JPH1113077A - 型枠兼用地下壁パネルと地下壁構造体 - Google Patents

型枠兼用地下壁パネルと地下壁構造体

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JPH1113077A
JPH1113077A JP9167244A JP16724497A JPH1113077A JP H1113077 A JPH1113077 A JP H1113077A JP 9167244 A JP9167244 A JP 9167244A JP 16724497 A JP16724497 A JP 16724497A JP H1113077 A JPH1113077 A JP H1113077A
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Japan
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underground wall
wall panel
heat insulating
board
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JP9167244A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Marui
浩 丸井
Masanori Tsutsumi
正範 堤
Yoshitsugu Shimokawa
賀嗣 下川
Takao Kashiwagi
隆男 柏木
Daisaku Nishimoto
大策 西本
Michio Ishida
陸夫 石田
Toshiyuki Mamori
利行 眞守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumura Gumi Corp
Taiheiyo Cement Corp
Dow Kakoh KK
Nichiei Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
Matsumura Gumi Corp
Dow Kakoh KK
Nichiei Co Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、合成樹脂製の積層パネルであって、
主に地下構造体を構築する際にコンクリート打設用型枠
として使用される型枠兼用地下壁パネルであって、型枠
の作業容易性と地下壁コンクリートの品質向上とを図る
ことである。 【解決手段】透水性シート4と、凹状溝3を有する合成
樹脂発泡体からなる断熱板2と、カール状の磁気テープ
収縮片に有機バインダーを添加し成型してなる多機能板
7とを積層してなる積層パネル1としたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製の積層
パネルであって、主に地下構造体を構築する際にコンク
リート打設用型枠として使用される型枠兼用地下壁パネ
ルおよび地下壁構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水用の溝部を有する合成樹脂製
の中空プラスチック板の該溝部側表面に、透水性シート
を設けたコンクリート打設用の打込み式型枠が知られて
いる(特公平8−30343号)。
【0003】この打込み式型枠20は、図11乃至図1
2に示すように、上下に延びる複数の突条21が横方向
に間隔を開けて板体22に突設して形成され、前記突条
21の端部に突条相互間の第1の空間23を覆う透水性
の緩衝層24を設け、更に、上下に延びる第2の空間2
5が形成されている。
【0004】そして、前記打込み式型枠20を用いてコ
ンクリート26を打設し、その型枠を撤去せず打設した
コンクリート26と前記型枠20とにより壁を構成する
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記打
込み式型枠のパネルは、中空のプラスチック板であるた
め断熱性能に乏しく、寒冷地では初期水和が進んだコン
クリートが得られ難かったり、硬化時の温度分布が不均
一となるのでクラックが発生したりする。そのため、別
途断熱施工を行わなければならないので手間が掛かると
言う問題点がある。また、中空プラスチック板のリブ2
7がパネル28の縦方向に形成されているため、縦方向
の曲げ強さに対して幅方向の曲げ強さが弱いことから、
型枠パネルを建て込む際に、横バタ材を先に型枠パネル
に取り付けた後に、縦バタ材を設置しなければならず、
