JPH11154189A - 状態監視型ワークフローの制御方法及びシステム - Google Patents

状態監視型ワークフローの制御方法及びシステム

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JPH11154189A
JPH11154189A JP9321213A JP32121397A JPH11154189A JP H11154189 A JPH11154189 A JP H11154189A JP 9321213 A JP9321213 A JP 9321213A JP 32121397 A JP32121397 A JP 32121397A JP H11154189 A JPH11154189 A JP H11154189A
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Japan
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department
agent means
data
workflow
agent
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JP9321213A
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Toshihiko Mori
俊彦 森
Nobuko Soga
伸子 曽我
Naofumi Hosoda
直文 細田
Shuji Soga
修治 曽我
Taro Yakabe
太郎 矢加部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業内の業務処理及び企業間取引についてワ
ークフロー制御を行うに際して必要となるデータ送付は
ワークフロー制御システム側が行い、ユーザアプリケー
ションや担当者にデータ送付を意識させない。 【解決手段】 ロールエージェント部122は、ユーザ
アプリケーション111の処理完了を検知し、ロールル
ール定義DB121を参照して部門内のワークフロー制
御を行う。またビジネスエージェント部123もこのユ
ーザアプリケーション111の処理完了を検知し、ビジ
ネスルール定義DB118を参照して部門間に亘るワー
クフロー制御を行い、次の処理をすべき部門が他企業で
あればアクセスエージェント部127にデータ送付依頼
をする。アクセスエージェント部127は、アクセスル
ール定義DB126を参照して宛先の企業に対してアク
ション・ノーティスを発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子計算機を利用
するワークフロー制御方法及びワークフロー制御を実行
する計算機システムに係わり、特に企業内の業務処理に
ついてのワークフロー制御に加えて、企業間の取引業務
についてのワークフロー制御を行う方法及びシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に企業内における業務処理は、複数
の作業工程のシーケンスから構成される業務処理プロセ
スを経て遂行されることが多い。ある作業工程から次の
作業工程には、伝票、帳票等を通じて次々にデータが受
け渡され、一連の作業プロセスが遂行される。電子計算
機を利用するワークフローシステムでは、伝票や帳票を
単位とする情報は電子計算機の記憶装置に格納され、ネ
ットワークを介するデータ伝送によって次の作業を行う
担当者に渡される。例えば日経情報ストラテジー199
4年7月号P66−P76(日経BP社)は、この種の
ワークフローシステムを開示する。
【0003】これに対し企業間取引は、取引を行う企業
間でそれぞれの企業が業務処理を行った結果である伝
票、帳票がやり取りされる。従って企業間取引は、企業
内の業務処理がある企業から別の企業に亘って延伸され
たものとみることができる。電子計算機を利用してこの
ような企業間取引を行うシステムの1つとしてEDI
(Electronic Data Interchange)による企業間取引シ
ステムがある。これはあらかじめ取引を行う2社間で契
約を交わし、そこで決められたフォーマット、データ形
式及びその他ルールに基づいて伝票、帳票の形でデータ
のやり取りを行うものである。つまり企業内において定
められている業務処理ルールに相当するものを取引する
相手ごとに決め、そのルールによって取引を行ってい
る。例えば北澤博著「EDI入門」(ソフトリサーチセ
ンター、1991年)は、この種のEDI技術を開示す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のEDIによる企
業間取引システムは、企業ごとに取引ルールを決めてい
るため、取引相手ごとにそのルールに応じて取引方法を
変えなければならず、取引の内容によって処理方法を変
えなければならない事態が発生する。典型的な例として
発注処理を挙げると、発注する企業内においては発注
後、入荷検品、買掛計上と業務プロセスが遷移していく
が、企業間取引での業務プロセスでは、発注後、発注を
受けた企業が受注処理を行うことになる。さらに発注先
はその発注内容によりいつも同じであるとは限らない。
発注内容によってデータの送付先、送付方法が大きく変
わってくる場合がある。しかし先にも述べたように企業
間取引システムでは取引先の企業ごとにルールが異なる
ため、同一の処理手順によって処理することは難しく、
その発注内容に合わせて臨機応変にデータ伝達方法や送
付先を変更するというシステムの実現は極めて難しいと
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、企業内業務処理か企業間
取引であるかを問わず、原則として部門間や企業間で必
要となるデータ送付はワークフロー制御システム側が行
い、ユーザアプリケーションや業務処理担当者にこのよ
うなデータ送付を意識させないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のワークフロー制
御方法は、案件データに関する業務処理の終了を検知し
たとき、この案件データのデータ入力状態に従って部門
内のワークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき担
当者を規定する部門内のワークフロールールに基づいて
次の担当者が処理すべき案件状態か否かを判定し、次の
担当者が処理すべき案件状態に達していれば次の担当者
にアクション・ノーティスを発行し、この案件データに
関する業務処理の終了を検知したとき、案件データのデ
ータ入力状態に従って部門間に亘るワークフロー・シー
ケンスの中で次に処理すべき部門を規定する部門間のワ
ークフロールールに基づいて次の部門が処理すべき案件
状態か否かを判定し、次の部門が処理すべき案件状態に
達していれば次の部門に対してアクション・ノーティス
を発行し、次の部門に対するアクション・ノーティスを
受けて部門内のワークフロールールに基づいて上記の部
門内ワークフロー制御を行うことを特徴とする。
【0007】また本発明のワークフロー制御システム
は、部門内のワークフローを制御する第1のエージェン
ト手段と、部門間のワークフローを制御する第2のエー
ジェント手段と、第2のエージェント手段と他の第2の
エージェント手段との間のデータ転送を行う第3のエー
ジェント手段とを有するシステムを特徴とする。
【0008】第1のエージェント手段は、案件データに
関する業務処理の終了を検知したとき、この案件データ
のデータ入力状態に従って部門内のワークフロー・シー
ケンスの中で次に処理すべき担当者を規定する部門内の
ワークフロールールに基づいて次の担当者が処理すべき
