JPH11141559A - グリース循環給脂装置 - Google Patents
グリース循環給脂装置Info
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- JPH11141559A JPH11141559A JP30759097A JP30759097A JPH11141559A JP H11141559 A JPH11141559 A JP H11141559A JP 30759097 A JP30759097 A JP 30759097A JP 30759097 A JP30759097 A JP 30759097A JP H11141559 A JPH11141559 A JP H11141559A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受にグリースを加圧給脂し、且つ加圧給脂
したグリースを濾過して再循環するグリース循環給脂装
置に関する。 【解決手段】 グリース循環給脂装置は、グリースを貯
蔵するグリースタンク、グリースを加圧搬送するグリー
スポンプ、グリースタンクとグリースポンプとの間に配
管される第１の給脂配管、グリースポンプと単一または
複数個の軸受との間に配管される第２の給脂配管、及び
軸受とグリースタンクの間に配管される戻り配管を備え
る。さらに、グリース循環給脂方法は、グリースタンク
からグリースポンプにより給脂配管を通してグリースを
単一または複数個の軸受へ給脂し、且つ前記軸受から戻
り配管を通してグリースをグリースタンクへ戻し、濾過
した前記グリ−スを再循環する。
したグリースを濾過して再循環するグリース循環給脂装
置に関する。 【解決手段】 グリース循環給脂装置は、グリースを貯
蔵するグリースタンク、グリースを加圧搬送するグリー
スポンプ、グリースタンクとグリースポンプとの間に配
管される第１の給脂配管、グリースポンプと単一または
複数個の軸受との間に配管される第２の給脂配管、及び
軸受とグリースタンクの間に配管される戻り配管を備え
る。さらに、グリース循環給脂方法は、グリースタンク
からグリースポンプにより給脂配管を通してグリースを
単一または複数個の軸受へ給脂し、且つ前記軸受から戻
り配管を通してグリースをグリースタンクへ戻し、濾過
した前記グリ−スを再循環する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受にグリースを
加圧給脂し、且つ加圧給脂したグリースを濾過して再循
環するグリース循環給脂装置に関する。
加圧給脂し、且つ加圧給脂したグリースを濾過して再循
環するグリース循環給脂装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】軸受へグリースを供給する装置は、グリ
ースガンや集中給脂装置などがある。給脂された後のグ
リースは、シール隙間あるいは排脂口より排出され、そ
のまま破棄される。排出するグリースを回収する装置と
して、次の例がある。
ースガンや集中給脂装置などがある。給脂された後のグ
リースは、シール隙間あるいは排脂口より排出され、そ
のまま破棄される。排出するグリースを回収する装置と
して、次の例がある。
【０００３】特開平６−８１８４９の「軸受の排脂方法
及びその装置」では、軸受からグリース排出管を設け、
その先端にエゼクタを取り付け、圧縮空気を供給してグ
リースを強制的に吸引排出している。これは、グリース
の自動供給装置を備えた軸受のグリース排出不良による
グリースのシール部分などからの流出、飛散、周辺汚染
等を防止するものである。
及びその装置」では、軸受からグリース排出管を設け、
その先端にエゼクタを取り付け、圧縮空気を供給してグ
リースを強制的に吸引排出している。これは、グリース
の自動供給装置を備えた軸受のグリース排出不良による
グリースのシール部分などからの流出、飛散、周辺汚染
等を防止するものである。
【０００４】この、方法及び装置では、排出されたグリ
ースは再度試用することなく破棄される。さらに、従来
のグリース供給手段を有する装置は、軸受作動条件にし
たがってグリース供給量が変化できるが、軸受に供給し
たグリースが軸受シール部分から漏洩するか或いは軸受
に設けられた排出口から排出するにまかせている。した
がって、この給脂装置では、グリース供給量を高めるこ
とが漏洩または排出グリースに比例し非常に不経済であ
る。
ースは再度試用することなく破棄される。さらに、従来
のグリース供給手段を有する装置は、軸受作動条件にし
たがってグリース供給量が変化できるが、軸受に供給し
たグリースが軸受シール部分から漏洩するか或いは軸受
に設けられた排出口から排出するにまかせている。した
