JPH11148508A - インサート螺合部材及び同部材付き樹脂成形品 - Google Patents

インサート螺合部材及び同部材付き樹脂成形品

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JPH11148508A
JPH11148508A JP33089097A JP33089097A JPH11148508A JP H11148508 A JPH11148508 A JP H11148508A JP 33089097 A JP33089097 A JP 33089097A JP 33089097 A JP33089097 A JP 33089097A JP H11148508 A JPH11148508 A JP H11148508A
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JP
Japan
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insert
resin molded
molded product
circular
circular portion
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Withdrawn
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JP33089097A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ogata
正裕 尾形
Joji Kasugai
条治 春日井
Hideyuki Tsuzuki
秀幸 都築
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型へセットするときの作業性を向上させるこ
とができるようにする。 【解決手段】 本発明のインサート螺合部材としてのイ
ンサートボルト1は、外周形状が非円形である六角形状
に形成されるとともに一端部3bが樹脂成形品の表面よ
り僅かに突出するように前記樹脂成形品にインサート成
形により埋設される非円形部3と、非円形部3の一端部
3bから突出した雄ネジ部2を備えたインサートボルト
において、非円形部3の一端部3bの外周形状を前記六
角形状に内接する円形に形成したことを特徴とする。イ
ンサートボルト1の材料は、剛性の高い材料であれば特
に限定されず、金属、セラミック、硬質樹脂等を例示で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品にイン
サート成形により埋設されるインサート螺合部材(イン
サートボルト又はインサートナット)と同部材付き樹脂
成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、従来のインサートボル
ト50と同ボルト付き樹脂成形品58の成形工程とを示
し、インサートボルト50は、樹脂成形品58にインサ
ート成形により埋設される非円形部(ここでは頭部)5
2及び鍔部53と、非円形部52の一端部52bから突
出した雄ネジ部51とが金属で一体形成されてなる。非
円形部52は、樹脂成形品に対する回転止めのために、
外周形状が例えば六角形状に形成されている。鍔部53
は、樹脂成形品58からの抜け止めのために、非円形部
52より一回り大きい円板状に形成され、非円形部52
の他端部に設けられている。
【0003】非円形部52は、その一端部52bが樹脂
成形品58の表面より僅かに(例えば0.1〜1.0m
m)突出するように、樹脂成形品58に埋設される。仮
にこの突出が無く奥まっていると、締結物(図示略)を
インサートボルト50に差し込んでナット(図示略)で
締結した時に、締結物は樹脂成形品58の表面に当たる
ことになり、締結の信頼性が低下する。そこでこの突出
を設け、前記締結時には締結物が剛性の高い非円形部5
2の一端面52aに必ず当たるようにして(ここではメ
タルタッチ)、締結の信頼性を高めるのである。
【0004】樹脂成形品58のインサート成形に使用す
る型55は、インサートボルト50の埋設対応位置に、
保持穴55aとその穴縁における非円形(ここでは六角
形)の収容凹部55bとを備えている。そして、インサ
ートボルト50の雄ネジ部51を保持穴55aに挿入し
て保持するとともに、前記突出を設けるために非円形部
52の一端部52bを収容凹部55bに嵌合させて収容
し、もってインサートボルト50を型55にセットす
る。この型55に溶融状態の樹脂を射出して、インサー
トボルト50が埋設された樹脂成形品58を成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、非円形
部52の外周形状は一端部52bに至るまで非円形(こ
こでは六角形)に形成されており、これに対応して収容
凹部55bも樹脂が入り込まないように非円形に形成さ
れているため、インサートボルト50を型55にセット
する際には、非円形の一端部52bと非円形の収容凹部
55bとをきちんと合わせる必要があり、手探りによっ
てインサートボルト50を多少回転させなければならな
い等、作業性が悪かった。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決し、型へ
セットするときの作業性を向上させることができるイン
サート螺合部材及び同部材付き樹脂成形品を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインサート螺合部材は、外周形状が非円形
に形成されるとともに一端部が樹脂成形品の表面より僅
かに突出するように前記樹脂成形品にインサート成形に
より埋設される非円形部と、前記非円形部の一端部から
突出した雄ネジ部又は前記非円形部に内設された雌ネジ
部とを備えたインサート螺合部材において、前記非円形
部の一端部の外周形状を円形に形成したことを特徴とす
る。雄ネジ部を備えたインサート螺合部材はインサート
ボルトであり、雌ネジ部を備えたインサート螺合部材は
インサートナットである。
【0008】また、本発明のインサート螺合部材付き樹
脂成形品は、上記インサート螺合部材を備えたことを特
徴とする。
【0009】ここで、インサート螺合部材の材料は、剛
性の高い材料であれば特に限定されず、金属、セラミッ
ク、硬質樹脂等を例示できる。また、樹脂成形品の表面
からの非円形部の一端部の突出量は、特に限定されない
が、0.1〜1.0mm程度が好ましい。外周形状を円
形に形成する該一端部の長さは、原則として前記突出量
と同程度であるが、セット時のバラツキ等を考慮して前
記突出量より長くしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、図1〜図4は第一実施形態
のインサート螺合部材としてのインサートボルト1と、
同ボルト付き樹脂成形品16とを示し、樹脂成形品16
にインサート成形により埋設される非円形部3及び鍔部
5と、非円形部3の一端部3bから突出した雄ネジ部2
とが金属で一体形成されてなる。非円形部3は、樹脂成
形品16に対する回転止めのために、外周形状が例えば
