JPH11156995A - クラッド板とこれを用いた電池用ケース並びにこれらの製造方法 - Google Patents

クラッド板とこれを用いた電池用ケース並びにこれらの製造方法

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JPH11156995A
JPH11156995A JP10091099A JP9109998A JPH11156995A JP H11156995 A JPH11156995 A JP H11156995A JP 10091099 A JP10091099 A JP 10091099A JP 9109998 A JP9109998 A JP 9109998A JP H11156995 A JPH11156995 A JP H11156995A
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Japan
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plate
pure
based alloy
clad
thin layer
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JP10091099A
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English (en)
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Yoshitake Suzuki
良剛 鈴木
Kazutaka Taniguchi
一貴 谷口
Hiroshi Yamada
廣志 山田
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】深絞り加工を施しても接合されたAl系板とC
u系板とが、互いにずれたり剥離せず、所望の形状に正
確に成形し得るAl・Cuクラッド板とこれを用いた電
池用ケースやこれらの製造方法を提供する。 【解決手段】純Al板2と純Cu板4とを、それらの間
に厚さ0.3〜15μmの純Niの薄層6を介在させて
一体に接合したクラッド板1。また、該クラッド板1を
有底筒形に絞り加工した電池用ケース8。更に、純Cu
板4の一方の表面にメッキにより厚さ20μmの純Ni
の薄層6を被覆し、該薄層6の表面をワイヤブラシ7に
よって押圧して活性化と微細な凹凸条を形成した後、そ
の上に純Al板2を載置して、一対のロール9,9間を
通す圧着圧延を加工率約50%にて施し、上記純Niの
薄層6の厚さを10μmとしたクラッド板1の製造方法
も含む。上記圧延工程の後に、200〜600℃の温度
範囲で拡散焼鈍を行う製造方法も含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Cu(銅)板又はC
u基合金板とAl(アルミニウム)板又はAl基合金板と
を一体に接合したクラッド板とこれを用いた電池用ケー
ス並びにこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話に代表される電子機器の
小型化・軽量化が著しく、それらの構成部品であるリチ
ウムイオン電池やニッカド電池等の電気部品、又はI
C、ダイオード、半導体素子その他の各種電子デバイス
用のケース、或いは電子機器用接点部品も同様に小型化
・軽量化が強く求められている。このような小型化・軽
量化に対応していく上で、上記電池等の電気部品や電子
デバイス自体の軽量化を図るため、それら自体のケース
やそれらを収納するのに用いるケースの材質も、従来の
鋼やステンレス鋼等のようなFe系材料からAl又はそ
の合金への移行が試みられている。
【0003】確かに、Al又はその合金の比重はFe系
材料の約3分の1であるため、大幅な軽量化が可能とな
る。しかし、AlやAl合金の強度は、Fe系材料より
もかなり低いため、Fe系材料と同等の強度にするに
は、上記ケース等の肉厚を厚くせざるを得なくなる。こ
のため、Al系の材料を電池用ケース等に適用しても、
大幅な軽量化を実現されていないのが現状である。
【0004】一方、コンデンサ用ケースにおける導電性
や電磁波シールド特性を向上させ、且つ軽量化を図るた
め、Al系材料とCu系材料とのクラッド材の適用が検