作業手順が制約され煩雑となる。更に、バタ材の解体時
には建て込み時とは逆に、縦バタ材から先に解体するた
め、横バタ材を保持することが困難となり、該横バタ材
が落下するおそれもある。
【0006】このように、従来の打込み型枠には、施工
の簡略化・打設コンクリートの性能において解決すべき
課題を有している。更に、人が居住する地下室の壁とし
た場合には、温湿度等の室内環境を別途手段により装備
しないと結露やカビの発生が環境衛生上の問題となると
言う課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る型枠兼用地
下壁パネルの上記課題を解決するための要旨は、透水性
シートと、凹状溝を有する合成樹脂発泡体からなる断熱
板と、カール状の磁気テープ収縮片に有機バインダーを
添加し成型してなる多機能板とを積層してなることであ
る。
【0008】本発明に係る型枠兼用地下壁パネルの要旨
は、透水性シートと、カール状の磁気テープ収縮片に有
機バインダーを添加し成型してなる多機能板でその1枚
または複数枚とを積層してなることである。
【0009】また、前記多機能板の少なくとも一つが、
凹状溝を有すること、;前記合成樹脂発泡体が、ポリス
チレン発泡体またはポリプロピレン発泡体であることで
ある。本発明の地下壁構造体は、コンクリート壁と上記
の型枠兼用地下壁パネルとで地下壁が構成されているこ
とである。
【0010】本発明に係る型枠兼用地下壁パネルによれ
ば、コンクリート打設用型枠としての曲げ強度、曲げ剛
性等の強度特性に優れているので、型枠の建て込みが従
来方法と同様にすることが出来るとともにパネル自体が
軽量でもあることから、パネルの運搬・組立において取
り扱いやすく作業能率が向上し、透水性シートにより透
水性能が長く良好に維持される。
【0011】また、カール状の磁気テープ収縮片に有機
バインダーを添加して成型した多機能板と断熱板とが積
層されているので、別途の断熱施工が不要となって作業
能率が向上するとともに、断熱性,結露防止性能,遮音
性,電磁波吸収性能,静電気防止性能をも有する型枠兼
用地下壁パネルとなる。
【0012】この磁気テープ収縮片を成型した多機能板
は水分の吸放出性を有するため、地下室においては温湿
度を制御しやすくなる。更に、型枠兼用地下壁パネルの
断熱性能により、寒冷地においては水和熱の放散が防止
されるなどして、打設したコンクリートの硬化時におけ
る温度分布が均一化されて初期水和が十分進み、表面の
クラック発生が防止されると共に、排水性能により密実
なコンクリートが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る型枠兼用地下
壁パネルについて図面を参照して説明する。図1に示す
ように、第1実施例に係る型枠兼用地下壁パネル1は、
合成樹脂製の発泡体からなる断熱板2と、該断熱板2の
表面側に複数本併設された凹状溝3と、該凹状溝3を覆
うように断熱板2の表面に貼着された透水性シート4
と、断熱板2の裏面に貼着されるものでカール状のテー
プ状磁気記録媒体(以下、磁気テープとも言う)の収縮
片に有機バインダーを添加して成型した多機能板7とを
積層してなる。
【0014】型枠兼用地下壁パネル1は、その全体の大
きさが、例えば、縦長さが1.8m〜3m、横長さが9
00mm、厚さが50mm程度のものである。
【0015】前記断熱板2は、図2に示すように、合成
樹脂製の発泡体であり、例えば、ポリスチレン発泡体、
ポリエチレン発泡体、ポリウレタン発泡体、ポリプロピ
レン発泡体等であって、高い止水性と耐久性及び断熱性
に優れたものが好ましいものである。特に、押出し発泡
ポリスチレン板(商品名「スタイロフォーム」:ダウ化
工(株)製)、発泡ポリプロピレンが、その低い吸水性
且つ高強度の故に最も好ましい。
【0016】そして、断熱板2は、一例を挙げれば、そ
の大きさが前記パネル1と厚み以外同じで、その厚さが
約く35mm程度である。その表面側において、縦方向
に排水用の凹状溝3が複数本で併設されている。該凹状
溝3は、断熱板2の上端と下端とにまで延びてその端面
に開口している。また、その大きさは、幅が3〜15m
m程度、深さが5〜20mm程度、ピッチは10〜20
mm程度である。
【0017】更に、断熱板2の両側面には、その上下両
端に連なり、かつ、端面で開口している凹状溝8が必要
に応じて設けられている。この凹状溝8の大きさは、そ
の幅が3〜10mm程度、深さが3〜10mm程度であ
る。該凹状溝8は、型枠の形成時に隣接する断熱板2,
2の側面同士が突き合わせされて、図3(a)に示すよ
