JPH11122610A - 画像符号化方法及び画像復号化方法並びにこれらの装置 - Google Patents

画像符号化方法及び画像復号化方法並びにこれらの装置

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JPH11122610A
JPH11122610A JP28578997A JP28578997A JPH11122610A JP H11122610 A JPH11122610 A JP H11122610A JP 28578997 A JP28578997 A JP 28578997A JP 28578997 A JP28578997 A JP 28578997A JP H11122610 A JPH11122610 A JP H11122610A
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JP
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Application number
JP28578997A
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English (en)
Inventor
Shuji Abe
修司 阿部
Akiyoshi Kato
昭慶 加藤
Hideo Tsurufusa
秀夫 鶴房
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28578997A priority Critical patent/JPH11122610A/ja
Publication of JPH11122610A publication Critical patent/JPH11122610A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化側では入力画像の特徴に応じて適応的
に画像分割し、各分割画像毎に符号化して多重化したデ
ータを伝送し、復号化側では適応的に分割符号化された
データから元の画像を復元する。 【解決手段】 画像符号化装置1は、入力画像信号3か
ら特徴抽出部5により特徴を抽出し、この特徴に応じた
分割制御信号を分割制御部7から画像分割部11へ出力
する。画像分割部11で分割された分割画像信号13a
〜13fは符号化部15a〜15fのよりそれぞれ符号
化され、多重化部21により多重化される。伝送路25
を経て画像復号化装置31に入力された多重化データ3
3は、分離部35により符号化データ37a〜37fに
分離され、復号化部41a〜41fによりそれぞれ復号
化され、画面位置情報39a〜39fに従って、画像合
成部47により元の画像として合成され出力画像信号4
9となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの画像を分割
した複数の小画像毎に符号化処理を行う画像符号化方法
及び画像復号化方法並びにこれらの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細度テレビジョン(以下、HDTV
と略す)のような高いサンプリングレートを持つ画像に
対して符号化及び復号化速度を向上させる技術として、
特開平7−298258号公報記載の「画像符号化復号
化方法」が知られている。
【0003】この方法は、送信側で符号化すべき画像を
複数個の小画像に分割し、それぞれの小画像に対して並
列に高能率符号化を施して伝送し、受信側では、伝送さ
れた複数個の小画像に対する符号化データをそれぞれ復
号化した後、合成して元の画像の復元画像を得ることを
要旨としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記画像
符号化復号化方法において、複数個の分割画像に分割し
て符号化・多重化された信号を復号化時にはデータを分
離し、個々に復号化した複数個の分割画像を合成する必
要があるが、いずれの分割画像が合成後のどの領域に表
示されるかは符号化側と復号化側で予め決めておかなけ
ればならないという問題点があった。
【0005】また1つの画像を分割符号化する際に、そ
の分割する構成たとえば分割する数や、分割位置、ある
いは分割した画像のサイズ等を適応的に変更することは
出来ず、伝送可能な情報容量を十分に利用し高品質な画
像を伝送することが出来ないという問題点があった。
【0006】以上の問題点に鑑み本発明の目的は、符号
化側では、入力画像の特徴に応じて適応的に画像分割を
行って、各分割画像毎に符号化することができる画像符
号化方法及び符号化装置を提供することである。また本
発明の目的は、適応的に分割符号化されたデータから元
