JPH11134024A - インターフェース電源異常検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は信頼性の高いインターフェース電源
異常検知装置を提供することを課題としている。 【解決手段】 本発明のインターフェース電源異常検知
装置は、入力基板４と補助継電器盤６との間に制御電源
を供給するインターフェース電源５と、ＣＲＴ装置１に
表示された複数の表示事項の急変によってインターフェ
ース電源５の異常を検知する異常検知装置１２とを備え
たことを特徴としている。 【効果】 本発明によりインターフェース電源異常検知
装置の操作安全性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道設備やビ
ル監視設備などのプログラムコントローラを用いた監視
制御システムにおいてインターフェース電源装置の異常
を判断して検知するインターフェース電源異常検知装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の上下水道設備やビル監視設備など
の監視制御システムは、オペレータが監視し制御操作を
行なうＣＲＴ装置と、ＣＲＴ装置に対してプラントの各
機器の状態や故障状況などの情報を伝達し各機器の自動
制御を行なうプログラムコントローラと、プラントの各
機器と直接インターフェースを行ないプログラムコント
ローラへそれらの情報を伝える継電器盤と、から構成さ
れている。

【０００３】例えばある機器が故障した場合には、その
故障はまず補助継電器盤にて検知される。そして補助継
電器盤に収納された補助継電器は各機器の異常や動作信
号を受け、動作（ＯＮ）することにより、その動作（Ｏ
Ｎ）信号をプログラムコントローラに入力する。

【０００４】次に、プログラムコントローラに入力され
た故障動作信号は、伝送路を介してＣＲＴ装置へ伝達さ
れ、ＣＲＴ装置の画面の変化や音声などによりオペレー
タへと知らされている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、監視
装置自身が正常であっても、補助継電器盤とプログラム
コントローラ間の電源が異常となった場合には、次のよ
うな課題があった。即ち、プラントの各機器の異常や動
作を最初に検知するのが補助継電器であり、補助継電器
はそれらの異常や動作状態を、接点の動作（ＯＮ）信号
にてプログラムコントローラへ入力する。この入力する
に際して必要なのがインターフェース電源であるが、こ
のインターフェース電源が何らかの原因で異常になった
場合にはこれらの異常や変化を検知する方法がなく、ま
た、各機器の状態や異常信号がオペレータへ正確に伝わ
らないために、プラントの運用に支障を来すと言う点で
ある。

【０００６】そこで本発明は、インターフェース電源の
異常を瞬時に、また適格に判断し、より安全な監視制御
設備とすることのできるインターフェース電源異常検知
装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のインターフェー
ス電源異常検知装置は、プラント機器を監視し操作する
ＣＲＴ装置と、このＣＲＴ装置に対して監視信号または
操作信号を伝送するプログラムコントローラと、このプ
ログラムコントローラと接続されて監視信号または操作
信号を制御する入力基板と、プラント機器と接続されて
プラント機器の運転状態を入力し状態故障信号として入
力基板へ伝送する補助継電器盤とからなるインターフェ
ース電源異常検知装置において、入力基板と補助継電器
盤との間に制御電源を供給するインターフェース電源
と、ＣＲＴ装置に表示された複数の表示事項の急変によ
ってインターフェース電源の異常を検知する異常検知装
置とを備えたことを特徴としている。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に本発明のインターフェース電
源異常検知装置の実施の形態を説明する。図１におい
て、ＣＲＴ装置１はプラント機器８を監視し操作する装
置であり、プログラムコントローラ３は伝送路２を介し
てＣＲＴ装置１に接続され、ＣＲＴ装置１に対して監視
信号または操作信号を伝送する装置である。

【０００９】入力基板４はプログラムコントローラ３と
接続され監視信号または操作信号を制御する装置であ
り、補助継電器盤６はプラント機器８および入力基板４
と接続され、プラント機器８の状態故障信号９を入力
し、状態故障信号１０として入力基板４へ伝送する装置
であり、内部に補助継電器７を備えている。

【００１０】インターフェース電源装置１１は入力基板
４またはコントローラ３に備えられ、入力基板４と補助
継電器盤６との間に制御電源としてインターフェース電
源５を送電している。

【００１１】そして、異常検知装置１２はインターフェ
ース電源装置１１と接続されてインターフェース電源装
置１１、補助継電器盤６またはインターフェース電源の
異常を検知する装置である。

【００１２】即ち、プラント機器８から送られて来た状
態故障信号９は、補助継電器７によって検知され、接点
の動作（ＯＮ状態）に置き換えられ状態故障信号１０と
してインターフェース電源５を利用して入力基板４へと
入力される。そして、入力された状態故障信号１０はプ
ログラムコントローラ３および伝送路２を介してＣＲＴ
装置１へと伝送される。

【００１３】このような状況の中で、インターフェース
電源５が異常になった場合には、状態故障信号１０のル
ートは遮断され、入力基板への信号はすべて無し（動作
信号ＯＦＦ）の状態となり、ＣＲＴ装置１の表示も一度
に表示が変わる（動作信号ＯＦＦ）ことになる。このよ
うに一度に表示が変わることはプラント運用上一般的に
はあり得ないため、このような状態になった時にはイン
ターフェース電源が異常として検知することができる。

【００１４】本実施例により、機器の状態故障信号の流
れ（状態）を利用することにより、インターフェース電
源の異常を瞬時に、また適格に判断し、より安全な監視
制御設備とすることのできるインターフェース電源異常
検知装置を得ることができる。

【００１５】

【発明の効果】本発明により、インターフェース電源異
常検知装置の操作安全性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すインターフェース電源
異常検知装置の構成図である。

【符号の説明】

１ ＣＲＴ装置 ２ 伝送路 ３ プログラムコントローラ ４ 入力基板 ５ インターフェース電源 ６ 補助継器盤 ７ 補助継器 ８ プラント機器 ９ 補助故障信号 １０ 補助故障信号 １１ インターフェース電源装置 １２ 異常検知装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラント機器を監視し操作するＣＲＴ装
   置と、このＣＲＴ装置に対して監視信号または操作信号
   を伝送するプログラムコントローラと、このプログラム
   コントローラと接続されて前記監視信号または操作信号
   を制御する入力基板と、前記プラント機器と接続されて
   前記プラント機器の運転状態を入力し状態故障信号とし
   て前記入力基板へ伝送する補助継電器盤とからなるイン
   ターフェース電源異常検知装置において、前記入力基板
   と前記補助継電器盤との間に制御電源を供給するインタ
   ーフェース電源と、前記ＣＲＴ装置に表示された複数の
   表示事項の急変によって前記インターフェース電源の異
   常を検知する異常検知装置と、を具備してなるインター
   フェース電源異常検知装置。