JPH11120720A - 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置 - Google Patents

磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置

Info

Publication number
JPH11120720A
JPH11120720A JP27538397A JP27538397A JPH11120720A JP H11120720 A JPH11120720 A JP H11120720A JP 27538397 A JP27538397 A JP 27538397A JP 27538397 A JP27538397 A JP 27538397A JP H11120720 A JPH11120720 A JP H11120720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
position error
component
run
head position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27538397A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Narishima
徹 成島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ibaraki Ltd filed Critical NEC Ibaraki Ltd
Priority to JP27538397A priority Critical patent/JPH11120720A/ja
Publication of JPH11120720A publication Critical patent/JPH11120720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉ループヘッド位置決め制御系により構成さ
れたセクタサーボ方式の磁気ディスク装置において、サ
ーボセクタに配置されたヘッド位置情報信号のうねりに
より生じるランナウトの成分を低減する。 【解決手段】 ヘッド位置情報信号の回転同期成分の補
正データを作成し、前記補正データをディスク上のサー
ボ情報領域に記録し、実際のヘッド位置決め時に、前記
補正データを読み出して実ヘッド位置誤差信号を補正
し、補正された位置誤差信号を用いてヘッドの位置決め
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉ループヘッド位
置決め制御系により構成された磁気ディスク装置におけ
るヘッド位置決め制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】閉ループ制御の磁気ディスク装置におい
て、ヘッドを所望のトラックに位置決めする為のヘッド
位置情報信号は、特開昭58−222468号公報に見
られるように、偶数トラックと奇数トラックのバースト
の振幅差から生成されるのが一般的に知られている。
【0003】このヘッド位置情報信号の記録パターンは
サーボパターンと呼ばれ、製品出荷前にサーボトラック
ライタ(STW)で記録されるもので、記録後は書き直
されることはない。
【0004】ヘッド位置情報信号は、ヘッドを所望のト
ラックに位置づける為の基準となる情報であり、これが
正確に記録されていることが磁気ディスク装置の高トラ
ック密度化(高TPI化)において、非常に重要であ
る。
【0005】近年の磁気ディスク装置の高トラック密度
化には、より高い隣接トラックピッチ精度、すなわちヘ
ッド位置情報信号精度の向上が必要である。
【0006】ヘッド位置情報信号の精度を向上させる従
来の技術としては、特開平1−279474号公報「ヘ
ッドの位置決め方式」,特開平4−324173号「磁
気ディスク装置の位置決め制御方式」,特開平7−24
9276号公報「磁気ディスク装置のオフトラック補正
回路」,特開平6−176514号公報「ディスク装
置」に記載のものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置で
は、高精度ヘッド位置決め技術の向上と同時に、データ
フォーマット効率を向上させる為に、複数に分割された
データ領域間に離散的にヘッド位置情報信号、いわゆる
サーボ情報信号を配置したセクタサーボ方式が、現在の
主流である。ただしサーボセクタ数は、直接データフォ
ーマット効率と関係する為、サーボセクタ数の減少、す
なわち低サンプルレート化が必要となってくる。
【0008】低サンプルレート化につれ、磁気ヘッド位
置決めに対する制御帯域を高くとることが困難になり、
制御系の低周波数領域の圧縮率特性の悪化を招くことに
なる。
【0009】さらに、セクタサーボ方式の磁気ディスク
装置のヘッド位置情報信号は、ディスク中心軸の偏芯等
による半径方向の振動や、再生信号の場所による揺らぎ
等に起因し、十分にフラット特性が得られるとは限らな
い。
【0010】この結果、従来の磁気ディスク装置では、
このヘッド位置情報信号のうねりに応じてヘッドも振動
する為、トラックピッチ変動、いわゆるランナウトが生
じる。このランナウト成分のうち、特にディスクの回転
周波数における1次ランナウト成分(基本波成分)が大
きく、しかも、この1次成分は通常90Hz前後の低周
波数領域にある。この為、低サンプルレート化につれ、
制御系の低周波数領域における圧縮率特性が悪化した場
合、ランナウトの影響によりヘッドの位置決め精度(ヘ
