JPH11140962A - し尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両 - Google Patents
し尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両Info
- Publication number
- JPH11140962A JPH11140962A JP34567697A JP34567697A JPH11140962A JP H11140962 A JPH11140962 A JP H11140962A JP 34567697 A JP34567697 A JP 34567697A JP 34567697 A JP34567697 A JP 34567697A JP H11140962 A JPH11140962 A JP H11140962A
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- JP
- Japan
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- tank
- liquid
- porous material
- night soil
- human waste
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 １回の巡回で回収できる戸数を著しく増わす
ことができるようにしたし尿等の回収方法及びタンク付
き運搬車両を提供すること。 【解決手段】 し尿や汚濁水等、固形分を含む液体を運
搬車両に搭載したタンク内に収容するとともに、同収容
した固形分を含む液体から液体分の一部あるいは全部を
タンクから排出し、排出後の内容物のみを運搬するよう
にする方法。また、同方法において、液体は、多孔質材
の孔を通じてタンク外に排出され固形分は同孔により排
出規制を受けるようにして固形分と液体とを分離するよ
うにしたり、液体の排出は吸引力によりなされるように
する。さらに、運搬車両として、タンク内あるいはタン
クに連通する個所には、固形分の排出を規制し液体のみ
を排出させ得る分離手段が設けられていることを特徴と
する。また、この場合、分離手段は、多孔質材であった
り、多孔質材に連通状の吸引手段をも備える。
ことができるようにしたし尿等の回収方法及びタンク付
き運搬車両を提供すること。 【解決手段】 し尿や汚濁水等、固形分を含む液体を運
搬車両に搭載したタンク内に収容するとともに、同収容
した固形分を含む液体から液体分の一部あるいは全部を
タンクから排出し、排出後の内容物のみを運搬するよう
にする方法。また、同方法において、液体は、多孔質材
の孔を通じてタンク外に排出され固形分は同孔により排
出規制を受けるようにして固形分と液体とを分離するよ
うにしたり、液体の排出は吸引力によりなされるように
する。さらに、運搬車両として、タンク内あるいはタン
クに連通する個所には、固形分の排出を規制し液体のみ
を排出させ得る分離手段が設けられていることを特徴と
する。また、この場合、分離手段は、多孔質材であった
り、多孔質材に連通状の吸引手段をも備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、し尿等の回収方
法及びタンク付き運搬車両に関する。
法及びタンク付き運搬車両に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、バキュームカーは、一時収容用
のタンクを搭載して移動走行可能になっており、文字通
り、バキュームポンプにより浄化槽からし尿を吸引し一
時収容して各戸を廻りながらタンク内にし尿が一杯にな
った時点で処理施設まで戻り、再度し尿の回収に廻るよ
うにしている。
のタンクを搭載して移動走行可能になっており、文字通
り、バキュームポンプにより浄化槽からし尿を吸引し一
時収容して各戸を廻りながらタンク内にし尿が一杯にな
った時点で処理施設まで戻り、再度し尿の回収に廻るよ
うにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
バキュームカーは、浄化槽内から回収したし尿をそのま
まの状態で移動走行するようになっていたため、タンク
内は直ぐに一杯になり、その結果、１回の巡回で回収で
きる戸数に限界があった。
バキュームカーは、浄化槽内から回収したし尿をそのま
