JPH11126132A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH11126132A
JPH11126132A JP28930697A JP28930697A JPH11126132A JP H11126132 A JPH11126132 A JP H11126132A JP 28930697 A JP28930697 A JP 28930697A JP 28930697 A JP28930697 A JP 28930697A JP H11126132 A JPH11126132 A JP H11126132A
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JP
Japan
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JP28930697A
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Inventor
Naoki Tsumura
直樹 津村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネルを備えた入力装置において操作
者にとって簡易で違和感の無い操作でマイクのボタン押
下に相当する入力機能を実現する。 【解決手段】 タッチパネル・ドライバ5は、タッチパ
ネル2上で最初の押下位置から押下されたままの状態で
所定時間内に右下方向へ所定長を移動した後に続けて右
上方へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたこと
を検知したときにGUIハンドラ4へ通知し、GUIハ
ンドラ4はその通知に基づいて固有イベントの発生を認
識してその固有イベントの発生を示すメッセージをアプ
リケーション3へ通知し、アプリケーション3はその通
知に基づいて上記固有イベントに予め対応づけられた処
理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作者が指など
で押下することによって各種の情報を入力するタッチパ
ネルを備えた入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、グラフィカルユーザインタフェー
ス(GUI)を搭載したパーソナルコンピュータの普及
に伴って、ファクシミリ装置等のOA機器システムにお
いてもパーソナルコンピュータと類似のGUIを採用し
てユーザ操作の利便性の向上の要求が高まっている。
【0003】そこで、OA機器システムにパーソナルコ
ンピュータで使用されるマウス,キーボード等の入力装
置を装備すると、パーソナルコンピュータよりも処理内
容や操作のバリエーションが少ないOA機器システムで
は、かえって操作自体を複雑にしてしまうことになり、
操作者にとって必ずしも操作の利便性が向上するものに
はならなかった。
【0004】そのため、OA機器システムでは、グラフ
ィック表示が可能なCRT,LCD等の表示画面上に透
明な多層抵抗膜等からなるタッチパネルを備えた入力装
置が普及しており、表示画面上に表示されたメニューや
操作対象のアイコンを操作者が指でタッチするという簡
単な操作で各種の情報を入力することができる。
【0005】ところが、このようなタッチパネルを備え
た入力装置とマウスとの機能上の差異により、タッチパ
ネルを備えた入力装置でマウス操作を前提にしたGUI
と同じような入力機能を実現した場合に不都合があっ
た。
【0006】上記機能上の差異には次に示すものがあ
る。 (1)マウスのボタンは座標位置の指定とは独立して押
下と解放ができるので、ボタンを押下しながら座標移動
させるドラッグ操作が可能であるが、タッチパネルを備
えた入力装置ではできなかった。
【0007】(2)手でマウスを握ったまま指先を小さ
く動かすことによってマウスのボタンの押下が可能なの
で、ボタンを素早く1回押下するクリックや、2回押下
するダブルクリックの操作が違和感無く行なえるが、指
先を伸ばして表示画面上を触ることによって指定位置の
座標位置を入力するタッチパネルを備えた入力装置で
は、表示画面を素早くたたくという操作は違和感が大き
い。
【0008】(3)複数のボタンを持つマウスでは、押
下するボタンの種類を変えることによって異なる処理を
実行することができるが、タッチパネルを備えた入力装
置ではできなかった。
【0009】このような差異は、「操作の対象を選択」
した後で「処理を選択実行」する場合に大きく利便性の
差異になる。例えば、対象を選択した後に、その対象に
対して「表示」の処理と「削除」の処理のいずれを行な
うのかを指定する場合、マウス入力を前提としたGUI
では、複数のボタンの内のいずれのボタンが押下された