がって、この給脂装置では、グリース供給量を高めるこ
とが漏洩または排出グリースに比例し非常に不経済であ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のグリース循環装
置及び方法では、軸受に供給されたグリースとほぼ同量
のグリースが軸受シール部から漏洩或いは排出されたし
まうため、グリース供給量の増加はグリース消費量の増
加をもたらす問題があった。また、軸受へのグリース供
給量を減量すると軸受内にグリースが長時間滞留するこ
とになりグリースの劣化及び固化が生じ、冷却効果及び
潤滑効果を低下させるだけでなく、軸受全体を固化させ
る恐れがある。また、軸受外部から侵入した塵芥及び水
分等が軸受内に長期間滞在することになり、軸受及び軸
受シール部の損傷が生じて軸受耐用期間を低下させてい
た。
置及び方法では、軸受に供給されたグリースとほぼ同量
のグリースが軸受シール部から漏洩或いは排出されたし
まうため、グリース供給量の増加はグリース消費量の増
加をもたらす問題があった。また、軸受へのグリース供
給量を減量すると軸受内にグリースが長時間滞留するこ
とになりグリースの劣化及び固化が生じ、冷却効果及び
潤滑効果を低下させるだけでなく、軸受全体を固化させ
る恐れがある。また、軸受外部から侵入した塵芥及び水
分等が軸受内に長期間滞在することになり、軸受及び軸
受シール部の損傷が生じて軸受耐用期間を低下させてい
た。
【０００６】さらに、従来の給脂装置では、軸受にグリ
ース供給量が少ないために、高速度且つ高負荷の軸受作
動においては十分な冷却効果及び潤滑効果が得られなか
った。このため、高速度且つ高負荷で作動する軸受に十
分なグリースを供給し、冷却効率及び潤滑効率を向上さ
せ、且つ供給グリースを再循環しグリース量を抑制でき
るグリース供給装置を提供する。
ース供給量が少ないために、高速度且つ高負荷の軸受作
動においては十分な冷却効果及び潤滑効果が得られなか
った。このため、高速度且つ高負荷で作動する軸受に十
分なグリースを供給し、冷却効率及び潤滑効率を向上さ
せ、且つ供給グリースを再循環しグリース量を抑制でき
るグリース供給装置を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
は、グリースを貯蔵するグリースタンク、グリースを加
圧搬送するグリースポンプ、グリースタンクとグリース
ポンプとの間に配管される第１の給脂配管、グリースポ
ンプと単一または複数個の軸受との間に配管される第２
の給脂配管、及び軸受とグリースタンクの間に配管され
る戻り配管、を備えることを特徴とするグリース循環給
脂装置によって達成される。
は、グリースを貯蔵するグリースタンク、グリースを加
圧搬送するグリースポンプ、グリースタンクとグリース
ポンプとの間に配管される第１の給脂配管、グリースポ
ンプと単一または複数個の軸受との間に配管される第２
の給脂配管、及び軸受とグリースタンクの間に配管され
る戻り配管、を備えることを特徴とするグリース循環給
脂装置によって達成される。
【０００８】また、本発明は、グリースポンプが、軸受
作動中に前記軸受に前記グリースを連続的に加圧搬送し
て供給すること特徴するグリース循環給脂装置によって
達成される。また、本発明は、第１或いは第２の給脂配
管または戻り配管のいずれかにグリースを濾過するフィ
ルターを備えることを特徴するグリース循環給脂装置に
よって達成される。また、本発明は、グリースポンプと
複数個の軸受との間に方向制御弁及び分配弁を備えるこ
とを特徴するグリース循環給脂装置によって達成され
る。また、本発明は、グリースポンプと複数個の前記軸
受との間に流量分配装置を有することを特徴するグリー
ス循環給脂装置によって達成される。また、本発明は、
グリースは、ＮＬＧＩちょう度番号が０以下を有するグ
リースであることを特徴とするグリース循環給脂装置に
よって達成される。
作動中に前記軸受に前記グリースを連続的に加圧搬送し
て供給すること特徴するグリース循環給脂装置によって
達成される。また、本発明は、第１或いは第２の給脂配
管または戻り配管のいずれかにグリースを濾過するフィ
ルターを備えることを特徴するグリース循環給脂装置に
よって達成される。また、本発明は、グリースポンプと
複数個の軸受との間に方向制御弁及び分配弁を備えるこ
とを特徴するグリース循環給脂装置によって達成され
る。また、本発明は、グリースポンプと複数個の前記軸
受との間に流量分配装置を有することを特徴するグリー
ス循環給脂装置によって達成される。また、本発明は、
グリースは、ＮＬＧＩちょう度番号が０以下を有するグ
リースであることを特徴とするグリース循環給脂装置に
よって達成される。
