JPH11154086A - ネットワークインストール方法 - Google Patents

ネットワークインストール方法

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JPH11154086A
JPH11154086A JP9320818A JP32081897A JPH11154086A JP H11154086 A JPH11154086 A JP H11154086A JP 9320818 A JP9320818 A JP 9320818A JP 32081897 A JP32081897 A JP 32081897A JP H11154086 A JPH11154086 A JP H11154086A
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JP
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server
installation
client
software product
network
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Application number
JP9320818A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kobata
康博 木幡
Masaharu Iwata
政春 岩田
Akihiko Okuma
明彦 大熊
Kiyoshi Tomizuka
潔 富塚
Hideki Sato
英樹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア製品を供給する側が、ソフトウ
ェア製品ごとにその使用の可否及び使用可能なクライア
ントの台数を設定した情報をソフトウェア製品を使用す
る側に改竄困難な状態で提供する。 【解決手段】 システムの識別記号であるシステムID
と使用することを許可されたソフトウェア製品の種別を
示す製品IDとそのソフトウェア製品の版名を示すバー
ジョン記号とシステム上で使用することを許可されたク
ライアントの台数を示す使用許可台数とからなるインス
トール条件を製品IDごとにまとめて記号列として暗号
化し、入力された記号列をサーバ上で解読し、解読され
たインストール条件とICカードから入力されたシステ
ムID、予め格納してあるソフトウェア製品、サーバに
接続されているクライアントの台数とを照合し、それら
が整合するときにインストールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホストとしての
サーバに搭載した複数のソフトウェア製品について、使
用することを許可されたソフトウェア製品をサーバから
の要求により又はクライアントからの要求によりインス
トールするネットワークインストール方法の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソフトウェア製品を供給する側
とそのソフトウェア製品を使用する側との契約により使
用することを許可されたソフトウェア製品を使用する場
合には、使用するソフトウェア製品を契約の都度供給す
るのでは煩雑であり、迅速な対応がとれないため、納入
システムで使用可能な全てのソフトウェア製品を予め納
入システムに格納しておき、使用することを許可された
ソフトウェア製品のみが使用可能な状態に納入システム
を設定しておく方法がとられている。更に、ソフトウェ
ア製品を使用する側において複数のユーザで使用する場
合には、予め双方の契約により使用するクライアントの
台数を設定しておく必要がある。
【0003】ソフトウェア製品を複数のユーザで使用す
る場合には、複数のソフトウェア製品を個別に供給する
のではなく、そのソフトウェア製品を使用する側で必要
数をコピーして使用することになる。従って、不正コピ
ーのおそれがあり、この不正コピーをいかにして防ぐか
が重要な問題となっている。
【0004】このような不正コピーのプロテクションを
行うプロテクションシステムとして特開平4−1043
25号公報に開示された発明がある。この発明は、当該
マシンに予め付与されているマシンIDとマシン情報テ
ーブルに登録されたマシンIDとを照合し、一致すれば
AP(アプリケーション・プログラム)本体のロードを
行う。そして不一致の場合には、利用可能なマシン台数
の最大値を超えないときには当該マシンIDをマシン情
報テーブルに追加登録してAP本体のロードを行い、利
用可能なマシン台数の最大値を超えるときにはAP本体
のロードを拒否する。さらに、AP実行開始時に、もう
一度当該マシンIDとマシン情報テーブルに登録された
マシンIDとを照合し、一致すればAP本体の実行を開
始し、不一致の場合にはAP本体の実行を拒否するとい
う発明である。
【0005】上記発明においては、ソフトウェア製品た
るAPの照合については記述されておらず、全てのAP
が使用可能との前提に立っている。また、マシン情報テ
ーブルの内容は暗号化されておらず、あくまでも、実機
に予め付与されているマシンIDを絶対的基準とし、そ
のマシンIDとマシン情報テーブルに登録されたマシン
IDとを照合することにより利用可能なマシン台数の最