の画像を復元することができる画像復号化方法及び復号
化装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数個の画像データが入力され、この入力
されたそれぞれの画像データを符号化して複数の符号化
データを得て、これら複数の符号化データを多重化して
多重化データを出力する画像符号化方法において、前記
複数の符号化データを復号化して合成して出力する際の
各画像の位置情報を前記各符号化データ中または前記多
重化データ中に挿入することを要旨とする画像符号化方
法である。
【0008】また本発明は、複数個の画像データを入力
する入力手段と、この入力手段に入力された画像データ
をそれぞれの画像が復号後合成される位置情報とともに
それぞれ符号化して符号化データを出力する複数の符号
化器と、前記複数の符号化器から出力された複数の符号
化データを多重化して多重化データを出力する多重化手
段と、を備えたことを要旨とする画像符号化装置であ
る。
【0009】また本発明は、複数個の画像データを入力
する入力手段と、この入力手段に入力された画像データ
をそれぞれ符号化して符号化データを出力する複数の符
号化器と、前記複数の符号化器から出力された複数の符
号化データ及びこれら符号化データを復号化して合成し
て出力する際の各画像の位置情報を多重化して多重化デ
ータを出力する多重化手段と、を備えたことを要旨とす
る画像符号化装置である。
【0010】また本発明は、複数の画像毎に符号化され
多重化された多重化データが入力され、この多重化デー
タをそれぞれの符号化データに分離し、分離した符号化
データをそれぞれ復号化し、復号化した画像を合成して
1つの画像として出力する画像復号化方法であって、入
力される多重化データに挿入されている各画像の位置情
報を抽出し、復号化した画像データを抽出した位置情報
に従って合成することを要旨とする画像復号化方法であ
る。
【0011】また本発明は、複数の画像毎に符号化され
多重化された多重化データから各画像データを復号化し
て1つの画像として合成する画像復号化装置であって、
入力された多重化データをそれぞれの符号化データに分
離する分離手段と、分離した符号化データをそれぞれ復
号化するとともに符号化データに挿入されている各画像
の位置情報を抽出する複数の復号化器と、復号化した画
像データを抽出した位置情報に従って合成して1つの画
像として出力する画像合成手段と、を備えたことを要旨
とする画像復号化装置である。
【0012】また本発明は、複数の画像毎に符号化され
多重化された多重化データから各画像データを復号化し
て1つの画像として合成する画像復号化装置であって、
入力された多重化データをそれぞれの符号化データに分
離するとともに多重化データに挿入されている各画像の
位置情報を抽出する分離手段と、分離した符号化データ
をそれぞれ復号化する複数の復号化器と、復号化した画
像データを抽出した位置情報に従って合成して1つの画
像として出力する画像合成手段と、を備えたことを要旨
とする画像復号化装置である。
【0013】本発明によれば、複数個の画像をそれぞれ
符号化し、復号化時にそれらの復号画像を並べて1つの
画像を構成する際の位置情報を符号化データ中または多
重化データ中に挿入することができるので、符号化側で
符号化する画像の数や、それぞれの画面サイズなどの変
更が自由になる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る画像
符号化装置及び画像復号化装置のブロック図である。同
図において、画像符号化装置1は、入力画像信号3から
この画像の特徴を抽出する特徴抽出部5、入力画像の分
割サイズ・分割数・分割位置等を制御するとともに外部
からの分割制御情報9を入力することができる分割制御
部7、画像を最大6個の小画像分割して出力する画像分
割部11、分割された各小画像をそれぞれ並列に符号化
して符号化データ17a〜17fを出力する符号化部1
5a〜15f、符号化データ17a〜17fを多重化し
て多重化データ23として伝送路25へ出力する多重化
部21を備えて構成されている。
【0015】また、画像復号化装置31は、伝送路25
から入力される多重化データ33を複数の符号化データ
に分離する分離部35、分離部35により分離された複
数の符号化データ37a〜37fをそれぞれ並列に復号
化する復号化部41a〜41f、復号化部41a〜41
fにより復号化された復号化データ43a〜43fを1
つの画像に合成し出力画像信号49として出力する画像
合成部47を備えて構成されている。
【0016】次に、画像符号化装置1の動作を説明す
る。HDTV(High Definition Television)などの高
精細の画像情報である入力画像信号3は、特徴抽出部5
及び画像分割部11に入力される。特徴抽出部5は、入