【０００９】さらに、本発明は、グリースタンクからグ
リースポンプにより給脂配管を通してグリースを単一ま
たは複数個の軸受へ給脂し、且つ受けから戻り配管を通
してグリースをグリースタンクへ戻し、濾過したグリ−
スを再循環させることを特徴とするグリース循環給脂方
法によって達成される。
リースポンプにより給脂配管を通してグリースを単一ま
たは複数個の軸受へ給脂し、且つ受けから戻り配管を通
してグリースをグリースタンクへ戻し、濾過したグリ−
スを再循環させることを特徴とするグリース循環給脂方
法によって達成される。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の種々のグリース循環給脂
装置２０を図１〜図６に示す。本グリース循環給脂装置
２０は、グリースを貯蔵するグリースタンク１、グリー
スを加圧搬送するグリースポンプ３、グリースタンクと
グリースポンプとの間に接続配管される第１の給脂配管
２、グリースポンプ３と単一または複数個の軸受５との
間に配管される第２の給脂配管４、及び単一または複数
個の軸受５とグリースタンク１との間に配管される戻り
配管６を基本的に備える。
装置２０を図１〜図６に示す。本グリース循環給脂装置
２０は、グリースを貯蔵するグリースタンク１、グリー
スを加圧搬送するグリースポンプ３、グリースタンクと
グリースポンプとの間に接続配管される第１の給脂配管
２、グリースポンプ３と単一または複数個の軸受５との
間に配管される第２の給脂配管４、及び単一または複数
個の軸受５とグリースタンク１との間に配管される戻り
配管６を基本的に備える。
【００１１】本発明のグリース循環給脂装置のグリース
供給速度は、軸受１台当たり約１５ｃｃ／ｍｉｎとする
のが好ましい。本発明のグリース循環給脂装置のグリー
スの加圧圧力は、０．１〜２０ｋｇ／ｃｍ2 （０．０１
〜２ＭＰａ）とするのが好ましい。また、本発明のグリ
ース循環給脂装置で使用するグリースちょう度は、ＮＬ
ＧＩちょう度番号０〜０００が好ましい。しかしなが
ら、これらのグリース供給速度、グリースの加圧圧力、
及びグリースちょう度等は、軸受の加荷重、回転速度、
及び周囲温度らの作動条件によって変化させることがで
きる。
供給速度は、軸受１台当たり約１５ｃｃ／ｍｉｎとする
のが好ましい。本発明のグリース循環給脂装置のグリー
スの加圧圧力は、０．１〜２０ｋｇ／ｃｍ2 （０．０１
〜２ＭＰａ）とするのが好ましい。また、本発明のグリ
ース循環給脂装置で使用するグリースちょう度は、ＮＬ
ＧＩちょう度番号０〜０００が好ましい。しかしなが
ら、これらのグリース供給速度、グリースの加圧圧力、
及びグリースちょう度等は、軸受の加荷重、回転速度、
及び周囲温度らの作動条件によって変化させることがで
きる。
【００１２】上記グリース循環給脂装置には、グリース
方向制御弁８（図４に示す）、グリース分配弁９（図４
に示す）、グリース流量分配装置１０（図５に示す）を
任意に備えることができる。グリースの加圧給脂は、グ
リースポンプ、グリース方法制御弁、グリース分配弁或
いはグリース流量分配装置等によって、連続加圧給脂ま
たは間欠加圧給脂のいずれの方法が可能である。
方向制御弁８（図４に示す）、グリース分配弁９（図４
に示す）、グリース流量分配装置１０（図５に示す）を
任意に備えることができる。グリースの加圧給脂は、グ
リースポンプ、グリース方法制御弁、グリース分配弁或
いはグリース流量分配装置等によって、連続加圧給脂ま
たは間欠加圧給脂のいずれの方法が可能である。
【００１３】さらに、本発明のグリース循環給脂装置
は、軸受作動中に混入する塵芥及び水分等を除去するた
めに、給脂配管、戻り配管及びグリースタンク等の適切
な位置にフィルター１１（図６に示す）を装備すること
ができる。また、一度軸受を通過して温度が上昇したグ
リースを冷却するために、戻り配管またはグリースタン
クのいずれかの位置に、グリース冷却装置を設けること
ができる。
は、軸受作動中に混入する塵芥及び水分等を除去するた
めに、給脂配管、戻り配管及びグリースタンク等の適切
な位置にフィルター１１（図６に示す）を装備すること
ができる。また、一度軸受を通過して温度が上昇したグ
リースを冷却するために、戻り配管またはグリースタン
クのいずれかの位置に、グリース冷却装置を設けること
ができる。
【００１４】
【実施例】実施例１ 一台の軸受にグリースを加圧給脂する本発明のグリース
循環給脂装置及び給脂方法を以下に説明する。一台の軸
受５にグリースを給脂する本発明のグリース循環給脂装
置を図１に示す。実施例１のグリース循環給脂装置２０
は、グリースタンク１とグリースポンプ３とを備え、グ
リースタンク１とグリースポンプ３との間を第１の給脂
