JPH11127476A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH11127476A
JPH11127476A JP9292638A JP29263897A JPH11127476A JP H11127476 A JPH11127476 A JP H11127476A JP 9292638 A JP9292638 A JP 9292638A JP 29263897 A JP29263897 A JP 29263897A JP H11127476 A JPH11127476 A JP H11127476A
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JP
Japan
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signal
base station
communication system
station
wireless communication
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Application number
JP9292638A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Kegasa
光容 毛笠
Satoru Matsushita
悟 松下
Takuya Kusaka
卓也 日下
Yuichiro Goto
有一郎 後藤
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線通信システムでは,加入者局側に
恒温槽入りの水晶発振器等の高価な発振器が必要になっ
ていた。 【解決手段】 本発明は,基地局1側から送信波RLと
共に基地局側局発信号BLOを加入者局2へ送信し,加
入者局2側で位相同期ループ3を用いて上記基地局側局
発信号BLOに加入者局側局発信号ALOを同期させる
ことにより,加入者局の負担を抑えつつ信頼性の高い無
線通信システムを提供することを図ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,無線通信システム
に係り,詳しくは,数GHz以上の高い周波数帯域を利
用して複数の加入者にローカルなテレビサービスや高速
データ回線を提供するための無線通信システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット接続等の急速な普
及に伴って高速な回線網への需要はますます増加してい
る。しかしながら,有線網によって提供される高速回線
は,一般の消費者にとって依然として高価なものであ
り,より低価格なサービスを提供することができるロー
カルな無線通信網の研究開発が盛んに行われている。こ
のローカル無線網は,準ミリ波(3GHz〜30GH
z),さらにはミリ波帯(30GHz〜300GHz)
という高い周波数帯域を利用して,例えば電話交換局か
ら所定範囲の地域にいる複数の加入者に高速な双方向デ
ータ通信回線を提供したり,ローカルなテレビサービス
を行う場合等に利用される。図8に示すように,このよ
うなローカル無線網(無線通信システム)では,一般家
庭等に設置された複数の加入者局50は,放射状の送受
信可能領域(セル)51を有するセル基地局52に無線
回線を介して接続される。準ミリ波やミリ波帯のような
高帯域では,見通し距離は数km程度が限界となり,上
記セル51の大きさもそれに準じたものとなる。都市部
等比較的広い領域をカバーする場合,上記セル基地局5
2は当該領域に対して複数設けられる。各セル基地局5
2間は,電話交換局等に設置された中央局53に光ファ
イバー等の高速回線54を介して接続されており,他の
セル51にある加入者局50へセル基地局52及び中央
局53を介して通信を行うことも可能である。上記セル
基地局52と複数の加入者局50との間の無線通信に
は,一般的にスーパーヘテロダイン方式が用いられる。
この方式の送信側(例えばセル基地局52)では,中間
周波数の信号に局部発振信号(以下,局発信号と称す
る)が重畳されたのち送信が行われる。一方,受信側
(例えば加入者局50)では,アンテナから入力された
信号から予め加入者局側で作成される局発信号を用いて
中間周波数の信号が取り出される。このように搬送周波
数を変換することにより増幅等の取扱いが容易となる。
上記局発信号は,発振器から出力される所定周波数の信
号であって,高周波信号と中間周波信号との和又は差で
表される。ここで,加入者局50やセル基地局52に設
けられる送受信装置のフロントエンド部(周波数変換装
置)の従来例を図9に示す。
【0003】図9に示すように,上記周波数変換装置6