ッドの追従特性)の確保が困難になる。
【0011】このように圧縮率特性の低下の際にランナ
ウトの影響によりヘッド追従特性が悪化すると、データ
再生信号のS/Nが低下し、高TPI化の実現において
高い位置決め精度は得られない。
【0012】したがって、磁気ディスク装置では、特に
ディスクの回転に同期して低周波数領域で発生するラン
ナウトの低減を実現することが、要求される装置仕様を
満たす上で非常に重要な課題であった。
【0013】前記した公開公報に記載のいずれも、ラン
ナウト成分の低減については、開示していない。
【0014】したがって本発明の目的は、以上の課題を
解決するヘッド位置決め制御方法および装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気ディス
ク装置のヘッド位置決め制御方法および装置は、ディス
ク中心軸の偏芯等によりディスクが半径方向に振動し、
これにより発生するランナウトと呼ばれる現象に起因す
るヘッド位置情報信号のうねりを補正し、隣接トラック
ピッチ精度の向上を図るものである。
【0016】このためには、まず、ヘッド位置情報信号
の回転同期成分の補正データである回転同期誤差補正値
を作成し、この補正データをディスクのサーボ情報領域
内に記録しておく。
【0017】実際のヘッド位置決め時には、サーボ情報
領域内に記録されている回転同期誤差補正値を読み出
し、これを実位置誤差信号に加算することによりディス
クのうねりによる位置誤差を補正し、この補正された位
置誤差信号を用いて、所望のトラック位置へヘッドを位
置決めする。
【0018】回転同期誤差補正値の作成にあたっては、
フーリエ級数関係式を用い、位置誤差信号から1次ラン
ナウト成分のみを抽出し、補正値を算出する為、確実に
1次ランナウト成分が低減できる。
【0019】さらに、本発明に係る位置決め制御方法に
よれば、ヘッド位置誤差量を1周にわたって測定した結
果をメモリに保存し、その回転周期で測定終了後の実際
のヘッド位置誤差信号に加算し、これをヘッド位置誤差
信号とみなして位置決めを行う。
【0020】この際、測定結果がフィードフォワード成
分として加えられることになり、ヘッドは元々の制御系
のもつ位置誤差信号に対する圧縮率特性で決定される追
従動作を行うことになる。
【0021】仮に、このフィードフォーワードで与えら
れる目標値に対して元々の制御系が、残留位置誤差量が
1/10程度で追従できる場合、最初の位置誤差量から
1/10程度圧縮されたように見える。これを再度測定
し、加算すると、更に1/10、すなわち最初の1/1
00程度に圧縮されたことになる。これが本発明におけ
るランナウト補正の原理であり、書き込むべき補正デー
タの前提となっている。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、セクタサーボ方式を用い
た磁気ディスク装置における本発明のヘッド位置決め制
御装置を示すブロック図である。
【0023】この位置決め制御装置は、磁気ヘッド10
の位置決めを行うアクチュエータ機構11を駆動するボ
イスコイルモータ(VCM)8に対し、VCM駆動電流
を供給する位置決め制御部1と、上位インタフェース回
路13とから構成されている。
【0024】位置決め制御部1は、マイクロコンピュー
タ12を備えており、図ではこのマイクロコンピュータ
を機能ブロック図で示している。マイクロコンピュータ
12は、ランナウト処理部2と、加減算部3,4と、補
償部5とを備えている。位置決め制御部1は、図1に示
すように磁気ヘッド10の出力S1を入力とするアナロ
グデジタル(A/D)変換器9と、補償部5の出力する
制御量を入力とするデジタルアナログ(D/A)変換器
6と、増幅器7とを備えている。
【0025】アナログ/ディジタル変換を行うA/D変
換器9を通し、セクタサーボ方式に固有の離散的なヘッ
ド位置情報信号S2が得られ、ランナウト処理部2は、
このヘッド位置情報信号S2に基づき、各サーボセクタ
における回転同期誤差補正値を算出し、上位インターフ
ェース回路13へ出力する。
【0026】上位インターフェース回路13は、回転同
期誤差補正値を、図2,図3に示すように、磁気ディス
クのセクタサーボ領域内に設けた所定の場所へ記録させ
る。なお、図2は磁気ディスク20のセクタサーボ領域
21とデータ領域22を示し、図3はセクタサーボ領域
およびデータ領域の一部を拡大して示す図である。
【0027】補償部5は、読み込んだ回転同期誤差補正
値を加算した位置誤差信号U2により、ボイスコイルモ
ータVCM8の駆動に必要な適切な制御量を、ディジタ
ルアナログ変換器(D/A)6を通して増幅器7へ出力
し、この増幅器7は所望のトラック位置へヘッド10を
移動させる為のVCM駆動電流値S3を、VCM8へ出
力する。
【0028】図3には、磁気ディスクのサーボ情報領域
内に補正データを記録したパターンの一例を示す。図3
において、SMはサーボセクタ同期領域、Gはグレイコ
ード領域、BPはバースト信号領域であり、トラックの
おおまかな位置を検出し、BPのバースト信号領域で高
分解能なヘッド位置情報を検出する。本実施例では、こ
の領域の後ろにRCとして補正データ格納領域を設け、
各セクタ毎の補正値(補正データ)を格納する。
【0029】この補正データは、以降に説明する方法で
求めた後、コード化され、グレイコードの検出を行うA
/D変換器9で検出できるように記録されている。記録
は、図1には示していないが、通常の書込み手段により
行われる。
【0030】次に、動作について説明する。まず、補正
データの作成およびディスク上への記録方法について説
明する。
