JPH11144219A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH11144219A JPH11144219A JP9308807A JP30880797A JPH11144219A JP H11144219 A JPH11144219 A JP H11144219A JP 9308807 A JP9308807 A JP 9308807A JP 30880797 A JP30880797 A JP 30880797A JP H11144219 A JPH11144219 A JP H11144219A
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/1871—Shaping or contouring of the transducing or guiding surface
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
- G11B19/2018—Incorporating means for passive damping of vibration, either in the turntable, motor or mounting
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
- G11B21/16—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
- G11B21/20—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
- G11B21/21—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B5/488—Disposition of heads
- G11B5/4886—Disposition of heads relative to rotating disc
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は磁気ヘッドに係り、特に磁気ヘッド
と磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流を乱流と
し、磁気ディスクの振動を抑制する磁気ヘッドを実現す
ることを課題とする。 【解決手段】 磁気ヘッド１は、スライダ６とヘッド部
３とからなり、磁気ディスクの回転に伴って生ずる空気
流により、前記磁気ディスクに対し隙間を介して離間さ
せた状態で磁気記録又は再生を行う磁気ヘッド１の傾斜
面５には、乱流発生部として切欠３０が設けられてい
る。磁気ヘッド１と磁気ディスクとの間の前記隙間を流
れる空気流は切欠３０により乱流となり、磁気ディスク
表面との摩擦の増大に伴い、磁気ディスク表面から徐々
に剥離し、磁気ヘッド１後方での強い渦発生が防止され
る。従って、磁気ディスクの振動が防止できるので磁気
ヘッド１と磁気ディスクが傷付かず、磁気ヘッド１が正
確で安定した磁気記録又は再生を行うことが可能とな
る。
と磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流を乱流と
し、磁気ディスクの振動を抑制する磁気ヘッドを実現す
ることを課題とする。 【解決手段】 磁気ヘッド１は、スライダ６とヘッド部
３とからなり、磁気ディスクの回転に伴って生ずる空気
流により、前記磁気ディスクに対し隙間を介して離間さ
せた状態で磁気記録又は再生を行う磁気ヘッド１の傾斜
面５には、乱流発生部として切欠３０が設けられてい
る。磁気ヘッド１と磁気ディスクとの間の前記隙間を流
れる空気流は切欠３０により乱流となり、磁気ディスク
表面との摩擦の増大に伴い、磁気ディスク表面から徐々
に剥離し、磁気ヘッド１後方での強い渦発生が防止され
る。従って、磁気ディスクの振動が防止できるので磁気
ヘッド１と磁気ディスクが傷付かず、磁気ヘッド１が正
確で安定した磁気記録又は再生を行うことが可能とな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ヘッドに係り、
特に空気流の乱流発生部を用いて磁気ディスクの回転に
伴って発生する空気流を乱流とすることにより磁気ヘッ
ドのディスク排出側に発生する空気流の渦を減少させて
ディスクの振動および磁気ヘッドの振動を防止し、正確
で安定した磁気記録又は再生を行いえる磁気ヘッドに関
する。
特に空気流の乱流発生部を用いて磁気ディスクの回転に
伴って発生する空気流を乱流とすることにより磁気ヘッ
ドのディスク排出側に発生する空気流の渦を減少させて
ディスクの振動および磁気ヘッドの振動を防止し、正確
で安定した磁気記録又は再生を行いえる磁気ヘッドに関
する。
【０００２】近年の磁気ディスクの大容量化、回転速度
の高速化に伴い、磁気ディスクと磁気ヘッドとの接触に
よる損傷を防止するために磁気ディスクに対し隙間を介
して離間した状態でより高密度に情報の磁気記録又は再
生を行なえる磁気ヘッドが望まれている。
の高速化に伴い、磁気ディスクと磁気ヘッドとの接触に
よる損傷を防止するために磁気ディスクに対し隙間を介
して離間した状態でより高密度に情報の磁気記録又は再
生を行なえる磁気ヘッドが望まれている。
【０００３】
【従来の技術】磁気ディスクを高速回転させてディスク
に記録された情報の磁気記録又は再生を行う磁気ヘッド
では、スライダの表面に形成されたヘッド面と磁気ディ
スクとの間の隙間を流れる空気流による浮力により磁気
ディスクに対し隙間を介して離間させた状態で、情報の
磁気記録又は再生を行うものがある。
に記録された情報の磁気記録又は再生を行う磁気ヘッド
では、スライダの表面に形成されたヘッド面と磁気ディ
スクとの間の隙間を流れる空気流による浮力により磁気
ディスクに対し隙間を介して離間させた状態で、情報の
磁気記録又は再生を行うものがある。
【０００４】図７に従来の磁気ヘッド１０１の構成を斜
視図で示す。また、図８は磁気ヘッド１０１の側面図で
ある。図８に示すように、下側の磁気ヘッド１０１は微
小な隙間を隔てて対向している上側の磁気ヘッド２０１
と共に磁気ディスク（以下「ディスク」と称す）１０４
を挟むように構成されている。ここで、磁気ヘッド１０
１と磁気ヘッド２０１は、同一の構成である。
視図で示す。また、図８は磁気ヘッド１０１の側面図で
ある。図８に示すように、下側の磁気ヘッド１０１は微
小な隙間を隔てて対向している上側の磁気ヘッド２０１
と共に磁気ディスク（以下「ディスク」と称す）１０４
を挟むように構成されている。ここで、磁気ヘッド１０
１と磁気ヘッド２０１は、同一の構成である。
【０００５】図８に示すように磁気ヘッド１０１は、磁
気ディスク１０４の回転表面が上記微小な隙間を介し
て、磁気ヘッド１０１、２０１のヘッド面を通過するこ
とでディスク１０４に対して情報の磁気記録又は再生を
行うようになっている。また、磁気ヘッド１０１には、
磁気ディスクの回転数が異なる２種類の記録方式に対応
しており、低速回転用ヘッド部１１０と高速回転用ヘッ
ド部１２０とが一体的に設けられている。
気ディスク１０４の回転表面が上記微小な隙間を介し
て、磁気ヘッド１０１、２０１のヘッド面を通過するこ
とでディスク１０４に対して情報の磁気記録又は再生を
行うようになっている。また、磁気ヘッド１０１には、
磁気ディスクの回転数が異なる２種類の記録方式に対応
しており、低速回転用ヘッド部１１０と高速回転用ヘッ
ド部１２０とが一体的に設けられている。
【０００６】図７に示すように、磁気ヘッド１０１は、
ディスク１０４に対して磁気記録又は再生を行うヘッド
部１０３と、ヘッド部１０３を支持するスライダ１０６
とから構成される。スライダ１０６は、ディスク１０４
と非接触で且つディスク１０４に対して所定の浮上量を
維持するように空気流による浮力を受けることのできる
形状である。また、スライダ１０６は、図８に示す薄板
形状のジンバル１０２によって支持されている。
ディスク１０４に対して磁気記録又は再生を行うヘッド