大値を超えないようにして不正行為を防止するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワークイ
ンストール方法は上記のように構成されているので、マ
シンとしてのクライアントIDが実機に付与されている
ことが条件となり、そのクライアントIDが改竄された
ときは不正コピーのおそれがあった。また、ソフトウェ
ア製品ごとに利用可能なマシン台数を設定することがで
きないという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ソフトウェア製品を供給する
側が、ソフトウェア製品ごとにその使用の可否及び使用
可能なクライアントの台数を設定した情報をソフトウェ
ア製品を使用する側に改竄困難な状態で提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るネットワ
ークインストール方法は、サーバに複数のソフトウェア
製品を予め格納しておき使用することを許可されたソフ
トウェア製品を上記サーバからクライアントにネットワ
ークを通してインストールするネットワークインストー
ルシステムにおいて、このシステムの識別記号であるシ
ステムIDと上記使用することを許可されたソフトウェ
ア製品の種別を示す製品IDとそのソフトウェア製品の
版名を示すバージョン記号と上記システム上で使用する
ことを許可されたクライアントの台数を示す使用許可台
数とからなるインストール条件を上記製品IDごとにま
とめて記号列として暗号化し、入力された上記記号列を
上記サーバ上で解読し、解読されたインストール条件と
ICカードから入力された上記システムID、予め格納
してある上記ソフトウェア製品、サーバに接続されてい
るクライアントの台数とを照合し、それらが整合すると
きにインストールするものである。
【0009】また、上記インストール条件は数字の列で
表され、演算処理により記号列として暗号化されるもの
である。
【0010】さらに、上記インストール条件と上記サー
バに接続されているクライアントの台数とを照合し、そ
れが整合しないときは予め設定した猶予期間の経過後、
上記ネットワークインストールシステムを強制終了させ
るものである。
【0011】また、上記ソフトウェア製品又は上記使用
許可台数を変更するときは新たに暗号化した上記記号列
を上記サーバに入力するものである。
【0012】さらにまた、上記ソフトウェア製品の版名
を更新するときは、旧版のソフトウェア製品をアンイン
ストールした後新版のソフトウェア製品をインストール
するものである。
【0013】また、上記インストール時の上記クライア
ントに関する設定情報をバックアップし、再度インスト
ールするときにバックアップした上記設定情報をリスト
アするものである。
【0014】さらに、上記インストール時又はアンイン
ストール時にインストール中又はアンインストール中で
あることを示す文字を点滅して表示するものである。
【0015】また、上記インストール又はアンインスト
ールに際し、クライアント上でサーバからの要求を待機
するサーバ待機アイコンを設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1のネットワークインストールシステムの
システム構成を示すもので、1はサーバで2はLAN3
により接続されたクライアントである。提供されるソフ
トウェア製品群はCD−ROM等の媒体4により全て与
えられ、サーバ1に格納されている。5は使用許可ライ
センスで、各システム固有の識別記号であるシステムI
Dと上記使用することを許可されたソフトウェア製品の
種別を示す製品IDとそのソフトウェア製品の版名を示
すバージョン記号と上記システム上で使用することを許
可されたクライアントの台数を示す使用許可台数とから
なるインストール条件を上記製品IDごとにまとめて記
号列として暗号化したものである。この記号列は、サー
バ1の端末装置6からサーバ1に入力されサーバ1上で
解読されてインストール可否の判断基準になる。
【0017】上記システムIDはネットワークインスト
ールシステムを特定するための固有の識別番号であり、
ICカードによりサーバ1に接続されたICカードリー
ダ(図示せず)からサーバ1に読み込ませることにより
入力される。従って、特定のサーバ1に限定されること
はなく、システムIDが設定されればネットワークイン
ストールシステムを構築することが可能である。ただ、
暗号化した記号列をサーバ1上で解読する必要があるた
め、解読方法をサーバ1上のハードウェア手段として設
定しておけば、条件を備えたサーバ1のみが有効とな
る。更には、クライアント2については、システム上で
使用することを許可されたクライアント2の台数のみを
インストール条件としているので、クライアント2の種
別にとらわれることなく、基本的にLAN3に接続可
で、サーバ1と交信可能であればよい。
【0018】インストール条件の暗号化の一例を図2に
示す。例えば、インストール条件を以下の通りとする。 システムID :093 製品ID :02 版名 A01版:0101 使用許可台数 34台:34 この条件によると、図2の上側のインストール条件の記
号列A〜Kは以下のようになる。 09302010134 ここで、例えば、暗号化の一方法として、記号列の1列
+1、2列+2、3列+3、・・・・・10列+10、
