JPH1112340A - ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物、それを含むワニス、光硬化性塗料組成物、該オリゴマー含有組成物の製造方法および前記塗料組成物から形成された塗膜並びに新規ウレタン(メタ)アクリレート化合物 - Google Patents

ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物、それを含むワニス、光硬化性塗料組成物、該オリゴマー含有組成物の製造方法および前記塗料組成物から形成された塗膜並びに新規ウレタン(メタ)アクリレート化合物

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JPH1112340A
JPH1112340A JP9170685A JP17068597A JPH1112340A JP H1112340 A JPH1112340 A JP H1112340A JP 9170685 A JP9170685 A JP 9170685A JP 17068597 A JP17068597 A JP 17068597A JP H1112340 A JPH1112340 A JP H1112340A
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井 英 典 藤
Yoshinori Kameda
田 佳 憲 亀
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)1分子中にイソシアネート基を少な
くとも2個有するイソシアネート化合物と、(b)数平均
分子量が300〜2000のポリオキシテトラメチレン
グリコールと、(c)2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素
鎖の炭素原子数が4個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖中
の炭素原子は側鎖を有するアルキレンジオールと、(d)
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとを反応させ
てなるウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有
組成物、それを含むワニス、光硬化性塗料組成物、該オ
リゴマー含有組成物の製造方法および前記塗料組成物か
ら形成された塗膜並びに新規ウレタン(メタ)アクリレ
ート化合物。 【効果】 紫外線または電子線の照射によって硬化可能
で、硬化させた場合に塗膜表面の耐割れ性、乾燥性に優
れた塗膜を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ウレタン(メタ)アクリ
レート系オリゴマー含有組成物、それを含むワニス、光
硬化性塗料組成物、前記オリゴマー含有組成物の製造方
法、および前記塗料組成物から形成された塗膜、並びに
該塗膜で被覆された構造物並びに新規ウレタン(メタ)
アクリレート化合物に関する。さらに詳しくは、本発明
は、紫外線または電子線の照射によって硬化可能なプラ
スチックであるウレタン(メタ)アクリレート系オリゴ
マー含有組成物、木工基材などの塗料、コーティング材
料として有用な光硬化性樹脂組成物、塗膜並びに構造物
に関する。本発明は、特に、硬化させた場合に塗膜表面
の耐割れ性、乾燥性に優れた塗膜を形成できる光硬化性
塗料組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来、床用塗料としては、アミノ
アルキド樹脂塗料(メラミン樹脂塗料)が使用されてい
たが、近年では作業効率化の点などから短時間に硬化可
能な紫外線・電子線硬化型のポリウレタンアクリレート
樹脂塗料(光硬化性樹脂塗料)が広く使用されるように
なっている。
【0003】しかしながら従来用いられている種々の紫
外線・電子線硬化型のポリウレタンアクリレート樹脂塗
料のうちで、耐割れ性に優れるものは一般に塗膜が柔ら
かく、伸びが良く、ゴム状となりやすい。また乾燥性が
乏しいため作業性も乏しく、仕上がり外観も充分でな
い。
【0004】例えば、ポリウレタンアクリレート系光硬
化性樹脂組成物としては、特開昭50−66596号公
報、特開昭50−94090号公報、特開昭48−25
095号公報等に記載されているものが挙げられる。
【0005】しかしながらこれら公報に記載の光硬化性
塗料組成物は、硬化塗膜の伸び、柔軟性の点で充分でな
い。このような点を改善するものとして、特開平8-1
2731号公報には、「1分子中にイソシアネート基を
2個有するイソシアネート化合物(a)、数平均分子量
300〜1,300のポリオキシテトラメチレングリコ
ール化合物(b)、 一般式(I):HO(CH2CH2O)nH(但し、nは
1〜3の整数を示す)で表されるグリコール化合物
(c)及びヒドロキシル基含有不飽和化合物(d)を反
応させて得られる両末端に不飽和基を有するウレタン化
合物(A)、光重合性単量体(B)並びに光重合開始剤
(C)を含有してなる塗料用光硬化性樹脂組成物」が提
案されており、該公報には、該組成物からなる塗料は、
硬化性と柔軟性のバランスを兼ね備えると記載されてい
る。
【0006】しかしながら、この組成物(塗料)には、
塗膜の耐割れ性、乾燥性等の点でさらなる改良の余地が
あった。なお、特開平7-53664号公報には、活性
水素含有(メタ)アクリレート系モノマー(2モル)
と、ポリイソシアネート(4モル)と、分子量300以
下の低分子量ポリオール(1モル)と、分子量500以
上の高分子量ポリオール(2モル)とからなる電子線・
紫外線硬化タイプのウレタン系オリゴマーが記載されて
いる。
【0007】そして上記活性水素含有(メタ)アクリレ
ート系モノマーとしては、2-ヒドロキシエチルアクリ
レート等が挙げられ、ポリイソシアネートとしては、イ
ソフォロンジイソシアネート等が挙げられ、低分子量ポ
リオールとしては、1,5ペンタンジオール、1,6-
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等が挙げら
れ、高分子量ポリオールとしては、ポリテトラメチレン
グリコール等が挙げられている。
【0008】しかしながら該公報に記載のウレタン系オ
リゴマーを含有する活性エネルギー線硬化型ウレタン系
樹脂組成物を塗布・硬化しても、塗膜の耐割れ性、仕上
がり外観等の点で充分でないという問題点がある。
【0009】なお、特開平9-40741号公報には、
2,4,4-トリメチル-1,6-ヘキサンジオールまた
は2,2,4-トリメチル-1,6-ヘキサンジオール
と、有機ジイソシアネートとを反応させて得られるウレ
タンプレポリマーを一成分とし、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートを他の成分として共重合させてな
る光硬化性ウレタンアクレートオリゴマー、および前記
オリゴマーと光重合開始剤とを含有する光硬化性組成物
が記載されている。
【0010】また、特開平8-337629号公報に
は、数平均分子量が1,000〜7,000のポリエス
テルポリオール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤
を特定の割合で反応させて得られる熱可塑性ポリウレタ
ンであって、ポリエステルポリオールのエステル基濃度
(エステル基/全炭素原子数)、結晶化エンタルピー、
1分子当たりの水酸基数が特定の範囲にある熱可塑性ポ
リウレタンが記載されている。
【0011】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に伴う問
題点を解決しようとするものであって、塗料用として好
適に使用でき、紫外線または電子線の照射によって硬化
可能なウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有
組成物並びに新規なウレタン(メタ)アクリレート化合
物(プラスチック)を提供することを目的としている。
【0012】本発明は、床材等の木工基材、プラスチッ
クなどに対する密着性(付着性)に優れ、表面のタック
感がなく表面硬化性に優れ、かつ耐割れ性に優れた塗膜
が得られるようなワニス、光硬化性塗料組成物および該
塗料組成物から形成された塗膜を提供することを目的と
している。
【0013】また本発明は、このような塗膜で被覆され
た構造物を提供することを目的としている。
【0014】
【発明の概要】本発明に係るウレタン(メタ)アクリレ
ート系オリゴマー含有組成物(A)は、(A)(a)1分
子中にイソシアネート基を少なくとも2個有するイソシ
アネート化合物と、(b)数平均分子量が300〜200
0のポリオキシテトラメチレングリコールと、(c)2個
のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素原子数が4個以
上であり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側鎖を有す
るアルキレンジオールと、(d)ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートとを反応させてなることを特徴として
いる。
【0015】本発明の好ましい態様においては、上記組
成物(A)中の各オリゴマー末端には、ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート(d)がウレタン結合にて結合
