬入・搬出口
を有する鋼製ドラムを設け、その鋼製ドラム内に装備さ
れて投入した生ゴミを攪拌する手段を設けた生ゴミを堆
肥化する装置からなる。
【０００８】そして加熱室の上部に生ゴミ投入用開き蓋
を設け、かつ下部に堆肥排出用スライド蓋を設け、加熱
部内部に設けた加熱手段が、内部を蒸気または適宜な温
度の液体を通した加熱用パイプから構成し、鋼製ドラム
に適宜な間隔で横方向に仕切った各室の中心部から外側
に向って傾斜して絞ったテーパ内壁を設け、かつ各室の
中心部の周上に適宜な大きさと数の***を設けるように
し、鋼製ドラム内面に生ゴミを攪拌する手段として複数
の羽根を突設して生ゴミを堆肥化する装置。
を設け、かつ下部に堆肥排出用スライド蓋を設け、加熱
部内部に設けた加熱手段が、内部を蒸気または適宜な温
度の液体を通した加熱用パイプから構成し、鋼製ドラム
に適宜な間隔で横方向に仕切った各室の中心部から外側
に向って傾斜して絞ったテーパ内壁を設け、かつ各室の
中心部の周上に適宜な大きさと数の***を設けるように
し、鋼製ドラム内面に生ゴミを攪拌する手段として複数
の羽根を突設して生ゴミを堆肥化する装置。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の方法
を使用して生ゴミを堆肥化する装置の実施の形態につい
て説明するが、図１はその装置の一実施形態における概
略正断面図であり、図２は図１の概略側断面図である。
まず、この実施形態の装置は、生ゴミ１７を投入する直
径が２ｍ、長さが１６ｍの水平に長い円筒状の鋼製ドラ
ム１を有し、一度に処理できる量は生ゴミ約２８トンで
あり、この生ゴミ１７の温度を約６０℃から７０℃に保
って完熟させる時間は、約６時間から１２時間である
が、工程的には生ゴミ１７を鋼製ドラム１に投入した
り、堆肥を搬出する際の手間がかかるので、１日約２８
トンの処理能力となり、これは１年で約１万トンの処理
量に相当する。なお、この生ゴミを堆肥化する装置を生
ゴミ１７の量に合わせて台数を増やせば、大量の生ゴミ
１７に対しても対応することができる。
を使用して生ゴミを堆肥化する装置の実施の形態につい
て説明するが、図１はその装置の一実施形態における概
略正断面図であり、図２は図１の概略側断面図である。
まず、この実施形態の装置は、生ゴミ１７を投入する直
径が２ｍ、長さが１６ｍの水平に長い円筒状の鋼製ドラ
ム１を有し、一度に処理できる量は生ゴミ約２８トンで
あり、この生ゴミ１７の温度を約６０℃から７０℃に保
って完熟させる時間は、約６時間から１２時間である
が、工程的には生ゴミ１７を鋼製ドラム１に投入した
り、堆肥を搬出する際の手間がかかるので、１日約２８
トンの処理能力となり、これは１年で約１万トンの処理
量に相当する。なお、この生ゴミを堆肥化する装置を生
ゴミ１７の量に合わせて台数を増やせば、大量の生ゴミ
１７に対しても対応することができる。
【００１０】次に、図１及び図２に示すこの生ゴミを堆
肥化する装置により、この生ゴミを堆肥化する方法を具
体的に説明する。まず、図１及び図２のごとく、コンク
リート又は鋼材に断熱材を組み合せて形成した加熱室２
によりほぼ気密状態で、かつ断熱状態の加熱空間１６を
作り、加熱室２の内壁、側壁及び天井の一部に、適当な
径の加熱用パイプ３を適当間隔で取り付け、その加熱用
パイプ３内に蒸気または適宜な温度の温水又は不燃性の
液体等を図２の矢印Ｐ方向に流入し、排出することによ
り上記加熱空間１６内の温度を７０℃から８０℃前後に
なるように調節している。次に、上記加熱室２の加熱空
間１６の中に適宜な径と長さを有し、適宜な肉厚と強度
を有する中空状の前記鋼製ドラム１を内設し、加熱室２
の底部に適宜な位置と数とで設けたドラム支持用回転ロ
ーラ４の上に、その回転軸が水平になるように鋼製ドラ
ム１を設置する。
肥化する装置により、この生ゴミを堆肥化する方法を具
体的に説明する。まず、図１及び図２のごとく、コンク
リート又は鋼材に断熱材を組み合せて形成した加熱室２
によりほぼ気密状態で、かつ断熱状態の加熱空間１６を
作り、加熱室２の内壁、側壁及び天井の一部に、適当な
径の加熱用パイプ３を適当間隔で取り付け、その加熱用
パイプ３内に蒸気または適宜な温度の温水又は不燃性の
液体等を図２の矢印Ｐ方向に流入し、排出することによ
り上記加熱空間１６内の温度を７０℃から８０℃前後に
なるように調節している。次に、上記加熱室２の加熱空
間１６の中に適宜な径と長さを有し、適宜な肉厚と強度
を有する中空状の前記鋼製ドラム１を内設し、加熱室２
の底部に適宜な位置と数とで設けたドラム支持用回転ロ
ーラ４の上に、その回転軸が水平になるように鋼製ドラ
ム１を設置する。
【００１１】この鋼製ドラム１の中央には仕切５を設
