JPH11134483A

JPH11134483A - 図面管理装置

Info

Publication number: JPH11134483A
Application number: JP10244362A
Authority: JP
Inventors: Manabu Fukushima; 福島　　学; Kazuo Tsutsui; 筒井　　和雄; Seiichi Ishii; 清一石井; Katsuhiro Ishikawa; 勝弘石川
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Information and Control Systems Inc
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Information and Control Systems Inc
Priority date: 1992-03-12
Filing date: 1998-08-17
Publication date: 1999-05-21

Abstract

(57)【要約】【課題】施設図面管理システムにおいて、図面上、施
設図形の位置と需要家の位置関係が認識できなくとも、
施設動作状態情報を需要家施設内に重ね合わせ表示し
て、施設の動作状態を正確に把握することにある。【解決手段】水道、ガス、電気等の配管、配線系統図
あるいは系統図と地図との重ね合わせた図面をディジタ
ル情報化する図面入力装置と、その図面情報および図面
内に含まれる施設に関する属性情報を記憶するファイル
装置と、指定された該当図面を図形情報として表示し、
その図面内の施設を指定すると、該当施設属性情報を表
示するディスプレイ装置と、中央処理装置を具備した施
設図面管理システムにおいて、指定された図面中の該当
施設に対応している属性情報をファイル装置より検索す
る属性検索手段と、検索した属性情報中の施設動作状態
情報を指定した図面中の施設図形に編集表示する施設状
態表示手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、水道、ガスの配管
系統や電気、電話の配線系統などの施設図面をディジタ
ル情報化して管理する図面管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、水道、ガス、電気、電話などの配
管、配線系統などの施設の状況管理は、紙やポリエステ
ルフィルムに描いた図面を用いて行っている。この際、
施設に変更が生じると、図面を修正することが必要とな
る。図面の修正作業は、総て人手により行わなければな
らず、多くの労力および時間を要すると共に誤記の生ず
る割合が高いという問題点を有している。この問題点を
解決するため、例えば、特公昭６１−９６６７号公報に
記載されているように、施設図面をディジタル情報化し
てファイル装置に記憶し、ファイル装置から多数の施設
図面（地形図、系統図、シンボル図など）をディスプレ
イ装置にモニタ表示し、管理している。また、図面の修
正作業もディスプレイ装置に表示して行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】水道施設を例にして説
明すると、水道施設の図面情報は、その用途毎に配水管
や給水装置等に階層構造化されており、それぞれの施設
情報をベクトル情報つまり図形情報により表現する。こ
の図面情報は、目的に応じて階層を任意に組み合わせて
ディスプレイ上に表示する。一方、この図面情報上の施
設図形情報にはそれぞれに施設属性情報が対応され、こ
の属性情報は図面情報よりも頻繁に変更する必要があ
る。しかしながら、図面情報のみを表示しているだけで
は、時々刻々変化する施設の正確な動作状態はつかめ
ず、図面上の施設を指示しなければ、施設属性を知るこ
とができない。また、水道施設図面情報において、給水
装置記号図形情報は給水管の末端にある給水メータの位
置にあり、図面上では給水メータと給水需要家の位置関
係がはっきり認識できず、熟練者の勘にたよっている。
このため給水装置の開栓、閉栓状態が正確に把握できな
い。図９は、水道施設図面情報を表示したものであり、
同図において、給水装置記号図形情報は、給水管８０４
の末端にある給水メータ８０１の位置にあり、図面上で
は給水メータ８０１は、給水需要家〇〇商店と位置関係
にあるのか、ＸＸ屋と位置関係にあるのかがはっきり認
識できない。このように水道施設図面情報のみの表示で
は、給水装置の時々刻々変化する施設動作状態情報であ
る開栓、閉栓状態が正確に把握できない。本発明は、上
記点に対処して成されたもので、その目的とするところ
は、施設動作状態情報を需要家施設内に重ね合わせ表示
する図面管理装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的は、属性情報中
の施設動作状態情報を需要家施設図形情報あるいは需要
家施設名称文字情報の特定位置に記号図形情報または文
字情報として表示することにより、達成できる。