しており、GPCにて測定したオリゴマー含有組成物の
数平均分子量が500〜20,000の範囲にあること
が望ましい。
【0016】本発明の好ましい態様においては、上記ア
ルキレンジオール(c)は、2個のヒドロキシ基の間の直
鎖炭素鎖の炭素原子数が4個以上であり、かつ該直鎖炭
素鎖中の炭素原子は側鎖を有していることが好ましく、
特に上記アルキレンジオール(c)が、3-メチル-1,5-
ペンタンジオールであることが望ましい。
【0017】本発明においては、上記イソシアネート化
合物(a)中のイソシアネート基のモル数(a-i)と、ポリオ
キシテトラメチレングリコール(b)中のヒドロキシル基
のモル数(b-i)と、アルキレンジオール(c)中のヒドロキ
シル基のモル数(c-i)と、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート(d)中のヒドロキシル基のモル数(d-i)との
関係が、(d-i)=2とするとき、 (b-i)+(c-i)=(a-i)−2 (但し、(a-i)は2〜6であり、(b-i)≧(c-i)であ
る。) を満たすことが好ましく、さらには、上記(a-i)5モル
に対して、(b-i)が2モル、(c-i)が1モル、(d-i)が2
モルであることが望ましい。
【0018】本発明に係るワニスは、上記のウレタン
(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物(A)あ
るいは下記ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]
と、その可溶性溶媒(B)とを含有することを特徴とし
ている。
【0019】本発明に係る光硬化性塗料組成物は、上記
のウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成
物(A)あるいは下記ウレタン(メタ)アクリレート化
合物[A]と、(C)光重合性単量体と、(D)光重合開
始剤と、を含有することを特徴としている。
【0020】この光硬化性塗料組成物の好ましい態様に
おいては、上記ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴ
マー含有組成物(A)100重量部に対して、光重合性
単量体(C)が5〜25重量部の量で含まれ、かつ、こ
れらオリゴマー含有組成物(A)と光重合性単量体
(C)との合計100重量部に対して、光重合開始剤
(D)が1〜10重量部の量で含まれていることが望ま
しい。
【0021】上記のようなウレタン(メタ)アクリレー
ト系オリゴマー含有組成物は、上記イソシアネート化合
物(a)と、ポリオキシテトラメチレングリコール(b)と、
アルキレンジオール(c)とヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート(d)とを反応させることにより製造でき
る。
【0022】上記ワニスや光硬化性塗料組成物は、床用
塗料として好適である。本発明に係る塗膜は、上記のワ
ニスあるいは光硬化性塗料組成物から形成されている。
【0023】本発明に係る構造物は、基材の表面が、上
記のワニスあるいは光硬化性塗料組成物を塗布硬化して
なる塗膜にて被覆されていることを特徴としている。本
発明に係る新規なウレタン(メタ)アクリレート化合物
[A]は、(a)1分子中にイソシアネート基を少なくとも2
個有するイソシアネート化合物と、(b)数平均分子量が
300〜2000のポリオキシテトラメチレングリコー
ルと、(c)2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素
原子数が4個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原
子は側鎖を有するアルキレンジオールと、がウレタン結
合にて重合しており、かつ、重合物の末端には(d)ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレートがウレタン結合に
より結合しており、GPCにて測定した数平均分子量が
500〜50,000の範囲にあることを特徴としてい
る。
【0024】この新規なウレタン(メタ)アクリレート
化合物[A]をワニス用あるいは塗料用樹脂分として用い
る場合、その好ましい態様においては、上記アルキレン
ジオール(c)が、2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖
の炭素原子数が4個以上さらには5個以上であり、かつ
該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側鎖を有していることが望
ましく、特に上記アルキレンジオール(c)が、3-メチル
-1,5-ペンタンジオールであることが望ましい。
【0025】本発明に係る上記ウレタン(メタ)アクリ
レート系オリゴマー含有組成物(A)、上記の新規ウレ
タン(メタ)アクリレート化合物[A]は、塗料用樹脂と
して好適であり、該オリゴマー含有組成物(A)あるい
は上記化合物[A]を含む、ワニスや光硬化性塗料組成物
は、紫外線または電子線などの照射によって硬化可能で
あり、木工基材などの塗料として有用である。
【0026】特に、本発明に係るワニスや光硬化性塗料
組成物を被塗物表面に塗布硬化させた場合には、得られ
る塗膜表面の耐割れ性、乾燥性に優れ、基材や下地塗膜
との密着性に優れている。
【0027】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るウレタン(メ
タ)アクリレート系オリゴマー含有組成物、それを含む
ワニス、光硬化性塗料組成物、該オリゴマー含有組成物
の製造方法および前記塗料組成物から形成された塗膜、
塗膜付き構造物並びに新規ウレタン(メタ)アクリレー
ト化合物およびその用途などについて、具体的に説明す
る。
【0028】[ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴ
マー含有組成物(A)及び新規なウレタン(メタ)アク
リレート化合物[A]]本発明に係るウレタン(メタ)ア
クリレート系オリゴマー含有組成物(A)は、(a)1分
子中にイソシアネート基を少なくとも2個有するイソシ
アネート化合物と、(b)数平均分子量が300〜200
0のポリオキシテトラメチレングリコールと、(c)2個
のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素原子数が4個以
上であり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側鎖を有し
ているアルキレンジオールと、(d)ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートと、を反応させてなる。
【0029】本発明においては、上記イソシアネート化
合物(a)中のイソシアネート基のモル数(a-i)と、ポリオ
キシテトラメチレングリコール(b)中のヒドロキシル基
のモル数(b-i)と、アルキレンジオール(c)中のヒドロキ
シル基のモル数(c-i)と、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート(d)中のヒドロキシル基のモル数(d-i)との
関係が、(d-i)=2とするとき、 (b-i)+(c-i)=(a-i)−2 (但し、(a-i)は2〜6であり、(b-i)≧(c-i)であ
る。) を満たすことが望ましい。
【0030】この(b-i)+(c-i)が1より小さいと、得ら
れるワニス、塗料組成物に充分な伸びと良好な表面硬化
性を与えにくくなる。また、(b-i)+(c-i)が5より大き
くなると、得られるワニス、塗料組成物に良好な硬化
性、充分な伸びを付与できにくくなり、また粘度が増加
し、良好なハンドリング性が得られにくくなる。さら
に、(b)成分(化合物(b))中に存在するヒドロキシル基
のモル数(b-i)が、(c)成分(化合物(c))中に存在する
ヒドロキシル基のモル数(c-i)より小さくなる((b-i)<
(c-i))と、得られるワニス、塗料組成物に充分な伸び
を付与できにくくなる。
【0031】本発明の好ましい態様においては、上記各
成分((a)、(b)、(c)、(d))中のヒドロキシ基((b-
i)、(c-i)、(d-i))およびイソシアネート基(a-i)のモ
ル比は、上記(a-i)5モルに対して、(b-i)が2モル、(c
-i)が1モル、(d-i)が2モルであることが望ましい。
【0032】また本発明においては、上記各成分(化合
物)のモル比は、イソシアネート化合物(a)5モルに対
して、ポリオキシテトラメチレングリコール(b)2モ
ル、アルキレンジオール(c)1モル、ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート(d)4モルの量で用いることが
望ましいが、通常、各成分とも±0.5モル程度の範囲
で変動してもよい。
【0033】本発明のウレタン(メタ)アクリレート系
オリゴマー含有組成物(A)(単に、オリゴマーとも言
う。)は、GPCにて測定した数平均分子量が500〜
20,000、好ましくは1,000〜5,000の範
囲にある。
【0034】また、本発明に係る新規ウレタン(メタ)
アクリレート化合物[A]は、上記イソシアネート化合物
(a)と、ポリオキシテトラメチレングリコール(b)と、上
記アルキレンジオール(c)とがウレタン結合にて重合し