11列+11として演算結果の下1桁を採用するものと
すると、暗号化の結果として図2の下側の暗号化した記
号列L〜Vは以下のようになる。 11647688035
【0019】上記のように暗号化の一例としてインスト
ール条件を全て数字の列であらわすものとすれば、種々
の演算処理が可能となり、暗号化方法の範囲を拡大する
ことができる。
【0020】サーバ1に接続されたクライアント2の台
数とインストール条件中の使用することを許可されたク
ライアント2の台数とを照合し、それが整合しないとき
は予め設定した猶予期間の後、上記ネットワークインス
トールシステムを強制終了させる。また、猶予期間の
後、上記ネットワークインストールシステムを強制終了
させる前に定期的にエラーメッセージ又はアラームを表
示してソフトウェア製品使用者に注意を促すことも可能
である。
【0021】ネットワークインストールの対象となるソ
フトウェア製品はクライアント2側で動作する製品群で
あり、これらの製品群はサーバ1側に持ち、サーバ1か
らのダウンロードによりセットアップを行う。また、ア
ンインストールも同様に行うことができる。インストー
ル及びアンインストールは、サーバ1又はクライアント
2のどちらからでも操作が可能である。使用可能なソフ
トウェア製品名及びその版名、使用可能なクライアント
台数はサーバ1側で管理し、各クライアント2にクライ
アントIDを設定することにより、どのクライアント2
にインストールされているかの管理情報もサーバ1側で
持つ。これらの管理情報を参照することにより、各クラ
イアント2にインストールした製品群の管理も可能とな
る。
【0022】図3はクライアント2からインストールを
実行する際の操作画面である。先ず、インストールする
ために接続するサーバ1であるホスト名を7の入力欄に
入力する。そして「接続」表示のボタン8をクリックす
ると、ホストに接続され、リストボックス9にインスト
ール可能な製品が一覧表示され、ボタン8は「実行」に
変わる。リストボックス9の中からインストールする製
品を選択し、ボタン8をクリックするとインストールが
開始される。ボタン8が「実行」に変わった時点で処理
を中断する場合には「取消」表示のボタン10をクリック
することにより、処理は中断される。
【0023】ソフトウェア製品の版名を更新するバージ
ョンアップのときは、旧版のソフトウェア製品をアンイ
ンストールした後新版のソフトウェア製品をインストー
ルすることにより可能となる。新版のソフトウェア製品
は別途CD−ROM等の媒体4によりサーバ1に格納す
る必要がある。
【0024】ソフトウェア製品又は使用許可台数を変更
するときは、インストール条件を上記製品IDごとにま
とめて記号列に変更した暗号キーの提供を新たに受け
て、その暗号キーを端末6から入力することにより、使
用許可ライセンス5を実質的に更新することができる。
【0025】インストール時のクライアント2に関する
設定情報であるセットアップ情報をサーバからネットワ
ークを通してバックアップし、例えばクライアント2側
のディスク(図示せず)が壊れた場合に、サーバからネ
ットワークを通してリストアすることにより、環境の復
元及び他のクライアント2にコピーして利用することも
可能になる。
【0026】インストール時又はアンインストール時に
インストール中又はアンインストール中であることを示
す文字を点滅して表示するようにしている。図4はイン
ストール実行中の様子を示すもので、アンインストール
実行中アンインストール実行中の場合も同様の画面にな
る。それらの画面を一目することにより、インストール
又はアンインストール実行中であることが判断できる。
また、同時に音声により使用者に知らせることも可能で
ある。
【0027】クライアント2側のディスクが壊れた場
合、先ず0Sから再インストールし、インストール前と
同じIPアドレスを設定することにより、ソフトウェア
製品を再インストールすることができる。ネットワーク
インストールでの整合性が正しく取れている間は、同じ
クライアント2に何度でもソフトウェア製品をインスト
ールすることができる。しかし、何等かの原因により、
ネットワークインストールで管理しているファイルが壊
れた場合、整合性のチェックでエラーが発生する。リカ
バリが可能な範囲であれば整合性のチェック内で修復す
るが、修復できない場合は、強制アンインストールを行
いエラーとなった製品をアンインストールする必要があ
る。また、代替品のクライアント2にインストールする
ときは、別のIPアドレスを設定してインストールし、
クライアント2を修理した後は代替品のクライアント2
をアンインストールする必要がある。
【0028】サーバ1側から起動できる機能には、イン
ストール、アンインストール、設定情報のバックアッ
プ、そのリストア、整合性のチェックがある。クライア
ント2から起動できる機能には、インストール、アンイ
ンストール、整合性のチェックの3つあり、これらの機
能をクライアント主導で実行する場合は、あらかじめ、
接続するサーバ1側でサーバプログラムを起動しておく
必要がある。上記インストール又はアンインストールに
際し、クライアント上でサーバからの要求を待機するサ
ーバ待機アイコンを設けたので、クリックすることによ
り、サーバ1主導で処理を進めることになる。
【0029】また、サーバ1側とクライアント2側には
それぞれ整合性のチェックのための管理情報を格納した