力画像のどの辺りに画像の細かさがあるかなどの特徴を
抽出する。抽出された特徴は分割制御部7に送られる。
分割制御部7は抽出された特徴に従って、入力画像の分
割方法、例えば分割数、分割サイズ、分割位置等を判断
する。本実施の形態では、符号化部の並列度を6として
いるので、画像分割は最大6領域まで行うことが出来
る。
【0017】画像分割部11は分割制御部7で判断した
分割方法に従って画像を複数の領域に分割して、それぞ
れ分割画像信号13a〜13fを出力する。分割画像信
号13a〜13fはそれぞれ符号化部15a〜15fに
入力され、例えばMPEGなどの符号化方法で符号化さ
れる。
【0018】また分割制御部7で決定した分割方法に従
った各分割画像のサイズ、分割位置などの情報も符号化
部15a〜15fに入力され、その情報もMPEGの符
号化を行う場合には符号化データ中に挿入される。各領
域の符号化データは、多重化部21で多重化されて1つ
のストリームの多重化データ23として出力され、伝送
路25に送り出される。
【0019】次に、画像の分割について図2を参照して
説明する。ここでは、図2の(a)に示したように入力
画像を水平1920画素、垂直960ラインとした場合
について説明する。15a〜15fの各符号化部が例え
ば水平720画素、垂直480ラインを上限とした符号
化処理を行うものとした場合、1920画素960ライ
ンの入力画像は水平に3分割以上、垂直に2分割以上の
小領域に分割する必要がある。
【0020】一例として各領域を全て同じ大きさ、つま
り水平640画素、垂直480ラインとして6分割して
画像を符号化する場合を図2の(b)に示す。ただし入
力された画像は各領域毎に画像の細かさが異なっている
場合がある。この為、全ての領域を同じサイズに分割し
て同様の符号化処理を行った場合、符号化処理(圧縮処
理を含む)による画質の劣化は領域間で異なってしま
う。
【0021】その為、復号化され合成された復元画像の
画質劣化の程度が画面内でほぼ均一となり自然な画像と
なるためには、精細度の高い領域は分割領域を狭くして
相対的に圧縮率を下げ、またこの逆に精細度の低い領域
は分割領域を広くして相対的に圧縮率を高めることによ
って各領域の画質を均質化することが必要である。
【0022】図1の特徴抽出部5では、画像のどの領域
に精細度があるかを検出し、分割制御部7はそれに従っ
てその精細度の高い部分は分割領域を狭くする。図2の
(c)は、画面中央部の画像の精細度が高かった場合の
6分割の例を示している。左右の領域はそれぞれ水平7
20画素、中央の領域は水平480画素としており、相
対的に中央部には、左右の領域と比較して2/3倍の圧
縮率となる。言い換えれば、中央部の領域には、左右の
領域の1.5倍の情報量を割り当て、高い精細度を再現
するようにしている。
【0023】また、符号化データ作成者の意図を反映さ
せるため、画像符号化装置1に対して外部から分割制御
情報9を与えることにより、分割方法を制御することも
可能である。例えば、画像の注視点の画質を良くしたい
場合、分割制御情報9を通じて注視点の位置情報を与
え、その注視点の分割領域を小さくすることによって注
視点の画質をよくすることも可能である。また目に付き
やすい画像中央部の画質を常に良くするため、常に画像
の中央部の分割サイズを小さくすることも可能である。
【0024】次に、画像復号化装置31の動作を説明す
る。画像復号化装置31には、伝送路25を介して画像
符号化装置1で符号化され多重化された多重化データ3
3が入力される。分離部35は、この多重化データ33
を分離し、各領域画像毎の画像符号化データ37a〜3
7fを出力する。分離するための識別情報は多重化デー
タ33中に挿入されており、このそれをもとに比較的容
易に分離することは可能である。
【0025】分離部35で分離されたそれぞれの符号化
データ37a〜37fは、それぞれ復号化部41a〜4
1fで各分割領域毎に復号される。復号された分割画像
は、分割情報に基づいて画像合成部47で画像合成さ
れ、1つの高精細画像として49から出力される。
【0026】上述のように分割数、分割サイズ、分割位
置等の分割方法を可変にした場合、符号化側でどのよう
に分割したかを示す分割情報を復号化側で知ることがで
きなければ、復号した各分割画像を合成して元々の1つ
の画像を構成することはできない。
【0027】また、分割方法を可変とせずに、図2
(b)の様に一定の分割とした場合であっても、どの分
割画像がどの位置の領域のものであるかを示す分割情報
が伝送されなければ、画像復号化装置側で正しく合成す
ることもできない。
【0028】次に、画像符号化装置から画像復号化装置
に伝送される分割情報の挿入方法について説明する。
【0029】動画像符号化方式の国際標準としてMPE