ており、かつ、重合物の末端には(d)ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレートがウレタン結合にて結合してお
り、GPCにて測定した数平均分子量が500〜50,
000、好ましくは、好ましくは1,000〜20,0
00の範囲にある。
【0035】上記ウレタン(メタ)アクリレート系オリ
ゴマー含有組成物(A)及び新規なウレタン(メタ)ア
クリレート化合物[A]の何れの場合も、ポリオキシテト
ラメチレングリコール(b)の数平均分子量が300〜2
000の範囲にあると、上記オリゴマー含有組成物
(A)あるいは上記化合物[A]を配合して得られるワニ
スや光硬化性塗料組成物に充分な伸びを与えることがで
きしかも硬化塗膜はタック性に優れる。
【0036】[イソシアネート化合物(a)]このような
ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物
(A)、ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]を調
製する際に用いられる、1分子中にイソシアネート基を
少なくとも2個有するイソシアネート化合物(a)(以
下、単にイソシアネート化合物(a)ともいう。)として
は、例えば、ジイソシアネート類のトリレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テト
ラメチルキシリレンジイソシアネート、イソフォロンジ
イソシアネート、水素添加されたトリレンジイソシアネ
ート、水素添加されたキシリレンジイソシアネート、水
素添加されたジフェニルメタンジイソシアネート、ノル
ボルナンジイソシアネート;トリイソシアネート類のリ
ジントリイソシアネート;などが挙げられる。イソシア
ネート化合物(a)のうちでは、ジイソシアネート類が好
ましい。
【0037】これらのイソシアネート化合物は、単独で
または2種以上を組み合わせて用いることができる。得
られるウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有
組成物(A)あるいはウレタン(メタ)アクリレート化
合物[A]のハンドリング性を考慮すると、イソフォロン
ジイソシアネートは粘度が低く、またチキソ性が低いの
で特に好ましい。
【0038】[アルキレンジオール(c)]アルキレンジ
オール(c)としては、2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭
素鎖の炭素原子数が4個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖
中の何れか1個以上の炭素原子は少なくとも1個の側鎖
を有している。このようなアルキレンジオール(c)のう
ちで特に好ましくは、2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭
素鎖の炭素原子数が5個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖
中の炭素原子は側鎖を有しているアルキレンジオールが
望ましい。このような側鎖基を有するアルキレンジオー
ルを用いると、得られるウレタン(メタ)アクリレート
化合物[A]あるいはウレタン(メタ)アクリレート系オ
リゴマー含有組成物(A)が配合されたワニスや塗料を
塗布硬化してなる塗膜の結晶性が適度に抑制され、その
ため塗膜が過度に硬くなることがなく、割れも生じにく
くなる。
【0039】このようなアルキレンジオール(c)は、通
常、一般式(c):
【0040】
【化1】
【0041】[式(c)中、R1、R2は、それぞれ独立
に、水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を示し、
複数のR1、R2は同一であってもよく、異なっていても
よい。但し、複数のR1、R2のうちで少なくとも1個
は、上記アルキル基である。qは、4以上の整数、好ま
しくは5以上の整数、特に好ましくは5〜10の整数を
示す。]で表される。
【0042】このようなアルキレンジオール(c)中の側
鎖アルキル基の結合部位は、2個のヒドロキシ基(OH
基)の間の直鎖炭素鎖を構成している炭素原子のうち
で、OH基が結合している直鎖末端炭素原子以外の炭素
原子であることが望ましい。換言すれば、OH基が結合
している直鎖末端炭素原子には側鎖(分岐)がなく、こ
の直鎖炭素鎖の末端炭素を除く炭素に分岐を有すること
が望ましい。
【0043】また、該直鎖炭素鎖中の炭素原子に結合し
た側鎖(R1,R2)としては、炭素数が1〜5程度のア
ルキル基(イ)、置換基(例:メチル基、i-プロピル基)
を有していてもよい芳香族基(ロ)、芳香族基含有アルキ
ル基(ハ)等が挙げられ、中でも上記アルキル基(イ)が好ま
しい。側鎖基R1,R2が水素以外である場合、このよう
な側鎖基R1,R2の個数は、1個でもよく、2個以上で
もよい。
【0044】側鎖基が炭素数が1〜5程度のアルキル基
(イ)である場合、このようなアルキル基として具体的に
は、メチル基、エチル基、プロピル基、n,i,t−ブ
チル基、n-ペンチル基、ネオペンチル基等が挙げら
れ、特にメチル基が好ましい。
【0045】このようなアルキレンジオール(c)とし
て、具体的には、例えば、2,3-ジメチル-1,4-ブ
タンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、
3-メチル-1,6-ヘキサンジオール、2,2,4-トリ
メチル-1,6-ヘキサンジオール、2,4,4-トリメ
チル-1,6-ヘキサンジオール、2-メチル-1,8-オ
クタンジオール、2-メチル-1,9-ノナンジオール等
が挙げられ、2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭
素原子数(q)が、5以上であり、かつ側鎖アルキル基
を有する3-メチル-1,5-ペンタンジオールが特に好
ましい。
【0046】芳香族基含有アルキル基(ハ)としては、ベ
ンジル基などが挙げられる。本発明では、このようなア
ルキレンジオール(c)と前記ポリオキシテトラメチレン
グリコール(b)とを併用しているので、とくに、得られ
たウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]あるいはウ
レタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物
(A)を含有するワニス、光硬化性塗料組成物は、硬化
させた場合に耐割れ性、乾燥性に優れた塗膜を形成でき
る。
【0047】[ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
ト(d)]ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(d)に
は、アルキレン基が含まれるが、このアルキレン基とし
ては、直鎖状でも分岐を有していてもよく、何れの場合
も炭素数1〜5程度のものが好ましい。
【0048】ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
としては、具体的には、例えば、ヒドロキシメチル(メ
タ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2-ヒドロキシn-プロピル(メタ)アクリレート、
2-ヒドロキシi-プロピル(メタ)アクリレート、4-
ヒドロキシn-ブチル(メタ)アクリレート等が挙げら
れ、2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが好ま
しい。
【0049】[ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴ
マー含有組成物(A)及びウレタン(メタ)アクリレー
ト化合物[A]の製造]本発明においては、上記イソシア
ネート化合物(a)に、上記ポリオキシテトラメチレング
リコール(b)と、3-メチル-1,5-ペンタンジオール等
の上記アルキレンジオール(c)と、上記ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート(d)との混合物を反応させ
て、ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組
成物(A)、ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]
を製造している。
【0050】このようにしてウレタン(メタ)アクリレ
ート系オリゴマー含有組成物(A)、ウレタン(メタ)
アクリレート化合物[A]を製造する際には、溶媒中で、
触媒の存在下に、上記化合物(a)に、(b)と(c)と(d)の混
合物を徐々に加えて、50〜95℃の温度で反応させる
ことが望ましい。溶媒としては、酢酸ブチル、酢酸エチ
ル、トルエン等が挙げられる。触媒としては、有機錫系
化合物が使用でき、例えば、ジブチル錫ジラウレート、
ジブチル錫ジオクタノエート、ジブチル錫ジアセテート
等が挙げられる。
【0051】またこのようなウレタン(メタ)アクリレ
ート系オリゴマー含有組成物(A)、ウレタン(メタ)
アクリレート化合物[A]の製造の際には、各化合物(a)、
(b)、(c)、(d)はそれぞれ上述したようなモル比で用い
ればよいが、通常は、アルキレンジオール(c)1モルに
対して、イソシアネート化合物(a)は、通常4.0〜
6.0モル、好ましくは4.5〜5.5モルの量で、ポ
