JPH1114548A - 液晶表示素子用配向膜の検査方法及び液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

液晶表示素子用配向膜の検査方法及び液晶表示素子の製造方法

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JPH1114548A
JPH1114548A JP16457797A JP16457797A JPH1114548A JP H1114548 A JPH1114548 A JP H1114548A JP 16457797 A JP16457797 A JP 16457797A JP 16457797 A JP16457797 A JP 16457797A JP H1114548 A JPH1114548 A JP H1114548A
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liquid crystal
alignment film
crystal display
alignment
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JP16457797A
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Makoto Kono
誠 河野
Shizuo Murata
鎮男 村田
Toshiaki Mizoguchi
俊明 溝口
Shigeru Sakamoto
繁 坂本
Takamasa Suzuki
孝昌 鈴木
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Hamamatsu Photonics KK
JNC Corp
Iinuma Gauge Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Iinuma Gauge Manufacturing Co Ltd
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子に用いる配向膜に配向処理を行
った後に、この配向膜の良品、不良品を判定する方法を
提供する。 【解決手段】 上記配向処理を行った配向膜を有する基
板11に対して、CCDカメラ12を正面且つ垂直に配
置し、光源にファイバー光源用ハロゲンランプ、平行光
作製のためのフレネルレンズ22を使用し平行光照射光
源16として、基板11に対して斜め45度、仰角(斜
め下方)30度に配置する。CCDカメラ12と基板1
1の間に視野レンズ21として凸レンズを使用して、そ
の焦点にCCDカメラ12を配置する。基板11に光源
16の平行光26を照射し、基板11表面のラビング処
理による傷23の主散乱光25をCCDカメラ12にて
撮影し、その画像データを画像処理装置14に取り込
み、2次元フーリエ変換処理ソフト15を使用して解析
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源部、撮像部と
画像処理部を用いた液晶表示素子の配向処理後の検査方
法、この方法を実施するための検査装置、この方法を用
いる液晶表示素子の製造方法及びこの製造方法で製造さ
れた液晶表示素子に関する。更に詳しくは液晶表示素子
に用いる配向膜に配向処理を行った後に、配向膜の全体
または一部に光を照射し、その散乱光をカメラにて撮像
し、その画像データを画像処理した後、良品、不良品を
判定することを特徴とする液晶表示素子用配向膜の検査
方法、この方法を実施するための検査装置、配向処理を
行った後に配向膜を前記方法により検査する工程を含む
ことにより表示品質及び歩留りの改善された液晶表示素
子の製造方法、並びにその製造方法により製造された液
晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子の利用分野は電卓、時計分
野からOA機器、画像処理装置に至るまで、あらゆる分
野まで拡大されている。特にワープロやパソコン等の用
途に用いられる液晶表示素子は、文字表示や図面表示が
求められ、必然的に大画面、多画素、高精細の方向に向
かっており、表示欠陥の無い高品質の液晶表示素子の製
造方法が希求されている。
【0003】液晶表示素子としては、上下で一対をまな
す電極基板の表面で、ネマチック液晶分子の配向方向を
90度ねじったツイストネマチックモードの物が汎用さ
れている。上記の液晶分子のねじれ角を18〜300度
と大きくした物も、スーパーツイステッドネマチックモ
ードとして知られる。また、近年はマトリクス表示やカ
ラー表示等を行うために、多数の画素電極のON−OF
Fを行うMIN(金属−絶縁層−金属)素子やTFT
(電界効果型薄膜トランジスタ)素子を用いたアクティ
ブマトリクス型ツイストネマチックモードの液晶表示素
子が商品化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような液晶ディス