案件状態か否かを判定し、次の担当者が処理すべき案件
状態に達していれば次の担当者にアクション・ノーティ
スを発行する手段と、次の部門に対するアクション・ノ
ーティスを受けて部門内のワークフロールールに基づい
て上記の部門内ワークフロー制御を行う手段とを有す
る。
【0009】第2のエージェント手段は、この案件デー
タに関する業務処理の終了を検知したとき、この案件デ
ータのデータ入力状態に従って部門間に亘るワークフロ
ー・シーケンスの中で次に処理すべき部門を規定する部
門間のワークフロールールに基づいて次の部門が処理す
べき案件状態か否かを判定し、次の部門が処理すべき案
件状態に達している場合に次の部門が管理下の部門に属
するか管理外の部門に属するかを判定し、管理下の部門
に属する場合には管理下の第1のエージェント手段に対
してアクション・ノーティスを発行し、管理外の部門に
属する場合には第3のエージェント手段へデータ送付依
頼を行う手段と、第3のエージェント手段からアクショ
ン・ノーティスを受け取って宛先となる第1のエージェ
ント手段に対してアクション・ノーティスを発行する手
段とを有する。
【0010】第3のエージェント手段は、第2のエージ
ェント手段からデータ送付依頼を受け取って次の部門を
管理する第2のエージェント手段を決定し、決定した第
2のエージェント手段に対してアクション・ノーティス
を送付する手段を有する。
【0011】上記次の部門は一般用語で表現される機能
部門であり、第2のエージェント手段は、この機能部門
が自分の管理下の機能部門か管理外の機能部門かを判断
するだけでよい。また第3のエージェント手段からアク
ション・ノーティスとともに宛先の機能部門を受けたと
き、この機能部門は管理下の機能部門であるから、テー
ブルを参照して宛先となる第1のエージェント手段を決
定する。また第3のエージェント手段は、宛先の機能部
門を受け取り、テーブルを参照して宛先となる第2のエ
ージェント手段に関する識別子を判断するだけでよい。
さらに第3のエージェント手段が参照するテーブルとし
て案件データの内容を条件として対応する宛先を設定す
るようなテーブルにすれば、第3のエージェント手段
は、案件データの内容とこのテーブル上の案件データの
条件とを突き合わせて宛先を決定することができる。ま
た第2のエージェント手段が参照するテーブルについて
も同様に案件データの内容を条件として対応する宛先を
設定するようなテーブルにすれば、第2のエージェント
手段は、案件データの内容とこのテーブル上の案件デー
タの条件とを突き合わせて宛先を決定することができ
る。
【0012】以上述べたように、ワークフロー制御シス
テムが案件データの内容から自動的にデータ送付先を判
断してデータ送付を行うので、ユーザアプリケーション
や業務処理担当者がデータ送付について意識しなくとも
企業内の部門間及び企業間のデータ送付が行われ、複数
企業間に亘るワークフローが正確かつ効率的に制御され
ることになる。なおデータ送付方法が変更になつたとき
には、第2のエージェント手段が管理するワークフロー
ルールを変更すればよく、データ送付先が変更になつた
ときには、第2のエージェント手段及び第3のエージェ
ント手段がデータ送付先を決定するとき参照するテーブ
ルを変更すればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態について
図面を用いて説明する。
【0014】図1は、システム構成の例を概略的に示す
図である。図1でA社、B社104及びC社105は企
業間取引に参加する企業であり、プロバイダ106はど
の企業にも属さない事業者である。A社はX部門10
1、Y部門102及びZ部門103によって構成され
る。ここでX部門101、Y部門102、Z部門10
3、B社104、C社105及びプロバイダ106は、
各々部門、企業又は事業者の管理する計算機システムを
表すものとする。A社の同一所在地にあるX部門101
とY部門102とはLAN107によって接続され、X
部門101,Y部門102と別所在地にあるZ部門10
3とはLAN107及びネットワーク108を介して接
続される。A社のX部門101、Y部門102とB社1
04とはプロバイダ106及びネットワーク109を介
して接続される。またA社のX部門101、Y部門10
2とC社105とはプロバイダ106及びネットワーク
110を介して接続される。ネットワーク108,10
9及び110は、LAN以外の専用線、WAN、インタ
ーネットなどのネットワークである。X部門101とY
部門102との通信にはプロバイダ106が介入しない
が、X部門101,Y部門102とZ部門103、B社
104又はC社105との通信にはプロバイダ106が
介入する。
【0015】図2は、図1のシステム構成を展開して示
す構成図である。A社のX部門101には、ユーザアプ
リケーション111、ロールエージェント部122及び
ロールルール定義データベース(DB)121を格納す
る少なくとも1台の計算機から成る計算機システムを設
置する。A社のY部門102にも同様にユーザアプリケ
ーション111、ロールエージェント部122及びロー
ルルール定義データベース(DB)121を格納する少
なくとも1台の計算機から成る計算機システムを設置す
る。またX部門101及びY部門102が共有する計算
機システムとして、ビジネスエージェント部123、ビ
ジネスルール定義DB118及び業務データベース(D
B)112を格納する少なくとも1台の計算機から成る
計算機システムを設置する。B社104の計算機システ
ムは、ユーザアプリケーション111、ロールエージェ
ント部122、ロールルール定義DB121、ビジネス
エージェント部123及びビジネスルール定義DB11
8を格納し、A社の業務DB112を共有する。図示し
ないA社のZ部門103の計算機システムも、B社10
4と同様にユーザアプリケーション111、ロールエー
ジェント部122、ロールルール定義DB121、ビジ
ネスエージェント部123及びビジネスルール定義DB
118を格納し、業務DB112を共有する。C社10
5の計算機システムは、ユーザアプリケーション11
1、ロールエージェント部122、ロールルール定義D
B121、ビジネスエージェント部123及びビジネス
ルール定義DB118を格納するが、A社の業務DB1
12を共有せず、業務DB112にアクセスできない。
プロバイダ106の計算機システムは、アクセスルール
定義DB126、アクセスエージェント部127及びネ
ットワークスイッチング部128を格納する。
【0016】業務DB112は、アクセス可能なユーザ
アプリケーション111によってアクセスされ、業務処
理の結果を案件データの形で格納する。ロールルール定
義DB121は、部門内ワークフロールール119及び
ロールテーブル120によって構成される。部門内ワー
クフロールール119は、部門内のワークフローのシー
ケンスとロールによって表現される作業担当を規定す
る。ロールテーブル120は、ロールと実際の担当者と
の対応を規定する。ロールエージェント部122は、ビ
ジネスエージェント部123からアクション・ノーティ
ス(A/N)を受けたとき、部門内ワークフロールール
119及びロールテーブル120を参照して次に業務処
理を行う担当者を決定し、その担当者のユーザアプリケ
ーション111にA/Nを発行する。またユーザアプリ
ケーション111から処理完了通知を受けたとき、ロー
ルエージェント部122は、部門内ワークフロールール
119を参照して案件状態を次に進めるか否かを判定
し、次に進めるときにはロールテーブル120を参照し
て次の担当者のユーザアプリケーション111にA/N
を発行する。すなわちロールエージェント部122は、
X部門101、Y部門102、Z部門103など各部門
