JPH11143804A - マルチ・コンピュータ・サーバのためのネットワーク負荷均衡化 - Google Patents
マルチ・コンピュータ・サーバのためのネットワーク負荷均衡化Info
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- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーバ・ネットワーク・リンクを通じて接続
した多数のサーバ・コンピュータを有するマルチ・コン
ピュータ・サーバ用のメッセージ・ディスパッチ・シス
テムを提供する。 【解決手段】 メッセージ・ディスパッチ・システム
は、外部電気通信ネットワークに接続可能であり、この
外部電気通信ネットワークから、マルチ・コンピュータ
・サーバ３０に対する外部クライアント要求を受信し、
サーバ・ネットワーク・リンクを通じて、選択したサー
バ・コンピュータ１６.１〜１６.４にクライアント要求
をディスパッチするように構成したメッセージ・ディス
パッチャ３０を設ける。メッセージ・ディスパッチャ
は、サーバ・ネットワーク・リンク上のメッセージ・ト
ラフィック量を表すパラメータに応答して、外部クライ
アント要求をディスパッチすべきサーバを決定する。
した多数のサーバ・コンピュータを有するマルチ・コン
ピュータ・サーバ用のメッセージ・ディスパッチ・シス
テムを提供する。 【解決手段】 メッセージ・ディスパッチ・システム
は、外部電気通信ネットワークに接続可能であり、この
外部電気通信ネットワークから、マルチ・コンピュータ
・サーバ３０に対する外部クライアント要求を受信し、
サーバ・ネットワーク・リンクを通じて、選択したサー
バ・コンピュータ１６.１〜１６.４にクライアント要求
をディスパッチするように構成したメッセージ・ディス
パッチャ３０を設ける。メッセージ・ディスパッチャ
は、サーバ・ネットワーク・リンク上のメッセージ・ト
ラフィック量を表すパラメータに応答して、外部クライ
アント要求をディスパッチすべきサーバを決定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチ・コンピュ
ータ・サーバ(multi-computer server)およびこのよう
なマルチ・コンピュータ・サーバのための負荷均衡化に
関するものである。
ータ・サーバ(multi-computer server)およびこのよう
なマルチ・コンピュータ・サーバのための負荷均衡化に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、インターネットまたはイントラ
ネットのサービスのような、ネットワーク・サービスの
成長のために、インターネット・サイトおよびイントラ
ネット・サイトならびにこれらのサイトにおけるサーバ
の可用性および性能に対する要求が高まっている。この
要求の高まりは、ユーザ数の増大、オーディオおよびビ
デオの使用増大を含むアプリケーションの複雑化、なら
びに商業上の一層のサービス向上に対する要求の増大に
関係している。
ネットのサービスのような、ネットワーク・サービスの
成長のために、インターネット・サイトおよびイントラ
ネット・サイトならびにこれらのサイトにおけるサーバ
の可用性および性能に対する要求が高まっている。この
要求の高まりは、ユーザ数の増大、オーディオおよびビ
デオの使用増大を含むアプリケーションの複雑化、なら
びに商業上の一層のサービス向上に対する要求の増大に
関係している。
【０００３】このように、インターネットの凄まじい成
長によって、トラフィック量の多いインターネット・サ
イトの性能および信頼性の問題に対処するために、マル
チ・サーバ・アーキテクチャの必要性が一層高くなって
いる。このようなマルチ・コンピュータのインターネッ
トおよびイントラネットのサイトは、例え超大型コンピ
ュータあろうとも、単一のコンピュータよりも大幅に高
い処理能力(processing power)を提供する。
長によって、トラフィック量の多いインターネット・サ
イトの性能および信頼性の問題に対処するために、マル
チ・サーバ・アーキテクチャの必要性が一層高くなって
いる。このようなマルチ・コンピュータのインターネッ
トおよびイントラネットのサイトは、例え超大型コンピ
ュータあろうとも、単一のコンピュータよりも大幅に高
い処理能力(processing power)を提供する。
【０００４】添付図面の図１は、インターネットまたは
イントラネットを通じて、サーバ・ステーション１０に
アクセスを要求するクライアント・ステーション１４の
概略図である。図２は、マルチ・コンピュータ・サーバ
１０の１つの可能な構成を、更に詳細に示す。マルチ・
コンピュータ・サーバ１０は、複数の（本例では４台
の）個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４から
成る。これらのコンピュータの各々は、それぞれ、ネッ
トワーク・エージェント１８.１〜１８.４を含む。個々
のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４は、サーバ・
ネットワーク・リンク２０.１〜２０.４を通じて、交換
機(switch)２２に接続し、そして交換機２２は、リンク
２５を通じて、図１のインターネットまたはイントラネ
ット１２に接続している。また、図１には、ドメイン名
システム（ＤＮＳ：Domain Name System）サーバ２４も
示しており、その機能については以下で説明する。
イントラネットを通じて、サーバ・ステーション１０に
アクセスを要求するクライアント・ステーション１４の
概略図である。図２は、マルチ・コンピュータ・サーバ
１０の１つの可能な構成を、更に詳細に示す。マルチ・
コンピュータ・サーバ１０は、複数の（本例では４台
の）個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４から
成る。これらのコンピュータの各々は、それぞれ、ネッ
トワーク・エージェント１８.１〜１８.４を含む。個々
のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４は、サーバ・
ネットワーク・リンク２０.１〜２０.４を通じて、交換
機(switch)２２に接続し、そして交換機２２は、リンク
２５を通じて、図１のインターネットまたはイントラネ
ット１２に接続している。また、図１には、ドメイン名
システム（ＤＮＳ：Domain Name System）サーバ２４も
示しており、その機能については以下で説明する。
【０００５】サーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４
は、互いに同一コピーとして動作し、インターネットま
たはイントラネット１２から受信する全ての起こり得る
要求を扱うことができる。交換機２２は、個々のサーバ
・コンピュータ１６.１〜１６.４を、インターネットま
たはイントラネット１２に接続する。理想的なのは、個
々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４にタスクを
等しく分配し、サーバ・サイト１０の負荷全体を均衡化
し、最適な性能を得ることである。これを達成するため
には、インターネットまたはイントラネット１２から到
達する個々の要求を、個々のサーバ・コンピュータ１
６.１〜１６.４に差し向ける必要がある。
は、互いに同一コピーとして動作し、インターネットま
たはイントラネット１２から受信する全ての起こり得る
要求を扱うことができる。交換機２２は、個々のサーバ
・コンピュータ１６.１〜１６.４を、インターネットま
たはイントラネット１２に接続する。理想的なのは、個
々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４にタスクを
等しく分配し、サーバ・サイト１０の負荷全体を均衡化
し、最適な性能を得ることである。これを達成するため
には、インターネットまたはイントラネット１２から到
達する個々の要求を、個々のサーバ・コンピュータ１
６.１〜１６.４に差し向ける必要がある。
【０００６】この種の解決策は、各要求が同じ負荷結果
を有することを想定しており、したがって各要求が発生
する実負荷には対処できない。個々のコンピュータ１
６.１〜１６.４が異なる外部アドレスを有しこれらが可
視の場合、タスクの分配を調整するためには、通常ユー
ザの注意を必要とする。ユーザの視点から実用性が高い
解決策の１つとして、あるシステムを備えることによっ
て、４台のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４間の
タスク分配を透明に行い、ユーザは単にサーバ１０にア
ドレスすればよく、サーバ１０が分配のタスクを扱うよ
うにすることがあげられる。
を有することを想定しており、したがって各要求が発生
する実負荷には対処できない。個々のコンピュータ１
６.１〜１６.４が異なる外部アドレスを有しこれらが可
視の場合、タスクの分配を調整するためには、通常ユー
ザの注意を必要とする。ユーザの視点から実用性が高い
解決策の１つとして、あるシステムを備えることによっ
て、４台のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４間の
タスク分配を透明に行い、ユーザは単にサーバ１０にア
ドレスすればよく、サーバ１０が分配のタスクを扱うよ
うにすることがあげられる。
【０００７】このように、図２に示すマルチ・サーバ／
マルチ・コンピュータ・サーバ・アーキテクチャは、好
ましくは一意のサービス名を維持しながら、個々のサー
ビス・コンピュータに対して要求をディスパッチする機
構を必要とする。
マルチ・コンピュータ・サーバ・アーキテクチャは、好
ましくは一意のサービス名を維持しながら、個々のサー
ビス・コンピュータに対して要求をディスパッチする機
構を必要とする。
【０００８】多数のサーバ・コンピュータ１６.１〜１
６.４間のタスク分配を達成するために、従来技術にお
いて様々な手法が提案されている。これらの手法は、典
型的に、従来の「ラウンド・ロビン」または「負荷均衡
化」に基づくタスク分配を行う、ドメイン名システム
（ＤＮＳ）構成を採用している。これらの異なる手法に
ついて以下に説明する。尚、従来の負荷均衡化は、ラウ
ンド・ロビン手法の改良型であり、個々のサーバ・コン
ピュータのプロセッサ負荷を考慮したものであることを
注記しておく。この従来の負荷均衡化手法のことを、こ
こでは「プロセッサ負荷均衡化」と呼ぶことにする。
６.４間のタスク分配を達成するために、従来技術にお
いて様々な手法が提案されている。これらの手法は、典
型的に、従来の「ラウンド・ロビン」または「負荷均衡
化」に基づくタスク分配を行う、ドメイン名システム
（ＤＮＳ）構成を採用している。これらの異なる手法に
ついて以下に説明する。尚、従来の負荷均衡化は、ラウ
ンド・ロビン手法の改良型であり、個々のサーバ・コン
ピュータのプロセッサ負荷を考慮したものであることを
注記しておく。この従来の負荷均衡化手法のことを、こ
こでは「プロセッサ負荷均衡化」と呼ぶことにする。
【０００９】ドメイン名システムでは、ＤＮＳサーバ２
４を備え、これが、適切なサーバ名または数値のインタ
ーネットワーク・プロトコル（ＩＰ）アドレス（例え
ば、それぞれ、www.sun.comまたは192.10.20.30）を与
えることによって、ドメイン名参照要求に応答する。
４を備え、これが、適切なサーバ名または数値のインタ
ーネットワーク・プロトコル（ＩＰ）アドレス（例え
ば、それぞれ、www.sun.comまたは192.10.20.30）を与
えることによって、ドメイン名参照要求に応答する。
【００１０】ラウンド・ロビン手法は、クライアントの
処理要求を受信するサーバを、循環的に順次、即ち、総
当たり式に決定するという手法である。これは公知の方
法で行い、このように循環的および順次的に、サーバ名
（例えば、www.sun.com)とＩＰアドレス（例えば、192.
10.20.30ないし192.10.20.40までの範囲のＩＰアドレス
を有する１０台のホスト）との間でマッピングを変更す
る。例えば、図２を参照すると、異なるＩＰアドレスを
各サーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に与え（例え
ば、IP1-IP4）、ＤＮＳ参照が行われる毎に、ＩＰアド
レスの次のものに順に戻すようにすればよい。このよう
にして、インターネット要求の１／４を４台のコンピュ
ータの各々に分配する。この手法は理論上はうまく機能
するが、実際には特に効率的であるという訳ではない。
何故なら、それぞれの要求によって、処理要求やトラフ
ィック量(traffic volume)がかなり異なったものとなる
ことがあるからである。
処理要求を受信するサーバを、循環的に順次、即ち、総
当たり式に決定するという手法である。これは公知の方
法で行い、このように循環的および順次的に、サーバ名
（例えば、www.sun.com)とＩＰアドレス（例えば、192.