00は,受信用アンテナ601と,該受信用アンテナ6
01から入力された信号の必要帯域のみを増幅するため
の低雑音増幅器602と,該低雑音増幅器602からの
出力と局発信号LOとを混合し,中間周波数の信号IF
を出力する受信用ミキサー603と,該受信用ミキサー
603から出力された中間周波数の信号IFから必要帯
域のみを選択する帯域フィルタ604と,上記帯域フィ
ルタ604の出力を増幅する増幅器605とを有する受
信部606と,送信用の中間周波数の信号IFを増幅す
る増幅器607と,該増幅器607からの出力と局発信
号LOとを混合し,送信周波数の信号RFを出力する送
信用ミキサー608と,該送信用ミキサー608から出
力された信号RFの必要帯域のみを通過させる帯域フィ
ルタ609と,帯域フィルタ609の出力を増幅する増
幅器610と,送信用アンテナ611とを有する送信部
612とを具備する。
【0004】また,受信用ミキサー603及び送信用ミ
キサー608へ入力される局発信号LOは,局部発振器
613から出力される。この局部発振器613は,基準
周波数発振用の水晶発振器614と,該水晶発振器61
4からの出力を増幅する増幅器615と,位相比較器6
16と,ループフィルター617と,入力電圧に応じて
その発振周波数が微調可能な電圧制御発振器618とを
具備する。局部発振器613から出力された局発信号L
Oは,受信用増幅器619又は送信用増幅器620によ
りそれぞれ増幅されたのち,上記受信用ミキサー603
又は送信用ミキサー608に入力される。例えばセル基
地局52から加入者局50へ送信される送信波RFは,
上記のように通常局発信号LO(基地局側局発信号)と
中間周波数の信号IFとが重畳されたものである(図1
0に示す周波数チャート参照)。この中間周波数の信号
IFの帯域は複数に分割されており,異なる通信内容を
有するチャンネルが割り当てられる。この送信波RF
は,加入者局50に設置された上記周波数変換装置60
0の上記受信用アンテナ601によって受信される。上
記受信用アンテナ601によって受信された送信波RF
は上記低雑音増幅器602によって必要帯域のみ増幅さ
れる。上記低雑音増幅器602からの出力は上記受信用
ミキサー603により上記局部発振器613からの局発
信号LO(加入者局側局発信号)と混合され周波数変換
された中間周波数の信号IFが出力される。上記加入者
局側局発信号は上記基地局側局発信号と同じ周波数とな
るように設定されている。上記局部発振器613に設け
られる水晶発振器614は,加入者局50からの送信用
にも用いられるため,温度制御された恒温槽に入った極
めて周波数精度(例えば1ppm〜0.01ppm程
度)が高く,位相雑音が少ないものである。上記水晶発
振器614からの出力は増幅器615によって適度な振
幅に増幅され位相比較器616に供給される。この位相
比較器616には,1/N分周器621の出力が供給さ
れており,上記増幅器615の出力と分周器621から
の出力との位相差に比例した電圧が出力される。この出
力電圧は,ループフィルター617によって直流電圧が
増幅されると共に高周波成分が適度に減衰されて電圧制
御発振器618に入力される。上記電圧制御発振器61
8の出力は局発信号LOとして上記増幅器619及び6
20へ出力される。それと共に上記電圧制御発振器61
8の出力は,1/N分周器621を介して位相比較器6
16にも供給され,フィードバックループが形成されて
いる。このフィードバックループは位相同期ループやフ
ェイズロックループ(PLL)と呼ばれており,基準周
波数と同じレベルの高い周波数精度と低位相雑音を保ち
ながら,N倍の周波数を得るために用いられている。上
記電圧制御発振器618の出力は,上記増幅器619を
介して受信用ミキサー603に供給される。上記受信用
ミキサー603から出力された中間周波数の信号IFは
帯域フィルタ604によって必要帯域だけ選択され,増
幅器605により適度に増幅された後,室内のセットト
ップボックス等に送出される。
【0005】一方,送信部612では,増幅器607に
よって適度に増幅された中間周波数の信号IFと,上記
局部発振器613からの局発信号LOとが送信用ミキサ
ー608に供給される。この送信用ミキサー608によ
って周波数変換された信号は,帯域フィルタ609によ
って送信周波数に相当する信号が選択され,増幅器61
0によって十分なレベルまで増幅された後,送信アンテ
ナ611に供給され,電波として送信される。上記のよ
うな周波数変換装置600を有する双方向無線通信シス
テムに対し,例えばローカルテレビサービス等,加入者
局50側からセル基地局52への送信の必要がない片方
向通信の場合には,加入者局50に設置される受信装置
の構成は,上記受信部606と較べて簡略化される。こ