討されている。係るAl・Cu系のクラッド材により所
要の強度を与えることも可能である。しかし、電子デバ
イス用ケースを得るため、Al系材料とCu系材料との
クラッド材を用いて深絞り加工等の変形率の高い過酷な
加工を行うと、両材料の接合部分から互いにずれたり剥
離が生じて、一方の材料に皺やクラック等の亀裂が生じ
て破損に至るという問題があった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上の従来の技術
が抱える問題点を解決し、深絞り加工等を施しても所要
の接合強度を維持し得るAl系板及びCu系板或いはそ
れらの合金板同士からなるクラッド板とこれを用いた電
池用ケース並びにこれらの製造方法を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、Al系材料とCu系材料との双方に対し
て親和性(馴染易さ)の高い純Ni(ニッケル)の薄層を両
者の板材間に介在させることに着想して成されたもので
ある。即ち、本発明のクラッド板は、Cu板又はCu基
合金板とAl板又はAl基合金板とを、純Niの薄層を
介して一体に接合した、ことを特徴とする。係る3層構
造のクラッド板によれば、重量を増やすことなく、Al
系板とCu系板とを強固に一体化して接合でき、深絞り
加工してもずれや剥離等が生じることを防止でき、精度
の良い成形加工を確実に行うことが可能となる。
【0007】また、Al板又はAl基合金板と、その両
表面に被覆した純Niの薄層と、何れかの純Niの薄層
の表面上に被覆したCu板又はCu基合金板とを有す
る、クラッド板も含まれる。このクラッド板によれば、
後述する電池用ケースのように一方の表面にCu系板を
配置し、且つ他方の表面に純Niの薄層を被覆したAl
系板を配置できるので、陰極部分と耐塩基性等の耐食性
に優れた覆い部分を両側面に併有できる。
【0008】更に、Cu板又はCu基合金板、或いはA
l板又はAl基合金板の何れかの両表面にそれぞれ純N
iの薄層を介して、一対のAl板又はAl基合金板、或
いは一対のCu板又はCu基合金板を一体に接合したク
ラッド板も含まれる。これにより、Al系板又はCu系
板を中心としてその両側面に純Niの薄層を介してCu
系又はAl系板を接合した5層構造の強固な接合構造を
有するクラッド板にでき、例えば高い電磁波シールド特
性や導電性を得ることが可能となる。
【0009】また、本発明は、以上の各クラッド板を用
いると共に、全体が有底筒形で且つその内周面側に前記
Cu板又はCu基合金板を配置した、電池用ケースも含
む。これによれば、内周面側にCu系板を配置して陰極
部分を形成すると共に、外周面側にはAl系板、純Ni
の薄層を被覆したAl系板、又は別のCu系板を一体に
した形状・寸法精度に優れた各種の電池用ケースにでき
る。尚、係るケースの形状には円筒形、又は直方体等各
種の有底筒形を適用することができる。
【0010】一方、本発明のクラッド板の製造方法は、
Cu板又はCu基合金板とAl板又はAl基合金板と
を、それらの間に純Niの薄層を配設して接合する、こ
とを特徴とする。これによれば、純Niの薄層を介して
Al系板及びCu系板を強固に接合したクラッド板を容
易且つ確実に製造することが可能となる。また、前記C
u板又はCu基合金板の少なくとも一方の表面にNiメ
ッキにより厚さ0.3〜15μmの純Niの薄層を被覆
する工程と、この純Niの薄層の上にAl板又はAl基
合金板を圧着圧延又は爆着等により接合する工程と、を
含むクラッド板の製造方法も含まれる。この方法によれ
ば、予めCu系板に薄いNiメッキ層を被覆した後、そ
の表面に圧着圧延等によりAl系板を強固に接合して一
体化したクラッド板ができる。
【0011】更に、前記Al板又はAl基合金板の少な
くとも一方の表面にNiメッキにより厚さ0.3〜15
μmの純Niの薄層を被覆する工程と、この純Niの薄
層の何れかの表面上に前記Cu板又はCu基合金板を圧
着圧延又は爆着等により接合する工程と、を含むクラッ
ド板の製造方法も含まれる。これにより、予めAl系板
に薄いNiメッキ層を被覆した後、その表面に圧着圧延
等によりCu系板を強固に接合して一体化したクラッド
板ができる。尚、上記純Niの薄層の厚さが0.3μm
未満になるとAl系及びCu系板間の接合強度が低下