うに、排水路9を形成するものである。該排水路9は、
断熱板2,2の突き合わせ面から浸入するおそれのある
浸透水の排水路として作用するものである。
【0018】前記凹状溝3と凹状溝8との断面形状は、
図2に示した角形ものに限定されるものでなく、例え
ば、三角形状や半円形状若しくは半楕円形状やU字状の
所望形状にすることができる。図3(b),(c)に、
凹状溝3と凹状溝8との断面形状を各々三角形状、半円
形状にしたものを示す。
【0019】型枠兼用地下壁パネル1の透水性シート4
は、水は透過させるがコンクリートのセメント粒子等の
微粒子は透過させ難い不織布シートから構成されてい
る。この透水性シート4は、断熱板2の凹状溝3を覆う
ように、図1に示す如く、断熱板2の表面に接着剤で接
着されるものである。該透水性シート4は、耐食性があ
って、透水性を有してセメントペーストが、断熱板2の
凹状溝3等に浸入するのを阻止するものであればよく、
例えば、ナイロン,ポリエステル,ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリ塩化ビニリデン等の合成繊維製であ
る。
【0020】型枠兼用地下壁パネル1の前記多機能板7
は、ビデオテープ若しくはカセットテープ等に使用され
るテープ状磁気記録媒体を、長さ20mm以下(例え
ば、5〜20mm)のテープ切断片若しくは粉砕片に
し、これを100℃〜200℃(好ましくは140℃〜
170℃)で加熱処理したカール状の磁気テープ収縮片
100重量部と、有機バインダーとして加えた熱硬化性
樹脂10〜50重量部とを、圧力2〜20kgf/cm
2を加えて、温度100℃〜200℃で加圧成形したも
のである。多機能板7の大きさは、一例を挙げれば、前
記パネル1と厚み以外は同じで、その厚みは約15〜2
0mm程度である。
【0021】前記有機バインダーとしての熱硬化性樹脂
としては、フェノール樹脂,ユリア樹脂,ポリエステル
樹脂,ポリウレタン樹脂,エポキシ樹脂,メラミン樹
脂,などから選択される1種であって、粉末またはエマ
ルジョンである。
【0022】この多機能板7は、例えば、曲げ強度は、
50kgf/cm2(JIS A5908 パーティク
ルボード:曲げ試験強さ)であって、曲げ剛性が4×1
05kgf・cm2以上となって、コンクリート型枠とし
て使用した場合に、コンクリート打設時の縦バタ材間の
最大たわみ量が2mm以下となるものであり、型枠補強
体としての機能も十分有するものである。なお、テープ
状磁気記録媒体を、そのすべてをカール状に収縮させ
ず、一部を切断あるいは粉砕したままの形で用いること
もできる。
【0023】前記多機能板7により、型枠兼用地下壁パ
ネル1をコンクリート用型枠として使用することが可能
となり、また、成形圧力も20kgf/cm2以下なの
で、密度が高くなりすぎず断熱性が維持される。
【0024】また、前記有機バインダーに、フェライ
ト、カーボンブラック、導電性金属繊維などを加えて、
多機能板7を加圧成形すれば、カール状テープ収縮片の
内部に空気が閉じこめられてできる多数の空隙により吸
音性,断熱性に優れたものになるばかりでなく、静電気
防止性能および電磁波吸収性能も合わせ持つ多機能板7
となる。
【0025】このようにして、断熱板2に、多機能板7
を接着剤(例えば、エポキシ系合成樹脂製接着剤)で裏
面側に貼着し、透水性シート4を凹状溝3のある表面側
に貼着して形成される型枠兼用地下壁パネル1を使用し
て、コンクリート躯体である、例えば、地下壁構造体に
使用する場合を説明する。
【0026】地下壁12を構築するには、図4乃至図5
に示すように、地下壁12用の外側型枠(図示せず)を
組立し、型枠兼用地下壁パネル1を、その透水性シート
4を型枠の内向き(コンクリート打設側)にし、多機能
板7を外向き(地下室側)にし、セパレータで両側の型
枠の間隙を所定の間隔に維持し、縦バタ材を組み付け、
その後に横バタ材をクランプ等で前記縦バタ材に固定
し、フォームタイで型枠を締め付けて、地下壁用の型枠
を組み立てる。
【0027】そして、前記外側型枠と内側型枠の型枠兼
用地下壁パネル1との間にコンクリートを現場打ちし
て、地下壁12が形成される。型枠兼用地下壁パネル1
はそのまま捨て型枠として使用される。
【0028】前記打設されたコンクリートの余剰水が型
枠兼用地下壁パネル1の透水性シート4を透過し、その
後、凹状溝3から流下する。セメント粒子やその程度の
大きさの微粒子などは前記透水性シートによって凹状溝
3への浸入が阻止される。
【0029】こうして、凹状溝3内に流下した余剰水、