配管２で接続配管し、グリースポンプ３と軸受５との間
を第２の給脂配管４で接続配管し、且つ軸受５とグリー
スタンク１との間を戻り配管６で接続配管する。
循環給脂装置及び給脂方法を以下に説明する。一台の軸
受５にグリースを給脂する本発明のグリース循環給脂装
置を図１に示す。実施例１のグリース循環給脂装置２０
は、グリースタンク１とグリースポンプ３とを備え、グ
リースタンク１とグリースポンプ３との間を第１の給脂
配管２で接続配管し、グリースポンプ３と軸受５との間
を第２の給脂配管４で接続配管し、且つ軸受５とグリー
スタンク１との間を戻り配管６で接続配管する。
【００１５】上記構成によれば、グリースポンプ３が、
グリースタンク１より第１の給脂配管を通ってグリース
を吸引し、第２の給脂配管を通って軸受にグリースを加
圧搬送する。加圧搬送されたグリースは、軸受５を冷却
かつ潤滑したのちに戻り配管６を経由して再びグリース
タンクに戻され、再利用するため貯蔵される。図１の矢
印７はグリースの流れ方向を示す。
グリースタンク１より第１の給脂配管を通ってグリース
を吸引し、第２の給脂配管を通って軸受にグリースを加
圧搬送する。加圧搬送されたグリースは、軸受５を冷却
かつ潤滑したのちに戻り配管６を経由して再びグリース
タンクに戻され、再利用するため貯蔵される。図１の矢
印７はグリースの流れ方向を示す。
【００１６】さらに、複数個の軸受を冷却かつ潤滑する
ために、グリースを加圧給脂するグリース循環給脂装置
及びその方法を以下に説明する。なお、以下の実施例２
〜６においては、グリースタンクからグリースポンプま
での第１の給脂配管、及び戻り配管とグリースタンクま
での接続配管は、実施例１と同様に配管される。 実施例２ このグリース循環給脂装置は、並列に配置された複数個
の軸受にグリースを加圧搬送する装置である。
ために、グリースを加圧給脂するグリース循環給脂装置
及びその方法を以下に説明する。なお、以下の実施例２
〜６においては、グリースタンクからグリースポンプま
での第１の給脂配管、及び戻り配管とグリースタンクま
での接続配管は、実施例１と同様に配管される。 実施例２ このグリース循環給脂装置は、並列に配置された複数個
の軸受にグリースを加圧搬送する装置である。
【００１７】並列に配置された複数の軸受５−１、５−
２及び５−３（図２においては３個の例を示し、以下の
実施例では３個の場合を示す）にグリースを給脂するグ
リース循環給脂装置２０を図２に示す。実施例２のグリ
ース循環給脂装置２０は、グリースタンク１とグリース
ポンプ３を備え、１台のグリースポンプ３と並列に配置
した複数の軸受５−１、５−２及び５−３と間を第２の
給脂配管４、４−１、４−２及び４−３で並列に接続配
管し、且つ複数の軸受５−１、５−２及び５−３とグリ
ースタンク１との間を戻り配管６、６−１、６−２及び
６−３で接続配管する。
２及び５−３（図２においては３個の例を示し、以下の
実施例では３個の場合を示す）にグリースを給脂するグ
リース循環給脂装置２０を図２に示す。実施例２のグリ
ース循環給脂装置２０は、グリースタンク１とグリース
ポンプ３を備え、１台のグリースポンプ３と並列に配置
した複数の軸受５−１、５−２及び５−３と間を第２の
給脂配管４、４−１、４−２及び４−３で並列に接続配
管し、且つ複数の軸受５−１、５−２及び５−３とグリ
ースタンク１との間を戻り配管６、６−１、６−２及び
６−３で接続配管する。
【００１８】グリース循環給脂装置２０を上記構成とす
ることにより、１台のグリースポンプ３が、グリースタ
ンクよりグリースを加圧搬送して、複数個の軸受５−
１、５−２及び５−３を冷却かつ潤滑することができ
る。冷却及び潤滑したのちのグリースは戻り配管６、６
−１、６−２及び６−３を経由して再びグリースタンク
１に戻される。実施例２のグリース循環給脂装置におい
て、グリースの流れ方向は、図２に矢印７で示すように
３方向に別れて加圧搬送される。
ることにより、１台のグリースポンプ３が、グリースタ
ンクよりグリースを加圧搬送して、複数個の軸受５−
１、５−２及び５−３を冷却かつ潤滑することができ
る。冷却及び潤滑したのちのグリースは戻り配管６、６
−１、６−２及び６−３を経由して再びグリースタンク
１に戻される。実施例２のグリース循環給脂装置におい
て、グリースの流れ方向は、図２に矢印７で示すように
３方向に別れて加圧搬送される。
【００１９】実施例３ さらに次のグリース循環給脂装置は、直列に配置された
複数個の軸受にグリースを加圧搬送する装置である。直
列に配置された複数の軸受５−１、５−２及び５−３に
グリースを給脂する本発明のグリース循環給脂装置２０
を図３に示す。実施例３の給脂装置２０は、グリースタ