G等の符号化方式があるが、MPEGの映像符号化デー
タ中にユーザーデータ領域というものが設けられてお
り、その領域はユーザーが自由にデータを挿入すること
が可能になっている。その為、図1の分割制御部7か
ら、符号化部15a〜15fに各符号化部の符号化する
画像が図2(a)の画像のどの位置の領域であるかの情
報を与え、符号化部15a〜15fがその位置情報をユ
ーザーデータとして挿入する。
【0030】逆に復号化側では、図1の復号化部41a
〜41fがそのユーザーデータから位置情報を抽出し、
画像合成部47に画面位置情報39a〜39fを出力
し、それに従って分割画像を合成する。
【0031】画像分割の位置情報としては、例えば分割
される元の画像上の座標軸に対するそれぞれの分割画像
内の基準位置の座標を示したり、それぞれの分割画像の
対角線の両端点の座標を示すことができる。
【0032】図2(b)に示した分割例では、元の画像
の座標軸の原点を左上に定めると、各分割画像の位置情
報は、上段左から右へ(0,0)、(640,0)、
(1280,0)となり、下段左から右へ(0,48
0)、(640,480)、(1280,480)とな
る。
【0033】また、図2(b)に示した分割例におい
て、それぞれの分割画像の位置情報を対角線(例えば左
上から右下への対角線)の両端点で示すと、上段左の分
割画像に対する位置情報は、(0,0)及び(639,
479)となる。同様に上段中央の分割画像に対する位
置情報は、(640,0)及び(1279,479)と
なる。対角線で示された位置情報には、その分割画像の
サイズ情報も含まれるという利点がある。
【0034】またMPEGの多重化処理の規格には、映
像や音声の他にプライベートデータを挿入することもで
きるようになっている。この領域に各画像がどの位置で
あるかの情報を挿入することも可能である。この場合に
は、図1の分割制御部7からの画面位置情報(または分
割制御情報)19を多重化部21に入力する。多重化部
21は各分割領域の符号化データ17a〜17fを多重
化する際に付加する識別情報とそれぞれの分割領域の位
置情報を1組として、プライベートデータとして挿入す
る。
【0035】画像復号化装置31では、図1の分離部3
5が各種データを分離する際にプライベートデータから
各分割領域の画像がどの位置であるかの画面位置情報3
9a〜39fを抽出し、画像合成部47に出力し、それ
に従って画像合成部47が合成処理を行うこともでき
る。このようにすることによって、符号化側での分割数
を一定、分割する画像サイズも一定とすることなく、分
割サイズ、分割数を自由にすることが可能になる。
【0036】これまで、水平1920画素、垂直960
ラインの画像を水平に3分割、垂直に2分割した場合に
ついて説明してきたが、別の分割例を図3に示す。図3
(a)の様な水平方向1920画素の画像を水平方向に
3/4倍にサンプリング変換して図3(b)の様な14
40画素として画像を分割して符号化する場合も存在す
る。この場合は水平2分割以上、垂直2分割以上の分割
を必要とする。図3(c)は水平720画素、垂直48
0画素の4分割した場合の分割例である。
【0037】この場合の位置情報としては、図3(b)
の水平1440画素の画像を基準とした位置情報を使用
する。復号化側では図1には図示していないが、画像合
成部47の出力を水平方向に4/3倍にサンプリング変
換してもとの1920画素の画像として出力する。
【0038】このように多重化した画像符号化データ中
のユーザーデータ領域あるいはプライベートデータ領域
に、分割された各画像が元々の画像のどの位置のもので
あるかを示すデータを挿入することによって、入力され
る元々の画像サイズを変更しても、また画像をいくつに
分割するかを変更しても、分割する画像サイズを途中で
変更しても、復号化側でどの位置のものかが分かれば問
題なく画像を合成することが可能になる。
【0039】またこれまで、図2、図3に示したように
領域を重ね合わせずに画像を分割する場合について説明
してきたが、図4に示したように水平3分割、垂直2分
割するが、水平方向に分割領域を例えば32画素分重ね
合わせ、それぞれを符号化する場合も考えられる。
【0040】これは、MPEGなどのフレーム間の動き
補償を用いた符号化方式の場合、領域の境界を物体が移
動すると、新たに領域内に物体が出現した領域では参照
画像中にその物体が存在せず、動き補償を用いたフレー
ム間符号化を用いて符号化を行うことが出来ない。その
為参照画像の領域を広くするため、このように分割画像
の領域を重ね合わせて符号化する場合がある。MPEG
の符号化方式では、符号化データ中に画像サイズの他、
そのサイズの内どの領域を表示するかの情報を付加する
領域も存在する。その為、図4のように分割領域の境界