部１０３と、ヘッド部１０３を支持するスライダ１０６
とから構成される。スライダ１０６は、ディスク１０４
と非接触で且つディスク１０４に対して所定の浮上量を
維持するように空気流による浮力を受けることのできる
形状である。また、スライダ１０６は、図８に示す薄板
形状のジンバル１０２によって支持されている。
【０００７】ヘッド部１０３は、磁性材料で構成される
低速回転用ヘッド部１１０と高速回転用ヘッド部１２０
とを有する。低速用ヘッド部１１０と高速用ヘッド部１
２０は、それぞれスライダ１０６のディスク対向面上に
ディスク１０４の通過方向（図７中、Ｘ方向）に延在す
る中央溝１０８を挟んで両側に設けられている。また、
両ヘッド部表面には、それぞれのコア１１１、１２１が
突き合わされた部分にギャップ１１２、１２２が形成さ
れている。
低速回転用ヘッド部１１０と高速回転用ヘッド部１２０
とを有する。低速用ヘッド部１１０と高速用ヘッド部１
２０は、それぞれスライダ１０６のディスク対向面上に
ディスク１０４の通過方向（図７中、Ｘ方向）に延在す
る中央溝１０８を挟んで両側に設けられている。また、
両ヘッド部表面には、それぞれのコア１１１、１２１が
突き合わされた部分にギャップ１１２、１２２が形成さ
れている。
【０００８】ディスク１０４回転時には、装着されたデ
ィスク１０４の種類に応じた回転数でディスク１０４を
回転させると共に低速回転用ヘッド部１１０あるいは高
速回転用ヘッド部１２０が選択的に使用され、ギャップ
１１２あるいは１２２近傍の磁界によりディスク１０４
への磁気記録又は再生が行われる。スライダ１０６のデ
ィスク１０４進入側となるスライダ前縁１０６ａには、
図７中、Ｘ方向に対し角度α（任意に設定される）で傾
斜する傾斜面１０５が設けられている。この傾斜面１０
５は、ディスク１０４の高速回転中に磁気ヘッド１０１
が浮力を得るため、ディスク１０４表面の空気流を導く
ように形成されている。また、傾斜面１０５の形成は、
ディスク１０４と磁気ヘッド１０１との接触の際、スラ
イダ１０６の鋭角な角によるディスク１０４の損傷を防
止をするためでもある。
ィスク１０４の種類に応じた回転数でディスク１０４を
回転させると共に低速回転用ヘッド部１１０あるいは高
速回転用ヘッド部１２０が選択的に使用され、ギャップ
１１２あるいは１２２近傍の磁界によりディスク１０４
への磁気記録又は再生が行われる。スライダ１０６のデ
ィスク１０４進入側となるスライダ前縁１０６ａには、
図７中、Ｘ方向に対し角度α（任意に設定される）で傾
斜する傾斜面１０５が設けられている。この傾斜面１０
５は、ディスク１０４の高速回転中に磁気ヘッド１０１
が浮力を得るため、ディスク１０４表面の空気流を導く
ように形成されている。また、傾斜面１０５の形成は、
ディスク１０４と磁気ヘッド１０１との接触の際、スラ
イダ１０６の鋭角な角によるディスク１０４の損傷を防
止をするためでもある。
【０００９】つまり、ディスク１０４の高速回転に伴っ
て空気流が傾斜面１０５から中央溝１０８あるいは低速
回転用ヘッド部１１０、高速回転用ヘッド部１２０を通
過して磁気ヘッド１０１後方に流出することで、ディス
ク１０４と磁気ヘッド１０１のヘッド面との間の空気圧
による浮力が磁気ヘッド１０１表面に対して作用する。
その結果、磁気ヘッド１０１はディスク１０４表面から
微小距離だけ離間した位置でフローティング状態とな
る。
て空気流が傾斜面１０５から中央溝１０８あるいは低速
回転用ヘッド部１１０、高速回転用ヘッド部１２０を通
過して磁気ヘッド１０１後方に流出することで、ディス
ク１０４と磁気ヘッド１０１のヘッド面との間の空気圧
による浮力が磁気ヘッド１０１表面に対して作用する。
その結果、磁気ヘッド１０１はディスク１０４表面から
微小距離だけ離間した位置でフローティング状態とな
る。
【００１０】尚、磁気ヘッド２０１は磁気ヘッド１０１
と同様の構成なので磁気ヘッド２０１とディスク１０４
との間を流れる空気流も磁気ヘッド１０１側と同様に流
れて、磁気ヘッド２０１をディスク１０４表面から微小
距離だけ浮上させる。磁気ヘッド１０１後方に流出した
空気流は、磁気ヘッド１０１の後方に生ずる負圧領域１
３１との圧力差によってディスク１０４表面から剥離す
る。剥離した空気流は負圧領域１３１に流入して空気流
の渦１３０を形成する。図９には上記空気流の渦１３０
が発生する様子を示す。
と同様の構成なので磁気ヘッド２０１とディスク１０４
との間を流れる空気流も磁気ヘッド１０１側と同様に流
れて、磁気ヘッド２０１をディスク１０４表面から微小
距離だけ浮上させる。磁気ヘッド１０１後方に流出した
空気流は、磁気ヘッド１０１の後方に生ずる負圧領域１
３１との圧力差によってディスク１０４表面から剥離す
る。剥離した空気流は負圧領域１３１に流入して空気流
の渦１３０を形成する。図９には上記空気流の渦１３０
が発生する様子を示す。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な磁気ヘッド１０１を用いてディスク１０４に対して磁
気記録又は再生を行う場合、次にような課題があった。
上記の磁気ヘッド１０１とディスク１０４との間を通過
する空気流は、ディスク１０４の表面近傍に位置し、デ
ィスク１０４の高速回転に伴って発生するものである。
磁気ヘッド１０１とディスク１０４との間を流れる空気
流は磁気ヘッド１０１の後方の負圧領域１３１に流出す
ると負圧の影響でディスク１０４表面から剥離し、磁気
ヘッド１０１後方に空気流の渦１３０を発生させる。こ
のように、渦１３０が発生すると、ディスク１０４は渦
１３０の影響を受けて図９中、Ｚ１、Ｚ２方向に振動さ
せられる。また、磁気ヘッド１０１も振動する。
な磁気ヘッド１０１を用いてディスク１０４に対して磁
気記録又は再生を行う場合、次にような課題があった。
上記の磁気ヘッド１０１とディスク１０４との間を通過
する空気流は、ディスク１０４の表面近傍に位置し、デ
ィスク１０４の高速回転に伴って発生するものである。
磁気ヘッド１０１とディスク１０４との間を流れる空気
流は磁気ヘッド１０１の後方の負圧領域１３１に流出す
ると負圧の影響でディスク１０４表面から剥離し、磁気
ヘッド１０１後方に空気流の渦１３０を発生させる。こ
のように、渦１３０が発生すると、ディスク１０４は渦
１３０の影響を受けて図９中、Ｚ１、Ｚ２方向に振動さ
せられる。また、磁気ヘッド１０１も振動する。
【００１２】つまり、従来はディスク１０４の振動によ
りディスク１０４と磁気ヘッド１０１との距離が安定せ
ずギャップ１１２、１２２とディスク１０４との距離が
変動するため、ギャップ１１２、１２２とディスク１０
４との距離が大きくなった時には磁気ヘッド１０１から
の磁界が弱まってディスク１０４に対する磁化が低下す
るという問題があった。また、ディスク１０４と磁気ヘ
ッド１０１との振動により互いに接触してディスク１０
４及び磁気ヘッド１０１を傷付ける可能性があった。
りディスク１０４と磁気ヘッド１０１との距離が安定せ
ずギャップ１１２、１２２とディスク１０４との距離が
変動するため、ギャップ１１２、１２２とディスク１０
４との距離が大きくなった時には磁気ヘッド１０１から
の磁界が弱まってディスク１０４に対する磁化が低下す
るという問題があった。また、ディスク１０４と磁気ヘ
ッド１０１との振動により互いに接触してディスク１０
４及び磁気ヘッド１０１を傷付ける可能性があった。
【００１３】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、磁気ディスクの回転中における振動を減少させ、
磁気ヘッド及び磁気ディスクが傷付かず、磁気ヘッドが
安定した状態で磁気ディスクに対して高密度な磁気記録
又は再生を行える磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
あり、磁気ディスクの回転中における振動を減少させ、
磁気ヘッド及び磁気ディスクが傷付かず、磁気ヘッドが
安定した状態で磁気ディスクに対して高密度な磁気記録
