JPH11153332A - 多機能空調システム - Google Patents

多機能空調システム

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JPH11153332A
JPH11153332A JP9322611A JP32261197A JPH11153332A JP H11153332 A JPH11153332 A JP H11153332A JP 9322611 A JP9322611 A JP 9322611A JP 32261197 A JP32261197 A JP 32261197A JP H11153332 A JPH11153332 A JP H11153332A
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JP
Japan
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air
indoor
unit
ventilation
room
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Application number
JP9322611A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Koma
義和 小間
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の冷暖房、換気等に使用される空調装置
で、省エネを確保し、室内外の空質の状態に影響されな
い十分な調節能力を有する冷暖房、換気、調湿、空気浄
化、および、部屋の数や種類、空調目的に対応した自由
な選択が可能で、工事の簡単かつ安価な多機能空調シス
テムを提供することを目的とする。 【解決手段】 室内ユニット1に室外ユニット14に設
けた加圧空気供給手段13により外気を加圧導入し、前
記室内ユニット1に設けた誘引換気装置3より吹き出さ
せることにより、室内空気8を誘引し、室内側熱交換器
2で冷暖房と換気をすると共に、調湿手段と室内空気浄
化手段を備えた構成とし、省エネで、室内外の空質の状
態に影響されない、また、部屋の数や、種類、空調目的
に対応した自由な選択が可能で、工事の簡単かつ安価な
多機能空調システムを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の換気と冷
暖房、空気浄化、および調湿の各空調を同時にまたは選
択的に行う多機能空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスや住宅において、単に冷
暖房だけの空調ではなく、室内のIAQ(空気質)がク
ローズアップされている。特に住宅においては、高気
密、高断熱化が進んでおり、冷暖房に伴う換気の他、ホ
ルムアルデヒド、VOC等の室内空気汚染物質の除去や
湿度調節の機能を加えた快適な多機能空調システムの要
求が高まってきている。
【0003】従来、この種の冷暖房を行なう空調機(エ
アコン)と熱交換型の換気装置、たとえば住宅用のいわ
ゆる空調換気扇があった。またこれらを組合わせた熱交
換換気空調ユニットも考えられており、以下、その構成
について図8を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、天井裏101に設置され
た熱交換換気ユニット102では、還気口103から室
内104の空気を吸込み、分岐部105で還気106と
排気114に分流される。還気106は室内送風機10
7、室内熱交換器108を通り、給気口109より室内
104に給気される。一方排気114は熱交換素子11
0を通り、室外送風機111により室外112に排気さ
れる。このとき熱交換素子110の他方の通路には室外
の新鮮な空気113が室内送風機107により給気さ
れ、熱交換素子110で熱交換が行われ、室内空気の温
度や湿度に近い状態の新鮮な空気113が還気106と
合流し室内送風機107を通り、室内熱交換器108で
暖めまたは冷やし、給気口109から室内104に給気
され、冷暖房を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換換気ユニット102の構成では従来の冷暖房に加え、
換気と空気浄化及び全熱交換器による調湿もできるが、
空気浄化については、換気だけでは炭酸ガス以外の、例