プレイ製造において、液晶分子を配列させる工程を液晶
配向処理工程と称する。工業的にはポリイミドやポリア
ミドなどの有機系の材料をオフセット印刷にてガラス基
板等にパターニング印刷を施し、焼成することにより配
向膜と称する薄膜を得る。その配向膜を金属ローラーに
パイル生地等(ラビング布)の布を巻き付けて回転さ
せ、前述の配向膜を塗布した基板表面を一定方向に擦る
ラビング法が一般的である。配向処理(ラビング処理)
された配向膜表面は、あたかも高分子フィルムが一定方
向に引き延ばされ状態と同等に、配向膜分子が配列し、
且つラビング布の毛足により一定方向に物理的にミクロ
な傷がついていることにより長分子である液晶分子の長
軸方向がその方向に配列する。特に、ポリイミドやポリ
アミド系の材料は、液晶のN配向性が良好であり、耐熱
性、耐薬品性にも優れ、更にはプレチルト角のコントロ
ールも容易であることから、工業的にも多く使われてい
る。しかし、ポリイミドやポリアミド系の材料を配向膜
として用いた場合、これらの材料が軟らかいため、強い
ラビング処理を行うと配向膜の削れに起因する筋状の傷
や、ラビング布の状態やラビングローラーの偏芯などに
起因する欠陥が発生してしまう。
【0005】このように配向処理された液晶用基板の良
不良を判断するために観察する手段として、簡便な方法
としては、ラビング処理済み基板に水蒸気等を吹きか
け、その曇り具合いのむらを観察するスチームテスト
や、強い光源を基板に照射し観察する方法があるが、こ
れらの方法によれば、大まかな傷等の目視観察検査は可
能であるが、後の液晶セルの表示むらとなる不良までの
目視観察検査は不可能である。最も確実な方法は、液晶
セルを作製し、液晶材料を注入して実際に液晶分子を配
向させることであるが、実際の液晶製造ラインでは、配
向処理工程から液晶注入、偏光板貼り付け、点灯試験ま
でではかなりの時間を要し、一度配向の不良が発生する
と、多くの製品が不良となる。そこで、製造ラインで
は、製造ラインより配向処理済み基板を抜き取り、簡易
型の液晶セルを作製し、液晶の配向状態を観察検査して
いる。しかし、この観察検査は、全て人的な目視観察検
査であり、100%確実ではなく、且つ配向状態を数値
化できない。最近では、ラビング処理済み基板の配向状
態を数値化できる検査方法として、リターデーション測
定を行う方法があるが、時間が多くかかり、実際の製造
ラインでの処理基板全数の検査には使用できないという
問題点を有していた。
【0006】また、人間の目やカメラ等で基板の表面の
傷等の検出を行う場合、拡散光照射と平行光照射では、
傷による散乱光の方向に相違が生じる。又、液晶の配向
処理を行った基板に概ね平行な光束を照射し、人間の目
またはカメラ等で観察する場合、主散乱角と観察角度が
一致している様な中心部分では傷による散乱光が良く観
察されるが、観察側に見張り角がある為、中心部分から
離れると主散乱角と観察角度が一致しなくなるので、傷
による散乱光が観察しづらくなるという問題点も有して
いた。
【0007】本発明は従来の解決策を捨象し、新たな観
点から問題の解決を図り、配向処理済み基板の検査方法
にまつわる不都合が見事に克服された、光源部、撮像部
と画像処理部用いた液晶表示素子の配向処理後の検査方
法、この方法を実施するための検査装置、この方法を用
いる液晶表示素子の製造方法、及びこの製造方法で製造
された液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
透明電極を設けた透明基板上に形成された有機高分子材
料からなる配向膜を配向処理した後、該基板の配向膜の
全体または一部に光を照射し、その散乱光をカメラにて
撮像し、その画像データを画像処理した後、良品、不良
品を判定することを特徴とする液晶表示素子用配向膜の
検査方法である。
【0009】上記液晶表示素子用配向膜の検査方法の特
徴をさらに、詳細に説明する。図4はラビング処理済み
基板に照射する光が拡散光の場合(a)と概ね平行光の
場合(b)の主散乱光の相違の説明図であり、図4にお
いて、24は拡散光、25はラビング処理による傷から
の主散乱光、26は平行光である。一定の方向性がある
表面傷の検出を行う場合、拡散光照射よりも平行光照射
の方が光束の照射角度が概ね一定になる為、傷の方向性
が概ね一様であれば、傷による散乱光の内最も強い散乱
光(以下、主散乱光と呼ぶ)の角度(以下、主散乱角と
呼ぶ)は概ね一様であるので、観察または検出面では有
利である。これらのことにより、前記光の光源の種類を
概ね平行光とし、且つ、光の光源部は、前記配向処理済
み基板に対してある一定の角度にて照射し、該概ね平行
な光束の照射は、傷からの散乱を強く起こされることが
望ましいことがわかる。
【0010】また、更に好ましくは、上記液晶表示素子
の配向膜検査方法は、その角度は基板の配向処理角度に
対して垂直で且つ斜め0度〜80度の角度をもって上方
または下方より照射することを特徴とする。