け、適宜な間隔で横方向に仕切った室を設け、各室の中
心部から適当な長さ外側に向って傾斜して絞ったテーパ
内壁６を設け、このテーバ内壁６を設けた鋼製ドラム１
の中央部分には適宜な大きさと数の図示していない穴を
設けることにより、これらの穴により鋼製ドラム１内を
加熱室２内の加熱空間１６と同じ空気状態とすると共
に、鋼製ドラム１内に投入された生ゴミ１７から出る廃
液が、図１の廃液排出用溝９へ矢印Ｗのごとく外側に排
出できるようにしている。
け、適宜な間隔で横方向に仕切った室を設け、各室の中
心部から適当な長さ外側に向って傾斜して絞ったテーパ
内壁６を設け、このテーバ内壁６を設けた鋼製ドラム１
の中央部分には適宜な大きさと数の図示していない穴を
設けることにより、これらの穴により鋼製ドラム１内を
加熱室２内の加熱空間１６と同じ空気状態とすると共
に、鋼製ドラム１内に投入された生ゴミ１７から出る廃
液が、図１の廃液排出用溝９へ矢印Ｗのごとく外側に排
出できるようにしている。
【００１２】次に、鋼製ドラム１の内周中央部及びテー
パ内壁６内周には、適宜な大きさと高さを有する攪拌用
の羽根７を適宜な間隔で突設し、さらに前記のごとく仕
切５で仕切られた各室の中央部の一部に目的物の搬入・
搬出口８を設け、そこに開閉可能なスライド式蓋１８を
設けている。また、図２に示すごとく鋼製ドラム１の中
央部円周上に適宜な幅のギア１０を設け、その外側から
図示していない回転ギアと噛み合わせ、適宜なスピード
で鋼製ドラム１を回転させることにより、鋼製ドラム１
内の生ゴミ１７を自然に攪拌すると共に、前記攪拌用の
羽根７を、生ゴミ１７の積極的な攪拌の手段としてい
る。
パ内壁６内周には、適宜な大きさと高さを有する攪拌用
の羽根７を適宜な間隔で突設し、さらに前記のごとく仕
切５で仕切られた各室の中央部の一部に目的物の搬入・
搬出口８を設け、そこに開閉可能なスライド式蓋１８を
設けている。また、図２に示すごとく鋼製ドラム１の中
央部円周上に適宜な幅のギア１０を設け、その外側から
図示していない回転ギアと噛み合わせ、適宜なスピード
で鋼製ドラム１を回転させることにより、鋼製ドラム１
内の生ゴミ１７を自然に攪拌すると共に、前記攪拌用の
羽根７を、生ゴミ１７の積極的な攪拌の手段としてい
る。
【００１３】次に、生ゴミ１７の鋼製ドラム１内への投
入は、加熱室２の上部に設けた生ゴミ投入用開き蓋１２
を開け、その真下に鋼製ドラム１の搬入・搬出口８が丁
度くるようにして停止させ、スライド式蓋１８を開け運
搬車１３から生ゴミスライド１９及び生ゴミ投入口用ガ
イド板２０内の生ゴミ投入口１５経由鋼製ドラム１内へ
生ゴミ１７を８０％程度投入する。
入は、加熱室２の上部に設けた生ゴミ投入用開き蓋１２
を開け、その真下に鋼製ドラム１の搬入・搬出口８が丁
度くるようにして停止させ、スライド式蓋１８を開け運
搬車１３から生ゴミスライド１９及び生ゴミ投入口用ガ
イド板２０内の生ゴミ投入口１５経由鋼製ドラム１内へ
生ゴミ１７を８０％程度投入する。
【００１４】この状態で鋼製ドラム１を回転させること
で、生ゴミ１７は羽根７によりテーパ内壁６内で攪拌さ
れながら回転するが、その際加熱室２の加熱空間１６を
加熱用パイプ３により７０℃から８０℃前後になるよう
に加熱することで、鋼製ドラム１内の温度が６０℃から
７０℃に保たれる。このような状態で約６時間から１２
時間熟成することで生ゴミ１７は特別な発酵菌を入れる
ことなしで空中の菌により完熟して堆肥化される。
で、生ゴミ１７は羽根７によりテーパ内壁６内で攪拌さ
れながら回転するが、その際加熱室２の加熱空間１６を
加熱用パイプ３により７０℃から８０℃前後になるよう
に加熱することで、鋼製ドラム１内の温度が６０℃から
７０℃に保たれる。このような状態で約６時間から１２
時間熟成することで生ゴミ１７は特別な発酵菌を入れる
ことなしで空中の菌により完熟して堆肥化される。
【００１５】加熱室２の生ゴミ投入口１５の真下部に当
たる位置における底壁には搬出口２１が設けられ、そこ
に加熱室２の外側から操作できる堆肥排出用スライド蓋
１４が設けられており、この搬出口２１から鋼製ドラム
１内でできた堆肥をガイドシート２２内をベルトコンベ
ヤー１１上に排出させて外部に搬出させる。一方、鋼製
ドラム１内の生ゴミ１７から出てくる廃液は、上記の通
り廃液排出用溝９から、別途適当な廃液処理施設へと導
出される。
たる位置における底壁には搬出口２１が設けられ、そこ
に加熱室２の外側から操作できる堆肥排出用スライド蓋
１４が設けられており、この搬出口２１から鋼製ドラム
１内でできた堆肥をガイドシート２２内をベルトコンベ
ヤー１１上に排出させて外部に搬出させる。一方、鋼製
ドラム１内の生ゴミ１７から出てくる廃液は、上記の通
り廃液排出用溝９から、別途適当な廃液処理施設へと導
