JPH11151675A - グラインダ定盤 - Google Patents

グラインダ定盤

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JPH11151675A
JPH11151675A JP33360297A JP33360297A JPH11151675A JP H11151675 A JPH11151675 A JP H11151675A JP 33360297 A JP33360297 A JP 33360297A JP 33360297 A JP33360297 A JP 33360297A JP H11151675 A JPH11151675 A JP H11151675A
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JP
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surface plate
solid
grinder
whetstone
fixed
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JP33360297A
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Inventor
Hiroaki Inoue
裕昭 井上
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Original Assignee
SpeedFam Co Ltd
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Publication date
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定盤への固形砥石の取付及び取外を迅速且つ
容易に行うことができる構造のグラインダ定盤を提供す
る。 【解決手段】 外周面1bで開口する複数の溝11が放
射状に刻設された定盤1と、各溝11と断面同形状の凸
部31を有する取付片3が固着された複数の固形砥石2
とを備え、凸部31を溝11の外側開口から溝11内に
スライド挿入して定盤1に取り付けた複数の固形砥石2
を、締付具4を用いて固定した構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを研削又
は研磨するためのグラインダに適用されるグラインダ定
盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来のグラインダ定盤の一例
を示す斜視図である。図15に示すように、このグライ
ンダ定盤は、定盤100に、取付片110を介して扇形
の固定砥石120を複数個取り付けた構成となってい
る。図16は、従来のグラインダ定盤の取付状態を示す
分解斜視図である。図16に示すように、上記従来のグ
ラインダ定盤の定盤100には、一対の雌ネジ穴10
1,101が設けられており、各取付片110及び固定
砥石120にもこれら雌ネジ穴101,101に対応す
る一対の孔111,111及び孔121,121が穿設
されている。これにより、雌ネジ穴101と孔111,
121とを一致させるようにして、固定砥石120を取
付片110を介して定盤100に当て、雄ネジ130,
130を固定砥石120の孔121,121に入れ、取
付片110の孔111,111を貫通させて、定盤10
0の雌ネジ穴101,101に螺入することにより、1
つの固定砥石120を定盤100に固定する。そして、
残りの固定砥石120も同様にして定盤100上に固定
することで、図15に示すグラインダ定盤を形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のグラインダ定盤では次のような問題があった。まず、
固定砥石120を定盤100に取り付ける際、雌ネジ穴
101と孔111,121とを一致させた後、雄ネジ1
30を孔121に入れて、ネジ止め固定するという工程
を経なければ固定砥石120を定盤100に取り付ける
ことができないので、取付作業が非常に煩雑である。し
かも、多数の固定砥石120を定盤100に取り付けな
ければならないので、グラインダ定盤を組み付けるまで
に多大な手間と長い時間を要してしまう。また、固定砥
石120の取外し作業においても、雄ネジ130のネジ
回し等で外さなければならず、面倒であった。
【0004】また、固定砥石120は、定盤100に取
り付けて使用する前に、水槽等に入れて、水を十分ふく
ませておく必要がある。このため、固定砥石120を取
り付ける際に、水が固定砥石120から滴下して作業が
しずらくなる。片面研磨式のグラインダの場合には、下
定盤100の上面に固定砥石120を取り付けるので、
さ程の影響はないが、両面研磨式のグラインダでは、下
定盤100だけでなく上定盤100にも固定砥石120
を取り付けなければならないので、固定砥石120から
の水の滴下が作業者の顔に当たり作業に悪影響を与え
