JPH11117102A - 介護用肌着 - Google Patents

介護用肌着

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Publication number
JPH11117102A
JPH11117102A JP9281688A JP28168897A JPH11117102A JP H11117102 A JPH11117102 A JP H11117102A JP 9281688 A JP9281688 A JP 9281688A JP 28168897 A JP28168897 A JP 28168897A JP H11117102 A JPH11117102 A JP H11117102A
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JP
Japan
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underwear
pad
connecting means
attached
fastening tape
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Pending
Application number
JP9281688A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Ikejiri
淳子 池尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANBARA HIROKO
Original Assignee
KANBARA HIROKO
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Publication date
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Publication of JPH11117102A publication Critical patent/JPH11117102A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/05Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches protecting only a particular body part
    • A41D13/055Protector fastening, e.g. on the human body
    • A41D13/0556Protector fastening, e.g. on the human body with releasable fastening means
    • A41D13/0575Protector fastening, e.g. on the human body with releasable fastening means in an openable pocket

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌着がめくれるの防止するとともに、床ずれ
を防止することが可能な介護用肌着を得る。 【解決手段】 両足を通すことができるズボン型の介護
用肌着1であって、前側上部2は、腰から股に対応する
部分2aをめくることができるようになっており、前側
上部2と後側上部3を連結することができる第1連結手
段10を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護用肌着に関す
るものであり、特に、肌着がめくれるの防止するととも
に、床ずれを防止することが可能な介護用肌着に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】日常生活において、寝たきりの病人や老
人などは、自身の体が不自由なため、介護人によって介
護されているが、介護人にとって寝たきりの人を介護す
ることは、非常に困難である。そこで、介護人による介
護を少しでもやりやすくするために様々に工夫されてい
る。
【0003】例えば、寝たきりの人が着用する肌着を、
上衣と下衣とを一体にした寝巻型にし、いつでも、肌着
の前身頃をめくることができるようにすることによっ
て、介護人による介護をやりやすくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような寝巻型の肌着は、介護人による介護がやりやすい
反面、寝たきりの人が寝返りをすことなどによって、肌
着の前身頃が簡単にめくれやすいという問題がある。ま
た、肌着の前身頃がめくれるのを防止するために、いわ