内のワークフロー制御を行う。
【0017】ビジネスルール定義DB118は、案件状
態遷移基準テーブル113、実行可能アクションテーブ
ル114、論理ロールノード定義テーブル115、担当
ビジネスエージェントテーブル116及び部署定義テー
ブル117から構成される。案件状態遷移基準テーブル
113は、ワークフローが部門間に亘るようなシーケン
スの制御を行うための案件の状態遷移ルールを規定す
る。実行可能アクションテーブル114は、各案件状態
に遷移したときのとるべきアクションを規定し、論理ロ
ールノード定義テーブル115はそのアクションを実行
する論理ロールノードを規定する。論理ロールノードは
部門の名称であり、機能部門を意味する一般用語で表現
する部門名称である。担当ビジネスエージェントテーブ
ル116は、各論理ロールノードが当該ビジネスエージ
ェント部123の管理下に属するのか、管理外のものか
を規定する。部署定義テーブル117は、管理下の論理
ロールノードに対応して現実の担当部署の名称を規定す
る。ビジネスエージェント部123は、ユーザアプリケ
ーション111から処理完了通知を受けたとき、案件状
態遷移基準テーブル113を参照して案件状態が遷移し
たか否かを判定する。案件状態が遷移していれば、実行
可能アクションテーブル114及び論理ロールノード定
義テーブル115を参照して次に実行すべきアクション
とその論理ロールノードを決定し、担当ビジネスエージ
ェントテーブル116を参照してこの論理ロールノード
が自分の管理下の部門に該当するか否かを判定する。自
分の管理下の論理ロールノードであれば、部署定義テー
ブル117を参照して現実に作業を行う部署の名称を取
得してその部署を管理するロールエージェント部122
へA/Nを送付する。論理ロールノードが管理外の部門
であれば、アクセスエージェント部127へデータ送付
依頼を行う。またアクセスエージェント部127を介し
て別のビジネスエージェント部123からA/N発行依
頼を受けたとき、部署定義テーブル117を参照して指
定された論理ロールノードに対応する現実の部署名を取
得し、その部署を管理するロールエージェント部122
へA/Nを送付する。上記のようにビジネスエージェン
ト部123は、自分の管理下のロールエージェント部1
22を起動するとともに、X部門101,Y部門102
からZ部門103、X部門101,Y部門102からB
社104のように他の部門や企業に亘るようなワークフ
ローについて論理ロールノードという機能部門名に基づ
いてワークフロー制御を行う。
【0018】アクセスルール定義DB126は、送付先
特定テーブル124及びアクセスルール格納テーブル1
25から構成される。送付先特定テーブル124は、論
理ロールノードに対応する物理ロールノードを規定す
る。ここでいう物理ロールノードとは、Z部門103、
B社104、C社105のようにビジネスエージェント
部123を有する事業所又は企業の識別子を指す。アク
セスルール格納テーブル125は、各物理ロールノード
から他の物理ロールノードへデータ送信するときの通信
プロトコル、セキュリティ方式などを規定する。アクセ
スエージェント部127は、ビジネスエージェント部1
23からデータ送付依頼を受け取り、送付先特定テーブ
ル124を参照して指定された論理ロールノードに対応
するデータ送付先の物理ロールノードを決定する。また
業務DB112にアクセスできない物理ロールノードか
ら送付依頼を受けたとき、受け取った案件のデータ項目
値によって業務DB112を更新する。またデータ送付
先が業務DB112にアクセスできない物理ロールノー
ドであれば、業務DB112から取得した案件のデータ
項目値を添付する。ネットワークスイッチング部128
は、アクセスエージェント部127からデータ送付依頼
を受け取り、アクセスルール格納テーブル125を参照
してデータの加工を行ってからネットワークを介して指
定された物理ロールノードへデータ送付する。上記のよ
うにアクセスエージェント部127は、論理ロールノー
ドを対応する物理ロールノードに変換し、物理ロールノ
ードから他の物理ロールノードに対して行うデータ送信
の橋渡しを行う。
【0019】B社104及びC社105もそれぞれ専用
又は他社と共用するプロバイダ106を有する。B社1
04,C社105側のプロバイダ106は、A社から送
られたデータをアクセスエージェント部127で受信
し、ネットワークスイッチング部128でデータ復元及
び暗号データの復号化をしてそれぞれB社104及びC
社105に渡す。B社104又はC社105からA社へ
送られるデータは、B社104,C社105側のプロバ
イダ106に格納されるアクセスエージェント部12
7、ネットワークスイッチング部128、ネットワー
ク、A社側のアクセスエージェント部127、及びネッ
トワークスイッチング部128という経路をたどってA
社のX部門101,Y部門102を管理するビジネスエ
ージェント部123に渡される。A社のX部門101,
Y部門102とA社側のプロバイダ106並びにB社1
04,C社105とそのプロバイダ106との間のセキ
ュリティは確保されており、データ転送に当ってデータ
の加工をしないものとする。
【0020】ユーザアプリケーション111はクライア
ントのような計算機に格納されるプログラムである。ロ
ールエージェント部122、ビジネスエージェント部1
23、アクセスエージェント部127及びネットワーク
スイッチング部128は、サーバのような計算機に格納
されるプログラムである。ロールルール定義DB12
1、ビジネスルール定義DB118、業務DB112及
びアクセスルール定義DB126は、サーバのような計
算機に接続される記憶装置上に格納される。ビジネスエ
ージェント部123及びアクセスエージェント部127
のプログラムをそれぞれ記憶媒体に格納し計算機に接続
される駆動装置を介して又はネットワークを介するプロ
グラム伝送によつて計算機の主記憶装置に読み込んで実
行することが可能である。
【0021】図3は、業務DB112に格納されている
1つの案件データの例を示す図である。1つの案件デー
タは、案件番号20、発注先21、合計金額22、受注
サイン23及び案件状態24を含み、発注される商品ご
とに品目名25、発注数量26、発注金額27、納期2
8及び決裁サイン29の各データ項目を有する。合計金
額22は、この案件のすべての品目について発注金額2
7を合計したもので、自動的に計算されるデータ項目で
ある。案件状態24は、この案件についてのワークフロ
ーのシーケンス中で現在のステータスを示す。受注サイ
ン23は受注が確定したことを示すサインである。決裁
サイン29は、管理者が決裁したことを示すサインであ
る。図で「未入力」と記載されているデータ項目は、ま
だデータが入力されていないことを示す。また案件状態
24が示す各状態に対応してその状態で各論理ロールノ
ードが案件番号20から決裁サイン29まで各データ項
目にアクセス可能か否かを示すテーブルを有する。「参
照可」はデータの参照のみ可能なことを示し、「参照不
可」は参照を許可しないことを示し、「更新可」はデー
タ入力又はデータ更新が可能なことを示す。
【0022】図4は、部門内ワークフロールール119
のデータ例を示す図であり、各案件状態に対応してデー
タを入力するロールと入力すべきデータ項目を示してい
る。品目名、発注数量、発注金額、発注先および納期
は、図3に示す案件がもつデータ項目に対応するもので
ある。品目名と発注数量が入力されたとき、状態1に移
る。担当者が品目名、発注数量、発注金額、発注先及び
納期の各データを入力し、合計金額が計算によって入力
されると、状態2に移る。係長の決裁が入力されたと
き、発注金額又は合計金額が100万円以上のときには