る。すなわち、作業者は、上方に吊り上げられた上定盤
100の下に顔を入れ、上定盤100を見上げるように
して、固定砥石120をその上定盤100に取り付けな
ければならないので、固定砥石120からの水が顔にか
かり、作業が非常に難しくなる。一方、研磨作業終了後
に、上定盤100から固定砥石120を取り外す際に
も、研磨液等が作業者にかかり、取外作業がしづらい。
【0005】さらに、固定砥石120に孔121,12
1が穿設されているので、ワークの縁が研磨中に孔12
1,121に当たり破損するおそれがある。このため、
従来のグラインダ定盤では、図17に示すように、小さ
な砥石栓131で孔121,121を埋め、固定砥石1
20の表面を平坦にする必要があり、その作業にも相当
の手間と時間を要していた。
【0006】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、定盤への固形砥石の取付及び取外を迅
速且つ容易に行うことができる構造のグラインダ定盤を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、定盤の一面に、略扇形状の複数
の固形砥石を各固形砥石の一面に固着された取付片を介
して周設したグラインダ定盤において、各取付片は、そ
の断面が基部側でくびれた形状のレール状凸部を有し、
且つこのレール状凸部が固形砥石の径方向を向くように
固形砥石の一面に固着されており、定盤は、断面形状が
レール状凸部の断面形状に略一致し且つ定盤の径方向を
向く直長状凹部が刻設された砥石取付部を有し、取付片
のレール状凸部を砥石取付部の直長状凹部の外側開口端
からスライドさせて挿入することにより定盤に取り付け
た複数の固形砥石を、固定解除自在の固定具で固定した
構成としてある。かかる構成により、固定具の固定作用
を解除し、固形砥石を直長状凹部に沿って定盤の外側に
引き出すことで、固形砥石を定盤から取り外すことがで
きる。また、固形砥石の定盤への取付は、レール状凸部
を直長状凹部の外側開口端からスライドさせて挿入した
後、固定具で固定することで達成される。
【0008】ところで、砥石取付部は、取付片を介して
固形砥石を取り付けることができるものであればよく、
定盤と別体であることを要しない。このため、請求項2
の発明は、請求項1に記載のグラインダ定盤において、
砥石取付部は、定盤自体に形成され、砥石取付部の直長
状凹部は、定盤の外周面で開口する直長状の溝である構
成とした。また、取付片の形状は、固定取付部の直状の
溝にスライド挿入可能な形状であれば良く、その一例と
して、請求項3の発明は、請求項2に記載のグラインダ
定盤において、取付片を、固形砥石に固着させた長尺状
の本体部と、この本体部の長さ方向に突設したレール状
凸部とで形成した構成としてある。さらに、他の例とし
て、請求項4の発明は、請求項2に記載のグラインダ定
盤において、取付片を、固形砥石に略一致させて固着し
た略扇形状の本体部と、この本体部の径方向に突設した
レール状凸部とで形成した構成としてある。
【0009】また、砥石取付部は、取付片を介して固形
砥石を取り付けることができるものであればよく、定盤
と別体であっても良い。このため、請求項5の発明は、
請求項1に記載のグラインダ定盤において、砥石取付部
を、定盤に固定される板体で形成し、この板体の表面に
直長状凹部を刻設した構成としてある。ここで、板体の
形状は任意であり、その一例として、請求項6の発明
は、請求項5に記載のグラインダ定盤において、板体
を、長尺状の部材で形成した構成としてある。さらに、
他の例として、請求項7の発明は、請求項5に記載のグ
ラインダ定盤において、取付片を、固形砥石に略一致さ
せて固着した略扇形状の本体部と、この本体部の径方向
に突設したレール状凸部とで形成し、板体を、本体部に
略一致した略扇形状に形成した構成としてある。
【0010】また、レール状凸部の断面形状は、その基
部においてくびれたものであれば良く、その例として、
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれか
に記載のグラインダ定盤において、レール状凸部の断面
を、略台形状,略T字状又は略円形状に形成した構成と
してある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、この発明の第1の実施形態
に係るグラインダ定盤を一部破断して示す斜視図であ
る。このグラインダ定盤は、定盤1の表面に、上記略扇
形状の8つの固形砥石2を各固形砥石2に固着された取
付片3を介して周設した構造になっている。
【0012】図2は、固形砥石2を示す斜視図であり、
図3はその正面図であり、その研磨面20を下側に向け
ている。図2に示すように、固形砥石2は平面視で略扇
形状を呈し、研磨面20と反対側の面21に取付片3を
有している。取付片3は、長尺状の本体部30と本体部
30上に突設されたレール状の凸部31とでなり、本体
部30が径方向を向いた状態で固形砥石2の面21に接
着剤にて固着されている。凸部31は、図3に示すよう