コマンドファイルが備えられており、通常はそれぞれの
管理情報は同一性を保つように処理されている。上記コ
マンドファイルには、暗号化した記号列の他、版名、イ
ンストール元、インストール先、インストール日付等が
格納されており、インストールの履歴も管理できるよう
に構成されている。
【0030】また、ソフトウェア製品群はサーバ1側に
格納されているが、ソフトウェア製品を圧縮した圧縮フ
ァイルを格納したディレクトリと同一のディレクトリ内
に当該ソフトウェア製品との関連が識別できるファイル
名で指示ファイルを格納している。この指示ファイルに
は、インストール、アンインストール、整合性のチェッ
ク、バックアップ、リストアを実行するためのカタログ
ド・プロシージャが格納されており、クライアント2側
で選択して実行させることにより処理を完了させること
ができる。従って、特定のインストーラ等は必要ない。
【0031】以下に、上記サーバ1側から起動できる5
つの機能及びクライアント2から起動できる3つの機能
の動作フローについて図に基づいて説明する。図5はサ
ーバ1からクライアント2へインストールする場合の処
理を示す処理フローである。サーバ1においてクライア
ント2へインストールするコマンドを入力した後、クラ
イアント2からの情報を待つ。クライアント2からコマ
ンドファイルの内容及び操作した日の日付情報等を送信
する(ステップS1)。この情報データを受けて、サー
バ1では暗号化されている記号列を解読し、整合性のチ
ェックを行いチェック結果の応答データをクライアント
2に返す(ステップS2)。ソフトウェア製品の製品I
Dが許可されたものでない場合、また版名が許可された
ものでない場合にはインストールは中断されるが、クラ
イアント2の台数が許可された台数でない場合には、予
め設定した猶予期間が与えられ、その期間の経過後は当
該ネットワークインストールシステムは強制終了され
る。
【0032】次に、クライアント2では、インストール
の指示ファイルをサーバ1に要求する(ステップS
3)。要求を受けたサーバ1は、指定されたインストー
ルの指示ファイルを開きクライアント2に送信する(ス
テップS4)。クライアント2では、指示ファイルを一
時ファイルに出力し、指示ファイルの内容に基づいて処
理を実行する。次に、サーバ1にソフトウェア製品の圧
縮ファイルをコピーするように要求する(ステップS
5)。サーバ1では、指定されたソフトウェア製品の圧
縮ファイルをクライアント2に送信する(ステップS
5)。クライアント2では、送信された圧縮ファイルを
解凍して利用可能な状態にする。次に、サーバ1では、
コマンドファイルの管理情報にあるインストールの履歴
を更新としてのメンテナンスした後クライアント2に送
信する(ステップS7)。クライアント2では、インス
トール完了後、クライアント2で保有しているコマンド
ファイルの管理情報をメンテナンス後コマンドファイル
を結果通知としてサーバ1に送信する(ステップS
8)。以上でサーバ1からのインストールを完了する。
【0033】図6はサーバ1からクライアント2へアン
インストールする場合の処理を示す処理フローである。
基本的な処理は、図5のインストールする場合と同様で
あるが、ステップS11で要求しステップS12でサー
バ1から送信される指示ファイルはアンインストール用
のものである点のみが異なる。
【0034】図7はサーバ1からクライアント2へバッ
クアップを実行する場合の処理を示す処理フローであ
る。サーバ1で整合性のチェックを行った後、クライア
ント2はバックアップ用の指示ファイルをサーバ1に要
求する(ステップS16)。指示ファイルを受信したク
ライアント2はバックアップ処理を実行する。このバッ
クアップ処理は当該クライアント2の設定情報のうちク
ライアント2の使用者の個人情報のみを吸い上げてリス
トアファイルとするものである。生成したリストアファ
イルをサーバ1に送信する(ステップS18)。リスト
アファイルを受信したサーバ1は応答データを送信し
(ステップS19)、クライアント2はバックアップを
完了した結果を通知し(ステップS20)、処理を終了
する。
【0035】図8はサーバ1からクライアント2へリス
トアを実行する場合の処理を示す処理フローである。サ
ーバ1で整合性のチェックを行った後、クライアント2
はリストア用の指示ファイルをサーバ1に要求する(ス
テップS23)。指示ファイルを受信したクライアント
2はリストア処理を実行する。このリストア処理はイン
ストール処理を実行した後に実行するもので、図7のバ
ックアップ処理により吸い上げたクライアント2の設定
情報の内使用者の個人情報である。何等かの理由によ
り、クライアント2のファイルが破壊された場合に、ソ
フトウェア製品を再インストールし、更に、クライアン
ト2の設定情報の内使用者の個人情報をリストアするも
のである。
【0036】図9はサーバ1においてクライアント2の
管理情報との整合性のチェックを実行する場合の処理を
示す処理フローである。既に述べたように、整合性のチ
ェックはサーバ1とクライアント2でそれぞれ保有して
いるコマンドファイル内の管理情報を比較することによ
り行うが、暗号化された記号列としてのインストール条
件を比較する他、サーバ1とクライアント2のファイル
が破壊された場合には特別の処置が必要となる。
【0037】サーバ1のファイルが破壊された場合に