10.20.30ないし192.10.20.40までの範囲のＩＰアドレス
を有する１０台のホスト）との間でマッピングを変更す
る。例えば、図２を参照すると、異なるＩＰアドレスを
各サーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に与え（例え
ば、IP1-IP4）、ＤＮＳ参照が行われる毎に、ＩＰアド
レスの次のものに順に戻すようにすればよい。このよう
にして、インターネット要求の１／４を４台のコンピュ
ータの各々に分配する。この手法は理論上はうまく機能
するが、実際には特に効率的であるという訳ではない。
何故なら、それぞれの要求によって、処理要求やトラフ
ィック量(traffic volume)がかなり異なったものとなる
ことがあるからである。
【００１１】従来のプロセッサ負荷均衡化手法は、ある
サイトにおけるサーバ間で負荷を均衡化しようとする際
に、個々のサーバ・コンピュータの負荷を表すパラメー
タを考慮に入れる。これを行うには、典型的に、各コン
ピュータ１６.１〜１６.４上のエージェント１８.１〜
１８.４を用いて、例えば、実際のＣＰＵ負荷、または
アクティブな伝送制御プロトコル（ＴＣＰ：Transmissi
on Control Protocol）接続の数、または問題のサーバ
・コンピュータにおけるアクティブなプロセスの数を測
定することにより、当該コンピュータ上の負荷を監視す
る。次に、個々のエージェント１８.１〜１８.４を監視
するようにＤＮＳサーバ２４を構成し、サーバ・コンピ
ュータの負荷を決定し、タスクを分配するときにこれを
考慮することができる。ＤＮＳサーバ２４は、典型的に
は、依然としてラウンド・ロビン手法を用いるが、個々
のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６４に新たなタス
クを割り当てる前に、その各エージェント１８.１〜１
８.４によって記録させた、当該コンピュータの現負荷
をチェックし、現負荷が過剰である場合、このサーバ・
コンピュータを飛ばすことも可能である。
サイトにおけるサーバ間で負荷を均衡化しようとする際
に、個々のサーバ・コンピュータの負荷を表すパラメー
タを考慮に入れる。これを行うには、典型的に、各コン
ピュータ１６.１〜１６.４上のエージェント１８.１〜
１８.４を用いて、例えば、実際のＣＰＵ負荷、または
アクティブな伝送制御プロトコル（ＴＣＰ：Transmissi
on Control Protocol）接続の数、または問題のサーバ
・コンピュータにおけるアクティブなプロセスの数を測
定することにより、当該コンピュータ上の負荷を監視す
る。次に、個々のエージェント１８.１〜１８.４を監視
するようにＤＮＳサーバ２４を構成し、サーバ・コンピ
ュータの負荷を決定し、タスクを分配するときにこれを
考慮することができる。ＤＮＳサーバ２４は、典型的に
は、依然としてラウンド・ロビン手法を用いるが、個々
のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６４に新たなタス
クを割り当てる前に、その各エージェント１８.１〜１
８.４によって記録させた、当該コンピュータの現負荷
をチェックし、現負荷が過剰である場合、このサーバ・
コンピュータを飛ばすことも可能である。
【００１２】この従来のプロセッサ負荷均衡化手法は単
純なラウンド・ロビン手法に対しては改善が得られる
が、このようなプロセッサ負荷均衡化手法は、マルチ・
コンピュータ・サーバ（しばしば「サーバ・ファーム(s
erver farm)」または「サーバ・クラスタ(server clust
er)」とも呼ぶ）全体における負荷の均衡化を最適化す
る際の効率は、以前に予期していたよりも、大幅に低い
ことが分かっている。本発明者は、必要なデータ転送量
が増々増大するようなコンピュータの使用が進展した結
果、個々のサーバ・コンピュータの負荷を監視すること
が、もはや、マルチ・コンピュータ・サーバの全体とし
ての負荷の対策にはならないことを確認した。ユーザの
要求に応答して返送するデータ量、そして一般的には送
信すべきデータ量の増大により、マルチ・コンピュータ
・サーバ・システムは、プロセッサに縛られるよりはむ
しろ、サーバ・ネットワーク・リンクに縛られる傾向が
ある。この結果として、プロセッサの使用即ちＣＰＵの
負荷は、マルチ・コンピュータ・サーバ・システムの負
荷を決定するための尺度としては、信頼性が低下しつつ
ある。また、ユーザ・データグラム・プロトコル（ＵＤ
Ｐ：User Datagram Protocol）メッセージの使用が増々
一般的になるに連れて（例えば、ビデオ・ファイル
に）、アクティブなＴＣＰポート数の測定も、マルチ・
コンピュータ・サーバ・システムの負荷の尺度として
は、信頼性を失いつつある。
純なラウンド・ロビン手法に対しては改善が得られる
が、このようなプロセッサ負荷均衡化手法は、マルチ・
コンピュータ・サーバ（しばしば「サーバ・ファーム(s
erver farm)」または「サーバ・クラスタ(server clust
er)」とも呼ぶ）全体における負荷の均衡化を最適化す
る際の効率は、以前に予期していたよりも、大幅に低い
ことが分かっている。本発明者は、必要なデータ転送量
が増々増大するようなコンピュータの使用が進展した結
果、個々のサーバ・コンピュータの負荷を監視すること
が、もはや、マルチ・コンピュータ・サーバの全体とし
ての負荷の対策にはならないことを確認した。ユーザの
要求に応答して返送するデータ量、そして一般的には送
信すべきデータ量の増大により、マルチ・コンピュータ
・サーバ・システムは、プロセッサに縛られるよりはむ
しろ、サーバ・ネットワーク・リンクに縛られる傾向が
ある。この結果として、プロセッサの使用即ちＣＰＵの
負荷は、マルチ・コンピュータ・サーバ・システムの負
荷を決定するための尺度としては、信頼性が低下しつつ
ある。また、ユーザ・データグラム・プロトコル（ＵＤ
Ｐ：User Datagram Protocol）メッセージの使用が増々
一般的になるに連れて（例えば、ビデオ・ファイル
に）、アクティブなＴＣＰポート数の測定も、マルチ・
コンピュータ・サーバ・システムの負荷の尺度として
は、信頼性を失いつつある。
【００１３】したがって、マルチ・コンピュータ・サー
バが、使用可能な資源の一層効率的な使用を可能にする
ように、メッセージおよびタスク分配の制御を改良する
ことが必要である。
バが、使用可能な資源の一層効率的な使用を可能にする
ように、メッセージおよびタスク分配の制御を改良する
ことが必要である。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
のマルチ・コンピュータ・サーバの制御のための従来の
手法の性能上の欠点を解消することである。
のマルチ・コンピュータ・サーバの制御のための従来の
手法の性能上の欠点を解消することである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の形態によ
れば、それぞれのサーバ・ネットワーク・リンクを有す
る複数のサーバ・コンピュータから成るマルチ・コンピ
ュータ・サーバのためのメッセージ・ディスパッチ・シ
ステムを提供する。このメッセージ・ディスパッチ・シ
ステムは、外部電気通信ネットワークに接続可能であ
り、外部電気通信ネットワークから、マルチ・コンピュ
ータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信し、
サーバ・ネットワーク・リンクを通じて、選択したサー
バ・コンピュータにクライアント要求をディスパッチす
るように構成したメッセージ・ディスパッチャから成
り、メッセージ・ディスパッチャが、サーバ・ネットワ
ーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータに
応答して、外部クライアント要求をディスパッチすべき
サーバの１つを決定するように構成してある。
れば、それぞれのサーバ・ネットワーク・リンクを有す
る複数のサーバ・コンピュータから成るマルチ・コンピ
ュータ・サーバのためのメッセージ・ディスパッチ・シ
ステムを提供する。このメッセージ・ディスパッチ・シ
ステムは、外部電気通信ネットワークに接続可能であ
り、外部電気通信ネットワークから、マルチ・コンピュ
ータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信し、
サーバ・ネットワーク・リンクを通じて、選択したサー
バ・コンピュータにクライアント要求をディスパッチす
るように構成したメッセージ・ディスパッチャから成
り、メッセージ・ディスパッチャが、サーバ・ネットワ
ーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータに
応答して、外部クライアント要求をディスパッチすべき
サーバの１つを決定するように構成してある。
【００１６】したがって、本発明の一実施形態は、プロ
セッサ負荷の測定値ではなく、あるいはこれに追加する
可能性もあるが、マルチ・コンピュータ・サーバにおけ
るネットワーク・リンク負荷に基づいて、負荷を均衡化
することができる。よって、一実施形態は、従来技術の
プロセッサ負荷均衡化ではなく、サーバ・ネットワーク
負荷均衡化を提供する。本発明者は、このサーバ・ネッ
トワーク・リンク負荷が、マルチ・コンピュータ・サー
バの個々のサーバ・コンピュータに、メッセージ分配、
そして結果的にタスク分配を制御するための信頼性の高
いデータを提供し、資源の使用度を最大に高めるまたは
少なくとも大幅に改善するものと判断した。
セッサ負荷の測定値ではなく、あるいはこれに追加する
可能性もあるが、マルチ・コンピュータ・サーバにおけ
るネットワーク・リンク負荷に基づいて、負荷を均衡化
することができる。よって、一実施形態は、従来技術の
プロセッサ負荷均衡化ではなく、サーバ・ネットワーク
負荷均衡化を提供する。本発明者は、このサーバ・ネッ
トワーク・リンク負荷が、マルチ・コンピュータ・サー
バの個々のサーバ・コンピュータに、メッセージ分配、
そして結果的にタスク分配を制御するための信頼性の高
いデータを提供し、資源の使用度を最大に高めるまたは
少なくとも大幅に改善するものと判断した。
【００１７】好ましくは、それぞれのネットワーク・サ
ーバ・リンクを通じて、個々のコンピュータ・サーバへ
のメッセージ・トラフィックおよび／または個々のコン
ピュータ・サーバからのメッセージ・トラフィックを表
すパラメータを監視するように構成したトラフィック・
モニタを備え、メッセージ・ディスパッチャが、トラフ
ィック・モニタからのパラメータを受信するように構成
する。メッセージ・トラフィック・モニタは、メッセー
ジ・ディスパッチ・システムの一部とすることも、それ
とは別体とすることも可能である。
ーバ・リンクを通じて、個々のコンピュータ・サーバへ
のメッセージ・トラフィックおよび／または個々のコン
ピュータ・サーバからのメッセージ・トラフィックを表
すパラメータを監視するように構成したトラフィック・
モニタを備え、メッセージ・ディスパッチャが、トラフ
ィック・モニタからのパラメータを受信するように構成
する。メッセージ・トラフィック・モニタは、メッセー
ジ・ディスパッチ・システムの一部とすることも、それ
とは別体とすることも可能である。
【００１８】本発明の一実施形態では、間接的に誘発さ
れる負荷（例えば、元の要求と同じプロトコルを用いな
いマルチメディアＵＤＰストリーム）であっても、ネッ
トワーク上のあらゆる負荷を測定することができる。好
ましくは、ネットワーク負荷を測定するために、メッセ
ージ・トラフィック・モニが、パケット長の累積カウン
トおよび／または１秒当たりの平均パッケージ数、およ
び／または各システムに対し開いたある接続部の累積カ
ウントを与える。尚、アクティブなＴＣＰポートの数
は、ＵＤＰトラフィックとは完全に独立し、実際にはＴ
ＣＰトラフィック・フローも示さないので、トラフィッ
ク・フローまたはトラフィック量の関数でも、パラメー
タでもないことを注記しておく。
れる負荷（例えば、元の要求と同じプロトコルを用いな
いマルチメディアＵＤＰストリーム）であっても、ネッ
トワーク上のあらゆる負荷を測定することができる。好
ましくは、ネットワーク負荷を測定するために、メッセ
ージ・トラフィック・モニが、パケット長の累積カウン
トおよび／または１秒当たりの平均パッケージ数、およ
び／または各システムに対し開いたある接続部の累積カ
ウントを与える。尚、アクティブなＴＣＰポートの数
は、ＵＤＰトラフィックとは完全に独立し、実際にはＴ
ＣＰトラフィック・フローも示さないので、トラフィッ
ク・フローまたはトラフィック量の関数でも、パラメー
タでもないことを注記しておく。
【００１９】ネットワーク負荷カウントは、ディスパッ
チャを通過するトラフィック（または、適切であれば、
外部モニタを通過するトラフィック）の検査から、進行
中に得ることができる。次いで、メッセージ・ディスパ
ッチャは、進行中に、これらのカウントを用いて、パケ
ットに含まれているアドレスを、負荷が最も少ないシス
テムまたは負荷が少ない方のシステムのアドレスに変更
する。ディスパッチャは、変更したアドレスを一時的デ
ータ・フロー表に保持し、同じ送信元に属する連続要求
について一貫性のある処理を行うことを保証する。カウ
ントは、パケット・カウント、バイト・カウント、また
はその他の適切な量や負荷パラメータに基づかせること
ができる。
チャを通過するトラフィック（または、適切であれば、
外部モニタを通過するトラフィック）の検査から、進行
中に得ることができる。次いで、メッセージ・ディスパ
ッチャは、進行中に、これらのカウントを用いて、パケ
ットに含まれているアドレスを、負荷が最も少ないシス
テムまたは負荷が少ない方のシステムのアドレスに変更
する。ディスパッチャは、変更したアドレスを一時的デ
ータ・フロー表に保持し、同じ送信元に属する連続要求
について一貫性のある処理を行うことを保証する。カウ
ントは、パケット・カウント、バイト・カウント、また
はその他の適切な量や負荷パラメータに基づかせること
ができる。
【００２０】好ましくは、メッセージ・トラフィック・
モニタは、リンクを通じてサーバ・コンピュータから受