又は再生を行える磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
するものである。請求項１記載の発明では、ジンバルに
支持されるスライダと、前記スライダの磁気ディスクに
対向する面に形成されたヘッド部とからなり、前記磁気
ディスクの回転に伴って生ずる空気流により、前記磁気
ディスクに対し隙間を介して離間させた状態で磁気記録
又は再生を行う磁気ヘッドにおいて、前記ヘッド部と前
記磁気ディスクとの間に形成される前記隙間を通過する
空気流を乱流とする乱流発生部を備えたことを特徴とす
るものである。
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
するものである。請求項１記載の発明では、ジンバルに
支持されるスライダと、前記スライダの磁気ディスクに
対向する面に形成されたヘッド部とからなり、前記磁気
ディスクの回転に伴って生ずる空気流により、前記磁気
ディスクに対し隙間を介して離間させた状態で磁気記録
又は再生を行う磁気ヘッドにおいて、前記ヘッド部と前
記磁気ディスクとの間に形成される前記隙間を通過する
空気流を乱流とする乱流発生部を備えたことを特徴とす
るものである。
【００１５】また、請求項２記載の発明では、請求項１
記載の磁気ヘッドであって、前記乱流発生部は、前記ス
ライダの前記磁気ディスクの進入側に位置する縁部に設
けられた切欠であることを特徴とするものである。ま
た、請求項３記載の発明では、請求項１記載の磁気ヘッ
ドであって、前記乱流発生部は、前記スライダの前記磁
気ディスクの進入側に位置する縁部に設けられた微小な
複数の凹部であることを特徴とするものである。
記載の磁気ヘッドであって、前記乱流発生部は、前記ス
ライダの前記磁気ディスクの進入側に位置する縁部に設
けられた切欠であることを特徴とするものである。ま
た、請求項３記載の発明では、請求項１記載の磁気ヘッ
ドであって、前記乱流発生部は、前記スライダの前記磁
気ディスクの進入側に位置する縁部に設けられた微小な
複数の凹部であることを特徴とするものである。
【００１６】更に、請求項４記載の発明では、請求項１
記載の磁気ヘッドであって、前記乱流発生部は、前記ス
ライダの前記磁気ディスクの進入側に設けられた複数の
スリットを有するスリット板であることを特徴とするも
のである。上記各手段は、次のように作用する。
記載の磁気ヘッドであって、前記乱流発生部は、前記ス
ライダの前記磁気ディスクの進入側に設けられた複数の
スリットを有するスリット板であることを特徴とするも
のである。上記各手段は、次のように作用する。
【００１７】請求項１記載の発明によれば、磁気ヘッド
と磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁気ヘッ
ドが具備する乱流発生部により乱流となるので、磁気ヘ
ッドを通過した空気流による渦発生を防止できる。従っ
て、磁気ディスクはほとんど振動せずに高速回転し、磁
気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクとの離間距離が所定
値に安定し、磁気ディスクに対して高密度な磁気記録又
は再生を行うことが可能となる。
と磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁気ヘッ
ドが具備する乱流発生部により乱流となるので、磁気ヘ
ッドを通過した空気流による渦発生を防止できる。従っ
て、磁気ディスクはほとんど振動せずに高速回転し、磁
気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクとの離間距離が所定
値に安定し、磁気ディスクに対して高密度な磁気記録又
は再生を行うことが可能となる。
【００１８】また、請求項２記載の発明によれば、磁気
ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁
気ヘッド上に形成された切欠により乱流となるので、磁
気ヘッドを通過した空気流による渦発生を防止できる。
従って、磁気ディスクはほとんど振動せずに高速回転
し、磁気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクとの離間距離
が所定値に安定し、磁気ディスクに対して高密度な磁気
記録又は再生を行うことが可能となる。
ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁
気ヘッド上に形成された切欠により乱流となるので、磁
気ヘッドを通過した空気流による渦発生を防止できる。
従って、磁気ディスクはほとんど振動せずに高速回転
し、磁気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクとの離間距離
が所定値に安定し、磁気ディスクに対して高密度な磁気
記録又は再生を行うことが可能となる。
【００１９】また、請求項３記載の発明によれば、磁気
ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁
気ヘッド上に形成された微小な複数の凹部により乱流と
なるので、磁気ヘッドを通過した空気流による渦発生を
防止できる。従って、磁気ディスクはほとんど振動せず
に高速回転し、磁気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクと
の離間距離が所定値に安定し、磁気ディスクに対して高
密度な磁気記録又は再生を行うことが可能となる。
ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁
気ヘッド上に形成された微小な複数の凹部により乱流と
なるので、磁気ヘッドを通過した空気流による渦発生を
防止できる。従って、磁気ディスクはほとんど振動せず
に高速回転し、磁気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクと
の離間距離が所定値に安定し、磁気ディスクに対して高
密度な磁気記録又は再生を行うことが可能となる。
【００２０】また、請求項４記載の発明によれば、磁気
ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁
気ヘッドの磁気ディスク進入側に設けられたスリット板
の有する複数のスリットにより乱流となるので、磁気ヘ
ッドを通過した空気流による渦発生を防止できる。従っ
て、磁気ディスクはほとんど振動せずに高速回転し、磁
気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクとの離間距離が所定
値に安定し、磁気ディスクに対して高密度な磁気記録又
は再生を行うことが可能となる
ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間を流れる空気流が磁
気ヘッドの磁気ディスク進入側に設けられたスリット板
の有する複数のスリットにより乱流となるので、磁気ヘ
ッドを通過した空気流による渦発生を防止できる。従っ
て、磁気ディスクはほとんど振動せずに高速回転し、磁
気ヘッドのヘッド部と磁気ディスクとの離間距離が所定
値に安定し、磁気ディスクに対して高密度な磁気記録又
は再生を行うことが可能となる
【００２１】
【発明の実施の形態】続いて、本発明の実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図１は本発明の第一実施例で
ある磁気ヘッド１の構造を示す斜視図である。また、図
２は磁気ヘッド１の側面図である。更に、図３（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれ磁気ヘッド１の正面図、平面
図、側面図を示す。
いて図面と共に説明する。図１は本発明の第一実施例で
ある磁気ヘッド１の構造を示す斜視図である。また、図
２は磁気ヘッド１の側面図である。更に、図３（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれ磁気ヘッド１の正面図、平面