【０００５】階層構造化された施設図面情報は、Ｘ、Ｙ
座標値で表現したベクトル情報つまり図形情報としてデ
ィジタル化してある。このため、図面上の各施設情報の
位置に表示基準位置のＸ、Ｙ座標値を定義できる。これ
ら施設情報と施設属性情報の関係は、ユーザが定義する
ことにより、施設図形情報の整理番号と施設属性情報整
理番号をグルーピングファイルに登録する。また、属性
情報中の施設動作状態情報は、図面情報上の記号図形情
報または文字情報として表現する。これらにより、需要
家施設図形の特定位置に動作状態記号図形情報または文
字情報を表示し、施設の動作状態が正確に把握できる。
また、属性情報は、図面情報と無関係なファイルにある
ため、グルーピングファイルにより施設図形との関係を
保ったまま、頻繁に発生する施設属性修正が容易にでき
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図２は、本発明の一実施形態であ
る図面管理装置の基本構成図である。図２において、フ
ァイル装置２０３には施設図面データが格納されてい
る。施設図面データは、地形図や管路図などの図形デー
タと図形に関係する町名、個人名、管口径、管種などの
文字・数値で表現される属性データとがある。格納され
ている図形データは紙に書いた図面を一定間隔でスキャ
ンして読み取り、データの濃淡に応じて濃淡階調化し、
ディジタル画像を得てコード化したデータを得る図面入
力装置２０４から入力する。施設図面は、図３（ａ）に
示すように、複数図面から成り、各々分割して図形デー
タファイルを作る。図形データは、図３（ｂ）のように
直交座標系で示され、図面サイズでそのＸ，Ｙ軸方向の
長さＸ₀，Ｙ₀が決まる。これらの図形データは図４
（ｂ）〜（ｄ）のように道路、家枠、管路と階層分離し
たデータ記憶構造となっている。これらのデータを必要
に応じて各階層を重ね合わせ図４（ａ）のような図形デ
ータにする。一方、属性データはキーボード２０６また
はフロッピーディスクなど一括してデータを入力できる
データ入力装置２０８を用いてファイル装置２０３へ入
力する。オペレータがマウス２０７を操作してディスプ
レイ装置（ＣＲＴ）２０５上に図面を表示するには、ま
ず、オペレータがマウス２０７を操作してＣＲＴ画面上
に表示してある機能選択用のアイコンへカーソルＣＵを
移動して指定する。「図面読出し」のアイコンを指定す
ると、中央処理装置（ＣＰＵ）２０１はファイル装置２
０３から該当の図面データ（図形データとその属性デー
タ）を検索し、メインメモリ２０２に一時格納する。メ
インメモリ２０２は画面データの検索や編集などの処理
を実行するためのプログラムや処理中のデータを記憶す
る働きをする。メインメモリ２０２に一時記憶している
図面データは、ＣＲＴ２０５の表示領域である有効表示
座標にあわせて、ＣＰＵ２０１でデータ編集された後
に、ＣＲＴ２０５に表示される。オペレータはこの表示
画面により目的の図面内容を知ることができる。なお、
細かな部分を把握するには部分拡大して表示する。この
ためには、例えば、マウス２０７によりカーソルＣＵを
移動させてＣＲＴ表示領域から矩形の任意領域を対角線
上の両端で指定して任意倍率に拡大あるいは縮小させ
る。具体的には、メインメモリ２０２に記憶されている
該当図面データの一部をＣＰＵ２０１を介して拡大・縮
小編集しＣＲＴ２０５に表示する。ファイル装置２０３
に格納されている施設図面データやメインメモリ２０２
に一時記憶している図面データは、図面出力装置２０９
により紙やポリエステルフィルムに印刷出力される。