状態3に移り、そうでなければワークフローは終了す
る。状態3のステータスで課長の決裁が入力されたと
き、発注金額又は合計金額が300万円以上のときには
状態4に移り、そうでなければワークフローは終了す
る。このテーブルで「入力」はその案件状態でデータ入
力が必要なことを示し、「−」はデータ入力がないこと
を示す。区分の列に「必須」とあるのは、ワークフロー
のシーケンスの中でその状態を通過しなければならない
ことを示し、そうでない場合には条件によってそのシー
ケンスが実行されることを示す。
【0023】図5は、ロールテーブル120のデータ例
を示す図である。ロールテーブル120は、各ロールご
とに個人名と担当する商品又は管理する個人名の範囲を
登録する。
【0024】図6は、ロールエージェント部122の処
理の流れを示すフローチャートであり、特にロールエー
ジェント部122がビジネスエージェント部123から
A/N発行指示を受けて該当するユーザアプリケーショ
ン111にA/Nを発行する処理の流れを示す。ロール
エージェント部122は、ビジネスエージェント部12
3からA/N発行指示を受ける(ステップ31)。この
A/N発行指示は、案件番号20を含んでいる。ロール
エージェント部122は、業務DB112を参照して指
定された案件番号の案件を取り出し(ステップ32)、
その案件状態24に従って部門内ワークフロールール1
19を参照して次のロールを判断し(ステップ33)、
ロールテーブル120を参照して当該案件の条件に適合
する次の担当者の個人名を決定する(ステップ34)。
そしてその担当者のユーザアプリケーション111に対
してA/Nを発行する(ステップ35)。なお担当者と
ユーザアプリケーション111とは図示しないテーブル
によって対応づけられるものとする。
【0025】ロールエージェント部122がビジネスエ
ージェント部123からA/N発行指示を受けたとき、
案件はその部門内の処理を開始する状態である。例えば
図3に示すように案件番号20以外には品目名25及び
発注数量26のみが入力されている状態である。
【0026】図7は、ロールエージェント部122の処
理の流れを示すフローチャートであり、特にロールエー
ジェント部122がユーザアプリケーション111から
処理完了通知を受けて同一部門内の他のユーザアプリケ
ーション111にA/Nを発行する処理の流れを示す。
ユーザアプリケーション111が案件の処理を終え、業
務DB112への書き込みを終了すると、その旨をロー
ルエージェント部122に通知し、ロールエージェント
部122はこの完了通知を受け取る(ステップ41)。
この完了通知は案件番号20を含んでいる。ロールエー
ジェント部122は、業務DB112を参照して指定さ
れた案件番号の案件を取り出し、その案件に対応する部
門内ワークフロールール119を参照する(ステップ4
2)。案件のデータ入力状態が部門内ワークフロールー
ル119のデータ入力状態を満足せず、現在の案件状態
の処理終了と判断されなければ(ステップ43N)、処
理を終了する。現在の案件状態の処理終了と判断されれ
ば(ステップ43Y)、次の案件状態の処理をする担当
者が部門内ワークフロールールに定義されているか否か
を判定する(ステップ44)。部門内に次の担当者がい
なければ(ステップ44N)、処理を終了する。次の担
当者がいれば(ステップ44Y)、案件状態24を次の
状態に更新する(ステップ45)。次にロールテーブル
120を参照して次の案件状態のロールに該当する担当
者を決定し(ステップ46)、その担当者のユーザアプ
リケーション111にA/Nを発行する(ステップ4
7)。
【0027】ユーザアプリケーション111及びロール
エージェント部122が業務DB112にアクセスでき
ない場合には、ロールエージェント部122はビジネス
エージェント部123からA/N発行指示のほかにロー
カルファイルの名称を受け取るのでステップ32ではこ
のローカルファイルから指定された案件を取り出して、
以下上記のようにステップ33、ステップ34及びステ
ップ35を実行する。なお新規の案件の案件状態24に
は初期状態など部門内で案件の処理を開始するときの案
件状態を設定する。決定したユーザアプリケーション1
11へ受け取ったローカルファイルの名称を付加したA
/Nを送信する。またユーザアプリケーション111か
らローカルファイルの名称を有する完了通知を受けたと
き、ロールエージェント部122はステップ42で指定
されたローカルファイルから指定された案件を取り出し
て、以下上記のようにステップ42〜47を実行する。
ステップ47では決定した担当者のユーザアプリケーシ
ョン111へローカルファイルの名称を指定したA/N
を発行する。
【0028】図8は、案件状態遷移基準テーブル113
のデータ例を示す図である。案件状態遷移基準テーブル
113は、案件状態を遷移させる条件を定義するテーブ
ルであり、特にある部門から他の部門へまたはある部門
から他の企業へアクションを起こす契機となる案件状態
と状態遷移の条件を定義する。この例で「入力」は、そ
の案件状態でデータが入力されるデータ項目を示し、デ
ータが確定でない限り後の案件状態でそのデータを修正
することが可能である。また「×」は、その案件状態で
はデータ入力できないデータ項目を示す。「入力可」は
その案件状態でデータ入力可能であるが、後の案件状態
でデータ入力してもよいデータ項目を示す。「−」は前
の案件状態ですでにデータが確定しているデータ項目を
示す。例えば「トリガー」の項目に示すように、「発注
処理待ち」の状態で案件番号、品目名、発注数量及び納
期が入力されれば、次の案件状態に遷移する。また「発
注処理中」の状態で決裁サインが入力されれば、次の案
件状態に遷移する。また「受注確認待ち」で受注サイン
が入力されれば、すべてのデータ項目が確定し、次の案
件状態に遷移する。
【0029】図9は、実行可能アクションテーブル11
4のデータ例を示す図である。実行可能アクションテー
ブル114は、案件状態遷移基準テーブル113によっ
て定義される案件状態となったとき実行可能なアクショ
ンを定義する。
【0030】図10は、論理ロールノード定義テーブル
115のデータ例を示す図である。論理ロールノード定
義テーブル115は、アクションを実行する論理ロール
ノードを定義する。論理ロールノードは部門の名称を一
般用語で表現するものであるが、ここでいう部門は機能
部門を意味し、一般にX部門101、Y部門102、B
社104のように事業所や企業のような物理的なノード
とは一致しない。
【0031】図11は、担当ビジネスエージェントテー
ブル116のデータ例を示す図である。担当ビジネスエ
ージェントテーブル116は、論理ロールノード定義テ
ーブル115によつて定義される論理ロールノードに対
応して担当するエージェントを定義する。担当エージェ
ントは、当該担当ビジネスエージェントテーブル116
を管理するビジネスエージェント部123か又はアクセ
スエージェント部127を定義する。当該ビジネスエー
ジェント部123の管理外である自社部門又は他社部門
はアクセスエージェント部127が担当する。
【0032】図12は、部署定義テーブル117のデー
タ例を示す図である。部署定義テーブル117は、当該
ビジネスエージェント部123の管理する論理ロールノ
ード(機能部門)の識別子に対応して現実の担当部門の
識別子とその担当部門を選択する条件を定義する。なお
選択条件は、案件データの内容から判定し得るものとす
る。また担当部門は、いずれかのロールエージェント部
122の管理下にあるから担当部門に関係するロールエ
ージェント部122の識別子(またはロールエージェン
ト部122が所在するサーバの識別子)を付加すると、
部署定義テーブル117を参照することによって目的の