【0011】また、好ましくは、上記液晶表示素子用配
向膜の検査方法として、該基板の透過光及び基板からの
反射光の処理として光トラップまたは反射減衰板を設置
することを特徴とする。
【0012】次に、上記液晶表示素子用配向膜の検査方
法の詳細を説明する。図5はカメラにて主散乱光を観察
する場合の視野レンズを導入した場合とそうでない場合
での説明図である。このことより、更に好ましくは、上
記液晶表示素子用配向膜の検査方法は、散乱光を集光す
ることにより、散乱光を概ね平行な状態で捕らえ、観察
表面を概ね均一に近い状態で観察することを可能にする
ために、カメラの前に前記散乱光のみを集光する視野レ
ンズを該レンズの焦点位置に設けることを特徴とする。
【0013】更に好ましくは、上記液晶表示素子用配向
膜の検査方法は、該カメラにて撮像した基板表面の配向
膜の画像データを2次元フーリエ変換処理にて画像処理
を行うことを特徴とする。ここでさらに、詳しく2次元
フーリエ変換処理について図7を使用して説明する。任
意の波形は正弦波の和で表現でき、2次元フーリエ変換
はこの考え方を拡張したものである。2次元信号を関数
g(x,y)とすると、フーリエ変換と逆変換は下記の
式で定義される。
【0014】
【数1】
【0015】前式は、2次元の画像は水平及び垂直の空
間周波数に分解できる事を表しており、図7は代表的な
画像と2次元空間周波数を対応させたものを示したもの
である。X軸にuの水平空間周波数31を、Y軸にvの
垂直空間周波数32を、画像の平均レベル33としての
グラフを取ると、第1,3象限と第2,4象限というよ
うに画像の方向が分解される。すなわち、周期的な画像
や方向性のある画像は2次元フーリエ変換を行うと、そ
の特徴が空間周波数領域にあらわれるものである。ラビ
ング処理に起因して発生する配向膜表面の傷は、その周
期性や方向性があるので撮像した画像に対して2次元フ
ーリエ変換を行うことによりきずの抽出が容易になるも
のである。
【0016】本発明の第2の態様は、一対の透明基板上
に透明電極を設け、該透明電極上に有機高分子物質から
なる配向膜を形成し、該配向膜を配向処理し、該基板を
スペーサーを介して対抗せしめ組み立てた後、液晶材料
を封入する工程を含む液晶表示素子の製造方法におい
て、配向膜を配向処理した後に、該基板の配向膜に光源
を照射し、その散乱光をカメラにて撮像し、その画像デ
ータを画像処理し、良品、不良品を判定することを特徴
とする液晶表示素子の製造法である。
【0017】本発明の第3の態様は、装置内で液晶の配
向処理を終了した基板を吸着し移動させ得る移送部と、
移送部による基板の一時停止時に、基板に対して光束を
概ね平行照射する光源部と、前記基板に前記光源を照射
し、基板表面を視野レンズを有するカメラにて撮影する
撮像部と、前記カメラからの撮像データを画像処理し、
前記配向処理済み基板の良品、不良品を判定する画像処
理部、とを具備する液晶配向検査装置である。
【0018】本発明の第4の態様は一対の透明基板上に
透明電極を設け、該透明電極上に有機高分子物質からな
る配向膜を形成し、該配向膜を配向処理し、該基板をス
ペーサーを介して対抗せしめ組み立てた後、液晶材料を
封入してなる液晶表示素子において、前記配向膜を配向
処理した後に、前記基板の配向膜に光源を照射し、その
散乱光をカメラにて撮像し、その画像データを画像処理
し、良品、不良品を判定し良品を用いたものであること
を特徴とする液晶表示素子である。
【0019】本発明においては、配向膜の材料としては
ポリイミド樹脂が好ましく用いられる。ポリイミドとし
ては、その前駆体として、一般式(1)
【0020】
【化3】
【0021】(式中、R5 は4価の脂環式、芳香族又は
複素環式の炭化水素残基を示し、基中にハロゲン等の基
を有することもでき、R6 は2価の炭化水素残基を示
し、基中に−O−,−S−、またはハロゲン原子または
シアノ基を有することもできる。)で示される構造単位
を有するポリアミック酸を用いて製造された物が用いら
れる。
【0022】即ち、ポリアミック酸としては、ピロメリ
ット酸二無水物の様な芳香族環を有するテトラカルボン
酸二無水物や、シクロブタン酸テトラカルボン酸二無水
物等の脂環式テトラカルボン酸二無水物にジアミノ化合
物を反応させて得られるポリアミック酸等が好ましく用
いられる。
【0023】テトラカルボン酸二無水物としては、ピロ
メリット酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物、2,2′,3,3′−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3′,4′
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3′,
4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