出される。
【００１６】なお、上記施設の全体はハウスで完全に覆
い、外部への臭気防止をはかることができる。
い、外部への臭気防止をはかることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上に説明した本発明の生ゴミを堆肥化
する方法及びその装置によれば、生ゴミを大量に、かつ
比較的短時間に堆肥化する作業に対応でき、特に業務用
の生ゴミ処理設備として有効に適用できる。即ち、現在
殆ど全量焼却されている大量の生ゴミ処理に本発明を適
用して堆肥化に変換できれば、莫大な焼却費の節約にな
るだけでなく、現在世界的に問題となっている炭酸ガス
節減に大きく貢献することができる。
する方法及びその装置によれば、生ゴミを大量に、かつ
比較的短時間に堆肥化する作業に対応でき、特に業務用
の生ゴミ処理設備として有効に適用できる。即ち、現在
殆ど全量焼却されている大量の生ゴミ処理に本発明を適
用して堆肥化に変換できれば、莫大な焼却費の節約にな
るだけでなく、現在世界的に問題となっている炭酸ガス
節減に大きく貢献することができる。
【００１８】さらに、生ゴミは自然の産物であり、堆肥
として自然の土へ返すことは自然環境の生態系の原則に
もとずくことであると共に、化学肥料から有機肥料への
転換が叫ばれている現在の要請にも応えることができ
る。
として自然の土へ返すことは自然環境の生態系の原則に
もとずくことであると共に、化学肥料から有機肥料への
転換が叫ばれている現在の要請にも応えることができ
る。
【図１】本発明の方法を使用して生ゴミを堆肥化する装
置の一実施形態における概略正断面図である。
置の一実施形態における概略正断面図である。
【図２】図１の概略側断面図である。
１ 鋼製ドラム ２ 加熱室 ３ 加熱用パイプ ４ ドラム支持用回転ロ
ーラ ５ 仕切 ６ テーパ内壁 ７ 羽根 ８ 搬入・搬出口 ９ 生ゴミ投入用開き蓋 １４ 堆肥排出用スライド
蓋
ーラ ５ 仕切 ６ テーパ内壁 ７ 羽根 ８ 搬入・搬出口 ９ 生ゴミ投入用開き蓋 １４ 堆肥排出用スライド
蓋
Claims (6)
- 【請求項１】 ほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成し
た加熱室内に設けた回転式の鋼製ドラム内に、生ゴミを
投入し、その鋼製ドラムを回転しながら生ゴミを攪拌
し、鋼製ドラム内を適温に保つように加熱室の加熱状態
を長時間保持して生ゴミを堆肥化する方法。 - 【請求項２】 ほぼ気密状態で、かつ断熱状態に形成
し、かつ内部に加熱手段を有する加熱室内に開閉可能な
搬入・搬出口を有する鋼製ドラムを設け、その鋼製ドラ
ム内に装備されて投入した生ゴミを攪拌する手段を設け
た生ゴミを堆肥化する装置。 - 【請求項３】 加熱室の上部に生ゴミ投入用開き蓋を設
け、かつ下部に堆肥排出用スライド蓋を設けた請求項２
記載の生ゴミを堆肥化する装置。 - 【請求項４】 加熱部内部に設けた加熱手段が、内部を
蒸気または適宜な温度の液体を通した加熱用パイプから
なる請求項２または３記載の生ゴミを堆肥化する装置。 - 【請求項５】 鋼製ドラムに適宜な間隔で横方向に仕切
った各室の中心部から外側に向って傾斜して絞ったテー
パ内壁を設け、かつ各室の中心部の周上に適宜な大きさ
と数の***を設けた請求項２、３又は４記載の生ゴミを
堆肥化する装置。 - 【請求項６】 鋼製ドラム内面に生ゴミを攪拌する手段
として複数の羽根を突設した請求項２、３、４又は５記
載の生ゴミを堆肥化する装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9318062A JPH11157971A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 生ゴミを堆肥化する方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9318062A JPH11157971A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 生ゴミを堆肥化する方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11157971A true JPH11157971A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18095062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9318062A Pending JPH11157971A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 生ゴミを堆肥化する方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11157971A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002060608A1 (fr) * | 2001-01-31 | 2002-08-08 | Japan Life Center, Inc. | Dispositif de traitement de dechets organiques par fermentation |