まの状態で移動走行するようになっていたため、タンク
内は直ぐに一杯になり、その結果、１回の巡回で回収で
きる戸数に限界があった。
【０００４】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、１回の巡回で回収できる戸数を著しく増わ
すことができるようにしたし尿等の回収方法及びタンク
付き運搬車両を提供することを目的とする。
れたもので、１回の巡回で回収できる戸数を著しく増わ
すことができるようにしたし尿等の回収方法及びタンク
付き運搬車両を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項１記載の発明方法は、し尿や汚濁水等、固形
分を含む液体を運搬車両に搭載したタンク内に収容する
とともに、同収容した固形分を含む液体から液体分の一
部あるいは全部をタンクから排出し、排出後の内容物の
みを運搬するようにする。
め、請求項１記載の発明方法は、し尿や汚濁水等、固形
分を含む液体を運搬車両に搭載したタンク内に収容する
とともに、同収容した固形分を含む液体から液体分の一
部あるいは全部をタンクから排出し、排出後の内容物の
みを運搬するようにする。
【０００６】請求項２記載の発明方法は、請求項１にお
いて、液体は、多孔質材の孔を通じてタンク外に排出さ
れ固形分は同孔により排出規制を受けるようにして固形
分と液体とを分離するようにする。
いて、液体は、多孔質材の孔を通じてタンク外に排出さ
れ固形分は同孔により排出規制を受けるようにして固形
分と液体とを分離するようにする。
【０００７】請求項３記載の発明方法は、請求項１また
は２において、液体の排出は吸引力によりなされるよう
にする。
は２において、液体の排出は吸引力によりなされるよう
にする。
【０００８】請求項４記載の発明は、し尿や汚濁水等、
固形分を含む液体を収容可能にしたタンクを搭載する運
搬車両において、前記タンク内あるいはタンクに連通す
る個所には、固形分の排出を規制し液体のみを排出させ
得る分離手段が設けられていることを特徴とする。
固形分を含む液体を収容可能にしたタンクを搭載する運
搬車両において、前記タンク内あるいはタンクに連通す
る個所には、固形分の排出を規制し液体のみを排出させ
得る分離手段が設けられていることを特徴とする。
【０００９】請求項５記載の発明は、請求項４におい
て、分離手段は、多孔質材である。
て、分離手段は、多孔質材である。
【００１０】請求項６記載の発明は、請求項４または５
において、分離手段は、多孔質材に連通状の吸引手段を
も備える。
において、分離手段は、多孔質材に連通状の吸引手段を
も備える。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図１ないし図３は、好適
な実施形態としてバキュームカーについて具体化したも
のを示し、図１はバキュームカーを浄化槽との関係を含
めて回収状態を示す模式説明図、図２は図３のＩＩ−Ｉ
Ｉ線断面図、図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図をそ
れぞれ示す。
てこの発明を詳細に説明する。図１ないし図３は、好適
な実施形態としてバキュームカーについて具体化したも
のを示し、図１はバキュームカーを浄化槽との関係を含
めて回収状態を示す模式説明図、図２は図３のＩＩ−Ｉ
Ｉ線断面図、図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図をそ
れぞれ示す。
【００１２】図１において、１はバキュームカー（タン
ク付き運搬車両）で、同バキュームカー１は、キャビン
２の底部を通るようにシャーシー３を備え、同シャーシ
ー３は後方に長く伸びてその上側にタンク４を搭載して
ある。５は車輪である。
ク付き運搬車両）で、同バキュームカー１は、キャビン
２の底部を通るようにシャーシー３を備え、同シャーシ
ー３は後方に長く伸びてその上側にタンク４を搭載して
ある。５は車輪である。
【００１３】タンク４は、従来一般のものと同じ形式・
容量のものであるが、図１に示すものより底部を大きく
してより大容量にしたり、従来楕円などの丸形であった
ものを直方体にしたり角形にすることも自由にできる。
容量のものであるが、図１に示すものより底部を大きく
してより大容量にしたり、従来楕円などの丸形であった
ものを直方体にしたり角形にすることも自由にできる。