2,3,3′,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物、2,2′,3,3′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェ
ニル)スルホン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタリ
ンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタ
リンテトラカルボン酸二無水物等の芳香族系テトラカル
ボン酸二無水物を、又、脂環式テトラカルボン酸として
は、シクロブタン、シクロヘキサン、シクロオクタン、
ビシクロオクタン等の環を有する脂環式テトラカルボン
酸の二無水物や下記の構造式の物を挙げることができ
る。
【0024】
【化4】
【0025】又、ポリアミック酸のもう一方の原料であ
るジアミノ化合物としては、1,1−ビス〔4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル〕シクロヘキサン、1,1
−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−4
−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕−4−エチルシクロヘキサ
ン、1,1−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕−4−プロピルシクロヘキサン、1,1−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−4−ブチ
ルシクロヘキサン、1,1−ビス〔4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕−4−ペンチルシクロヘキサン、
1,1−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕−4−ヘキシルシクロヘキサン、1,1−ビス〔4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−4−ヘプチル
シクロヘキサン、1,1−ビス〔4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕−4−オクチルシクロヘキサン、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕ブタン、2,2−ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕ペンタン、2,2−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ヘキサン、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕ヘプタン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕オクタン、2,2−ビス〔4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル〕ノナン、2,2−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕デカン、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕ドデカン、1,1−ビス〔4−(4−アミノベンジ
ル)フェニル〕シクロヘキサン、1,1−ビス〔4−
(4−アミノベンジル)フェニル〕−4−メチルシクロ
ヘキサン、1,1−ビス〔4−(4−アミノベンジル)
フェニル〕−4−エチルシクロヘキサン、1,1−ビス
〔4−(4−アミノベンジル)フェニル〕−4−プロピ
ルシクロヘキサン、1,1−ビス〔4−(4−アミノベ
ンジル)フェニル〕−4−ブチルシクロヘキサン、1,
1−ビス〔4−(4−アミノベンジル)フェニル〕−4
−ペンチルシクロヘキサン、1,1−ビス〔4−(4−
アミノベンジル)フェニル〕メタン、4,4′−ジアミ
ノフェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、4,
4′−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジ
(メタ−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,
4′−(パラ−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン、オルト−フェニレンジアミン、メタ−フェニレンジ
アミン、パラ−フェニレンジアミン、ベンジジン、2,
2′−ジアミノベンゾフェノン、4,4′−ジアミノベ
ンゾフェノン、4,4′−ジアミノジフェニル−2,
2′−プロパン、1,5−ジアミノナフタレン、1,8