図、側面図を示す。
【００２２】図２に示すように、下側の磁気ヘッド１は
微小な隙間を隔てて対向している上側の磁気ヘッド２と
共に磁気ディスク（以下「ディスク」と称す）４のディ
スク面を上下方向から挟むように構成されている。ここ
で、磁気ヘッド１と磁気ヘッド２は、同一の構成であ
る。磁気ヘッド１は、回転するディスク４の表面が上記
微小な隙間を介して、ヘッド面をディスク４の進入側
（磁気ヘッド前方とする）からディスク４の排出側（磁
気ヘッド後方とする）へ通過することでディスク４に対
して情報の磁気記録又は再生を行う。
微小な隙間を隔てて対向している上側の磁気ヘッド２と
共に磁気ディスク（以下「ディスク」と称す）４のディ
スク面を上下方向から挟むように構成されている。ここ
で、磁気ヘッド１と磁気ヘッド２は、同一の構成であ
る。磁気ヘッド１は、回転するディスク４の表面が上記
微小な隙間を介して、ヘッド面をディスク４の進入側
（磁気ヘッド前方とする）からディスク４の排出側（磁
気ヘッド後方とする）へ通過することでディスク４に対
して情報の磁気記録又は再生を行う。
【００２３】ここで先ず、磁気ヘッド１の構造を説明す
る。図１に示すように、磁気ヘッド１は、ディスク４に
対して情報の磁気記録又は再生を行うヘッド部３と、ヘ
ッド部３を支持するスライダ６とから構成される。スラ
イダ６は、ディスク４と非接触で且つディスク４に対し
て所定の浮上量を維持するように空気流による浮力を受
けることのできるように形成されている。また、スライ
ダ６は、図２に示す薄板形状のジンバル９によって支持
されている。
る。図１に示すように、磁気ヘッド１は、ディスク４に
対して情報の磁気記録又は再生を行うヘッド部３と、ヘ
ッド部３を支持するスライダ６とから構成される。スラ
イダ６は、ディスク４と非接触で且つディスク４に対し
て所定の浮上量を維持するように空気流による浮力を受
けることのできるように形成されている。また、スライ
ダ６は、図２に示す薄板形状のジンバル９によって支持
されている。
【００２４】ヘッド部３は、磁性材料で構成される低速
回転用ヘッド部１０と高速回転用ヘッド部２０とを有す
る。低速回転用ヘッド部１０と高速回転用ヘッド部２０
は、それぞれスライダ６のディスク対向面上にディスク
４の通過方向（図１中、Ｘ方向）に延在する中央溝８を
挟んで両側に設けられている。低速回転用ヘッド部１０
は、ディスク４に対して情報の記録再生を行うための記
録再生用コア１１と記録再生用コア１１が記録した部分
の両側を消去して所定のトラック幅を形成する消去用コ
ア１２ａ、１２ｂとから構成される。
回転用ヘッド部１０と高速回転用ヘッド部２０とを有す
る。低速回転用ヘッド部１０と高速回転用ヘッド部２０
は、それぞれスライダ６のディスク対向面上にディスク
４の通過方向（図１中、Ｘ方向）に延在する中央溝８を
挟んで両側に設けられている。低速回転用ヘッド部１０
は、ディスク４に対して情報の記録再生を行うための記
録再生用コア１１と記録再生用コア１１が記録した部分
の両側を消去して所定のトラック幅を形成する消去用コ
ア１２ａ、１２ｂとから構成される。
【００２５】記録再生用コア１１は、ディスク４の進入
側であるスライダ前縁６ａからディスク４の排出側であ
るスライダ後縁６ｂまでディスク４の通過方向（図１
中、Ｘ方向）に延在する。また、記録再生用コア１１に
は、一対の磁性材料を突き合わせることによりギャップ
１３が形成されている。更に、消去用コア１２ａ、１２
ｂはそれぞれギャップ１４ａ、１４ｂを有し、ギャップ
１３のスライダ後縁６ｂ寄りの位置からスライダ後縁６
ｂまで記録再生用コア１１を挟むように図１中、Ｘ方向
に延在する。
側であるスライダ前縁６ａからディスク４の排出側であ
るスライダ後縁６ｂまでディスク４の通過方向（図１
中、Ｘ方向）に延在する。また、記録再生用コア１１に
は、一対の磁性材料を突き合わせることによりギャップ
１３が形成されている。更に、消去用コア１２ａ、１２
ｂはそれぞれギャップ１４ａ、１４ｂを有し、ギャップ
１３のスライダ後縁６ｂ寄りの位置からスライダ後縁６
ｂまで記録再生用コア１１を挟むように図１中、Ｘ方向
に延在する。
【００２６】高速回転用ヘッド部２０は、図１に示すよ
うにスライダ後縁６ｂから距離ＬだけＸ方向に延在する
記録再生用コア２１を有する。記録再生コア２１も記録
再生用コア１１や消去用コア１２ａ、１２ｂと同様にギ
ャップ２２を介して一対のコア半体同士を突き合わせた
構成である。ディスク４回転時には、装着されたディス
ク４の種類に応じた回転数でディスク４を回転させると
共に低速回転用ヘッド部１０あるいは高速回転用ヘッド
部２０が選択的に使用され、ギャップ１３、１４ａ、１
４ｂあるいは２２近傍の磁界によりディスク４への磁気
記録又は再生が行われる。
うにスライダ後縁６ｂから距離ＬだけＸ方向に延在する
記録再生用コア２１を有する。記録再生コア２１も記録
再生用コア１１や消去用コア１２ａ、１２ｂと同様にギ
ャップ２２を介して一対のコア半体同士を突き合わせた
構成である。ディスク４回転時には、装着されたディス
ク４の種類に応じた回転数でディスク４を回転させると
共に低速回転用ヘッド部１０あるいは高速回転用ヘッド
部２０が選択的に使用され、ギャップ１３、１４ａ、１
４ｂあるいは２２近傍の磁界によりディスク４への磁気
記録又は再生が行われる。
【００２７】磁気ヘッド１の機能を考慮して、記録再生
用コア１１、２１及び消去用コア１２ａ、１２ｂは透磁
率が高い、精密加工に適する、温湿度に対する磁気的・
物理的な安定性が高い等の条件を満たすフェライト等の
磁性材料から加工形成されている。スライダ６は、鏡面
加工されており、ディスク進入側となるスライダ前縁６
ａには、図１中、Ｘ方向に対し角度β（任意に設定され
る）で傾斜する傾斜面５が設けられている。この傾斜面
５は、ディスク４の高速回転中に磁気ヘッド１が浮力を
得るため、ディスク４表面の空気流を導くように形成さ
れている。
用コア１１、２１及び消去用コア１２ａ、１２ｂは透磁
率が高い、精密加工に適する、温湿度に対する磁気的・
物理的な安定性が高い等の条件を満たすフェライト等の
磁性材料から加工形成されている。スライダ６は、鏡面
加工されており、ディスク進入側となるスライダ前縁６
ａには、図１中、Ｘ方向に対し角度β（任意に設定され
る）で傾斜する傾斜面５が設けられている。この傾斜面
５は、ディスク４の高速回転中に磁気ヘッド１が浮力を
得るため、ディスク４表面の空気流を導くように形成さ
れている。
【００２８】つまり、ディスク４の高速回転に伴って空
気流が傾斜面５から中央溝８あるいは低速回転用ヘッド
部１０、高速回転用ヘッド部２０を通過して磁気ヘッド
１後方に流出することで図２中、矢印Ｚ１方向にディス
ク４と磁気ヘッド１のヘッド面との間の空気圧による浮
力Ｆ１が磁気ヘッド１のヘッド部３に対して作用する。
気流が傾斜面５から中央溝８あるいは低速回転用ヘッド
部１０、高速回転用ヘッド部２０を通過して磁気ヘッド
１後方に流出することで図２中、矢印Ｚ１方向にディス
ク４と磁気ヘッド１のヘッド面との間の空気圧による浮
力Ｆ１が磁気ヘッド１のヘッド部３に対して作用する。
【００２９】この力Ｆ１が磁気ヘッド１と一体になった
ジンバル９を支持するプレート（図示せず）が図２中、
矢印Ｚ２方向へ及ぼす力Ｆ２と釣り合って、ディスク４
と磁気ヘッド１との離間距離Ｄはほぼ一定に保たれる。
低速回転用ヘッド部１０及び高速回転用ヘッド部２０の
それぞれの前縁から傾斜面５にかかる部分には、３つず
つの微小な切欠３０が所定間隔毎に形成されている。こ
こで、切欠３０は、ディスク４通過方向とは垂直、つま
り図１中、Ｙ方向に一列に配置されている。
ジンバル９を支持するプレート（図示せず）が図２中、
矢印Ｚ２方向へ及ぼす力Ｆ２と釣り合って、ディスク４
と磁気ヘッド１との離間距離Ｄはほぼ一定に保たれる。
低速回転用ヘッド部１０及び高速回転用ヘッド部２０の
それぞれの前縁から傾斜面５にかかる部分には、３つず
つの微小な切欠３０が所定間隔毎に形成されている。こ