ロールエージェント部122とその管理下の部署名を特
定できる。
【0033】図13は、ビジネスエージェント部123
の処理の流れを示すフローチャートであり、特にビジネ
スエージェント部123がユーザアプリケーション11
1から処理完了通知を受けて他の部門へA/Nを発行す
る処理の流れを示す。ビジネスエージェント部123
は、ユーザアプリケーション111から案件番号20を
含む処理完了通知を受け取ると(ステップ51)、業務
DB112を参照して指定された案件番号の案件を取り
出し、その案件に対応する案件状態遷移基準テーブル1
13を参照する(ステップ52)。現在の案件状態24
に対応する案件状態遷移基準テーブル113上の案件状
態のデータ入力条件を突き合わせ、案件の状態を遷移す
べきか否か判定する(ステップ53)。案件状態遷移の
条件を満足しなければ(ステップ53N)、処理を終了
する。案件状態遷移の条件を満足するとき(ステップ5
3Y)、案件状態24を次の状態に更新する(ステップ
54)。次にこの条件に対応する実行可能アクションテ
ーブル114を参照して、実行可能なアクションを読み
取り、論理ロールノード定義テーブル115を参照して
次に処理を行う論理ロールノードを読み取る(ステップ
55)。次に担当ビジネスエージェントテーブル116
を参照して次に処理を行う論理ロールノードを担当する
エージェント部を判断する(ステップ56)。担当エー
ジェント部が自分であれば(ステップ57Y)、部署定
義テーブル117を参照して現実の担当部門を決定する
(ステップ58)。担当部門に条件がある場合には、案
件データを参照して条件に合致する担当部門を決める。
次に決定した部門のロールエージェント部122へA/
Nを送付する(ステップ59)。担当エージェント部が
自分でなければ(ステップ57N)、アクセスエージェ
ント部127へデータ送付依頼を行う(ステップ6
0)。このデータ送付依頼は、案件番号20、データ送
付先の論理ロールノードを含んでいる。
【0034】上記のようにユーザアプリケーション11
1は、部門内のワークフロー・シーケンスを制御すると
ともに部門間のワークフロー・シーケンスを制御するた
めに、ロールエージェント部122とビジネスエージェ
ント部123の両方に完了報告を送る。なお業務処理の
シーケンスが必ずしも直列ではなく、ある部門内の処理
が完結していなくても別部門での業務処理を先行して始
められる可能性がある。例えば図4に示すワークフロー
・シーケンスの例の場合、発注金額が100万円以上の
品目については課長レベルのサインがなければ部門内の
処理は完結しないが、その他の品目については主任レベ
ルの決裁サインがあれば処理が完結する。このように部
門内の処理が完結した部分に関して他部門が先行して引
き取り、処理を行うことが可能である。
【0035】ユーザアプリケーション111及びビジネ
スエージェント部123が業務DB112にアクセスで
きない場合には、ビジネスエージェント部123は、ユ
ーザアプリケーション111から案件番号20と当該案
件を格納するローカルファイルの名称を受け取る。次に
指定されたローカルファイルから指定された案件データ
を取り出し、現在の案件状態24に対応する案件状態遷
移基準テーブル113上の案件状態のデータ入力条件を
突き合わせ、案件の状態を遷移すべきか否か判定する。
状態遷移しない場合には、処理を終了する。案件の状態
を遷移すべき場合には、論理ロールノード定義テーブル
115を参照して次に処理を行う論理ロールノードと処
理完了した論理ロールノードを読み取り、ステップ56
及びステップ57を実行する。担当エージェント部が自
分であれば、ステップ58を実行し、決定した部門のロ
ールエージェント部122へ当該ローカルファイル名称
を付加したA/Nを送付する。担当エージェント部が自
分でなければ、アクセスエージェント部127へデータ
送付依頼を行う。このデータ送付依頼は、案件番号2
0、データ送付先の論理ロールノード、処理完了した論
理ロールノード、当該案件に含まれるデータ項目名とそ
のインスタンス値、及び次に遷移すべき案件状態24の
値を含んでいる。
【0036】図14は、ビジネスエージェント部123
の処理の流れを示すフローチャートであり、特にビジネ
スエージェント部123が他のビジネスエージェント部
123からA/N発行依頼を受けて該当する部門へA/
Nを発行する処理を示す。ビジネスエージェント部12
3は、アクセスエージェント部127とネットワークス
イッチング部128を介して他のビジネスエージェント
部123からA/N発行依頼を受け取る(ステップ6
1)。このA/N発行依頼は、案件番号20とデータ送
付先の論理ロールノードを含んでいる。次に業務DB1
12を参照して指定された案件番号の案件を取り出し
(ステップ62)、部署定義テーブル117を参照して
論理ロールノードに対応する現実の担当部門を決定する
(ステップ63)。担当部門に条件がある場合には、案
件データを参照して条件に合致する担当部門を決める。
最後に決定した部門を管理するロールエージェント部1
22へA/Nを送付する(ステップ64)。このA/N
は案件の案件番号20を含んでいる。
【0037】ユーザアプリケーション111及びビジネ
スエージェント部123が業務DB112にアクセスで
きない場合には、ビジネスエージェント部123は別の
ビジネスエージェント部123から案件番号20とデー
タ送付先の論理ロールノードのほかにデータ項目名とそ
のインスタンス値を受け取る。ビジネスエージェント部
123は指定された案件番号をもつ案件が新規の案件で
あればローカルファイル上にこの案件番号をもつ案件デ
ータを追加する。すでにローカルファイルに登録された
案件であれば、受け取ったデータによってファイル中の
案件データを更新する。次に上記のようにステップ63
及びステップ64を実行する。決定した部門のロールエ
ージェント部122へローカルファイルの名称を付加し
たA/Nを送付する。
【0038】図15は、送付先特定テーブル124のデ
ータ例を示す図である。送付先特定テーブル124は、
論理ロールノードに対応する物理ロールノードとその物
理ロールノードを選択する条件を定義する。物理ロール
ノードの宛先は、その物理ロールノードを管理するビジ
ネスエージェント部123が所在するサーバ(ホスト)
が該当する。従ってそのビジネスエージェント部123
に関する識別子又はそのサーバの識別子を定義してもよ
い。なお物理ロールノードの選択条件は、案件データの
内容から判定し得るものとする。
【0039】図16は、アクセスルール格納テーブル1
25のデータ例を示す図である。アクセスルール格納テ
ーブル125は、物理ロールノードごとに業務DB11
2へのアクセスの可否を設定し、宛先の物理ロールノー
ドに対応してネットワークの種類、エンコード/デコー
ド方式およびセキュリティ方式を設定する。ネットワー
クの種類は、物理ネットワークの種類、通信プロトコル
等である。エンコード/デコード方式はデータ圧縮と復
元の方式、セキュリティ方式は暗号化の方式を設定す
る。ただしネットワークの種類や宛先の物理ロールノー
ドによって暗号化が不要であればその旨設定する。
【0040】図17は、アクセスエージェント部127
の処理の流れを示すフローチャートである。アクセスエ
ージェント部127は、ビジネスエージェント部123
からデータ送付依頼を受け取る(ステップ71)。この
データ送付依頼は、案件番号20とデータ送付先の論理
ロールノードを含んでいる。またデータ送付元の論理ロ
ールノードが業務DB112にアクセスできない部門の
場合には、さらに当該案件についてデータ項目名とその
インスタンス値、処理完了した論理ロールノード及び次
に遷移すべき案件状態24の値を含んでいる。アクセス