−ジアミノナフタレン、2,2−ビス〔4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕ヘキサメチルプロパン等の芳
香族ジアミノ化合物、ならびに1,4−ジアミノシクロ
ヘキサン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン
等の脂環式ジアミノ化合物がある。
【0026】しかし、本発明で用いられる配向膜の原料
であるテトラカルボン酸二無水物およびジアミノ化合物
はこれらに限定されるものではない。また、酸無水物お
よびジアミノ化合物はそれらの2種類以上を組み合わせ
て用いることもできる。
【0027】本発明に関わるポリイミド配向膜を基板上
に設けるには、一般にポリイミド化合物は溶媒に不溶で
あるため、この前駆体であるテトラカルボン酸二無水物
とジアミノ化合物の縮合によって得られるポリアミック
酸を溶媒に溶かして、基板上に塗布した後、加熱してイ
ミド化する方法が用いられる。具体的には、ポリアミッ
ク酸をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチ
ルアセトアミド(DMAc)、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ブチ
ルセルソルブ(BC)、エチルカルビトール、プロピレ
ングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メ
トキシブタノールなどの溶剤に溶解し、0.1〜30重
量%溶液、好ましくは1〜10重量%溶液に調整し、こ
の溶液を刷毛塗り法、浸漬法、回転塗布法、スプレー
法、印刷法などにより塗布し、基板上に塗膜を形成す
る。塗膜形成後、50〜150℃、好ましくは80〜1
20℃で溶媒を蒸発させた後、150℃〜400℃、好
ましくは、180℃〜280℃で加熱処理を行い、脱水
閉環反応をさせてポリベンジルイミド系高分子膜からな
る液晶配向膜を設ける。
【0028】得られた高分子膜の基板への密着性が良好
でない場合には、事前に基板表面上にシランカップリン
グ剤で表面処理を行った後、高分子膜を形成すれば接着
性は改善される。このようにして有機高分子系の膜を基
板面に設けた後、この被膜面を布などで一定方向にラビ
ングして液晶配向膜が得られる。
【0029】この基板上には透明電極、具体的にはIT
O(酸化インジウム−酸化スズ)などの透明電極が形成
されている。更に、この電極の下に基板からのアルカリ
の溶出を防止する目的で絶縁膜を形成していてもよく、
また、偏光板、カラーフィルター膜、光透過防止膜など
をセルに設けてもよい。これらその他のセル構成要素は
従来の液晶素子の構成に従って適当な物を使用すること
ができる。
【0030】このような基板を用いてセルを作り、液晶
を注入した後、注入口を封止する。または、液晶を基板
上に散布した後、基板を重ね合わせ、液晶が漏れないよ
うに密封することにより液晶表示素子を作成してもよ
い。
【0031】本発明の液晶表示素子の製法に使用される
液晶としては、通常のネマチック液晶のほかに二色性色
素を添加した液晶、強誘電性液晶そのほか通常表示用素
子に使用できる液晶ならば何でも使用することができ
る。
【0032】本発明で用いることのできる液晶の成分と
しては、特に好ましいものとして例をあげると、後記の
一般式(2)で表わされる液晶化合物や一般式(3)で
表わされる液晶化合物などを示すことができる。
【0033】
【化5】
【0034】(式中、R1 は、炭素原子数1〜10の直
鎖状アルキル基または炭素原子数2〜10のアルケニル
基を表わし、R2 は、炭素原子数1〜10の直鎖状のア
ルキル基もしくはアルキルオキシ基、−CN、フッ素原
子、塩素原子、−CF3 ,−CHF2 ,−OCF3 また
は−OCHF2 を表わし、S1 およびS2 は水素原子、
フッ素原子、塩素原子、−CF3 ,−CHF2 ,−OC
3 または−OCHF 2 を表わし、これらは互いに同一
であっても異なっていてもよく、Z1 は、−COO−,
−CH2 CH2 −,−C≡C−または単結合を表わし、
1 は、
【0035】
【化6】
【0036】を表わす。)、
【0037】
【化7】
【0038】(式中R3 は、一般式(2)におけるR1
と同意義であり、R4 は一般式(2)におけるR2 と同
意義であり、S3 およびS4 はそれぞれ一般式(2)に
おけるS1 およびS2 と同意義であり互いに同一であっ
ても異なっていてもよく、Z 2 およびZ3 は、互いに同
一であっても異なっていてもよく、一般式(2)のZ 1
と同意義であり、A2 およびA3 は一般式(2)のA1
と同意義であり、これらは互いに同一であっても異なっ
ていてもよい。)
【0039】これらの液晶は、単一成分からなっていて
も、複数成分の混合物からなっていてもよい。本発明の
液晶表示素子に用いられる液晶には、発明の目的を損な
わない限り、上記した物以外の化合物を用いることがで
きる。
【0040】
【作用】本発明によれば、液晶ディスプレイ製造におい