こで、切欠３０は、ディスク４通過方向とは垂直、つま
り図１中、Ｙ方向に一列に配置されている。
【００３０】また、切欠３０は、断面がＶ字状の溝とな
るように加工されており、上方から見ると菱形に形成さ
れている。このような形状とされた切欠３０を通過する
空気流は、切欠３０の周囲を流れる空気流よりも流速が
低い。即ち、切欠３０部において空気流にブレーキをか
けることにより周囲の空気流との速度差が生じ、切欠３
０の下流側に乱流を起こす。
るように加工されており、上方から見ると菱形に形成さ
れている。このような形状とされた切欠３０を通過する
空気流は、切欠３０の周囲を流れる空気流よりも流速が
低い。即ち、切欠３０部において空気流にブレーキをか
けることにより周囲の空気流との速度差が生じ、切欠３
０の下流側に乱流を起こす。
【００３１】このように切欠３０は乱流発生部として設
けられており、ディスク４の高速回転に伴って発生した
整った層状の流れの空気流に対して乱流をおこす機能を
持つ。尚、本第一実施例では切欠３０が６つ同形状のも
のであり、図１中、Ｙ方向に一列に配置されているとし
たが、ディスク４の材質や回転速度、磁気ヘッド１が使
用される環境等、各条件における空気流の形態を考慮し
て切欠３０の形状や数、配置の仕方を適宜工夫すること
が望ましい。
けられており、ディスク４の高速回転に伴って発生した
整った層状の流れの空気流に対して乱流をおこす機能を
持つ。尚、本第一実施例では切欠３０が６つ同形状のも
のであり、図１中、Ｙ方向に一列に配置されているとし
たが、ディスク４の材質や回転速度、磁気ヘッド１が使
用される環境等、各条件における空気流の形態を考慮し
て切欠３０の形状や数、配置の仕方を適宜工夫すること
が望ましい。
【００３２】また、ディスク４の回転速度の高速化、磁
気ヘッド１の構造の複雑化によりスライダ６や記録再生
用コア１１、２１、消去用コア１２ａ、１２ｂ、切欠３
０の加工は非常に精密に行われることが求められてお
り、ダイシングソー等の機械による研削加工の他、フォ
トリソグラフィ技術等を用いてより高精度な加工が行わ
れる場合もある。
気ヘッド１の構造の複雑化によりスライダ６や記録再生
用コア１１、２１、消去用コア１２ａ、１２ｂ、切欠３
０の加工は非常に精密に行われることが求められてお
り、ダイシングソー等の機械による研削加工の他、フォ
トリソグラフィ技術等を用いてより高精度な加工が行わ
れる場合もある。
【００３３】続いて、磁気ヘッド１周辺の空気流の動作
説明を図４を用いて行う。空気は微小ながら粘性を持つ
のでディスク４表面近傍の空気はディスク４の高速回転
に伴って、ディスク４との摩擦によりディスク通過方向
に流れて傾斜面５に達する。傾斜面５に達した空気は切
欠３０を通過し、通過した空気流と通過しない空気流と
の間に速度差が生じ、磁気ヘッド１とディスク４との隙
間空間を通って磁気ヘッド１後方に流出する。
説明を図４を用いて行う。空気は微小ながら粘性を持つ
のでディスク４表面近傍の空気はディスク４の高速回転
に伴って、ディスク４との摩擦によりディスク通過方向
に流れて傾斜面５に達する。傾斜面５に達した空気は切
欠３０を通過し、通過した空気流と通過しない空気流と
の間に速度差が生じ、磁気ヘッド１とディスク４との隙
間空間を通って磁気ヘッド１後方に流出する。
【００３４】ここで、切欠３０によってスライダ６のデ
ィスク対向面は微小な凹凸が形成されているため、スラ
イダ前縁６ａに到着するまで整って層状に流れてきた空
気流は、切欠３０を通過する際に乱されて、切欠３０を
通過した後は乱流として磁気ヘッド１とディスク４との
間の隙間を流れていく。切欠３０で乱流とされた空気流
は、乱流でない場合の空気流に比べてディスク４の表面
との摩擦が大きく、ディスク４の表面から剥離しやす
い。つまり、磁気ヘッド１前方部から少しずつ剥離して
ゆき、磁気ヘッド１後方の負圧領域では剥離する量が少
ない。
ィスク対向面は微小な凹凸が形成されているため、スラ
イダ前縁６ａに到着するまで整って層状に流れてきた空
気流は、切欠３０を通過する際に乱されて、切欠３０を
通過した後は乱流として磁気ヘッド１とディスク４との
間の隙間を流れていく。切欠３０で乱流とされた空気流
は、乱流でない場合の空気流に比べてディスク４の表面
との摩擦が大きく、ディスク４の表面から剥離しやす
い。つまり、磁気ヘッド１前方部から少しずつ剥離して
ゆき、磁気ヘッド１後方の負圧領域では剥離する量が少
ない。
【００３５】従って、磁気ヘッド１を抜け出た空気流は
ディスク４の表面から大きく剥離しないために磁気ヘッ
ド１後方に空気流の強い渦を発生させない。そして、デ
ィスク４通過方向に流れていく。ここで、磁気ヘッド２
は磁気ヘッド１と同様のものなので磁気ヘッド２とディ
スク４との間を流れる空気流も磁気ヘッド１側と同様の
流れを起こす。
ディスク４の表面から大きく剥離しないために磁気ヘッ
ド１後方に空気流の強い渦を発生させない。そして、デ
ィスク４通過方向に流れていく。ここで、磁気ヘッド２
は磁気ヘッド１と同様のものなので磁気ヘッド２とディ
スク４との間を流れる空気流も磁気ヘッド１側と同様の
流れを起こす。
【００３６】上記のように、ディスク４は、磁気ヘッド
１側及び磁気ヘッド２側のそれぞれの後端の空気流の渦
発生が防止されるため、渦発生によるディスク４及び磁
気ヘッド１、２の振動が防止される。ディスク４及び磁
気ヘッド１、２が図４中、Ｚ１、Ｚ２方向の振動を起こ
さないので磁気ヘッド１、２とディスク４との離間距離
Ｄはほぼ一定であり、その結果、磁気ヘッド１、２及び
ディスク４が傷付かず、磁気ヘッド１、２が正確で安定
した磁気記録又は再生を行うことが可能となる。
１側及び磁気ヘッド２側のそれぞれの後端の空気流の渦
発生が防止されるため、渦発生によるディスク４及び磁
気ヘッド１、２の振動が防止される。ディスク４及び磁
気ヘッド１、２が図４中、Ｚ１、Ｚ２方向の振動を起こ
さないので磁気ヘッド１、２とディスク４との離間距離
Ｄはほぼ一定であり、その結果、磁気ヘッド１、２及び
ディスク４が傷付かず、磁気ヘッド１、２が正確で安定
した磁気記録又は再生を行うことが可能となる。
【００３７】図５（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれ本
発明の第二実施例である磁気ヘッド４１の正面図、平面
図、側面図である。磁気ヘッド４１は、微小な隙間を隔
てて対向している磁気ヘッド４２と共に磁気ディスク４
のディスク面を上下方向から挟むように構成されてい
る。ここで、磁気ヘッド４１と磁気ヘッド４２は、同一
の構成である。
発明の第二実施例である磁気ヘッド４１の正面図、平面
図、側面図である。磁気ヘッド４１は、微小な隙間を隔
てて対向している磁気ヘッド４２と共に磁気ディスク４
のディスク面を上下方向から挟むように構成されてい
る。ここで、磁気ヘッド４１と磁気ヘッド４２は、同一
の構成である。
【００３８】磁気ヘッド４１は、回転するディスク４の
表面が上記微小な隙間を介して、ヘッド面をディスク４
の進入側（磁気ヘッド前方とする）からディスク４の排
出側（磁気ヘッド後方とする）へ通過することでディス
ク４に対して情報の磁気記録又は再生を行う。磁気ヘッ
ド４１は、スライダ４６とヘッド部４３とから構成され
る。ここで、磁気ヘッド４１は、傾斜面４８及びヘッド
部４３上のディスク４進入側の微小な複数の微小な凹部
以外は磁気ヘッド１と同様のものであるためスライダ４
６、ヘッド部４３等の説明を省略する。
表面が上記微小な隙間を介して、ヘッド面をディスク４
の進入側（磁気ヘッド前方とする）からディスク４の排
出側（磁気ヘッド後方とする）へ通過することでディス
ク４に対して情報の磁気記録又は再生を行う。磁気ヘッ
ド４１は、スライダ４６とヘッド部４３とから構成され
る。ここで、磁気ヘッド４１は、傾斜面４８及びヘッド
部４３上のディスク４進入側の微小な複数の微小な凹部
以外は磁気ヘッド１と同様のものであるためスライダ４
６、ヘッド部４３等の説明を省略する。
【００３９】図５に示すように、磁気ヘッド４１におい
て、傾斜面４８から低速用ヘッド部４４及び高速用ヘッ