ンク１とグリースポンプ３を備え、１台のグリースポン
プ３と、第一の軸受５−１と、第２の軸受５−２と、第
３の軸受５−３とがそれぞれ順に直列に配置されそれぞ
れの間は第２の給脂配管４、４−１及び４−２で接続配
管される。
複数個の軸受にグリースを加圧搬送する装置である。直
列に配置された複数の軸受５−１、５−２及び５−３に
グリースを給脂する本発明のグリース循環給脂装置２０
を図３に示す。実施例３の給脂装置２０は、グリースタ
ンク１とグリースポンプ３を備え、１台のグリースポン
プ３と、第一の軸受５−１と、第２の軸受５−２と、第
３の軸受５−３とがそれぞれ順に直列に配置されそれぞ
れの間は第２の給脂配管４、４−１及び４−２で接続配
管される。
【００２０】このグリース循環給脂装置２０は上記構成
とすることにより、１台のグリースポンプ３が、グリー
スタンクよりグリースを加圧搬送して、複数個の軸受５
−１、５−２及び５−３を冷却かつ潤滑することができ
る。冷却及び潤滑したのちのグリースは戻り配管６を経
由して再びグリースタンク１に戻される。実施例２のグ
リース循環給脂装置において、グリースの流れ方向は、
図２の矢印７で示すように加圧搬送される。本発明のグ
リース循環給脂装置においては、最後に配列された軸受
のグリースの加圧圧力を０．１〜２０ｋｇ／ｃｍ
2 （０．０１〜２ＭＰａ）とするのが好ましい。
とすることにより、１台のグリースポンプ３が、グリー
スタンクよりグリースを加圧搬送して、複数個の軸受５
−１、５−２及び５−３を冷却かつ潤滑することができ
る。冷却及び潤滑したのちのグリースは戻り配管６を経
由して再びグリースタンク１に戻される。実施例２のグ
リース循環給脂装置において、グリースの流れ方向は、
図２の矢印７で示すように加圧搬送される。本発明のグ
リース循環給脂装置においては、最後に配列された軸受
のグリースの加圧圧力を０．１〜２０ｋｇ／ｃｍ
2 （０．０１〜２ＭＰａ）とするのが好ましい。
【００２１】実施例４ さらに次に、実施例２の装置にさらに方向制御弁８及び
分配弁９を装備したグリース循環給脂装置を説明する。
並列に配置された複数の軸受５−１、５−２及び５−３
とグリースポンプ３の間に方向制御弁８及び分配弁９を
装備したグリース循環給脂装置２０を図４に示す。実施
例４のグリース循環給脂装置２０は、グリースポンプ３
と方向制御弁８の間は２本の第２の給脂配管４で接続配
管され、方向制御弁８と分配弁９との間は第２の給脂配
管４−４、４−５で接続配管され、分配弁９と並列に配
置された複数の軸受５−１、５−２及び５−３との間を
第２の給脂配管４、４−１、４−２及び４−３で並列に
接続配管し、且つ複数の軸受５−１、５−２及び５−３
とグリースタンク１との間を戻り配管６、６−１、６−
２及び６−３で接続配管される。
分配弁９を装備したグリース循環給脂装置を説明する。
並列に配置された複数の軸受５−１、５−２及び５−３
とグリースポンプ３の間に方向制御弁８及び分配弁９を
装備したグリース循環給脂装置２０を図４に示す。実施
例４のグリース循環給脂装置２０は、グリースポンプ３
と方向制御弁８の間は２本の第２の給脂配管４で接続配
管され、方向制御弁８と分配弁９との間は第２の給脂配
管４−４、４−５で接続配管され、分配弁９と並列に配
置された複数の軸受５−１、５−２及び５−３との間を
第２の給脂配管４、４−１、４−２及び４−３で並列に
接続配管し、且つ複数の軸受５−１、５−２及び５−３
とグリースタンク１との間を戻り配管６、６−１、６−
２及び６−３で接続配管される。
【００２２】グリース循環給脂装置２０を上記構成とす
ることにより、グリースポンプ３より加圧搬送されたグ
リースを、方向制御弁８及び分配弁９によって、図４に
矢印７で示すように３方向に別れて各軸受に加圧搬送さ
れた。また、方向制御弁８及び分配弁９によってグリー
ス量を均一量または変化させて、複数個の軸受５−１、
５−２及び５−３を冷却かつ潤滑することができた。冷
却及び潤滑したのちのグリースは戻り配管６、６−１、
６−２及び６−３を経由して再びグリースタンク１に戻
される。
ることにより、グリースポンプ３より加圧搬送されたグ
リースを、方向制御弁８及び分配弁９によって、図４に
矢印７で示すように３方向に別れて各軸受に加圧搬送さ
れた。また、方向制御弁８及び分配弁９によってグリー
ス量を均一量または変化させて、複数個の軸受５−１、
５−２及び５−３を冷却かつ潤滑することができた。冷
却及び潤滑したのちのグリースは戻り配管６、６−１、
６−２及び６−３を経由して再びグリースタンク１に戻
される。
【００２３】実施例５ さらに次に、実施例４の装置の方向制御弁８及び分配弁
９の代わりに、流量分配装置１０を装備したグリース循