こで,図11は従来の受信装置の概略構成を示すもので
ある。図11に示すように,上記受信装置800は,局
部発振器801の構成が簡素化されている点と送信部6
12がない点を除いて上記送受信装置600とほぼ同じ
構成を有している。上記局部発振器801は誘電体共振
器等を利用したものである。その発振周波数は増幅器8
02を介してそのまま受信用ミキサー603に供され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,双方向無線
通信に用いられていた従来の周波数変換装置では,セル
基地局52だけでなく加入者局50側にも,精度の高い
局部発振器613を設けることが要求される。しかしな
がら,局部発振器613に用いられる,例えば恒温槽入
りの水晶発振器614は一般的に高価で消費電力も多く
部品サイズも大きい。また,マイクロ波帯,準ミリ波
帯,又はミリ波帯で用いられる分周器621も高価で消
費電力の多い部品である。さらに,分周器621から
は,色々な周波数の不要輻射信号が電源ライン等に漏れ
てしまい,各種フィルタ,シールド板等を用いてスプリ
アス信号の漏洩を防止する必要があるため,装置全体の
寸法も極めて大きなものとなってしまう。従って,精度
の高い局部発振器を用いる場合,加入者局50,即ち一
般消費者のコストが増大してしまうという問題があっ
た。また,ローカルテレビサービス等,片方向無線通信
では加入者局側からの送信がないため,恒温槽入りの水
晶発振器等高価な局部発振器は必要ない。しかしなが
ら,マイクロ波,準ミリ波,又はミリ波帯で従来の受信
装置800を用いた場合,周波数精度に問題が生じてし
まう。上記受信装置800で用いられる局部発振器80
1は,通常野外に設置されるため,夏は30℃以上の高
温にさらされ,冬は零度以下の低温にさらされる。この
場合,上記局部発振器801の温度特性では,100p
pm程度の周波数誤差を生じてしまう。この周波数誤差
は,1MHz程度の中波では100Hz程度となり,例
えばAM変調波のチャンネル帯域9kHzと比較すると
小さく問題とならない。しかし,例えば12GHzのマ
イクロ波帯や30GHzの準ミリ波帯では,その周波数
誤差はそれぞれ1.2MHz,3MHzにもなる。ま
た,位相雑音の周波数帯域も3ppm程度と大きく,1
2GHzの場合36kHzの位相雑音が局部発振器の出
力に含まれることになってしまう。即ち,通信に用いら
れる周波数が増大するにつれ,局部発振器801の周波
数精度や位相雑音が電波の周波数変化に影響する度合い
も大きくなり,それに応じてチャンネル帯域を広く確保
する必要が生じる。この問題は片方向通信だけでなく双
方向通信の場合でも重要であり,例えば100〜100
0人程度の加入者に対して500MHzの周波数帯域が
割り当てられている場合,1つの変調波のチャンネルの
周波数帯域幅は5MHz〜500kHz程度に制限され
てしまうが,局部発振器の周波数精度が悪く,上記のよ
うに周波数誤差が3MHzにもなると,2つチャンネル
の信号が干渉してしまい信頼性のある通信を行うことが
できない。本発明は,このような従来の技術における課
題を解決するために,無線通信システムを改良し,受信
側の負担を抑えつつ信頼性の高い無線通信システムを提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,基地局と複数の加入者局とを結び,マイク
ロ波,準ミリ波,又はミリ波帯にある所定帯域の送信波
を上記基地局から各加入者局へ送信する無線通信システ
ムであって,上記基地局側で基地局側局発信号と中間周
波信号とを重畳して上記送信波を生成すると共に,上記
加入者局側で加入者局側局発信号を用いて上記送信波か
ら上記中間周波信号を取り出す無線通信システムにおい
て,上記基地局側局発信号に相当し上記所定帯域又は近
傍の相当局発信号が上記基地局から上記加入者局へ送信
されると共に,上記加入者局側局発信号が上記相当局発
信号から取り出された基地局側局発信号と位相同期ルー
プによって同期されてなることを特徴とする無線通信シ
ステムとして構成されている。上記無線通信システムで
は,加入者局側の局発信号は,基地局側局発信号と位相
同期ループを用いて同期されており,基地局側局発信号
と同程度の高い周波数精度と低い位相雑音を得ることが
できる。即ち,加入者局側に精度のよい局部発振器を設
ける必要がなくなり,加入者局側のコストや設置スペー
スを大幅に抑制することができる。また,上記無線通信
システムにおいて,上記加入者局から上記基地局へ送信
される送信波に,上記相当局発信号から取り出された基
地局側局発信号と同期された加入者局側局発信号と中間
周波信号とを重畳したものを用いれば,加入者側のコス
トを抑えつつ信頼性のある双方向無線通信システムを提
供することができる。