かを識別して「表示」の処理と「削除」の処理を選択実
行することが可能であり、また、処理選択の為の新たな
ポップアップメニューを表示する指示入力に使用するボ
タンを割り当てることが可能である。
【0010】一方、タッチパネルを備えた入力装置で
は、表示画面上に常に処理を選択するためのメニューを
表示する必要があり、また、予め処理内容を決定してか
ら対象を選択するようにしなければならない。
【0011】ところが、表示画面上に常に処理を選択す
るためのメニューを表示することは、表示画面設定上の
制約になり、選択対象や処理対象を表示する領域が狭く
なるし、タッチパネル下の表示画面を大きくしなければ
ならないという問題が発生する。また、GUIの思想
上、「操作の対象を選択」した後で「処理を選択実行」
するという操作の流れは、操作者の利便性を向上させる
大きな概念であり、この概念を回避することは利便性を
悪くすることになる。
【0012】そこで従来、タッチパネル上の任意の2点
が同時に指示されたことを検出し、その検出した位置の
座標データを出力する入力装置(例えば、特開平9−3
4625号公報参照)を用いれば、タッチパネル上の任
意の1点が指示されたときと、任意の2点が同時に指示
されたときをそれぞれマウスボタンに相当する操作に割
り当てるようにすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにタッチパネル上の任意の1点が指示されたとき
と、任意の2点が同時に指示されたときをそれぞれマウ
スボタンに相当する操作に割り当てるようにすると、操
作者が指でタッチパネル上の2点を同時に押下すること
は、2本の指を使用したり、両手の指を使用しなければ
ならなくなり、操作者にとって簡易で違和感の無い操作
でマイクのボタン押下に相当する入力機能にはならない
という問題があった。
【0014】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、タッチパネルを備えた入力装置において操作者
にとって簡易で違和感の無い操作でマイクのボタン押下
に相当する入力機能を実現することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、タッチパネルを備えた入力装置におい
て、上記タッチパネル上で、最初の押下位置から押下さ
れたままの状態で所定時間内に右下方向へ所定長を移動
した後に続けて右上方へ所定長を移動した押下位置の軌
跡が描かれたことを検知したとき、固有イベントの発生
を認識してその固有イベントに予め対応づけられた処理
を実行する手段を設けたものである。
【0016】また、上記タッチパネル上で、最初の押下
位置から押下されたままの状態で所定時間内に左下方向
へ所定長を移動した後に続けて左上方へ所定長を移動し
た押下位置の軌跡が描かれたことを検知したとき、上記
固有イベントとは異なる他の固有イベントの発生を認識
してその固有イベントに予め対応づけられた処理を実行
する手段を設けるとよい。
【0017】さらに、上記固有イベントの発生時に実行
する処理と上記他の固有イベントの発生時に実行する処
理を入れ替える手段を設けるとよい。
【0018】また、タッチパネルを備えた入力装置にお
いて、上記タッチパネル上で、最初の押下位置から押下
されたままの状態で所定時間内に上記タッチパネルの端
部方向へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたこ
とを検知したとき、固有イベントの発生を認識してその
固有イベントに予め対応づけられた処理を実行する手段
を設けるとよい。
【0019】さらに、タッチパネルを備えた入力装置に
おいて、上記タッチパネル上で、最初の押下位置から押
下されたままの状態で所定時間内に上記タッチパネルの
端部方向へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれた
ことを検知したとき、上記端部方向が上端方向,下端方
向,左端方向,及び右端方向のいずれかを識別し、上記
上端方向,下端方向,左端方向,又は右端方向の固有イ
ベントの発生を認識し、それぞれの固有イベントに予め
対応づけられた処理を実行する手段を設けるとよい。
【0020】さらにまた、上記上端方向,下端方向,左
端方向,及び右端方向の固有イベントの発生時にそれぞ
れ実行する処理を任意に入れ替える手段を設けるとよ
い。
【0021】この発明の請求項1の入力装置は、タッチ
パネル上で、最初の押下位置から押下されたままの状態
で所定時間内に右下方向へ所定長を移動した後に続けて
右上方へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたこ
とを検知したとき、固有イベントの発生を認識してその