ド４５のディスク４進入側にわたり、磁気ヘッド１のス
ライダ６に形成された切欠３０ではなく、乱流発生部と
して微小な複数の凹部であるディンプルからなるディン
プル帯４７が形成されている。尚、このディンプル帯４
７は、鋳鉄や特殊綱等からなる硬質微粒子をスライダ４
６表面に高速投射して形成するショットピーニングによ
る微小な複数の凹部である。硬質微粒子の比重、硬さ、
投射速度によって形成されるディンプルの大きさや深さ
は変わるので、磁気ヘッド４１の材質やディスク４の回
転速度等を考慮して適正なショットピーニングにより適
正なディンプル帯４７を形成することが必要である。
て、傾斜面４８から低速用ヘッド部４４及び高速用ヘッ
ド４５のディスク４進入側にわたり、磁気ヘッド１のス
ライダ６に形成された切欠３０ではなく、乱流発生部と
して微小な複数の凹部であるディンプルからなるディン
プル帯４７が形成されている。尚、このディンプル帯４
７は、鋳鉄や特殊綱等からなる硬質微粒子をスライダ４
６表面に高速投射して形成するショットピーニングによ
る微小な複数の凹部である。硬質微粒子の比重、硬さ、
投射速度によって形成されるディンプルの大きさや深さ
は変わるので、磁気ヘッド４１の材質やディスク４の回
転速度等を考慮して適正なショットピーニングにより適
正なディンプル帯４７を形成することが必要である。
【００４０】ディスク４の高速回転に伴い発生した空気
流は、傾斜面４８に達した後、ディンプル帯４７を通過
し、通過した空気流と通過しない空気流との間に速度差
が生じ、磁気ヘッド４１とディスク４との隙間空間を通
って磁気ヘッド４１後方に流出する。ここで、ディンプ
ル帯４７によってスライダ４６のディスク対向面上は微
小な複数の凹部が形成されているため、スライダ前縁４
６ａに到着するまで整って層状に流れてきた空気流は、
ディンプル帯４７を通過する際に乱されて、ディンプル
帯４７を通過した後は乱流として磁気ヘッド４１とディ
スク４との間の隙間を流れていく。
流は、傾斜面４８に達した後、ディンプル帯４７を通過
し、通過した空気流と通過しない空気流との間に速度差
が生じ、磁気ヘッド４１とディスク４との隙間空間を通
って磁気ヘッド４１後方に流出する。ここで、ディンプ
ル帯４７によってスライダ４６のディスク対向面上は微
小な複数の凹部が形成されているため、スライダ前縁４
６ａに到着するまで整って層状に流れてきた空気流は、
ディンプル帯４７を通過する際に乱されて、ディンプル
帯４７を通過した後は乱流として磁気ヘッド４１とディ
スク４との間の隙間を流れていく。
【００４１】ディンプル帯４７で乱流とされた空気流
は、乱流でない場合の空気流に比べてディスク４の表面
との摩擦が大きく、ディスク４の表面から剥離しやす
い。つまり、磁気ヘッド４１前方部から少しずつ剥離し
てゆき、磁気ヘッド４１後方の負圧領域では剥離する量
が少ない。従って、磁気ヘッド４１を抜け出た空気流は
ディスク４の表面から大きく剥離しないために磁気ヘッ
ド４１後方に空気流の強い渦を発生させない。そして、
ディスク４通過方向に流れていく。
は、乱流でない場合の空気流に比べてディスク４の表面
との摩擦が大きく、ディスク４の表面から剥離しやす
い。つまり、磁気ヘッド４１前方部から少しずつ剥離し
てゆき、磁気ヘッド４１後方の負圧領域では剥離する量
が少ない。従って、磁気ヘッド４１を抜け出た空気流は
ディスク４の表面から大きく剥離しないために磁気ヘッ
ド４１後方に空気流の強い渦を発生させない。そして、
ディスク４通過方向に流れていく。
【００４２】ここで、磁気ヘッド４２は磁気ヘッド４１
と同様のものなので磁気ヘッド４２とディスク４との間
を流れる空気流も磁気ヘッド４１側と同様の流れを起こ
す。上記のように、ディスク４は磁気ヘッド４１側及び
磁気ヘッド４２側のそれぞれの後端の空気流の渦発生が
防止されるため、渦発生によるディスク４及び磁気ヘッ
ド４１、４２の振動が防止される。ディスク４及び磁気
ヘッド４１、４２が振動を起こさないので磁気ヘッド４
１、４２とディスク４との離間距離はほぼ一定であり、
その結果、磁気ヘッド４１、４２及びディスク４が傷付
かず、磁気ヘッド４１、４２が正確で安定した磁気記録
又は再生を行うことが可能となる。
と同様のものなので磁気ヘッド４２とディスク４との間
を流れる空気流も磁気ヘッド４１側と同様の流れを起こ
す。上記のように、ディスク４は磁気ヘッド４１側及び
磁気ヘッド４２側のそれぞれの後端の空気流の渦発生が
防止されるため、渦発生によるディスク４及び磁気ヘッ
ド４１、４２の振動が防止される。ディスク４及び磁気
ヘッド４１、４２が振動を起こさないので磁気ヘッド４
１、４２とディスク４との離間距離はほぼ一定であり、
その結果、磁気ヘッド４１、４２及びディスク４が傷付
かず、磁気ヘッド４１、４２が正確で安定した磁気記録
又は再生を行うことが可能となる。
【００４３】図６（Ａ）、（Ｂ）は本発明の第三実施例
である磁気ヘッド５１の平面図及び側面図である。磁気
ヘッド５１は、微小な隙間を隔てて対向している磁気ヘ
ッド５２と共に磁気ディスク４を挟むように構成されて
いる。ここで、磁気ヘッド５１と磁気ヘッド５２は、同
一の構成である。
である磁気ヘッド５１の平面図及び側面図である。磁気
ヘッド５１は、微小な隙間を隔てて対向している磁気ヘ
ッド５２と共に磁気ディスク４を挟むように構成されて
いる。ここで、磁気ヘッド５１と磁気ヘッド５２は、同
一の構成である。
【００４４】磁気ヘッド５１は、回転するディスク４の
表面が上記微小な隙間を介して、ヘッド面をディスク４
の進入側（磁気ヘッド前方とする）からディスク４の排
出側（磁気ヘッド後方とする）へ通過することでディス
ク４に対して情報の磁気記録又は再生を行う。磁気ヘッ
ド５１は、スライダ５６とヘッド部５３とから構成され
る。ここで、磁気ヘッド５１は、磁気ヘッド１と同様の
ものであるためスライダ５６、ヘッド部５３等の説明を
省略する。
表面が上記微小な隙間を介して、ヘッド面をディスク４
の進入側（磁気ヘッド前方とする）からディスク４の排
出側（磁気ヘッド後方とする）へ通過することでディス
ク４に対して情報の磁気記録又は再生を行う。磁気ヘッ
ド５１は、スライダ５６とヘッド部５３とから構成され
る。ここで、磁気ヘッド５１は、磁気ヘッド１と同様の
ものであるためスライダ５６、ヘッド部５３等の説明を
省略する。
【００４５】図６に示すように、磁気ヘッド５１におい
てディスク４進入側には磁気ヘッド１のスライダ６に形
成された切欠３０ではなく、乱流発生部として微小な複
数のスリット５７を有するスリット板５９が設けられて
いる。スリット板５９はディスク４の高速回転に伴って
発生する空気流を妨げないようにスリット５７の部分だ
けが空気流内に配置される構成である。スリット５７
は、ディスク４通過方向に形成されている。
てディスク４進入側には磁気ヘッド１のスライダ６に形
成された切欠３０ではなく、乱流発生部として微小な複
数のスリット５７を有するスリット板５９が設けられて
いる。スリット板５９はディスク４の高速回転に伴って
発生する空気流を妨げないようにスリット５７の部分だ
けが空気流内に配置される構成である。スリット５７
は、ディスク４通過方向に形成されている。
【００４６】スリット５７の大きさや数等はディスク４
の回転速度等の条件を考慮して適宜調整したものを使用
することが望ましい。ディスク４の高速回転に伴い発生
した空気流は、傾斜面５８に達した後、スリット板５９
のスリット５７を通過し、通過した空気流と通過しない
空気流との間に速度差が生じ、磁気ヘッド５１とディス
ク４との隙間空間を通って磁気ヘッド５１後方に流出す
る。
の回転速度等の条件を考慮して適宜調整したものを使用
することが望ましい。ディスク４の高速回転に伴い発生
した空気流は、傾斜面５８に達した後、スリット板５９
のスリット５７を通過し、通過した空気流と通過しない
空気流との間に速度差が生じ、磁気ヘッド５１とディス
ク４との隙間空間を通って磁気ヘッド５１後方に流出す
る。
【００４７】ここで、スリット板５９のスリット５７に
よって微小な複数の隙間が形成されているため、スリッ