えばホルムアルデヒド、VOC等の室内空気汚染物質を
除去するには困難であり、換気量の増加とともに冷暖房
の負荷が増加し、省エネに反することになる。また全熱
交換器による調湿は、室内外の温湿度の影響を受ける、
例えば湿度の低い冬期に人間の快適な湿度50%前後を
確保するには、能力的に困難であり、その結果熱交換換
気空調ユニット102本体が大きくなったり、室内の快
適性を阻害するという課題があり、十分な調節能力を有
し、多機能で高効率かつコンパクトな空調システムが要
求されている。
【0006】また1部屋だけではなく、多部屋や、空調
目的の異なるトイレ、浴室等に展開するためには熱交換
換気空調ユニット102本体が大きくなるばかりか、室
外、室内の吸排気口や、配管が多くなり、送風ロスや工
事費用の増加になるという課題があり、多部屋に対応
し、空調目的の選択が可能で、工事の簡単かつ安価な空
調システムが要求されている。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、省エネを確保しつつ、冷暖房、換気に加
え、室内空気汚染物質を効率的に除去する空気浄化機能
と室内外の空質の状態に影響されない十分な調節能力の
ある調湿機能を有する多機能な空調システムを提供する
ことができ、また部屋数や、部屋の種類、空調目的に対
応した自由な選択が可能で、工事の簡単かつ安価な多機
能空調システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の多機能空調シス
テムは上記目的を達成するために、室内の冷暖房を行う
ための室内側熱交換器と加圧空気を吹き出させることに
よって室内空気を誘引することにより、冷暖房と換気を
する誘引換気装置と、前記室内側熱交換器と結露ルーバ
ーにより、水溶性室内汚染物質を結露水中に室内空気浄
化のため捕集し、室外に排水する排水ダクトと、夏期に
は前記室内側熱交換器にて除湿し、冬期には加湿手段に
より加湿調湿する調湿手段とを備えた室内ユニットと、
前記誘引換気装置に加圧空気を供給する加圧空気供給手
段を室外ユニットに設け、室内の冷暖房を行うための冷
媒配管と外気導入換気を行うための前記加圧空気を供給
する加圧空気供給ダクトにより、前記室内ユニットと室
外ユニットを接続する構成としたものである。
【0009】本発明によれば、省エネを確保しつつ、冷
暖房、換気に加え、室内空気汚染物質を効率的に除去す
る空気浄化機能と室内外の空質の状態に影響されない十
分な調節能力のある調湿機能を有する多機能な空調シス
テムが得られる。
【0010】また他の手段は、室外ユニット1台に対
し、室内ユニットを複数台設け、冷媒配管と、加圧空気
供給ダクトと、排水ダクトにより接続し、前記加圧空気
供給ダクトと加圧空気分岐ダクトの中間に設けた加圧空
気を分岐する加圧空気分岐ユニットにより、前記複数台
の室内ユニットに前記加圧空気を供給することにより、
複数室の冷暖房、換気、空気浄化、調湿を行う構成とし
たものである。
【0011】そして本発明によれば、部屋数に対応した
自由な選択が可能で、工事の簡単かつ安価な多機能空調
システムが得られる。
【0012】また他の手段は、室外ユニット1台に対
し、室内ユニットと、換気専用ユニットを設け、加圧空
気分岐ユニットと加圧空気分岐ダクトにより加圧空気を
分岐供給すると共に、前記室内ユニットは冷媒配管で接
続し、前記換気専用ユニットはトイレ、浴室などの共通
スペースに設けて換気のみをし、前記室内ユニットは居
間、寝室などに設けて冷暖房、換気、空気浄化、調湿を
行う構成としたものである。
【0013】そして本発明によれば、部屋数や、部屋の
種類、空調目的に対応した自由な選択が可能で、工事の
簡単かつ安価な多機能空調システムが得られる。
【0014】また他の手段は、室外ユニットに設けた加
湿手段により加湿された加圧空気を誘引換気装置から室
内に導入することにより行うことを特徴とする請求項
1、2または3記載の多機能空調システムの構成とした
ものである。
【0015】そして本発明によれば、室内外の空質の状
態に影響されない十分な調節能力のある調湿機能を有す
るとともに使い勝手が良い多機能の空調システムが得ら
れる。
【0016】また他の手段は、室内熱交換器に設けた加
湿水受け皿に水を供給することにより、暖房熱源により
加湿することを特徴とする請求項1、2、または3記載
の多機能空調システムの構成としたものである。