【０００７】次に、水道施設を例として、給水装置属性
情報中の給水装置施設動作状態情報を給水需要家施設名
称文字情報の特定位置に記号図形情報として自動表示す
る手段について、図１により説明する。図１は、本発明
の実施形態の要部を示すもので、ＣＰＵ２０１の給水装
置動作状態情報図面記号表示処理の一例を示した図であ
る。図１において、ディスプレイ表示面１０１は、目的
の図面を検索修正するための機能選択をするマウス操作
用アイコン領域１０２、マウス操作により検索された図
面を表示する図面表示領域１０３とから構成する。ＣＰ
Ｕ２０１は、操作入力部１１１、図面検索制御部１１
２、施設状況制御部１１３、グルーピング検索処理部１
１４、属性検索処理部１１５、施設状態表示処理部１１
６、表示編集部１１７の各手段から構成する。ファイル
装置２０３は、図面ファイル、属性ファイル、グルーピ
ングファイルを有する。

【０００８】以下、図１の動作を図７を用いて説明す
る。図７は、図面表示領域１０３上に目的の施設図面を
検索表示する場合、図面検索用アイコンを選択し、検索
図面上に給水装置動作状態記号情報を重ね合わせ表示す
る処理手順を示す。まず、マウス２０７を用いて、ディ
スプレイ表示面１０１上のアイコン領域１０２にマウス
２０７の操作と一対一に対応して動くカ−ソルＣＵを移
動し、「画面検索」のアイコンを選択指令する。「図面
検索」には直接、目的の図面ＮＯ．を指定する図面Ｎ
Ｏ．検索、全体の図面の位置関係を示す索引図より目的
の図面を検索する索引図検索、目標物指定による目標物
検索、町名指定による町名検索等があり、この中から用
途に応じて使い分けをする。この選択指令は、操作入力
部１１１に入力され、ＣＰＵ２０１の図形検索制御部１
１２がファイル装置２０３から該当図面デ−タを索引
し、メインメモリ２０２に一時格納する。表示編集部１
１７は図面表示領域１０３に合わせてその図面デ−タを
編集し、ディスプレイ表示面１０１上の図面表示領域１
０３に表示する。また、図面検索制御１１２は施設状況
制御部１１３を起動し、施設状況制御部１１３は、該当
図面に関する給水施設の状況を検索するためグルーピン
グ検索処理部１１４、属性検索処理部１１５、図形検索
処理部１１８を起動させる。ここで、属性ファイル１２
２の構成を図５（ａ）に示す。属性ファイル１２２は、
「給水装置」、「配水管」等のファイルからなり、”属
性整理番号”、”口径”、”管種”、”水栓番号”、”
使用者”、栓の”状態”の項目を有する。このうち、栓
の”状態”は、頻繁に施設属性の修正を必要とする項目
である。また、グルーピングファイル１２３の構成を図
５（ｂ）に示す。グルーピングファイル１２３は、”図
面Ｎｏ．”、”図面整理番号”、”属性ファイル”、”
属性整理番号”の項目を有する。次に、図６において、
グルーピング検索処理部１１４は、該当図面の図面ファ
イル情報より、例えば、〇〇商店つまり図面上の番号
（図示せず）をもとに、グルーピングファイルより図形
整理番号情報、例えば、”３１６”を検索し、該当図形
整理番号に基づいて図形検索処理部１１８がメインメモ
リ２０２から図８に示す該当図形位置データを索引し、
施設状況制御部１１３を介して施設状態表示処理部１１
６に渡す。図８は、〇〇商店８０２が位置する図形であ
り、〇〇商店８０２を中心に、ＸＸ屋が隣接し、給水メ
ータ施設８０１が設置され、給水管８０４、配水管８０
５が配管されている様子を示す。また、グルーピング検
索処理部１１５は、該当図面の図面ファイル情報より図
形整理番号情報をもとに、グルーピングファイルより属
性整理番号、例えば、”３”を検索し、該当属性整理番
号より属性検索処理部１１５がファイル装置２０３から
該当属性データ、例えば、施設状態情報の”状態”閉栓
を索引し、施設状況制御部１１３を介して施設状態表示
処理部１１６に渡す。施設状態表示処理部１１６では、
該当図形位置とデータ施設状態情報に基づいて、給水メ
ータ施設８０１の位置の使用者が〇〇商店であることか
ら、給水メータ施設８０１の”状態”が閉栓又は中止状
態であるとき、図８に示すように、使用者名情報、例え
ば、〇〇商店８０２の特定方向、特定距離位置（同図に
おいては左上に丸Ｘ印）に編集し、図面表示領域１０３
に給水状態記号８０３のように編集する。続いて、表示
編集部１１７において、図面表示領域１０３の図面デー
タに重ね合わせ表示する。この場合、給水装置記号情報
の給水メータ施設８０１と給水需要家８０２の位置関係
は、熟練者により初期定義する。このように、本実施形
態では、給水装置施設動作状態情報を給水需要家施設内
に重ね合わせ表示することにより、給水管の末端にある
給水メータの位置にある給水装置記号情報と給水需要家
の位置関係がはっきり認識できなくとも、給水装置の開
栓、閉栓状態が正確に把握できる。また、給水装置の開
栓、閉栓状態は時々刻々変化する属性情報であるが、こ
の属性情報は、グルーピングファイルにより施設図形情
報との関係を保ったまま、容易に修正ができる。