【００１４】タンク４の上部には、巻き取り式で繰出・
収納可能とされたくみ取りチューブを収めるケーシング
６が装着され、そのチューブの一端がタンク４内に通じ
ているとともに、先端は、繰り出しにより浄化槽７に差
し入れることができるようになっている。タンク４内に
収容されるし尿の取出口８はタンク４の後方上部に設け
られているが、タンク４の下部であったり、他の手段、
例えば、後述するバキュームポンプで排出するようにし
てもよい。
収納可能とされたくみ取りチューブを収めるケーシング
６が装着され、そのチューブの一端がタンク４内に通じ
ているとともに、先端は、繰り出しにより浄化槽７に差
し入れることができるようになっている。タンク４内に
収容されるし尿の取出口８はタンク４の後方上部に設け
られているが、タンク４の下部であったり、他の手段、
例えば、後述するバキュームポンプで排出するようにし
てもよい。
【００１５】タンク４内の前部には、図２及び図３に示
すような分離手段１０が装備されている。同分離手段１
０は、タンク４の底内面に複数個固着された座１１…に
止着具１２により固定立設した４本のステー１３…を備
える。同ステー１３…は、４点配置で、これらの前後に
対向する１対のものの上端間には、コの字形をした受台
１４が左右１対をなすように止着具１２による止め付け
で装架されている。
すような分離手段１０が装備されている。同分離手段１
０は、タンク４の底内面に複数個固着された座１１…に
止着具１２により固定立設した４本のステー１３…を備
える。同ステー１３…は、４点配置で、これらの前後に
対向する１対のものの上端間には、コの字形をした受台
１４が左右１対をなすように止着具１２による止め付け
で装架されている。
【００１６】これら左右１対の受台１４上を利用して液
体吸引パイプ１５がＵ字金具などによる止着具１６によ
り水平状に固定されている。同パイプ１５は、左右に中
心を向けた複数本並列状をなす本パイプ１５ａ…と、こ
れらの本パイプａ…の左右両端に連通状をなして固着さ
れた側部パイプ１５ｂ，１５ｂとを備えるとともに、最
も前側の本パイプ１５ａからは同パイプ１５ａに連通状
をなして抜き出しパイプ１５ｃが固着されている。
体吸引パイプ１５がＵ字金具などによる止着具１６によ
り水平状に固定されている。同パイプ１５は、左右に中
心を向けた複数本並列状をなす本パイプ１５ａ…と、こ
れらの本パイプａ…の左右両端に連通状をなして固着さ
れた側部パイプ１５ｂ，１５ｂとを備えるとともに、最
も前側の本パイプ１５ａからは同パイプ１５ａに連通状
をなして抜き出しパイプ１５ｃが固着されている。
【００１７】各本パイプ１５ａ…の長手方向には孔が明
けられるとともに同孔には雌ネジを備えた受け筒１８…
が複数個固着されるとともに、同受け筒１８…にはソケ
ット１９…がそれぞれねじ込まれている。同ソケット１
９…には、ＵＦ膜の１つである中空糸膜（あるいは平膜
でもよい）を逆Ｕ字状に折り曲げてなる多孔質材２０…
がその自由端を下に向けて挿入保持されてタンク４内か
ら液体吸引パイプ１５内に連通するように立ち上がり状
に多数本設けてある。
けられるとともに同孔には雌ネジを備えた受け筒１８…
が複数個固着されるとともに、同受け筒１８…にはソケ
ット１９…がそれぞれねじ込まれている。同ソケット１
９…には、ＵＦ膜の１つである中空糸膜（あるいは平膜
でもよい）を逆Ｕ字状に折り曲げてなる多孔質材２０…
がその自由端を下に向けて挿入保持されてタンク４内か
ら液体吸引パイプ１５内に連通するように立ち上がり状
に多数本設けてある。
【００１８】そして、前記抜き出しパイプ１５ｃには、
タンク４の前壁４ａ下部に挿通固定した連通パイプ２２
が接続されているとともに、同連通パイプ２２には、図
１のバキュームポンプ２３に連通する連結パイプ２４が
接続されている。
タンク４の前壁４ａ下部に挿通固定した連通パイプ２２
が接続されているとともに、同連通パイプ２２には、図
１のバキュームポンプ２３に連通する連結パイプ２４が
接続されている。
【００１９】バキュームポンプ２３には液体還流チュー
ブ２６が連通状に接続され、浄化槽７にその先端が差し
入れられるようになっている。このチューブ２６も繰出
・巻取が可能になっている。
ブ２６が連通状に接続され、浄化槽７にその先端が差し
入れられるようになっている。このチューブ２６も繰出
・巻取が可能になっている。