【0031】図1における位置決め制御部1内のランナ
ウト処理部2では、フーリエ変換式を用いた演算によ
り、ディスクの回転に同期したうねり成分(ランナウト
成分)を各セクタ毎に算出する。ディスクの回転周期に
同期したうねり成分、特に1次ランナウトの抽出方法に
ついて以下に説明する。
【0032】一般的なフーリエ級数を用いて、ランナウ
トの1次成分とDC成分を求めるが、一般にフーリエ級
数展開の係数値は、誤差の2乗平均を最小とする近似で
あることが証明されている。
【0033】信号は周期性の観点から周期信号と非周期
信号とに分類でき、周期信号はある周期で同一の波形を
繰り返すもので、信号X(t)の周期をPとすると、
【0034】
【数1】 X(t)=X(t+np) (1) の性質がある。したがって、周期信号を記述するには任
意の時刻t0 から1周期の間の信号値
【0035】
【数2】 X(t)、 t0 ≦t<t0 +P (2) を与えれば十分であり、そして、周期信号はフーリエ級
数に展開することができる。ここで、ランナウトも非同
期成分を除けばある周期Pの周期信号であり、ランナウ
ト1次成分をx(t)で表せば、このx(t)を定数項
と周期Pの正弦波信号の和で次式のように近似できる。
【0036】
【数3】 x(t)≒a0 +a1 cosωt+b1 sinωt (3) ただし、各係数は次のようになる。
【0037】
【数4】
【0038】ここで、ωは1次ランナウト成分の周波
数、すなわち回転基本周波数と呼ばれるもので、ω=2
π/Pである。また、Nはデータトラック1周あたりの
サーボセクタ数であり、ωtk はインデックスを基準
とし、1回転で2πになる。
【0039】また、sinとcosの値はテーブルで持
っておき、これらの値はインデックスから数えて何番目
になるのかを識別した上で、テーブル引きを行う。
【0040】さらに、2次,3次・・・n次高調波成分
まで含めることで近似精度を上げることもでき、理論的
にはn→∞で、信号x(t)に完全に一致させることが
でき、この場合には次式で表される。
【0041】
【数5】
【0042】次に、ランナウト処理部2における補正値
の作成手順について、図4のフローチャートを参照しな
がら説明する。
【0043】[手順1]ランナウト処理部2は、実ヘッ
ド位置誤差量をディスク上のインデックスを基準にして
1回転分測定し(ステップS1)、式(3)〜式(6)
を用いて各補正係数a0 ,a1 ,b1 を計算し、ランナ
ウト処理部2内のメモリに保存する(ステップS2)。
【0044】[手順2]上記測定終了後、直ちに、通常
のヘッド位置決め時に用いる実ヘッド位置誤差信号U1
(加減算器3で目標値入力r(t)にヘッド位置情報信
号S2を加算することにより得られる)に、加減算器4
で式(3)で求めた補正値x(t)を加算してヘッド位
置誤差信号U2を生成し(ステップS3)、通常のヘッ
ドの位置決め制御を行う(ステップS4)。
【0045】[手順3]前記補正値を加えたことによる
過渡応答の収束を考慮し、1/3回転分待つ(ステップ
S5)。ただし、待ち時間は任意設定とする。
【0046】[手順4]2回目の測定を開始する(ステ
ップS6)。ただしこの場合、1回目の測定と異なり、
待ち時間を考慮した為、測定開始位置がインデックスと
は限らないので、テーブル引きに注意することが必要で
ある。
【0047】[手順5]2回目の測定により、メモリに
保存済みの各補正係数を更新し、再度保存し直す(ステ
ップS7)。
【0048】[手順6]同様に3回目の測定、各補正係
数の更新を行う(ステップS8)。
【0049】[手順7]この後、残留位置誤差がある任
意設定値以下ならば(ステップS9)、測定を終了する
(ステップS10)。そうでない場合には、同様の測
定,更新を繰り返し行う(ステップS11)。
【0050】以下に計算のアルゴリズム例について説明
する。
【0051】<1回目の測定について> a0 =0 各係数初期値 : a1 =b1 =a3 =b3 =0 (8) Rcyl_smpl(tk )=x(tk ) : tk
おけるオフトラック量(残シーク長) sect_nm : インデックスから何番目のセクタ
かを表す N=60 : データトラック1周あたりの総サーボセ
クタ数 a1 =a1 +Rcyl_smpl(tk )・cos(2π・sect_nm/ N) (9) b1 =b1 +Rcyl_smpl(tk )・sin(2π・sect_nm/ N) (10) これらの関係式をインデックスを基準にして1周期分、
すなわちN回繰り返す。1周期分繰り返した後、式
(4)〜式(6)の値を求めていく。ここでは、求めた
1 をa1 dataのように書き直している点に注意す
べきである。
【0052】 補正値初期値 : a1 data=b1 data=a3 data=b3 dat a=0 (11) a1 data=a1 data+(2a1 /N) (12) b1 data=b1 data+(2b1 /N) (13) 上記一連の計算により、各係数が求められる。
【0053】<1回目の補正について>式(3)の関係
を用いて、1回目の補正を行う。実際の位置誤差信号に
補正値x(t)を加え、これを位置誤差信号とみなして
制御を行う。以下の関係式を用いる。
【0054】 Pa(tk ) : 実残シーク長 Pa(tk )=Pa(tk )+a1 data・cos(2π・sect_nm /N)+b1 data・sin(2π・sect_nm/N) (14) <2回目以降の測定および補正について>同様の手順に
より、繰り返す。ただし、2回目の測定で得られた新し
い係数値は、1回目の測定で得られた係数値に加えた
後、更新することに注意すべきである。