ての液晶表示素子の配向検査方法として、配向処理済み
基板の配向膜の全体または一部に概ね平行光を配向処理
角度に対して正面から垂直で且つ斜め0〜80度の角度
をもって上方または下方より照射し、その基板からの主
散乱光を視野レンズを通して集光した後、カメラにて撮
像する。その画像データを2次元フーリエ変換処理にて
画像処理を行い、ラビング処理済み配向膜の良品、不良
品を判定することにより、配向処理済み基板の検査方法
にまつわる不都合が見事に克服される。
【0041】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明に係る液晶表示素子用配向膜の
検査方法の一実施例の構成図であり、図2はその被写体
(ラビング処理済み基板)を撮像する場合の配置図であ
り、図3は図2の真上から見た配置図である。
【0042】図1において、11はラビング処理済み基
板、12はCCDカメラ、13はCCDカメラコントロ
ールユニット、14は画像処理装置、15はFET処理
ソフトウェア、16は照射光学系(光源)、17は光学
系安定化電源、18は反射減衰板、19は光トラップ、
20は17″CRTモニターであり、図2及び3におい
て、21は視野レンズ(凸レンズ)、22は拡散光を平
行光にするレンズ(フレネルレンズまたは凸レンズ)、
23はラビング処理による傷である。
【0043】以上の様に構成された液晶表示素子用配向
膜の検査方法を説明する。図6において、ガラス等の片
面に電極を介してポリイミド等から成る500Å〜80
0Å程度の厚さを有する有機薄膜(配向膜)29を形成
して成る基板11をラビング装置RM02((株)飯沼
ゲージ製作所製)の金属ローラーに、ラビング布YA−
20−R(吉川化工(株)製)を両面テープを使用して
巻き付け(ローラー27)、ローラー回転数800rpm
、角度45度、テーブル移動速度50mm/sec、毛足の
押し込み量0.3mm、でローラーを故意に100μm偏
芯させ、ラビング処理を行った。
【0044】次いで、このラビング処理済み基板を図1
の構成図及び図2,3の配置図に示すように配置し、配
向膜の検査を行った。基板11に対して、100万画素
デジタルCCDカメラC4742(浜松ホトニクス
(株)製)12は正面且つ垂直に配置し、光源にファイ
バー光源用100Wハロゲンランプ(浜松ホトニクス
製)、平行光作製のために500mmφのフレネルレンズ
22を使用し、平行光照射光源16を基板11に対して
斜め45度、仰角(斜め下方)30度に配置した。CC
Dカメラ12と基板11の間には視野レンズ21として
100mmφの凸レンズを使用して、その視野レンズ21
の焦点にCCDカメラ12を配置した。基板11に光源
16の平行光26を照射し、基板11表面のラビンぐ処
理による傷23の主散乱光25をCCDカメラ12にて
撮影し、その画像データを画像処理装置14に取り込
み、2次元フーリエ変換処理ソフト15を使用して解析
した。2次元フーリエ変換処理によりラビング処理によ
る傷23はラビング処理方向の傷(ローラー回転方向の
傷)とラビングローラーの偏芯による傷30(ローラー
に平行な傷)に分解検出した。ラビング方向の傷とロー
ラーに平行な傷とは直角の関係があることより、2次元
フーリエ変換処理により分解が可能である。
【0045】このラビング処理はラビングローラーが1
00μm偏芯しているためにローラーに平行な定ピッチ
(ローラー1回転に1回)の筋が出現しているはずであ
り、その特定の不良とメモリーしていた画像データとの
比較を行った結果、基板11は不良と判定した。その不
良と判定された基板11と同様に検査して良品と判定さ
れた基板11′(ローラー偏芯10μm以下)を洗浄
し、基板11にエポキシ樹脂シール剤XN−21S(三
井東圧化学(株)製)をスクリーン印刷にてパターン印
刷し、その対向基板である11′に5.5μmプラスチ
ックボールスペーサーミクロパール(商標)SP205
5(積水化学(株)製)を散布した。次いで、両基板を
重ね合わせ、シール剤を150℃、0.5kg/cm2 にて
加熱、加圧硬化を行い、液晶材料LIXON(商標)4
032−000XXを封入した後、120℃で30分間
アイソトロピック処理を行い、室温まで除冷した。その
液晶表示素子の点灯試験を行った結果、配向膜検査を行
った時に不良として判定したラビング処理による傷がラ
ビング筋不良として出現した。
【0046】(実施例2)片面にITO電極を設けた透
明ガラス基板11上にスピンコーター方式のフォトレジ
スト塗布装置を用いて、初速回転数500rpm で3秒、
本速回転数2000rpm で5秒、終速回転数3000rp
m で0.5秒の条件でフォトレジストOFPR−800
(東京応化工業(株)製)を塗布した。フォトレジスト
塗布後、プリベーク温度90℃、30分(クリーンオー
ブン)で1.4μmのフォトレジストの膜厚を得た。こ
の基板を15.6mW/cm2 (405nm)の露光機にてプ
ロミキティー露光を3秒行い、現像液NMD−3(2.