に、基部においてくびれた逆台形状の断面を有し、図2
に示すように、本体部30の長さ方向に沿って突設され
ている。
【0013】一方、定盤1は、図1に示すように、取付
片3の凸部31が嵌挿可能な砥石取付部10を有してい
る。図4は、定盤1の斜視図である。図4に示すよう
に、定盤1の中心孔1aには、固形砥石2の厚さと略等
しい長さの管状のストッパ12が挿着されており、この
ストッパ12の周りに、定盤1自体を加工して形成した
8つの砥石取付部10が凹設されている。具体的には、
各砥石取付部10は、定盤1表面を径方向に即ちストッ
パ12側から定盤1の外周面1bに向かって切り欠いて
形成した直長状の溝11でなる。また、この溝11は、
中心孔1aを画成する内周面と外周面1bとで開口して
おり、その断面形状は、取付片3の凸部31の断面形状
と略一致している。
【0014】図5は、図1の矢視A−A断面図であり、
図6は固形砥石2の定盤1への取付状態を示す断面図で
ある。上記のごとき8つの固形砥石2は、図5及び図6
に示すように、取付片3の凸部31を定盤1の溝11に
嵌挿させた状態で、定盤1の表面に各々取り付けられて
おり、外周面には固定具としてのリング状の締付具4が
巻き付けられ、グラインダ定盤の回転時に固形砥石2が
遠心力で外方に飛び出すことを防止している。この締付
具4は、図1及び図5に示すように、帯体40と、帯体
40の両端の孔に挿入されたボルト41と、ボルト41
の先端部側に嵌められたナット42とで構成されてお
り、ボルト41を締め付けることで、帯体40が締ま
り、ボルト41を緩めることで帯体40が広がる。
【0015】次に、この実施形態のグラインダ定盤にお
ける固形砥石2の定盤1への取付及び取外動作について
説明する。図7は、固形砥石2の取付及び取外動作を説
明するための断面図である。まず、図7において下定盤
1−1に固形砥石2を取り付ける場合には、図2に示す
固形砥石2を下向きにし、取付片3の凸部31の端部を
溝11の外周面1b開口端に嵌め、そのまま固形砥石2
を定盤1の中心部側に押す。すると、固形砥石2が溝1
1に案内されて、定盤1の中心部側にスライドし、スト
ッパ12に突き当たる。同様にして、残りの固形砥石2
を各に溝11に嵌挿した後、図1及び図5に示すよう
に、締付具4を8つの固形砥石2の外周面に巻き付けて
緊締することで、固形砥石2の取付作業が完了する。
【0016】また、両面研磨式のグラインダの場合に
は、図7に示すように、溝11を下向きにした上定盤1
−2に固形砥石2を取り付けることになるが、この場合
にも上記と同様な作業で済む。すなわち、図2に示す状
態の固形砥石2を定盤1の外周面1b迄持っていき、取
付片3の凸部31端部を溝11の外周面1b開口端に嵌
めて、ストッパ12に突き当たる迄定盤1の中心部側に
スライドさせた後、溝11に嵌挿された8つの固形砥石
2の外周面に締付具4を緊締する。
【0017】これにより、上定盤1−2を下定盤1−1
側に下降させ、定盤1−1の固形砥石2上に載置された
図示しないワークを上定盤1−2で押圧しながら、上,
下定盤1−1,1−2を互いに逆方向に回転させること
で、ワークの両面を同時にグラインドすることができ
る。なお、各定盤1の回転時に固形砥石2に対して遠心
力が働くが、締付具4が8つの外周面に緊締されている
ので、固形砥石2が飛び出すことはない。
【0018】そして、グラインド作業終了後、擦り減っ
た固形砥石2を上,下定盤1−1,1−2から取り外す
場合には、締付具4を緩めて外し、各固形砥石2を上,
下定盤1−1,1−2の溝11に沿って引き出す。
【0019】このように、この実施形態のグラインダ定
盤によれば、固形砥石2を定盤1の溝11に嵌挿し、締
付具4を固形砥石2の外周面に巻き付けるだけで、固形
砥石2の取付作業が済み、また、逆に締付具4を外して
固形砥石2を定盤1の溝11から引き出すだけで、固形
砥石2の取外作業が済むので、ボルトの締付及び取外等
の煩雑な作業を必要とせず、固形砥石2の取付及び取外
を迅速且つ容易に行うことができる。しかも、固形砥石
2の表面にボルト穴がないので、従来のグラインダ定盤
のように、砥石栓131を作成して、穴に埋めるという
面倒な作業も省くことができ、その分作業の迅速化が促
進される。さらに、図7に示すように、固形砥石2を上
定盤1−2に取付及び取外際に、固形砥石2から水滴や
研磨液などの液体Wが落ちるが、従来では、作業者が上
定盤1−2の下に顔を入れ、上を向いて固形砥石2をボ
ルト締め及びボルト外しする作業をしなければならなか
ったため、液体Wが顔にかかるという事態が生じた。し
かし、この実施形態のグラインダ定盤では、作業者が上
定盤1−2から離れて、固形砥石2の取付及び取外を行
うことができるので、快適かつ容易に作業を行うことが
できる。また、砥石取付部10を定盤1自体に形成した
ので、部品点数の削減を図ることができる。さらに、取
付片3を長尺状に形成したので、取付片3の作成加工を
容易に行うことができる。
【0020】(第2の実施形態)図8は、この発明の第
2の実施形態に係るグラインダ定盤に適用される固形砥