【0055】以上のようにしてランナウト処理部2が補
正係数を計算した後、ランナウト処理部2は、上位イン
ターフェース回路3へ補正係数を出力し、上位インター
フェース回路3は、これら一連のデータを図3に示すセ
クタサーボ情報領域21内の所定の位置、すなわち領域
RCへ書き込む。
【0056】実際のヘッド位置決め動作時には、セクタ
サーボ領域内のヘッド位置情報と同時にこの補正データ
を読み込み、補正値x(t)を求め実ヘッド位置誤差信
号U1に加算することにより、ヘッド位置誤差信号U2
を生成し、補償部5の動作により、ヘッドを所望のトラ
ックへ位置決めする。
【0057】
【発明の効果】第1の効果は、磁気ディスク装置のディ
スク中心軸の偏芯等により発生するランナウトに起因す
るヘッド位置情報信号のうねりの補正が可能となり、隣
接トラックピッチ精度の向上が図れる。
【0058】その理由は、ヘッド位置決め時に必要なサ
ーボ情報領域内に、各セクタ毎に補正データがコード化
されて記録されている為、グレイコードを検出する回路
と同一の検出回路により検出し、瞬時にディスクのうね
りに対応した適切なヘッド位置誤差信号を生成できるか
らである。
【0059】第2の効果は、特別のハードウェアが不要
であるということである。この為、小型の磁気ディスク
装置にも適用化である。
【0060】その理由は、本発明において重要な補正デ
ータの作成、および実際の補正にかかわる一連の演算お
よび動作は、すべてF/W(ファームウェア)内部にて
処理が施されるからである。また一連の処理はF/W内
部で行われるため、データフォーマット効率を低下させ
ることなく、効率的な処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッド位置決め制御装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】磁気ディスクのセクタサーボ領域とデータ領域
を示す図である。
【図3】本発明の磁気ディスクのセクタサーボ情報領域
内に補正データを記録したパターンの一例を示す図であ
る。
【図4】ランナウト処理部での補正係数の作成手順を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 位置決め制御部 2 ランナウト処理部 3,4 加減算部 5 補償部 6 D/A変換器 7 増幅器 8 ボイスコイルモータ 9 A/D変換器 10 磁気ヘッド 11 アクチュエータ機構 12 マイクロコンピュータ 13 上部インタフェース回路 20 磁気ディスク 21 セクタサーボ領域 22 データ領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉ループヘッド位置決め制御系により構成
    されたセクタサーボ方式の磁気ディスク装置において、
    ディスク上のサーボセクタに配置されたヘッド位置情報
    信号のディスクのうねりにより生じるランナウト成分を
    低減するヘッド位置決め制御方法であって、 前記ヘッド位置情報信号の回転同期成分の補正データを
    作成し、 前記補正データをディスク上のサーボ情報領域に記録
    し、 実際のヘッド位置決め時に、前記補正データを読み出し
    て実ヘッド位置誤差信号を補正し、補正された位置誤差
    信号を用いてヘッドの位置決めを行う、ことを特徴とす
    る磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法。
  2. 【請求項2】低減される前記ランナウト成分を1次成分
    とした場合、前記補正データは、前記ランナウト1次成
    分x(t)を、フーリエ級数 x(t)≒a0 +a1 cosωt+b1 sinωt (但しωはランナウト1次成分の周波数)で近似した場
    合の係数a0 ,a1 ,b1 の値であることを特徴とする
    請求項1記載のヘッド位置決め制御方法。
  3. 【請求項3】実ヘッド位置誤差量を磁気ヘッド1回転分
    測定し、測定された位置誤差量より前記係数を求めて保
    存し、 実ヘッド位置誤差量に、前記係数に関連した前記ランナ
    ウト1次成分x(t)を加算してヘッド位置誤差信号を
    求め、この位置誤差信号により磁気ヘッドの位置決め制
    御を行い、 残留位置誤差が所定値以下になるまで、前記測定を繰り
    返し、前記係数を更新する、ことを特徴とする請求項2
    記載のヘッド位置決め制御方法。
  4. 【請求項4】閉ループヘッド位置決め制御系により構成
    されたセクタサーボ方式の磁気ディスク装置において、 ヘッド位置情報信号の回転同期成分の補正データを作成
    する手段と、 前記補正データをディスク上のサーボ情報領域に記録す
    る手段と、 実際のヘッド位置決め時に、前記補正データを読み出し
    て実ヘッド位置誤差信号を補正し、補正された位置誤差
    信号を用いてヘッドの位置決めを行う手段とを備え、 ディスク上のサーボセクタに配置されたヘッド位置情報
    信号のディスクのうねりにより生じるランナウト成分を
    低減することを特徴とするヘッド位置決め制御装置。
  5. 【請求項5】低減される前記ランナウト成分を1次成分
    とした場合、前記補正データは、前記ランナウト1次成
    分x(t)を、フーリエ級数 x(t)≒a0 +a1 cosωt+b1 sinωt (但しωはランナウト1次成分の周波数)で近似した場
    合の係数a0 ,a1 ,b1 の値であることを特徴とする
    請求項4記載のヘッド位置決め制御装置。