【0008】また,上記基地局側に設けられたデジタル
変調器の変調クロックに相当するサンプル基準周波数を
上記基地局から上記加入者局へ送信すると共に,上記加
入者局側に設けられたデジタル復調器の復調クロックを
上記加入者局で受信されたサンプル基準周波数に基づい
て定めれば,受信側にシンボルクロックを再生する回路
が必要なくなるため,構成を簡素化しコストを低減する
ことができる。また,シンボルクロック(復調クロッ
ク)の位相誤差や雑音による復調の誤り率も低減するこ
とができ通信の信頼性を高めることができる。さらに,
上記基地局側に設けられたデジタル変調器及び復調器を
同一クロックで駆動すると共に,上記加入者局側に設け
られたデジタル変調器の変調クロックを上記加入者局で
受信されたサンプル基準周波数に基づいて定めれば,通
信システム全体の周波数が基地局側の局部発振器,変調
器,復調器と同期するため,互いの信号の干渉を減少さ
せ,周波数上の設計をより容易にすることができる。上
記無線通信システムにおいて,上記相当局発信号は,例
えば上記送信波と同時に上記加入者局へ送信される。ま
た,上記基地局から連続して上記加入者局へ送信しても
よいし,上記基地局から間欠的に上記加入者局へ送信し
てもよい。また,上記相当局発信号には,例えば上記基
地局側局発信号の無変調波を用いてもよいし,狭帯域変
調波を用いてもよい。また,可聴周波数帯の変調波を上
記相当局発信号に用いれば,耳で聞きながら信号の音質
が良くなるようにアンテナの調整等ができ取扱いが容易
となる。また,この変調波に送信側の情報を含ませて,
例えば放送局の名称を放送するようなことも可能とな
る。また,上記加入者側局発信号として上記位相同期ル
ープに設けられた発振器の信号を逓倍したものを用いる
か,若しくは,上記加入者局側に設けられる送信用及び
/若しくは受信用のミキサーにハーモニックミキサーを
用いれば,加入者局側で送信用の局発信号と受信用の局
発信号とを異なった周波数にすることが可能となり,送
信の周波数帯域と受信の周波数帯域とが大きく離れてい
る場合にも対応できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の一実施の形態に係る無線通
信システムの概略構成を示す図,図2は上記無線通信シ
ステムで用いられる加入者局側の周波数変換装置の構成
を示す図,図3は上記無線通信システムの送信波の周波
数チャートである。図1に示すように,本発明の一実施
の形態に係る無線通信システムは,基地局1と複数の加
入者局2とを結び,マイクロ波,準ミリ波,又はミリ波
帯にある所定帯域の送信波RFを上記基地局1から各加
入者局2へ送信する無線通信システムである。また,上
記基地局1側で基地局側内部局発信号CLOと中間周波
信号IFとを重畳して上記送信波RFを生成すると共
に,上記加入者局2側で加入者局側局発信号ALOを用
いて上記送信波RFから上記中間周波信号IFを取り出
す点で従来の無線通信システムと同様である。尚,通常
基地局側内部局発信号CLOと加入者局側局発信号AL
Oは近接した異なる周波数を用いるが同じ周波数であっ
ても構わない。しかしながら,本実施の形態に係る無線
通信システムは,上記所定帯域又は近傍で基地局側局発
信号BLO(加入者局側局発信号ALOと同一周波数を
有する)の無変調波が上記基地局1から上記加入者局2
へ送信波RFと同時に送信されると共に,上記加入者局
側局発信号ALOが,受信された上記基地局側局発信号
BLOと位相同期ループ(PLL)3によって同期され
る点で従来の技術と異なる。尚,基地局側局発信号BL
Oは,図1に示すように,合成器(COMB)を用いて
送信波RFと共に送信される。
【0010】また,図2に示すように,本実施の形態に
係る無線通信システムで用いられる加入者局側の周波数
変換装置200は,受信用アンテナ201と,該受信用
アンテナ201から入力された信号の必要帯域のみを増
幅するための低雑音増幅器202と,該低雑音増幅器2
02からの出力と局発信号(加入者局側局発信号)AL
Oとを混合し,中間周波数の信号(中間周波信号))I
Fを出力する受信用ミキサー203と,該受信用ミキサ
ー203から出力された中間周波数IFの信号を選択す
るための帯域フィルタ204と,帯域フィルタ204の
出力を増幅する増幅器205とを有する受信部206
と,送信用の中間周波数IFの信号を増幅する増幅器2
07と,該増幅器207からの出力と局発信号ALOと
を混合し,送信周波数の信号を出力する送信用ミキサー
208と,該送信用ミキサー208から出力された信号
の必要帯域のみを通過させる帯域フィルタ209と,帯
域フィルタ209の出力を増幅する増幅器210と,送
信用アンテナ211とを有する送信部212とを具備す
る点で従来ののものと同様である。上記加入者局側の周