リオキシテトラメチレングリコール(b)は通常、1.0
〜3.0モル、好ましくは1.5〜2.5モルの量で、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(d)は、通
常、3.0〜5.0モル、好ましくは3.5〜4.5モ
ルの量で用いられる。
【0052】このようにして得られる本発明に係るウレ
タン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物
(A)には、(i)イソシアネート化合物(a)とポリオキシ
テトラメチレングリコール(b)とアルキレンジオール(c)
とヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(d)との反
応物(本発明のウレタン(メタ)アクリレート化合物
[A])の他に、(ii)イソシアネート化合物(a)とポリオキ
シテトラメチレングリコール(b)とヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート(d)との反応物、(iii)イソシアネ
ート化合物(a)とアルキレンジオール(c)とヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート(d)との反応物、(iv)イソ
シアネート化合物(a)と、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート(d)との反応物、などが含有されているこ
とが多い。
【0053】本発明に係る上記の新規ウレタン(メタ)
アクリレート化合物[A]は、上記(a)、(b)、(c)、(d)の
各化合物を反応させて得られたこのウレタン(メタ)ア
クリレート系オリゴマー含有組成物(A)中に含有され
る幾種かの重合物(オリゴマーを含む)あるいは化合物
のうちの1種である。
【0054】このようなウレタン(メタ)アクリレート
系オリゴマー含有組成物(A)、ウレタン(メタ)アク
リレート化合物[A]は、そのまま、または下記に示すよ
うに溶剤等を配合することにより床用に好適な電子線硬
化型ワニスとして使用でき、さらには顔料等を配合する
ことにより床用に好適な電子線硬化型塗料組成物として
使用でき、また(C)光重合性単量体および(D)光重
合開始剤等を配合することにより例えば、床用に好適な
光硬化性塗料組成物として使用できる。
【0055】なお、以下の説明においては、上記各種オ
リゴマーなどのうちで、オリゴマーとしてはウレタン
(メタ)アクリレート化合物[A]のみが含まれたものも
ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物
(A)ということがある。
【0056】本発明に係るウレタン(メタ)アクリレー
ト系オリゴマー含有組成物(A)、ウレタン(メタ)ア
クリレート化合物[A]を調製する際には、上記のイソシ
アネート化合物(a)としてジイソシアネート化合物を用
いることが好ましい。
【0057】そこで、以下、イソシアネート化合物(a)
がジイソシアネート化合物である場合を例示して本発明
のウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成
物(A)、ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]に
ついてさらに説明する。
【0058】上記イソシアネート化合物(a)から誘導さ
れる成分単位(a)は、イソシアネート化合物(a)からイソ
シアネート基を除いたものであって、式(a):「−(I
so)−」(Isoはイソシアネート化合物(a)からイ
ソシアネート基を除いた残基を示す。)で表され、ポリ
オキシテトラメチレングリコール(b)から誘導される成
分単位(b)は、ポリオキシテトラメチレングリコール(b)
からその両末端の水酸基を除いたものであって、式
(b):
【0059】
【化2】
【0060】(式(b)中、pは繰返し単位数を示し、1
以上の整数を示す。)で表され、アルキレンジオール
(c)から誘導される成分単位(c)は、アルキレンジオール
(c)からその両末端の水酸基を除いたものであって、式
(c-1):
【0061】
【化3】
【0062】(式(c-1)中、R1,R2およびqは、前記
式(c)と同様である。)で表され、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート(d)から誘導される成分単位(d)
は、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(d)から
その末端水酸基を除いたものであって、式(d):
【0063】
【化4】
【0064】(式(d)中、R3は、水素原子またはメチル
基を示し、R4、R5は水素原子または炭素数1〜5のア
ルキル基を示し、tが2以上の場合、複数のR4、R5
互いに同一でも異なっていてもよい。なお、tは1〜5
の整数を示す。)で表される。
【0065】これらの各成分単位(a)、(b)、(c)、(d)
は、本発明の新規ウレタン(メタ)アクリレート化合物
[A]中においては、イソシアネート化合物成分単位(a)
と、ポリオキシテトラメチレングリコール成分単位(b)
またはアルキレンジオール成分単位(c)とが、ウレタン
結合にてランダムに結合してオリゴマー(重合物)を形
成し、その末端には、ウレタン結合を介して、ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート成分単位(d)が結合し
ている。
【0066】また、本発明のウレタン(メタ)アクリレ
ート系オリゴマー含有組成物(A)には、前述したよう
に、通常、(i):(a)、(b)、(c)、(d)の各成分からなる
上記ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]の他に、
(ii):(a)、(b)、(d)の反応物(オリゴマー)、(iii):
(a)、(c)、(d)の反応物(オリゴマー)、(iv):(a)、
(d)の反応物などが含まれている。
【0067】このような本発明に係る新規なウレタン
(メタ)アクリレート化合物[A]の構造、分子量、同定
などは、1H-NMR、13C-NMR、IR、元素分析、
GPC等を利用することにより決定することができ、ま
たウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成
物(A)の分子量、組成、同定なども同様にして決定す
ることができる。
【0068】[ワニス]本発明に係るワニスは、上記ウ
レタン(メタ)アクリレート化合物[A]あるいはウレタ
ン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物(A)
と、その可溶性溶媒(B)などを含有している。
【0069】ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]
あるいはウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含
有組成物(A)を溶解しうる溶媒(B)(可溶性溶媒
(B))としては、トルエン、キシレン、酢酸ブチル、
酢酸エチル、メチルエチルケトンなど従来より公知の有
機溶媒が挙げられる。
【0070】このような溶媒(B)は、1種または2種
以上組み合わせて用いることができる。このワニスに
は、必要により、例えば、後述する光硬化性塗料組成物
に配合しうるような不飽和ポリエステル樹脂、アマニ油
等の各種高分子物質、充填剤、顔料、光重合開始剤
(D)、重合禁止剤、脱水剤、吸水剤、可塑剤、タレ止
め・沈降防止剤、レベリング剤その他の改質剤、安定剤
などを添加することもできる。
【0071】ワニスを電子線照射し硬化させるときは、
通常、光重合開始剤(D)を添加しなくともよいが、紫
外線硬化させるときは、この光重合開始剤(D)を添加
する。
【0072】このワニスは、床用、建具用、家具用とし
て好適であり、被塗物表面に塗布硬化させると特に耐割
れ性、乾燥性に優れた塗膜となる。[光硬化性塗料組成物] 本発明に係る光硬化性塗料組成
物は、上記ウレタン(メタ)アクリレート化合物[A]あ
るいはウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有
組成物(A)と、下記のような(C)光重合性単量体
と、下記のような(D)光重合開始剤などとを含有して
いる。
【0073】この光硬化性塗料組成物は、床用、建具
用、家具用塗料として好適であり、被塗物表面に塗布硬
化させると特に耐割れ性、乾燥性に優れた塗膜となる。 <光重合性単量体(C)>この光硬化性塗料組成物中に
含まれる上記光重合性単量体(C)としては、単官能性
または多官能性のアクリレート系化合物などが好ましく
用いられる。このような光重合性単量体としては、具体
的には、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレー
ト、n-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)
アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)
アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ステ
アリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レート、トリデシル(メタ)アクリレート、エトキシエ