信したメッセージ内のソース・アドレス情報に応答し
て、それぞれのサーバ・ネットワーク・リンク上のサー
バ・コンピュータからのトラフィック量を監視するか、
あるいはにリンクを通じてメッセージ・ディスパッチャ
がサーバ・コンピュータにディスパッチしたメッセージ
の宛先情報に応答して、それぞれのサーバ・ネットワー
ク・リンク上のサーバ・コンピュータのトラフィック量
を監視するか、の一方または双方を行う。
モニタは、リンクを通じてサーバ・コンピュータから受
信したメッセージ内のソース・アドレス情報に応答し
て、それぞれのサーバ・ネットワーク・リンク上のサー
バ・コンピュータからのトラフィック量を監視するか、
あるいはにリンクを通じてメッセージ・ディスパッチャ
がサーバ・コンピュータにディスパッチしたメッセージ
の宛先情報に応答して、それぞれのサーバ・ネットワー
ク・リンク上のサーバ・コンピュータのトラフィック量
を監視するか、の一方または双方を行う。
【００２１】メッセージ・ディスパッチャは、サーバ・
ネットワーク・リンクに直接接続することができる。あ
るいは、ネットワーク・サーバ・リンクに交換機を接続
し、ディスパッチャを交換機に直接または間接的に接続
することもできる。この場合、メッセージ・トラフィッ
ク・モニタは、オプションとして、交換機の一部を形成
し、例えば、ネットワーク・リンク負荷の尺度として、
欠落メッセージ・パケットを監視することができる。し
かしながら、メッセージ・トラフィック・モニタは、デ
ィスパッチャの一部として、または別個のメッセージ・
トラフィック・モニタ・ユニット内に設けることができ
る。
ネットワーク・リンクに直接接続することができる。あ
るいは、ネットワーク・サーバ・リンクに交換機を接続
し、ディスパッチャを交換機に直接または間接的に接続
することもできる。この場合、メッセージ・トラフィッ
ク・モニタは、オプションとして、交換機の一部を形成
し、例えば、ネットワーク・リンク負荷の尺度として、
欠落メッセージ・パケットを監視することができる。し
かしながら、メッセージ・トラフィック・モニタは、デ
ィスパッチャの一部として、または別個のメッセージ・
トラフィック・モニタ・ユニット内に設けることができ
る。
【００２２】好ましくは、メッセージ・ディスパッチャ
は、外部電気通信ネットワークから受信したマルチ・コ
ンピュータ・サーバに対する外部クライアント要求の宛
先アドレスを変更して、選択したコンピュータ・サーバ
をアドレスするように構成する。メッセージ・ディスパ
ッチ・システムは、マルチ・コンピュータ・サーバのア
ドレスを有するメッセージによって、外部電気通信ネッ
トワークからのアドレスが可能となるように構成するこ
とができる。
は、外部電気通信ネットワークから受信したマルチ・コ
ンピュータ・サーバに対する外部クライアント要求の宛
先アドレスを変更して、選択したコンピュータ・サーバ
をアドレスするように構成する。メッセージ・ディスパ
ッチ・システムは、マルチ・コンピュータ・サーバのア
ドレスを有するメッセージによって、外部電気通信ネッ
トワークからのアドレスが可能となるように構成するこ
とができる。
【００２３】本発明の好適な実施形態では、電気通信ネ
ットワークがインターネットであり、マルチ・コンピュ
ータ・サーバがインターネット・サーバであり、メッセ
ージがインターネット・メッセージである。
ットワークがインターネットであり、マルチ・コンピュ
ータ・サーバがインターネット・サーバであり、メッセ
ージがインターネット・メッセージである。
【００２４】本発明の別の形態では、それぞれのサーバ
・ネットワーク・リンクを通じて接続した複数のサーバ
・コンピュータから成るマルチ・コンピュータ・サーバ
のためのコンピュータ・ソフトウエア・メッセージ・デ
ィスパッチ・システムを提供する。このコンピュータ・
ソフトウエア・メッセージ・ディスパッチ・システム
は、データ担体上において供給し、外部電気通信ネット
ワークに接続可能であり、外部電気通信ネットワークか
ら、マルチ・コンピュータ・サーバに対する外部クライ
アント要求を受信し、サーバ・ネットワーク・リンクを
通じて、選択したサーバ・コンピュータにクライアント
要求をディスパッチするように構成したメッセージ・デ
ィスパッチャから成り、メッセージ・ディスパッチャ
が、サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワーク負
荷を表すパラメータに応答して、外部クライアント要求
をディスパッチすべき、サーバの１つを決定するように
構成した。
・ネットワーク・リンクを通じて接続した複数のサーバ
・コンピュータから成るマルチ・コンピュータ・サーバ
のためのコンピュータ・ソフトウエア・メッセージ・デ
ィスパッチ・システムを提供する。このコンピュータ・
ソフトウエア・メッセージ・ディスパッチ・システム
は、データ担体上において供給し、外部電気通信ネット
ワークに接続可能であり、外部電気通信ネットワークか
ら、マルチ・コンピュータ・サーバに対する外部クライ
アント要求を受信し、サーバ・ネットワーク・リンクを
通じて、選択したサーバ・コンピュータにクライアント
要求をディスパッチするように構成したメッセージ・デ
ィスパッチャから成り、メッセージ・ディスパッチャ
が、サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワーク負
荷を表すパラメータに応答して、外部クライアント要求
をディスパッチすべき、サーバの１つを決定するように
構成した。
【００２５】本発明の更に別の形態によれば、それぞれ
のサーバ・ネットワーク・リンクを通じて共通の交換機
に接続した複数のサーバ・コンピュータから成るマルチ
・コンピュータ・サーバのためのメッセージ・ディスパ
ッチ・システムを提供する。このメッセージ・ディスパ
ッチ・システムは、外部電気通信ネットワークに接続可
能であり、外部電気通信ネットワークから、マルチ・コ
ンピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受
信し、交換機およびサーバ・ネットワーク・リンクを通
じて、選択したサーバ・コンピュータにクライアント要
求をディスパッチするように構成した第１のメッセージ
・ディスパッチャと、外部電気通信ネットワークから、
マルチ・コンピュータ・サーバに対する外部クライアン
ト要求を受信し、交換機およびサーバ・ネットワーク・
リンクを通じて、選択したサーバ・コンピュータにクラ
イアント要求をディスパッチするように構成した少なく
とも１つの別のメッセージ・ディスパッチャとから成
り、各メッセージ・ディスパッチャが、サーバ・ネット
ワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータ
に応答して、外部クライアント要求をディスパッチすべ
きサーバの１つを決定するように構成した。
のサーバ・ネットワーク・リンクを通じて共通の交換機
に接続した複数のサーバ・コンピュータから成るマルチ
・コンピュータ・サーバのためのメッセージ・ディスパ
ッチ・システムを提供する。このメッセージ・ディスパ
ッチ・システムは、外部電気通信ネットワークに接続可
能であり、外部電気通信ネットワークから、マルチ・コ
ンピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受
信し、交換機およびサーバ・ネットワーク・リンクを通
じて、選択したサーバ・コンピュータにクライアント要
求をディスパッチするように構成した第１のメッセージ
・ディスパッチャと、外部電気通信ネットワークから、
マルチ・コンピュータ・サーバに対する外部クライアン
ト要求を受信し、交換機およびサーバ・ネットワーク・
リンクを通じて、選択したサーバ・コンピュータにクラ
イアント要求をディスパッチするように構成した少なく
とも１つの別のメッセージ・ディスパッチャとから成
り、各メッセージ・ディスパッチャが、サーバ・ネット
ワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータ
に応答して、外部クライアント要求をディスパッチすべ
きサーバの１つを決定するように構成した。
【００２６】好ましくは、各メッセージ・ディスパッチ
ャが、前記サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワ
ーク負荷を表すパラメータの１つの共通の集合に応答
し、メッセージの割当を調整する。しかしながら、代わ
りに、各メッセージ・ディスパッチャが、サーバ・ネッ
トワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメー
タのそれぞれの集合に応答するように構成し、各ディス
パッチャが、互いのディスパッチャに応答し、メッセー
ジのディスパッチの調整を行うようにすることも可能で
ある。
ャが、前記サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワ
ーク負荷を表すパラメータの１つの共通の集合に応答
し、メッセージの割当を調整する。しかしながら、代わ
りに、各メッセージ・ディスパッチャが、サーバ・ネッ
トワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメー
タのそれぞれの集合に応答するように構成し、各ディス
パッチャが、互いのディスパッチャに応答し、メッセー
ジのディスパッチの調整を行うようにすることも可能で
ある。
【００２７】本発明の更に別の形態によれば、それぞれ
のサーバ・ネットワーク・リンクを通じて接続した複数
のサーバ・コンピュータから成るマルチ・コンピュータ
・サーバのサーバ・コンピュータに、受信した外部クラ
イアント要求をディスパッチする方法を提供する。この
方法は、 ａ）外部電気通信ネットワークから、マルチ・コンピュ
ータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信する
ステップと、 ｂ）サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワーク負
荷を表すパラメータに応答して、外部クライアント要求
をディスパッチすべきサーバの１つを決定するステップ
と、 ｃ）それぞれのサーバ・ネットワーク・リンクを通じ
て、決定したサーバ・コンピュータに、受信したクライ
アント要求の１つをディスパッチするステップと、から
成る。
のサーバ・ネットワーク・リンクを通じて接続した複数
のサーバ・コンピュータから成るマルチ・コンピュータ
・サーバのサーバ・コンピュータに、受信した外部クラ
イアント要求をディスパッチする方法を提供する。この
方法は、 ａ）外部電気通信ネットワークから、マルチ・コンピュ
ータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信する
ステップと、 ｂ）サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワーク負
荷を表すパラメータに応答して、外部クライアント要求
をディスパッチすべきサーバの１つを決定するステップ
と、 ｃ）それぞれのサーバ・ネットワーク・リンクを通じ
て、決定したサーバ・コンピュータに、受信したクライ
アント要求の１つをディスパッチするステップと、から
成る。
【００２８】本発明の代表的な実施形態について、添付
図面を参照しながら、一例としてのみ以下に説明する。
図面においては、同様の参照符号は同様の要素に関係す
るものとする。
図面を参照しながら、一例としてのみ以下に説明する。
図面においては、同様の参照符号は同様の要素に関係す
るものとする。
【００２９】
【発明の実施の形態】図３は、本発明の第１の実施形態
を示す、マルチ・コンピュータ・サーバ３３の概略図で
ある。尚、図３のマルチ・コンピュータ・サーバ３３
は、図２の従来技術の構成と全体的に類似した構造を有
することを注記しておく。即ち、図３に示すように、４
台のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４が、それぞ
れのサーバ・ネットワーク・リンク２０.１〜２０.４を
通じて、交換機２２に接続している。サーバ・コンピュ
ータ１６.１〜１６.４は各々、例えば、適切なパワーの
ワークステーション、またはミニ・コンピュータ、また
はメインフレーム・コンピュータのような、従来のコン
ピュータとすることができる。しかしながら、従来技術
とは異なり、本発明には、従来技術において用いられて
いる原理とは異なる原理に基づく、メッセージ・ディス
パッチャ３０を備えている。ディスパッチャ３０は、例
えば、適切なパワーのワークステーション、またはミニ
・コンピュータ、またはメインフレーム・コンピュータ
のような従来の計算機ハードウエア上に実装可能であ
る。
を示す、マルチ・コンピュータ・サーバ３３の概略図で
ある。尚、図３のマルチ・コンピュータ・サーバ３３
は、図２の従来技術の構成と全体的に類似した構造を有
することを注記しておく。即ち、図３に示すように、４
台のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４が、それぞ
れのサーバ・ネットワーク・リンク２０.１〜２０.４を
通じて、交換機２２に接続している。サーバ・コンピュ
ータ１６.１〜１６.４は各々、例えば、適切なパワーの
ワークステーション、またはミニ・コンピュータ、また
はメインフレーム・コンピュータのような、従来のコン
ピュータとすることができる。しかしながら、従来技術
とは異なり、本発明には、従来技術において用いられて
いる原理とは異なる原理に基づく、メッセージ・ディス
パッチャ３０を備えている。ディスパッチャ３０は、例
えば、適切なパワーのワークステーション、またはミニ
・コンピュータ、またはメインフレーム・コンピュータ
のような従来の計算機ハードウエア上に実装可能であ
る。
【００３０】ディスパッチャ３０は、リンク２６を通じ
て、外部ネットワーク（インターネットまたはイントラ
ネット）に接続している。このディスパッチャ３０は、
マルチ・コンピュータ・サーバ用アドレスによってアド
レス可能であり、サーバ・ネットワーク・リンク２０.