固有イベントに予め対応づけられた処理を実行する。
【0022】したがって、タッチパネルを備えた入力装
置において操作者にとって簡易で違和感の無い操作でマ
イクのボタン押下に相当する入力機能を実現することが
できる。
【0023】また、この発明の請求項2の入力装置は、
タッチパネル上で、最初の押下位置から押下されたまま
の状態で所定時間内に左下方向へ所定長を移動した後に
続けて左上方へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描か
れたことを検知したとき、上記固有イベントとは異なる
他の固有イベントの発生を認識してその固有イベントに
予め対応づけられた処理を実行する。
【0024】したがって、タッチパネルを備えた入力装
置において操作者にとって簡易で違和感の無い操作でマ
イクのボタン押下に相当する入力機能を実現することが
できる。
【0025】さらに、この発明の請求項3の入力装置
は、上記固有イベントの発生時に実行する処理と上記他
の固有イベントの発生時に実行する処理を入れ替える。
したがって、操作者の嗜好や右利きあるいは左利きの違
いに応じて容易に操作環境を変更することができる。
【0026】また、この発明の請求項4の入力装置は、
タッチパネル上で、最初の押下位置から押下されたまま
の状態で所定時間内に上記タッチパネルの端部方向へ所
定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたことを検知し
たとき、固有イベントの発生を認識してその固有イベン
トに予め対応づけられた処理を実行する。
【0027】したがって、タッチパネルを備えた入力装
置において操作者にとって簡易で違和感の無い操作でマ
イクのボタン押下に相当する入力機能を実現することが
できる。
【0028】さらに、この発明の請求項5の入力装置
は、タッチパネル上で、最初の押下位置から押下された
ままの状態で所定時間内に上記タッチパネルの端部方向
へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたことを検
知したとき、上記端部方向が上端方向,下端方向,左端
方向,及び右端方向のいずれかを識別し、上記上端方
向,下端方向,左端方向,又は右端方向の固有イベント
の発生を認識し、それぞれの固有イベントに予め対応づ
けられた処理を実行する。
【0029】したがって、タッチパネルを備えた入力装
置において操作者にとって簡易で違和感の無い操作でマ
イクのボタン押下に相当する入力機能を実現することが
できる。
【0030】さらにまた、この発明の請求項6の入力装
置は、上記上端方向,下端方向,左端方向,及び右端方
向の固有イベントの発生時にそれぞれ実行する処理を任
意に入れ替える。したがって、操作者の嗜好や右利きあ
るいは左利きの違いに応じて容易に操作環境を変更する
ことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態であるOA機器システムの入力装置のGUI制
御の機能構成を示すブロック図である。
【0032】この入力装置は、LCD表示装置1,タッ
チパネル(抵抗膜)2,アプリケーション3,グラフィ
カルユーザインタフェース(GUI)ハンドラ4,タッ
チパネル・ドライバ5,及びディスプレイ・ドライバ6
からなる。
【0033】LCD表示装置1は、表示画面上にウイン
ドウ,メニュー等の実体を表示する表示装置である。タ
ッチパネル2は、LCD表示装置1の表示画面に対する
操作者の指で押下された押下位置(座標位置)を検出す
る。
【0034】アプリケーション3は、この入力装置の各
種機能を実現する処理を実行するプログラムである。以
下、この発明に係る全てのアプリケーションに共通な操
作者との情報の授受であるGUI制御について説明し、
その他の説明については省略する。
【0035】アプリケーション3は、操作者への出力と
操作者からの入力が必要なとき、GUIハンドラ4を経
由して表示と入力を処理する。その表示処理には、例え
ば、ウインドウの作成と消去の指示や、ポップアップメ
ニューの表示と消去の指示などがある。また、入力処理
には、GUIハンドラ4からのメッセージを受け取り、
そのメッセージ内容に応じた処理を随時行なう。
【0036】GUIハンドラ4は、入力処理と表示処理
における操作者とアプリケーションとの間の情報の授受
を一括して行なうプログラムである。その表示処理で
は、アプリケーション3からの指示にしたがってディス
プレイ・ドライバ6を経由してウインドウやポップアッ
プメニューの表示を指示及び管理する。また、入力処理
では、タッチパネル・ドライバ5からのイベントを随時
監視し、イベントが発生する度にそのイベントを解析
し、アプリケーション3へイベントの発生のメッセージ