【0017】そして本発明によれば、省エネを確保しつ
つ、室内外の空質の状態に影響されない十分な調節能力
のある調湿機能を有する多機能の空調システムが得られ
る。
【0018】また他の手段は、室内空気浄化手段を室内
機に設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、ま
たは5記載の多機能空調装置の構成としたものである。
【0019】そして本発明によれば、幅広い室内空気汚
染物質を対象とした空気浄化機能を有する多機能の空調
システムが得られる。
【0020】また他の手段は、室内に複数個の排気口を
設け、誘引換気装置により外気を導入することにより室
内空気汚染物質を室外に強制的に排気する請求項1、
2、3、4、5または6記載の多機能空調システムの構
成としたものである。
【0021】そして本発明によれば、省エネを確保しつ
つ、安価に室内空気汚染物質を排出する空気浄化機能を
有する多機能の空調システムが得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、室内の冷暖房を行うた
めの室内側熱交換器と加圧空気を吹き出させることによ
って室内空気を誘引することにより、冷暖房と換気をす
る誘引換気装置と、前記室内側熱交換器と結露ルーバー
により、水溶性室内汚染物質を結露水中に室内空気浄化
のため捕集し、室外に排水する排水ダクトと、夏期には
前記室内側熱交換器にて除湿し、冬期には加湿手段によ
り加湿調湿する調湿手段とを備えた室内ユニットと、前
記誘引換気装置に加圧空気を供給する加圧空気供給手段
を室外ユニットに設け、室内の冷暖房を行うための冷媒
配管と外気導入換気を行うための前記加圧空気を供給す
る加圧空気供給ダクトにより、前記室内ユニットと室外
ユニットを接続する構成としたものであり、室外の新鮮
な空気を導入することによって換気をしながら冷暖房を
行うと共に、夏期には除湿、冬期には加湿による調湿を
室内外の空質の状態の影響を受けずに行い、また水溶性
室内空気汚染物質を除去するという作用を有する。
【0023】また、室外ユニット1台に対し、室内ユニ
ットを複数台設け、冷媒配管と、加圧空気供給ダクト
と、排水ダクトにより接続し、前記加圧空気供給ダクト
と加圧空気分岐ダクトの中間に設けた加圧空気を分岐す
る加圧空気分岐ユニットにより、前記複数台の室内ユニ
ットに前記加圧空気を供給することにより、複数室の冷
暖房、換気、空気浄化、調湿を行う構成としたものであ
り、複数の部屋の冷暖房、換気、調湿、空気浄化を1台
の室外機で行うことができる。
【0024】また、室外ユニット1台に対し、室内ユニ
ットと、換気専用ユニットを設け、加圧空気分岐ユニッ
トと加圧空気分岐ダクトにより加圧空気を分岐供給する
と共に、前記室内ユニットは冷媒配管で接続し、前記換
気専用ユニットはトイレ、浴室などの共通スペースに設
けて換気のみをし、前記室内ユニットは居間、寝室など
に設けて冷暖房、換気、空気浄化、調湿を行う構成とし
たものであり、一方の部屋は換気のみをし、他方の部屋
は冷暖房、換気、空気浄化、調湿を行うという部屋の空
質目的に応じた選択を1台の室外ユニットにて行うこと
ができる。
【0025】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0026】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、室内5の冷
暖房を行うための室内側熱交換器2と加圧空気9を吹き
出させることによって室内空気8を誘引し、冷暖房と換
気をする誘引換気装置3と、前記室内側熱交換器2と結
露ルーバー4により、水溶性室内汚染物質を結露水中に
室内空気浄化のため捕集し、室外に排水する排水ダクト
12と、夏期には前記室内側熱交換器2にて除湿し、冬
期には加湿装置7により加湿調湿する調湿手段とを備え
た室内ユニット1と、前記誘引換気装置3に加圧空気9
を供給する加圧空気供給手段13を室外ユニット14に
設け、前記室内5の冷暖房を行うための冷媒配管11と
外気導入換気を行うための前記加圧空気9を供給する加
圧空気供給ダクト10により前記室内ユニット1と室外
ユニット14を接続する構成とする。
【0027】また前記室内側熱交換器2は冷媒配管11
で室外ユニット14と接続されることにより、ヒートポ
ンプのサイクルを形成(図示せず)しており、室外ユニ
ット14内の四方弁(図示せず)を切り換えることによ