チル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ブトキ
シエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、2-メトキシエトキシエチル(メタ)アク
リレート、2-エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリ
レート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレー
ト、N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N-ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、アリ
ル(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオール(メタ)
アクリレート、1,4-ブタンジオール(メタ)アクリレー
ト、1,6-ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸エス
テルネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、1,3-
ビス(ヒドロキシエチル)-5,5-ジメチルヒダントイ
ン、3-メチルペンタンジオール(メタ)アクリレート、
α,ω-ジアクリルビスジエチレングリコールフタレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリトリット(メタ)アクリレート、ペンタ
エリトリットヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リトリットモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレー
ト、α,ω-テトラアリルビストリメチロールプロパンテ
トラヒドロフタレート、2-ヒドロキシエチルアクリロイ
ルフォスフェート、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)クリレート、ジアクリロキシエ
チルフォスフェート、ジメタクリロキシエチルフォスフ
ェート、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレートのト
リ(メタ)アクリレート、N-ビニルピロリドン、下記式
(M)で示される4-(メタ)アクリロイル-モルホリ
ン:
【0074】
【化5】
【0075】[式(M)中、R7は、水素原子またはメ
チル基を示す。]などが挙げられる。このような光重合
性単量体(C)のうちでは、特に上記式(M)で表され
る4-(メタ)アクリロイル-モルホリン(単量体)を含
有する光硬化性塗料組成物は、プラスチックに対する密
着性が向上し、また希釈性に優れ、一次皮膚刺激性が低
く安定性に優れる。
【0076】このような式(M)で表される4-(メ
タ)アクリロイル-モルホリンは、ウレタン(メタ)ア
クリレート系オリゴマー含有組成物(A)(あるいはウ
レタン(メタ)アクリレート化合物[A])及び光重合性
単量体(C)の合計量に対し5〜50重量%、特に5〜
30重量%となるような量で本発明の光硬化性塗料組成
物中に配合されることが好ましい。この4-(メタ)ア
クリロイル-モルホリンの含量が5〜50重量%の範囲
にあると、得られる塗膜の伸び、密着性、硬化性などが
バランスよく優れる傾向がある。
【0077】一般式(M)の4-(メタ)アクリロイル-
モルホリンと、「その他の単量体」とを併用する場合、
その他の光重合性単量体は、単独でまたは2種以上の混
合物として用いることができる。一般式(M)の4-
(メタ)アクリロイル-モルホリン以外の光重合性単量
体は、ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有
組成物(A)及び光重合性単量体(C)の合計量を基準
として50重量%以下の量で配合されることが好まし
く、特に25重量%以下で配合されることが好ましい。
その他の単量体の量が50重量%以下の量で配合される
と得られる塗膜の伸び、密着性などの特性が全般的に優
れる傾向にある。
【0078】ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマ
ー含有組成物(A)と光重合性単量体(C)とは、
(A)と(C)との合計を100重量%とするとき、
(A)は50〜95重量%の量で、光重合性単量体
(C)は残部量で含まれていることが好ましい。(A)
が50〜95重量%の範囲にあると、塗膜の硬化性、伸
び、密着性がバランスよく優れる傾向にある。
【0079】<光重合開始剤(D)>光重合開始剤
(D)としては、カルボニル系、スルフィド系、キノン
系、アゾ系、スルホクロリド系、チオキサントン系、過
酸化物系、その他o-ジメチルアミノ安息香酸イソアミル
などの何れであってもよい。
【0080】カルボニル系の光重合開始剤(D)として
は、具体的には、例えば、ベンゾフェノン、ジアセチ
ル、ベンジル、ベンゾイン、ω-ブロモアセトフェノ
ン、クロロアセトン、アセトフェノン、2,2-ジエトキシ
アセトフェノン、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセト
ン、p-ジメチルアミノアセトフェノン、p-ジメチルアミ
ノプロピオフェノン、2-クロロベンゾフェノン、p,p-ビ
スジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチ
ルエーテル、ベンゾイン-n-ブチルエーテル、ベンゾイ
ンフェニルエーテル、ベンジルケタール、ベンジルジメ
チルケタール、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-オン、1-(4-イソプロ
ピルフェニル)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-1-オ
ン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オ
ン、メチルベンゾイルホルメート、2,2-ジエトキシアセ
トフェノン、4-N,N'-ジメチルアセトフェノン等が挙げ
られる。
【0081】スルフィド系の光重合開始剤としては、具
体的には、例えば、ジフェニルジスルフィド、ジベンジ
ルジスルフィド、ベンジルジフェニルジスルフィド等が
挙げられる。
【0082】キノン系の光重合開始剤としては、具体的
には、例えば、ベンゾキノン、アントラキノン、ナフト
キノン等が挙げられる。アゾ系の光重合開始剤として
は、具体的には、例えば、アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2'-アゾビスプロパン、ヒドラジン等が挙げられ
る。
【0083】チオキサントン系の光重合開始剤として
は、具体的には、例えば、チオキサントン、2-クロロチ
オキサントン、2-メチルチオキサントン等が挙げられ
る。過酸化物系の光重合開始剤としては、具体的には、
例えば、過酸化ベンゾイル、ジ-t-ブチルペルオキシド
等が挙げられる。
【0084】これらの光重合開始剤は、単独でまたは2
種以上組み合わせて用いることができる。これらの光重
合開始剤のうちでは、樹脂への溶解性が良好な点でベン
ジルジメチルケタール、1-ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン及び2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-
プロパン-1-オンが好ましい。
【0085】これらの光重合開始剤(D)は、上記
(A)及び光重合性単量体(C)成分の総量100重量
部に対して、通常1〜10重量部の量で、好ましくは2
〜5重量部の量で使用されるのが望ましい。この光重合
開始剤(D)の量が上記1〜10重量部の範囲にあると
光硬化性塗料組成物の光硬化性、得られた塗膜の物性共
に優れる傾向にある。
【0086】このような本発明に係る光硬化性塗料組成
物を調製するには、常法に従って、上記各成分(A)、
(C)、(D)を混合すればよい。また、必要に応じて
下記の「その他の成分」を配合してもよい。なお、これ
ら各成分は任意の順序で添加でき、また各成分を一度に
あるいは少量ずつ添加してもよい。
【0087】<その他の成分>さらに本発明の光硬化性
塗料組成物には、目的に応じて、 (i)不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
ビニルウレタン樹脂、ビニルエステルウレタン樹脂、ポ
リイソシアネート、ポリエポキシド、エポキシ末端ポリ
オキサゾリドン、アクリル樹脂類、アルキド樹脂類、尿
素樹脂類、メラミン樹脂類、ポリジエン系エラストマ
ー、飽和ポリエステル類、飽和ポリエーテル類、ニトロ
セルロース、セルロースアセテートブチレート等のセル
ロース誘導体、アマニ油、桐油、大豆油、ヒマシ油、エ
ポキシ化油等の油脂類等の天然及び合成高分子物質; (ii)炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー、シリ
カパウダー、コロイダルシリカ、硫酸バリウム、水酸化
アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、亜鉛華、ベンガラ、
アゾ顔料などの各種充填剤や有機系・無機系の各種顔