波数変換装置200が,従来のものと異なる点は,局部
発振器300が,低周波数通過フィルタ301と,ルー
プフィルター302と,電圧制御発振器303とを含む
位相同期ループ3から構成され,電圧制御発振器303
の発振周波数を上記受信用アンテナ201から入力され
た基地局側局発信号BLOに同期させることにより,加
入者局側局発信号ALOを生成する点である。
【0011】以下,上記加入者局側の周波数変換装置2
00の詳細について説明する。上記基地局1から送信さ
れる送信波RFと共に送信された基地局側局発信号BL
O(図3に周波数チャート参照)は,送信波RFと同じ
く加入者局の受信用アンテナ201で受信される。受信
用アンテナ201からの信号は,低雑音増幅器202で
増幅されたのち,受信用ミキサー203に供給され電圧
制御発振器203の出力(加入者局側局発信号ALO)
と混合され,基地局側局発信号BLOと電圧制御発振器
303の出力との位相差に相当する電圧が出力される。
この受信用ミキサー203の出力は,帯域通過フィルタ
204及び低周波数通過フィルタ301に供給される。
低周波数通過フィルタ301で高域が除去された信号
は,ループフィルター302で直流成分が適度に増幅さ
れて,電圧制御発振器303に入力される。上記電圧制
御発振器303では,入力された電圧に従って出力が微
調整される。即ち,電圧制御発振器303の出力の位相
が上記基地局側局発信号BLOよりも遅れているときに
は,位相差の分だけの電圧が電圧制御発振器303に入
力され,位相が進む向きに制御される。逆に進んでいる
ときには遅れる向きに位相が制御され,基地局側局発信
号BLOに電圧制御発振器303の発振周波数が同期す
るよう位相同期ループ3が構成されている。この位相同
期ループ3によって加入者局側局発信号ALOは基地局
側局発信号BLOに同期される。一方,受信用ミキサー
203の出力のもう一方は帯域フィルタ204によって
必要帯域だけが選択され,増幅器205によって適度に
増幅されたのち中間周波数の信号IFとして室内のセッ
トトップボックス等に出力される。また,電圧制御発振
器303の出力は,加入者局2から基地局1へ電波を送
信するための送信用局発信号ALOとしても利用可能で
ある。即ち,送信用の中間周波数の信号IFは,増幅器
207で増幅された後,送信用ミキサー208により上
記電圧制御発振器303の出力と混合され,送信周波数
帯の信号として帯域フィルタ209に供給される。帯域
フィルタ209により必要帯域だけが選択された信号は
増幅器210によって適度に増幅されたのち送信用アン
テナ211により基地局1へ送信される。上記のように
位相同期ループ3を用いて,受信された基地局側局発信
号BLOに加入者局側局発信号ALOを同期させること
により,加入者局側に恒温槽入りの精度のよい水晶発振
器を備える必要なく,0.1ppm程度の高精度の局発
信号を得ることができる。また,上記無線通信システム
では,送信(基地局)側の局部発振器の周波数が多少ず
れたとしても,受信側(加入者局)側の局部発振器の周
波数も同じだけずれるため,中間周波数に変換されたと
きには,周波数のずれが相殺され,中間周波数で得られ
る精度はさらに高くなる。0.1ppm程度の周波数誤
差が確保されれば,例えば12GHz帯の通信であって
も,その周波数誤差は1.2kHz程度に収まり,20
0kHz程度にチャンネル周波数帯域幅が制限される場
合でも信頼性のある通信が可能となる。
【0012】また,周波数精度の向上と同時に位相雑音
も低減される。例えば0.01ppM程度に位相雑音は
抑制される。このため,QPSK( Quadrature Phase S
hiftKeying)はもちろんのこと,256QAM(Quadratu
re Amplitude Modulation)等のデジタル変調方式での通
信も可能となる。例えば上記200kHzのチャンネル
帯域の場合,QPSK変調で256kbps,16QA
M変調で512kbps,64QAM変調で768kb
ps,256QAM変調で1024kbpsという高速
なデジタル通信が可能となる。また,QPSK変調によ
って64kbpsの速度を保ちながら,チャンネル帯域
を50kHz程度まで絞れば,500MHz帯域でも1
0000ものチャンネルを設けることが可能となる。従
って,多数の加入者にチャンネルを割り当てた高速な双
方向通信システムを,加入者の負担をなるべく抑えて構
築することができる。また,チャンネル周波数帯域を,
20MHzから200kHzに絞ると,同じ受信電力で
も周波数あたりの受信電力は百倍に増大するため,信号
対雑音比は20dB程度改善される。逆に,同じ信号対
雑音比を満せばよい場合,1/100の受信電力があれ
ば十分であり,低コストでサイズの小さい受信アンテ
