JPH11146559A - 電源装置及び電源装置における高圧出力制御方法 - Google Patents

電源装置及び電源装置における高圧出力制御方法

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JPH11146559A
JPH11146559A JP9323922A JP32392297A JPH11146559A JP H11146559 A JPH11146559 A JP H11146559A JP 9323922 A JP9323922 A JP 9323922A JP 32392297 A JP32392297 A JP 32392297A JP H11146559 A JPH11146559 A JP H11146559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でスムーズな制御動作を実現する
と共に装置の小型化とコストダウンを実現し、更に出力
制御の遅延等の不具合を起こすことなく安定した停止制
御を実現すること等を可能とした高圧電源装置及び高圧
電源装置における高圧出力制御方法を提供する。 【解決手段】 負荷電流に応じた電圧を出力する電流検
出手段11と、電流検出手段11の出力信号と外部入力
信号との比較に基づく電圧を出力する誤差増幅手段12
と、誤差増幅手段12の出力に応じた電圧を出力する非
線形入出力手段13と、非線形入出力手段13の出力に
基づき各々プラス高圧、マイナス高圧を発生するプラス
高圧発生手段17、マイナス高圧発生手段16と、非線
形入出力手段13の動作を識別する識別手段14と、識
別手段14の識別に基づき非線形入出力手段13の出力
伝達先を切り替える切り替え手段15とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置及び電源
装置における高圧出力制御方法に係り、更に詳しくは、
例えば電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装
置等に搭載する場合に好適な電源装置及び電源装置にお
ける高圧出力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子写真方式の複写機やプリン
タ、特に、単色または複数色を重ねて一つの画像を形成
する画像形成装置に関しては、感光体に形成されたトナ
ー像を転写体に吸着されたコピー紙に転写し、その工程
を複数回繰り返すことによって一つの画像に複数の画像
を重ね合わせている。
【0003】上記のような転写体を有する電子写真方式
の画像形成装置においては、トナー画像をコピー紙に転
写する際に、定電流出力の高電圧を印加するが、画像を
重ねる際にこの工程を複数回繰り返すと、転写体の帯電
電位は上昇し、場合によっては10数[KV]を超える
高電圧が必要となる。しかしながら、装置内に上記のよ
うな高電圧を印加、帯電させることは、装置内のリーク
の防止を考慮した場合、シャーシ等のグランド筺体との
沿面を充分確保することが必要であり、このため、装置
自体が大型化するといった問題がある。
【0004】一方、上記のような問題を解決するため
に、転写体の電位を最初にマイナス側に帯電しておき、
転写工程において電位を順次上昇させることで、転写体
の帯電電位の絶対値を抑える手法が実用化されている。
しかしながら、この手法においては、転写体上のコピー
紙の乗っていない部分を帯電させるとその電位が感光体
を痛めるおそれがあり、これを回避するために、転写体
上のコピー紙の乗っていない部分は、常に0電位となる
ようにマイナス側の帯電を行わず、且つ、転写工程にお
ける帯電を行わないように、転写高圧出力を0[μA]
制御する必要があった。
【0005】更にまた、上記のような0[μA]制御を
行った場合、コピー紙が通過する際には転写高圧を印加
する必要があるが、コピー紙の先端が通過する以前に転
写高圧が印加されるとコピー紙と転写体の吸着力が低下
し、場合によってはコピー紙が転写体から剥がれてしま
うおそれがあり、従って、コピー紙の先端が通過するま
では、0[μA]制御を継続する制御を行っていた。
【0006】図10は従来例に係る高圧発生装置におけ
る高圧停止手段の構成を示す回路図である。図示の如
く、高圧発生装置の動作を停止させるために、電源Vs
の供給をカットするパワートランジスタTr71を有し
ており、このON/OFFによって装置のON/OFF
を行っている。また、ON/OFF切り替え時の出力の
オーバーシュート(またはアンダーシュート)を抑制す
るために、電源Vsの供給の立ち上がりに時定数を持た
せており、このための回路が抵抗R71、R72、コン
デンサC71からなる時定数回路である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては下記のような問題があった。即ち、上
述したような従来の定電流型高圧発生装置においては、
0〜数百[μA]、または、(−)数百[μA]〜
(+)数百[μA]の出力を、(−)数[KV]〜
(+)数[KV]の電圧によって、外部供給される電圧
レベル信号に従いリニアに可変する必要がある。このよ
うな高圧発生装置は、通常プラスの高圧駆動回路とマイ
ナスの高圧駆動回路とを切り替え制御すると共に、双方
への切り替えをスムーズに行う必要があるため、回路が
複雑になり、装置の大型化やコストアップの原因となっ
ていた。
【0008】また、上記のような高圧発生装置の出力を
OFFさせる場合には、出力電流を0[μA]に制御す
るだけでは電圧が0[KV]になるとは限らず、回路そ
のものを停止させる必要があるため、高圧駆動回路の駆
動電源をカットする方法が採られており、このためのパ
ワー素子が必要になったり、出力ON時のオーバーシュ
ートを防止するための、電力の供給の時定数回路が必要
であり、このためのコストアップも避けられなかった。
更に、上述の時定数回路は高圧出力の立上がり時間にも
影響を与えるため、高速の立上がりの要求には対応でき
ないという問題があった。
【0009】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、簡単な構成でスムーズな制御動作を実現すると
共に装置の小型化とコストダウンを実現し、更に出力制
御の遅延等の不具合を起こすことなく安定した停止制御
を実現すること等を可能とした高圧電源装置及び高圧電
源装置における高圧出力制御方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、正の高圧出力を発生する正高圧
発生手段と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段と
を有する電源装置であって、負荷電流に応じた電圧を出
力する電流検出手段と、該電流検出手段の出力信号と第
1の外部入力信号との比較に応じた電圧を出力する増幅
手段と、該増幅手段の出力に応じた電圧を出力する入出
力手段と、該入出力手段の出力動作を識別する識別手段
と、該識別手段の識別に基づき前記入出力手段の出力伝
達先を前記各高圧発生手段に対して切り替える切り替え
手段とを有し、前記入出力手段の出力に応じて前記各高
圧発生手段の出力動作を変化させることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記入出力手段は、入力電圧の増加に従い出力電圧
を減少する第一の入出力特性領域と、入力電圧の増加に
従い出力電圧を増加する第二の入出力特性領域との少な
くとも二つ以上の入出力特性領域を有し、前記切り替え
手段により、前記入出力手段の出力動作が何れの入出力
特性領域であるかの前記識別手段の識別に基づき前記各