料; (iii)ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテル、ベンゾキノン、p-t-ブチルカテコール、2,6-ジ
-t-ブチル-4-メチルフェノール等の重合禁止剤; (iv)脂肪族系、芳香族系(例:キシレン、トルエン
等)、ケトン系(例:MIBK)、エステル系(例:酢
酸ブチル)、エーテル系など、通常、塗料に配合される
ような各種溶剤; (V)無水石膏(CaSO4)、合成ゼオライト系吸着剤
(商品名:モレキュラーシーブ等)、オルソギ酸メチ
ル、オルソ酢酸メチル等のオルソエステル類、オルソほ
う酸エステル、シリケート類やイソシアネート類(商品
名:アディティブTI)等の脱水剤; (Vi)TCP(トリクレジルフォスフェート)、塩化パ
ラフィン、ポリビニルエチルエーテルなどの可塑剤; (vii)有機粘土系Al、Ca、Znのステアレート
塩、レシチン塩、アルキルスルホン酸塩などの塩類、ポ
リエチレンワックス、アミドワックス、水添ヒマシ油ワ
ックス系、ポリアマイドワックス系および両者の混合
物、合成微粉シリカ、酸化ポリエチレン系ワックス等の
タレ止め・沈降防止剤(例:楠本化成(株)製の「ディ
スパロン」シリーズ);さらにはレベリング剤その他の
改質剤、吸水剤、安定剤などを添加することもできる。
【0088】<用途、塗装方法>上記のような光硬化性
塗料組成物を被塗物の表面に常法に従って1回〜複数回
塗布し、紫外線、電子線等を照射して硬化すれば、耐ク
ラック性(耐割れ性)、乾燥性に優れた床材などが得ら
れる。
【0089】上記被塗物としては、鉄、アルミニウム等
の金属素材、珪酸カルシウム板、軽量コンクリート板、
石綿セメント板、モルタル等の無機建材、木工合板、家
具、床、木工装飾材等の木材、紙材、塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂等のプラスチック基
材などが挙げられる。
【0090】これらのうちでは、被塗物の材質が特に木
質、紙、プラスチックであると、本発明の光硬化性塗料
組成物は良好に付着する。このような光硬化性塗料組成
物は、基材表面にプライマーなどの下地材を塗布した
後、その表面に塗布してもよい。さらには、既に従来の
各種塗料による塗装が行われ、あるいは本発明の光硬化
性塗料組成物による塗装が行われている基材の表面補修
用として本発明の光硬化性塗料組成物を上塗りしてもよ
い。このようにして基材の表面に形成された塗膜の厚さ
は特に限定されないが、例えば、30〜150μm/回
程度である。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、紫外線または電子線の
照射によって硬化可能なプラスチックである新規なウレ
タン(メタ)アクリレート化合物あるいはウレタン(メ
タ)アクリレート系オリゴマー含有組成物、これらの何
れかを含むワニス、光硬化性塗料組成物が提供される。
このウレタン(メタ)アクリレート化合物あるいはウレ
タン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物を含
有するワニスや光硬化性塗料組成物は、木工基材などの
塗料として有用である。
【0092】このウレタン(メタ)アクリレート化合物
あるいはウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含
有組成物を含有するワニスや光硬化性塗料組成物を床材
等の基材表面に塗布し電子線・紫外線等にて硬化させる
と、耐割れ性(耐クラック性)、乾燥性、仕上り外観、
付着性に優れた塗膜を基材表面に形成できる。
【0093】
【実施例】以下、本発明について、実施例に基づいてさ
らに具体的に説明するが、本発明はこのような実施例に
より何等限定されるものではない。
【0094】以下の実施例、比較例などにおいて、
「部」とは、特にその趣旨に反しない限り「重量部」の
意味である。
【0095】
【合成例1】 (ウレタンアクリレート化合物の合成)温度計、攪拌
機、水冷コンデンサーを備えた四つ口フラスコに、イソ
フォロンジイソシアネート(ヒュルス社製 VESTA
NAT IPDI)555重量部(2.5モル)、酢酸
n-ブチル341重量部を仕込み、70℃に昇温後、7
0〜75℃に保温し、2-ヒドロキシエチルアクリレー
ト232重量部(2.0モル)、ポリオキシテトラメチ
レングリコール(保土谷化学社製PTG650SN、数
平均分子量約650)650重量部(1.0モル)、3
-メチル-1,5-ペンタンジオール(クラレ社製)59
重量部(0.5モル)、ハイドロキノンモノメチルエー
テル0.75重量部、ジブチル錫ジラウレート(日東化
成社製、ネオスタン U-100)0.75重量部、及び
酢酸ブチル300重量部の混合液体を3時間かけて滴下
し、反応を行った。
【0096】滴下終了後、約6時間反応させたところ、
IR測定の結果、イソシアネートが消失したことを確認
し、反応を終了した。固形分濃度が約70%のウレタン
(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物含有液
(ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー、ウレタ
ンアクリレート樹脂ワニス)が得られた。
【0097】該ウレタンアクリレート系オリゴマー含有
組成物のGPC測定の結果、ポリスチレンを標準物質と
した場合の数平均分子量(Mn)は、1.43×103
であり、重量平均分子量(Mw)は、3.58×103
であり、Mw/Mnは2.50であった。
【0098】該ウレタンアクリレート系オリゴマー含有
組成物のGPC測定の結果を図1に示す。また、該ウレ
タンアクリレート系オリゴマー含有組成物のIR測定の
結果を図2に示す。
【0099】なお、GPC測定条件は以下の通り。 [GPC測定条件] カラム:東ソー社製、SuperH2000+H400
0、6mm I.D.、各15cm 溶離液:THF 流速 :0.500ml/min 検出器:RI カラム恒温槽温度:40℃ 装置 :東ソー社製、HLC−8120GPC また、該ウレタンアクリレート系オリゴマー含有組成物
1H-NMR測定の結果を図3に示す。測定条件は、以
下の通り。
【0100】[1H-NMR測定条件] 装置:日立製作所(製)「R-1500」型FT-NMR
(60MHz) 積算回数:32回 溶媒:重クロロホルム 標準物質:TMS(テトラメチルシラン)
【0101】
【合成例2】合成例1において、3-メチル-1,5-ペ
ンタンジオール59重量部(0.5モル)に代えて、ジ
エチレングリコール53重量部(0.5モル)を用いた
以外は、合成例1と同様にしてウレタンアクリレート系
オリゴマー含有組成物を合成した。
【0102】
【合成例3】合成例1において、3-メチル-1,5-ペ
ンタンジオール59重量部(0.5モル)に代えて、ネ
オペンチルグリコール52重量部(0.5モル)を用い
た以外は、合成例1と同様にしてウレタンアクリレート
系オリゴマー含有組成物を合成した。
【0103】
【合成例4】合成例1において、3-メチル-1,5-ペ
ンタンジオール59重量部(0.5モル)に代えて、プ
ロピレングリコール38重量部(0.5モル)を用いた
以外は、合成例1と同様にしてウレタンアクリレート系
オリゴマー含有組成物を合成した。
【0104】
【合成例5】合成例1において、3-メチル-1,5-ペ
ンタンジオール59重量部(0.5モル)に代えて、2
-メチル-1,3-プロパンジオール45重量部(0.5
モル)を用いた以外は、合成例1と同様にしてウレタン
アクリレート系オリゴマー含有組成物を合成した。
【0105】これら合成例1〜5の各成分の配合量(重
量部、モル数)を併せて表1に示す。
【0106】
【合成例6】合成例1において、3-メチル-1,5-ペ
ンタンジオール59重量部(0.5モル)に代えて、
1,5-ペンタンジオール52重量部(0.5モル)を
用いた以外は、合成例1と同様にしてウレタンアクリレ
ート系オリゴマー含有組成物を合成した。
【0107】これら合成例1〜6での各成分(モノマ
ー)の配合量(重量部、モル数)を併せて表1に示す。
【0108】
【表1】
【0109】
【実施例(X-1)】上記合成例1で得られたウレタン
アクリレート系オリゴマー含有組成物<A>を固形分と
して90重量部と、アクリロイルモルフォリン(興人
(株)製、商品名 ACMO)<C>10重量部とを混
合して光硬化性樹脂組成物を調製した。
【0110】
【比較例(X-1)〜(X-5)】実施例(X-1)にお
いて、上記合成例1で得られたウレタンアクリレート系
オリゴマー含有組成物<A>に代えて、上記合成例2〜
6で得られたウレタンアクリレート系オリゴマー組成物
をそれぞれ用いた以外は、実施例(X-1)と同様にし
て光硬化性樹脂組成物を調製した。
【0111】実施例(X-1)、比較例(X-1)〜(X
-5)の配合組成を併せて表2に示す。なお、表中、合
成例1〜6のオリゴマー含有組成物は、何れも固形分表
示である。
【0112】
【表2】
【0113】上記例で得られたウレタン(メタ)アクリ
レート系オリゴマー含有組成物と光重合性単量体とを含
む組成物[実施例(X-1)、比較例(X-1)〜(X-
5)](オリゴマー含有組成物と光重合性単量体を含む
組成物100部中に樹脂形成性成分70部、溶媒30
部)70部、光重合開始剤(ベンジルジメチルケター
ル、BASF(製) ルシリンBDK)3部、吸水剤
(東ソー(製)、ゼオラムA-4)2部、キシレン5
部、酢酸ブチル5部、体質顔料(Unimin Canada
(製)MINEX 10)20部を攪拌機で混合し、均