ゆるパジャマ型の肌着もあるが、パジャマ型の肌着は、
前身頃をめくることができないために、介護人はおむつ
などの交換等の介護処理をする際に、寝たきりの人が着
用している肌着を全部脱がさなければならず、介護人に
よる介護処理は困難であるという問題がある。
【0005】また、寝たきりの人は長く床についている
ために、床にあたる体の部分がすれてただれる、いわゆ
る床ずれになってしまう場合があるが、上述のような従
来の肌着には、床ずれを防止するための手段が設けられ
ていないために、寝たきりの人の床ずれを防止すること
ができない。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、肌着がめくれるの
防止するとともに、床ずれを防止することが可能な介護
用肌着を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
両足を通すことができるズボン型の介護用肌着であっ
て、前側上部は、腰から股に対応する部分をめくること
ができるようになっており、前側上部と後側上部を連結
することができる第1連結手段を有していることを特徴
とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記後側上部の両端部を前側で連結するこ
とができる第2連結手段を有していることを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記後側上部は二重構造になっていて、そ
の内側には、床ずれ防止用のパッドを着脱することがで
きる第3連結手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記パッドは、互いに連結された複数のパ
ッドからなることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、上記パッドは、重合させて外周部を包み込
むことができる袋を有していることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記ズボン型の介護用肌着は上衣と対をな
していて、上記上衣の肩部を開放することができる第4
連結手段が設けられていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる介護用肌着の実施の形態について説明する。図
1において、符号1は、両足を通すことができるズボン
型の介護用の肌着を示している。この肌着1は、床に寝
たきりの人などの下半身に着用されるものである。
【0014】図1に示すように、上記肌着1の前側上部
2、すなわち、この肌着1を着用して床などに仰向けの
状態で寝ている人の前身部を被う部分は、腰から股に対
応する部分2aをめくることができるようになってい
る。図2には、腰から股に対応する部分2aの右側のみ
が少しだけめくれた状態を示している。
【0015】腰から股に対応する部分2aについて具体
的に説明すると、図3に示すように、肌着1の前側上部
2の上端2bの左右両側と、前側上部2と対向する後側
上部3の上端3bの左右両側は、第1連結手段10によ
って連結されるようになっている。前側上部2の上端2
bは、腰から股に対応する部分2aの上端である。この
第1連結手段10による前側上部2の上端2bと後側上
部3の上端3bとの連結を解くことによって、腰から股
に対応する部分2aをめくることができる。図3には、
腰から股に対応する部分2aを略完全にめくった状態を
示している。
【0016】上記第1連結手段10として、例えば、商
品名マジックテープとして知られるファスニングテープ
を用いることができる。図3には、第1連結手段10と
してファスニングテープを用いたものを示しており、前
側上部2の上端2bの内側に取り付けられたファスニン
グテープの一方10aと、後側上部3の上端3bの外側
に取り付けられたファスニングテープの他方10bとを
重ね合わせることによって、肌着1の前側上部2の上端
部2bと後側上部3の上端部3bとを連結させることが
できる。
【0017】一方、ファスニングテープの一方10aと
他方10bとの重ね合わせを解くことによって、前側上
部2の上端2bと後側上部3の上端3bとの連結を解く
ことができ、もって前側上部2の腰から股に対応する部
分2aをめくることができる。なお、図3には、第1連
結手段10としてのファスニングテープを前側上部2お
よび後側上部3の両側にそれぞれ一対ずつ設けられてい
るものを示している。
【0018】また、図3に示すように、前側上部2の上
端2bおよび後側上部3の上端3bには、肌着1を着用
している人の腰回りのサイズに調整できるように、肌着
1を着用している人の腰回り方向に伸縮可能な弾性部材
7、8がそれぞれ取り付けられている。この弾性部材
7、8には、例えば、板状のゴム紐を用いることができ