  6. 【請求項6】実ヘッド位置誤差量を磁気ヘッド1回転分
    測定し、測定された位置誤差量より前記係数を求めて保
    存し、 実ヘッド位置誤差量に、前記係数を関連した前記ランナ
    ウト1次成分x(t)を加算してヘッド位置誤差信号を
    求め、この位置誤差信号により磁気ヘッドの位置決め制
    御を行い、 残留位置誤差が所定値以下になるまで、前記誤差を繰り
    返し、前記係数を更新する、ことを特徴とする請求項5
    記載のヘッド位置決め制御装置。
JP27538397A 1997-10-08 1997-10-08 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置 Pending JPH11120720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27538397A JPH11120720A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27538397A JPH11120720A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11120720A true JPH11120720A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17554735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27538397A Pending JPH11120720A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11120720A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001080242A3 (en) * 2000-04-18 2002-02-28 Seagate Technology Llc Method and apparatus to encode position error signal correction information
KR100393207B1 (ko) * 1999-12-15 2003-07-31 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브 서보 메카니즘을 위한 일반 푸리에시크 궤적에 대한 최적화 방법 및 장치
KR100396884B1 (ko) * 1999-12-15 2003-09-02 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브 서보 메카니즘을 위한 일반 푸리에시크 방법 및 장치
KR100413768B1 (ko) * 2000-09-14 2004-01-03 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브에서의 전압 한정된 사인 파형의시크 서보 방법 및 장치
US6728061B2 (en) 2000-03-30 2004-04-27 Fujitsu Limited Head position control method, control device for disk device and disk device
KR100452080B1 (ko) * 2001-06-28 2004-10-12 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 자기 디스크 드라이브
US7136245B2 (en) 2004-02-27 2006-11-14 Fujitsu Limited Disk device
US7164550B2 (en) 2004-07-30 2007-01-16 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Disk drive, positioning method for head, and servo system
JP2007250126A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fujitsu Ltd ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393207B1 (ko) * 1999-12-15 2003-07-31 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브 서보 메카니즘을 위한 일반 푸리에시크 궤적에 대한 최적화 방법 및 장치
KR100396884B1 (ko) * 1999-12-15 2003-09-02 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브 서보 메카니즘을 위한 일반 푸리에시크 방법 및 장치
US6728061B2 (en) 2000-03-30 2004-04-27 Fujitsu Limited Head position control method, control device for disk device and disk device
WO2001080242A3 (en) * 2000-04-18 2002-02-28 Seagate Technology Llc Method and apparatus to encode position error signal correction information