を通知する。
【0037】このイベントとは、より低位の事象であ
り、例えば、「タッチパネルが操作者に押下され、その
座標位置は(X,Y)である」という事象である。GU
Iハンドラ4は、現在LCD表示装置の画面上に表示さ
れているウインドウ,メニュー,アイコン等の実体との
位置関係に基づいてイベントの事象を解析し、より抽象
的な事象であるメッセージにしてアプリケーション3へ
通知する。
【0038】例えば、上記「タッチパネルが操作者に押
下され、その座標位置は(X,Y)である」の場合、
「あるアイコンが選択された」などの事象を示すメッセ
ージを通知する。
【0039】タッチパネル・ドライバ5は、操作者の指
先等によってタッチパネル2上の任意の点が押下された
とき、その押下位置の座標位置(X,Y)を検出し、そ
の座標位置の変位に応じてこの発明に係る固有イベント
の発生をGUIハンドラ4へ通知する。
【0040】ディスプレイ・ドライバ6は、GUIハン
ドラ4からの指示にしたがってLCD表示装置1の表示
画面にウインドウ,メニュー,アイコン等の実体を描画
する。
【0041】すなわち、上記GUIハンドラ4,タッチ
パネル・ドライバ5,及びディスプレイ・ドライバ6等
が、タッチパネル2上で、最初の押下位置から押下され
たままの状態で所定時間内に右下方向へ所定長を移動し
た後に続けて右上方へ所定長を移動した押下位置の軌跡
が描かれたことを検知したとき、固有イベントの発生を
認識してその固有イベントに予め対応づけられた処理を
実行する手段の機能を果たす。
【0042】また、タッチパネル2上で、最初の押下位
置から押下されたままの状態で所定時間内に左下方向へ
所定長を移動した後に続けて左上方へ所定長を移動した
押下位置の軌跡が描かれたことを検知したとき、上記固
有イベントとは異なる他の固有イベントの発生を認識し
てその固有イベントに予め対応づけられた処理を実行す
る手段の機能を果たす。
【0043】さらに、上記固有イベントの発生時に実行
する処理と上記他の固有イベントの発生時に実行する処
理を入れ替える手段の機能も果たす。
【0044】また、タッチパネル2上で、最初の押下位
置から押下されたままの状態で所定時間内にタッチパネ
ル2の端部方向へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描
かれたことを検知したとき、固有イベントの発生を認識
してその固有イベントに予め対応づけられた処理を実行
する手段の機能を果たす。
【0045】さらに、タッチパネル2上で、最初の押下
位置から押下されたままの状態で所定時間内にタッチパ
ネル2の端部方向へ所定長を移動した押下位置の軌跡が
描かれたことを検知したとき、上記端部方向が上端方
向,下端方向,左端方向,及び右端方向のいずれかを識
別し、上記上端方向,下端方向,左端方向,又は右端方
向の固有イベントの発生を認識し、それぞれの固有イベ
ントに予め対応づけられた処理を実行する手段の機能を
果たす。さらにまた、上記上端方向,下端方向,左端方
向,及び右端方向の固有イベントの発生時にそれぞれ実
行する処理を任意に入れ替える手段の機能を果たす。
【0046】次に、この入力装置の処理について説明す
る。タッチパネル・ドライバ5内部では、図2に示すよ
うに、タッチパネル2上で最初の押下位置から押下され
たままの状態で所定時間T1内に右下方向へ所定長を移
動した後に、続けて所定時間T2内に右上方へ所定長を
移動した押下位置の軌跡が描かれたことを検知したと
き、すなわち、押下位置が通常の筆順で「V字形」の軌
跡を描いたとき、「チェック」を示す固有イベントの発
生を認識する。
【0047】また、タッチパネル2上で最初の押下位置
から押下されたままの状態で所定時間T1内に左下方向
へ所定長を移動した後、続けて所定時間T2内に左上方
へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたことを検
知したとき、すなわち、押下位置が逆の筆順で「V字
形」の軌跡を描いたとき、「逆チェック」を示す固有イ
ベントの発生を認識する。
【0048】そして、タッチパネル・ドライバ5は、
「チェック」又は「逆チェック」の固有イベントを認識
すると、GUIハンドラ4へそれぞれの固有イベントの
発生を通知し、GUIハンドラ4はアプリケーション3
へ「チェック」又は「逆チェック」の固有イベントを示
すメッセージを通知し、予め「チェック」又は「逆チェ
ック」の固有イベントに対応させた処理を実行する。
【0049】次に、タッチパネル・ドライバ5内部で
は、図3に示すように、タッチパネル2上で最初の押下
位置から押下されたままの状態で所定時間T3内にタッ
チパネル2の端部方向(画面周辺部)へ所定長を移動し
た押下位置の軌跡が描かれたことを検知したとき、「ス