り冷房及び暖房運転が可能になっている。
【0028】また前記室内ユニット1に設けられたプレ
フィルター6により、室内5の室内空気8が誘引吸気さ
れるとき、埃等が捕集される。
【0029】上記構成により、室外ユニット14に設け
た加圧空気供給手段13により、室外空気15が吸入加
圧され、加圧空気9として加圧空気供給ダクト10によ
り前記室内ユニット1内の誘引換気装置3に供給され、
加圧空気9が吹き出されることにより、室内空気8は前
記プレフィルター6および室内側熱交換器2を通過し、
誘引されることにより、冷暖房と換気が行われる。同時
に室外から供給される前記加圧空器9と誘引された室内
空気8の温度差および室内側熱交換器2の温度差によ
り、室内空気8中の水分が室内側熱交換器2と結露ルー
バー4上で結露するとともに、例えばホルムアルデヒド
やアンモニア等の水溶性室内汚染物質が捕集され、排水
ダクト12により排水される。
【0030】一方、夏期または梅雨時期には前記室内側
熱交換器2の除湿機能により除湿される。また冬期には
室内ユニット1に設けた加湿装置7により、加湿空気が
室内5に供給されることにより加湿調湿がなされる。
【0031】このように本発明によれば、省エネを確保
しつつ、冷暖房、換気に加え、室内空気汚染物質を効率
的に除去する空気浄化機能と室内外の空質の状態に影響
されない十分な調節能力のある調湿機能を有する多機能
な空調システムを提供することとなる。
【0032】(実施例2)図2を参照しながら説明す
る。
【0033】なお実施例1と同一部分には同一符号を付
け、その詳細な説明は省略する。図2に示すように、室
外ユニット14が1台に対し、室内ユニット1を室内の
天井等に複数台設け、前記冷媒配管11と、加圧空気供
給ダクト10と、排水ダクト12により接続し、前記加
圧空気9は前記加圧空気供給ダクト10と加圧空気分岐
ダクト19の中間に設けられた加圧空気分岐ユニット1
6から分岐されて、複数の室内ユニット1内に設けられ
た前記誘引換気装置3に供給され、室内空気8を室内ユ
ニット1に設けた室内空気吸気口17から誘引し、室内
空気吹き出し口18より部屋A20a、部屋B20bに
供給される。
【0034】上記構成により、部屋A20aと部屋B2
0bの冷暖房、換気、空気浄化、調湿を1台の室外ユニ
ット14により行うことができる。
【0035】このように本発明によれば、例えば居間や
寝室などのように多目的の空質調節が必要な複数の部屋
を同時にまたは選択的に空調することができ、かつ送風
ロスが少なく、安価な工事費用の多機能空調システムを
提供することができる。
【0036】なお本発明の実施例では、部屋数を2とし
てあるが、複数としても機器の能力を変えることによ
り、その効果は変わらない (実施例3)図3を参照しながら説明する。
【0037】なお実施例1または2と同一部分には同一
符号を付け、その詳細な説明は省略する。
【0038】図3に示すように、室外ユニット14が1
台に対し、室内ユニット1と換気専用ユニット21を複
数台天井等に設け、冷媒配管11、加圧空気供給ダクト
10、排水ダクト12により接続し、前記加圧空気9は
加圧空気供給ダクト10と加圧空気分岐ダクト19の中
間に設けられた加圧空気分岐ユニット16から分岐され
て、前記換気専用ユニット21内に設けられた誘引換気
装置3に供給され、室内空気8を室内空気吸気口17か
ら誘引しながら減圧し、室内空気吹き出し口18より室
内C22に供給される。
【0039】上記構成により、室内C22は換気のみが
行われ、室内D23は室内ユニット1の構成により、冷
暖房、換気、空気浄化、調湿が行われる。
【0040】このように本発明によれば、例えば居間や
寝室などのように多目的の空質制御が必要な部屋には室
内ユニット1を設け、トイレや浴室のような換気だけし
か必要のない室内には換気専用ユニット21を設けるこ
とにより、空質制御の選択ができ、かつ省エネで、送風
ロスが少なく、安価な工事費用の多機能空調システムを
提供することができる。
【0041】なお本発明の実施例では、部屋数を2とし
てあるが、複数としても機器の構成、能力を変えること
により、その効果は変わらない。
【0042】(実施例4)図4を参照しながら説明す
る。
【0043】なお実施例1、2、または3と同一部分に
は同一符号を付け、その詳細な説明は省略する。
【0044】図4に示すように、室外ユニット14内に
設けた室外加湿装置24により発生した高湿な空気を外