高圧発生手段の一方又は双方の動作を停止させることを
特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、前記第1とは別の第2の外部入力信号に応答して前
記入出力手段の出力動作を制御する出力制御手段を有す
ることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記入出力手段は、前記各高圧発生手段の双方の動
作を停止させる所定電圧の出力特性領域を有し、前記出
力制御手段は、前記第2の外部入力信号に応答して前記
入出力手段の出力動作を前記所定電圧の出力特性領域に
制御又は設定することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負の高
圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する電源装置で
あって、負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出手段
と、該電流検出手段の出力信号と第1の外部入力信号と
の比較に応じた電圧を出力する増幅手段と、所定の入出
力特性を備え該増幅手段の出力に応じた電圧を前記正高
圧発生手段に出力する第一の入出力手段と、該第一の入
出力手段とは異なる所定の入出力特性を備え前記増幅手
段の出力に応じた電圧を前記負高圧発生手段に出力する
第二の入出力手段とを有し、前記各入出力手段の出力に
応じて前記各高圧発生手段の出力動作を変化させること
を特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記第一の入出力手段は、前記正高圧発生手段の出
力を増減する制御領域と該出力を停止する停止領域とを
有し、前記第二の入出力手段は、前記負高圧発生手段の
出力を増減する制御領域と該出力を停止する停止領域と
を有し、更に、前記第一及び第二の入出力手段は、前記
増幅手段からの同一の出力に対して前記各高圧発生手段
の出力を停止又は低下させる入出力特性を有することを
特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、前記第一及び第二の入出力手段の入出力特性は、前
記各高圧発生手段の出力を同時に停止可能なように前記
増幅手段の出力に基づき設定され、前記第一及び第二の
入出力手段の動作は、前記第1とは別の第2の外部入力
信号に応答して前記入出力特性の停止領域に制御又は設
定可能であることを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置
に適用可能であることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負の高
圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する電源装置に
おける高圧出力制御方法であって、負荷電流に応じた電
圧を出力する電流検出ステップと、該電流検出ステップ
の出力信号と第1の外部入力信号との比較に応じた電圧
を出力する増幅ステップと、該増幅ステップの出力に応
じた電圧を出力する入出力ステップと、該入出力ステッ
プの出力動作を識別する識別ステップと、該識別ステッ
プの識別に基づき前記入出力ステップの出力伝達先を前
記各高圧発生手段に対して切り替える切り替えステップ
とを有し、前記入出力ステップの出力に応じて前記各高
圧発生手段の出力動作を変化させることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、前記入出力ステップは、入力電圧の増加に従い出
力電圧を減少する第一の入出力特性領域と、入力電圧の
増加に従い出力電圧を増加する第二の入出力特性領域と
の少なくとも二つ以上の入出力特性領域を有し、前記切
り替えステップにより、前記入出力ステップの出力動作
が何れの入出力特性領域であるかの前記識別ステップの
識別に基づき前記各高圧発生手段の一方又は双方の動作
を停止させることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、前記第1とは別の第2の外部入力信号に応答して
前記入出力ステップの出力動作を制御する出力制御ステ
ップを有することを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、前記入出力ステップは、前記各高圧発生手段の双
方の動作を停止させる所定電圧の出力特性領域を有し、
前記出力制御ステップでは、前記第2の外部入力信号に
応答して前記入出力ステップの出力動作を前記所定電圧
の出力特性領域に制御又は設定することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負の
高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する電源装置
における高圧出力制御方法であって、負荷電流に応じた
電圧を出力する電流検出ステップと、該電流検出ステッ
プの出力信号と第1の外部入力信号との比較に応じた電
圧を出力する増幅ステップと、所定の入出力特性を備え
該増幅ステップの出力に応じた電圧を前記正高圧発生手
段に出力する第一の入出力ステップと、該第一の入出力
ステップとは異なる所定の入出力特性を備え前記増幅ス
テップの出力に応じた電圧を前記負高圧発生手段に出力
する第二の入出力ステップとを有し、前記各入出力ステ
ップの出力に応じて前記各高圧発生手段の出力動作を変
化させることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、前記第一の入出力ステップは、前記正高圧発生手
段の出力を増減する制御領域と該出力を停止する停止領
域とを有し、前記第二の入出力ステップは、前記負高圧
発生手段の出力を増減する制御領域と該出力を停止する
停止領域とを有し、更に、前記第一及び第二の入出力ス
テップは、前記増幅ステップからの同一の出力に対して
前記各高圧発生手段の出力を停止又は低下させる入出力
特性を有することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、前記第一及び第二の入出力ステップの入出力特性
は、前記各高圧発生手段の出力を同時に停止可能なよう
に前記増幅ステップの出力に基づき設定され、前記第一
及び第二の入出力ステップの動作は、前記第1とは別の
第2の外部入力信号に応答して前記入出力特性の停止領
域に制御又は設定可能であることを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装
置に適用可能であることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】[1]第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態に係る高圧電源装置の
構成を示すブロック図である。第1の実施の形態に係る
高圧電源装置は、電流検出手段11と、誤差増幅手段1
2と、非線形入出力手段13と、識別手段14と、切り
替え手段15と、マイナス高圧発生手段16と、プラス
高圧発生手段17とを備える構成となっている。図中1
8は負荷、Aは出力端を示す。
【0028】上記各部の構成を詳述すると、電流検出手
段11は、負荷18に流れる電流に応じた電圧レベル信
号を発生する。誤差増幅手段12は、外部から入力され
る電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段1
1からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。非