石を示す斜視図であり、図9は、固形砥石を定盤に取り
付けた状態を示す断面図である。この実施形態のグライ
ンダ定盤は、取付片3の本体部の形状が上記第1の実施
形態の本体部30と異なる。図6に示すように、上記第
1の実施形態では、本体部30の幅が固形砥石2の幅よ
りも狭くなっているので、本体部30からはみ出した固
形砥石2の両側部分がグラインド作業時に割れることが
ないとはいえない。そこで、この実施形態では、図8に
示すように、取付片3の本体部30′を固形砥石2の扇
形状の面21に一致した形状に形成した。これにより、
図9に示すように、固形砥石2を定盤1に取り付けた際
に、固形砥石2のはみ出し部分が生じないので、グライ
ンド作業時に固形砥石2が割れることはなく、固形砥石
2の強度が向上する。その他の構成,作用効果は第1の
実施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0021】(第3の実施形態)図10は、この発明の
第3の実施形態に係るグラインダ定盤に適用される定盤
1を示す斜視図であり、図11は固形砥石2をこの定盤
1に取り付けた状態を示す断面図である。この実施形態
のグラインダ定盤は、砥石取付部の構成が上記第1及び
第2の実施形態の砥石取付部10と異なる。すなわち、
図10に示すように、両端で開口する直長状の溝11を
有した長尺状の板体13を用いて砥石取付部10′を構
成した。具体的には、図11に示すように、板体13の
溝11内に複数のボルト孔14を穿設し、これらのボル
ト孔14を定盤1表面に螺刻した雌ネジ穴1cに一致さ
せた状態で、ボルト15を雌ネジ穴1cに螺入すること
で、板体13を定盤1表面に固定している。これによ
り、図2又は図8に示した固形砥石2に固着された取付
片3の凸部31を板体13の溝11に嵌挿することで、
固形砥石2を砥石取付部10′に取り付けることができ
る。したがって、溝11の削設が困難な定盤1において
も砥石取付部を設けることができ、非常に便利である。
その他の構成,作用効果は上記第1及び第2の実施形態
と同様であるので、その記載は省略する。
【0022】(第4の実施形態)図12は、この発明の
第4の実施形態に係るグラインダ定盤に適用される定盤
1を示す斜視図であり、図13は固形砥石2をこの定盤
1に取り付けた状態を示す断面図である。この実施形態
のグラインダ定盤は、砥石取付部10′の板体の形状が
上記第3の実施形態の板体13と異なる。すなわち、板
体13′を固形砥石2の扇形状の面21に一致した形状
に形成した。これにより、図8に示した固形砥石2をこ
の砥石取付部10′に取り付けると、図13に示すよう
に、板体13′と取付片3の本体部30′とが完全に当
接し、グランド作業時における固形砥石2の強度が更に
向上する。その他の構成,作用効果は上記第3の実施形
態と同様であるので、その記載は省略する。
【0023】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。図14は、取付片3の凸部3
1の変形例を示す断面図である。上記実施形態では、凸
部31の断面を逆台形状に設定したが、凸部は基部にお
いてくびれた断面形状を有していれば良い。したがっ
て、図14の(a)に示すような断面T字状の凸部3
1′や、図14の(b)に示すような断面略円形状の凸
部31″も適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明に係るグラインダ定盤よれば、レール状凸部を直長
状凹部の外側開口端からスライドさせて挿入した後、固
定具で固定するだけで、固形砥石の定盤への取付が済
み、また、固定具の固定作用を解除し、固形砥石を直長
状凹部に沿って定盤の外側に引き出すだけで、固形砥石
の取外が済むので、ボルトの締付及び取外などの繁雑な
作業が不必要となり、この結果、固形砥石の定盤への取
付及び取外作業を迅速且つ容易に行うことができるとい
う優れた効果がある。しかも、固形砥石の表面にボルト
穴を設ける必要がないので、従来のグラインダ定盤のよ
うに、砥石栓を作成して穴に埋めるという面倒な作業を
も省くことができ、その分作業の迅速化が促進される。
さらに、両面研磨式のグラインダにおいて、作業者が上
定盤から離れて固形砥石の取付及び取外を行うことがで
きるので、作業中に固形砥石からの水滴や研磨液などが
作業者の顔などにかかることはなく、この結果、快適且
つ容易に作業を行うことができる。
【0025】また、請求項2の発明に係るグラインダ定
盤は、砥石取付部を定盤自体に形成したので、部品点数
の削減を図ることができる。さらに、請求項3の発明に
係るグラインダ定盤は、取付片を、固形砥石に固着させ
た長尺状の本体部とこの本体部の長さ方向に突設したレ
ール状凸部とで形成して、単純な形状にしたので、取付
片の作成加工を容易に行うことができる。さらに、請求
項4の発明に係るグラインダ定盤は、取付片の本体部
を、固形砥石に略一致させたので、固形砥石の強度を向
上させることができる。
【0026】また、請求5の発明に係るグラインダ定盤
は、砥石取付部を定盤と別体に形成したので、溝などの