38%)(東京応化工業(株)製)で60秒のディップ
現像を行い、超純水にて30秒リンスした後、135℃
クリーンオーブンにて3020分ポストベークをほどこ
した。この基板をFeCl3 +HClの混酸にてITO
をエッチングし、剥離液502A(東京応化工業(株)
製)にてフォトレジストを剥離した。剥離後超純水でリ
ンスし、乾燥を行いITOパターンのショート及びオー
プンを確認した。次いで、ポリアミック酸からなる配向
膜ワニスLIXONALIGNER(商標)PIA−2
424(チッソ(株)製)をオフセット印刷にて塗布
し、塗膜後100℃10分ホットプレートにより乾燥し
た後、遠赤外線炉で200℃で1時間焼成することによ
り600Åの膜厚のポリイミド膜を形成した。
【0047】次いで、ラビング装置RL03((株)飯
沼ゲージ製作所製)の金属ローラーに、水霧吹き後自然
乾燥した毛足の先がところどころすぼまった状態のラビ
ング布YA−20−RW(吉川化工(株)製)を両面テ
ープを使用して巻き付け、ローラー回転数600rpm 、
角度25度、テーブル移動速度45mm/sec 、毛足の押
し込み量0.25mmで、ラビング処理を行った(図6の
ラビング模式図参照)。次いで、実施例1と同様に配向
膜表面の配向検査を行った。このラビング処理はラビン
グ布の毛足の先がところどころすぼまっているために、
基板11の配向膜表面に引っ掻き傷の様な長さ2〜5mm
程度のラビング方向の傷が出現しているはずであり、そ
の特定の不良とメモリーしていた画像データとの比較を
行った結果、基板11は不良と判定した。その不良と判
定された基板11と同様に検査して良品と判定された基
板11′(水霧吹きしてないラビング布でラビング処
理)を洗浄し、基板11にエポキシ樹脂シール剤780
B−B(協立化学産業(株)製)をスクリーン印刷にて
パターン印刷し、印刷後クリーンオーブン内で110
℃、10分の仮乾燥を行った。また、その対向基板であ
る11′に5.5μmプラスチックボールスペーサーミ
クロパール(商標)SP2055(積水化学(株)製)
を散布した。次いで、自動重ね合わせ装置を用いて、両
基板の位置合わせマークを画像処理し、重ね合わせ、仮
圧着を行った。その後、仮圧着基板を枚葉式ホットプレ
スHP03((株)飯沼ゲージ製作所)にてシール樹脂
を115℃、3分、0.1kg/cm2 、165℃、2分3
0秒、0.7kg/cm2 で加圧硬化した後、液晶材料LI
XON(商標)4032−000XXを真空注入し、U
V樹脂にて液晶注入口を封止し、120℃で30分間ア
イソトロピック処理を行い、室温まで除冷して液晶表示
素子を得た。同様にして不良基板11と良品基板11′
の各々10枚で液晶表示素子を作製し、得られた液晶表
示素子の点灯試験を行った結果、配向膜検査を行った時
に不良として判定したラビング処理による傷が10枚全
数にラビング傷不良として出現した。
【0048】以上説明したように本実施例に於いては、
ラビング処理方向の傷とローラーと平行な傷を対照にし
たが、液晶製造工程の液晶配向不良において、配向処理
済み基板で観察できる範囲であれば液晶表示素子の配向
検査に対応できることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】上記液晶表示用配向膜の検査方法によっ
て、ラビング工程時の大まかな傷等はもちろん、後の液
晶セル点灯検査時に出現する微細な傷や液晶配向の筋む
ら等のラビング処理された液晶基板の良、不良の判定を
することができる。また、この検査方法によれば、実際
の製造された液晶配向処理済み基板抜き取っての検査が
不要になることはもちろん、全数検査も可能になる。ま
た、これまでの人的な目視観察検査の代わり、カメラ及
び画像処理等により検査することにより、人的な感覚に
よる判定を数値化し置き換えることで無人化及び自動化
が図られる。さらに、上記液晶表示素子の製造方法によ
って、人による感覚的な検査が一点減少し、且つ抜き取
り検査から全数検査への転換が可能になることにより、
液晶製造ラインの自動化を図ることができ、製造ライン
の歩留りを大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る液晶表示素子用配向膜の
検査方法の一実施例の構成図である。
【図2】図2は、本発明に係るラビング処理済み基板を
撮像する場合の配置図である。
【図3】図3は、図2の真上から見た配置図である。
【図4】図4は、本発明に係るラビング処理済み基板に
照射する光が拡散光の場合(a)と概ね平行光の場合
(b)の主散乱光の相違の説明図である。
【図5】図5は、カメラにて主散乱光を観察する場合の
視野レンズを導入した場合(b)とそうでない場合
(a)での説明図。
【図6】図6は、本発明におけるラビングの模式図であ
る。
【図7】図7は、2次元の画像と2次元空間周波数を対
応させた代表的なグラフである。
【符号の説明】
11…基板(ラビング処理済み) 12…カメラ 13…カメラコントロールユニット 14…画像処理装置 15…処理ソフトウェア 16…平行光照射光源 17…安定化電源 18…反射減衰板 19…光トラップ 20…CRTモニター 21…視野レンズ 22…フレネルレンズ 23…ラビング傷方向 24…拡散光 25…主散乱光 26…平行光 27…ラビングローラー 28…ステージ 29…配向膜 30…ローラーに平行な傷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/1337 525 G02F 1/1337 525 (72)発明者 村田 鎮男 千葉県市原市椎津545番9 (72)発明者 溝口 俊明 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 坂本 繁 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝昌 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極を設けた透明基板上に形成され