エージェント部127は、業務DB112を参照して指
定された案件番号の案件を取り出し、受け取ったデータ
項目値によって業務DB112を更新する(ステップ7
2)。ただしこの更新は、業務DB112を参照して当
該案件の現在の案件状態24に関してデータ送付元の論
理ロールノードが「更新可」のデータ項目に限られ、他
のデータ項目名があれば無視される。この更新を行った
後に当該案件の案件状態24を受け取った案件状態24
の値によつて更新する。次に送付先特定テーブル124
を参照してデータ送付先の論理ロールノードに対応する
宛先の物理ロールノードを特定する(ステップ73)。
送付先に条件がある場合には、案件データを参照して条
件に合致する送付先を選択する。次に宛先の物理ロール
ノードが複数あるか否か判定する(ステップ74)。宛
先の物理ロールノードが単一であれば(ステップ74
N)、ステップ77へ行く。宛先の物理ロールノードが
複数あれば(ステップ74Y)、案件の種類によって宛
先の物理ロールノードが単一であるべきか否かを判定す
る(ステップ75)。宛先の物理ロールノードが複数あ
り得る場合には(ステップ75N)、ステップ77へ行
く。宛先の物理ロールノードが1つに限る場合には(ス
テップ75Y)、データ送付依頼を送ってきたビジネス
エージェント部123に対しエラー通知を送る(ステッ
プ76)。このエラー通知は、ユーザアプリケーション
111へデータ送付先を単一指定するようA/Nを送る
よう依頼するものである。例えば図15に示す送付先特
定テーブル124の例では、品目名がVTRという条件
の下に物理ロールノードとしてB社とC社の2つが選択
されるので、案件が商品発注の場合にはエラーと判断さ
れる。しかし案件が見積り依頼の場合にはデータ送付先
が複数あってもよいのでエラーと判定しない。案件の種
類は、案件番号20又は案件がもつデータ項目名(属性
名)から判断される。ステップ77では、アクセスエー
ジェント部127は、宛先となる物理ロールノードにつ
いてアクセスルール格納テーブル125を参照し、宛先
の物理ロールノードは対象とする業務DB112にアク
セス可能か否かを判定する(ステップ77)。データ送
付先が業務DB112にアクセスできない場合には(ス
テップ77N)、業務DB112を参照して当該案件の
現在の案件状態24に関してデータ送付先の論理ロール
ノードが「参照可」及び「更新可」のデータ項目名とそ
のインスタンス値を付加し、ネットワークスイッチング
部128へデータ送付依頼を行う(ステップ78)。デ
ータ送付先が業務DB112にアクセス可能な場合には
(ステップ77Y)、ネットワークスイッチング部12
8へデータ送付依頼を行う(ステップ79)。これらの
データ送付依頼は、いずれも案件の案件番号20、宛先
の論理ロールノード及び物理ロールノードを含んでい
る。
【0041】図18は、ネットワークスイッチング部1
28の処理の流れを示すフローチャートである。ネット
ワークスイッチング部128は、アクセスエージェント
部127からデータ送付依頼を受け取り(ステップ8
1)、アクセスルール格納テーブル125を参照してデ
ータ送付先までのネットワークの種類等を決定する(ス
テップ82)。そしてこの決定に従って送られてきたデ
ータの加工を行い、指定された物理ロールノードのビジ
ネスエージェント部123へA/N発行依頼を送付する
(ステップ83)。
【0042】なお、本発明の原則からは外れるが、この
ようにエージェント部によってデータ送付先を決定する
のではなく、作業工程の担当者がユーザアプリケーショ
ン111を介して送付先を指定することも可能である。
例えば発注や見積り処理を行うに際し、担当者がその依
頼先を指定する場合などがこれに相当する。この場合は
アクセスエージェント部127の判断よりもこの担当者
による指定が優先される。以下担当者がデータ送付先を
指定する場合の処理の流れについて説明する。
【0043】まず担当者はユーザアプリケーション11
1の誘導によって業務処理を行い、処理が終了したと
き、完了通知をロールエージェント部122とビジネス
エージェント部123に対し発行する。このときデータ
送付先を指定する。これを受けてロールエージェント部
122は上記したように部門内のワークフローを制御す
る。ビジネスエージェント部123は、ユーザアプリケ
ーション111から通知を受けて案件状態の遷移が起こ
ったかどうかを判断する。そして状態遷移が起こったと
判断した場合は、図示しないテーブルによって指定され
たデータ送付先が属する論理ロールノードを決定する。
次に担当ビジネスエージェントテーブル116を参照し
てどこのビジネスエージェントがこの論理ロールノード
を管轄しているかを判断する。それが自分であった場合
は、そのデータ送付先を管轄するロールエージェント部
122に対しA/Nを発行する。他部門もしくは社外の
場合は、アクセスエージェント部127に対してデータ
送付依頼を行う。ここでアクセスエージェント部127
は、送付先特定テーブル124を参照して論理ロールノ
ードに対応する物理的なデータ送付先を特定する代わり
に、ユーザアプリケーション111の指定するデータ送
付先を優先し、これを宛先の物理ロールノードとみな
す。その後、上記のようにそのデータ送付先の属する論
理ロールノードが業務DB112にアクセスできるかど
うかを判断し、必要ならば業務DB112上の案件のデ
ータ項目名とインスタンス値を付加してネットワークス
イッチング部128にデータ送付依頼を行う。そしてネ
ットワークスイッチング部128がデータの加工を行
い、指定されたデータ送付先へデータの送付を行う。
【0044】また企業間取引システムを構成する複数の
企業の中には、ビジネスエージェント部123を設けな
い企業が存在してもよい。このような企業は上記のよう
な企業間に亘るワークフロー制御を行うことはできない
が、他の企業からアクセスエージェント部127を経由
してデータ送付先及びデータ送付元を指定した案件デー
タを受け取り、アクセスエージェント部127を経由し
てデータ送信元の企業へ回答データを送付することが可
能である。
【0045】なお図2に示す実施形態では、アクセスエ
ージェント部127、アクセスルール定義データベース
126及びネットワークスイッチング部128は、プロ
バイダ106としてA社の計算機システムから独立して
いるが、A社のような企業のもつ計算機システムの中で
実現することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シス
テムは企業内の業務処理についてワークフロー制御をす
るとともに企業間に亘るワークフロー制御をするが、企
業内又は企業間で必要となるデータ送付はワークフロー
制御システムが行うので、ユーザアプリケーション及び
業務処理担当者は原則としてこのようなデータ送付に関
知する必要がない。ワークフロー制御システムは、取引
内容に応じてデータ送付方法及びデータ送付先を決定
し、複数企業間に亘る信頼性が高く効率的なワークフロ
ー制御を実現する。またワークフロー制御システムは、
企業間に介在するネットワークの種類に応じて通信方式
を決定し、データの圧縮や暗号化を行うので、ユーザア
プリケーションはこのような通信方式、データ伝送時の
データの加工及びセキュリティの確保についても意識す
る必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成の例を概略的に示す図である。
【図2】実施形態のシステムの構成要素を示す図であ
る。
【図3】業務データベース112に格納される1つの案
件データの例を示す図である。
【図4】部門内ワークフロールール119のデータ例を
示す図である。
【図5】ロールテーブル120のデータ例を示す図であ
る。