し、15μmを超えると接合強度が飽和して純Niの薄
層が無駄になるので、これらの間における範囲の厚さと
したものである。また、Cu系板又はAl系板にメッキ
された純Niの薄層に対し、予めワイヤ等によるブラシ
ッングを施して細かい凹凸面を形成しておくと、圧着圧
延等によりAl系板又はCu系板を一層強固に接合する
ことが可能となる。
【0012】更に、前記接合工程の後に、得られたクラ
ッド板に約200〜600℃の範囲で拡散焼鈍を施す工
程を行うクラッド板の製造方法も含まれる。これによれ
ば、Cu系板と純Niの薄層との接合面、又は純Niの
薄層とAl系板の接合面に沿って、CuとNi間及びN
iとAl間における相互拡散が行われるので、更に高い
接合強度を有するクラッド板を提供することができる。
尚、上記拡散焼鈍は、真空中又はアルゴンガス等の不活
性雰囲気中において、300℃以上、より望ましくは5
00〜600℃の温度範囲で行われる。従って、接合面
に沿ってNiAl及び/又はNi3Al系の脆い金属間
化合物は形成されず、接合強度の低下を防ぐことができ
る。
【0013】また、前記接合工程の後、又は前記焼鈍工
程の後において、前記クラッド板を有底筒形に絞り加工
する成形工程を行う、電池用ケースの製造方法も含まれ
る。これにより、内周面側に略均一な厚さのCu系板を
陰極用として配置し、これと純Niの薄層を介して強固
に接合したAl系板、純Niの薄層を被覆したAl系
板、又は別のCu系板を外周面側にした各種の有底筒形
の電池用ケースを確実且つ精度良く製造することができ
る。
【0014】
【実施の形態】以下において、本発明の実施に好適な形
態を図面と共に説明する。図1(A)は、Al基合金板2
とCu基合金板4とを、それらの間に厚さ10μmの純
Niの薄層6を介在させて一体に接合したAl・Cuク
ラッド板1の断面図を示す。上記Al基合金板2及びC
u基合金板4の厚さは、共に0.1〜1.0mmの範囲に
おいて用途や特性に応じて適宜選択される。
【0015】図1(B)は上記Al・Cuクラッド板1を
絞り加工して得られた電池用ケース8を示す。この電池
用ケース8は、厚さ0.3mmのAl基合金板2及びC
u基合金板4を上記純Niの薄層6を介して接合したク
ラッド板1を用い、上記Cu基合金板4が内周面側にな
るように、図示しないプレス装置を用いて深絞り加工し
て得た有底円筒状のケースである。係る深絞り加工によ
り著しい変形を受けるケース8の下隅部分8aや周壁部
分8bにおいて、当該部分のAl基合金板2とCu基合
金板4は、互いにずれたり、クラック等の局部破損を生
じない。これは、それらの間に介在する上記純Niの薄
層6との強い親和力と共に、後述する拡散焼鈍による相
互拡散によってCuとNi間及びNiとAl間の相互拡
散層が各接合面に沿って形成されているためである。
【0016】図1(C)及び(D)は、上記Al・Cuクラ
ッド板1の応用形態に関し、同(C)はAl基合金板2の
両表面に純Niの薄層6,6を介して一対のCu基合金
板4を接合したAl・Cuクラッド板10の断面図を示
す。また、図1(D)はCu基合金板4の両表面に純Ni
の薄層6,6を介して一対のAl基合金板2を接合した
Al・Cuクラッド板10′の断面図を示す。これら5
層構造を有するAl・Cuクラッド板10,10′は、
比較的薄肉のAl基合金板2及びCu基合金板4を用い
ることにより、所望の板厚と内部の高い接合力を有する
ので、例えば上記クラッド板10は電磁波シールド用と
して、また、クラッド板10′は、薬液タンク用等とし
て活用することができる。
【0017】図2(A)は、Al基合金板2の両表面に厚
さ10μmの純Niの薄層6を被覆し、その一方の薄層
6の表面上にCu基合金板4を一体に接合した、Al・
Cuクラッド板1′の断面図を示す。上記Al基合金板
2及びCu基合金板4の厚さは、共に0.1〜1.0mm
の範囲において用途や特性に応じて適宜選択される。図
2(B)は上記クラッド板1′を絞り加工して得た電池用
ケース8′の断面図を示す。これは、クラッド板1′を
そのCu基合金板4が内周面側になるよう前記同様プレ
ス装置を用いて深絞り加工した有底筒形の電池用ケース
8′である。係る深絞り加工により著しい変形を受ける
下隅部分8aにおいて、当該部分のCu基合金板4は、
クラック等の局部破損を生じず、しかもAl基合金板2