【００２０】また、３０はエアー噴出手段で、同噴出手
段３０は、前記ステー１３に固着した取付台３１上に固
定されているとともに、図１のコンプレッサ３２から圧
縮空気を供給できるように構成されている。
段３０は、前記ステー１３に固着した取付台３１上に固
定されているとともに、図１のコンプレッサ３２から圧
縮空気を供給できるように構成されている。
【００２１】図１のバキュームカー１は、図示のし尿回
収チューブ３３を浄化槽７に差し入れてバキュームポン
プ２３を駆動することでし尿を回収する。それと同時に
（あるいは回収後でもよい）バキュームポンプ２３が作
動することで多孔質材２０…を通じて液体だけが抜き出
され、液体還流チューブ２６を通じて浄化槽７内に戻さ
れる。
収チューブ３３を浄化槽７に差し入れてバキュームポン
プ２３を駆動することでし尿を回収する。それと同時に
（あるいは回収後でもよい）バキュームポンプ２３が作
動することで多孔質材２０…を通じて液体だけが抜き出
され、液体還流チューブ２６を通じて浄化槽７内に戻さ
れる。
【００２２】これにより、多孔質材２０…は固形分の抜
け出しを規制するので、タンク４内には液体が抜けた状
態で濃縮されたし尿のみが残される。尚、エアー噴出手
段３０からのエアーは上昇して多孔質材２０…に付着し
たものあるいは付着しようとするものを分離して目詰ま
り防止のために機能する。
け出しを規制するので、タンク４内には液体が抜けた状
態で濃縮されたし尿のみが残される。尚、エアー噴出手
段３０からのエアーは上昇して多孔質材２０…に付着し
たものあるいは付着しようとするものを分離して目詰ま
り防止のために機能する。
【００２３】従って、タンク４内に回収されたし尿は略
１／３程度に濃縮された状態になるので、これまで３回
巡回していたものが１回で済むことになる。すなわち、
３倍の運搬能力をもつバキュームカーになる。
１／３程度に濃縮された状態になるので、これまで３回
巡回していたものが１回で済むことになる。すなわち、
３倍の運搬能力をもつバキュームカーになる。
【００２４】図４は、本パイプ１５ａに多孔質材２０…
を複数本束ねて挿通して樹脂３５で固着する方法を示し
ている。
を複数本束ねて挿通して樹脂３５で固着する方法を示し
ている。
【００２５】図２および図３の実施形態では多孔質材２
０…が立ち上がり状になっていたが、図５に示すよう
に、吊り下げ方式（エアー噴出手段は図示省略されてい
る）にしてもよい。すなわち、タンク４の上部に開口３
６を形成する一方、同開口３６を塞ぐ蓋３７にぶら下げ
式の多孔質材２０…を装備したものである。多孔質材２
０は、液体吸引パイプ１５からぶら下げられるもので同
パイプ１５はタンク４外に取り出されてバキュームポン
プに接続されている。蓋３７は止着具３８によりタンク
４に着脱自在であるとともに吊り受け具３９に吊り具４
０を掛けることで脱着も可能なようになっている。
０…が立ち上がり状になっていたが、図５に示すよう
に、吊り下げ方式（エアー噴出手段は図示省略されてい
る）にしてもよい。すなわち、タンク４の上部に開口３
６を形成する一方、同開口３６を塞ぐ蓋３７にぶら下げ
式の多孔質材２０…を装備したものである。多孔質材２
０は、液体吸引パイプ１５からぶら下げられるもので同
パイプ１５はタンク４外に取り出されてバキュームポン
プに接続されている。蓋３７は止着具３８によりタンク
４に着脱自在であるとともに吊り受け具３９に吊り具４
０を掛けることで脱着も可能なようになっている。
【００２６】同吊り下げ方式は、多孔質材２０を脱着自
在にしてあるが、この脱着式は、例えば、タンク４の他
の壁面において実施してもよい。脱着式にすることで多
孔質材２０を洗浄したり交換することができる。尚、吊
り下げ式にする場合、パイプ１５の位置を下げてエアー
の無駄な吸引をなくすようにしたり、多孔質材２０の上
部外周に被覆を付してそこからエアーが入らないように
することがある。
在にしてあるが、この脱着式は、例えば、タンク４の他
の壁面において実施してもよい。脱着式にすることで多
孔質材２０を洗浄したり交換することができる。尚、吊
り下げ式にする場合、パイプ１５の位置を下げてエアー
の無駄な吸引をなくすようにしたり、多孔質材２０の上
部外周に被覆を付してそこからエアーが入らないように
することがある。
【００２７】尚、多孔質材は、ＵＦ膜の他に、精密濾過
膜や逆浸透膜等でも可能であり、また、前記タンクが４
ｍ３程度の一般的な容量である場合、多孔質材の表面積