１〜２０.４上のネットワーク・トラフィック負荷に基
づいて、個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４
にディスパッチするメッセージを制御するように構成し
ている。
て、外部ネットワーク（インターネットまたはイントラ
ネット）に接続している。このディスパッチャ３０は、
マルチ・コンピュータ・サーバ用アドレスによってアド
レス可能であり、サーバ・ネットワーク・リンク２０.
１〜２０.４上のネットワーク・トラフィック負荷に基
づいて、個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４
にディスパッチするメッセージを制御するように構成し
ている。
【００３１】トラフィック負荷に基づく、即ち、トラフ
ィック負荷を考慮したメッセージ・ディスパッチを行う
本発明のメッセージ・ディスパッチ・システムを採用す
ることによって、帯域集約的メディア・アプリケーショ
ン(bandwidth-intensive media applications)の使用に
向かう傾向を特に考慮し、従来技術の負荷均衡化手法に
対して著しい性能上の改善が得られる。典型的には、外
部クライアントから受信する要求は比較的小さいが、こ
れに対して個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.
４が発生する必要がある応答は、比較的大きなファイル
（例えば、ビデオ・シーケンス、オーディオ情報、また
は単に大きなデータ・ファイル）から成っている。イン
・バウンド要求から、アウト・バウンド応答がどれ位の
サイズとなるかを予測するのは非常に難しい。多くの場
合、マルチ・コンピュータ・サーバの全体的な性能を制
限する要因は、処理パワー、ＴＣＰ接続の数、またはア
クティブなプロセスの数では決定せず、むしろサーバ・
ネットワーク・リンク２０.１〜２０.４それぞれを通じ
ての個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４から
のアウト・バウンド・トラフィック量の関数となる。ま
た、ＵＤＰ伝送の形態でのデータ・トラフィックの割合
が増大しているので、ネットワーク・リンク２０.１〜
２０.４上のトラフィック負荷は、ＴＣＰ接続の数には
直接関係がないことにも注意すべきであろう。通常、ビ
デオ情報を送るには、ＴＣＰ伝送ではなく、ＵＤＰを用
いる。
ィック負荷を考慮したメッセージ・ディスパッチを行う
本発明のメッセージ・ディスパッチ・システムを採用す
ることによって、帯域集約的メディア・アプリケーショ
ン(bandwidth-intensive media applications)の使用に
向かう傾向を特に考慮し、従来技術の負荷均衡化手法に
対して著しい性能上の改善が得られる。典型的には、外
部クライアントから受信する要求は比較的小さいが、こ
れに対して個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.
４が発生する必要がある応答は、比較的大きなファイル
（例えば、ビデオ・シーケンス、オーディオ情報、また
は単に大きなデータ・ファイル）から成っている。イン
・バウンド要求から、アウト・バウンド応答がどれ位の
サイズとなるかを予測するのは非常に難しい。多くの場
合、マルチ・コンピュータ・サーバの全体的な性能を制
限する要因は、処理パワー、ＴＣＰ接続の数、またはア
クティブなプロセスの数では決定せず、むしろサーバ・
ネットワーク・リンク２０.１〜２０.４それぞれを通じ
ての個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４から
のアウト・バウンド・トラフィック量の関数となる。ま
た、ＵＤＰ伝送の形態でのデータ・トラフィックの割合
が増大しているので、ネットワーク・リンク２０.１〜
２０.４上のトラフィック負荷は、ＴＣＰ接続の数には
直接関係がないことにも注意すべきであろう。通常、ビ
デオ情報を送るには、ＴＣＰ伝送ではなく、ＵＤＰを用
いる。
【００３２】図４は、図３のディスパッチャ３０の概略
ブロック図である。図４は、インターフェース３８にお
いて受け入れる、外部のインターネットまたはイントラ
ネットの接続部２６を示す。イン・バウンド・メッセー
ジについては、インターフェース３８は受信したインタ
ーネット・メッセージ・プロトコルをアンパック(unpac
k) し、ディスパッチ・コントローラ３６の制御の下
で、メッセージ変更を行うことができる。ディスパッチ
・コントローラ３６は、制御リンク４８を通じて、イン
ターフェース３８内のアドレス変更を制御する。ディス
パッチ・コントローラ３６は、図３に示す実施形態にい
ては、リンク４６を通じてメッセージ・トラフィック・
モニタ３４に応答する。インターフェース４０が、ディ
スパッチャ３０を交換機２２に接続する。図４に示す実
施形態におけるトラフィック・モニタ３４は、インター
フェース３８およびインターフェース４０双方において
受信するメッセージ・トラフィックを監視するように接
続している。このモニタ３４は、図５に示すような表５
０を保持する。これは、それぞれのリンク２０.１〜２
０.４を通じての、サーバ・コンピュータ１６.１〜１
６.４からのトラフィックについてのトラフィック量イ
ンジケータを備えている（例えば、本例では、リンク２
０.１〜２０.４それぞれのトラフィック・カウントＴＣ
１〜ＴＣ４を維持することによって）。番号２０.１，
２０.２，２０.３，２０.４は、それぞれ、リンク２０.
１，２０.２，２０.３，２０.４を表す。トラフィック
・カウントＦＣ１〜ＦＣ４は、表５０内では、５４で示
してある。また、モニタ３４は、図５における５６およ
び５８に示すように、それぞれのリンク２０.１〜２０.
４（ＴＣ１〜ＴＣ３）上における、サーバ・コンピュー
タ１６.１〜１６.４へのトラフィックを示す表を維持す
る。
ブロック図である。図４は、インターフェース３８にお
いて受け入れる、外部のインターネットまたはイントラ
ネットの接続部２６を示す。イン・バウンド・メッセー
ジについては、インターフェース３８は受信したインタ
ーネット・メッセージ・プロトコルをアンパック(unpac
k) し、ディスパッチ・コントローラ３６の制御の下
で、メッセージ変更を行うことができる。ディスパッチ
・コントローラ３６は、制御リンク４８を通じて、イン
ターフェース３８内のアドレス変更を制御する。ディス
パッチ・コントローラ３６は、図３に示す実施形態にい
ては、リンク４６を通じてメッセージ・トラフィック・
モニタ３４に応答する。インターフェース４０が、ディ
スパッチャ３０を交換機２２に接続する。図４に示す実
施形態におけるトラフィック・モニタ３４は、インター
フェース３８およびインターフェース４０双方において
受信するメッセージ・トラフィックを監視するように接
続している。このモニタ３４は、図５に示すような表５
０を保持する。これは、それぞれのリンク２０.１〜２
０.４を通じての、サーバ・コンピュータ１６.１〜１
６.４からのトラフィックについてのトラフィック量イ
ンジケータを備えている（例えば、本例では、リンク２
０.１〜２０.４それぞれのトラフィック・カウントＴＣ
１〜ＴＣ４を維持することによって）。番号２０.１，
２０.２，２０.３，２０.４は、それぞれ、リンク２０.
１，２０.２，２０.３，２０.４を表す。トラフィック
・カウントＦＣ１〜ＦＣ４は、表５０内では、５４で示
してある。また、モニタ３４は、図５における５６およ
び５８に示すように、それぞれのリンク２０.１〜２０.
４（ＴＣ１〜ＴＣ３）上における、サーバ・コンピュー
タ１６.１〜１６.４へのトラフィックを示す表を維持す
る。
【００３３】カウントＦＣ１〜ＦＣ４は、例えば、それ
ぞれリンク２０.１〜２０.４を通じて受けたメッセージ
・パケットの数という形態にすることができる。同様
に、トラフィック・カウントＴＣ１〜ＴＣ４は、それぞ
れのリンク２０.１〜２０.４を通じて、個々のサーバ・
コンピュータ１６.１〜１６.４に送信するメッセージ・
パケットのカウントという形態を取ることができる。表
５０を維持するためには、トラフィック・モニタがイン
ターフェース３８，４０において受信するパケットの中
にあるアドレス・データに応答し、これらのインターフ
ェースにおいて受信したパケットの数を単に計数する。
ぞれリンク２０.１〜２０.４を通じて受けたメッセージ
・パケットの数という形態にすることができる。同様
に、トラフィック・カウントＴＣ１〜ＴＣ４は、それぞ
れのリンク２０.１〜２０.４を通じて、個々のサーバ・
コンピュータ１６.１〜１６.４に送信するメッセージ・
パケットのカウントという形態を取ることができる。表
５０を維持するためには、トラフィック・モニタがイン
ターフェース３８，４０において受信するパケットの中
にあるアドレス・データに応答し、これらのインターフ
ェースにおいて受信したパケットの数を単に計数する。
【００３４】図６は、リンク２６またはリンク３２から
受信する場合もある、メッセージ・パケットの形態を概
略的に示す。尚、図６は、本発明の理解に関連がある、
パケット・フォーマットの形態のみを示すものであるこ
とを注記しておく。図６に示すように、パケット６０
は、宛先アドレス６４およびソース・アドレス６６を含
むヘッダ６２、ならびにデータ部分６８を含む。宛先ア
ドレスおよびソース・アドレスは、インターネットワー
ク・プロトコル（ＩＰ）アドレス部分とネットワーク・
アドレス部分との組み合わせとすることができる。ＩＰ
アドレス部分は、全体として、サーバ・コンピュータの
外部インターネット・アドレスに関係があり（例えば、
192.10.20.30）、ネットワーク・アドレスは、個々のサ
ーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４それぞれの物理ア
ドレス（例えば、１６１〜１６４）である。ＩＰアドレ
スは、マルチ・コンピュータ・サーバ３３の全体アドレ
スを含むことになる。ソース・アドレスは、クライアン
トのソース・アドレスを示し、例えば、有効なＩＰアド
レスおよびネットワーク・アドレス部分を含む。個々の
コンピュータ１６.１〜１６.４からのアウト・バウンド
・メッセージについては、宛先アドレスは、応答を送る
べきクライアント・コンピュータのアドレスを含む。そ
のソース・アドレスは、マルチ・コンピュータ・サーバ
３３のＩＰアドレスに、応答を発生したサーバ・コンピ
ュータ１６.１〜１６.４の適切なサーバ・ネットワーク
・アドレスを加えたものを含む。したがって、この部分
のネットワーク・アドレスから、応答メッセージを送信
する際に通ったサーバ・ネットワーク・リンク２０.１
〜２０.４を識別することが可能となる。
受信する場合もある、メッセージ・パケットの形態を概
略的に示す。尚、図６は、本発明の理解に関連がある、
パケット・フォーマットの形態のみを示すものであるこ
とを注記しておく。図６に示すように、パケット６０
は、宛先アドレス６４およびソース・アドレス６６を含
むヘッダ６２、ならびにデータ部分６８を含む。宛先ア
ドレスおよびソース・アドレスは、インターネットワー
ク・プロトコル（ＩＰ）アドレス部分とネットワーク・
アドレス部分との組み合わせとすることができる。ＩＰ
アドレス部分は、全体として、サーバ・コンピュータの
外部インターネット・アドレスに関係があり（例えば、
192.10.20.30）、ネットワーク・アドレスは、個々のサ
ーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４それぞれの物理ア
ドレス（例えば、１６１〜１６４）である。ＩＰアドレ
スは、マルチ・コンピュータ・サーバ３３の全体アドレ
スを含むことになる。ソース・アドレスは、クライアン
トのソース・アドレスを示し、例えば、有効なＩＰアド
レスおよびネットワーク・アドレス部分を含む。個々の
コンピュータ１６.１〜１６.４からのアウト・バウンド
・メッセージについては、宛先アドレスは、応答を送る
べきクライアント・コンピュータのアドレスを含む。そ
のソース・アドレスは、マルチ・コンピュータ・サーバ
３３のＩＰアドレスに、応答を発生したサーバ・コンピ