又は毛管力等によってパネル連結部分の排水路9に浸透
した浸透水は、型枠兼用地下壁パネル1の下部の水抜き
管13を通って、集水ピット14に集められる。
【0030】前記透水性シート4により、セメント粒子
等の微粒子の凹状溝3への浸入が阻止されるので、当該
凹状溝3はセメント粒子等の異物の浸入による目詰まり
が無く、長期間に亘りその排水性能が良好に発揮される
ものである。
【0031】このように、本発明の第1実施例に係る型
枠兼用地下壁パネル1は、多機能板7によって強度的に
コンクリート用型枠として十分な剛性を持つとともに、
その強度の方向性がなく、従来と同様の型枠組立が可能
である。
【0032】該型枠兼用地下壁パネル1が軽量であるこ
ともあって、取り扱いやすく型枠組立の作業性が良くな
るばかりでなく、地下壁構造体における地下室の内壁と
なった場合に、水分の吸放出性を有して地下室における
温湿度の制御をしやすくして結露を防止する。
【0033】更に、寒冷地においては水和熱の放散が防
止されるなどして、打設したコンクリートの硬化時の温
度分布が均一化され初期水和を十分進ませることが出来
て、クラックの発生が防止される。型枠兼用地下壁パネ
ルの排水性能により、密実なコンクリートが得られる。
【0034】本発明の型枠兼用地下壁パネルは、第1実
施例に示した実施の形態に限らず、多くのバリエーショ
ンが提案されるものであり、以下のような第2実施例乃
至第6実施例に係る型枠兼用地下壁パネルを形成するこ
とが出来る。以下、これらの実施例について説明する。
なお、各実施例における合成樹脂発泡体からなる断熱板
2、多機能板7、透水性シート4はいずれも第1実施例
の型枠兼用地下壁パネル1のものと同じものである。
【0035】第2実施例に係る型枠兼用地下壁パネル1
aは、図6に示すように、断熱板2の裏面にも凹状溝3
を複数併設した点において、前記第1実施例に係る型枠
兼用地下壁パネル1と相違するものである。前記裏面に
追加した凹状溝3によって、浸透水に対する排水性と発
揮されるものである。
【0036】第3実施例に係る型枠兼用地下壁パネル1
bは、図7に示すように、合成樹脂発泡体からなる断熱
板2の両面に多機能板7を積層し、透水性シート4を片
方(コンクリート壁面側)の多機能板7に積層したもの
である。両側の多機能板7,7によって、高強度の地下
壁パネルとなる。
【0037】第4実施例に係る型枠兼用地下壁パネル1
cは、図8に示すように、コンクリート壁面側の多機能
板7の表面に凹状溝3を設けた点において、前記第3実
施例と相違するものである。前記凹状溝3をコンクリー
ト壁面側にも設けることで、コンクリートの打設時にお
ける余剰水を効率的に排水することができるものであ
る。
【0038】第5実施例に係る型枠兼用地下壁パネル1
dは、図9に示すように、多機能板7,7を積層したも
のであり、合成樹脂発泡体からなる断熱板2を省いて地
下壁パネルを構成した点において前記第4実施例と相違
するものである。多機能板7のみを積層して地下壁パネ
ルを構成することもできるものである。
【0039】第6実施例に係る型枠兼用地下壁パネル1
eは、図10に示すように、多機能板7,7の間に合成
樹脂発泡体からなる断熱板2を介在させて積層し、地下
壁パネルを構成したものである。前記第4実施例に係る
型枠兼用地下壁パネル1cに対して、断熱板2に凹状溝
3が設けられていない点で相違するものである。
【0040】前記各実施例の型枠兼用地下壁パネルを使
用して地下壁用のコンクリートを打設することで本発明
の地下壁構造体が構築されるものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の型枠兼用
地下壁パネルは、透水性シートと、凹状溝を有する合成
樹脂発泡体からなる断熱板と、カール状の磁気テープ収
縮片に有機バインダーを添加し成型してなる多機能板と
を積層してなるので、前記断熱板と多機能板とで高い断
熱性能を発揮して、打設されたコンクリートの初期水和
が十分に進みクラックの発生が防止され、また、透水性
能により密実なコンクリートが得られる。
【0042】前記多機能板は水分の吸放出性を有するた
め、例えば、人の居住する地下室においては温湿度を制
御しやすくなり地下壁の表面結露が防止されて居住性を
効率よく高めるものである。
【0043】更に、前記地下壁パネルが型枠用として十
分な強度を有しているので、型枠の組立施工において通
常の型枠合板と同様に縦バタ材を先行させることが出来
て型枠の組立強度も安定するばかりでなく、該地下壁パ
