JPH1113954A - 排水管接続用パッキンおよびその装着方法と使用方法 - Google Patents

排水管接続用パッキンおよびその装着方法と使用方法

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JPH1113954A
JPH1113954A JP17032997A JP17032997A JPH1113954A JP H1113954 A JPH1113954 A JP H1113954A JP 17032997 A JP17032997 A JP 17032997A JP 17032997 A JP17032997 A JP 17032997A JP H1113954 A JPH1113954 A JP H1113954A
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JP
Japan
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packing
inner peripheral
receptacle
knob
peripheral side
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JP17032997A
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Noriatsu Kojima
徳厚 小島
Yozo Kako
洋三 加古
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/24Preventing accumulation of dirt or other matter in the pipes, e.g. by traps, by strainers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水集合管継手の受け口にパッキンを装着
し、その後数日経過後したにこの受け口に横枝管を接続
する場合に、従来であればその間受け口が開口したまま
であったため管内に異物が侵入する問題があった。本発
明はこのような問題のないパッキンを提供することを目
的とする。 【解決手段】 排水管が挿通される内周側に、該内周側
を閉塞する防塵膜11を取り除き可能に設けておき、排
水管を接続する段階でこの防塵膜11を除去する。この
パッキン10によれば、その内周側ひいては受け口4が
防塵膜11により閉塞されるので、管内への異物の侵入
を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば排水集合
管継手の横枝管受け口に装着されるパッキンおよびその
装着方法と使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5は、排水集合管継手1の施
工例を示している。この排水集合管継手1の上部受け口
1aには上流側の立て管2が接続され、その下端部は下
流側の立て管3の受け口3aに接続されている。また、
この排水集合管継手1の横枝管受け口4には、横枝管5
を介して大便器6が接続されている。大便器6はコンク
リートスラブ7に直置きされている。排水集合管継手1
はこのコンクリートスラブ7に埋め戻しにより固定さ
れ、また補強ブラケット8により振動等によって移動し
ないよう強固に支持されている。
【0003】このような施工例において、排水集合管継
手1の横枝管受け口4に横枝管(大便器排水管)5を介
して大便器6を接続する場合に、該受け口4の内周面に
は、例えば特開平5−157187号あるいは特開平5
−296373号に開示されているようなパッキンが装
着される。このパッキン9は、図6に示すように略円筒
形状をなすもので、上記受け口4の内周面に沿って装着
され、その内周側に横枝管5を挿入することにより該横
枝管5が受け口4に水密に接続される。
【0004】このような配管施工を行う場合に、先ず排
水立て管2,3および集合管継手1の施工を先行して行
い、大便器6の設置作業および受け口4への横枝管5の
接続作業は後日別の業者が行う場合があり、従来この場
合には、大便器6が設置されるまでの間、集合管継手1
の受け口4にはパッキン9は装着されているものの、管
継手1の内部は受け口4を経て開放した状態に放置され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、受け口4を
経て異物が管継手1の内部に落下するおそれがあり、仮
に異物が管内に侵入した場合には、管内が詰まって排水
のスムーズな流れが阻害され、その結果排水が逆流する
等の大きなトラブルの原因になる。
【0006】本発明は、この問題に鑑みなされたもの
で、管内への異物の侵入を防止することができる排水管