ナ,及び安価な雑音指数の大きい受信用の増幅器を用い
ることができるため,さらに受信機を小型化することが
でき,低価格化を促進することができる。
【0013】
【実施例】上記実施の形態では,基地局側局発信号BL
Oの無変調波を上記基地局1から上記加入者局へ送信し
た場合を説明したが,基地局側局発信号BLOを,他の
送信波RLと干渉しないような狭い帯域で変調して送信
するようにしてもよい。ループフィルター302の周波
数帯域よりも十分高い周波数で変調を行えば,位相同期
ループ3の動作に影響を与えることはない。例えば1k
Hz〜1MHz程度の変調周波数で変調された狭帯域の
FM変調波を用いれば,低周波数通過フィルタ301の
出力には復調された信号が現れ,そのまま復調出力を得
ることが可能で,しかもループフィルター302の出力
では変調信号は十分に減衰するので位相同期ループ3に
は悪影響を与えない。また,可聴周波数帯の変調波を用
いた場合,復調された信号を耳で聞きながら,信号の音
質が良くなるように,アンテナ201の向きの調整等を
行うことが可能となったり,放送局(基地局)の名称等
を放送したりすることも可能となる。また,上記実施の
形態では,基地局側局発信号BLOのみを送信波RFと
同時に送信したが,基地局側局発信号だけでなく,例え
ばチューナーやデジタル変調器,復調器等で使用する基
準周波数や変調クロックを送信するようにしてもよい。
相当局発信号には,基地局側局発信号RFの無変調波,
変調波等上記基地局側局発信号RLそれ自体や一定の関
係を有する信号,及びそれらと共に送信される基準周波
数や変調クロックが含まれる。図4に基地局側局発信号
BLOの他に変調器及び復調器で使用するシンボルクロ
ックFs1,Fs2を送信した例の周波数チャートを示
す。このようにシンボルクロックを基地局側から送信す
ることにより,受信側に設けられていたシンボルクロッ
ク再生回路を省略することができ,コストが低減される
だけでなく,シンボルクロック再生回路の位相誤差や位
相雑音による,復調の誤り率も低減でき通信の信頼性を
向上させることができる。また,基地局側と加入者局側
とで局部発振器,変調器,復調器の基準となる周波数を
全て同期させれば,互いの信号の干渉を減らすことがで
き,周波数関係の設計も容易となる。このような無線通
信システムも本発明における無線通信システムの一例で
ある。
【0014】また,上記実施の形態では,基地局1と加
入者局2との両方で送受信を行うことが可能であった
が,ローカルテレビサービス等加入者局2から基地局1
への送信の必要がない場合には,上記周波数変換装置2
00から送信部212を取り除いてさらに構成を簡素化
することができる。また,上記実施の形態では,基地局
側局発信号BLOを送信波RFと共に(同時に)送信し
たが,上記基地局側局発信号BLOは連続して送信する
ようにしてもよいし,間欠的に送信するようにしてもよ
い。このような無線通信システムも本発明における無線
通信システムの一例である。また,上記実施の形態で
は,位相同期ループ3に設けられる発振器に電圧制御発
振器303を用いたが,これに限らず例えばYIG等の
電流制御発振器を用いてもよい。また,上記実施の形態
では,受信用ミキサー203や送信用ミキサー208を
位相同期ループ3のミキサーとして兼用していたが,個
別にミキサーを設けるようにしてもよい。このような無
線通信システムも本発明における無線通信システムの一
例である。
【0015】また,上記実施の形態では,送受信用に同
じ加入者局側局発信号ALOを用いたが,米国で実施さ
れているLMDSの場合のように,送信の周波数帯域と
受信の周波数帯域とが大きく離れている場合,送信用の
局部発振器と受信用の局部発振器のそれぞれの周波数を
異なったものにする必要がある。これを実現するための
実施例を図5,図6を用いて説明する。図5に示す加入
者局側の周波数変換装置200′では,受信用の加入者
局側局部発振器300の周波数の1/N1の周波数で発
信する電圧制御発振器303′を用いると共に,上記電
圧制御発振器303′と受信用ミキサー203との間,
及び上記電圧制御発振器303′と送信用ミキサー20
8との間にそれぞれ×N1,×N2の周波数逓倍器30
7,308を設けている。即ち,上記電圧制御発振器3
03′は,受信した基地局側局発信号BLOの1/N1
=LO(com)の周波数に同期する。この信号を上記
周波数逓倍器308によりN2逓倍した信号を送信用の
加入者側局発信号ALOとして使用することにより,送
信用の周波数と受信用の周波数とを異ならせることがで
き,送信の周波数帯域と受信の周波数帯域とが大きく離
れている場合にも容易に対応が可能である。例えば,米
国のLMDSの場合,加入者局の受信用の周波数帯域は
27.5−28.35GHzであるが,加入者局の送信