は、コマンドファイルの管理情報は、自動的に回復させ
る構成になっている。これは、クライアント2で保有す
るコマンドファイルの管理情報をコピーすることによっ
て実現できる。しかしながら、逆に、クライアント2で
保有するコマンドファイルが破壊された場合には、自動
回復はさせない構成になっている。無条件でコマンドフ
ァイルの管理情報を回復させ、ソフトウェア製品を再イ
ンストールするのでは、ファイルが破壊された場合と別
個のクライアントへの不正コピーの場合との区別がつか
ないので、クライアント2のOS上の日付をチェックす
ることにより、サーバ1からOSを当該クライアント2
に再インストールした確認がとれればソフトウェア製品
を再インストールする許可を出す構成になっている。
【0038】図10はクライアント2からサーバ1へイ
ンストールを要求する場合の処理を示す処理フローであ
る。クライアント2から図3の入力画面によりインスト
ールを要求する。後の処理は基本的に図5と同様である
が、ステップS37において、クライアント2から結果
通知が行われた後サーバ1ではTCP/IPを切断し、
次のクライアント2からの要求を待つ処理になる。
【0039】図11はクライアント2からサーバ1へア
ンインストールを要求する場合の処理を示す処理フロー
である。クライアント2から図3と同様の入力画面によ
りアンインストールを要求する。後の処理は基本的に図
6と同様であるが、ステップS42において、クライア
ント2から結果通知が行われた後サーバ1ではTCP/
IPを切断し、次のクライアント2からの要求を待つ処
理になる。
【0040】図12はクライアント2においてサーバ1
の管理情報との整合性のチェックを実行する場合の処理
を示す処理フローである。クライアント2からコマンド
ファィルを要求する(ステップS43)。サーバ1はサ
ーバ1側で保有しているコマンドファィルをコピーし応
答データとしてクライアント2に送信する(ステップS
44)。クライアント2は受信した結果をサーバ1に通
知した後クライアント2において整合性のチェックをし
て終了する。サーバ1ではTCP/IPを切断し、次の
クライアント2からの要求を待つ。
【0041】以上、サーバが1台のネットワークインス
トールシステムについて述べたが、サーバは一つのネッ
トワークインストールシステムに複数台あってもよく、
その場合には複数のシステムIDが設定され、それぞれ
のサーバに接続されたクライアントはその属するシステ
ムID内で許可されたソフトウェア製品を使用すること
になる。
【0042】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0043】インストール条件を製品IDごとにまとめ
て記号列として暗号化し、入力された記号列をサーバ上
で解読し、解読されたインストール条件とICカードか
ら入力されたシステムID、予め格納してあるソフトウ
ェア製品、サーバに接続されているクライアントの台数
とを照合し、それらが整合するときにインストールする
ように構成したので、ソフトウェア製品ごとにその使用
の可否及び使用可能なクライアントの台数を設定した情
報をソフトウェア製品を使用する側に改竄困難な状態で
提供することができる。
【0044】また、インストール条件は数字の列で表さ
れ、演算処理により記号列として暗号化されるように構
成したので、種々の演算処理が可能となり、暗号化方法
の範囲を拡大することができる。
【0045】さらに、インストール条件とサーバに接続
されているクライアントの台数とが整合しないときは予
め設定した猶予期間の経過後、ネットワークインストー
ルシステムを強制終了させるように構成したので、イン
ストール条件を遵守させるようにソフトウェア製品を使
用する側を指導することができる。
【0046】また、ソフトウェア製品又は使用許可台数
を変更するときは新たに暗号化した記号列をサーバに入
力するように構成したので、変更に伴うインストール条
件の混乱もなく正確な情報を提供することができる。
【0047】さらにまた、ソフトウェア製品の版名を更
新するときは、旧版のソフトウェア製品をアンインスト
ールした後新版のソフトウェア製品をインストールする
ように構成したので、更新に伴う版名の混乱もなく、常
に最新バージョンのソフトウェア製品を使用できる効果
がある。
【0048】また、アンインストール後そのアンインス
トールしたソフトウェア製品をバックアップするときに
設定情報をリストアするように構成したので、動作環境
の復元及び他のクライアントにコピーして利用すること
も可能になる。
【0049】さらに、インストール時又はアンインスト
ール時にインストール中又はアンインストール中である
ことを示す文字を点滅して表示するように構成したの
で、インストール中又はアンインストール中であること
が一目して判断できる。
【0050】また、クライアント上でサーバからの要求
を待機するサーバ待機アイコンを設けたので、サーバ主
導によりネットワークインストールように即時に切り替
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のネットワークイン
ストールシステムを示すシステム構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の暗号化方法を示す
