JPH11132608A - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JPH11132608A
JPH11132608A JP9298744A JP29874497A JPH11132608A JP H11132608 A JPH11132608 A JP H11132608A JP 9298744 A JP9298744 A JP 9298744A JP 29874497 A JP29874497 A JP 29874497A JP H11132608 A JPH11132608 A JP H11132608A
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JP
Japan
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heat storage
heat
heat exchange
storage tank
water
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Application number
JP9298744A
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English (en)
Inventor
Osamu Morikawa
治 森川
Hirohisa Takano
廣久 高野
Koichi Goto
功一 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄熱装置全体の据付スペースをコンパクト化で
き、また解氷性に優れた運転効率の高い蓄熱装置を得
る。 【解決手段】蓄熱槽内部に貯溜した水を冷却するための
熱交換装置を備え、該熱交換装置内部に冷却された絶縁
不凍液を循環可能にし、前記蓄熱槽内部の冷却された冷
水を空調機等の負荷に循環可能に構成した蓄熱装置にお
いて、前記蓄熱槽内部に貯溜した冷水を加熱する設備を
前記熱交換装置側に設けた蓄熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば余剰夜間電
力の利用による冷熱及び温熱蓄熱を行い、ビル空調、地
域熱供給システムとして有効活用する蓄熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、産業及び民生分野での電気エネル
ギー消費は増加の傾向にある。年間を通じて最大電力消
費は夏期昼間に発生しているが、冬期昼間についても電
力消費の増加傾向にある。この主たる原因は、冷房及び
暖房の普及であり、このために電力消費の昼夜間の差が
拡大し、電力設備の負荷率が低下するといった社会問題
となっている。
【0003】特に最近では、夏季の電力負荷平準化を達
成する目的で、夜間電力により氷を製造し、昼間解氷し
冷熱を取り出す氷蓄熱装置が普及し始めている。昼間の
空調負荷のピーク時における電力需要の軽減、並びに夜
間オフピーク時の価格の安い時間帯における電力使用に
より、電力の安定供給や空調システムの経済的運用など
供給側と需要側の双方の利益、さらに炭酸ガス発生の抑
制等の社会的要求にも答え得るものである。
【0004】従来の蓄熱装置の一例を図6に示す。冷熱
蓄熱運転時、夜間電力を利用して不凍液ポンプ1を運転
し、冷凍機2にて0℃以下に冷却した不凍液を蓄熱槽3
の中に設けた熱交換装置4に供給し、熱交換装置4の接
水部に氷を生成させる。
【0005】昼間、循環水ポンプ5を運転して蓄熱槽3
の冷水を空調機6へ供給して冷房負荷として利用し、暖
められた冷水を蓄熱槽3へ戻し熱交換装置4に付着して
いる氷を解かし、再び冷水を空調機6へ供給する。
【0006】温熱蓄熱運転時、夜間電力を利用して循環
水ポンプ5を運転し、別置きの温熱器7での熱交換によ
り温水を蓄熱槽3へ蓄熱させる。尚、この運転の際には
空調機停止とする。温水利用の場合には、温熱器7での
熱交換運転を停止し、空調機へ温水を供給し、暖房運転
を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蓄熱装置では次のような問題点があった。 (1)温熱器7が別置きであることから蓄熱装置据付ス