継手用のパッキンおよびその装着方法と使用方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
のパッキンは、排水管の外周面と、該排水管が接続され
る受け口の内周面との間に介装されて、該排水管を該受
け口に水密に接続するためのパッキンであって、前記排
水管が挿通される内周側に、該内周側を閉塞する防塵膜
を取り除き可能に設けたことを特徴とする。
【0008】このパッキンによれば、受け口の内周面に
装着した状態であって、排水管を接続する前までの間に
おいて、パッキンの内周側は防塵膜によって閉塞されて
いるので、受け口の内周面が防塵膜により閉塞された状
態となる。受け口が防塵膜により閉塞されているので、
その間は受け口を経て異物が侵入することは防止され
る。
【0009】防塵膜はパッキンの内周側から取り除き可
能であるので、排水管を受け口に接続する段階において
この防塵膜を取り除けば当該パッキンの内周側は適切な
口径で開口され、これにより該内周側へ排水管を挿入可
能となる。
【0010】このように、管継手の受け口にパッキンを
装着した後、この受け口に排水管を接続するまでの間、
この受け口は防塵膜により閉塞された状態となるので、
この受け口を経て管継手内部に異物が侵入することが防
止される。これによれば、例えば排水集合管継手を上流
側立て管と下流側立て管との間に施工した後、この排水
集合管継手の横枝管受け口に例えば大便器排水管を接続
するまでの間が、それぞれの施工業者が異なることもあ
って、数日が経過することも珍しくない。このような場
合に、排水集合管継手を施工した時点で横枝管受け口に
請求項1記載のパッキンを装着しておくことにより、大
便器を接続するまでの間、この横枝管受け口を閉塞状態
にしておくことができるので、その間における他の工事
等によりこの排水集合管継手内部に異物が侵入すること
を防止できる。
【0011】請求項2記載のパッキンは、請求項1記載
のパッキンであって、防塵膜の周縁に沿って薄肉部を形
成し、該薄肉部を破断して該防塵膜を内周側から取り除
き可能な構成としたことを特徴とする。
【0012】このパッキンによれば、カッターナイフ等
の特別の工具を用いることなく当該防塵膜を予め定めら
れた形状に沿ってきれいに取り除くことができ、これに
より排水管接続作業の迅速化を図ることができ、従って
当該パッキンの商品価値を高めることができる。
【0013】上記薄肉部を破断することにより防塵膜を
取り除く構成とする場合には、防塵膜を当該パッキン本
体と同じ素材で一体成形することができ、この一体成形
により製作する場合にはパッキン本体部を成形するため
のフィルム状ゲートを型出し後もそのまま残しておくこ
とにより、該フィルムゲートを防塵膜として活用するこ
とができる。
【0014】請求項3記載のパッキンは、請求項2記載
のパッキンであって、防塵膜の縁部に取り除き用のツマ
ミ部を設け、該ツマミ部を引っ張って当該防塵膜を薄肉
部に沿って破断する構成としたことを特徴とする。
【0015】このパッキンによれば、取り除き用のツマ
ミ部を摘んで引張るだけで防塵膜を取り除くことができ
る。
【0016】請求項4記載の装着方法は、請求項1記載
のパッキンを受け口に装着するための方法であって、防
塵膜の中央に装着用のツマミ部を設け、該ツマミ部を反
装着方向に引っ張って、当該パッキンの装着方向先端側
を内周側に弾性変形させ、該変形状態で前記受け口に挿
入した後、前記ツマミ部の引張りを解除して前記先端側
を外周側へ開拡させて受け口の内周面に圧接状態に装着
することを特徴とする。
【0017】このパッキンによれば、例えば受け口の内
周面にパッキン抜け止め用の凸部が設けられており、こ
のためにパッキンの外径よりも受け口の内周の方が小径
である部分が存在する場合に、当該パッキンの弾性変形
を利用して大きな力を要することなく適正な位置に簡単
に装着することができる。
【0018】請求項5記載の使用方法によれば、請求項
1記載のパッキンの使用方法であって、受け口に装着し
た後、該受け口に排水管を接続する段階で防塵膜を取り
除くことを特徴とする。
【0019】この使用方法によれば、管継手の施工作業
をした後、その受け口に排水管を接続するまでの間、パ
ッキンの内周側ひいては受け口の内周側が防塵膜により
遮蔽されるので、当該管継手内部への異物の侵入を防止
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図4に基づいて説明する。本実施形態に係るパッキン1
0が適用される施工例は特に変更を要するものではない
ので、以下説明する実施形態では図5に示すように排水
集合管継手1の受け口4に装着するパッキン10を例示
して説明する。図1には本実施形態のパッキン10が単
独で示され、図4(A)はこのパッキン10を受け口4
に装着した状態を示し、図4(B)は受け口4に横枝管
5を接続した状態を示している。
【0021】さて、このパッキン10は、受け口4の内