を重ね合わせて分割しそれぞれを符号化した場合でも、
図1の画像復号化装置で復号し、画像を合成することも
可能である。
【0041】次に、MPEG符号化方式における画像分
割情報の挿入位置について説明する。図5は、MPEG
画像データの各階層における拡張部またはユーザデータ
領域を示すものであり、シーケンス層における拡張デー
タ開始コードまたはユーザデータ開始コードに続く拡張
データまたはユーザデータ51、GOP層におけるグル
ープオブピクチャヘッダの後のエクステンション開始コ
ード(ESC)に続くグループ・エクステンション・デ
ータ(GED)またはユーザデータ開始コード(UDS
C)に続くユーザデータ領域53、ピクチャ層における
ESCに続くピクチャ・エクステンション・データ(P
ED)またはUDSCに続くユーザデータ領域55等に
上記画像分割情報を挿入することができる。
【0042】図6は、MPEG1システムストリームの
下位レイヤであるパケット・レイヤのデータ構造を示す
図である。パケット開始コードのストリームIDが”1
011 1101”のときプライベート1・パケット、
同ストリームIDが”1011 1111”のときおよ
びプライベート2・パケットが定義されるので、これら
のプライベートパケットを利用して上記画像分割情報を
挿入することができる。
【0043】図7は、MPEG2プログラム・ストリー
ムのパケット化エレメンタリストリーム(PES)のパ
ケット構造を示す図である。この場合にも同様にストリ
ームIDによってパケットの種別が指定され、プライベ
ート1・パケット、プライベート2・パケットを利用し
て上記画像分割情報を挿入することができる。
【0044】このようにMPEGプライベートパケット
を利用すると、元の画像から複数の領域に分割された各
画像の位置情報は、まとめて1つのデータとして、符号
化装置の多重化時に映像・音声以外のデータとして挿入
し、復号化装置の分離部で分離して利用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つの高精細な画像を複数の領域に分割し、各領域をそれ
ぞれ符号化し、マルチチャネル伝送した画像データを復
号化して高精細な画像データを再生する際に、画像分割
の自由度が増す。
【0046】例えば、水平1920ピクセル(pix)
のHDTVを水平640pixで3分割するだけでな
く、720,480,720pixと3分割し、注目し
やすい画面中央部の圧縮率を下げることができるので、
従来と同一伝送容量を用いてもより高品位な画像を伝送
することができる。
【0047】また本発明によれば、画像の分割方法が自
由になるため、画像の細かい領域を検出しその領域の割
り当て符号量を相対的に増やすことも可能になる。また
水平垂直の処理画素数を変更しても復号化側が対応する
ことができるようになり、分割符号化側の自由度が大幅
に増す。
【0048】さらに本発明によれば、高精細画像専用の
符号化器および復号化器を用いることなく、従来のNT
SC精細度を有する符号化器及び復号化器によって、高
精細度の画像を符号化および復号化を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像符号化装置及び画像復号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】入力画像サイズ(a)及び画像分割例(b)、
(c)の説明図である。
【図3】画像をサンプリング変換して分割する場合の説
明図である。
【図4】領域を重ね合わせて画像を分割する場合の説明
図である。
【図5】画像分割情報を配置可能なMPEG2映像符号
化データの各階層におけるユーザ領域の説明図である。
【図6】MPEG1システムストリーム中のユーザ利用
可能なプライベートパケットを説明する図である。
【図7】MPEG2のPESパケット中のユーザ利用可
能なプライベートパケットを説明する図である。
【符号の説明】
1…画像符号化装置、3…入力画像信号、5…特徴抽出
部、7…分割制御部、9…外部からの分割制御情報、1
1…画像分割部、13a〜13f…分割画像信号、15
a〜15f…符号化部、17a〜17f…符号化デー
タ、19…画面位置情報、21…多重化部、23…多重
化データ、25…伝送路、31…画像復号化装置、33
…多重化データ、35…分離部、37a〜37f…符号
化データ、39a〜39f…画面位置情報、41a〜4
1f…復号化部、43a〜43f…復号化データ、45
a〜45f…画面位置情報、47…画像合成部、49…
出力画像信号。
フロントページの続き (72)発明者 鶴房 秀夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の画像データが入力され、この入