ペースが大きく、設置場所に制約があった。
【0008】(2)熱交換装置4に付着した氷が解けに
くく、解氷性が悪かった。 (3)氷の付着によって熱交換率が低下し、運転効率が
悪かった。 そこで、本発明の目的は、蓄熱装置全体の据付スペース
をコンパクト化でき、また解氷性に優れた運転効率の高
い蓄熱装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、蓄熱槽内部に貯溜した
水を冷却するための熱交換装置を備え、該熱交換装置内
部に冷却された絶縁不凍液を循環可能にし、前記蓄熱槽
内部の冷却された冷水を空調機等の負荷に循環可能に構
成した蓄熱装置において、前記蓄熱槽内部に貯溜した冷
水を加熱する設備を前記熱交換装置側に設けたことを特
徴とする蓄熱装置である。
【0010】請求項1に対応する発明によれば、冷熱蓄
熱運転時には、冷凍機で0℃以下に冷却された絶縁不凍
液が熱交換装置に供給されると、熱交換装置の接水部に
氷が生成され、冷熱蓄熱される。温熱蓄熱運転時には、
熱交換装置自身を加熱し、温熱蓄熱される。この結果、
従来必要としていた別置きの温熱器をなくすことがで
き、省スペース化を図ることができる。
【0011】前記目的を達成するために、請求項2に対
応する発明は、前記熱交換装置を構成する熱交換用配管
を電気抵抗の高い材料で形成し、該熱交換用配管と前記
蓄熱槽との貫通部に絶縁手段を配置し、前記熱交換用配
管に直接通電することにより該熱交換用配管を加熱する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の蓄熱装置で
ある。
【0012】前記目的を達成するために、請求項3に対
応する発明は、前記熱交換装置を構成する熱交換用配管
内に、該内部を加熱するためのヒータ線を設け、該ヒー
タ線を通電可能にしたことを特徴とする請求項1記載の
蓄熱装置である。
【0013】請求項2または請求項3に対応する発明に
よれば、冷熱蓄熱運転時では、前記請求項1と同様の作
用であるが、温熱蓄熱時、電気抵抗の大きい材料で構成
された熱交換用配管を、直接通電して発熱させ温熱蓄熱
される。この結果、請求項1の効果と同様に従来必要と
していた別置きの温熱器をなくすことができ、省スペー
ス化を図ることができる。
【0014】前記目的を達成するために、請求項4に対
応する発明は、前記熱交換装置を構成する熱交換用配管
内に、該内部を加熱するためのヒータ線を設け、該ヒー
タ線を通電可能にしたことを特徴とする請求項2記載の
蓄熱装置である。
【0015】請求項4に対応する発明によれば、冷熱蓄
熱運転時では、請求項1と同様の作用となり、温熱蓄熱
時、ヒータ線と熱交換用配管に通電することにより温熱
蓄熱される。この結果、従来必要としていた別置きの温
熱器をなくすことができ、省スペース化を図ることがで
きる。
【0016】前記目的を達成するために、請求項5に対
応する発明は、冷熱蓄熱運転時、前記熱交換用配管およ
びヒータ線の少なくとも一方を断続的に加熱運転を行う
制御手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の蓄熱装置である。
【0017】請求項5に対応する発明によれば、冷熱蓄
熱運転時、熱交換装置の接水部に氷が付着した状態で断
続的に温熱運転を行う。このような運転を行うことによ
り、熱交換装置の接水部に付着した氷がはがれ、蓄熱槽
上部に溜まる一方、熱交換装置での氷生成効率が向上す
る。このような運転を行うことにより、氷貯溜率を向上
させると共に氷片が浮遊状態となっているので解氷性の
優れた蓄熱装置とすることができる。温熱蓄熱運転時の
作用は前記請求項1と同様である。
【0018】前記目的を達成するために、請求項6に対
応する発明は、前記蓄熱構内に、該内部に貯溜した水の
温度を検出する温度センサーを設け、該温度センサーの
検出温度に応じて冷熱蓄熱または温熱蓄熱運転を行い、
所定の水温に保つ制御手段を設けたことを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の蓄熱装置である。
【0019】請求項6に対応する発明によれば、蓄熱構
内の設定温度に応じて冷熱蓄熱または温熱蓄熱運転を行