ュータ１６.１〜１６.４の適切なサーバ・ネットワーク
・アドレスを加えたものを含む。したがって、この部分
のネットワーク・アドレスから、応答メッセージを送信
する際に通ったサーバ・ネットワーク・リンク２０.１
〜２０.４を識別することが可能となる。
【００３５】インターフェース３８は、アドレスを変更
し、受信したクライアント要求が要求するタスクを実行
すべきサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４のアドレ
スを示すようにすることによって、ディスパッチ・コン
トローラ３６の制御の下で、リンク２６からのイン・バ
ウンド・メッセージをディスパッチする。したがって、
内部接続部４２を通じてインターフェース４０に送信し
て、個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に送
出するメッセージの宛先アドレスは、当該メッセージが
インターフェース３８を離れる前に、ヘッダ・アドレス
内に含める。
し、受信したクライアント要求が要求するタスクを実行
すべきサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４のアドレ
スを示すようにすることによって、ディスパッチ・コン
トローラ３６の制御の下で、リンク２６からのイン・バ
ウンド・メッセージをディスパッチする。したがって、
内部接続部４２を通じてインターフェース４０に送信し
て、個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に送
出するメッセージの宛先アドレスは、当該メッセージが
インターフェース３８を離れる前に、ヘッダ・アドレス
内に含める。
【００３６】したがって、トラフィック・モニタ３４
は、交換機２２およびネットワーク・リンク２０.１〜
２０.４を通じて個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜
１６.４に渡すためインターフェース３８からインター
フェース４０に送信するメッセージのための宛先アドレ
スにアクセスするように構成してある。また、トラフィ
ック・モニタ３４はこの情報を用いて、適切なエントリ
１６１〜１６４（５６にある）を識別し、このエントリ
に対してパケット・カウントＴＣ１〜ＴＣ４を増分し
て、対象のネットワーク・リンク２０.１〜２０.４を通
じて送るべき新しいメッセージ・パケットを勘定に入れ
る。同様に、トラフィック・モニタ３４は、個々のコン
ピュータ１６.１〜１６.４から受信したメッセージのソ
ース・アドレスを監視して、表５０内の適切なエントリ
１６１〜１６４（５２にある）を識別し、そしてこれに
対して、パケット・カウントＦＣ１〜ＦＣ４をそれぞれ
増分して、アウト・バウンド・パケットを勘定に入れ
る。
は、交換機２２およびネットワーク・リンク２０.１〜
２０.４を通じて個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜
１６.４に渡すためインターフェース３８からインター
フェース４０に送信するメッセージのための宛先アドレ
スにアクセスするように構成してある。また、トラフィ
ック・モニタ３４はこの情報を用いて、適切なエントリ
１６１〜１６４（５６にある）を識別し、このエントリ
に対してパケット・カウントＴＣ１〜ＴＣ４を増分し
て、対象のネットワーク・リンク２０.１〜２０.４を通
じて送るべき新しいメッセージ・パケットを勘定に入れ
る。同様に、トラフィック・モニタ３４は、個々のコン
ピュータ１６.１〜１６.４から受信したメッセージのソ
ース・アドレスを監視して、表５０内の適切なエントリ
１６１〜１６４（５２にある）を識別し、そしてこれに
対して、パケット・カウントＦＣ１〜ＦＣ４をそれぞれ
増分して、アウト・バウンド・パケットを勘定に入れ
る。
【００３７】トラフィックが統計的にパケットの数に関
連すると仮定すると、パケットの数を監視することによ
って、個々のリンク２０.１〜２０.４上を流れるトラフ
ィックを監視する非常に簡単な方法が得られる。パケッ
ト・サイズに基づくトラフィック・フロー・インジケー
タを維持することは、単にパケットが固定サイズを有す
る場合のみに限定されるのではなく、パケット数と個々
のリンク２０.１〜２０.４上のトラフィック全体との間
に統計的な関係がある限り、用いることができる。
連すると仮定すると、パケットの数を監視することによ
って、個々のリンク２０.１〜２０.４上を流れるトラフ
ィックを監視する非常に簡単な方法が得られる。パケッ
ト・サイズに基づくトラフィック・フロー・インジケー
タを維持することは、単にパケットが固定サイズを有す
る場合のみに限定されるのではなく、パケット数と個々
のリンク２０.１〜２０.４上のトラフィック全体との間
に統計的な関係がある限り、用いることができる。
【００３８】送信すべきパケット数と、メッセージ・ト
ラフィック全体との間の統計的連携が強くない場合、ま
たトラフィック測定値のより高い精度が必要な場合、パ
ケット・カウントではなく、バイト・カウントを代わり
に維持することができる。これは、例えば、パケット・
ヘッダが各パケットに対するサイズ情報（例えば、バイ
ト数）を含む場合に、行うことができる。この場合、ト
ラフィック３４のモニタは、追加的に、パケット・ヘッ
ダからバイト・サイズ情報６１を抜き出し、パケット数
情報ではなく、これに基づいて、表５０内の情報を変更
することができる。
ラフィック全体との間の統計的連携が強くない場合、ま
たトラフィック測定値のより高い精度が必要な場合、パ
ケット・カウントではなく、バイト・カウントを代わり
に維持することができる。これは、例えば、パケット・
ヘッダが各パケットに対するサイズ情報（例えば、バイ
ト数）を含む場合に、行うことができる。この場合、ト
ラフィック３４のモニタは、追加的に、パケット・ヘッ
ダからバイト・サイズ情報６１を抜き出し、パケット数
情報ではなく、これに基づいて、表５０内の情報を変更
することができる。
【００３９】表５０に格納する情報は、ある特定の期間
にわたるバイト・カウントの形態とし、カウントを適宜
リセットすることができ、最大使用のパーセンテージを
示すパーセンテージ指示の形態とすることもでき、ある
いはそれぞれのリンクの相対的使用量、またはその他の
任意の適切なデータに基づく相対的な情報の形態とする
ことも可能である。例えば、格納するデータは、パケッ
ト長の累積カウントおよび／または１秒当たりの平均パ
ケット数、ならびに各システムに対して開いている接続
部の累積カウントを含むことができる。各場合におい
て、適切なアルゴリズムを用い、インターフェース３
８，４０から識別したトラフィック情報に応答して表５
０に格納するためのデータが発生可能であることは、当
業者には明白であろう。
にわたるバイト・カウントの形態とし、カウントを適宜
リセットすることができ、最大使用のパーセンテージを
示すパーセンテージ指示の形態とすることもでき、ある
いはそれぞれのリンクの相対的使用量、またはその他の
任意の適切なデータに基づく相対的な情報の形態とする
ことも可能である。例えば、格納するデータは、パケッ
ト長の累積カウントおよび／または１秒当たりの平均パ
ケット数、ならびに各システムに対して開いている接続
部の累積カウントを含むことができる。各場合におい
て、適切なアルゴリズムを用い、インターフェース３
８，４０から識別したトラフィック情報に応答して表５
０に格納するためのデータが発生可能であることは、当
業者には明白であろう。
【００４０】図５では、表は、イン・バウンド・メッセ
ージおよびアウト・バウンド・メッセージ双方について
のトラフィック量データを含むものとして示したが、殆
どの場合、リンク２６を通じた外部ネットワークからの
イン・バウンド要求は、個々のサーバ・コンピュータ１
６.１〜１６.４からのアウト・バウンド応答よりはかな
り小さい。この場合、各リンク２０.１〜２０.４を通じ
たサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４へのトラフィ
ック・フローは、反対方向のトラフィック・フローより
も大幅に少ないので、本発明では、例えば、リンク２
０.１〜２０.４を通じたサーバ・コンピュータ１６.１
〜１６.４からのアウト・バウンド応答パケットのため
の表５２／５４のみを維持するようにした実施形態も可
能である。
ージおよびアウト・バウンド・メッセージ双方について
のトラフィック量データを含むものとして示したが、殆
どの場合、リンク２６を通じた外部ネットワークからの
イン・バウンド要求は、個々のサーバ・コンピュータ１
６.１〜１６.４からのアウト・バウンド応答よりはかな
り小さい。この場合、各リンク２０.１〜２０.４を通じ
たサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４へのトラフィ
ック・フローは、反対方向のトラフィック・フローより
も大幅に少ないので、本発明では、例えば、リンク２
０.１〜２０.４を通じたサーバ・コンピュータ１６.１
〜１６.４からのアウト・バウンド応答パケットのため
の表５２／５４のみを維持するようにした実施形態も可
能である。
【００４１】ディスパッチ・コントローラ３６は、図５
の表５０に格納した情報に応答し、そして表の内容によ
って表された相対的なトラフィック負荷に基づくアルゴ
リズムを採用して、リンク２６から個々のサーバ・コン
ピュータ１６.１〜１６.４への個々のイン・バウンド・
クライアント要求の割り当てを決定する。この割り当て
は、アドレスを変更してサーバ・コンピュータ１６.１
〜１６.４の１つのアドレスに対応させ、次いで交換機
２２に送信するためにインターフェース３８からインタ
ーフェース４０にメッセージを送出することによって影
響を受ける。交換機２２は、従来の電気通信用交換機と
して動作し、その中に含まれるアドレス情報を用いて、
対象のパケットを送信バッファに供給し、適切なリンク
を通じて送信する。
の表５０に格納した情報に応答し、そして表の内容によ
って表された相対的なトラフィック負荷に基づくアルゴ
リズムを採用して、リンク２６から個々のサーバ・コン
ピュータ１６.１〜１６.４への個々のイン・バウンド・
クライアント要求の割り当てを決定する。この割り当て
は、アドレスを変更してサーバ・コンピュータ１６.１
〜１６.４の１つのアドレスに対応させ、次いで交換機
２２に送信するためにインターフェース３８からインタ
ーフェース４０にメッセージを送出することによって影
響を受ける。交換機２２は、従来の電気通信用交換機と
して動作し、その中に含まれるアドレス情報を用いて、
対象のパケットを送信バッファに供給し、適切なリンク
を通じて送信する。
【００４２】インターフェース３８は、特定のサーバ・
コンピュータ１６.１〜１６.４に対するクライアント要
求に対して与えられるルーティングを識別するために、
接続部（ＴＣ）３９の表を維持することができるので、
必要であれば、負荷アルゴリズムにしたがって、同じク
ライアントからの今後の要求に対して割り当てるサーバ
・コンピュータに影響を与えるために、用いることがで
きる。
コンピュータ１６.１〜１６.４に対するクライアント要
求に対して与えられるルーティングを識別するために、
接続部（ＴＣ）３９の表を維持することができるので、
必要であれば、負荷アルゴリズムにしたがって、同じク
ライアントからの今後の要求に対して割り当てるサーバ
・コンピュータに影響を与えるために、用いることがで
きる。
【００４３】図７は、図４のメッセージ・ディスパッチ
ャ３０の動作の概要である。
ャ３０の動作の概要である。
【００４４】ディスパッチャは、ステップＳ１において
サーバ・コンピュータに対する外部ネットワークからの
イン・バウンド・メッセージ（例えば、クライアント要
求メッセージ）をインターフェース３８において認識す
るか、あるいはステップＳ２においてサーバ・コンピュ
ータの１つからのアウト・バウンド・メッセージ（例え
ば、応答メッセージ）をインターフェース４０において
認識するまで待機する。
サーバ・コンピュータに対する外部ネットワークからの
イン・バウンド・メッセージ（例えば、クライアント要
求メッセージ）をインターフェース３８において認識す