と互いにずれたりしない。これも、各接合面に沿ってC
uとNi間及びNiとAl間の相互拡散層が形成されて
いるためである。
【0018】図3(A)〜(D)は、前記Al・Cuクラッ
ド板1の製造方法に関する。同図(A)に示す厚さ1m
m、板幅50mmの純Cu板4に対し、その一方の表面
に電気メッキを施し、図3(B)に示すように、厚さ約2
0μmの純Niの薄層6を被覆する。次に、図3(C)に
示すように、この純Niの薄層6に線径0.3mmのス
テンレスワイヤを放射状に植設した回転するブラシ7を
押し付けつつ、図中の矢印のように該薄層6に沿って移
動させ、純Niの薄層6の表面を清浄化して活性化する
と共に、その表面に微細な凹凸条を形成する。
【0019】そして、上記純Niの薄層6の表面に、図
3(D)の左方に示すように、厚さ1mm、板幅50mm
の純Al板(純度99%)2を添接した後、一対のロール
9,9間に押し込んで通過させる。このロール9,9間
を通す圧着圧延により、図3(D)の右方に示すように、
全体の厚さが約1mmで厚さ5μmの純Niの薄層6を
中間に有するAl・Cuクラッド板1が得られる。尚、
係る圧着圧延での加工(圧下)率は約50%であった。こ
の圧着圧延されたままのAl・Cuクラッド板1でも、
その純Al板2及び純Cu板4と純Niの薄層6との各
接合面における親和力により、前記のような深絞り加工
を施しても、所要の形状のケース等に十分成形すること
ができる。尚、図3(E)は後述するクラッド板1の接合
強度の測定状態を示す。
【0020】しかしながら、純Al板2及び純Cu板4
と純Niの薄層6間の接合力をより高めるため、Al・
Cuクラッド板1を真空中又はアルゴンガス等の不活性
雰囲気中において、約200〜600℃の温度範囲で拡
散焼鈍を行うのが望ましい。係る拡散焼鈍により、純N
iの薄層6と純Al板2の接合面、及び純Cu板4と純
Niの薄層6との接合面に沿って、各元素同士の相互拡
散が行われる。従って、これらの拡散層によって、上記
の3つの層2,6,4を互いに一層強固に接合したAl・
Cuクラッド板1を得ることができる。
【0021】図4(A)〜(D)は、前記Al・Cuクラッ
ド板1′の製造方法に関する。同図(A)に示す厚さ2m
m、板幅100mmのAl合金(A3003)板2に対し、その
両表面に無電解光沢Niメッキを施し、図4(B)に示す
ように、厚さ約3μmの純Niの薄層6を被覆する。こ
の場合、Al合金板2の全表面にNiメッキを被覆でき
るので、マスキングやその剥離作業を省略することがで
きる。次に、一(上)方の純Niの薄層6に前記線径0.
3mmのステンレスワイヤを放射状に植設した回転ブラ
シ7を押し付け、且つ該薄層6に沿って移動して、純N
iの薄層6の表面を清浄化して活性化すると共に、微細
な凹凸条を形成する。
【0022】そして、上記一方の純Niの薄層6の表面
に、図4(C)の左方に示すように、厚さ0.4mm、板
幅90mmのCu(無酸素銅)板4を添接した後、一対の
ロール9,9間に押し込んで通過させる。このロール
9,9間を加工(圧下)率67%で通す圧着圧延により、
図4(D)に示すように、全体の厚さが約0.8mmで、
且つ厚さ2μmの一対の純Niの薄層6を中間と他(下)
方の表面とに有するAl・Cuクラッド板1′が得られ
る。このクラッド板1′も、前記同様に拡散焼鈍を施す
ことで、各層2,6,4を互いに一層強固に接合すること
ができる。尚、下方の表面に露出する純Niの薄層6
は、これが覆っているAl合金板2を塩基性雰囲気や薬
品から保護する。
【0023】
【実施例】ここで、より具体的な実施例について、比較
例と共に説明する。前記図3(A)〜(D)の各工程を、図
3(D)での加工(圧下)率のみを14〜62%の間で変化
させて、前記と同じ条件により行った結果、加工率別に
6種類の実施例のAl・Cuクラッド板1を得た。一
方、純Niの薄層6を除いて図3(A)と図3(D)の両工
程だけを、上記と同じく図3(D)での加工率のみを変化
させて、前記と同じ条件により行い、加工率別に6種類
の比較例のAl・Cuクラッド板を得た。
【0024】これら実施例及び比較例の各Al・Cuク
ラッド板に対し、図3(E)に示すように、純Cu板4が
剥がれるときに必要な力をそれぞれ測定して、各々の接
合強度とした。その結果を、加工率別に図5のグラフに
示した。図5のグラフから、加工率が20%を越える