うことにより、水温可変タイプの恒温装置として用いる
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
よって説明する。前述の従来の技術で説明した図6と同
一部分については同一符号を付して、その説明を省略す
る。 (第1の実施形態)図1は本発明の蓄熱装置の第1の実
施形態を示す概略構成図である。蓄熱槽3内に配設され
ている熱交換装置4を構成している熱交換用配管(図示
せず)を、電気抵抗の高い材料で形成したものである。
【0021】また、熱交換装置4の蓄熱槽貫通部を絶縁
物8で覆い、冷凍機2及び不凍液ポンプ1と熱交換装置
4の接続フランジ9に絶縁パッキン10(または絶縁ホ
ース)を設け、熱交換装置4に絶縁不凍液11を流すと
共に熱交換装置4に通電装置12を設けて構成する。
【0022】さらに、蓄熱槽3内の水を循環水ポンプ5
及び空調機6を経由して再び蓄熱槽3へ戻す回路を設け
て構成する。以上のように構成された第1の実施形態の
蓄熱装置の作用効果について説明する。冷熱蓄熱運転時
には、不凍液ポンプ1と冷凍機2が運転され、冷凍機2
によって0℃以下に冷却された絶縁不凍液11により熱
交換装置4の接水部(熱交換用配管の外周面)に氷が生
成される。
【0023】冷熱取出し運転時には、循環水ポンプ5の
運転によって蓄熱槽3内の冷水が空調機6に供給されて
冷房負荷として使用された後、暖められた循環水は蓄熱
槽3に戻り、熱交換装置4に付着している氷を解かし、
冷水として再び空調機6へ供給される。
【0024】温熱蓄熱運転時には、通電装置12を接続
することにより、熱交換装置4の熱交換用配管がヒータ
として加熱し、蓄熱槽3内の水を加温し、温熱蓄熱を行
う、尚、熱交換装置4への通電時、不凍液は絶縁性を有
し、かっ冷凍機2と不凍液ポンプ1とは接続上も竃気的
絶縁がなされている一方、蓄熱槽3内の循環水とも絶縁
物8で電気的絶縁がなされている。
【0025】以上の作用により、従来必要としていた別
置きの温熱器7を設ける必要がなくなり、据付スペース
の縮小化を図ることができると共に熱交換装置4を冷熱
・温熱伝達装置として使えるので、蓄熱槽3内部を有効
に活用することができる。
【0026】(第2の実施形態)図2は本発明の蓄熱装
置の第2の実施形態を示す概略構成図である。蓄熱槽3
内に設けた熱交換装置4を構成する熱交換用配管(図示
せず)の内部に該熱交換用配管の内壁に接触しないよう
に数ヶ所が絶縁カラー13で支持されたヒータ線14を
配し、該ヒータ線14は通電装置12と共に回路を構成
する。
【0027】熱交換装置4内部こは絶縁不凍液11を充
填し、不凍液ポンプ1、冷凍機2、熱交換装置4を循環
する回路を設けて構成する。さらに、蓄熱槽3内の水を
循環水ポンプ5及び空調機6を経由して再び蓄熱槽3へ
戻す回路を設けて構成する。
【0028】以上のように構成された第2の実施形態の
蓄熱装置の作用効果について説明する。冷熱蓄熱運転時
には、不凍液ポンプ1と冷凍機2が運転され、冷凍機2
によって0℃以下に冷却された絶縁不凍液11により熱
交換装置4の接水部に氷が生成される。
【0029】冷熱取出し運転時には、循環水ポンプ5の
運転によって蓄熱槽3内の冷水が空調機6に供給されて
冷房負荷として使用された後、暖められた循環水は蓄熱
槽3に戻り、熱交換装置4に付着している氷を解かし、
冷水として再び空調機6へ供給される。
【0030】温熱蓄熱時には、通電装置12にてヒータ
線14を通電加熱し、絶縁不凍液11、熱交換装置4を
介して蓄熱槽3内の水を暖め、温熱蓄熱を行う。尚、該
ヒータ線14は絶縁不凍液11及び絶縁カラー13にの
み接するため、周囲とは電気的絶縁が施されている。
【0031】以上の作用により、従来必要としていた別
置きの温熱器7を設ける必要がなくなり、据付スペース
の縮小化を図ることができると共に熱交換装置を冷熱・
温熱伝達装置として使えるので、蓄熱槽3内部を有効に
活用することができる。
【0032】(第3の実施形態)図3は本発明の蓄熱装
置の第3の実施形態を示す概略構成図である。蓄熱槽3
内に配設されている熱交換装置4を構成している熱交換
用配管(図示せず)を、電気抵抗の高い材料で形成した
ものである。
【0033】そして、熱交換装置4の蓄熱槽貫通部及び