るか、あるいはステップＳ２においてサーバ・コンピュ
ータの１つからのアウト・バウンド・メッセージ（例え
ば、応答メッセージ）をインターフェース４０において
認識するまで待機する。
【００４５】ステップＳ１においてイン・バウンド・メ
ッセージを発見した場合、ディスパッチ・コントローラ
３６は、ステップＳ３において、トラフィック・モニタ
３４にアクセスし、個々のサーバ・コンピュータへの種
々のサーバ・ネットワーク・リンクに対する、現サーバ
・ネットワーク・リンク負荷を判定する。
ッセージを発見した場合、ディスパッチ・コントローラ
３６は、ステップＳ３において、トラフィック・モニタ
３４にアクセスし、個々のサーバ・コンピュータへの種
々のサーバ・ネットワーク・リンクに対する、現サーバ
・ネットワーク・リンク負荷を判定する。
【００４６】ステップＳ４において、ステップＳ３で判
定したデータを用いて、そのメッセージを受信するサー
バ・コンピュータを決定する。この決定は、トラフィッ
ク量またはトラフィック・フロー・データを用いる任意
の相応しいアルゴリズムを使って行うことができる。こ
のアルゴリズムは、ラウンド・ロビン・アルゴリズムに
基づき、対応するリンクの負荷が多い場合には、そのサ
ーバ・コンピュータをラウンド・ロビン順において飛ば
すことができる。あるいは、それぞれのサーバ・ネット
ワーク・リンク上の相対的な現負荷（または所定期間に
わたる相対的な負荷）のみに基づかせることも可能であ
る。オプションとして、アルゴリズムは、例えば、サー
バ・コンピュータの負荷および／または接続部３９の表
に格納してあるデータのような、他の特性を追加的に考
慮に入れることも可能である。
定したデータを用いて、そのメッセージを受信するサー
バ・コンピュータを決定する。この決定は、トラフィッ
ク量またはトラフィック・フロー・データを用いる任意
の相応しいアルゴリズムを使って行うことができる。こ
のアルゴリズムは、ラウンド・ロビン・アルゴリズムに
基づき、対応するリンクの負荷が多い場合には、そのサ
ーバ・コンピュータをラウンド・ロビン順において飛ば
すことができる。あるいは、それぞれのサーバ・ネット
ワーク・リンク上の相対的な現負荷（または所定期間に
わたる相対的な負荷）のみに基づかせることも可能であ
る。オプションとして、アルゴリズムは、例えば、サー
バ・コンピュータの負荷および／または接続部３９の表
に格納してあるデータのような、他の特性を追加的に考
慮に入れることも可能である。
【００４７】ステップＳ５において、メッセージ・ディ
スパッチャによってメッセージをディスパッチする。こ
れを行うには、メッセージの宛先アドレスを変更して、
そのメッセージに関連するタスクを扱うサーバ・コンピ
ュータをアドレスする。
スパッチャによってメッセージをディスパッチする。こ
れを行うには、メッセージの宛先アドレスを変更して、
そのメッセージに関連するタスクを扱うサーバ・コンピ
ュータをアドレスする。
【００４８】ステップＳ６において、メッセージの変更
した宛先アドレスを用いて、トラフィック・モニタ・デ
ータを更新する。適切であれば、メッセージのサイズを
用いてトラフィック量データを更新することを含む。
した宛先アドレスを用いて、トラフィック・モニタ・デ
ータを更新する。適切であれば、メッセージのサイズを
用いてトラフィック量データを更新することを含む。
【００４９】ステップＳ２においてアウト・バウンド・
メッセージを発見した場合、ステップＳ７において、メ
ッセージ内のソース・アドレスを識別する。
メッセージを発見した場合、ステップＳ７において、メ
ッセージ内のソース・アドレスを識別する。
【００５０】ステップＳ８において、メッセージのソー
ス・アドレスを用いて、トラフィック・モニタ・データ
を更新する。適切であれば、メッセージのサイズを用い
て、トラフィック量データを更新することを含む。
ス・アドレスを用いて、トラフィック・モニタ・データ
を更新する。適切であれば、メッセージのサイズを用い
て、トラフィック量データを更新することを含む。
【００５１】図８は、ディスパッチャ３０とは別個にト
ラフィック・モニタ７２を備えた場合の、代替実施形態
の概略図である。この場合、トラフィック・モニタ７２
は、リンク３２上の全メッセージ・トラフィックを監視
し、パケット数および／またはパケット・サイズ情報
（図６の６１）と共に、ソースおよび宛先情報を用い
て、またはその他のパラメータを用いて、それぞれのリ
ンク２０.１〜２０.４を通じたサーバ・コンピュータ１
６.１〜１６.４へのトラフィック・フローおよび／また
はサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４からのトラフ
ィック・フローについて、１つ以上の表を維持する。こ
の場合、ディスパッチ・コントローラ３６は、適切なア
ルゴリズムにしたがって、トラフィック・モニタ７２内
に格納した表に応答して、それぞれのリンク２０.１〜
２０.４を通じた、個々のサーバ・コンピュータ１６.１
〜１６.４へのイン・バウンド・クライアント要求のデ
ィスパッチを決定する。
ラフィック・モニタ７２を備えた場合の、代替実施形態
の概略図である。この場合、トラフィック・モニタ７２
は、リンク３２上の全メッセージ・トラフィックを監視
し、パケット数および／またはパケット・サイズ情報
（図６の６１）と共に、ソースおよび宛先情報を用い
て、またはその他のパラメータを用いて、それぞれのリ
ンク２０.１〜２０.４を通じたサーバ・コンピュータ１
６.１〜１６.４へのトラフィック・フローおよび／また
はサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４からのトラフ
ィック・フローについて、１つ以上の表を維持する。こ
の場合、ディスパッチ・コントローラ３６は、適切なア
ルゴリズムにしたがって、トラフィック・モニタ７２内
に格納した表に応答して、それぞれのリンク２０.１〜
２０.４を通じた、個々のサーバ・コンピュータ１６.１
〜１６.４へのイン・バウンド・クライアント要求のデ
ィスパッチを決定する。
【００５２】図９は、交換機２２においてトラフィック
監視を行う、本発明の更に別の実施形態の概略図であ
る。この実施形態では、ディスパッチ・バッファ・モニ
タ８２を設けて、リンク２０.１〜２０.４に対する個々
のディスパッチ・バッファを監視し、これにより欠落パ
ケット（即ち、それぞれ、リンク２０.１〜２０.４を通
じて個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に送
信し損なったパケット）を識別する。この実施形態で
は、対象のリンク上には、欠落パケットの数と占有度
（トラフィック）との間に統計的な関係があると想定す
る。したがって、ディスパッチ・バッファ・メモリ８２
は、論理接続部８６によってディスパッチ・バッファ８
４のエラー率を監視し、そしてリンク８８を通じてディ
スパッチ・コントローラ３６に、リンク２０.１〜２０.
４の各々に対する伝送エラー率を示す情報を提供する。
図９の例では、ディスパッチ・コントローラ３６は、次
に、ディスパッチ・バッファ・モニタ８２によって示さ
れるそれぞれのエラー率に応答して、外部リンク２６か
らインターフェース３８において受信した要求の割り当
てを決定する。
監視を行う、本発明の更に別の実施形態の概略図であ
る。この実施形態では、ディスパッチ・バッファ・モニ
タ８２を設けて、リンク２０.１〜２０.４に対する個々
のディスパッチ・バッファを監視し、これにより欠落パ
ケット（即ち、それぞれ、リンク２０.１〜２０.４を通
じて個々のサーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に送
信し損なったパケット）を識別する。この実施形態で
は、対象のリンク上には、欠落パケットの数と占有度
（トラフィック）との間に統計的な関係があると想定す
る。したがって、ディスパッチ・バッファ・メモリ８２
は、論理接続部８６によってディスパッチ・バッファ８
４のエラー率を監視し、そしてリンク８８を通じてディ
スパッチ・コントローラ３６に、リンク２０.１〜２０.
４の各々に対する伝送エラー率を示す情報を提供する。
図９の例では、ディスパッチ・コントローラ３６は、次
に、ディスパッチ・バッファ・モニタ８２によって示さ
れるそれぞれのエラー率に応答して、外部リンク２６か
らインターフェース３８において受信した要求の割り当
てを決定する。
【００５３】図１０は、２つのディスパッチャを並列に
備えた、本発明の更に別の実施形態である。図１０に示
すような構成は、多数の外部接続部をインターネットま
たはイントラネットに備えてあるような、高容量ネット
ワーク・サーバに必要な場合がある。ディスパッチャ３
０.１，３０.２の各々には、それぞれのインターネット
・アドレスを与えることができ、更に、これらは、リン
ク３２.１，３２.２、交換機２２およびリンク２０.１
〜２０.４を通じて、個々のサーバ・コンピュータ１６.
１〜１６.４に接続する。この例では、トラフィック・
モニタ９２を備え、これは、リンク３２.１，３２.２が
サーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に関係がある宛
先アドレス／ソース・アドレスに基づいて、リンク３
２.１，３２.２上の全トラフィックを監視する。このよ
うにして、この共通モニタ９２は、個々のリンク２０.
１〜２０.４それぞれを通じたトラフィックの指示を維
持する。ディスパッチ・コントローラ３６.１，３６.２
は、それぞれのリンク９６.１，９６.２を通じて、トラ
フィック・モニタ９２が維持するトラフィック情報に応
答する。したがって、ディスパッチ・コントローラ３
６.１，３６.２は、個々のサーバ・ネットワーク・リン
ク２０.１〜２０.４上のトラフィックに基づいて、それ
ぞれ、リンク３６.１，２６.２上のイン・バウンド要求
の割り当てを、調整して行うことができる。
備えた、本発明の更に別の実施形態である。図１０に示
すような構成は、多数の外部接続部をインターネットま
たはイントラネットに備えてあるような、高容量ネット
ワーク・サーバに必要な場合がある。ディスパッチャ３
０.１，３０.２の各々には、それぞれのインターネット
・アドレスを与えることができ、更に、これらは、リン
ク３２.１，３２.２、交換機２２およびリンク２０.１
〜２０.４を通じて、個々のサーバ・コンピュータ１６.
１〜１６.４に接続する。この例では、トラフィック・
モニタ９２を備え、これは、リンク３２.１，３２.２が
サーバ・コンピュータ１６.１〜１６.４に関係がある宛
先アドレス／ソース・アドレスに基づいて、リンク３
２.１，３２.２上の全トラフィックを監視する。このよ
うにして、この共通モニタ９２は、個々のリンク２０.
１〜２０.４それぞれを通じたトラフィックの指示を維
持する。ディスパッチ・コントローラ３６.１，３６.２
は、それぞれのリンク９６.１，９６.２を通じて、トラ
フィック・モニタ９２が維持するトラフィック情報に応
答する。したがって、ディスパッチ・コントローラ３
６.１，３６.２は、個々のサーバ・ネットワーク・リン
ク２０.１〜２０.４上のトラフィックに基づいて、それ
ぞれ、リンク３６.１，２６.２上のイン・バウンド要求
の割り当てを、調整して行うことができる。
【００５４】図１１は、別個のトラフィック・モニタ３
４.１，３４.２を、それぞれ、ディスパッチャ３０.
１，３０.２の各々に設けた、図１０の実施形態の変形
である。トラフィック量モニタ３４.１，３４.２の各々
は、図４のトラフィック・モニタ３４の動作と、本質的
に同様に動作することができる。しかしながら、この場
合、ディスパッチ・コントローラ３６.１，３６.２が対
等に動作することを保証するためには、双方向矢印９０
で表すように、トラフィック量モニタ３４.１，３４.２
が互いに通信することが必要である。言い換えると、ト
ラフィック量モニタ３４.１，３４.２は、順番に収集し
た個々のトラフィック量データを貯めておき、ディスパ
ッチャ３０.１，３０.２において一貫性のあるトラフィ
ック量データを保持するようにすることが好ましい。
４.１，３４.２を、それぞれ、ディスパッチャ３０.