環給脂装置を説明する。並列に配置された複数の軸受５
−１、５−２及び５−３とグリースポンプ３の間に流量
分配装置１０を装備したグリース循環給脂装置２０を図
５に示す。実施例５のグリース循環給脂装置２０は、グ
リースポンプ３と流量分配装置１０の間を第２の給脂配
管４で接続配管され、流量分配装置１０と並列に配置さ
れた複数の軸受５−１、５−２及び５−３との間を第２
の給脂配管４−１、４−２及び４−３で並列に接続配管
し、且つ複数の軸受５−１、５−２及び５−３とグリー
スタンク１との間を戻り配管６、６−１、６−２及び６
−３で接続配管する。
９の代わりに、流量分配装置１０を装備したグリース循
環給脂装置を説明する。並列に配置された複数の軸受５
−１、５−２及び５−３とグリースポンプ３の間に流量
分配装置１０を装備したグリース循環給脂装置２０を図
５に示す。実施例５のグリース循環給脂装置２０は、グ
リースポンプ３と流量分配装置１０の間を第２の給脂配
管４で接続配管され、流量分配装置１０と並列に配置さ
れた複数の軸受５−１、５−２及び５−３との間を第２
の給脂配管４−１、４−２及び４−３で並列に接続配管
し、且つ複数の軸受５−１、５−２及び５−３とグリー
スタンク１との間を戻り配管６、６−１、６−２及び６
−３で接続配管する。
【００２４】上記構成のグリース循環給脂装置２０によ
り、グリースポンプ３より加圧搬送されたグリースは、
流量分配装置１０によって、図５に矢印７で示すように
３方向に別れて各軸受に加圧搬送される。また、流量分
配装置１０によってグリース量を均一量または変化させ
て、複数個の軸受５−１、５−２及び５−３を冷却かつ
潤滑することができる。冷却及び潤滑したのちのグリー
スは戻り配管６、６−１、６−２及び６−３を経由して
再びグリースタンク１に戻される。
り、グリースポンプ３より加圧搬送されたグリースは、
流量分配装置１０によって、図５に矢印７で示すように
３方向に別れて各軸受に加圧搬送される。また、流量分
配装置１０によってグリース量を均一量または変化させ
て、複数個の軸受５−１、５−２及び５−３を冷却かつ
潤滑することができる。冷却及び潤滑したのちのグリー
スは戻り配管６、６−１、６−２及び６−３を経由して
再びグリースタンク１に戻される。
【００２５】実施例６ さらに次に、実施例１の装置にさらに濾過フィルター１
１を装備したグリース循環給脂装置を説明する。図６に
濾過フィルターを装備した本発明のグリース循環給脂装
置を示す。実施例６のグリース循環給脂装置２０は、グ
リースポンプ３と軸受５との間の第２の給脂配管４に濾
過フィルター１１を備え、さらに軸受５とグリースタン
ク１との間の戻り配管６に濾過フィルター１１を備え
る。
１を装備したグリース循環給脂装置を説明する。図６に
濾過フィルターを装備した本発明のグリース循環給脂装
置を示す。実施例６のグリース循環給脂装置２０は、グ
リースポンプ３と軸受５との間の第２の給脂配管４に濾
過フィルター１１を備え、さらに軸受５とグリースタン
ク１との間の戻り配管６に濾過フィルター１１を備え
る。
【００２６】上記構成のグリース循環給脂装置により、
第２の給脂配管４に設けられた濾過フィルター１１によ
り、軸受に加圧搬送されるグリースの異物を除去するこ
とができ、軸受の異物による損傷を防ぐことができ、ま
た、戻り配管６に設けられた濾過フィルター１１により
さらに軸受の異物による損傷を防ぐことができる。この
フィルターはいずれか一方に設けることもできる。
第２の給脂配管４に設けられた濾過フィルター１１によ
り、軸受に加圧搬送されるグリースの異物を除去するこ
とができ、軸受の異物による損傷を防ぐことができ、ま
た、戻り配管６に設けられた濾過フィルター１１により
さらに軸受の異物による損傷を防ぐことができる。この
フィルターはいずれか一方に設けることもできる。
【００２７】
【発明の効果】給脂装置を循環型にしたことにより、一
定容量のグリースで所望の量のグリースを供給すること
ができ、軸受を所定の温度に制御することができる。さ
らに、グリースを再利用することにより経済性が向上さ
れる。所定のＮＬＧＩグリースちょう度使用することに
より、軸受内部での滞留及び固化が防止でき、またはグ
リースの漏洩を抑制可能となった。
定容量のグリースで所望の量のグリースを供給すること
ができ、軸受を所定の温度に制御することができる。さ
らに、グリースを再利用することにより経済性が向上さ
れる。所定のＮＬＧＩグリースちょう度使用することに
より、軸受内部での滞留及び固化が防止でき、またはグ
リースの漏洩を抑制可能となった。
【００２８】濾過フィルターを備えたことにより軸受で
グリースに混入する塵芥及び水分が除去でき、軸受及び
軸受シール部の損傷が生じず軸受耐用期間が延長でき