    力されたそれぞれの画像データを符号化して複数の符号
    化データを得て、これら複数の符号化データを多重化し
    て多重化データを出力する画像符号化方法において、 前記複数の符号化データを復号化して合成して出力する
    際の各画像の位置情報を前記各符号化データ中または前
    記多重化データ中に挿入することを特徴とする画像符号
    化方法。
  2. 【請求項2】 入力された画像を複数個の画像に分割し
    てそれぞれ符号化して複数の符号化データを得て、これ
    ら複数の符号化データを多重化して多重化データを出力
    する画像符号化方法において、 入力された画像の特徴を抽出し、この抽出した特徴ある
    いは外部から入力された制御情報に従ってこの画像を分
    割する方法を判断し、その判断結果に従ってこの画像を
    少なくとも2つの画像に分割し、この分割した各画像を
    それぞれ符号化して前記複数の符号化データを得るとと
    もに、これらの符号化データを復号化して合成して出力
    する際の各画像の位置情報を前記符号化データ中または
    前記多重化データ中に挿入することを特徴とする画像符
    号化方法。
  3. 【請求項3】 入力された画像を複数個の画像に分割し
    てそれぞれ符号化して複数の符号化データを得て、これ
    ら複数の符号化データを多重化して多重化データを出力
    する画像符号化方法において、 入力された画像を境界部が重複するように複数個の画像
    に分割し、この分割された各画像をそれぞれ符号化して
    複数の符号化データを得るとともに、これらの符号化デ
    ータを復号化して合成して出力する際の各画像の位置情
    報を前記符号化データ中または前記多重化データ中に挿
    入することを特徴とする画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 複数個の画像データを入力する入力手段
    と、 この入力手段に入力された画像データをそれぞれの画像
    が復号後合成される位置情報とともにそれぞれ符号化し
    て符号化データを出力する複数の符号化器と、 前記複数の符号化器から出力された複数の符号化データ
    を多重化して多重化データを出力する多重化手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 複数個の画像データを入力する入力手段
    と、 この入力手段に入力された画像データをそれぞれ符号化
    して符号化データを出力する複数の符号化器と、 前記複数の符号化器から出力された複数の符号化データ
    及びこれら符号化データを復号化して合成して出力する
    際の各画像の位置情報を多重化して多重化データを出力
    する多重化手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 複数の画像毎に符号化され多重化された
    多重化データが入力され、この多重化データをそれぞれ
    の符号化データに分離し、分離した符号化データをそれ
    ぞれ復号化し、復号化した画像を合成して1つの画像と
    して出力する画像復号化方法であって、入力される多重
    化データに挿入されている各画像の位置情報を抽出し、
    復号化した画像データを抽出した位置情報に従って合成
    することを特徴とする画像復号化方法。
  7. 【請求項7】 複数の画像毎に符号化され多重化された
    多重化データから各画像データを復号化して1つの画像
    として合成する画像復号化装置であって、 入力された多重化データをそれぞれの符号化データに分
    離する分離手段と、 分離した符号化データをそれぞれ復号化するとともに符
    号化データに挿入されている各画像の位置情報を抽出す
    る複数の復号化器と、 復号化した画像データを抽出した位置情報に従って合成
    して1つの画像として出力する画像合成手段と、 を備えたことを特徴とする画像復号化装置。
  8. 【請求項8】 複数の画像毎に符号化され多重化された
    多重化データから各画像データを復号化して1つの画像
    として合成する画像復号化装置であって、 入力された多重化データをそれぞれの符号化データに分
    離するとともに多重化データに挿入されている各画像の
    位置情報を抽出する分離手段と、 分離した符号化データをそれぞれ復号化する複数の復号
    化器と、 復号化した画像データを抽出した位置情報に従って合成
    して1つの画像として出力する画像合成手段と、 を備えたことを特徴とする画像復号化装置。
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