ト板５９に到着するまで整って層状に流れてきた空気流
は、スリット板５９のスリット５７を通過する際に乱さ
れて、スリット板５９を通過した後は乱流として磁気ヘ
ッド５１とディスク４との間の隙間を流れていく。スリ
ット板５９のスリット５７で乱流とされた空気流は、乱
流でない場合の空気流に比べてディスク４の表面との摩
擦が大きく、ディスク４の表面から剥離しやすい。つま
り、磁気ヘッド５１前方部から少しずつ剥離してゆき、
磁気ヘッド５１後方の負圧領域では剥離する量が少な
い。
よって微小な複数の隙間が形成されているため、スリッ
ト板５９に到着するまで整って層状に流れてきた空気流
は、スリット板５９のスリット５７を通過する際に乱さ
れて、スリット板５９を通過した後は乱流として磁気ヘ
ッド５１とディスク４との間の隙間を流れていく。スリ
ット板５９のスリット５７で乱流とされた空気流は、乱
流でない場合の空気流に比べてディスク４の表面との摩
擦が大きく、ディスク４の表面から剥離しやすい。つま
り、磁気ヘッド５１前方部から少しずつ剥離してゆき、
磁気ヘッド５１後方の負圧領域では剥離する量が少な
い。
【００４８】従って、磁気ヘッド５１を抜け出た空気流
はディスク４の表面から大きく剥離しないために磁気ヘ
ッド５１後方に空気流の強い渦を発生させない。そし
て、ディスク４通過方向に流れていく。ここで、磁気ヘ
ッド５２は磁気ヘッド５１と同一の構成であり、磁気ヘ
ッド５２側にもスリット板５９と同一構成のスリット板
（図示せず）が設けられているので磁気ヘッド５２とデ
ィスク４との間を流れる空気流も磁気ヘッド５１側と同
様の流れを起こす。
はディスク４の表面から大きく剥離しないために磁気ヘ
ッド５１後方に空気流の強い渦を発生させない。そし
て、ディスク４通過方向に流れていく。ここで、磁気ヘ
ッド５２は磁気ヘッド５１と同一の構成であり、磁気ヘ
ッド５２側にもスリット板５９と同一構成のスリット板
（図示せず）が設けられているので磁気ヘッド５２とデ
ィスク４との間を流れる空気流も磁気ヘッド５１側と同
様の流れを起こす。
【００４９】上記のように、ディスク４は磁気ヘッド５
１側及び磁気ヘッド５２側のそれぞれの後端の空気流の
渦発生が防止されるため、渦発生によるディスク４及び
磁気ヘッド５１、５２の振動が防止される。ディスク４
及び磁気ヘッド５１、５２が振動を起こさないので磁気
ヘッド５１、５２とディスク４との離間距離はほぼ一定
であり、その結果、磁気ヘッド５１、５２及びディスク
４が傷付かず、磁気ヘッド５１、５２が正確で安定した
磁気記録又は再生を行うことが可能となる。
１側及び磁気ヘッド５２側のそれぞれの後端の空気流の
渦発生が防止されるため、渦発生によるディスク４及び
磁気ヘッド５１、５２の振動が防止される。ディスク４
及び磁気ヘッド５１、５２が振動を起こさないので磁気
ヘッド５１、５２とディスク４との離間距離はほぼ一定
であり、その結果、磁気ヘッド５１、５２及びディスク
４が傷付かず、磁気ヘッド５１、５２が正確で安定した
磁気記録又は再生を行うことが可能となる。
【００５０】
【発明の効果】上述の如く、請求項１の発明によれば、
磁気ヘッドに乱流発生部を設けるため、磁気ディスクの
高速回転に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間の隙
間を流れる空気流を乱流とすることができ、これにより
ヘッド部を通過する空気流の渦発生を防止できる。そし
て、渦発生を防止できるために磁気ディスクの振動が防
止される。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが傷付
かず、磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再生を
行うことが可能となり、磁気ディスク上への高密度記録
に対応することができる。
磁気ヘッドに乱流発生部を設けるため、磁気ディスクの
高速回転に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間の隙
間を流れる空気流を乱流とすることができ、これにより
ヘッド部を通過する空気流の渦発生を防止できる。そし
て、渦発生を防止できるために磁気ディスクの振動が防
止される。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが傷付
かず、磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再生を
行うことが可能となり、磁気ディスク上への高密度記録
に対応することができる。
【００５１】また、請求項２の発明によれば、乱流発生
部として切欠を形成したため、磁気ディスクの高速回転
に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間の隙間を流れ
る空気流を乱流とすることができ、これによりヘッド部
を通過する空気流の渦発生を防止できる。そして、渦発
生を防止できるために磁気ディスクの振動が防止され
る。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが傷付かず、
磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再生を行うこ
とが可能となり、磁気ディスク上への高密度記録に対応
することができる。
部として切欠を形成したため、磁気ディスクの高速回転
に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間の隙間を流れ
る空気流を乱流とすることができ、これによりヘッド部
を通過する空気流の渦発生を防止できる。そして、渦発
生を防止できるために磁気ディスクの振動が防止され
る。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが傷付かず、
磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再生を行うこ
とが可能となり、磁気ディスク上への高密度記録に対応
することができる。
【００５２】また、請求項３の発明によれば、乱流発生
部として微小な複数の凹部を形成したため、磁気ディス
クの高速回転に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間
の隙間を流れる空気流を乱流とすることができ、これに
よりヘッド部を通過する空気流の渦発生を防止できる。
そして、渦発生を防止できるために磁気ディスクの振動
が防止される。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが
傷付かず、磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再
生を行うことが可能となり、磁気ディスク上への高密度
記録に対応することができる。
部として微小な複数の凹部を形成したため、磁気ディス
クの高速回転に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間
の隙間を流れる空気流を乱流とすることができ、これに
よりヘッド部を通過する空気流の渦発生を防止できる。
そして、渦発生を防止できるために磁気ディスクの振動
が防止される。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが
傷付かず、磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再
生を行うことが可能となり、磁気ディスク上への高密度
記録に対応することができる。
【００５３】更に、請求項４の発明によれば、乱流発生
部として磁気ヘッドの磁気ディスク進入側に複数のスリ
ットを有するスリット板を設けたため、磁気ディスクの
高速回転に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間の隙
間を流れる空気流を乱流とすることができ、これにより