削設が困難な定盤においても、砥石取付部を設けること
ができ、便利である。そして、請求項6の発明は、請求
項5に記載のグラインダ定盤において、板体を長尺状の
部材で形成したので、板体の作成加工を容易に行うこと
ができる。また、請求項7の発明に係るグラインダ定盤
は、請求項5に記載のグラインダ定盤において、板体を
略扇形状に形成したので、固形砥石の強度をさらに向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るグラインダ定
盤を一部破断して示す斜視図である。
【図2】図1の固形砥石を示す斜視図である。
【図3】固形砥石の正面図である。
【図4】図1の定盤の斜視図である。
【図5】図1の矢視A−A断面図である。
【図6】固形砥石の定盤への取付状態を示す断面図であ
る。
【図7】固形砥石の取付及び取外動作を説明するための
断面図である。
【図8】この発明の第2の実施形態に係るグラインダ定
盤に適用される固形砥石を示す斜視図である。
【図9】図8の固形砥石を定盤に取り付けた状態を示す
断面図である。
【図10】この発明の第3の実施形態に係るグラインダ
定盤に適用される定盤を示す斜視図である。
【図11】図10の定盤に固形砥石を取り付けた状態を
示す断面図である。
【図12】この発明の第4の実施形態に係るグラインダ
定盤に適用される定盤を示す斜視図である。
【図13】図12の定盤に固形砥石を取り付けた状態を
示す断面図である。
【図14】取付片の凸部の変形例を示す断面図である。
【図15】従来のグラインダ定盤の一例を示す斜視図で
ある。
【図16】従来のグラインダ定盤の取付状態を示す分解
斜視図である。
【図17】砥石栓で固形砥石の孔を埋めた状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…定盤、 2…固形砥石、 3…取付片、 4…締付
具、 10…砥石取付部、 11…溝、 12…ストッ
パ、 30…本体部、 31…凸部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤の一面に、略扇形状の複数の固形砥
    石を各固形砥石の一面に固着された取付片を介して周設
    したグラインダ定盤において、 上記各取付片は、その断面が基部側でくびれた形状のレ
    ール状凸部を有し、且つこのレール状凸部が固形砥石の
    径方向を向くように固形砥石の上記一面に固着されてお
    り、 上記定盤は、断面形状が上記レール状凸部の断面形状に
    略一致し且つ定盤の径方向を向く直長状凹部が刻設され
    た砥石取付部を有し、 上記取付片のレール状凸部を上記砥石取付部の直長状凹
    部の外側開口端からスライドさせて挿入することにより
    上記定盤に取り付けた上記複数の固形砥石を、固定解除
    自在の固定具で固定した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のグラインダ定盤におい
    て、 上記砥石取付部は、上記定盤自体に形成され、 上記砥石取付部の直長状凹部は、上記定盤の外周面で開
    口する直長状の溝である、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のグラインダ定盤におい
    て、 上記取付片を、上記固形砥石に固着させた長尺状の本体
    部と、この本体部の長さ方向に突設した上記レール状凸
    部とで形成した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のグラインダ定盤におい
    て、 上記取付片を、上記固形砥石に略一致させて固着した略
    扇形状の本体部と、この本体部の径方向に突設した上記
    レール状凸部とで形成した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のグラインダ定盤におい
    て、 上記砥石取付部を、上記定盤に固定される板体で形成
    し、この板体の表面に上記直長状凹部を刻設した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のグラインダ定盤におい
    て、 上記板体を、長尺状の部材で形成した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のグラインダ定盤におい
    て、 上記取付片を、上記固形砥石に略一致させて固着した略
    扇形状の本体部と、この本体部の径方向に突設した上記
    レール状凸部とで形成し、 板体を、上記本体部に略一致した略扇形状に形成した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載のグラインダ定盤において、 上記レール状凸部の断面を、略台形状,略T字状又は略
    円形状に形成した、 ことを特徴とするグラインダ定盤。
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