る。
グリースに混入する塵芥及び水分が除去でき、軸受及び
軸受シール部の損傷が生じず軸受耐用期間が延長でき
る。
【図１】一台の軸受にグリースを給脂する本発明のグリ
ース循環給脂装置を示す。
ース循環給脂装置を示す。
【図２】並列に配置された複数の軸受にグリースを給脂
する本発明のグリース循環給脂装置を示す。
する本発明のグリース循環給脂装置を示す。
【図３】直列に配置された複数の軸受にグリースを給脂
する本発明のグリース循環給脂装置を示す。
する本発明のグリース循環給脂装置を示す。
【図４】並列に配置された複数の軸受とグリースポンプ
の間に方向制御弁及び分配弁を装備した本発明のグリー
ス循環給脂装置を示す。
の間に方向制御弁及び分配弁を装備した本発明のグリー
ス循環給脂装置を示す。
【図５】並列に配置された複数の軸受とグリースポンプ
との間に流量分配装置を装備した本発明のグリース循環
給脂装置を示す。
との間に流量分配装置を装備した本発明のグリース循環
給脂装置を示す。
【図６】濾過フィルターを装備した本発明のグリース循
環給脂装置を示す。
環給脂装置を示す。
１…グリースタンク ２…第１の給脂配管 ３…グリースポンプ ４、４−１、４−２、４−３、４−４及び４−５…第２
の給脂配管 ５、５−１、５−２及び５−３…軸受 ６、６−１、６−２及び６−３…戻り配管 ７…グリース搬送方向 ８…方向制御弁 ９…分配弁 １０…流量分配装置 １１…フィルタ ２０…グリース循環給脂装置
の給脂配管 ５、５−１、５−２及び５−３…軸受 ６、６−１、６−２及び６−３…戻り配管 ７…グリース搬送方向 ８…方向制御弁 ９…分配弁 １０…流量分配装置 １１…フィルタ ２０…グリース循環給脂装置
Claims (7)
- 【請求項１】 グリースを貯蔵するグリースタンク、グ
リースを加圧搬送するグリースポンプ、前記グリースタ
ンクと前記グリースポンプとの間に配管される第１の給
脂配管、前記グリースポンプと単一または複数個の軸受
との間に配管される第２の給脂配管、及び前記軸受とグ
リースタンクの間に配管される戻り配管、を備えること
を特徴とするグリース循環給脂装置。 - 【請求項２】 前記グリースポンプが、前記軸受作動中
に前記軸受に前記グリースを連続的に加圧搬送して供給
することを特徴とする請求項１に記載のグリース循環給
脂装置。 - 【請求項３】 前記第１或いは第２の給脂配管または前
記戻り配管のいずれかにグリースを濾過するフィルター
を備えることを特徴する請求項１または２に記載のグリ
ース循環給脂装置。 - 【請求項４】 前記グリースポンプと複数個の前記軸受
との間に方向制御弁及び分配弁を備えることを特徴する
請求項１〜３のいずれか１項に記載のグリース循環給脂
装置。 - 【請求項５】 前記グリースポンプと複数個の前記軸受
との間に流量分配装置を有することを特徴する請求項１
〜３のいずれか１項に記載のグリース循環給脂装置。 - 【請求項６】 前記グリースは、ＮＬＧＩちょう度番号
が０以下を有するグリースであることを特徴とする請求
項１〜５のいずれか１項に記載のグリース循環給脂装
置。 - 【請求項７】 グリースタンクからグリースポンプによ
り給脂配管を通してグリースを単一または複数個の軸受
へ給脂し、且つ前記軸受から戻り配管を通してグリース
をグリースタンクへ戻し、濾過した前記グリ−スを再循
環させることを特徴とするグリース循環給脂方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30759097A JPH11141559A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | グリース循環給脂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30759097A JPH11141559A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | グリース循環給脂装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141559A true JPH11141559A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17970907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30759097A Pending JPH11141559A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | グリース循環給脂装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141559A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6807363B1 (en) | 1999-10-29 | 2004-10-19 | Fujitsu Limited | Digital moving picture data player system having a time-based access list |