と、実施例の各Al・Cuクラッド板1の接合強度は、
同じ加工率の比較例のものより高くなり、加工率が約5
0%付近からは著しく上昇していることが判明した。こ
の結果から、実施例のAl・Cuクラッド板1は、純A
l板2と純Cu板4との間に純Niの薄層6を介在させ
たことにより、比較例のAl・Cuクラッド板よりも明
らかに接合強度を向上させ得たことが裏付けられた。
【0025】次に、図3(D)の圧着圧延を加工率50%
として、前記図3(A)〜(D)の各工程を前記と同じ条件
にて行い、6枚の実施例のAl・Cuクラッド板1を得
た。一方、純Niの薄層6を除いて図3(A)と図3(D)
の両工程のみを、図3(D)の圧着圧延を上記と同じく加
工率50%として、前記と同じ条件にて行い、6枚の比
較例のAl・Cuクラッド板を得た。これら実施例及び
比較例の各Al・Cuクラッド板を、個別に図示しない
真空炉内に挿入し、焼鈍温度を200〜600℃の温度
範囲で変化させて、拡散焼鈍を施した。
【0026】その後、各Al・Cuクラッド板に対し、
前記と同じく図3(E)に示す純Cu板4を剥離すること
によりそれぞれの接合強度を測定した。その結果を、焼
鈍温度別に図6のグラフに示した。図6のグラフから、
全ての焼鈍温度において実施例の各Al・Cuクラッド
板1は、比較例のものよりも高い接合強度を有し、特に
500〜600℃の温度領域においては顕著な上昇傾向
を示した。この結果から、拡散焼鈍を施すことにより、
各接合面に沿って拡散層が形成されるため、一層接合強
度を高められることが裏付けられた。
【0027】次に、前記図4(A)〜(C)の各工程を経て
得られたAl・Cuクラッド板1′について、更に焼鈍
温度を変化させて、図7に示すエリクセン試験を行っ
た。また、比較例としてNiメッキをしていないAl合
金板2に前記と同じCu板4を同様に圧着圧延したクラ
ッド板も用意し、同じエリクセン試験を行った。図7に
示すエリクセン試験は、上記クラッド板1′の絞り加工
性を測定する試験で、孔hを有するベースB上に周囲を
押え板pで押圧してクラッド板1′を拘束し、上記孔h
内を所定の力で上昇して衝突する鋼球bにより、クラッ
ド板1′の盛り上がる高さを測定するものである。尚、
実施例及び比較例の各Al・Cuクラッド板を焼鈍温度
毎に10枚ずつ用意し、それらのエリクセン試験におけ
るエリクセン値(突出高さ)の平均値を算出した。その結
果を焼鈍温度別に図8のグラフに示した。
【0028】図8のグラフから、実施例の各クラッド板
1′は、焼鈍温度の上昇と共にエリクセン値も増加し、
且つ500℃以上で顕著に増加した。これはAl合金板
2及びCu板4とNi薄層6との各接合面で相互に拡散
が生じたが、NiAl及び/又はNi3Al系の脆い金
属間化合物が形成されなかったためと思われる。また、
500℃以上でエリクセン値が顕著に増えたのは、Cu
板4の回復現象によるものと考えられる。一方、比較例
の各クラッド板は、全体として実施例よりも低く、且つ
焼鈍温度が300℃でエリクセン値は最大となるがそれ
以上では低下していた。これは、Al合金板2とCu板
4との間にNi薄層6が介在していないため、その接合
面に沿って脆いAl−Cu系金属間化合物の層が形成さ
れたものと思われる。この結果から、実施例のクラッド
板1′は、絞り加工に適しており、深絞り加工によって
前記電池用ケース8,8′を容易に成形できることが理
解される。
【0029】本発明は、以上に説明した各形態に限定さ
れるものではない。例えば、前記Al・Cuクラッド板
1,1′において、純Al板2と純Cu板4の各板厚を
互いに相違したものを用い得ることは明白である。ま
た、図9(A)に示すように、Al板又はAl基合金板2
の一部において、純Niの薄層6を介してCu板又はC
u基合金板4を接合したAl・Cuクラッド板12とし
たり、逆に図9(B)に示すように、Cu板又はCu基合
金板4の一部において、純Niの薄層6を介してAl板
又はAl基合金板2を接合したAl・Cuクラッド板1
4とすることもできる。これらのクラッド板12,14
は、成形加工された後のケース等の製品の構造や形状或
いは求められる特性に応じて、小さい面積側の板材を予
め必要な形状にしてから、これを大きな面積側の板材に
おける所望の位置に接合することにより、有効に活用す
ることが可能となる。