【図6】ビジネスエージェント部123からA/N発行
指示を受けたときのロールエージェント部122の処理
の流れを示すフローチャート例である。
【図7】ユーザアプリケーション111から処理完了通
知を受けたときのロールエージェント部122の処理の
流れを示すフローチャート例である。
【図8】案件状態遷移基準テーブル113のデータ例を
示す図である。
【図9】実行可能アクションテーブル114のデータ例
を示す図である。
【図10】論理ロールノード定義テーブル115のデー
タ例を示す図である。
【図11】担当ビジネスエージェントテーブル116の
データ例を示す図である。
【図12】部署定義テーブル117のデータ例を示す図
である。
【図13】ユーザアプリケーション111から処理完了
通知を受けたときのビジネスエージェント部123の処
理の流れを示すフローチャート例である。
【図14】他のビジネスエージェント部123からA/
N発行依頼を受けたときのビジネスエージェント部12
3の処理の流れを示すフローチャート例である。
【図15】送付先特定テーブル124のデータ例を示す
図である。
【図16】アクセスルール定義テーブル125のデータ
例を示す図である。
【図17】アクセスエージェント部127の処理の流れ
を示すフローチャート例である。
【図18】ネットワークスイッチング部128の処理の
流れを示すフローチャート例である。
【符号の説明】
111:ユーザアプリケーション、112:業務データ
ベース、113:案件状態遷移基準テーブル、114:
実行可能アクションテーブル、115:論理ロールノー
ド定義テーブル、116:担当ビジネスエージェントテ
ーブル、117:部署定義テーブル、122:ロールエ
ージェント部、123:ビジネスエージェント部、12
4:送付先特定テーブル、125:アクセスルール格納
テーブル、127:アクセスエージェント部、128:
ネットワークスイッチング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 直文 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内 (72)発明者 曽我 修治 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内 (72)発明者 矢加部 太郎 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子計算機を利用するワークフロー制御方
    法において、案件データに関する業務処理の終了を検知
    したとき、該案件データのデータ入力状態に従って部門
    内のワークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき担
    当者を規定する部門内のワクフロールールに基づいて次
    の担当者が処理すべき案件状態か否かを判定し、次の担
    当者が処理すべき案件状態に達していれば次の担当者に
    アクション・ノーティスを発行し、 該案件データに関する該業務処理の終了を検知したと
    き、該案件データのデータ入力状態に従って部門間に亘
    るワークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき部門
    を規定する部門間のワークフロールールに基づいて次の
    部門が処理すべき案件状態か否かを判定し、次の部門が
    処理すべき案件状態に達していれば次の部門に対してア
    クション・ノーティスを発行し、 次の部門に対するアクション・ノーティスを受けて部門
    内の該ワークフロールールに基づいて上記の部門内ワー
    クフロー制御を行うことを特徴とする状態監視型ワーク
    フローの制御方法。
  2. 【請求項2】該次の部門は、一般用語で表現される機能
    部門であり、該機能部門の識別子と現実に存在する部門
    の識別子との対応を格納するテーブルを参照して該次の
    部門の識別子を現実の部門の識別子に変換した後に次の
    部門に対してアクション・ノーティスを発行することを
    特徴とする請求項1記載の状態監視型ワークフロー制御
    方法。
  3. 【請求項3】該テーブルは該案件データの内容に応じて
    該機能部門に対応する実在部門が設定されたテーブルで
    あり、該案件データの内容と該テーブルの案件データの
    内容とを突き合わせて現実の部門を決定することを特徴
    とする請求項2記載の状態監視型ワークフローの制御方
    法。
  4. 【請求項4】該案件データは業務データベースに格納さ
    れたデータであり、該次の部門が該データベースにアク
    セス不可の場合には、該アクション・ノーティスととも
    に該案件データに含まれるデータ項目名とそのインスタ
    ンス値を該次の部門に送付することを特徴とする請求項
    1記載の状態監視型ワークフローの制御方法。
  5. 【請求項5】電子計算機を利用してワークフロー制御を
    行う計算機システムであり、部門内のワークフローを制
    御する第1のエージェント手段と、部門間のワークフロ
    ーを制御する第2のエージェント手段と、第2のエージ
    ェント手段と他の第2のエージェント手段との間のデー
    タ転送を行う第3のエージェント手段とを有するシステ
    ムであって、 第1のエージェント手段は、案件データに関する業務処
    理の終了を検知したとき、該案件データのデータ入力状
    態に従って部門内のワークフロー・シーケンスの中で次
    に処理すべき担当者を規定する部門内のワークフロール
    ールに基づいて次の担当者が処理すべき案件状態か否か
    を判定し、次の担当者が処理すべき案件状態に達してい
    れば次の担当者にアクション・ノーティスを発行する手
    段と、次の部門に対するアクション・ノーティスを受け
    て部門内の該ワークフロールールに基づいて上記の部門
    内ワークフロー制御を行う手段とを有し、 第2のエージェント手段は、該案件データに関する業務
    処理の終了を検知したとき、該案件データのデータ入力
    状態に従って部門間に亘るワークフロー・シーケンスの
    中で次に処理すべき部門を規定する部門間のワークフロ
    ールールに基づいて次の部門が処理すべき案件状態か否
    かを判定し、次の部門が処理すべき案件状態に達してい
    る場合に該次の部門が管理下の部門に属するか管理外の
    部門に属するかを判定し、管理下の部門に属する場合に
    は管理下の第1のエージェント手段に対してアクション
    ・ノーティスを発行し、管理外の部門に属する場合には
    第3のエージェント手段へデータ送付依頼を行う手段
    と、第3のエージェント手段からアクション・ノーティ
    スを受け取って宛先となる第1のエージェント手段に対
    してアクション・ノーティスを発行する手段とを有し、 第3のエージェント手段は、第2のエージェント手段か
    らデータ送付依頼を受け取って該次の部門を管理する第
    2のエージェント手段を決定し、決定した第2のエージ
    ェント手段に対してアクション・ノーティスを送付する
    手段を有することを特徴とする状態監視型ワークフロー
    を制御する計算機システム。
  6. 【請求項6】該次の部門は、一般用語で表現される機能
    部門であり、第3のエージェント手段は、該機能部門の
    識別子と第2のエージェント手段に関する識別子との対
    応を格納する第3のテーブルを参照して第2のエージェ
    ント手段から受け取った該次の部門の識別子を別の第2