る。この弾性部材7、8の両端、すなわち前側上部2の
上端2bおよび後側上部3の上端3bの両端には、肌着
1を着用している人の腰に肌着1を締め付けるための紐
5、6がそれぞれ取り付けられている。上記弾性部材
7、8を伸ばしながら紐5、6を互いに結びつけること
によって、肌着1を着用している人の腰に肌着1を締め
付けることができる。
【0019】上記締め付けについて具体的に説明する
と、図3に示すように、前側上部2の上端2bの右端に
は紐6aが取り付けられ、左端には紐6bが取り付けら
れている。また、後側上部3の上端3bの右端には紐5
aが取り付けられ、左端には紐5bが取り付けられてい
る。この前側上部2の上端2bの右端に取り付けられた
紐6aと後側上部3の上端3bの右端に取り付けられた
紐5aとを弾性部材7、8を伸ばしながら結ぶととも
に、前側上部2の上端2bの左端に取り付けられた紐6
bと後側上部3の上端3bの左端に取り付けられた紐5
bとを弾性部材7、8を伸ばしながら結ぶことによっ
て、肌着1を着用している人の腰に肌着1を締め付ける
ことができる。
【0020】次に、この実施の形態の動作について説明
する。まず、肌着1を着用する人が肌着1に両足を通し
て、肌着1を着用した状態にする。そして、前側上部2
の上端2bの内側に取り付けられたファスニングテープ
の一方10aと、後側上部3の上端3bの外側に取り付
けられたファスニングテープの他方10bとを重ね合わ
せて、肌着1の前側上部2の上端部2bと後側上部3の
上端部3bとを連結させる。
【0021】そのあと、前側上部2の上端2bの右端に
取り付けられた紐6aと後側上部3の上端3bの右端に
取り付けられた紐5aとを弾性部材7、8を伸ばしなが
ら結ぶとともに、前側上部2の上端2bの左端に取り付
けられた紐6bと後側上部3の上端3bの左端に取り付
けられた紐5bとを弾性部材7、8を伸ばしながら結ん
で、肌着1を着用している人の腰に肌着1を締め付け
る。
【0022】そして、肌着1を着用している人の介護人
は、おむつなどの交換等の介護処理をするときは、前側
上部2の上端2bの右端に取り付けられた紐6aと後側
上部3の上端3bの右端に取り付けられた紐5aとの結
びをほどくとともに、前側上部2の上端2bの左端に取
り付けられた紐6bと後側上部3の上端3bの左端に取
り付けられた紐5bとの結びをほどき、そのあと、ファ
スニングテープの一方10aと他方10bとの重ね合わ
せを解いて前側上部2の上端2bと後側上部3の上端3
bとの連結を解き、前側上部2の腰から股に対応する部
分2aをめくる。
【0023】従来では、介護人は、寝たきりの人が着用
している肌着を全部脱がしてから、おむつなどの交換等
の介護処理をしなければならなかったが、上述のよう
に、肌着1の前側上部2の腰から股に対応する部分2a
をめくることができるようにすることにより、介護人
は、寝たきりの人が着用している肌着1を全部脱がさな
くてもおむつなどの交換等の介護処理を容易にすること
ができる。また、肌着1を着用している人にとっても、
無駄な動作をしなくてよいので心身の安らぎも大きい。
【0024】前述のように、第1連結手段10は、本
来、肌着1の前側上部2の上端2bと、前側上部2と対
向する後側上部3の上端3bとを連結させるためのもの
であるが、肌着1を着用している人の腰に肌着1を締め
付けるためのものとしても用いることができる。すなわ
ち、第1連結手段10を、弾性部材7、8を伸縮させて
も肌着1の前側上部2の上端2bと後側上部3の上端3
bとを連結できるように設けておき、前側上部2の上端
2bおよび後側上部3の上端3bにそれぞれ取り付けら
れた弾性部材7、8を伸ばしながら、肌着1の前側上部
2の上端2bと、前側上部2と対向する後側上部3の上
端3bとを第1連結手段10によって連結させるように
すれば、上記紐5、6を取り付けなくても、肌着1を着
用している人の腰に肌着1を締め付けることができる。
しかし、より確実に肌着1を着用している人の腰に肌着
1を締め付けるためには、上述のようにして、上記紐
5、6を取り付けたほうがよい。
【0025】また、上述の例では、前側上部2の上端2
bの内側に取り付けられたファスニングテープの一方1
0aと、後側上部3の上端3bの外側に取り付けられた
ファスニングテープの他方10bとを重ね合わせるよう
にしているが、後側上部3の上端3bの外側にファスニ
ングテープよりも面積が大きいファスニングテープ布を
貼り付けておき、このファスニングテープ布に前側上部
2の上端2bの内側に取り付けられたファスニングテー
プの一方10aを重ね合わせるようにしてもよい。ある
いは、前側上部2の上端2bの内側にファスニングテー
プ布を貼り付けておき、このファスニングテープ布に側
上部3の上端3bの外側に取り付けられたファスニング