用の周波数帯域は31.0−31.3GHzと,約3G
Hz高い周波数が許可されている。このような場合に,
電圧制御発振器303′の周波数を,例えば4.4GH
zに設定し,N1=6,N2=7に設定すれば, BLO=LO(RX)=N1×LO(com)=6×
4.4=26.4GHz IF(RX)=1.10−1.95GHz LO(TX)=N2×LO(com)=7×4.4=3
0.8GHz IF(TX)=0.20−0.50GHz となり,中間周波信号IFを非常に使いやすい周波数に
設定することができる。
【0016】また,図6に示す加入者局側の周波数変換
装置200″は,上記周波数逓倍器307,308を用
いる代わりに,ハーモニックミキサー203′,20
8′を利用して,以上の実施例(図5)と同様の効果を
得ようとするものである。ハーモニックミキサー20
3′,208′は,局部発振器300の周波数の整数倍
(それぞれ×N1,×N2)の倍音信号を内部で発生さ
せ,この倍音信号と他の信号を混合することで,高い周
波数の局部発振器を利用したのと同じ効果を得ることが
できるミキサーである。図7に周波数チャートの例を示
す。この例では,基本周波数LO(com)を4.GH
zとし,ダウンリンク側のBLOをLO(com)の6
倍である26.4GHzとし,アップリンク側のBLO
をLO(com)の7倍である30.8GHzとしてい
る。図7(a)にダウンリンク側の周波数の関係を示
す。BLOとして基地局から送られるのは26.4GH
zのものである。電圧制御発振器303′からは上記基
本周波数LO(com)の信号が出力される。受信用の
ハーモニックミキサー203′では,内部でLO(co
m)が6倍されて低雑音増幅器202の出力と混合され
る。送信用のハーモニックミキサー208′の出力は,
ハーモニックミキサーの特性上,図7(b)に示すよう
に,基本周波数LO(com)の整数倍毎に信号が現れ
るが,次の帯域フィルタ209で必要な部分,即ち3
0.8GHzのBLOより少し高い周波数帯にあるRF
信号のみを通過させる。尚,受信側のハーモニックミキ
サー203′でも同様の出力信号が生じるが,次の帯域
フィルタ204及び低周波数通過フィルタ301で必要
ない信号は除去される。以上説明したように,図5,図
6に示す実施例により,送信用の周波数と受信用の周波
数とを異ならせることができ,送信の周波数帯域と受信
の周波数帯域とが大きく離れている場合にも容易に対応
が可能である。
【0017】
【発明の効果】上記請求項1〜12のいずれか1項に記
載の発明によれば,加入者局側局発信号が位相同期ルー
プを用いて基地局側局発信号に同期されるため,加入者
局側に高価な局部発振器を設けることなく,高精度の局
発信号を得ることができ,加入者側の負担を抑えた信頼
性のある無線通信システムを提供することができる。ま
た,請求項11,12に記載の発明によれば,更に送信
用の周波数と受信用の周波数とを異ならせることがで
き,送信の周波数帯域と受信の周波数帯域とが大きく離
れている場合にも容易に対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る無線通信システ
ムの概略構成を示す図。
【図2】 上記無線通信システムで用いられる周波数変
換装置の概略構成を示す図。
【図3】 上記無線通信システムで用いられる送信波の
周波数チャート。
【図4】 本発明の一実施例に係る無線通信システムで
用いられる送信波の周波数チャート。
【図5】 本発明の一実施例に係る無線通信システムで
用いられる周波数変換装置200′の概略構成を示す
図。
【図6】 本発明の一実施例に係る無線通信システムで
用いられる周波数変換装置200″の概略構成を示す
図。
【図7】 ハーモニックミキサーを使用した場合(上記
周波数変換装置200″)の周波数チャート。
【図8】 ローカル無線通信網を説明するための図。
【図9】 従来の無線通信システムで用いられる周波数
変換装置の一例を示す図。
【図10】 従来の無線通信システムで用いられる送信
波の周波数チャート。
【図11】 従来の無線通信システムで用いられる周波
数変換装置の他の例を示す図。
【符号の説明】
1…基地局 2…加入者局 3…位相同期ループ IF…中間周波信号 BLO…基地局側局発信号 CLO…基地局側内部局発信号 ALO…加入者局側局発信号 RF…送信波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 有一郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の加入者局とを結び,マイ
    クロ波,準ミリ波,又はミリ波帯にある所定帯域の送信
    波を上記基地局から各加入者局へ送信する無線通信シス