線形入出力手段13は、リニアに増加する入力電圧の変
化に対して、リニアに減少する入力電圧範囲とリニアに
増加する入力電圧範囲との少なくとも2つの入出力特性
を有する。識別手段14は、誤差増幅手段12の出力電
圧を予め設定された基準電圧と比較し、非線形入出力手
段13が誤差増幅手段12の出力電圧に対してどの出力
特性範囲に位置しているかを表す識別信号を出力する。
【0029】切り替え手段15は、識別手段14からの
識別信号を受けて、非線形入出力手段13の出力の伝達
先を切り替える。マイナス高圧発生手段16は、切り替
え手段15からの信号レベルに応じたマイナスの高圧出
力を発生する。プラス高圧発生手段17は、マイナス高
圧発生手段16のロウ側出力端子にその出力が接続され
ると共に、電流検出手段11に接続され、切り替え手段
15からの信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生
する。
【0030】次に、上記のごとく構成してなる第1の実
施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する。
誤差増幅手段12は、外部入力される電圧レベル信号
(CONTROL)と電流検出手段11からの検出信号
とを比較し、その差分を増幅する。この増幅された信号
は、非線形入出力手段13と識別手段14に入力され
る。これに伴い、非線形入出力手段13は上記増幅信号
に応じた出力信号を発生する一方で、識別手段14はそ
の内部に予め設定された基準電圧と上記増幅信号とを比
較し、識別信号を発生する。
【0031】この識別信号は例えば、誤差増幅手段12
からの増幅信号が上記予め設定された基準電圧よりも大
きかった場合は、切り替え手段15がプラス高圧発生手
段17を選択するような信号であり、誤差増幅手段12
からの増幅信号が上記予め設定された基準電圧よりも小
さかった場合は、切り替え手段15がマイナス高圧発生
手段16を選択するような信号である。これによって、
非線形入出力手段13からの出力信号は、誤差増幅手段
12の出力に応じてプラス高圧発生手段17とマイナス
高圧発生手段16とに適宜伝達される。
【0032】一方、非線形入出力手段13の入出力特性
は、入力される信号の電圧レベルによってその特性がリ
ニア減少からリニア増加に切り替わるように設定されて
いるので、この切り替わりの入力電圧ポイントを識別手
段14に予め設定された基準電圧と同レベルに設定して
おけば、マイナス高圧発生手段16とプラス高圧発生手
段17の切り替えと同時に、各高圧発生手段16、17
に合わせた入出力特性に切り替えることができる。
【0033】更に、外部入力の電圧レベル信号(CON
TROL)に対して電流検出手段11の検出した負荷電
流値が低かった(或いはマイナス方向に高かった)場合
に、誤差増幅手段12の出力が大きくなるように、ま
た、負荷電流値が高かった(或いはマイナス方向に低か
った)場合に、誤差増幅手段12の出力が小さくなるよ
うに、電流検出手段11、誤差増幅手段12、外部入力
の電圧レベル信号(CONTROL)の特性を設定して
おく。
【0034】上記の設定により、検出した電流値が外部
入力の電圧レベル信号(CONTROL)よりも高かっ
た場合は下げるように、低かった場合は上げるように、
各高圧発生手段16、17の切り替え及び各高圧発生手
段16、17の制御を行えるので、プラス、マイナス様
々な電流値、電圧値に対応して、負荷電流の値を所望の
一定値に制御することができる。
【0035】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、高圧電源装置は、負荷電流に応じた電
圧レベル信号を出力する電流検出手段11と、電流検出
手段11の出力信号と外部入力信号とを比較しその差分
を増幅する誤差増幅手段12と、リニアに増加する入力
電圧の変化に対してリニアに減少する入力電圧範囲とリ
ニアに増加する入力電圧範囲との少なくとも二つの入出
力特性を有する非線形入出力手段13と、切り替え手段
15の信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生する
プラス高圧発生手段17と、切り替え手段15の信号レ
ベルに応じたマイナスの高圧出力を発生するマイナス高
圧発生手段16と、非線形入出力手段13が誤差増幅手
段12の出力電圧に対してどの出力特性範囲に位置して
いるかを識別する識別手段14と、識別手段14の識別
に基づき非線形入出力手段13の出力伝達先を切り替え
る切り替え手段15とを有するため、下記のような効果
を奏する。
【0036】一つの誤差増幅手段12の出力を非線形入
出力手段13に入力し、その出力動作に合わせて、プラ
ス高圧発生手段17とマイナス高圧発生手段16の動作
の切り替えと、出力動作の制御を行うようにしたので、
簡単な構成でスムーズな制御動作を実現することができ
る。これにより、装置の小型化とコストダウンを実現す
ることができる。
【0037】[2]第2の実施の形態 図2は本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置の
構成を示すブロック図である。第2の実施の形態に係る
高圧電源装置は、電流検出手段21と、誤差増幅手段2
2と、非線形入出力手段23と、識別手段24と、切り
替え手段25と、マイナス高圧発生手段26と、プラス
高圧発生手段27と、出力制御手段29とを備える構成
となっている。図中28は負荷、Aは出力端を示す。
【0038】上記各部の構成を詳述すると、電流検出手
段21は、負荷28に流れる電流に応じた電圧レベル信
号を発生する。誤差増幅手段22は、外部から入力され
る電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段2
1からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。非
線形入出力手段23は、リニア減少領域、リニア増加領
域を有すると共に、入出力特性に固定値出力領域を有す
る。識別手段24は、誤差増幅手段22の出力電圧を予
め設定された基準電圧と比較し、非線形入出力手段23
が誤差増幅手段22の出力電圧に対してどの出力特性範
囲に位置しているかを表す識別信号を出力する。
【0039】切り替え手段25は、識別手段24からの
識別信号を受けて、非線形入出力手段23の出力の伝達
先を切り替える。マイナス高圧発生手段26は、切り替
え手段25からの信号レベルに応じたマイナスの高圧出
力を発生する。プラス高圧発生手段27は、マイナス高
圧発生手段26のロウ側出力端子にその出力が接続され
ると共に、電流検出手段21に接続され、切り替え手段
25からの信号レベルに応じたプラスの高圧出力を発生
する。
【0040】出力制御手段29は、外部入力されるON
/OFF制御信号を受けて、ON信号が入力された場合
は電流検出手段21からの検出信号を有効とし、OFF
信号が入力された場合は電流検出手段21からの検出信
号を無効にすると共に、誤差増幅手段22の出力を非線
形入出力手段23の固定値出力特性となる電圧範囲にな
るように、誤差増幅手段22への入力信号を制御する。
【0041】次に、上記のごとく構成してなる第2の実
施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する。
外部からON信号が入力された場合、出力制御手段29
は電流検出手段21からの検出信号を有効とする。一
方、外部からOFF信号が入力された場合、出力制御手
段29は電流検出手段21からの検出信号を無効にする
と共に、誤差増幅手段22の出力を非線形入出力手段2
3の固定値出力特性となる電圧範囲になるように、誤差