模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のインストール実行
のための入力画面を示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のインストール実行
中の画面表示を示す模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態1のサーバからのイン
ストールを示す処理フロー図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のサーバからのアン
インストールを示す処理フロー図である。
【図7】 この発明の実施の形態1のサーバからのバッ
クアップを示す処理フロー図である。
【図8】 この発明の実施の形態1のサーバからのリス
トアを示す処理フロー図である。
【図9】 この発明の実施の形態1のサーバからの整合
性チェックを示す処理フロー図である。
【図10】 この発明の実施の形態1のクライアントか
らのインストールを示す処理フロー図である。
【図11】 この発明の実施の形態1のクライアントか
らのアンインストールを示す処理フロー図である。
【図12】 この発明の実施の形態1のクライアントか
らの整合性チェックを示す処理フロー図である。
【符号の説明】
1 サーバ、2 クライアント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富塚 潔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 英樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバに複数のソフトウェア製品を予め
    格納しておき使用することを許可されたソフトウェア製
    品を上記サーバからクライアントにネットワークを通し
    てインストールするネットワークインストールシステム
    において、このシステムの識別記号であるシステムID
    と上記使用することを許可されたソフトウェア製品の種
    別を示す製品IDとそのソフトウェア製品の版名を示す
    バージョン記号と上記システム上で使用することを許可
    されたクライアントの台数を示す使用許可台数とからな
    るインストール条件を上記製品IDごとにまとめて記号
    列として暗号化し、入力された上記記号列を上記サーバ
    上で解読し、解読されたインストール条件とICカード
    から入力された上記システムID、予め格納してある上
    記ソフトウェア製品、サーバに接続されているクライア
    ントの台数とを照合し、それらが整合するときにインス
    トールすることを特徴とするネットワークインストール
    方法。
  2. 【請求項2】 上記インストール条件は数字の列で表さ
    れ、演算処理により記号列として暗号化されることを特
    徴とする請求項1記載のネットワークインストール方
    法。
  3. 【請求項3】 上記インストール条件と上記サーバに接
    続されているクライアントの台数とを照合し、それが整
    合しないときは予め設定した猶予期間の経過後、上記ネ
    ットワークインストールシステムを強制終了させること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネットワー
    クインストール方法。
  4. 【請求項4】 上記ソフトウェア製品又は上記使用許可
    台数を変更するときは新たに暗号化した上記記号列を上
    記サーバに入力することを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかに記載のネットワークインストール方法。
  5. 【請求項5】 上記ソフトウェア製品の版名を更新する
    ときは、旧版のソフトウェア製品をアンインストールし
    た後新版のソフトウェア製品をインストールすることを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のネッ
    トワークインストール方法。
  6. 【請求項6】 上記インストール時の上記クライアント
    に関する設定情報をバックアップし、再度インストール
    するときにバックアップした上記設定情報をリストアす
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のネットワークインストール方法。
  7. 【請求項7】上記インストール時又はアンインストール
    時にインストール中又はアンインストール中であること
    を示す文字を点滅して表示することを特徴とするの請求
    項1〜請求項6のいずれかに記載のネットワークインス
    トール方法。
  8. 【請求項8】 上記インストール又はアンインストール
    に際し、クライアント上でサーバからの要求を待機する
    サーバ待機アイコンを設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項7のいずれかに記載のネットワークインストー
    ル方法。
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