六角形状に形成されている。鍔部5は、樹脂成形品16
からの抜け止めのために、非円形部3より一回り大きい
円板状に形成され、非円形部3の他端部に設けられてい
る。
【0011】非円形部3の一端部3bは、外周形状が非
円形部3の六角形に内接する円形に形成されており、樹
脂成形品16の表面より僅かに(例えば0.1〜1.0
mm)突出するように、樹脂成形品16に埋設される。
【0012】樹脂成形品16のインサート成形に使用す
る型10は、インサートボルト1の埋設対応位置に、保
持穴10aとその穴縁における円形の収容凹部10bと
を備えている。そして、インサートボルト1の雄ネジ部
2を保持穴10aに挿入して保持するとともに、前記突
出を設けるために非円形部3の一端部3bを収容凹部1
0bに嵌合させて収容し、もってインサートボルト1を
型10にセットする。このとき、非円形部3の一端部3
bが円形に形成されているため、インサートボルト1を
型10にセットする際には、従来とは異なって方向性が
ない。このため、従来のように手探りによってインサー
トボルト1を多少回転させなければならない等の必要性
はなく、その作業性を向上することができる。そして、
この型10に溶融状態の樹脂を射出して、インサートボ
ルト1が埋設された樹脂成形品16を成形する。
【0013】図4は、インサートボルト1付き樹脂成形
品16の使用状態を示している。樹脂成形品16に埋め
込まれたインサートボルト1の雄ネジ部2に締結物19
の締結穴19aが嵌合され、その上からワッシャ18を
介してナット17が螺合されることによって、締結物1
9は樹脂成形品16に締結されている。従来と同様に、
非円形部3の一端部3bが樹脂成形品16の表面より僅
かに突出するように埋設されているため、締結物19が
剛性の高い非円形部3の一端面3aに必ず当たり(ここ
ではメタルタッチ)、締結の信頼性を高めている。
【0014】次に、図5及び図6は第二実施形態のイン
サート螺合部材としてのインサートナット20と、同ナ
ット付き樹脂成形品23を示し、インサートナット20
は、第一実施形態におけるインサートボルト1の非円形
部3の一端部3bから突出した雄ネジ部2に代えて、非
円形部3に雌ネジ部21を内設した点においてのみ、第
一実施形態と異なっている。
【0015】図6は、インサートナット20付き樹脂成
形品23の使用状態を示している。樹脂成形品23に埋
め込まれたインサートナット20の雌ネジ部21に締結
物19の締結穴19aが合わせられ、その上からワッシ
ャ18を介してボルト22が螺合されることによって、
締結物19は樹脂成形品23に締結されている。第一実
施形態と同様に、非円形部3の一端部3bが樹脂成形品
23の表面より僅かに突出するように埋設され、非円形
部3の一端面3aと締結物19とのメタルタッチが確保
されている。
【0016】本実施形態のインサートナット20と、同
ナット付き樹脂成形品23によっても、第一実施形態の
インサートボルト1と、同ボルト付き樹脂成形品16と
同様の効果を得ることができる。
【0017】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)各実施形態において、非円形部3の一端部3bの
形状を非円形部3の六角形状に外接する円形にするこ
と。図7は、第一実施形態の変更例のインサートボルト
30を示している。 (2)各実施形態のおいて、非円形部3の形状を六角形
ではなく、他の多角形や、非対称形にすること。
【0018】(3)鍔部5の形状を変更すること。 (4)非円形部3の形状を一端部3bから離れるほど太
くしたテーパ状にすることによって抜け止めの機能を持
たせ、鍔部5を省略すること。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のインサー
ト螺合部材及び同部材付き樹脂成形品によれば、インサ
ート螺合部材を型へセットするときの作業性を向上させ
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るインサートボルト
の斜視図である。
【図2】同インサートボルトを型へセットする方法を示
す斜視図である。
【図3】同インサートボルト付き樹脂成形品の成形工程
を示す断面図である。
【図4】同インサートボルト付き樹脂成形品の使用状態
を示す断面図である。
【図5】本発明の第二実施形態に係るインサートナット
の斜視図である。
【図6】同インサートナット付き樹脂成形品の使用状態
を示す断面図である。
【図7】本発明のインサートボルトの変更例を示す斜視
図である。
【図8】従来のインサートボルトを型へセットする方法
を示す斜視図である。
【図9】同インサートボルト付き樹脂成形品の成形工程
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インサート螺合部材としてのインサートボルト 2 雄ネジ部 3 非円形部 3b 一端部 16 樹脂成形品 20 インサート螺合部材としてのインサートナット 21 雌ネジ部 23 樹脂成形品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周形状が非円形に形成されるとともに
    一端部が樹脂成形品の表面より僅かに突出するように前
    記樹脂成形品にインサート成形により埋設される非円形
    部と、前記非円形部の一端部から突出した雄ネジ部又は
    前記非円形部に内設された雌ネジ部とを備えたインサー
    ト螺合部材において、前記非円形部の一端部の外周形状
    を円形に形成したことを特徴とするインサート螺合部
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインサート螺合部材を備
    えたことを特徴とするインサート螺合部材付き樹脂成形
    品。
JP33089097A 1997-11-14 1997-11-14 インサート螺合部材及び同部材付き樹脂成形品 Withdrawn JPH11148508A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030073786A (ko) * 2002-03-13 2003-09-19 한일이화주식회사 체결볼트의 고정방법
JP2012199191A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 Toyota Industries Corp 端子台
CN106382294A (zh) * 2016-11-30 2017-02-08 南京妙策传媒有限公司 一种低压轨道用绝缘地脚螺栓
JP2018119597A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 トヨタ自動車株式会社 インサートボルトを有する樹脂ブラケット
JP2021042802A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 クリナップ株式会社 キャビネット

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