接触部を絶縁物8で覆い、また該熱交換装置4を構成す
る熱交換用配管(図示せず)内壁に接触しないように数
ヶ所にわたり絶縁カラー13で支持されたヒータ線14
を配し、該ヒータ線14及び熱交換装置4は通電装置1
2と共にそれぞれの回路を構成する。
【0034】また、冷凍機2及び不凍液ポンプ1と熱交
換装置4との接続フランジ9に絶縁パッキン10または
絶縁ホースを設け、熱交換装置4内は絶縁不凍液11に
て構成する。さらに、蓄熱槽3内の水を循環水ポンプ5
及び空調機6を経由して再び蓄熱槽3へ戻す回路を設け
て構成する。
【0035】以上のように構成された第3の実施形態の
蓄熱装置の作用効果について説明する。冷熱蓄熱運転時
には、不凍液ポンプ1と冷凍機2が運転され、冷凍機2
によって0℃以下に冷却された絶縁不凍液11により熱
交換装賢4の接本部に氷が生成される。
【0036】冷熱取出し運転時には、循環水ポンプ5の
運転によって蓄熱槽3内の冷水が空調機6に供給されて
冷房負荷として使用された後、暖められた循環水は蓄熱
槽3に戻り、熱交換装置4に付着している氷を解かし、
冷水として再び空調機6へ供給される。
【0037】温熱蓄熱運転時には、通電装置12にて熱
交換装置4とヒータ線14を別々に、または同時に加熱
し、蓄熱槽3内の水を加温し、温熱蓄熱を行う。尚、熱
交換装置4への通電時、不凍液は絶縁性を有し、かっ冷
凍機2と不凍液ポンプ1とは接続上も電気的絶縁がなさ
れている。また、ヒータ線14への通電時も絶縁不凍液
11及び絶縁カラー13により電気的絶縁が保たれる。
【0038】以上の作用により、従来必要としていた別
置きの温熱器7を設ける必要がなくなり、据付スペース
の縮小化を図ることができると共に熱交換装置を冷熱・
温熱伝達装置として使えるので、蓄熱槽3内部を有効に
活用することができる。
【0039】(第4の実施例)図4は本発明の蓄熱装置
の第4の実施形態を示す概略構成図である。蓄熱槽3内
に配設されている熱交換装置4を構成している熱交換用
配管(図示せず)を、電気抵抗の高い材料で形成したも
のである。
【0040】そして、熱交換装置4の蓄熱槽貫通部を絶
縁物8で覆い、冷凍機2及び不凍液ポンプ1と熱交換装
置4との接続フランジ9に絶縁パッキン10または絶縁
ホースを設け、熱交換装置4に絶縁不凍液11を流すと
共に熱交換装置4に通電装置12を設けて構成する。
【0041】また、熱交換装置4中の絶縁不凍液11の
温度を検出する温度センサー15と検出された温度に基
づいて冷凍機2の発停を制御する制御手段を構成する制
御器16を設けて構成する。さらに、蓄熱槽3内の水を
循環水ポンプ5及び空調機6を経由して再び蓄熱槽3へ
戻す回路を設けて構成する。
【0042】以上のように構成された第4の実施形態の
蓄熱装置の作用効果について説明する。冷熱蓄熱運転時
には、不凍液ポンプ1と冷凍機2が運転され、平行して
通電装置12による熱交換装置4の断続的加熱運転が行
われる。そして、冷凍機2によって0℃以下に冷却され
た絶縁不凍液11により熱交換装置4の接水部に氷が生
成される。生成された氷が徐々に厚みを増してくると熱
交換装置4内における熱交換率が低下し、戻り側の絶縁
不凍液温度が低下する。
【0043】所定の下限温度まで低下したことを温度セ
ンサー15が検知すると制御器16によって冷凍機2を
停止させ、絶縁不凍液11の循環運転のみに切替えられ
る。断続的に行われる熱交換装置4の加熱により、絶縁
不凍液11の温度が所定の上限温度まで回復したことを
温度センサー15が検知すると制御器16により冷凍機
2の運転が再開され、水生成が行われる。
【0044】また、前記熱交換装置4の加熱により、冷
熱蓄熱運転中を通して氷の生成→剥離過程が繰り返さ
れ、剥離した氷は蓄熱構内を浮遊しつつ貯められてい
く。冷熱取出し運転時こは、循環水ポンプ5の運転によ
って蓄熱槽3内の冷水が空調機6に供給されて冷房負荷
として使用された後、暖められた箔原水は蓄熱槽3に戻
り、熱交換装置4に付着している氷を解かし、冷水とし
て再び空調機6へ供給される。
【0045】温熱蓄熱運転時には、通電装置12にて熱
交換装置4を構成している熱交換用配管(図示せず)が
ヒータとして加熱され、蓄熱槽3内の水を加温し、温熱
蓄熱を行う。尚、熱交換装置4への通竃時、不凍液は絶