| CN104971937A (zh) * | 2015-08-06 | 2015-10-14 | 江苏爱鑫环保科技有限公司 | 一种移动旋转式生活垃圾好氧发酵仓 |
| CN106734118A (zh) * | 2017-02-17 | 2017-05-31 | 刘波 | 一种生活垃圾臭气的处理方法 |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP9318062A patent/JPH11157971A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002060608A1 (fr) * | 2001-01-31 | 2002-08-08 | Japan Life Center, Inc. | Dispositif de traitement de dechets organiques par fermentation |
| CN104971937A (zh) * | 2015-08-06 | 2015-10-14 | 江苏爱鑫环保科技有限公司 | 一种移动旋转式生活垃圾好氧发酵仓 |
| CN106734118A (zh) * | 2017-02-17 | 2017-05-31 | 刘波 | 一种生活垃圾臭气的处理方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20170008816A1 (en) | Kitchen waste treatment device | |
| JP6512859B2 (ja) | 廃棄物処理装置および廃棄物処理方法 | |
| KR20160115349A (ko) | 친환경 폐기물 발효 건조장치 | |
| KR101680957B1 (ko) | 고형 연료 제조 장치 및 고형 연료 제조 방법 | |
| KR101272187B1 (ko) | 음식물쓰레기 분해장치 및 이를 이용한 퇴비의 생산방법 | |
| WO2015125962A1 (ja) | 廃棄物処理装置および廃棄物処理方法 | |
| JP6235253B2 (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP4642197B2 (ja) | 発酵処理装置、セメント製造用原燃料製造設備およびセメント製造工場 | |
| JP4642196B2 (ja) | 発酵処理方法およびセメント製造方法 | |
| JPH11157971A (ja) | 生ゴミを堆肥化する方法及び装置 | |
| JP2008023450A (ja) | 有機性廃棄物分解処理方法及び装置 | |
| US5776768A (en) | Cold weather composting apparatus | |
| JP2002210435A (ja) | 有機性廃棄物の処理装置 | |
| JP2015160767A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JP2001347248A (ja) | 有機質物の発酵処理方法及び装置 | |
| JPH0487644A (ja) | 生ゴミの乾燥破砕装置 | |
| JP4554127B2 (ja) | 発酵処理装置 | |
| JPS6144837B2 (ja) | ||
| KR100331477B1 (ko) | 음식 폐기물 열풍 건조기 | |
| JPH09132490A (ja) | 有機物の処理装置 | |
| JPH07195058A (ja) | 生ゴミ等の処理方法および生ゴミ等の処理装置 | |
| JPH11114543A (ja) | 有機物を含んだ廃棄物の処理方法 | |
| JP2819375B2 (ja) | 発酵乾燥処理方法 | |
| JP2003039051A (ja) | 低水分活性の有機性廃棄物の処理方法および処理装置 | |
| JP2011200824A (ja) | セメント製造用原燃料製造設備及びセメント製造用原燃料の製造方法 |