ナップ」を示す固有イベントの発生を認識する。
【0050】さらに、その端部方向が上端方向,下端方
向,左端方向,及び右端方向のいずれかを識別し、上記
上端方向,下端方向,左端方向,又は右端方向の「スナ
ップ」の固有イベントの発生を認識する。なお、上端方
向,下端方向,左端方向,及び右端方向は、LCD表示
装置の画面周辺部を上下左右に区分して異なるイベント
として扱うことによって容易に識別できる。
【0051】そして、タッチパネル・ドライバ5は、タ
ッチパネル2の上端方向,下端方向,左端方向,又は右
端方向の「スナップ」の固有イベントの発生を認識する
と、GUIハンドラ4へそれぞれの固有イベントの発生
を通知し、GUIハンドラ4はアプリケーション3へ上
端方向,下端方向,左端方向,又は右端方向の「スナッ
プ」の固有イベントを示すメッセージを通知し、予め上
端方向,下端方向,左端方向,又は右端方向の「スナッ
プ」の固有イベントに対応させた処理をそれぞれ実行す
る。
【0052】さらに、上記GUIハンドラ4が、タッチ
パネル・ドライバ5からの「チェック」と「逆チェッ
ク」と上端方向,下端方向,左端方向,及び右端方向の
「スナップ」の固有イベントの通知に基づいて、アプリ
ケーション3へ通知するメッセージを変更することによ
り、予め設定した「チェック」と「逆チェック」と上端
方向,下端方向,左端方向,及び右端方向の「スナッ
プ」の固有イベントに対応する処理を任意に入れ替えて
実行させることができる。
【0053】次に、上記「チェック」の固有イベントの
発生時の処理の実行例について説明する。図4に示すよ
うに、操作者がLCD表示装置の表示画面上に表示され
た複数の選択対象のアイコンからアイコン10を選択
し、指によってアイコン10を押下したまま素早く右下
から右上へ移動させてV字形の軌跡11を描画する。
【0054】タッチパネル・ドライバ5は、タッチパネ
ル2上のV字形の描画による「チェック」の固有イベン
トの発生を認識し、GUIハンドラ4へその固有イベン
トの発生を通知し、GUIハンドラ4はアプリケーショ
ン3へ「チェック」の固有イベントの発生を示すメッセ
ージを通知する。
【0055】アプリケーション3は、GUIハンドラ4
からの「チェック」の固有イベントの発生のメッセージ
を受け取ると、GUIハンドラ4を介してディスプレイ
・ドライバ6にポップアップメニューの表示を指示す
る。したがって、図5に示すように、アイコン10の近
傍にポップアップメニュー12が表示される。
【0056】また、ポップアップメニュー12中の削除
13,保存14,表示15,キャンセル16の各項目に
予め「逆チェック」や上端,下端,左端,右端の「スナ
ップ」を対応させることにより、ポップアップメニュー
12を表示させること無く、各項目の処理を実行させる
ことができる。例えば、アイコン10に対する上端の
「スナップ」が発生すると、アプリケーション3によっ
てアイコン10に対する削除処理を実行する。
【0057】さらに、上述の各固有イベントに対応する
処理を、操作者の嗜好や操作者が操作し易いように予め
設定したものと任意に入れ替えるようにすることができ
る。上述の処理では「チェック」の発生時にポップアッ
プメニュー12を表示する場合を説明したが、例えば、
操作者によっては逆の筆順でV字形を描画したときにポ
ップアップメニュー12を表示させたいこともあるの
で、GUIハンドラ4からアプリケーション3への通知
を入れ替えることにより、「逆チェック」の発生時にポ
ップアップメニュー12を表示することもできる。
【0058】また、指による操作は操作者が右利きか左
利きかによって差異があるので、上記各固有イベントに
対応する処理を、右利き用と左利き用とで入れ替えるよ
うにすることもできる。
【0059】このようにして、LCD表示装置1の表示
画面上に予めポップアップメニューを表示するためのボ
タンを表示すること無く、ポップアップメニューの表示
に際して、表示画面を2度たたいたり、画面の2個所を
同時に押下するような操作者にとって違和感のある操作
を行なわなくても、ユーザの簡単な操作でポップアップ
メニューを表示できるので、表示画面のスペースに制約
があっても操作性を向上させることができる。
【0060】また、ポップアップメニューの各項目にそ
れぞれ「スナップ」「逆チェック」を予め割り当てるこ
とにより、ポップアップメニューを表示すること無く、
各項目の処理を実行させることができ、より少ない操作
で多様な機能の実行指示を行なうことができ、利便性を
向上させることができる。
【0061】通常のタッチパネルを備えた入力装置のG
UIでは、上記GUIハンドラ4に相当するモジュール
が認識できるタッチパネル・ドライバ5からの「座標位
置」の入力が常に「タッチパネルの押下」と同時に発生