気15と混合し、前記室外ユニット14に設けた加圧空
気供給手段13により室内ユニット1に供給する構成と
する。
【0045】上記構成により、加湿時、加湿空気は、前
記室外ユニット14から加圧空気供給ダクト10を通っ
て加圧空気9となって室内ユニット1に供給される。
【0046】このように本発明によれば、室内ユニット
1に加湿装置を設けることなく、加湿ができるので、加
湿用の水を室内5の高所に設けた室内ユニット1に供給
することが無くなるので、使い勝手が良い多機能空調シ
ステムを提供することができる。
【0047】(実施例5)図5を参照しながら説明す
る。
【0048】なお実施例1、2、3、または4と同一部
分には同一符号を付け、その詳細な説明は省略する。
【0049】図5に示すように、室内ユニット1に設け
た加湿水タンク25に加湿水26を供給し、室内ユニッ
ト1内の室内側熱交換器2に設けた加湿水受け皿27に
加湿水を滴下することにより、前記室内側熱交換器2の
熱源にて加熱蒸発させる構成とする。
【0050】上記構成により、加湿は主に冬期の暖房時
に必要なため、暖房時、室内側熱交換器2は高温とな
り、加湿水タンク25から滴下した加湿水26は室内側
熱交換器2に設けた加湿水受け皿27内で蒸発し、誘引
換気装置3から吹き出される加圧空気9により、誘引さ
れ、室内5を加湿できる作用を有する。
【0051】このように本発明によれば、室内ユニット
1内に特別な加湿装置、例えば気化式加湿装置のような
ヒーターを組み込んだ装置を設けることなく、加湿機能
が達成できるので、省エネで安価な多機能空調システム
を提供することができる。
【0052】(実施例6)図6を参照しながら説明す
る。
【0053】なお実施例1、2、3、4、または5と同
一部分には同一符号を付け、その詳細な説明は省略す
る。
【0054】図6に示すように、室内ユニット1に設け
た埃等を捕集するプレフィルター6の代わりに活性炭等
よりなる空気清浄フィルター28を設けた構成とする。
【0055】上記構成により、室内空気8は誘引換気装
置3より吹き出される加圧空気9により誘引され、前記
空気清浄フィルター28、室内側熱交換器2及び結露ル
ーバー4を通ることにより、埃、水溶性室内空気汚染物
質ばかりでなく、その他の微細な室内空気汚染物質も捕
集するという作用を有する。
【0056】このように本発明によれば、例えばホルム
アルデヒド等の水溶性室内空気汚染物質以外の花粉、悪
臭等の室内空気汚染物質も捕集することができるので、
より快適な多機能空調システムを提供することができ
る。
【0057】なお、本実施例は活性炭よりなる空気清浄
フィルターとしたが、触媒フィルターや他の高性能フィ
ルターでも、捕集性能に差はあるが、その効果は変わら
ない。
【0058】(実施例7)図7を参照しながら説明す
る。
【0059】なお実施例1、2、3、4、5、または6
と同一部分には同一符号を付け、その詳細な説明は省略
する。
【0060】図7に示すように、室内5に、天井排気口
30aまたは床排気口30bを複数個設け、誘引換気装
置3により、新鮮な外気15を吹き出し口29を介して
室内に導入することにより、室内を正圧とし、室内空気
汚染物質を室外に強制的に排気する構成とする。
【0061】上記構成により、室内空気汚染物質は、例
えば二酸化炭素等の汚染源と共に天井裏又は床下に排気
されるという作用を有する。
【0062】このように本発明によれば、室内ユニット
1に設けた結露ルーバー4や空気清浄フィルター28を
設けることなく、冷暖房、調湿、換気と同時に空気浄化
ができる多機能空調システムを提供することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、省エネを確保しつつ、冷暖房、換気に加
え、室内空気汚染物質を効率的に除去する空気浄化機能
と室内外の空質の状態に影響されない十分な調節能力の
ある調湿機能を有する多機能な空調システムを提供でき
る。
【0064】また部屋数や、部屋の種類、空調目的に対
応した自由な選択が可能で、工事の簡単かつ安価な多機
能空調システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の多機能空調システムの構成
【図2】同実施例2の多機能空調システムの構成図
【図3】同実施例3の多機能空調システムの構成図
【図4】同実施例4の多機能空調システムの構成図