増幅手段22への入力信号を制御する。
【0042】即ち、非線形入出力手段23の入出力特性
に固定値出力領域を持たせ、該固定値出力をマイナス高
圧発生手段26、プラス高圧発生手段27の出力が共に
OFFとなるような電圧値に設定すると共に、誤差増幅
手段22の出力を上記固定値出力領域に制御する出力制
御手段29を設けることによって、OFF出力の制御を
容易に且つ確実に行うことができる。これにより、回路
のフィードバック定数を適切に設定することによって、
オーバーシュートやアンダーシュート等を起こすことな
くON/OFF制御を行うことができる。
【0043】図3は上記図2に示した第2の実施の形態
に係る高圧電源装置の出力制御手段29を実現する詳細
構成を示す回路図である。図3において、トランジスタ
Tr31のベース端子に外部からON/OFF信号が入
力されると、該トランジスタTr31は外部からのON
/OFF信号の状態に応じてON/OFF制御を行う。
【0044】ここで例えば、外部入力のON/OFF信
号がハイレベルであった場合は、トランジスタTr31
がONとなり、これによってトランジスタTr32、ト
ランジスタTr33はOFF、更に、トランジスタTr
34、トランジスタTr35がOFF状態となる。この
結果、出力制御手段29は電流検出手段21、誤差増幅
手段22から切り離された状態となり、何等の影響も与
えることはない。
【0045】一方、外部入力のON/OFF信号がロウ
レベルとなった場合は、上述の各トランジスタが逆の状
態となるため、オペアンプOP31の出力が誤差増幅手
段22の入力、及び電流検出手段21の出力に接続され
る状態となる。ここで、電流検出手段21の出力インピ
ーダンスが充分高く、且つオペアンプOP31の出力イ
ンピーダンスが充分低い場合は、本状態により電流検出
手段21の出力は無効となり、変わってオペアンプOP
31の出力が有効となる。
【0046】ところで、オペアンプOP31はその一方
の入力端に予め設定された基準電圧Vrefが入力され
ており、また、残る一方の入力端には誤差増幅手段22
の出力が接続されているため、誤差増幅手段22の出力
電圧が上記基準電圧Vrefとなるように制御される。
従って、上記基準電圧Vrefを適当な値に設定してお
けば、外部入力のON/OFF信号によって高圧電源装
置の出力を停止状態に固定することができる。
【0047】また、この場合の回路においては、ON/
OFFの制御応答は高圧発生回路の出力制御応答と同様
に行われるので、この応答を適当に設定しておけば、O
N/OFF動作による出力のオーバーシュート、アンダ
ーシュート等の発生を回避することができる。
【0048】図4は上記図2に示した第2の実施の形態
に係る高圧電源装置の出力制御手段29のもう一つの詳
細構成(ON/OFF制御回路)を示す回路図である。
本例は、誤差増幅手段22の入力端に信号を返すことな
く、非線形入出力手段23への入力電圧を固定値出力特
性の入力電圧範囲に直接設定するものである。
【0049】図4において、外部からのON/OFF信
号は、トランジスタTr41、トランジスタTr42の
ベース端に入力される。ここで、入力された信号がハイ
レベルのとき、トランジスタTr41、トランジスタT
r42、及びトランジスタTr43はONとなり、ツェ
ナダイオードZD41、ツェナダイオードZD42に電
圧がかかる状態となる。
【0050】この時、ツェナダイオードZD41のツェ
ナ電圧VZL、及び、電源電圧Vrとツェナダイオード
ZD42のツェナ電圧VZHとの差電圧(Vr−VZ
H)が、非線形入出力手段23の固定値出力特性の入力
電圧範囲となるように、且つ、VZL<(Vr−VZ
H)となるように設定しておけば、非線形入出力手段2
3の出力は固定値出力特性による固定値となり、各高圧
発生手段26、27の出力を停止することができる。
【0051】また、外部入力のON/OFF信号がロウ
レベルである時は、トランジスタTr41、トランジス
タTr42、更にはトランジスタTr43がOFF状態
となり、誤差増幅手段22の出力が直接、非線形入出力
手段23に入力されるようになる。
【0052】ところで、図4の例においては、固定値出
力領域の入力電圧を直接、非線形入出力手段23へ入力
するため、ON/OFF動作の切り替え信号は装置全体
のループ応答とは無関係に行われてしまう。その結果、
出力の立ち上がり、立ち下がりにオーバーシュートやア
ンダーシュートが出る場合があるので、このような問題
が発生する場合は、出力制御手段29内に設けた抵抗R
41、抵抗R42、コンデンサC41によって応答時間
を調整する必要がある。
【0053】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態によれば、高圧電源装置は、負荷電流に応じた電
圧レベル信号を出力する電流検出手段21と、電流検出
手段21の出力信号と外部入力信号とを比較しその差分
を増幅する誤差増幅手段22と、入出力特性に固定値出
力領域を有し、該固定値出力がマイナス高圧発生手段2
6、プラス高圧発生手段27の出力が共にOFFとなる
ような電圧値に設定される非線形入出力手段23と、切
り替え手段25の信号レベルに応じたプラスの高圧出力
を発生するプラス高圧発生手段27と、切り替え手段2
5の信号レベルに応じたマイナスの高圧出力を発生する
マイナス高圧発生手段26と、非線形入出力手段23が
誤差増幅手段22の出力電圧に対してどの出力特性範囲
に位置しているかを識別する識別手段24と、識別手段
24の識別に基づき非線形入出力手段23の出力伝達先
を切り替える切り替え手段25と、外部からON信号が
入力された場合は電流検出手段21の検出信号を有効と
し、外部からOFF信号が入力された場合は電流検出手
段21の検出信号を無効にすると共に、誤差増幅手段2
2の出力を非線形入出力手段23の固定値出力特性とな
る電圧範囲になるように誤差増幅手段22への入力信号
を制御する出力制御手段29とを有するため、下記のよ
うな効果を奏する。
【0054】非線形入出力手段23に、プラス高圧発生
手段27とマイナス高圧発生手段26の双方の出力を同
時に停止させ得る出力電圧に設定された固定値出力領域
を設け、更に、非線形入出力手段23の動作を、外部入
力されるON/OFF信号の状態に応じて前記固定値出
力領域に設定する出力制御手段29を設けているため、
高圧出力制御のループ応答に大きな影響を与えずにON
/OFF制御することができ、出力のオーバーシュート
やアンダーシュートを起こさずに、なお且つ、出力ON
/OFF時の立ち上がり、立ち下がり時間を極度に遅ら
せることなくスムーズなON/OFF制御を実現するこ
とができる。
【0055】即ち、非線形入出力手段23の出力を固定
値出力領域に設定もしくは制御するだけの簡単な構成
で、プラス高圧発生手段27、マイナス高圧発生手段2
6の動作を確実に停止させることができる。これによ
り、出力制御の遅延等の不具合を起こすことなく安定し
た停止制御を実現することができる。
【0056】[3]第3の実施の形態 上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、一つ
の非線形入出力手段をプラス、マイナス二つの高圧発生
手段に切り替え供給して(−)〜(+)の出力範囲の高
圧出力をスムーズ且つ簡単に制御する場合について説明
したが、第3の実施の形態では、二つの非線形入出力手
段を用いてプラス、マイナスの各高圧発生手段をスムー
ズ且つ簡単に制御する場合について説明する。
【0057】図5は本発明の第3の実施の形態に係る高
圧電源装置の構成を示すブロック図である。第3の実施
の形態に係る高圧電源装置は、電流検出手段51と、誤