するので、マウスを持つGUIシステムでのボタンの押
下、とりわけ複数のボタンの内のいずれかが選択的に押
下されたときの事象に相当する事象を発生できなかっ
た。
【0062】しかし、この実施形態の入力装置では、上
述のような構成により、GUIハンドラ4以下でマウス
のボタン押下に相当する機能を実現することができる。
なお、上述の処理説明では、この発明に係る機能の処理
をタッチパネル・ドライバ5で行なうときの処理を説明
したが、その処理をGUIハンドラ4によって実行する
ようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の入
力装置によれば、タッチパネルを備えた入力装置におい
て操作者にとって簡易で違和感の無い操作でマイクのボ
タン押下に相当する入力機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるOA機器システム
の入力装置のGUI制御の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示したタッチパネル・ドライバの処理の
状態遷移を示す図である。
【図3】図1に示したタッチパネル・ドライバの他の処
理の状態遷移を示す図である。
【図4】図1に示した入力装置に対する操作者の操作入
力の手順の説明に供するLCD表示装置の表示画面の一
例を示す図である。
【図5】図4に示した表示画面の続きの表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1:LCD表示装置 2:タッチパネル 3:アプリケーション 4:GUIハンドラ 5:タッチパネル・ドライバ 6:ディスプレイ・ドライバ 10:アイコン 11:V字形の軌跡 12:ポップアップメニュー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチパネルを備えた入力装置におい
    て、 前記タッチパネル上で、最初の押下位置から押下された
    ままの状態で所定時間内に右下方向へ所定長を移動した
    後に続けて右上方へ所定長を移動した押下位置の軌跡が
    描かれたことを検知したとき、固有イベントの発生を認
    識して該固有イベントに予め対応づけられた処理を実行
    する手段を設けたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入力装置において、 前記タッチパネル上で、最初の押下位置から押下された
    ままの状態で所定時間内に左下方向へ所定長を移動した
    後に続けて左上方へ所定長を移動した押下位置の軌跡が
    描かれたことを検知したとき、前記固有イベントとは異
    なる他の固有イベントの発生を認識して該固有イベント
    に予め対応づけられた処理を実行する手段を設けたこと
    を特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の入力装置において、 前記固有イベントの発生時に実行する処理と前記他の固
    有イベントの発生時に実行する処理を入れ替える手段を
    設けたことを特徴とする入力装置。
  4. 【請求項4】 タッチパネルを備えた入力装置におい
    て、 前記タッチパネル上で、最初の押下位置から押下された
    ままの状態で所定時間内に前記タッチパネルの端部方向
    へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたことを検
    知したとき、固有イベントの発生を認識して該固有イベ
    ントに予め対応づけられた処理を実行する手段を設けた
    ことを特徴とする入力装置。
  5. 【請求項5】 タッチパネルを備えた入力装置におい
    て、 前記タッチパネル上で、最初の押下位置から押下された
    ままの状態で所定時間内に前記タッチパネルの端部方向
    へ所定長を移動した押下位置の軌跡が描かれたことを検
    知したとき、前記端部方向が上端方向,下端方向,左端
    方向,及び右端方向のいずれかを識別し、前記上端方
    向,下端方向,左端方向,又は右端方向の固有イベント
    の発生を認識し、それぞれの固有イベントに予め対応づ
    けられた処理を実行する手段を設けたことを特徴とする
    入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の入力装置において、 前記上端方向,下端方向,左端方向,及び右端方向の固
    有イベントの発生時にそれぞれ実行する処理を任意に入
    れ替える手段を設けたことを特徴とする入力装置。
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