US6671119B2 (en) 2000-04-18 2003-12-30 Seagate Technology Llc Method and apparatus to encode position error signal correction information
GB2369925B (en) * 2000-04-18 2004-03-17 Seagate Technology Llc Method and apparatus to encode position error signal correction information
KR100713271B1 (ko) * 2000-04-18 2007-05-04 시게이트 테크놀로지 엘엘씨 위치 에러 신호 보정 정보를 인코딩하는 방법 및 장치
KR100413768B1 (ko) * 2000-09-14 2004-01-03 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브에서의 전압 한정된 사인 파형의시크 서보 방법 및 장치
KR100452080B1 (ko) * 2001-06-28 2004-10-12 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 자기 디스크 드라이브
US7136245B2 (en) 2004-02-27 2006-11-14 Fujitsu Limited Disk device
US7164550B2 (en) 2004-07-30 2007-01-16 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Disk drive, positioning method for head, and servo system
JP2007250126A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fujitsu Ltd ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6847502B1 (en) Repeatable runout determination within a rotating media storage device
US7826168B2 (en) Method of creating correction table for head position control, head position control method, and disk device
JP4106487B2 (ja) 位置決め制御装置
US6654198B2 (en) Repeatable run-out error compensation method for a disc drive
JP2002544639A (ja) ディスク記憶システムにおいて繰り返し学習制御装置を使用した反復性ランアウト補償
US5321564A (en) Data head offset detecting circuit in magnetic disk unit and magnetic disk unit using said data head offset detecting circuit
US6624963B2 (en) Static track spacing error correction in a disc drive
JPH08255448A (ja) ディスク記録再生装置及びそのセルフサーボライト方法
KR20010113648A (ko) 적응 피드포워드 소거 방법 및 장치
CN112151079A (zh) 生成用于多个区的pes rro和数据扇区压缩rro的数据存储装置
JP2004039116A (ja) ヘッド位置制御方法、デイスク装置及びサーボトラックライト方法
JPH11120720A (ja) 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置
JP2003123415A (ja) 磁気ディスクの偏心制御方法及び偏心制御方法を記録した記録媒体並びに偏心制御方法を用いた磁気ディスク装置
JP2006323966A (ja) 記録ディスクへのパターン書き込み方法及びデータ記憶装置
US20030197969A1 (en) Controlling low frequency track shape errors in hard disc drives employing self-propagated servo track writing
JP4907239B2 (ja) Rro算出方法、rro補償値の算出方法、及び記録媒体
JP2008052807A (ja) ディスクへパターンを書き込む方法、ディスク上のトラックをフォローイングする方法及びディスクへパターンを書き込む装置
JP3743698B2 (ja) 記憶装置及びそのポジション感度設定方法
JPH11353831A (ja) 磁気ヘッド位置決め制御装置及びその制御方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP4908586B2 (ja) 位置制御装置及びこれを用いたディスク装置
JP2978891B1 (ja) 磁気ディスク装置におけるヘッド位置決め制御方式
JPH10222942A (ja) 磁気記憶装置用ヘッド位置決め装置
JP2975323B2 (ja) 非線形ひずみ量測定方法
JP3718158B2 (ja) ディスク装置
JP3256998B2 (ja) 磁気ディスク装置