差増幅手段52と、第一の非線形入出力手段53と、第
二の非線形入出力手段54と、マイナス高圧発生手段5
6と、プラス高圧発生手段57とを備える構成となって
いる。図中58は負荷、Aは出力端を示す。
【0058】上記各部の構成を詳述すると、電流検出手
段51は、負荷58に流れる電流に応じた電圧レベル信
号を発生する。誤差増幅手段52は、外部から入力され
る電圧レベル信号(CONTROL)と電流検出手段5
1からの検出信号とを比較し、その差分を増幅する。第
一の非線形入出力手段53は、リニア減少領域と固定値
出力領域を有し、誤差増幅手段52からの入力電圧に応
じた出力電圧を発生する。第二の非線形入出力手段54
は、固定値出力領域とリニア増加領域とを有し、誤差増
幅手段52からの入力電圧に応じた出力電圧を発生す
る。
【0059】マイナス高圧発生手段56は、第一の非線
形入出力手段53からの信号レベルに応じたマイナスの
高圧出力を発生する。プラス高圧発生手段57は、マイ
ナス高圧発生手段56のロウ側出力端子にその出力が接
続されると共に、電流検出手段51に接続され、第二の
非線形入出力手段54からの信号レベルに応じたプラス
の高圧出力を発生する。
【0060】次に、上記のごとく構成してなる第3の実
施の形態に係る高圧電源装置における動作を説明する。
誤差増幅手段52は、電流検出手段51からの検出信号
と外部入力の電圧レベル信号(CONTROL)とを比
較し、その比較結果に応じた出力電圧を発生する。この
出力電圧は、第一の非線形入出力手段53、第二の非線
形入出力手段54に入力され、第一の非線形入出力手段
53、第二の非線形入出力手段54は該入力電圧に応じ
た出力電圧を発生する。
【0061】ここで例えば、電流検出手段51による電
流検出結果が、外部入力の制御信号(CONTROL)
に対して高かった場合(電流値がプラス方向に大きかっ
た場合)は、プラス方向の出力を抑えるべく誤差増幅手
段52の出力電圧が変化(減少)する。これによって第
一及び第二の非線形入出力手段53、54の出力も変化
する。
【0062】例えば、第一の非線形入出力手段53の出
力は固定値出力のままで第二の非線形入出力手段54の
出力電圧が下がったり、または、第二の非線形入出力手
段54の出力電圧は固定値のままで第一の非線形入出力
手段53の出力電圧が上昇したりして、マイナス高圧発
生手段56の出力は停止したままでプラス高圧発生手段
57の出力が低下したり、プラス高圧発生手段57の動
作は停止したままでマイナス高圧発生手段56の出力が
増加する等して、その結果、負荷58に流れる電流がプ
ラス方向に減少するように制御される。
【0063】また、逆に電流検出手段51による電流検
出結果が、外部入力の制御信号(CONTROL)に対
して低かった場合は、上述した制御と逆の制御が行わ
れ、負荷58に流れる電流がプラス方向に増加するよう
に制御される。
【0064】図6乃至図9は第3の実施の形態に係る高
圧電源装置における動作を説明する動作説明図である。
図6は誤差増幅手段52の出力動作を示しており、その
出力は、検出した負荷電流が外部入力の制御信号(CO
NTROL)に対して過多である場合は減少し、検出し
た負荷電流が外部入力の制御信号(CONTROL)に
対して過少である場合は増加する。
【0065】図7は第一の非線形入出力手段53の出力
動作を示しており、誤差増幅手段52からの出力に応じ
て、負荷電流過多(プラス方向に対して)の場合は該出
力電圧は固定値領域内となり最小値、もしくは増加する
方向を出力し、負荷電流過少の場合は該出力電圧は減少
する方向、または固定値出力領域内となり最小値を出力
する。
【0066】図8は第二の非線形入出力手段54の出力
動作を示しており、誤差増幅手段52からの出力に応じ
て、負荷電流過多の場合は該出力電圧は減少する方向、
または固定値領域内となり最小値を出力し、負荷電流過
少の場合は該出力電圧は固定値領域内となり最小値、も
しくは増加する方向を出力する。
【0067】図9は上述の動作を足し合わせた第3の実
施の形態における出力動作を示しており、負荷電流が過
少の場合はマイナス駆動が絞られてプラス駆動が増加し
て行き、負荷電流が過多の場合はプラス駆動が絞られて
マイナス駆動が増加して行く。
【0068】また、図9に示されるように、第3の実施
の形態においては、プラス駆動、マイナス駆動の双方が
絞られて停止する停止領域を有しており、出力を停止さ
せる場合は、誤差増幅手段52の出力、或いは各非線形
入出力手段53、54への入力を該停止範囲となるよう
に、或いは該停止範囲に設定するようにすればよい。
尚、この方法については上記第2の実施の形態で説明し
たので、ここでは説明を省略する。
【0069】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態によれば、高圧電源装置は、負荷電流に応じた電
圧レベル信号を出力する電流検出手段51と、電流検出
手段51の出力信号と外部入力信号とを比較しその差分
を増幅する誤差増幅手段52と、リニア減少領域と固定
値出力領域を有し、誤差増幅手段52からの入力電圧に
応じた出力電圧を発生する第一の非線形入出力手段53
と、固定値出力領域とリニア増加出力領域とを有し、誤
差増幅手段52からの入力電圧に応じた出力電圧を発生
する第二の非線形入出力手段54と、第一の非線形入出
力手段53の出力に基づきマイナスの高圧出力を発生す
るマイナス高圧発生手段56と、第二の非線形入出力手
段54の出力に基づきプラスの高圧出力を発生するプラ
ス高圧発生手段57とを有するため、下記のような効果
を奏する。
【0070】一つの誤差増幅手段52の出力を、マイナ
ス高圧発生手段56の出力制御領域と停止制御領域との
二つの制御領域を有する第一の非線形入出力手段53
と、プラス高圧発生手段57の出力制御領域と停止制御
領域との二つの制御領域を有する第二の非線形入出力手
段54とに入力するように構成したので、プラス高圧発
生手段57、マイナス高圧発生手段56の制御が簡単な
構成で且つスムーズな制御で実現することができ、更
に、双方の停止も簡単に実現することができる。これに
より、装置の小型化やコストダウンを実現することがで
きると同時に、安定した停止制御をも可能とすることが
できる。
【0071】尚、本発明の第1乃至第3の実施の形態に
係る電源装置は、例えば電子写真方式の複写機やプリン
タ等の画像形成装置に搭載して高圧を発生する等、所望
の高圧の発生を必要とする種々の装置に用いることが可
能である。また、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、正の高圧出力を発生する正高圧発生手段と、負
の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する電源装
置であって、負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出
手段と、該電流検出手段の出力信号と外部入力される出
力制御信号との比較に応じた電圧を出力する増幅手段
と、該増幅手段の出力に応じた電圧を出力する入出力手
段と、該入出力手段の出力動作を識別する識別手段と、
該識別手段の識別に基づき前記入出力手段の出力伝達先
を前記各高圧発生手段に対して切り替える切り替え手段
とを有し、前記入出力手段の出力に応じて前記各高圧発
生手段の出力動作を変化させる。即ち、一つの増幅手段
の出力を入出力手段に入力し、その出力動作に合わせて
正高圧発生手段と負高圧発生手段の動作を切り替えるよ
うにしたので、簡単な構成で負荷側の様々な電圧状態に
対して所望の出力電流を制御することが可能となり、従
ってスムーズな制御動作を実現することができ、これに