ヘッド部を通過する空気流の渦発生を防止できる。そし
て、渦発生を防止できるために磁気ディスクの振動が防
止される。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが傷付
かず、磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再生を
行うことが可能となり、磁気ディスク上への高密度記録
に対応することができる。
部として磁気ヘッドの磁気ディスク進入側に複数のスリ
ットを有するスリット板を設けたため、磁気ディスクの
高速回転に伴って磁気ディスクと磁気ヘッドとの間の隙
間を流れる空気流を乱流とすることができ、これにより
ヘッド部を通過する空気流の渦発生を防止できる。そし
て、渦発生を防止できるために磁気ディスクの振動が防
止される。従って、磁気ヘッドと磁気ディスクとが傷付
かず、磁気ヘッドが正確で安定した磁気記録又は再生を
行うことが可能となり、磁気ディスク上への高密度記録
に対応することができる。
【図１】本発明の第一実施例である磁気ヘッドの構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】本発明の第一実施例である磁気ヘッドの側面図
である。
である。
【図３】本発明の第一実施例である磁気ヘッドの正面
図、平面図、側面図である。
図、平面図、側面図である。
【図４】磁気ヘッドと磁気ディスクの間の隙間を乱流空
気流が流れている様子を示す図である。
気流が流れている様子を示す図である。
【図５】本発明の第二実施例である磁気ヘッドの正面
図、平面図、側面図である。
図、平面図、側面図である。
【図６】本発明の第三実施例である磁気ヘッドの正面
図、平面図、側面図である。
図、平面図、側面図である。
【図７】従来例の磁気ヘッドの構成を示す図である。
【図８】従来例の磁気ヘッドの側面図である。
【図９】従来例の磁気ヘッドと磁気ディスクの間の隙間
の空気流の様子を示す図である。
の空気流の様子を示す図である。
１、２、４１、４２、５１、５２、１０１、２０１ 磁
気ヘッド ３、４３、５３、１０３ ヘッド部 ４、１０４ 磁気ディスク ５、４８、５８、１０５ 傾斜面 ６、４６、５６、１０６ スライダ ８、１０８ 中央溝 ９、１０２ ジンバル １０、４４、１１０ 低速回転用ヘッド部 ２０、４５、１２０ 高速回転用ヘッド部 ３０ 切欠 ４７ ディンプル帯 ５７ スリット ５９ スリット板 １３０ 渦 １３１ 負圧領域
気ヘッド ３、４３、５３、１０３ ヘッド部 ４、１０４ 磁気ディスク ５、４８、５８、１０５ 傾斜面 ６、４６、５６、１０６ スライダ ８、１０８ 中央溝 ９、１０２ ジンバル １０、４４、１１０ 低速回転用ヘッド部 ２０、４５、１２０ 高速回転用ヘッド部 ３０ 切欠 ４７ ディンプル帯 ５７ スリット ５９ スリット板 １３０ 渦 １３１ 負圧領域
Claims (4)
- 【請求項１】 ジンバルに支持されるスライダと、 前記スライダの磁気ディスクに対向する面に形成された
ヘッド部とからなり、前記磁気ディスクの回転に伴って
生ずる空気流により、前記磁気ディスクに対し隙間を介
して離間させた状態で磁気記録又は再生を行う磁気ヘッ
ドにおいて、 前記ヘッド部と前記磁気ディスクとの間に形成される前
記隙間を通過する空気流を乱流とする乱流発生部を備え
たことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】 請求項１記載の磁気ヘッドであって、 前記乱流発生部は、前記スライダの前記磁気ディスクの
進入側に位置する縁部に設けられた切欠であることを特
徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項３】 請求項１記載の磁気ヘッドであって、 前記乱流発生部は、前記スライダの前記磁気ディスクの
進入側に位置する縁部に設けられた微小な複数の凹部で
あることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項４】 請求項１記載の磁気ヘッドであって、 前記乱流発生部は、前記スライダの前記磁気ディスクの
進入側に設けられた複数のスリットを有するスリット板
であることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9308807A JPH11144219A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 磁気ヘッド |
| TW087118414A TW405113B (en) | 1997-11-11 | 1998-11-05 | Head device having an improved air bearing surface to attenuate a turbulent air flow |
| KR1019980047931A KR100278240B1 (ko) | 1997-11-11 | 1998-11-10 | 자기 헤드 |
| US09/189,467 US6104571A (en) | 1997-11-11 | 1998-11-10 | Head device having an improved air bearing surface to attenuate a turbulent air flow |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9308807A JPH11144219A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11144219A true JPH11144219A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17985556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9308807A Pending JPH11144219A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 磁気ヘッド |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6104571A (ja) |
| JP (1) | JPH11144219A (ja) |
| KR (1) | KR100278240B1 (ja) |
| TW (1) | TW405113B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2014022035A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Seagate Technology Llc | スライダ上の潤滑剤の蓄積を減少するための装置および方法 |
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- 1997-11-11 JP JP9308807A patent/JPH11144219A/ja active Pending
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1998
- 1998-11-05 TW TW087118414A patent/TW405113B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-11-10 US US09/189,467 patent/US6104571A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-10 KR KR1019980047931A patent/KR100278240B1/ko not_active IP Right Cessation
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