ネルが軽量でカット加工性も良く、型枠施工が容易にな
るという優れた効果を奏するものである。
【0044】本発明に係る型枠兼用地下壁パネルは、透
水性シートと、カール状の磁気テープ収縮片に有機バイ
ンダーを添加し成型してなる多機能板でその1枚または
複数枚とを積層してなるので、コンクリート用型枠とし
て十分な強度を有するとともに、断熱性が高いことから
打設されたコンクリートを密実なものとするとともに、
結露防止性能,遮音性,電磁波吸収性能,静電気防止性
能をも有する型枠兼用地下壁を構築することができると
いう優れた効果を奏するものである。
【0045】型枠兼用地下壁パネルを使用して地下壁を
構築することで、結露が防止されて居住性の高い地下室
が得られるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠兼用地下壁パネルの斜視図で
ある。
【図2】同本発明に係る型枠兼用地下壁パネルの、断熱
板の斜視図である。
【図3】同本発明に係る型枠兼用地下壁パネルにおける
断熱板を連結した様子を示す説明図(a)と、その断熱
板の凹状溝と排水路の形状を三角形状にした場合の説明
図(b)と、半円形状にした場合の説明図(c)であ
る。
【図4】同本発明に係る型枠兼用地下壁パネルの使用状
態説明図である。
【図5】図4におけるA−A線に沿った断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る型枠兼用地下壁パネ
ルを使用した状態の概略を示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る型枠兼用地下壁パネ
ルを使用した状態の概略を示す平面図である。
【図8】本発明の第4実施例に係る型枠兼用地下壁パネ
ルを使用した状態の概略を示す平面図である。
【図9】本発明の第5実施例に係る型枠兼用地下壁パネ
ルを使用した状態の概略を示す平面図である。
【図10】本発明の第6実施例に係る型枠兼用地下壁パ
ネルを使用した状態の概略を示す平面図である。
【図11】従来例に係る型枠パネルの使用状態の斜視図
である。
【図12】同従来例に係る型枠パネルの使用状態の平面
図である。
【符号の説明】
1,1a,…各実施例の型枠兼用地下壁パネル、2 断
熱板、3 凹状溝、4 透水性シート、7 多機能板、
8 凹状溝、9 排水路、10 連通溝、11 連通
溝、12 地下壁、13 水抜き管、14 集水ピッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸井 浩 東京都北区浮間3−33−9−103 (72)発明者 堤 正範 横浜市泉区岡津町25944 (72)発明者 下川 賀嗣 大阪府大阪市北区東天満1丁目10番20号 株式会社松村組内 (72)発明者 柏木 隆男 大阪府大阪市北区東天満1丁目10番20号 株式会社松村組内 (72)発明者 西本 大策 東京都品川区東品川2丁目2番24号 ダウ 化工株式会社内 (72)発明者 石田 陸夫 栃木県鹿沼市さつき町11−1 ダウ化工株 式会社鹿沼研究所内 (72)発明者 眞守 利行 東京都港区三田3−11−36 日栄株式会社 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性シートと、凹状溝を有する合成樹
    脂発泡体からなる断熱板と、カール状の磁気テープ収縮
    片に有機バインダーを添加し成型してなる多機能板とを
    積層してなること、 を特徴とする型枠兼用地下壁パネル。
  2. 【請求項2】 透水性シートと、カール状の磁気テープ
    収縮片に有機バインダーを添加し成型してなる多機能板
    でその1枚または複数枚とを積層してなること、 を特徴とする型枠兼用地下壁パネル。
  3. 【請求項3】 多機能板の少なくとも一つが、凹状溝を
    有すること、 を特徴とする請求項1または2に記載の型枠兼用地下壁
    パネル。
  4. 【請求項4】 合成樹脂発泡体が、ポリスチレン発泡体
    またはポリプロピレン発泡体であること、 を特徴とする請求項1に記載の型枠兼用地下壁パネル。
  5. 【請求項5】 コンクリート壁と請求項1乃至4の型枠
    兼用地下壁パネルとで地下壁が構成されていること、 を特徴とする地下壁構造体。
JP9167244A 1997-06-24 1997-06-24 型枠兼用地下壁パネルと地下壁構造体 Pending JPH1113077A (ja)

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