より装置の小型化とコストダウンを実現することができ
る。
【0073】請求項2の発明によれば、電源装置の前記
入出力手段は、入力電圧の増加に従い出力電圧を減少す
る第一の入出力特性領域と、入力電圧の増加に従い出力
電圧を増加する第二の入出力特性領域との少なくとも二
つ以上の入出力特性領域を有し、前記切り替え手段によ
り、前記入出力手段の出力動作が何れの入出力特性領域
であるかの前記識別手段の識別に基づき前記各高圧発生
手段の一方又は双方の動作を停止させる。従って、上記
と同様に、簡単な構成で負荷側の様々な電圧状態に対し
て所望の出力電流を制御することが可能となり、従って
スムーズな制御動作を実現することができ、これにより
装置の小型化とコストダウンを実現することができる。
【0074】請求項3の発明によれば、電源装置は、外
部入力される停止信号に応答して前記入出力手段の出力
動作を制御する出力制御手段を有する。従って、該出力
制御手段により入出力手段の出力動作を制御し、該入出
力手段の出力動作に合わせて正高圧発生手段と負高圧発
生手段の動作を切り替え制御することで、簡単な構成で
負荷側の如何なる状態に対しても出力を所望の電圧に固
定可能となり、出力の停止等に際して、スムーズな制御
動作を実現することができ、これにより装置の小型化と
コストダウンを実現することができる。
【0075】請求項4の発明によれば、電源装置の前記
入出力手段は、前記各高圧発生手段の双方の動作を停止
させる所定電圧の出力特性領域を有し、また、電源装置
は、外部入力される停止信号に応答して、前記入出力手
段の出力動作を制御する出力制御手段を有する。更にま
た、前記出力制御手段は、外部入力される停止信号に応
答して前記入出力手段の出力動作を前記所定電圧の出力
特性領域に制御又は設定する。即ち、入出力手段に、正
高圧発生手段と負高圧発生手段の双方の出力を停止させ
得る所定電圧の出力特性領域(固定電圧出力特性領域)
を設けたので、入出力手段の出力を前記固定電圧出力特
性領域に設定もしくは制御するだけの簡単な構成で、
正、負の各高圧発生手段の動作を確実に停止させること
ができ、出力制御の遅延等の不具合を起こすことなく安
定した停止制御を実現することができる。
【0076】請求項5の発明によれば、正の高圧出力を
発生する正高圧発生手段と、負の高圧出力を発生する負
高圧発生手段とを有する電源装置であって、負荷電流に
応じた電圧を出力する電流検出手段と、該電流検出手段
の出力信号と外部入力される出力制御信号との比較に応
じた電圧を出力する増幅手段と、所定の入出力特性を備
え該増幅手段の出力に応じた電圧を前記正高圧発生手段
に出力する第一の入出力手段と、該第一の入出力手段と
は異なる所定の入出力特性を備え前記増幅手段の出力に
応じた電圧を前記負高圧発生手段に出力する第二の入出
力手段とを有し、前記各入出力手段の出力に応じて前記
各高圧発生手段の出力動作を変化させる。即ち、一つの
増幅手段の出力を、所定の入出力特性を有する第一の入
出力手段と、所定の入出力特性を有する第二の入出力手
段とに入力するように構成したので、正、負の各高圧発
生手段の制御が簡単な構成で且つスムーズな制御で実現
することができ、更に、双方の停止も簡単に実現するこ
とが可能であるので、装置の小型化やコストダウンを実
現することができると同時に、安定した停止制御をも可
能とすることができる。
【0077】請求項6の発明によれば、電源装置の前記
第一の入出力手段は、前記正高圧発生手段の出力を増減
する制御領域と該出力を停止する停止領域とを有し、前
記第二の入出力手段は、前記負高圧発生手段の出力を増
減する制御領域と該出力を停止する停止領域とを有し、
更に、前記第一及び第二の入出力手段は、前記増幅手段
からの同一の出力に対して前記各高圧発生手段の出力を
停止又は低下させる入出力特性を有する。即ち、一つの
増幅手段の出力を、正高圧発生手段の出力制御領域と停
止制御領域との二つの制御領域を有する第一の入出力手
段と、負高圧発生手段の出力制御領域と停止制御領域と
の二つの制御領域を有する第二の入出力手段とに入力す
るように構成したので、正、負の各高圧発生手段の制御
が簡単な構成で且つスムーズな制御で実現することがで
き、更に、双方の停止も簡単に実現することができるの
で、装置の小型化やコストダウンを実現することができ
ると同時に、安定した停止制御をも可能とすることがで
きる。
【0078】請求項7の発明によれば、電源装置の前記
第一及び第二の入出力手段の入出力特性は、前記各高圧
発生手段の出力を同時に停止可能なように前記増幅手段
の出力に基づき設定され、前記第一及び第二の入出力手
段の動作は、外部入力される停止信号に応答して前記入
出力特性の停止領域に制御又は設定可能である。従っ
て、上記と同様に、正、負の各高圧発生手段の制御が簡
単な構成で且つスムーズな制御で実現することができ、
更に、装置の小型化やコストダウンを実現することがで
きると同時に、安定した停止制御をも可能とすることが
できる。
【0079】請求項8の発明によれば、電子写真方式の
複写機やプリンタ等の画像形成装置に適用可能である。
従って、本発明の電源装置を電子写真方式の複写機やプ
リンタ等の画像形成装置に搭載した場合に、上記と同様
に、電源装置の小型化、コストダウン、安定した停止制
御等を実現することができる。
【0080】請求項9の発明によれば、正の高圧出力を
発生する正高圧発生手段と、負の高圧出力を発生する負
高圧発生手段とを有する電源装置における高圧出力制御
方法であって、負荷電流に応じた電圧を出力する電流検
出ステップと、該電流検出ステップの出力信号と外部入
力される出力制御信号との比較に応じた電圧を出力する
増幅ステップと、該増幅ステップの出力に応じた(同一
の)電圧を前記各高圧発生手段に出力する入出力ステッ
プと、該入出力ステップの出力動作を識別する識別ステ
ップと、該識別ステップの識別に基づき前記入出力ステ
ップの出力伝達先を切り替える切り替えステップとを有
し、前記入出力ステップの出力に応じて前記各高圧発生
手段の出力動作を変化させる。即ち、一つの誤差増幅ス
テップの出力を入出力ステップに入力し、その出力動作
に合わせて正高圧発生手段と負高圧発生手段の動作を切
り替えるようにしたので、簡単な制御で負荷側の様々な
電圧状態に対して所望の出力電流を制御することが可能
となり、従ってスムーズな制御動作を実現することがで
き、これにより装置の小型化とコストダウンを実現する
ことができる。
【0081】請求項10の発明によれば、電源装置にお
ける高圧出力制御方法の前記入出力ステップは、入力電
圧の増加に従い出力電圧を減少する第一の入出力特性領
域と、入力電圧の増加に従い出力電圧を増加する第二の
入出力特性領域との少なくとも二つ以上の入出力特性領
域を有し、前記切り替えステップにより、前記入出力ス
テップの出力動作が何れの入出力特性領域であるかの前
記識別ステップの識別に基づき前記各高圧発生手段の一
方又は双方の動作を停止させる。従って、上記と同様
に、簡単な制御で負荷側の様々な電圧状態に対して所望
の出力電流を制御することが可能となり、従ってスムー
ズな制御動作を実現することができ、これにより装置の
小型化とコストダウンを実現することができる。
【0082】請求項11の発明によれば、外部入力され
る停止信号に応答して前記入出力ステップの出力動作を
制御する出力制御ステップを有する。従って、該出力制
御ステップにより入出力ステップの出力動作を制御し、
該入出力ステップの出力動作に合わせて正高圧発生手段
と負高圧発生手段の動作を切り替え制御することで、簡
単な制御で負荷側の如何なる状態に対しても所望の出力
電圧に固定することができ、出力の停止等に際して、ス
ムーズな制御動作を実現することができ、これにより装
置の小型化とコストダウンを実現することができる。