は略１００ｍ２程度にすれば前記３倍濃縮が十分可能で
ある。従って、それ以上の表面積にするには、図２にお
いて多孔質材２０…の本数を多数本化したり、図２と図
５の方式を組み合わせたりすればよい。
膜や逆浸透膜等でも可能であり、また、前記タンクが４
ｍ３程度の一般的な容量である場合、多孔質材の表面積
は略１００ｍ２程度にすれば前記３倍濃縮が十分可能で
ある。従って、それ以上の表面積にするには、図２にお
いて多孔質材２０…の本数を多数本化したり、図２と図
５の方式を組み合わせたりすればよい。
【００２８】さらに、図６に示すように、吸引パイプ１
５に付される多孔質材２０は、不織布やポリウレタンフ
ォームによることもある。この場合、同多孔質材２０は
仮想線のように横向きに配したり底面に配したりするこ
とがある。
５に付される多孔質材２０は、不織布やポリウレタンフ
ォームによることもある。この場合、同多孔質材２０は
仮想線のように横向きに配したり底面に配したりするこ
とがある。
【００２９】また、図７に示すように、バキュームカー
（運搬車両）１としては、トレーラー方式にすることも
できる。
（運搬車両）１としては、トレーラー方式にすることも
できる。
【００３０】さらに、図８に示すように、蓋３７に多孔
質材２０…を吊り下げる方式では、バネ４２により弾性
支持して走行に伴う振動で固形分を分離しやすくしてエ
アー噴出手段を省略することもある。勿論、エアー噴出
手段を組み合わせて構成してもよい。尚、同図示のよう
に、多孔質材２０…の高さを仮想線のように低く設定す
ればエアーのみの排出が防止される。
質材２０…を吊り下げる方式では、バネ４２により弾性
支持して走行に伴う振動で固形分を分離しやすくしてエ
アー噴出手段を省略することもある。勿論、エアー噴出
手段を組み合わせて構成してもよい。尚、同図示のよう
に、多孔質材２０…の高さを仮想線のように低く設定す
ればエアーのみの排出が防止される。
【００３１】尚、図１のバキュームカー１は、そのまま
の状態ではいかにもバキュームカーであることが認識さ
れるが、これを、例えば、直方体のケースで覆うことで
一般のトラックとカモフラージュすることができる。さ
らに、前記実施形態でのタンクには、濃度計を付して表
示可能にしてもよい。また、前記ではバキュームカーを
例としたが、低濃度排水の処理や土木工事の際に発生す
る汚濁水（排水）の処理などにも前記方法及び装置を利
用することができる。
の状態ではいかにもバキュームカーであることが認識さ
れるが、これを、例えば、直方体のケースで覆うことで
一般のトラックとカモフラージュすることができる。さ
らに、前記実施形態でのタンクには、濃度計を付して表
示可能にしてもよい。また、前記ではバキュームカーを
例としたが、低濃度排水の処理や土木工事の際に発生す
る汚濁水（排水）の処理などにも前記方法及び装置を利
用することができる。
【００３３】
【発明の効果】この発明は以上のように、し尿や汚濁水
等、固形分を含む液体を運搬車両に搭載したタンク内に
収容するとともに、同収容した固形分を含む液体から液
体分の一部あるいは全部をタンクから排出し、排出後の
内容物のみを運搬するようにするので、１回の巡回で回
収できる戸数を著しく増わすことができるようにしたし
尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両を提供すること
ができる。
等、固形分を含む液体を運搬車両に搭載したタンク内に
収容するとともに、同収容した固形分を含む液体から液
体分の一部あるいは全部をタンクから排出し、排出後の
内容物のみを運搬するようにするので、１回の巡回で回
収できる戸数を著しく増わすことができるようにしたし
尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両を提供すること
ができる。
【図１】この発明の一実施形態であるバキュームカーと
浄化の様子を示す模式図。
浄化の様子を示す模式図。
【図２】図３のＩＩ−ＩＩ線断面図。
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図。
【図４】他の実施形態を示す断面図。
【図５】多孔質材を吊り下げ式にして脱着可能にした実
施形態を示す断面図。
施形態を示す断面図。
【図６】他の多孔質材を示す断面図。
【図７】バキュームカーをトレーラー方式にした実施形