縁性を有し、かつ冷凍機2と不凍液ポンプ1とは接続上
も電気的絶縁がなされている。
【0046】以上のような作用により、冷熱蓄熱におい
ては氷生成率ひいては氷貯溜率が高く、同時に水と氷表
面の接触面積が拡大したことから解氷性に優れる一方、
温熱蓄熱においては据付スペースが縮小化されたコンパ
クトな装置となる。
【0047】第4の実施形態の変形例として、以上述べ
た構成より簡易的な構造を求める場合には、温度センサ
ー15、制御器16をなくし、冷凍機の発停をタイマー
制御で行うように構成すればよい。
【0048】(第5の実施形態)図5は本発明の蓄熱装
置の第5の実施形態を示す概略構成図である。蓄熱槽3
内に配設されている熱交換装置4を構成している熱交換
用配管(図示せず)を、電気抵抗の高い材料で形成した
ものである。
【0049】そして、熱交換装置4の蓄熱槽貫通部を絶
縁物8で覆い、冷凍機2及び不凍液ポンプ1と熱交換装
置4との接続フランジ9に絶縁パッキン10または絶縁
ホースを設け、熱交換装置4に絶縁不凍液11を流すと
共に通電装置12を設けて構成する。さらに、蓄熱槽3
内の水温を検出する水温センサー18と、それにより不
凍液ポンプ1、冷凍機2、通電装置12の発停を制御す
る恒温用制御器19を設けて構成する。
【0050】また、蓄熱槽3内の水を循環水ポンプ5及
び電気機器17を経由して再び蓄熱槽3へ戻す回路を設
けて構成する。以上のように構成された第5の実施形態
の蓄熱装置の作用効果について説明する。
【0051】水温センサー18により検出された水温が
電気機器17より要求される所定の温度より高い場合、
水温センサー18から恒温用制御器19により不凍液ポ
ンプ1及び冷凍機2が起動し、冷凍機2によって冷却さ
れた絶縁不凍液11が熱交換装置4の部分で蓄熱槽3内
の水温を下げる。
【0052】水温が所定の温度に到達したことを水温セ
ンサー18が検知すると、恒温用制御器19によって不
凍液ポンプ1及び冷凍機2が止められる。反対に蓄熱槽
3内の水が要求される温度より低い場合は、同様に水温
センサー18から恒温用制御器19により通電装置12
が起動し、熱交換装置4が加熱され、蓄熱槽3内の水が
加温される。
【0053】そして、水温が所定の温度に到達したこと
を水温センサー18が検知すると恒温用制御器19によ
り通電装置12が止められ、加温運転が終了する。以上
のような2通りの運転形態により、蓄熱槽3内の水温を
常時一定に保持することができ、電気機器17に対して
所望の温度の水を安定して供給することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、次のよう
な作用効果が得られる。請求項1に対応する発明によれ
ば、水を貯溜した蓄熱槽を有する蓄熱装置において蓄熱
棺内部に蓄熱構内の水を加熱冷却できる機能を有した熱
交換装置を設けたことにより、別置きとしていた温熱器
の分コンパクト化した蓄熱装置を提供することができ
る。
【0055】また、請求項2に対応する発明によれば、
前記請求項1に対応する発明の蓄熱装置において、蓄熱
槽との貫通部に絶縁手段を傭え、直接通電にて熱する機
能を有した熱交換装置を設けたことにより、基本的な系
統は従来の冷熱蓄熱装置と同等のまま冷熱温熱蓄熱機能
を有するコンパクトな蓄熱装置を提供することができ
る。
【0056】さらに、諸求項3に対応する発明によれ
ば、前記請求項1に対応する発明の蓄熱装置において、
ヒータ線を内部に配した熱交換装置を設けたことによ
り、基本的な系統は従来の冷熱蓄熱装置と同等のまま冷
熱温熱蓄熱機能を有するコンパクトな蓄熱装置を提供す
ることができる。
【0057】また、請求項4に対応する発明によれば、
前記請求項2に対応する発明の蓄熱装置において、ヒー
タ線を内部に配した熱交換装置を設けたことにより、基
本的な系統は従来の冷熱蓄熱装置と同等のまま冷熱温熱
蓄熱機能を有するコンパクトな蓄熱装置を提供すること
ができる。
【0058】さらに、請求項5に対応する発明によれ
ば、前記請求項1,2,3,4のいずれかに記載の蓄熱
装置において、冷熱蓄熱運転時、断続的に加熱運転を行
う制御機能を付加したことにより、熱交換装置の接本部
に付着生成する氷を随時剥離貯溜させることができるの