一にした後、ポリイソシアネート樹脂(日本ポリウレタ
ン(製)コロネート HX)5部を添加混合し、紫外線
硬化塗料[紫外線硬化性樹脂組成物:実施例(X’-
1)、比較例(X’-1)〜(X’-5)]を得た。
【0114】これら組成物[実施例(X’-1)、比較
例(X’-1)〜(X’-5)]の配合組成を表3に示
す。
【0115】
【表3】
【0116】
【塗膜性能評価試験】上記実施例(X’-1)、比較例
(X’-1)〜(X’-5)で得られた組成物(塗料)を
0.2mm厚ナラ材ツキ板貼り合板にハケにて約2.5
g/尺2(28g/m2)の量で塗布し、80W/cmの
水銀ランプで5秒間照射し、硬化させ、各試験板を作成
した。次いで、これらの試験板の表面硬化性、付着性、
耐割れ性(寒熱繰返し試験、加熱放置試験)を評価し
た。
【0117】結果を表5に示す。 表面硬化性試験:塗膜表面を指触し、表面のタック感
を下記の基準で評価 ○:タック感なし。△:タック感が残る。×:タック感
がかなり残る。
【0118】付着性試験:JIS K 5400に基
づき、2mm巾ゴバン目セロテープ剥離で、残存マス目の
数で評価 耐クラック性(耐ワレ性) (イ)寒熱繰り返し試験 塗装板を80℃で2時間保持した後、−20℃で2時間
保持する操作を2回繰り返し、発生した表面ワレ長さを
測定 (ロ)加熱放置試験 塗装板を80℃で24時間保持した後、発生した表面ワ
レ長さを測定 評価基準:下記表4に示す4段階とする。
【0119】但し、ワレ長さは塗装板15cm×15c
m当たりの値で示す。
【0120】
【表4】
【0121】
【表5】
【0122】
【実施例(Y-1)】 <紫外線硬化性組成物(A)>実施例(X-1)のウレ
タンアクリレート樹脂ワニス(塗膜形成性成分濃度70
%)70部、光開始剤(チバガイギー(製):イルガキ
ュア184)3部、吸水剤(東ソー(製)、ゼオラムA
-4)2部、キシロール30部を撹拌機で混合し、均一
にした後、得られた混合物にポリイソシアネート樹脂
(日本ポリウレタン(製)コロネートHX)5部を添加
混合し、紫外線硬化塗料(紫外線硬化性組成物(A)を
得た。
【0123】<紫外線硬化性組成物(B)>エポキシア
クリレート樹脂ワニス(昭和高分子(製)リポキシVR
−77−85S)40部、不飽和ポリエステル樹脂ワニ
ス(大日本インキ化学(製)ポリライトCU−770)
40部、光開始剤(BASF(製)ルシリンBDK)4
部、スチレンモノマー(住友化学(製))20部を撹拌
機で混合し、紫外線硬化塗料(紫外線硬化性組成物B)
を得た。
【0124】上記組成物Aおよび組成物Bの配合組成を
表6に示す。 <塗装>0.2mm厚ナラ材ツキ板貼り合板に、上記組成
物(A)をロールコーターにて3g/尺2(33g/
2)の量で塗付し、80W/cmの水銀ランプで5秒間
照射し、硬化させた。
【0125】次いで、その硬化塗膜をサンドペーパー#
320で研摩した。次いで、この組成物(A)の塗膜上
に、上記組成物(A)の場合と同様にして、上記組成物
(B)を2g/尺2(22g/m2)の量で塗付し、硬化
させた。
【0126】このようにして得られた塗装板について、
各種試験を行った結果、仕上り外観、付着性、耐ワレ性
(耐クラック性)において良好な結果を得た。結果を併
せて表7に示す。
【0127】
【実施例(Y-2)】 <紫外線硬化性組成物(A-1)>実施例(X-1)のウ
レタンアクリレート樹脂ワニス70部、光開始剤(チバ
ガイギー(製):イルガキュア184)3部、吸水剤
(東ソー(製)、ゼオラムA-4)2部、キシロール1
0部、体質顔料(Unimin Canada(製)MINEX1
0)20部を撹拌機で混合し、均一にした後、ポリイソ
シアネート樹脂(日本ポリウレタン(製)コロネートH
X)5部を添加混合し、紫外線硬化塗料(紫外線硬化性
組成物(A-1))を得た。
【0128】<紫外線硬化性組成物(B)>実施例(Y
-1)の組成物(B)と同一の組成物を使用した。上記
組成物(A-1)および組成物Bの配合組成を表6に示
す。
【0129】<塗装>実施例(Y-1)において、組成
物(A)に代えて、組成物(A-1)を用いた以外は、
実施例(Y-1)と同一の条件で塗装を実施した。
【0130】このようにして得られた塗装板について、
各種試験を行った結果、仕上り外観、付着性、耐ワレ性
において良好な結果を得た。結果を併せて表7に示す。
【0131】
【比較例(Y-1)】 <紫外線硬化性組成物(A-2)>実施例(Y-1)の組
成物(A)において、ウレタンアクリレート樹脂を下記
のウレタンアクリレート樹脂に代えた紫外線硬化性組成
物(A-2)を用いた。
【0132】すなわち、この紫外線硬化性組成物(A-
2)は、ウレタンアクリレート樹脂ワニス(日本合成
(製)シコウUV−2250 BX−80)70部、光
開始剤(チバガイギー(製):イルガキュア184)3
部、吸水剤(東ソー(製):ゼオラムA-4)2部、キ
シロール30部を撹拌機で混合し、均一にした後、ポリ
イソシアネート樹脂(日本ポリウレタン(製)コロネー
トHX)5部を添加混合して得た。
【0133】<紫外線硬化性組成物(B)>実施例(Y
-1)の組成物(B)と同一のものを用いた。上記組成
物(A-2)および組成物Bの配合組成を表6に示す。
【0134】<塗装>実施例(Y-1)において、組成
物(A)に代えて、上記組成物(A-2)を用いた以外
は、実施例(Y-1)と同一の条件で塗装を実施した。
このようにして得られた塗装板について、各種試験を行
った。
【0135】結果を表7に示す。
【0136】
【比較例(Y-2)】 <紫外線硬化性組成物(A-3)>実施例(Y-1)の組
成物(A)においてウレタンアクリレート樹脂を下記の
ウレタンアクリレート樹脂に代えた紫外線硬化性組成物
(A-3)を用いた。
【0137】この紫外線硬化性組成物(A-3)は、ウ
レタンアクリレート樹脂ワニス(日立化成(製)ヒタロ
イド4870−13(70BA))70部、光開始剤
(チバガイギー(製):イルガキュア184)3部、吸
水剤(東ソー(製):ゼオラムA-4)2部、キシロー
ル30部を撹拌機で混合し、均一にした後、ポリイソシ
アネート樹脂(日本ポリウレタン(製)コロネートH
X)5部を添加混合して得た。
【0138】<紫外線硬化性組成物(B)>実施例(Y
-1)の組成物(B)と同一のものを用いた。上記組成
物A-3および組成物Bの配合組成を表6に示す。
【0139】<塗装>実施例(Y-1)において、組成
物(A)に代えて、上記組成物(A-3)を用いた以外
は、実施例(Y-1)と同一の条件で塗装を実施した。
このようにして得られた塗装板について、各種試験を行
った。
【0140】結果を表7に示す。
【0141】
【比較例(Y-3)】 <紫外線硬化性組成物(A-4)>実施例(Y-1)の組
成物(A)においてウレタンアクリレート樹脂を下記の
ウレタンアクリレート樹脂に代えた紫外線硬化性組成物
(A-4)を用いた。
【0142】この紫外線硬化性組成物(A-4)は、ウ
レタンアクリレート樹脂ワニス(日本合成(製)シコウ
UV−3510TL)70部、光開始剤(チバガイギー
(製):イルガキュア184)3部、吸水剤(東ソー
(製):ゼオラムA-4)2部、キシロール30部を撹
拌機で混合し、均一にした後、ポリイソシアネート樹脂
(日本ポリウレタン(製)コロネートHX)5部を添加
混合して得た。
【0143】<紫外線硬化性組成物(B)>実施例(Y
-1)の組成物(B)と同一のものを用いた。上記組成
物A-4および組成物Bの配合組成を表6に示す。
【0144】<塗装>実施例(Y-1)において、組成
物(A)に代えて、上記組成物(A-4)を用いた以外
は、実施例(Y-1)と同一の条件で塗装を実施した。
このようにして得られた塗装板について、各種試験を行
った。
【0145】結果を表7に示す。
【0146】
【比較例(Y-4)】 <紫外線硬化性組成物(A-5)>実施例(Y-2)の組
成物(A-1)においてウレタンアクリレート樹脂を下
記のウレタンアクリレート樹脂に代えた紫外線硬化性組
成物(A-5)を用いた。
【0147】この紫外線硬化性組成物(A-5)は、ウ
レタンアクリレート樹脂ワニス(日立化成(製)ヒタロ
イド4870−13(70BA))70部、光開始剤
(チバガイギー(製):イルガキュア184)3部、吸
水剤(東ソー(製):ゼオラムA-4)2部、体質顔料
(Unimin Canada(製)MINEX 10)20部、キ
シロール10部を撹拌機で混合し、均一にした後、ポリ
イソシアネート樹脂(日本ポリウレタン(製)コロネー
トHX)5部を添加混合して得た。
【0148】<紫外線硬化性組成物(B)>実施例(Y
-1)の組成物(B)と同一のものを用いた。上記組成
物A-5および組成物Bの配合組成を表6に示す。
【0149】<塗装>実施例(Y-1)において、組成
物(A)に代えて、上記組成物(A-5)を用いた以外
は、実施例(Y-1)と同一の条件で塗装を実施した。
このようにして得られた塗装板について、各種試験を行
った結果を表7に示す。
【0150】
【表6】
【0151】実施例(Y-1)〜(Y-2)、比較例(Y
-1)〜(Y-4)での各種試験方法は以下の通り。 <試験方法> 仕上り外観:目視にて、ハジキと白化の有無で3段
階評価した。
【0152】(評価基準) 3:ハジキ、白化何れも無し 2:僅かにハジキ、白化あり 1:僅かなハジキと、著しい白化あり 付着性:JIS K 5400に基づき、2mm巾ゴ
バン目セロテープ剥離で、残存マス目の数で評価 耐クラック性(耐ワレ性) (イ)寒熱繰り返し試験 塗装板を80℃で2時間保持した後、−20℃で2時間