１，３０.２の各々に設けた、図１０の実施形態の変形
である。トラフィック量モニタ３４.１，３４.２の各々
は、図４のトラフィック・モニタ３４の動作と、本質的
に同様に動作することができる。しかしながら、この場
合、ディスパッチ・コントローラ３６.１，３６.２が対
等に動作することを保証するためには、双方向矢印９０
で表すように、トラフィック量モニタ３４.１，３４.２
が互いに通信することが必要である。言い換えると、ト
ラフィック量モニタ３４.１，３４.２は、順番に収集し
た個々のトラフィック量データを貯めておき、ディスパ
ッチャ３０.１，３０.２において一貫性のあるトラフィ
ック量データを保持するようにすることが好ましい。
【００５５】以上、サーバ・ネットワークの縁部(edge)
におけるトラフィック・フローに基づいて負荷均衡化を
行う、コンピュータ・ネットワーク（例えば、インター
ネットまたはイントラネット用）用マルチ・コンピュー
タ・サーバのためのメッセージ・ディスパッチ・システ
ムの多数の実施形態について記載した。トラフィック・
フローに基づいて負荷均衡化を行うことによって、従来
の手法で可能であったよりも、一層のネットワーク資源
の有効利用が最新の処理環境において可能となる。これ
は、本発明が、ＵＤＰ型およびＴＣＰ型のメッセージを
含む、全メッセージ・フローを考慮に入れることができ
るという事実から得られるものである。記述した実施形
態では、メッセージのディスパッチはトラフィック・フ
ローのみに基づくものとしたが、特定の実施形態では、
所望のアルゴリズムにしたがって、トラフィック・フロ
ーの測定値を、プロセッサ使用パラメータと組み合わせ
ることも可能である。そのような場合、本発明は、従来
技術において公知のプロセッサ使用特性を用いることに
なろうが、そのような実施形態でもなお、本発明の実施
形態のトラフィック・フローの測定値を用いることで、
特徴付けられる。
におけるトラフィック・フローに基づいて負荷均衡化を
行う、コンピュータ・ネットワーク（例えば、インター
ネットまたはイントラネット用）用マルチ・コンピュー
タ・サーバのためのメッセージ・ディスパッチ・システ
ムの多数の実施形態について記載した。トラフィック・
フローに基づいて負荷均衡化を行うことによって、従来
の手法で可能であったよりも、一層のネットワーク資源
の有効利用が最新の処理環境において可能となる。これ
は、本発明が、ＵＤＰ型およびＴＣＰ型のメッセージを
含む、全メッセージ・フローを考慮に入れることができ
るという事実から得られるものである。記述した実施形
態では、メッセージのディスパッチはトラフィック・フ
ローのみに基づくものとしたが、特定の実施形態では、
所望のアルゴリズムにしたがって、トラフィック・フロ
ーの測定値を、プロセッサ使用パラメータと組み合わせ
ることも可能である。そのような場合、本発明は、従来
技術において公知のプロセッサ使用特性を用いることに
なろうが、そのような実施形態でもなお、本発明の実施
形態のトラフィック・フローの測定値を用いることで、
特徴付けられる。
【００５６】本発明の一実施形態では、ネットワークの
負荷をサーバ・コンピュータのアクティビティによって
判定すると想定するのではなく、ネットワークの縁部に
おいてこの負荷を測定することを提案する。この測定に
基づいて、ディスパッチャは、新たな接続の宛先ＩＰア
ドレスを、最も負荷が少ないものとして選抜したシステ
ム、あるいは少なくとも負荷が少ない方のサーバ・コン
ピュータのアドレスに変更する。
負荷をサーバ・コンピュータのアクティビティによって
判定すると想定するのではなく、ネットワークの縁部に
おいてこの負荷を測定することを提案する。この測定に
基づいて、ディスパッチャは、新たな接続の宛先ＩＰア
ドレスを、最も負荷が少ないものとして選抜したシステ
ム、あるいは少なくとも負荷が少ない方のサーバ・コン
ピュータのアドレスに変更する。
【００５７】本発明の一実施形態では、間接的に誘発さ
れる負荷（例えば、元の要求と同じプロトコルを用いな
いマルチメディアＵＤＰストリーム）であっても、ネッ
トワーク上の最大負荷を測定することができる。
れる負荷（例えば、元の要求と同じプロトコルを用いな
いマルチメディアＵＤＰストリーム）であっても、ネッ
トワーク上の最大負荷を測定することができる。
【００５８】ここに記述した本発明の特定の実施形態は
４台のサーバ・コンピュータを有していたが、これは単
に可能な一例に過ぎず、マルチ・コンピュータ・サーバ
におけるサーバ・コンピュータの数は、１より大きい任
意の数とすることができる。また、ここに示した実施形
態では、ディスパッチャは１つのみまたは、せいぜい２
つであったが、他の例では、１台のマルチ・コンピュー
タ・サーバに対して、２台よりも多いディスパッチャを
互いにリンクしてもよいことは認められよう。
４台のサーバ・コンピュータを有していたが、これは単
に可能な一例に過ぎず、マルチ・コンピュータ・サーバ
におけるサーバ・コンピュータの数は、１より大きい任
意の数とすることができる。また、ここに示した実施形
態では、ディスパッチャは１つのみまたは、せいぜい２
つであったが、他の例では、１台のマルチ・コンピュー
タ・サーバに対して、２台よりも多いディスパッチャを
互いにリンクしてもよいことは認められよう。
【００５９】本明細書では、サーバ・ネットワーク・リ
ンクについて言及した。しかしながら、注記すべきは、
この用語の使用は、これらが必ずしも単体のネットワー
クのローカル・リンクであることを意味しようとするも
のではない、ということである。サーバ・ネットワーク
・リンクは物理的にローカルである必要はなく、物理的
に分散したリンクであって、ディスパッチャまたは交換
機と個々のサーバ・コンピュータとの間に直接存在する
のではないが、１つ以上の公衆回線および／または更に
別の交換機を通じて受け渡すリンクを含むことができ
る。
ンクについて言及した。しかしながら、注記すべきは、
この用語の使用は、これらが必ずしも単体のネットワー
クのローカル・リンクであることを意味しようとするも
のではない、ということである。サーバ・ネットワーク
・リンクは物理的にローカルである必要はなく、物理的
に分散したリンクであって、ディスパッチャまたは交換
機と個々のサーバ・コンピュータとの間に直接存在する
のではないが、１つ以上の公衆回線および／または更に
別の交換機を通じて受け渡すリンクを含むことができ
る。
【００６０】更に、上述の実施形態では、交換機は別個
の唯一の実体として示したが、必ずしもそうである必要
はない。複数の交換機を備える場合もあり得る。あるい
は、サーバ・コンピュータに直接繋がった複数の別個の
出力リンクをディスパッチャに備えることによって、交
換機の機能をディスパッチャに組み込むことも可能であ
る。
の唯一の実体として示したが、必ずしもそうである必要
はない。複数の交換機を備える場合もあり得る。あるい
は、サーバ・コンピュータに直接繋がった複数の別個の
出力リンクをディスパッチャに備えることによって、交
換機の機能をディスパッチャに組み込むことも可能であ
る。
【００６１】したがって、本発明の特定の実施形態につ
いて説明したが、特許請求の範囲に規定した本発明の精
神および範囲内で、多くの変更／追加および／または置
換が可能であることは認められよう。これらの請求の範
囲を参照することにより、必要に応じて、当該請求の範
囲に明示的に列挙したもの以外の、従属項の特徴を、他
の従属項および／または独立項の特徴と組み合わせるこ
とも可能であり、この場合も本発明の精神および範囲内
に該当することは、注記すべきであろう。
いて説明したが、特許請求の範囲に規定した本発明の精
神および範囲内で、多くの変更／追加および／または置
換が可能であることは認められよう。これらの請求の範
囲を参照することにより、必要に応じて、当該請求の範
囲に明示的に列挙したもの以外の、従属項の特徴を、他
の従属項および／または独立項の特徴と組み合わせるこ
とも可能であり、この場合も本発明の精神および範囲内
に該当することは、注記すべきであろう。
【図１】インターネットまたはイントラネットを通じて
接続したクライアント・ステーションおよびサーバ・ス
テーションの概略図。
接続したクライアント・ステーションおよびサーバ・ス
テーションの概略図。
【図２】従来技術のマルチ・コンピュータ・サーバの概
略図。
略図。
【図３】本発明の１実施形態を実装可能なマルチ・コン
ピュータ・サーバの概略図。
ピュータ・サーバの概略図。
【図４】本発明の１実施形態の一例の概略図。
【図５】トラフィック負荷表を示す概略図。
【図６】代表的なインターネット・アドレス・フォーマ
ットを示す概略図。
ットを示す概略図。
【図７】図４の実施形態の動作を示す流れ図。
【図８】本発明の別の実施形態を示す概略図。
【図９】本発明の更に別の実施形態を示す概略図。
【図１０】本発明の更にまた別の実施形態を示す概略
図。
図。
【図１１】図１０の実施形態の変形を示す概略図。
１０ サーバ・ステーション １４ クライアント・ステーション １８.１〜１８.４ ネットワーク・エージェント ２０.１〜２０.４ サーバ・ネットワーク・リンク ２５ リンク ２６ リンク ３０ メッセージ・ディスパッチャ ３２ リンク ３３ マルチ・コンピュータ・サーバ ３６ ディスパッチ・コントローラ ３８，４０ インターフェース ４２ 内部接続部 ４６ リンク ４８ 制御リンク ５０，５２，５４ 表 ６０ パケット ６１ バイトサイズ情報 ６２ ヘッダ ６８ データ部分 ８４ ディスパッチ・バッファ ８６ 論理接続部 ８８ リンク ２６.１，２６.２ リンク ３０.１，３０.２ ディスパッチャ ３２.１，３２.２ リンク ３６.１，３６.２ ディスパッチ・コントローラ ９２ トラフィック・モニタ ９６.１，９６.２ リンク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｌ 12/56 (71)出願人 597004720 2550 Ｇａｒｃｉａ Ａｖｅｎｕｅ，ＭＳ ＰＡＬ１−521，Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ｖ ｉｅｗ，Ｃａｌｉｆｏｒｎｉａ 94043− 1100，Ｕｎｉｔｅｄ Ｓｔａｔｅｓ ｏｆ Ａｍｅｒｉｃａ
Claims (39)
- 【請求項１】 それぞれのサーバ・ネットワーク・リン
クを有する複数のサーバ・コンピュータから成るマルチ
・コンピュータ・サーバのためのメッセージ・ディスパ
ッチ・システムであって、該メッセージ・ディスパッチ
・システムは、外部電気通信ネットワークに接続可能で
あり、 前記外部電気通信ネットワークから、前記マルチ・コン
ピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信
し、前記サーバ・ネットワーク・リンクを通じて、選択
したサーバ・コンピュータに前記クライアント要求をデ
ィスパッチするように構成したメッセージ・ディスパッ
チャから成り、 該メッセージ・ディスパッチャが、前記サーバ・ネット
ワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータ
に応答して、前記外部クライアント要求をディスパッチ
すべき１つの前記サーバを決定するように構成したこ
と、を特徴とするメッセージ・ディスパッチ・システ
ム。 - 【請求項２】 請求項１記載のシステムであって、前記
それぞれのネットワーク・サーバ・リンクを通じて、個
々のコンピュータ・サーバへのメッセージ・トラフィッ
クおよび個々のコンピュータ・サーバからのメッセージ
・トラフィックの一方または双方を表すパラメータを監
視するように構成したトラフィック・モニタを備え、前
記メッセージ・ディスパッチャが、前記トラフィック・
モニタからの前記パラメータを受信するように構成した
こと、を特徴とするシステム。 - 【請求項３】 請求項２記載のシステムにおいて、前記
パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワーク・
リンク上における、前記サーバ・コンピュータへのメッ
セージ・パケットおよび前記サーバ・コンピュータから
のメッセージ・パケットの一方または双方のカウントを
含むこと、を特徴とするシステム。 - 【請求項４】 請求項２記載のシステムにおいて、前記
パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワーク・
リンク上における、前記サーバ・コンピュータへのメッ
セージ・バイトおよび前記サーバ・コンピュータからの
メッセージ・バイトの一方または双方のカウントを含む
こと、を特徴とするシステム。 - 【請求項５】 請求項２記載のシステムにおいて、前記
トラフィック・モニタが、前記サーバ・ネットワーク・
リンクを通じて前記サーバ・コンピュータから受信した
メッセージ内にあるソース・アドレス情報に応答して、
前記それぞれのサーバ・ネットワーク・リンク上の前記
サーバ・コンピュータからのトラフィックの量を監視す
ること、を特徴とするシステム。 - 【請求項６】 請求項５記載のシステムにおいて、前記
トラフィック・モニタが、前記それぞれのサーバ・ネッ
トワーク・リンク上の前記サーバ・コンピュータからの
メッセージ・パケットのカウントを維持すること、を特
徴とするシステム。 - 【請求項７】 請求項５記載のシステムにおいて、前記
トラフィック・モニタが、前記それぞれのサーバ・ネッ
トワーク・リンク上の前記サーバ・コンピュータからの
メッセージ・バイトのカウントを備えること、を特徴と
するシステム。 - 【請求項８】 請求項２記載のシステムにおいて、前記
トラフィック・モニタが、前記メッセージ・ディスパッ
チャによって前記サーバ・ネットワーク・リンクを通じ
て前記サーバ・コンピュータにディスパッチするメッセ
ージに対する宛先情報に応答して、前記それぞれのサー
バ・ネットワーク・リンク上の前記サーバ・コンピュー
タへのトラフィックの量を監視すること、を特徴とする
システム。 - 【請求項９】 請求項８記載のシステムにおいて、前記
トラフィック・モニタが、前記それぞれのサーバ・ネッ
トワーク・リンク上の前記サーバ・コンピュータからの
メッセージ・パケットのカウントを維持すること、を特
徴とするシステム。 - 【請求項１０】 請求項８記載のシステムにおいて、前
記トラフィック・モニタが、前記それぞれのサーバ・ネ