周面に密着される本体部10aと、この本体部10aの
内周面に張出し形成された環状のシール片10bと、本
体部10aの口元から外周側へ張出し形成された補強縁
10cと、シール片10bの内周側を閉塞する防塵膜1
1を備えている。本体部10aの外周面には、受け口4
の口元内周面に形成した引掛け凸部4aに対して抜け不
能に係合する段付き部10dが形成されている。
【0022】補強縁10cの張出し側の端縁はL字型に
屈曲している。この補強縁10cを受け口4の口元端面
に当接させた状態に装着することにより、その内周側へ
横枝管5を挿入する際に、パッキン10が受け口4の内
部に押し込まれてしまうことが防止される。また、本体
部10aとこの補強縁10cとの間で、受け口4の口元
を挟み込むことにより当該パッキン10の抜けが防止さ
れるようになっている。補強縁10cの表面には、当該
補強縁10cの見え掛かり部を遮蔽するための金属製カ
バー10eがかしめおよび接着により取付けられてい
る。
【0023】また、このパッキン10の口元内周面であ
って、装着した状態において下部となる部分には、より
肉厚に形成されたマクラ部10fが設けられている。こ
のマクラ部10fは、接続した横枝管5の重量を受けつ
つ、該横枝管5を当該パッキン10に対して同心に位置
保持する受け台としての機能を有するもので、これによ
り横枝管5がその全周にわたってパッキン10のシール
片10bにより良好にシールされる。従って、当該パッ
キン10は、その周方向に位置に関してこのマクラ部1
0fを下側に位置させる向きで受け口4に装着される。
【0024】次に、図1は、防塵膜11を取り除く前の
パッキン10を示し、図4(A)(B)は、防塵膜11
を取り除いた状態のパッキン10を示している。防塵膜
11は、上記シール片10bの内周側を閉塞可能な円板
形状をなし、その外周縁とシール片10bとの間に形成
した薄肉部11aを介して当該パッキン10の内周側を
閉塞する状態で取付けられている。この薄肉部11aを
破断するることにより当該防塵膜11は簡単に取り除く
ことができる。
【0025】この防塵膜11の中央には、円柱体形状を
なす装着用のツマミ部11bが装着方向外側に突き出し
て設けられている。この装着用のツマミ部11bを反装
着方向に引っ張るとシール片10bおよび本体部10a
が内周側へ縮小する方向に弾性変形する(図2参照)。
【0026】また、この防塵膜11の縁部(装着した状
態で上側の縁部)には、同じく円柱体形状をなす取り除
き用のツマミ部11cが設けられている。この取り除き
用のツマミ部11cは上記装着用のツマミ部11bより
も突き出し寸法が約2倍程度に大きく設定されている。
【0027】上記取り除き用のツマミ部11cを例えば
指先で把持し、そのまま反装着方向へ引っ張ると、薄肉
部11aが徐々に破断して当該防塵膜11を内周側から
簡単に取り除くことができる(図3参照)。
【0028】本実施形態の場合、上記防塵膜11は、当
該パッキン10を型成形する際におけるフィルム状のゲ
ートとして機能するもので、このゲートを型出し後もそ
のまま残しておいて当該防塵膜11として利用するもの
である。
【0029】次に、このように構成された本実施形態の
パッキン10の受け口4への装着方法について説明す
る。この装着方法が図2に示されている。このパッキン
10の装着作業には専用の治具20が用いられる。この
治具20は、略円筒形状をなすもので、その先端面(図
示左端面)には当該パッキン10の補強縁10cを嵌込
み状にセットするための円形凹部20aが形成され、ま
たその中心にはパッキン10の装着用のツマミ部11b
を摘むためのハサミ21が配置されている。このハサミ
21は図示左右方向に移動できるようになっている。
【0030】このように構成された装着治具20を用い
て、先ず図2(A)に示すように当該治具20の円形凹
部20aにパッキン10の補強縁嵌め込んで、このパッ
キン10を治具20の先端面にセットし、次いで、防塵
膜11の装着用のツマミ部11bをハサミ21で挟む。
【0031】次に、図2(B)に示すようにこの挟み込
み状態のままハサミ21を反装着方向(図示右方)に移
動させることにより防塵膜11の中心部を同方向に引っ
張る。防塵膜11の中心部が引っ張られることにより、
当該防塵膜11の周縁は絞られ、これによりシール片1
0bおよび本体部10aの装着先端側(図示左端部)が
内周側に弾性変形する。
【0032】適度に防塵膜11の中心部を引っ張ること
により、当該パッキン10の装着先端側を十分に小径側
の弾性変形させたならば、次に図2(C)に示すように
そのままの状態でパッキン10を治具20ごと装着方向
へ移動させて、パッキン10を受け口4に嵌め込む。受
け口4の口元には抜け防止用の引掛け凸部4aが設けら
れているため、パッキン本体部10aよりも小径となっ
ているが、この段階でパッキン10の装着先端側が十分
に小径となっているので、当該パッキン10は上記引掛