【０００９】なお、給水状態記号８０３は、記号図形情
報、例えば、変色、変形、塗りつぶし等による強調表示
または文字情報としてもよい。また、給水状態記号８０
３を施設名称文字情報つまり〇〇商店８０２の特定方
向、特定距離位置に編集したが、〇〇商店の施設図形の
特定位置に編集するようにしてもよいことは云うまでも
ない。また、本発明は、施設動作状態情報が給水装置の
開栓状態の場合も、同様に機能する。以上、図１では、
給水装置属性情報中の給水装置施設動作状態情報を給水
需要家施設名称文字情報の特定位置に記号図形情報とし
て自動表示することを説明したが、給水需要家施設名称
文字情報に替えて施設図形情報の特定位置に給水装置施
設動作状態情報を自動表示することも可能である。ま
た、図１では、水道施設の給水装置施設動作状態情報に
ついて説明したが、本発明は、ガス、電気等の配管、配
線施設の施設動作状態情報にも適用できる。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、施設動
作状態情報を需要家施設内に重ね合わせ表示することに
より、図面上、施設図形の位置と需要家の位置関係がは
っきり認識できなくとも、施設の動作状態を正確に把握
することができる。また、属性情報は、図面情報と無関
係なファイルに格納するものの、グルーピングファイル
により施設図形情報との関係を保ったまま、頻繁に発生
する施設属性の内容を容易に修正することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の要部を示す構成図

【図２】本発明の一実施形態を示す全体構成図

【図３】ファイル装置に格納されている図面構成と図形
座標位置の関係を示す図

【図４】図形データの階層構成図

【図５】属性ファイル、グルーピングファイル構成を示
す図

【図６】図形ファイルと属性ファイルの関係を示す図

【図７】本発明の一実施形態の処理の流れを示す図

【図８】重ね合わせの表示例を示す図

【図９】表示例を示す図

【符号の説明】

１０１ディスプレイ表示面１０２アイコン領域１０３図面表示領域１１１操作入力部１１２図形検索制御部１１３施設状況制御部１１４グルーピング検索処理部１１５属性検索処理部１１６施設状態表示処理部１１７表示編集部２０１ＣＰＵ２０２メインメモリ２０３ファイル装置２０４図面入力装置２０５ＣＲＴ２０６キーボード２０７マウス２０８データ入力装置２０９図面出力装置８０１給水メータ施設８０２使用者名情報８０３給水状態表示８０４給水管

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者石井清一茨城県日立市大みか町五丁目２番１号株式会社日立情報制御システム内 (72)発明者石川勝弘茨城県日立市大みか町五丁目２番１号株式会社日立情報制御システム内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】水道、ガス、電気等の配管、配線系統図
あるいは系統図と地図との重ね合わせた図面をディジタ
ル情報化する図面入力装置と、その図面情報および図面
内に含まれる施設に関する属性情報を記憶するファイル
装置と、指定された該当図面を図形情報として表示し、
その図面内の施設を指定すると、該当施設属性情報を表
示するディスプレイ装置と、中央処理装置を具備した施
設図面管理システムにおいて、指定された図面中の該当
施設に対応している属性情報をファイル装置より検索す
る属性検索手段と、検索した属性情報中の施設動作状態
情報を指定した図面中の施設図形に編集表示する施設状
態表示手段を設けたことを特徴とする図面管理装置。