テープの他方10bを重ね合わせるようにしてもよい。
【0026】上述のように、前側上部2の上端2bの右
端に取り付けられた紐6aと後側上部3の上端3bの右
端に取り付けられた紐5aとの結びをほどくとともに、
前側上部2の上端2bの左端に取り付けられた紐6bと
後側上部3の上端3bの左端に取り付けられた紐5bと
の結びをほどき、そのあと、上記第1連結手段10によ
る前側上部2の上端2bと後側上部3の上端3bとの連
結を解くことによって、腰から股に対応する部分2aを
めくることができるようになっているが、腰から股に対
応する部分2aをめくれた状態にすると、肌着1がはだ
けた状態になるために、肌着1が、肌着1を着用してい
る人に対し、ずれてしまう場合がある。
【0027】そこで、腰から股に対応する部分2aをめ
くった状態にしても、肌着1がはだけてずれてしまわな
いように、上記後側上部3の上端3bの両端部を第2連
結手段20によって前側で連結できるようにしている。
第2連結手段20には、上記第1連結手段10と同様
に、ファスニングテープを用いることができる。図3に
は、第2連結手段20としてファスニングテープを用い
たものを示している。
【0028】これをさらに具体的に説明すると、図3に
示すように、上記後側上部3の上端3bの両端部3c、
3dは、第2連結手段20によって互いに連結された際
に、肌着1を着用している人の胴回りを囲むことができ
るようにひれ状にそれぞれ形成されている。この後側上
部3の上端3bの一端部3cの内側には、第2連結手段
20としてのファスニングテープの一方20aが取り付
けられ、後側上部3の上端3bの他端部3dの外側に
は、ファスニングテープの他方20bが取り付けられて
いる。一端部3cの内側に取り付けられたファスニング
テープの一方20aと、他端部3dの外側に取り付けら
れたファスニングテープの他方20bとを重ね合わせる
ことによって、上記後側上部3の上端3bの両端部3
c、3dを前側で連結させることができる。
【0029】このように、上記後側上部3の上端3bの
両端部3c、3dを第2連結手段20によって前側で連
結できるようにしているため、腰から股に対応する部分
2aをめくった状態にしても、肌着1がはだけてずれて
しまうことはない。
【0030】なお、第2連結手段20をファスニングテ
ープ20a、20bに代えてファスニングテープ布に
し、このファスニングテープ布を後側上部3の上端3b
の両端部3c、3dの全域にそれぞれ設ければ、肌着1
を着用している人の腰回りのサイズに調整することがで
きるとともに、前記第1連結手段10のファスニングテ
ープの他方10bとして併用することができる。
【0031】図3に示すように、上記後側上部3は二重
構造になっていて、その内側には、床ずれ防止用のパッ
ド60を着脱することができる第3連結手段30が設け
られている。つまり、パッド60は、第3連結手段30
によって後側上部3の二重構造の内側に着脱可能に設け
ることができるようになっている。
【0032】第3連結手段30は、第1連結手段10お
よび第2連結手段20と同様に、ファスニングテープを
用いることができる。図3には、第3連結手段30とし
てファスニングテープを用いたものを示している。ま
た、上記パッド60は、図3および図4に示すように、
断面がドーナツ形のものであり、パッド60の内部には
綿などが詰められていて、クッション性のよいものであ
る。図4に示すように、パッド60の裏面には、第3連
結手段30としてのファスニングテープの一方であるフ
ァスニングテープ布30bが取り付けられている。
【0033】図3に示すように、上記後側上部3の二重
構造の内側であって、肌着1を着用している人の尻部が
当たる位置には、第3連結手段30としてのファスニン
グテープの一方30aが、上記人の身長方向に平行に2
本設けられている。この2本のファスニングテープの一
方30aと重なり合う他方のファスニングテープは、上
記パッド60の裏面に設けられているファスニングテー
プ布30bである。
【0034】従って、2本からなるファスニングテープ
の一方30aにパッド60の裏面に設けられているファ
スニングテープ布30bを重ね合わせることによって、
パッド60を後側上部3の二重構造の内側であって、肌
着1を着用している人の尻部と当たる位置に着脱可能に
設けることができる。
【0035】また、パッド60は、肌着1を着用してい
る人の尻部だけでなく、肌着1を着用している人が床ず
れを起こしうる位置にも設けることができる。図3に
は、上記パッド60を肌着1を着用している人の骨盤の
両側部にそれぞれ設けたものを示している。
【0036】上記後側上部3の二重構造の内側であっ
て、肌着1を着用している人の骨盤の両側部には、第3
連結手段30としてのファスニングテープの一方30a
がそれぞれ設けられており(図示せず)、このファスニ