    た有機高分子材料からなる配向膜を配向処理した後、該
    基板の配向膜の全体または一部に光を照射し、その散乱
    光をカメラにて撮像し、その画像データを画像処理した
    後、良品、不良品を判定することを特徴とする液晶表示
    素子用配向膜の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記光の光源の種類を概ね平行光とする
    ことを特徴とする請求項1の液晶表示素子用配向膜の検
    査方法。
  3. 【請求項3】 前記光の光源部は、前記配向処理済み基
    板に対してある一定の角度にて照射し、その角度は該基
    板の配向処理角度に対して垂直で且つ斜め0度〜80度
    の角度をもって上方または下方より照射することを特徴
    とする請求項1又は2の液晶配向膜の検査方法。
  4. 【請求項4】 該基板の透過光及び基板からの反射光の
    処理として光トラップまたは反射減衰板を設置すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかの液晶表示素子用
    配向膜の検査方法。
  5. 【請求項5】 該カメラの前に前記散乱光を集光する視
    野レンズを設けることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかの液晶表示素子用配向膜の検査方法。
  6. 【請求項6】 該カメラにて撮像した基板表面の配向膜
    の画像データを画像処理することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかの液晶表示素子用配向膜の検査方法。
  7. 【請求項7】 該画像処理は、2次元フーリェ変換処理
    にて行うことを特徴とする請求項1〜6いずれかの液晶
    表示素子用配向膜の検査方法。
  8. 【請求項8】 前記配向膜がポリイミド系配向膜である
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかの液晶表示素
    子用配向膜の検査方法。
  9. 【請求項9】 一対の透明基板上に透明電極を設け、該
    透明電極上に有機高分子物質からなる配向膜を形成し、
    該配向膜を配向処理し、該基板をスペーサーを介して対
    抗せしめ組み立てた後、液晶材料を封入する工程を含む
    液晶表示素子の製造方法において、配向膜を配向処理し
    た後に、該基板の配向膜に光源を照射し、その散乱光を
    カメラにて撮像し、その画像データを画像処理し、良
    品、不良品を判定することを特徴とする液晶表示素子の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記配向膜がポリイミド系配向膜であ
    ることを特徴とする請求項9の液晶表示素子の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 装置内で液晶の配向膜の配向処理を終
    了した基板を吸着し移動させ得る移送部と、移送部によ
    る基板の一時停止時に、基板に対して光束を概ね平行照
    射する光源部と、前記基板に前記光源を照射し、基板表
    面を視野レンズを有するカメラにて撮影する撮像部と、
    前記カメラからの撮像データを画像処理し、前記配向処
    理済み基板の良品、不良品を判定する画像処理部、とを
    具備する液晶配向検査装置。
  12. 【請求項12】 前記配向膜がポリイミド系配向膜であ
    ることを特徴とする請求項11の液晶配向検査装置。
  13. 【請求項13】 一対の透明基板上に透明電極を設け、
    該透明電極上に有機高分子物質からなる配向膜を形成
    し、該配向膜を配向処理し、該基板をスペーサーを介し
    て対抗せしめ組み立てた後、液晶材料を封入してなる液
    晶表示素子において、前記配向膜を配向処理した後に、
    前記基板の配向膜に光源を照射し、その散乱光をカメラ
    にて撮像し、その画像データを画像処理し、良品、不良
    品を判定し良品を用いたものであることを特徴とする液
    晶表示素子。
  14. 【請求項14】 前記液晶材料が下記一般式(2)また
    は一般式(3) 【化1】 (これらの式において、R1 及びR3 はそれぞれ独立に
    炭素数1〜10の直鎖状アルキル基または炭素数2〜1
    0のアルケニル基を、R2 及びR4 はそれぞれ独立に炭
    素数1〜10の直鎖状のアルキル基もしくはアルキルオ
    キシ基、−CN、フッ素原子、塩素原子、−CF3 ,−
    CHF2 ,−OCF3 または−OCHF 2 を、S1 ,S
    2 ,S3 、及びS4 はそれぞれ独立に水素原子、フッ素
    原子、塩素原子、−CF3 ,−CHF2 ,−OCF3
    たは−OCHF2 を、Z1 ,Z2及びZ3 はそれぞれ独
    立に、−COO−,−CH2 CH2 −,−C≡C−また
    は単結合をそれぞれ表し、A1 ,A2 及びA3 はそれぞ
    れ独立に 【化2】 を表わす)で示される化合物を少なくとも一つ含む液晶
    混合物であることを特徴とする請求項13記載の液晶表
    示素子。
  15. 【請求項15】 前記配向膜がポリイミド系配向膜であ
    ることを特徴とする請求項13又は14の液晶表示素
    子。
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