け凸部4aの内周側を簡単に挿入することができる。
【0033】補強縁10cの内面が受け口4の口元に完
全に当接するまで、当該パッキン10を挿入した後、治
具20のハサミ21を緩めて装着用凸部11bの挟み込
みを解除する。すると、図2(D)に示すように防塵膜
11はその弾性により平板形状に戻され、後は治具20
を外せば、当該パッキン10の装着が完了する。
【0034】この装着状態において、パッキン10はそ
の補強縁10cが受け口4の口元端部を挟み込んでお
り、かつ本体部10aが受け口4の引掛け凸部4aによ
り引き掛けられていることにより、受け口4からの抜け
が防止されている。
【0035】また、パッキン10の装着状態のおいて、
その内周側は防塵膜11により閉塞されているので、受
け口4を経て当該管継手1の内部に異物が侵入すること
はない。
【0036】コンクリートスラブ7に固定した排水集合
管継手1の受け口4に対して、上記パッキン10を装着
しておくことにより、この受け口4に横枝管5を接続す
るまでの間、当該管継手1内への異物の侵入を防止する
ことができる。
【0037】次に、上記排水集合管継手1の受け口4に
横枝管5を接続する段階で、パッキン10の防塵膜11
が除去される。防塵膜11の除去はなんら工具を用いる
ことなく、簡単に行うことができる。すなわち、図3
(A)に示すように防塵膜11の縁部に設けた取り除き
用のツマミ部11cを把持し、そのまま図3(B)に示
すように引き剥がす方向に引っ張ると、防塵膜11は周
縁の薄肉部11aが徐々に破断し、これにより防塵膜1
1をシール片10bの内周側ひいてはパッキン10の内
周側から除去することができる。
【0038】こうして防塵膜11を除去した後、当該パ
ッキン10の内周側に横枝管5を挿入することにより、
該横枝管5を受け口4に接続することができる。
【0039】以上説明した本実施形態のパッキンおよび
その装着方法と使用方法によれば、パッキン10の内周
側は防塵膜11により閉塞されているので、これを排水
集合管継手1の受け口4に装着しておくことにより、該
受け口4を経て管継手1の内部に異物が侵入することを
防止することができる。
【0040】通常、排水集合管継手1の施工業者と、大
便器等の排水器具の設置業者は別であり、このため場合
によっては排水集合管継手1を設置した後、受け口4に
横枝管5を接続することなく数日間そのまま放置される
ことも珍しくない。このためその間に他の作業を行う等
した場合に、従来であれば受け口が開放された状態のま
まであったので、管継手内部に異物が侵入するおそれが
あったが、上記本実施形態のパッキン10およびその使
用方法によれば、受け口4が防塵膜11により閉塞さ
れ、この閉塞状態が横枝管5を接続するまで維持される
ので上記従来のような問題は発生しない。
【0041】また、受け口4の口元内周にはパッキン1
0の抜けを防止するための引掛け凸部4aが形成されて
おり、その内径よりもパッキン10の本体部10aの外
径の方が大きく設定されている。このため、そのまま状
態でパッキン10を受け口4に装着しようとすると、相
当な困難を伴う。この点上記説明した本実施形態の装着
方法によれば、パッキン10の装着作業には治具20が
用いられ、この治具20により当該パッキン10の装着
先端側を内周側に弾性変形させて小径化した状態で行う
方法であるので、なんら困難を伴うことなく簡単に装着
することができる。
【0042】さらに、防塵膜11の周縁には薄肉部11
aが形成されているので、当該防塵膜11に設けた取り
除き用ツマミ部11cを引っ張れば、この薄肉部11a
に沿って破断され、これにより当該防塵膜11を簡単に
除去することができるので、横枝管5の接続作業を迅速
に行うことができる。
【0043】また、装着用のツマミ部11bは、取り除
き用のツマミ部11cの半分程度に短く形成されて、よ
り摘みにくくなっている。これによれば、施工現場にお
いて防塵膜11を除去する際に、誤って中央の装着用の
ツマミ部11bを摘んで反装着方向に引っ張ってしま
い、その結果装着したパッキンが受け口から外れてしま
うといったトラブルを未然に防止することができる。
【0044】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、排水集合管継手1の受け口4
に装着するパッキン10を例示して説明したが、その他
の管継手例えば単なるストレート継手、エルボ継手等に
も同様に適用することができる。
【0045】また、防塵膜11は薄肉部11aを介して
パッキン本体と一体に形成した構成で例示したが、薄肉
部11aを設けることなく、排水管を受け口に接続する
段階で例えばカッタナイフ等により所定形状に切断する
ことにより防塵膜をパッキンの内周側から除去する方法
としてもよい。
【0046】さらに、防塵膜をパッキン本体とは別体で
製作し、例えば一方に設けた突起の凹凸嵌合によりこの
防塵膜をパッキン本体の内周側に取り外し可能に設けて