【0083】請求項12の発明によれば、電源装置にお
ける高圧出力制御方法の前記入出力ステップは、前記各
高圧発生手段の双方の動作を停止させる所定電圧の出力
特性領域を有し、また、電源装置では、外部入力される
停止信号に応答して前記入出力ステップの出力動作を制
御する出力制御ステップを有する。前記出力制御ステッ
プでは、外部入力信号に応答して前記入出力ステップの
出力動作を前記所定電圧の出力特性領域に制御又は設定
する。即ち、入出力ステップに、正高圧発生手段と負高
圧発生手段の双方の出力を停止させ得る所定電圧の出力
特性領域(固定電圧出力特性領域)を設けたので、入出
力ステップの出力を前記固定電圧出力特性領域に設定も
しくは制御するだけの簡単な制御で、正、負の各高圧発
生手段の動作を確実に停止させることができ、出力制御
の遅延等の不具合を起こすことなく安定した停止制御を
実現することができる。
【0084】請求項13の発明によれば、正の高圧出力
を発生する正高圧発生手段と、負の高圧出力を発生する
負高圧発生手段とを有する電源装置における高圧出力制
御方法であって、負荷電流に応じた電圧を出力する電流
検出ステップと、該電流検出ステップの出力信号と外部
入力される出力制御信号との比較に応じた電圧を出力す
る増幅ステップと、所定の入出力特性を備え該増幅ステ
ップの出力に応じた電圧を前記正高圧発生手段に出力す
る第一の入出力ステップと、該第一の入出力ステップと
は異なる所定の入出力特性を備え前記増幅ステップの出
力に応じた電圧を前記負高圧発生手段に出力する第二の
入出力ステップとを有し、前記各入出力ステップの出力
に応じて前記各高圧発生手段の出力動作を変化させる。
即ち、一つの増幅ステップの出力を、所定の入出力特性
を有する第一の入出力ステップと、所定の入出力特性を
有する第二の入出力ステップとに入力するようにしたの
で、正、負の各高圧発生手段の制御が簡単な制御で且つ
スムーズな制御で実現することができ、更に、双方の停
止も簡単に実現することが可能であるので、装置の小型
化やコストダウンを実現することができると同時に、安
定した停止制御をも可能とすることができる。
【0085】請求項14の発明によれば、電源装置にお
ける高圧出力制御方法の前記第一の入出力ステップは、
前記正高圧発生手段の出力を増減する制御領域と該出力
を停止する停止領域とを有し、前記第二の入出力ステッ
プは、前記負高圧発生手段の出力を増減する制御領域と
該出力を停止する停止領域とを有し、更に、前記第一及
び第二の入出力ステップは、前記増幅ステップからの同
一の出力に対して前記各高圧発生手段の出力を停止又は
低下させる入出力特性を有する。即ち、一つの増幅ステ
ップの出力を、正高圧発生手段の出力制御領域と停止制
御領域との二つの制御領域を有する第一の入出力ステッ
プと、負高圧発生手段の出力制御領域と停止制御領域と
の二つの制御領域を有する第二の入出力ステップとに入
力するようにしたので、正、負の各高圧発生手段の制御
が簡単な制御で且つスムーズな制御で実現することがで
き、更に、双方の停止も簡単に実現することができるの
で、装置の小型化やコストダウンを実現することができ
ると同時に、安定した停止制御をも可能とすることがで
きる。
【0086】請求項15の発明によれば、電源装置にお
ける高圧出力制御方法の前記第一及び第二の入出力ステ
ップの入出力特性は、前記各高圧発生手段の出力を同時
に停止可能なように前記増幅ステップの出力に基づき設
定され、前記第一及び第二の入出力ステップの動作は、
外部入力される停止信号に応答して前記入出力特性の停
止領域に制御又は設定可能である。従って、上記と同様
に、正、負の各高圧発生手段の制御が簡単な制御で且つ
スムーズな制御で実現することができ、更に、装置の小
型化やコストダウンを実現することができると同時に、
安定した停止制御をも可能とすることができる。
【0087】請求項16の発明によれば、電子写真方式
の複写機やプリンタ等の画像形成装置に適用可能であ
る。従って、本発明の電源装置を電子写真方式の複写機
やプリンタ等の画像形成装置に搭載した場合に、上記と
同様に、電源装置の小型化、コストダウン、安定した停
止制御等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高圧電源装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置
における出力制御手段の構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置
における出力制御手段の他の構成例を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置
における誤差増幅手段の動作を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置
における第一の非線形入出力手段の動作を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置
における第二の非線形入出力手段の動作を示す説明図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置
における誤差増幅手段、第一の非線形入出力手段、第二
の非線形入出力手段の各動作を足し合わせた動作を示す
説明図である。
【図10】従来例に係る高圧発生装置における高圧停止
手段の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11、21、51 電流検出手段 12、22、52 誤差増幅手段 13、23 非線形入出力手段 14、24 識別手段 15、25 切り替え手段 16、26、56 マイナス高圧発生手段 17、27、57 プラス高圧発生手段 18、28、58 負荷 29 出力制御手段 53 第一の非線形入出力手段 54 第二の非線形入出力手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の高圧出力を発生する正高圧発生手段
    と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する
    電源装置であって、 負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出手段と、該電
    流検出手段の出力信号と第1の外部入力信号との比較に
    応じた電圧を出力する増幅手段と、該増幅手段の出力に
    応じた電圧を出力する入出力手段と、該入出力手段の出
    力動作を識別する識別手段と、該識別手段の識別に基づ
    き前記入出力手段の出力伝達先を前記各高圧発生手段に
    対して切り替える切り替え手段とを有し、前記入出力手
    段の出力に応じて前記各高圧発生手段の出力動作を変化
    させることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記入出力手段は、入力電圧の増加に従
    い出力電圧を減少する第一の入出力特性領域と、入力電
    圧の増加に従い出力電圧を増加する第二の入出力特性領
    域との少なくとも二つ以上の入出力特性領域を有し、前
    記切り替え手段により、前記入出力手段の出力動作が何
    れの入出力特性領域であるかの前記識別手段の識別に基
    づき前記各高圧発生手段の一方又は双方の動作を停止さ
    せることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第1とは別の第2の外部入力信号に
    応答して前記入出力手段の出力動作を制御する出力制御