で、水生成率、氷野溜率が高く解氷性に優れた蓄熱装置
を提供することができる。
【0059】また、請求項6に対応する発明によれば、
前記請求項1,2,3,4に対応する発明の蓄熱装置に
おいて、蓄熱棺内に温度センサーを設け、その検出温度
に応じて冷熱蓄熱または温熱蓄熱運転を行い、蓄熱構内
を所定の水温に保つ制御機能を付加したことにより、所
望の温度の水を安定供給することが可能な設定水温可変
タイプの恒温装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱装置の第1の実施形態を示す概略
構成図。
【図2】本発明の蓄熱装置の第2の実施形態を示す概略
構成図。
【図3】本発明の蓄熱装置の第3の実施形態を示す概略
構成図。
【図4】本発明の蓄熱装置の第4の実施形態を示す概略
構成図。
【図5】本発明の蓄熱装置の第5の実施形態を示す概略
構成図。
【図6】従来の蓄熱装置の第1の例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…不凍液ポンプ 2…冷凍機 3…蓄熱槽 4…熱交換装置 5…循環水ポンプ 6…空調機 7…温熱器 8…絶縁物 9…フランジ 10…絶縁パッキン 11…絶縁不凍液 12…通電装置 13…絶縁カラー 14…ヒータ線 15…温度センサー 16…制御器 17…電気機器 18…水温センサー 19…恒温用制御器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱槽内部に貯溜した水を冷却するため
    の熱交換装置を備え、該熱交換装置内部に冷却された絶
    縁不凍液を循環可能にし、前記蓄熱槽内部の冷却された
    冷水を空調機等の負荷に循環可能に構成した蓄熱装置に
    おいて、 前記蓄熱槽内部に貯溜した冷水を加熱する設備を前記熱
    交換装置側に設けたことを特徴とする蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換装置を構成する熱交換用配管
    を電気抵抗の高い材料で形成し、該熱交換用配管と前記
    蓄熱槽との貫通部に絶縁手段を配置し、前記熱交換用配
    管に直接通電することにより該熱交換用配管を加熱する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 前記熱交換装置を構成する熱交換用配管
    内に、該内部を加熱するためのヒータ線を設け、該ヒー
    タ線を通電可能にしたことを特徴とする請求項1記載の
    蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換装置を構成する熱交換用配管
    内に、該内部を加熱するためのヒータ線を設け、該ヒー
    タ線を通電可能にしたことを特徴とする請求項2記載の
    蓄熱装置。
  5. 【請求項5】 冷熱蓄熱運転時、前記熱交換用配管およ
    びヒータ線の少なくとも一方を断続的に加熱運転を行う
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の蓄熱装置。
  6. 【請求項6】 前記蓄熱構内に、該内部に貯溜した水の
    温度を検出する温度センサーを設け、該温度センサーの
    検出温度に応じて冷熱蓄熱または温熱蓄熱運転を行い、
    所定の水温に保つ制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の蓄熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6148768A (en) * 1997-10-30 2000-11-21 Uni-Heartous Corporation Pet litter for disposal of animal wastes and process for producing the same
JP2007528976A (ja) * 2004-03-12 2007-10-18 ラークデン プロプライアタリー リミティド 熱エネルギーを貯蔵する方法及び装置

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