    のエージェント手段に関する識別子に変換した後に該別
    の第2のエージェント手段に対してアクション・ノーテ
    ィスを送付する手段を有し、該別の第2のエージェント
    手段は、該機能部門の識別子と第1のエージェント手段
    に関する識別子との対応を格納する第2のテーブルを参
    照して第3のエージェント手段から受け取った該次の部
    門の識別子を管理下の第1のエージェント手段に関する
    識別子に変換した後に宛先となる第1のエージェント手
    段に対してアクション・ノーティスを発行する手段を有
    することを特徴とする請求項5記載の状態監視型ワーク
    フローを制御する計算機システム。
  7. 【請求項7】第3のテーブルは該案件データの内容に応
    じて該機能部門に対応する第2のエージェント手段に関
    する識別子が設定されたテーブルであり、第2のテーブ
    ルは該案件データの内容に応じて該機能部門に対応する
    第1のエージェント手段に関する識別子が設定されたテ
    ーブルであり、第3のエージェント手段は、該案件デー
    タの内容と第3のテーブルの案件データの内容とを突き
    合わせてアクション・ノーティスを送付する第2のエー
    ジェント手段を決定する手段を有し、第2のエージェン
    ト手段は、該案件データの内容と第2のテーブルの案件
    データの内容とを突き合わせてアクション・ノーティス
    を発行する第1のエージェント手段を決定する手段を有
    することを特徴とする請求項6記載の状態監視型ワーク
    フローを制御する計算機システム。
  8. 【請求項8】該案件データは業務データベースに格納さ
    れたデータであり、第3のエージェント手段は、該次の
    部門が該データベースにアクセス不可の場合には、該ア
    クション・ノーティスとともに該案件データに含まれる
    データ項目名とそのインスタンス値を該次の部門に送付
    する手段を有することを特徴とする請求項5記載の状態
    監視型ワークフローを制御する計算機システム。
  9. 【請求項9】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に
    実体化されるコンピュータプログラムであって、該プロ
    グラムはコンピュータを利用してワークフロー制御を行
    う計算機システムで実行されるプログラムであり、該計
    算機システムは、部門内のワークフローを制御する第1
    のエージェント手段と、部門間のワークフローを制御す
    る第2のエージェント手段と、第2のエージェント手段
    と他の第2のエージェント手段との間のデータ転送を行
    う第3のエージェント手段とを有し、第1のエージェン
    ト手段は、案件データに関する業務処理の終了を検知し
    たとき、該案件データのデータ入力状態に従って部門内
    のワークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき担当
    者を規定する部門内のワークフロールールに基づいて次
    の担当者が処理すべき案件状態か否かを判定し、次の担
    当者が処理すべき案件状態に達していれば次の担当者に
    アクション・ノーティスを発行する手段と、次の部門に
    対するアクション・ノーティスを受けて部門内の該ワー
    クフロールールに基づいて上記の部門内ワークフロー制
    御を行う手段とを有し、第3のエージェント手段は、第
    2のエージェント手段からデータ送付依頼を受け取って
    該次の部門を管理する第2のエージェント手段を決定
    し、決定した第2のエージェント手段に対してアクショ
    ン・ノーティスを送付する手段を有し、第2のエージェ
    ント手段の処理を実行する該プログラムは以下のステッ
    プを含む: (a)該案件データに関する業務処理の終了を検知した
    とき、該案件データのデータ入力状態に従って部門間に
    亘るワークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき部
    門を規定する部門間のワークフロールールに基づいて次
    の部門が処理すべき案件状態か否かを判定し、(b)次
    の部門が処理すべき案件状態に達している場合に該次の
    部門が管理下の部門に属するか管理外の部門に属するか
    を判定し、管理下の部門に属する場合には管理下の第1
    のエージェント手段に対してアクション・ノーティスを
    発行し、管理外の部門に属する場合には第3のエージェ
    ント手段へデータ送付依頼を行い、(c)第3のエージ
    ェント手段からアクション・ノーティスを受け取って宛
    先となる第1のエージェント手段に対してアクション・
    ノーティスを発行する。
  10. 【請求項10】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上
    に実体化されるコンピュータプログラムであって、該プ
    ログラムはコンピュータを利用してワークフロー制御を
    行う計算機システムで実行されるプログラムであり、該
    計算機システムは、部門内のワークフローを制御する第
    1のエージェント手段と、部門間のワークフローを制御
    する第2のエージェント手段と、第2のエージェント手
    段と他の第2のエージェント手段との間のデータ転送を
    行う第3のエージェント手段とを有し、第1のエージェ
    ント手段は、案件データに関する業務処理の終了を検知
    したとき、該案件データのデータ入力状態に従って部門
    内のワークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき担
    当者を規定する部門内のワークフロールールに基づいて
    次の担当者が処理すべき案件状態か否かを判定し、次の
    担当者が処理すべき案件状態に達していれば次の担当者
    にアクション・ノーティスを発行する手段と、次の部門
    に対するアクション・ノーティスを受けて部門内の該ワ
    ークフロールールに基づいて上記の部門内ワークフロー
    制御を行う手段とを有し、第2のエージェント手段は、
    該案件データに関する業務処理の終了を検知したとき、
    該案件データのデータ入力状態に従って部門間に亘るワ
    ークフロー・シーケンスの中で次に処理すべき部門を規
    定する部門間のワークフロールールに基づいて次の部門
    が処理すべき案件状態か否かを判定し、次の部門が処理
    すべき案件状態に達している場合に該次の部門が管理下
    の部門に属するか管理外の部門に属するかを判定し、管
    理下の部門に属する場合には管理下の第1のエージェン
    ト手段に対してアクション・ノーティスを発行し、管理
    外の部門に属する場合には第3のエージェント手段へデ
    ータ送付依頼を行う手段と、第3のエージェント手段か
    らアクション・ノーティスを受け取って宛先となる第1
    のエージェント手段に対してアクション・ノーティスを
    発行する手段とを有し、第3のエージェント手段の処理
    を実行する該プログラムは以下のステップを含む: (a)第2のエージェント手段からデータ送付依頼を受
    け取って該次の部門を管理する第2のエージェント手段
    を決定し、(b)決定した第2のエージェント手段に対
    してアクション・ノーティスを送付する。
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