    手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電
    源装置。
  4. 【請求項4】 前記入出力手段は、前記各高圧発生手段
    の双方の動作を停止させる所定電圧の出力特性領域を有
    し、前記出力制御手段は、前記第2の外部入力信号に応
    答して前記入出力手段の出力動作を前記所定電圧の出力
    特性領域に制御又は設定することを特徴とする請求項3
    記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 正の高圧出力を発生する正高圧発生手段
    と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する
    電源装置であって、 負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出手段と、該電
    流検出手段の出力信号と第1の外部入力信号との比較に
    応じた電圧を出力する増幅手段と、所定の入出力特性を
    備え該増幅手段の出力に応じた電圧を前記正高圧発生手
    段に出力する第一の入出力手段と、該第一の入出力手段
    とは異なる所定の入出力特性を備え前記増幅手段の出力
    に応じた電圧を前記負高圧発生手段に出力する第二の入
    出力手段とを有し、前記各入出力手段の出力に応じて前
    記各高圧発生手段の出力動作を変化させることを特徴と
    する電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の入出力手段は、前記正高圧発
    生手段の出力を増減する制御領域と該出力を停止する停
    止領域とを有し、前記第二の入出力手段は、前記負高圧
    発生手段の出力を増減する制御領域と該出力を停止する
    停止領域とを有し、更に、前記第一及び第二の入出力手
    段は、前記増幅手段からの同一の出力に対して前記各高
    圧発生手段の出力を停止又は低下させる入出力特性を有
    することを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二の入出力手段の入出力
    特性は、前記各高圧発生手段の出力を同時に停止可能な
    ように前記増幅手段の出力に基づき設定され、前記第一
    及び第二の入出力手段の動作は、前記第1とは別の第2
    の外部入力信号に応答して前記入出力特性の停止領域に
    制御又は設定可能であることを特徴とする請求項5又は
    6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 電子写真方式の複写機やプリンタ等の画
    像形成装置に適用可能であることを特徴とする請求項1
    乃至7の何れかに記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 正の高圧出力を発生する正高圧発生手段
    と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有する
    電源装置における高圧出力制御方法であって、 負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出ステップと、
    該電流検出ステップの出力信号と第1の外部入力信号と
    の比較に応じた電圧を出力する増幅ステップと、該増幅
    ステップの出力に応じた電圧を出力する入出力ステップ
    と、該入出力ステップの出力動作を識別する識別ステッ
    プと、該識別ステップの識別に基づき前記入出力ステッ
    プの出力伝達先を前記各高圧発生手段に対して切り替え
    る切り替えステップとを有し、前記入出力ステップの出
    力に応じて前記各高圧発生手段の出力動作を変化させる
    ことを特徴とする電源装置における高圧出力制御方法。
  10. 【請求項10】 前記入出力ステップは、入力電圧の増
    加に従い出力電圧を減少する第一の入出力特性領域と、
    入力電圧の増加に従い出力電圧を増加する第二の入出力
    特性領域との少なくとも二つ以上の入出力特性領域を有
    し、前記切り替えステップにより、前記入出力ステップ
    の出力動作が何れの入出力特性領域であるかの前記識別
    ステップの識別に基づき前記各高圧発生手段の一方又は
    双方の動作を停止させることを特徴とする請求項9記載
    の電源装置における高圧出力制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第1とは別の第2の外部入力信号
    に応答して前記入出力ステップの出力動作を制御する出
    力制御ステップを有することを特徴とする請求項9又は
    10記載の電源装置における高圧出力制御方法。
  12. 【請求項12】 前記入出力ステップは、前記各高圧発
    生手段の双方の動作を停止させる所定電圧の出力特性領
    域を有し、前記出力制御ステップでは、前記第2の外部
    入力信号に応答して前記入出力ステップの出力動作を前
    記所定電圧の出力特性領域に制御又は設定することを特
    徴とする請求項11記載の電源装置における高圧出力制
    御方法。
  13. 【請求項13】 正の高圧出力を発生する正高圧発生手
    段と、負の高圧出力を発生する負高圧発生手段とを有す
    る電源装置における高圧出力制御方法であって、 負荷電流に応じた電圧を出力する電流検出ステップと、
    該電流検出ステップの出力信号と第1の外部入力信号と
    の比較に応じた電圧を出力する増幅ステップと、所定の
    入出力特性を備え該増幅ステップの出力に応じた電圧を
    前記正高圧発生手段に出力する第一の入出力ステップ
    と、該第一の入出力ステップとは異なる所定の入出力特
    性を備え前記増幅ステップの出力に応じた電圧を前記負
    高圧発生手段に出力する第二の入出力ステップとを有
    し、前記各入出力ステップの出力に応じて前記各高圧発
    生手段の出力動作を変化させることを特徴とする電源装
    置における高圧出力制御方法。
  14. 【請求項14】 前記第一の入出力ステップは、前記正
    高圧発生手段の出力を増減する制御領域と該出力を停止
    する停止領域とを有し、前記第二の入出力ステップは、
    前記負高圧発生手段の出力を増減する制御領域と該出力
    を停止する停止領域とを有し、更に、前記第一及び第二
    の入出力ステップは、前記増幅ステップからの同一の出
    力に対して前記各高圧発生手段の出力を停止又は低下さ
    せる入出力特性を有することを特徴とする請求項13記
    載の電源装置における高圧出力制御方法。
  15. 【請求項15】 前記第一及び第二の入出力ステップの
    入出力特性は、前記各高圧発生手段の出力を同時に停止
    可能なように前記増幅ステップの出力に基づき設定さ
    れ、前記第一及び第二の入出力ステップの動作は、前記
    第1とは別の第2の外部入力信号に応答して前記入出力
    特性の停止領域に制御又は設定可能であることを特徴と
    する請求項13又は14記載の電源装置における高圧出
    力制御方法。
  16. 【請求項16】 電子写真方式の複写機やプリンタ等の
    画像形成装置に適用可能であることを特徴とする請求項
    9乃至15の何れかに記載の電源装置における高圧出力
    制御方法。
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