【0030】例えば、図9(C)に示すように、前記Al
・Cuクラッド板12を深絞り加工して、有底円筒形の
電池用ケース16を成形した後、その外側になるAl板
又はAl基合金板2における上周縁のAl板2の単独部
分をカーリング加工し、このケース16の開口部17の
周囲に沿ってカール部18を形成することもできる。上
記ケース16に関連し、前記Al・Cuクラッド板14
を深絞り加工して有底筒形のケースとし、その外側の上
周縁となるCu板4の単独部分をカーリング加工して、
Cu板4のみからなるカール部18を形成することも可
能である。更に、上記カーリング加工に際し、図示しな
い蓋板をケース16の開口部17上に載置して、その蓋
板の外周縁と上記Al板2又はCu板4における上周縁
の単独部分を重ねた状態でカーリング加工する所謂巻き
締めを全周囲に渉り施すと、缶詰と同様な密封構造の電
池用等のケース又は容器とすることも可能である。
【0031】また、図9(D)は、超音波検出装置に用い
られる超音波共振子20の断面図を示す。この超音波共
振子20は、前記Al・Cuクラッド板1(1′)を例え
ば円錐形の回転する成形型の頂部分に固定し、該成形型
と反対側のクラッド板1の頂部分から周縁に向けてロー
ラ等で押し付けつつ移動させることにより、図示のよう
な緩いテーパの中空円錐体に成形したものである。この
超音波共振子20は、図中の矢印で示す超音波を内側面
に受けるとその強度等に応じて共振する。そして、共振
子20の頂部分に接合した図示しない圧電素子を介して
これに接続される電気回路内で、超音波の強度等に応じ
た電流/電圧を発生させて、超音波を検出・受信するの
に用いられる。
【0032】従って、純Niの薄層6を介してAl板又
はAl基合金板2とCu板又はCu基合金板4を接合し
たAl・Cuクラッド板1,1′を用い、或いは前記拡
散焼鈍を施したクラッド板1,1′を用いることによ
り、上記超音波共振子20は、比較的薄肉化できると共
に、各種の超音波に対し鋭敏に反応して共振現象を確実
に生じさせることが可能となる。このため、超音波検出
装置の検出能力を向上させることにも寄与でき得る。
【0033】更に、前記Al板又はAl基合金板2に
は、純度99.0%以上の純Al系の他、Al−Cu
系、Al−Mn系(例えば前記JIS;A3003)、Al−
Si系、Al−Mg系、Al−Mg−Si系、及びAl
−Zn系に属する各種の展伸用アルミニウム合金を適用
することも可能である。また、前記Cu板又はCu基合
金板4には、純銅(燐脱酸銅、無酸素銅)の他、Cu−Z
n系合金(黄銅、例えばJIS;C2100〜C2400、
α黄銅、α+β黄銅、特殊黄銅)、Cu−Sn系合金(青
銅、例えばJIS;BC1〜BC7、KJ1〜KJ4、隣青
銅)、Cu−Ni系合金(白銅、洋白、アドバンス、モネ
ルメタル等)、Al青銅、Be銅、Si銅、又は導電用
銅合金を適用することも可能である。尚、前記接合工程
には、圧着圧延の他、爆着を用いることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上において説明した本発明のクラッド
板は、Al系板とCu系板とを純Niの薄層を介して一
体に接合したので、深絞り加工のような過酷な変形を受
けてもAl系板とCu系板との間でずれたり、剥離した
りせず、各種の形状の製品や部品に成形されても強固な
接合強度を維持することができる。しかも、得られる成
形品の耐久性を高めることにも寄与することが可能とな
る。また、本発明の電池用ケースは、有底筒形の内周面
に陰極となるCu系板が位置し、外周面にAl系板又は
その表面に被覆された純Niの薄層が位置するので、軽
量で強度もあり、且つ耐食性に優れるという利点を有す
る。
【0035】一方、本発明のクラッド板の製造方法によ
れば、以上のようなAl・Cuクラッド板を比較的少な
い工数と労力により確実に提供することができる。ま
た、請求項7の製造方法によれば、Al系板にマスキン
グすることなくNiメッキが行え、且つAl系板が露出
しないので、Alが腐食し易い塩基性雰囲気や薬品等の
付近における用途において耐久性を高めることができ
る。更に、請求項8に記載の拡散焼鈍を施すことによ
り、Al系板とCu系板との接合強度を一層高めること
ができる。加えて、本発明の電池用ケースの製造方法に