    テムであって,上記基地局側で基地局側局発信号と中間
    周波信号とを重畳して上記送信波を生成すると共に,上
    記加入者局側で加入者局側局発信号を用いて上記送信波
    から上記中間周波信号を取り出す無線通信システムにお
    いて,上記基地局側局発信号に相当し上記所定帯域又は
    近傍の相当局発信号が上記基地局から上記加入者局へ送
    信されると共に,上記加入者局側局発信号が上記相当局
    発信号から取り出された基地局側局発信号と位相同期ル
    ープによって同期されてなることを特徴とする無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 上記加入者局から上記基地局へ送信され
    る送信波が,上記相当局発信号から取り出された基地局
    側局発信号と同期された加入者局側局発信号と中間周波
    信号とが重畳されたものである請求項1に記載の無線通
    信システム。
  3. 【請求項3】 上記基地局側に設けられたデジタル変調
    器の変調クロックに相当するサンプル基準周波数が上記
    基地局から上記加入者局へ送信されると共に,上記加入
    者局側に設けられたデジタル復調器の復調クロックが上
    記加入者局で受信されたサンプル基準周波数に基づいて
    定められてなる請求項1又は2に記載の無線通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記基地局側に設けられたデジタル変調
    器及び復調器が同一クロックで駆動されると共に,上記
    加入者局側に設けられたデジタル変調器の変調クロック
    が上記加入者局で受信されたサンプル基準周波数に基づ
    いて定められてなる請求項3に記載の無線通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記相当局発信号が,上記送信波と同時
    に上記加入者局へ送信されてなる請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 上記相当局発信号が,上記基地局から連
    続して上記加入者局へ送信されてなる請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 上記相当局発信号が,上記基地局から間
    欠的に上記加入者局へ送信されてなる請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 上記相当局発信号が,上記基地局側局発
    信号の無変調波である請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 上記相当局発信号が,上記基地局側局発
    信号の狭帯域変調波である請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 上記相当局発信号が,可聴周波数帯の
    変調波である請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 上記加入者側局発信号が,上記位相同
    期ループに設けられた発振器の信号を逓倍したものであ
    る請求項1〜10のいずれか1項に記載の無線通信シス
    テム。
  12. 【請求項12】 上記加入者局側に設けられる送信用及
    び/若しくは受信用のミキサーにハーモニックミキサー
    が用いられてなる請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の無線通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005079089A1 (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信基地局装置
JP2015228542A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 ホーンアンテナ型ヘテロダイン・イメージング受信器、1次元ホーンアンテナ型ヘテロダイン・イメージング受信器及び2次元ホーンアンテナ型ヘテロダイン・イメージング受信器
US10649013B2 (en) 2015-02-27 2020-05-12 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute Frequency converter, measuring system, and measuring method

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