態を示す側面図。
態を示す側面図。
【図８】多孔質材をバネ支持方式にした実施形態を示す
断面図。
断面図。
１…バキュームカー（運搬車両） ４…タンク ７…浄化槽 １０…分離手段 ２０…多孔質材 ２３…バキュームポンプ ２６…液体還流チューブ ３０…エアー噴出手段 ３３…し尿回収チューブ
Claims (6)
- 【請求項１】 し尿や汚濁水等、固形分を含む液体を運
搬車両に搭載したタンク内に収容するとともに、同収容
した固形分を含む液体から液体分の一部あるいは全部を
タンクから排出し、排出後の内容物のみを運搬するよう
にするし尿等の回収方法。 - 【請求項２】 請求項１において、液体は、多孔質材の
孔を通じてタンク外に排出され固形分は同孔により排出
規制を受けるようにして固形分と液体とを分離するし尿
等の回収方法。 - 【請求項３】 請求項１または２において、液体の排出
は吸引力によりなされるようにするし尿等の回収方法。 - 【請求項４】 し尿や汚濁水等、固形分を含む液体を収
容可能にしたタンクを搭載する運搬車両において、前記
タンク内あるいはタンクに連通する個所には、固形分の
排出を規制し液体のみを排出させ得る分離手段が設けら
れていることを特徴とするタンク付き運搬車両。 - 【請求項５】 請求項４において、分離手段は、多孔質
材であるタンク付き運搬車両。 - 【請求項６】 請求項４または５において、分離手段
は、多孔質材に連通状の吸引手段をも備えるタンク付き
運搬車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34567697A JPH11140962A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | し尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34567697A JPH11140962A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | し尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140962A true JPH11140962A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18378219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34567697A Pending JPH11140962A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | し尿等の回収方法及びタンク付き運搬車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140962A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100713870B1 (ko) | 2005-11-08 | 2007-05-07 | 거림환경 주식회사 | 분뇨처리공급장치 및 제어방법 |
| CN100448761C (zh) * | 2007-06-21 | 2009-01-07 | 河南奔马股份有限公司 | 真空吸液车 |
| WO2012146180A1 (zh) * | 2011-04-26 | 2012-11-01 | Zeng Delin | 异地出便*** |
| CN103161219A (zh) * | 2011-12-09 | 2013-06-19 | 浙江科技学院 | 窨井淤泥管道吸运方法 |
| CN104088358A (zh) * | 2014-06-16 | 2014-10-08 | 浙江广厦建设职业技术学院 | 一种自动环保粪肥运输车 |
| CN104131615A (zh) * | 2014-07-16 | 2014-11-05 | 武汉市政环卫机械有限公司 | 一种提升真空抽吸污物深度的方法和提升抽吸深度的真空污物抽吸车具 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP34567697A patent/JPH11140962A/ja active Pending
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