保持する操作を2回繰り返し、発生した表面ワレ長さを
測定 (ロ)加熱放置試験 塗装板を80℃で24時間保持した後、発生した表面ワ
レ長さを測定(評価基準)4段階とする。
【0153】 4:塗装板15×15cm当り、ワレ長さ10mm以下 3:塗装板15×15cm当り、ワレ長さ11〜50mm 2:塗装板15×15cm当り、ワレ長さ51〜150mm 1:塗装板15×15cm当り、ワレ長さ151mm以上 耐シンナー性 特殊合板のJAS規格のA試験に基づき、ラッカーシン
ナーを6時間、塗装板に被覆し、塗装板のフクレ、白
化、軟化等の変化程度を観察 (評価基準) 4:良好、変化なし 3:わずかに変化あり 2:変化あり、やや劣る 1:著しい変化あり
【0154】
【表7】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、合成例1により得られるウレタンアク
リレート系オリゴマー含有組成物のGPC測定の結果を
示すグラフである。
【図2】図2は、合成例1により得られるウレタンアク
リレート系オリゴマー含有組成物のIR測定の結果を示
すグラフである。
【図3】図3は、合成例1により得られるウレタンアク
リレート系オリゴマー含有組成物の1H-NMR測定の結
果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08F 290/06 C08F 290/06 (54)【発明の名称】 ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物、それを含むワニス、光硬化性塗料組成 物、該オリゴマー含有組成物の製造方法および前記塗料組成物から形成された塗膜並びに新規ウ レタン(メタ)アクリレート化合物

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)(a)1分子中にイソシアネート基を
    少なくとも2個有するイソシアネート化合物と、 (b)数平均分子量が300〜2000のポリオキシテト
    ラメチレングリコールと、 (c)2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素原子数
    が4個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側
    鎖を有するアルキレンジオールと、 (d)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとを反応
    させてなることを特徴とするウレタン(メタ)アクリレ
    ート系オリゴマー含有組成物。
  2. 【請求項2】上記イソシアネート化合物(a)と、ポリオ
    キシテトラメチレングリコール(b)と、 アルキレンジオール(c)と、ヒドロキシアルキル(メ
    タ)アクリレート(d)とを反応させてなり、 各オリゴマー末端には、ヒドロキシアルキル(メタ)ア
    クリレート(d)がウレタン結合により結合しており、 GPCにて測定したオリゴマー含有組成物の数平均分子
    量が500〜20,000の範囲にあることを特徴とす
    る請求項1に記載のウレタン(メタ)アクリレート系オ
    リゴマー含有組成物。
  3. 【請求項3】上記アルキレンジオール(c)が、2個のヒ
    ドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素原子数が5個以上で
    あり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側鎖を有するア
    ルキレンジオールであることを特徴とする請求項1〜2
    の何れかに記載のウレタン(メタ)アクリレート系オリ
    ゴマー含有組成物。
  4. 【請求項4】上記アルキレンジオール(c)が、3-メチル
    -1,5-ペンタンジオールであることを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載のウレタン(メタ)アクリレー
    ト系オリゴマー含有組成物。
  5. 【請求項5】上記イソシアネート化合物(a)中のイソシ
    アネート基のモル数(a-i)と、 ポリオキシテトラメチレングリコール(b)中のヒドロキ
    シル基のモル数(b-i)と、 アルキレンジオール(c)中のヒドロキシル基のモル数(c-
    i)と、 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(d)中のヒド
    ロキシル基のモル数(d-i)との関係が、 (d-i)=2とするとき、 (b-i)+(c-i)=(a-i)−2 (但し、(a-i)は2〜6であり、(b-i)≧(c-i)であ
    る。) を満たすことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    のウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成
    物。
  6. 【請求項6】上記(a-i)5モルに対して、(b-i)が2モ
    ル、(c-i)が1モル、(d-i)が2モルであることを特徴と
    する請求項5に記載のウレタン(メタ)アクリレート系
    オリゴマー含有組成物。
  7. 【請求項7】上記請求項1〜6の何れかに記載のウレタ
    ン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物(A)
    と、その可溶性溶媒(B)とを含有することを特徴とす
    るワニス。
  8. 【請求項8】上記請求項1〜6の何れかに記載の(A)
    ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物
    (A)と、 (C)光重合性単量体と、 (D)光重合開始剤と、を含有することを特徴とする光
    硬化性塗料組成物。
  9. 【請求項9】上記ウレタン(メタ)アクリレート系オリ
    ゴマー含有組成物(A)100重量部に対して、光重合
    性単量体(C)が5〜25重量部の量で含まれ、かつ、 これらウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー含有
    組成物(A)と光重合性単量体(C)との合計100重
    量部に対して、光重合開始剤(D)が1〜10重量部の
    量で含まれていることを特徴とする請求項8に記載の光
    硬化性塗料組成物。
  10. 【請求項10】(A)(a)1分子中にイソシアネート基
    を少なくとも2個有するイソシアネート化合物と、 (b)数平均分子量が300〜2000のポリオキシテト
    ラメチレングリコールと、 (c)2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素原子数
    が4個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側
    鎖を有するアルキレンジオールと、 (d)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとを反応
    させて、 GPCにて測定した数平均分子量が500〜20,00
    0の範囲にあるウレタン(メタ)アクリレート系オリゴ
    マー含有組成物を製造することを特徴とするウレタン
    (メタ)アクリレート系オリゴマー含有組成物の製造方
    法。
  11. 【請求項11】請求項7に記載のワニスまたは請求項8
    〜9の何れかに記載の光硬化性塗料組成物からなる床用
    塗料。
  12. 【請求項12】請求項7に記載のワニスまたは請求項8
    〜9の何れかに記載の光硬化性塗料組成物から形成され
    たことを特徴とする塗膜。
  13. 【請求項13】基材の表面が、請求項7に記載のワニス
    または請求項8〜9の何れかに記載の光硬化性塗料組成
    物を塗布硬化してなる塗膜にて被覆されていることを特
    徴とする構造物。
  14. 【請求項14】(A)(a)1分子中にイソシアネート基
    を少なくとも2個有するイソシアネート化合物と、 (b)数平均分子量が300〜2000のポリオキシテト
    ラメチレングリコールと、 (c)2個のヒドロキシ基の間の直鎖炭素鎖の炭素原子数
    が4個以上であり、かつ該直鎖炭素鎖中の炭素原子は側
    鎖を有するアルキレンジオールと、がウレタン結合にて
    重合しており、 かつ、重合物の末端には(d)ヒドロキシアルキル(メ
    タ)アクリレートがウレタン結合により結合しており、 GPCにて測定した数平均分子量が500〜50,00
    0の範囲にあることを特徴とするウレタン(メタ)アク
    リレート化合物。
  15. 【請求項15】上記アルキレンジオール(c)が、3-メチ
    ル-1,5-ペンタンジオールであることを特徴とする請
    求項14に記載のウレタン(メタ)アクリレート化合
    物。
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JP2008274157A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Idemitsu Technofine Co Ltd 紫外線硬化型コート剤および成形品
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