【図5】同実施例5の多機能空調システムの構成図
【図6】同実施例6の多機能空調システムの構成図
【図7】同実施例7の多機能空調システムの構成図
【図8】従来の熱交換換気空調ユニットの構成図
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 室内側熱交換器 3 誘引換気装置 4 結露ルーバー 5 室内 6 プレフィルター 7 加湿装置 8 室内空気 9 加圧空気 10 加圧空気供給ダクト 11 冷媒配管 12 排水ダクト 13 加圧空気供給手段 14 室外ユニット 15 室外空気 16 加圧空気分岐ユニット 17 室内空気吸気口 18 室内空気吹き出し口 19 加圧空気分岐ダクト 20a 部屋A 20b 部屋B 21 換気専用ユニット 22 室内C 23 室内D 24 室外加湿装置 25 加湿水タンク 26 加湿水 27 加湿水受け皿 28 空気清浄フィルター 29 吹き出し口 30a 天井排気口 30b 床排気口 101 天井裏 102 熱交換換気ユニット 103 環気口 104 室内 105 分岐部 106 環気 107 室内送風機 108 室内熱交換器 109 給気口 110 熱交換素子 111 室外送風機 112 室外 113 新鮮な空気 114 排気

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の冷暖房を行うための室内側熱交換
    器と加圧空気を吹き出させることによって室内空気を誘
    引することにより、冷暖房と換気をする誘引換気装置
    と、前記室内側熱交換器と結露ルーバーにより、水溶性
    室内汚染物質を結露水中に室内空気浄化のため捕集し、
    室外に排水する排水ダクトと、夏期には前記室内側熱交
    換器にて除湿し、冬期には加湿手段により加湿調湿する
    調湿手段とを備えた室内ユニットと、前記誘引換気装置
    に加圧空気を供給する加圧空気供給手段を室外ユニット
    に設け、室内の冷暖房を行うための冷媒配管と外気導入
    換気を行うための前記加圧空気を供給する加圧空気供給
    ダクトにより、前記室内ユニットと室外ユニットを接続
    する構成とした多機能空調システム。
  2. 【請求項2】 室外ユニット1台に対し、室内ユニット
    を複数台設け、冷媒配管と、加圧空気供給ダクトと、排
    水ダクトにより接続し、前記加圧空気供給ダクトと加圧
    空気分岐ダクトの中間に設けた加圧空気を分岐する加圧
    空気分岐ユニットにより、前記複数台の室内ユニットに
    前記加圧空気を供給することにより、複数室の冷暖房、
    換気、空気浄化、調湿を行う請求項1記載の多機能空調
    システム。
  3. 【請求項3】 室外ユニット1台に対し、室内ユニット
    と、換気専用ユニットを設け、加圧空気分岐ユニットと
    加圧空気分岐ダクトにより加圧空気を分岐供給すると共
    に、前記室内ユニットは冷媒配管で接続し、前記換気専
    用ユニットはトイレ、浴室などの共通スペースに設けて
    換気のみをし、前記室内ユニットは居間、寝室などに設
    けて冷暖房、換気、空気浄化、調湿を行う請求項1また
    は2記載の多機能空調システム。
  4. 【請求項4】 室外ユニットに設けた加湿手段により加
    湿された加圧空気を誘引換気装置から室内に導入するこ
    とにより行うことを特徴とする請求項1、2、または3
    記載の多機能空調システム。
  5. 【請求項5】 室内熱交換器に設けた加湿水受け皿に水
    を供給することにより、暖房熱源により加湿することを
    特徴とする請求項1、2、または3記載の多機能空調シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 室内空気浄化手段を室内ユニットのフィ
    ルターに設けたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、または5記載の多機能空調装置。
  7. 【請求項7】 室内に複数個の排気口を設け、誘引換気
    装置により外気を導入することにより、室内空気汚染物
    質を室外に強制的に排気する請求項1、2、3、4、5
    または6記載の多機能空調システム。
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