よれば、上記した有底筒形のケースを精度良く確実に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はクラッド板の1形態を示す部分断面図、
(B)はこれを成形した電池用ケースの垂直断面図、(C)
及び(D)は応用形態のクラッド板の部分断面図。
【図2】(A)は更に異なる形態のクラッド板の部分断面
図、(B)はこれを成形した電池用ケースの垂直断面図。
【図3】(A)乃至(D)は図1(A)のクラッド板の各製造
工程の概略を示す部分断面図、(E)はその接合強度を測
定する状態を示す概略図。
【図4】(A)乃至(D)は図2(A)のクラッド板の各製造
工程の概略を示す部分断面図。
【図5】本発明の実施例と比較例のクラッド板における
加工率と接合強度との関係を示すグラフ。
【図6】本発明の実施例と比較例のクラッド板における
焼鈍温度と接合強度との関係を示すグラフ。
【図7】エリクセン試験の状態を示す概略図。
【図8】本発明の実施例と比較例のクラッド板における
焼鈍温度とエリクセン値との関係を示すグラフ。
【図9】(A)及び(B)は更に異なる形態のAl・Cuク
ラッド板の部分断面図、(C)及び(D)はこれを成形加工
したケース等の垂直断面図。
【符号の説明】
1,1′,10,10′,12,14…Al・Cuクラッド
板(クラッド板) 2………………………………………Al板又はAl基合
金板 4………………………………………Cu板又はCu基合
金板 6………………………………………純Niの薄層 8,8′,16………………………電池用ケース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cu板又はCu基合金板とAl板又はAl
    基合金板とを、純Niの薄層を介して一体に接合した、
    ことを特徴とするクラッド板。
  2. 【請求項2】Al板又はAl基合金板と、その両表面に
    被覆した純Niの薄層と、何れかの純Niの薄層の表面
    上に被覆したCu板又はCu基合金板とを有する、こと
    を特徴とするクラッド板。
  3. 【請求項3】Cu板又はCu基合金板、或いはAl板又
    はAl基合金板の何れかの両表面にそれぞれ純Niの薄
    層を介して、一対のAl板又はAl基合金板、或いは一
    対のCu板又はCu基合金板を各々一体に接合した、 ことを特徴とするクラッド板。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載のクラッド
    板を用いると共に、全体が有底筒形で且つその内周面側
    に前記Cu板又はCu基合金板を配置した、 ことを特徴とする電池用ケース。
  5. 【請求項5】Cu板又はCu基合金板とAl板又はAl
    基合金板とを、それらの間に純Niの薄層を配設して接
    合する、 ことを特徴とするクラッド板の製造方法。
  6. 【請求項6】前記Cu板又はCu基合金板の少なくとも
    一方の表面にNiメッキにより厚さ0.3〜15μmの
    純Niの薄層を被覆する工程と、この純Niの薄層の表
    面上に前記Al板又はAl基合金板を圧着圧延又は爆着
    等により接合する工程と、を含むことを特徴とする請求
    項5に記載のクラッド板の製造方法。
  7. 【請求項7】前記Al板又はAl基合金板の少なくとも
    一方の表面にNiメッキにより厚さ0.3〜15μmの
    純Niの薄層を被覆する工程と、この純Niの薄層の何
    れかの表面上に前記Cu板又はCu基合金板を圧着圧延
    又は爆着等により接合する工程と、 を含むことを特徴とする請求項5に記載のクラッド板の
    製造方法。
  8. 【請求項8】請求項6又は7の各工程を含むと共に、前
    記接合工程の後に、得られたクラッド板に約200〜6
    00℃の範囲で拡散焼鈍を施す工程を行う、 ことを特徴とするクラッド板の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項6又は7の前記接合工程の後、又は
    請求項8の前記焼鈍工程の後において、前記クラッド板
    を有底筒形に絞り加工する成形工程を行う、 ことを特徴とする電池用ケースの製造方法。
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