おく構成としてもよい。
【0047】また、取り除き用のツマミ部11cは、装
着用のツマミ部11bの2倍程度に長く突き出して設け
る構成を例示したが、例えば両者の太さや形状を変えて
区別する構成としてもよい。
【0048】さらに、装着用のツマミ部11bおよび取
り除き用のツマミ部11cは、必要に応じて設定すれば
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のパッキンを示す図であり、
(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図2】パッキンの装着方法を示す縦断面図であり、
(A)はパッキンを治具にセットした段階を示し、
(B)はハサミを反装着方向に引っ張ってパッキン先端
部を絞り変形させた段階を示し、(C)はこの変形状態
のまま受け口に挿入した段階を示し、(D)は挿入した
後装着用のツマミ部の引張りを解除した段階を示す。
【図3】装着したパッキンから防塵膜を除去する方法を
示す縦断面図であり、(A)は取り除き用ツマミ部を指
先で把持した状態を示し、(B)はこのツマミ部を下方
へ引っ張って薄肉部を破断している状態を示す。
【図4】パッキンを受け口に装着した状態の縦断面図で
あり、(A)は防塵膜を除去した後であって横枝管を接
続する前の状態を示し、(B)は横枝管を接続した状態
を示す。
【図5】排水集合管継手の施工例を示す側面図である。
【図6】図5のY部の縦断面図であって、排水集合管継
手の受け口およびこの受け口に接続した排水管の縦断面
図である。
【符号の説明】
1…排水集合管継手 2…上流側立て管 3…下流側立て管、3a…受け口 4…受け口、4a…引掛け凸部 5…横枝管 9…従来のパッキン 10…本実施形態のパッキン 10a…本体部、10b…シール縁、10c…補強縁、
10d…段付き部、10e…金属製カバー 11…防塵膜 11a…薄肉部、11b…装着用ツマミ部、11c…取
り除き用ツマミ部 20…装着治具、20a…円形凹部 21…ハサミ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水管と、該排水管が接続される受け口
    との間に介装されて、該排水管を該受け口に水密に接続
    するためのパッキンであって、前記排水管が挿通される
    内周側に、該内周側を閉塞する防塵膜を取り除き可能に
    設けたことを特徴とする排水管接続用パッキン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパッキンであって、防塵
    膜の周縁に沿って薄肉部を形成し、該薄肉部を破断して
    該防塵膜を内周側から取り除き可能な構成としたことを
    特徴とする排水管接続用パッキン。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパッキンであって、防塵
    膜の縁部に取り除き用のツマミ部を設け、該ツマミ部を
    引っ張って当該防塵膜を薄肉部に沿って破断する構成と
    したことを特徴とする排水管接続用パッキン。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパッキンを受け口に装着
    するための方法であって、防塵膜の中央に装着用のツマ
    ミ部を設け、該ツマミ部を反装着方向に引っ張って、当
    該パッキンの装着方向先端側を内周側に弾性変形させ、
    該変形状態で前記受け口に挿入した後、前記ツマミ部の
    引張りを解除して前記先端側を外周側へ開拡させて受け
    口の内周面に圧接状態に装着することを特徴とする排水
    管接続用パッキンの装着方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパッキンの使用方法であ
    って、受け口に装着した後、該受け口に排水管を接続す
    る段階で防塵膜を取り除くことを特徴とする排水管接続
    用パッキンの使用方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6755046B2 (en) 2002-04-02 2004-06-29 Denso Corporation Vehicle air conditioner with heat pump refrigerant cycle

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US6755046B2 (en) 2002-04-02 2004-06-29 Denso Corporation Vehicle air conditioner with heat pump refrigerant cycle

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