ットワーク・リンク上の前記サーバ・コンピュータから
のメッセージ・バイトのカウントを維持すること、を特
徴とするシステム。 - 【請求項１１】 請求項１記載のシステムにおいて、前
記メッセージ・ディスパッチャを、前記サーバ・ネット
ワーク・リンクに直接接続すること、を特徴とするシス
テム。 - 【請求項１２】 請求項１記載のシステムにおいて、前
記メッセージ・ディスパッチャに接続した交換機を備
え、該交換機を、前記ネットワーク・サーバ・リンクの
各々に接続すること、を特徴とするシステム。 - 【請求項１３】 請求項１２記載のシステムにおいて、
前記メッセージ・ディスパッチャ機構が、前記それぞれ
のサーバ・ネットワーク・リンクを通じて、個々のサー
バ・コンピュータへのトラフィックおよび個々のサーバ
・コンピュータからのトラフィックの一方または双方の
記録に応答し、該記録は前記交換機に維持すること、を
特徴とするシステム。 - 【請求項１４】 請求項１３記載のシステムにおいて、
前記パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワー
ク・リンク上の、前記サーバ・コンピュータへのメッセ
ージ・パケットおよび前記サーバ・コンピュータからの
メッセージ・パケットの一方または双方のカウントを含
むこと、を特徴とするシステム。 - 【請求項１５】 請求項１３記載のシステムにおいて、
前記パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワー
ク・リンク上の前記サーバ・コンピュータへのメッセー
ジ・バイトおよび前記サーバ・コンピュータからのメッ
セージ・バイトの一方または双方のカウントを含むこ
と、を特徴とするシステム。 - 【請求項１６】 請求項１３記載のシステムにおいて、
前記記録が、前記ネットワーク・サーバ・リンクに対す
る欠落メッセージ・パケットの記録を含むこと、を特徴
とするシステム。 - 【請求項１７】 請求項１２記載のシステムにおいて、
前記メッセージ・ディスパッチャが、前記個々のサーバ
・ネットワーク・リンクを通じた、個々のサーバ・コン
ピュータへのトラフィックおよび個々のサーバ・コンピ
ュータからのトラフィックの一方または双方の記録に応
答し、前記メッセージ・ディスパッチャと前記交換機と
の間の接続部に接続したトラフィック・モニタに前記記
録を維持すること、を特徴とするシステム。 - 【請求項１８】 請求項１７記載のシステムにおいて、
前記パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワー
ク・リンク上の前記サーバ・コンピュータへのメッセー
ジ・パケットおよび前記サーバ・コンピュータからのメ
ッセージ・パケットの一方または双方のカウントを含む
こと、を特徴とするシステム。 - 【請求項１９】 請求項１７記載のシステムにおいて、
前記パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワー
ク・リンク上の前記サーバ・コンピュータへのメッセー
ジ・バイトおよび前記サーバ・コンピュータからのメッ
セージ・バイトの一方または双方のカウントを含むこ
と、を特徴とするシステム。 - 【請求項２０】 請求項１記載のシステムにおいて、前
記メッセージ・ディスパッチャが、前記外部電気通信ネ
ットワークからの前記マルチ・コンピュータ・サーバに
対する受信した外部クライアント要求の宛先アドレスを
変更して、選択した前記コンピュータ・サーバをアドレ
スすること、を特徴とするシステム。 - 【請求項２１】 請求項１記載のシステムであって、前
記マルチ・コンピュータ・サーバのアドレスを有するメ
ッセージによって、前記外部電気通信ネットワークから
アドレス可能となるように構成したこと、を特徴とする
システム。 - 【請求項２２】 請求項１記載のシステムにおいて、前
記電気通信ネットワークがインターネットであり、前記
マルチ・コンピュータ・サーバがインターネット・サー
バであり、前記メッセージがインターネット・メッセー
ジであること、を特徴とするシステム。 - 【請求項２３】 請求項１記載のシステムにおいて、前
記システムが、前記外部電気通信ネットワークに接続可
能なコンピュータ上で動作可能に構成したソフトウェア
・システムとして、前記システムが前記マルチ・コンピ
ュータ・サーバ・アドレスによってアドレス可能となる
ようにしたこと、を特徴とするシステム。 - 【請求項２４】 それぞれのサーバ・ネットワーク・リ
ンクを通じて接続した複数のサーバ・コンピュータから
成るマルチ・コンピュータ・サーバのためのコンピュー
タ・ソフトウエア・メッセージ・ディスパッチ・システ
ムであって、該コンピュータ・ソフトウエア・メッセー
ジ・ディスパッチ・システムは、データ担体上において
供給し、外部電気通信ネットワークに接続可能であり、 前記外部電気通信ネットワークから、前記マルチ・コン
ピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信
し、前記サーバ・ネットワーク・リンクを通じて、選択
したサーバ・コンピュータに前記クライアント要求をデ
ィスパッチするように構成したメッセージ・ディスパッ
チャから成り、 前記メッセージ・ディスパッチャが、前記サーバ・ネッ
トワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメー
タに応答して、前記外部クライアント要求をディスパッ
チすべき、１つの前記サーバを決定するように構成した
こと、を特徴とするコンピュータ・ソフトウエア・メッ
セージ・ディスパッチ・システム。 - 【請求項２５】 それぞれのサーバ・ネットワーク・リ
ンクを通じて共通の交換機に接続した複数のサーバ・コ
ンピュータから成るマルチ・コンピュータ・サーバのた
めのメッセージ・ディスパッチ・システムであって、該
メッセージ・ディスパッチ・システムは、外部電気通信
ネットワークに接続可能であり、 前記外部電気通信ネットワークから、前記マルチ・コン
ピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信
し、前記交換機および前記サーバ・ネットワーク・リン
クを通じて、選択したサーバ・コンピュータに前記クラ
イアント要求をディスパッチするように構成した第１の
メッセージ・ディスパッチャと、 前記外部電気通信ネットワークから、前記マルチ・コン
ピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信
し、前記交換機および前記サーバ・ネットワーク・リン
クを通じて、選択したサーバ・コンピュータに前記クラ
イアント要求をディスパッチするように構成した少なく
とも１つの別のメッセージ・ディスパッチャと、から成
り、 各メッセージ・ディスパッチャが、前記サーバ・ネット
ワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータ
に応答して、前記外部クライアント要求をディスパッチ
すべき１つの前記サーバを決定するように構成したこ
と、を特徴とするメッセージ・ディスパッチ・システ
ム。 - 【請求項２６】 請求項２５記載のシステムにおいて、
各メッセージ・ディスパッチャが、前記サーバ・ネット
ワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータ
の１つの共通の集合に応答すること、を特徴とするシス
テム。 - 【請求項２７】 請求項２６記載のシステムにおいて、
各メッセージ・ディスパッチャが、前記サーバ・ネット
ワーク・リンク上のネットワーク負荷を表すパラメータ
のそれぞれの集合に応答し、また各ディスパッチャが、
互いのディスパッチャに応答してメッセージのディスパ
ッチを調整すること、を特徴とするシステム。 - 【請求項２８】 それぞれのサーバ・ネットワーク・リ
ンクを通じて接続した複数のサーバ・コンピュータから
成るマルチ・コンピュータ・サーバのサーバ・コンピュ
ータに、受信した外部クライアント要求をディスパッチ
する方法であって、 ａ）外部電気通信ネットワークから、前記マルチ・コン
ピュータ・サーバに対する外部クライアント要求を受信
するステップと、 ｂ）前記サーバ・ネットワーク・リンク上のネットワー
ク負荷を表すパラメータに応答して、前記外部クライア
ント要求をディスパッチすべき１つの前記サーバを決定
するステップと、 ｃ）前記それぞれのサーバ・ネットワーク・リンクを通
じて、前記決定したサーバ・コンピュータに、前記受信
したクライアント要求の１つをディスパッチするステッ
プと、から成ること、を特徴とする方法。 - 【請求項２９】 請求項２８記載の方法であって、更
に、前記それぞれのリンクを通じた、個々のサーバ・コ
ンピュータへのメッセージ・トラフィックおよび個々の
サーバ・コンピュータからのメッセージ・トラフィック
の一方または双方を表すトラフィック・パラメータを監
視するステップを含み、前記ステップ（ｂ）が、前記パ
ラメータに応答するステップを含むこと、を特徴とする
方法。 - 【請求項３０】 請求項２８記載の方法において、前記
パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワーク・
リンク上における前記サーバ・コンピュータへのメッセ
ージ・パケットおよび前記サーバ・コンピュータからの
メッセージ・パケットの一方または双方のカウントを含
むこと、を特徴とする方法。 - 【請求項３１】 請求項２８記載の方法において、前記
パラメータが、前記それぞれのサーバ・ネットワーク・
リンク上における前記サーバ・コンピュータへのメッセ
ージ・バイトおよび前記サーバ・コンピュータからのメ
ッセージ・バイトの一方または双方のカウントを含むこ
と、を特徴とする方法。 - 【請求項３２】 請求項２８記載の方法において、前記
更なるステップが、前記リンクを通じて前記サーバ・コ
ンピュータから受信したメッセージ内にあるソース・ア
ドレス情報に応答して、前記それぞれのサーバ・ネット
ワーク・リンク上の前記サーバ・コンピュータからのト
ラフィックの量を監視するステップを含むこと、を特徴
とする方法。 - 【請求項３３】 請求項２８記載の方法において、前記
更なるステップが、前記メッセージ・ディスパッチャに
よって前記リンクを通じて前記サーバ・コンピュータに
ディスパッチするメッセージに対する宛先情報に応答し
て、前記それぞれのサーバ・ネットワーク・リンク上の
前記サーバ・コンピュータへのトラフィックの量を監視
するステップを含むこと、を特徴とする方法。 - 【請求項３４】 請求項２８記載の方法であって、更
に、前記それぞれのネットワーク・サーバ・リンクを通
じて、個々のサーバ・コンピュータへのトラフィックお
よび個々のサーバ・コンピュータからのトラフィックの
一方または双方の記録を、前記交換機に維持する追加の
ステップを含むこと、を特徴とする方法。 - 【請求項３５】 請求項３４記載の方法であって、前記
記録が、欠落メッセージ・パケットの記録を含むこと、
を特徴とする方法。 - 【請求項３６】 請求項２８記載の方法において、前記
個々のリンクを通じた個々のサーバ・コンピュータへの
トラフィックおよび個々のサーバ・コンピュータからの
トラフィックの一方または双方の記録を、前記メッセー
ジ・ディスパッチャと前記交換機との間の接続のために
トラフィック・モニタに維持する更に別のステップを含
むこと、を特徴とする方法。 - 【請求項３７】 請求項２８記載の方法において、前記
ステップ（ｃ）が、前記外部電気通信ネットワークから
の前記マルチ・コンピュータ・サーバに対する、受信し
た外部クライアント要求の宛先アドレスを変更して、選
択した前記コンピュータ・サーバをアドレスすること、
を特徴とするシステム。 - 【請求項３８】 請求項２８記載の方法において、前記
ステップ（ａ）が、前記外部電気通信ネットワークか
ら、前記マルチ・コンピュータ・サーバのアドレスを有
する外部クライアント要求を受信するステップを含むこ
と、を特徴とする方法。 - 【請求項３９】 請求項３８記載の方法において、前記
電気通信ネットワークがインターネットであり、前記マ
ルチ・コンピュータ・サーバがインターネット・サーバ
であり、前記メッセージがインターネット・メッセージ
であること、を特徴とする方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| US08/879,115 US6263368B1 (en) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | Network load balancing for multi-computer server by counting message packets to/from multi-computer server |
| US879115 | 1997-06-19 |
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|---|---|
| JPH11143804A true JPH11143804A (ja) | 1999-05-28 |
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ID=25373459
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17290798A Pending JPH11143804A (ja) | 1997-06-19 | 1998-06-19 | マルチ・コンピュータ・サーバのためのネットワーク負荷均衡化 |
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| Country | Link |
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| US (1) | US6263368B1 (ja) |
| EP (1) | EP0892531B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11143804A (ja) |
| CA (1) | CA2241016A1 (ja) |
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