| JP2004361102A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Ono Sokki Co Ltd | シャーシダイナモメータ |
| US8753016B2 (en) | 2002-07-29 | 2014-06-17 | Nsk Ltd. | Rolling bearing, grease supply system, spindle unit, grease supply method, and grease supply program |
| JP2014219067A (ja) * | 2013-05-09 | 2014-11-20 | 日本精工株式会社 | 軸受装置 |
| KR101467536B1 (ko) * | 2014-09-15 | 2014-12-01 | 김태성 | 슬라이딩 연소화격자 지지용 롤러 |
| WO2016068212A1 (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-06 | 日本精工株式会社 | スピンドル装置及び工作機械主軸用スピンドル |
| CN110118241A (zh) * | 2018-02-07 | 2019-08-13 | 住友重机械工业株式会社 | 偏心摆动型减速装置及润滑剂的供脂方法 |
| US10480712B2 (en) | 2016-11-15 | 2019-11-19 | Caterpillar Inc. | System and method for preventing air in lubricant supply lines |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP30759097A patent/JPH11141559A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6807363B1 (en) | 1999-10-29 | 2004-10-19 | Fujitsu Limited | Digital moving picture data player system having a time-based access list |
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| JPWO2016068212A1 (ja) * | 2014-10-29 | 2017-09-21 | 日本精工株式会社 | スピンドル装置及び工作機械主軸用スピンドル |
| TWI609736B (zh) * | 2014-10-29 | 2018-01-01 | Nsk Ltd | 主軸裝置及工具機用之主軸裝置 |
| US10480712B2 (en) | 2016-11-15 | 2019-11-19 | Caterpillar Inc. | System and method for preventing air in lubricant supply lines |
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| JP2019138328A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 住友重機械工業株式会社 | 偏心揺動型減速装置および潤滑剤の給脂方法 |
| JP2022000597A (ja) * | 2018-02-07 | 2022-01-04 | 住友重機械工業株式会社 | 偏心揺動型減速装置および潤滑剤の給脂方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040126 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040422 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041227 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050208 |