ングテープの一方30aにパッド60の裏面に設けられ
ているファスニングテープ布30bを重ね合わせること
によって、パッド60を後側上部3の二重構造の内側で
あって、肌着1を着用している人の骨盤の両側部に着脱
可能にそれぞれ設けることができる。
【0037】上述の例では、肌着1を着用している人の
尻部と骨盤の両側部にパッド60を設けるようにしてい
るが、これに限られるものではなく、肌着1を着用して
いる人が床ずれを起こしうる位置にパッド60を設ける
ことができる。なお、尻部に設けられたパッド60の大
きさと骨盤の両側部に設けられたパッド60の大きさ
は、異なっていてもよい。すなわち、パッド60を設け
た位置によって、パッド60の大きさを変えることがで
きる。
【0038】このように、上記後側上部3を二重構造に
し、その内側に、パッド60を着脱することができる第
3連結手段30を設けたため、パッド60を第3連結手
段30によって後側上部3の二重構造の内側に着脱可能
に設けることができ、このパッド60によって床ずれを
防止することができる。また、パッド60は、着脱可能
に設けられているため、汚れたら取り替えることができ
る。また、上記ファスニングテープの一方30aを長く
設けておけば、パッド60の重ね合わせ位置を調整する
ことができ、より利便性を向上させることができる。
【0039】上記パッド60は、互いに連結させて複数
のパッドとして用いることもできる。図5には、二つの
パッド60、60を、その表裏面が互いに逆になるよう
に連結させたものを示していて、左側のパッド60が表
面を示しており、右側のパッド60が裏面を示してい
る。パッド60同士の連結は、例えば互いのパッド60
の外周の一部を縫い合わせて固定してもよいし、凹凸を
押し合わせて合わせ目をとめる、いわゆるスナップを互
いのパッド60の外周の一部にそれぞれ取り付けて互い
のパッド60を着脱可能にしてもよい。
【0040】前述のように、パッド60の裏面にはファ
スニングテープ布30bが設けられている。従って、表
裏面が互いに逆になるように連結された複数のパッド6
0は、少なくとも何れか一つのパッド60の裏面に設け
られたファスニングテープ布30bでファスニングテー
プの一方30aに着脱可能に設けることができる。ある
いは、パッド60同士の連結部にファスニングテープ布
30bを設け、このファスニングテープ布30bでファ
スニングテープの一方30aに着脱可能に設けることも
できる。
【0041】このように、パッド60を互いに連結させ
て複数のパッドとして用いることにより、パッド60と
肌着1を着用している人との接する面積を大きくするこ
とができ、より床ずれを防止することができる。なお、
パッド60を設けた位置によって、パッド60の大きさ
およびパッド60の連結された数を変えることができ
る。
【0042】また、上記パッド60には、互いに連結さ
れたパッド60を重合させて、この重合されたパッド6
0の外周部を包み込むことができる袋61を設けること
ができる。図6には、表裏面が互いに逆になるように連
結された二つのパッド60、60のうち、右側のパッド
60に袋61が設けられているものを示している。
【0043】上記袋61の袋口61aの周囲はゴム状に
形成されていて、図6に示すように、この袋口61a
は、重合されたパッド60の外周部を包み込んでないと
きには、収縮された状態になっている。この収縮された
状態の袋口61aを拡張し、そのあと、この袋口61a
から重合されたパッド60を袋61内に挿入させること
によって、重合されたパッド60の外周部を袋61によ
って包み込むことができる。
【0044】上記袋61による包み込みについて具体的
に説明すると、表裏面が互いに逆になるように連結され
た二つのパッド60、60のうち、左側のパッド60
を、袋61が設けられている右側のパッド60に重合さ
せる。そして、左側のパッド60に設けられた袋61の
袋口61aを拡張して、この袋口61aから右側のパッ
ド60に重合された左側のパッド60を袋61内に挿入
させる。これによって、右側のパッド60に重合された
左側のパッド60の外周部を袋61によって包み込むこ
とができる。図7には、右側のパッド60に重合された
左側のパッド60の外周部を袋61によって包み込んだ
状態の平面を示しており、図8には、この状態の断面を
示している。
【0045】このように、互いに連結されたパッド60
を重合させて、この重合されたパッド60の外周部を包
み込むことができる袋61をパッド60に設けたことに
より、この袋61によって互いに連結されたパッド60
を重合させてパッドを厚手のものにすることができ、よ
り床ずれを防止することができる。
【0046】上記肌着1は、人の上半身に着用される上
衣と対をなすことができるものである。図9には、この
上衣の例を示している。図9に示すように、この上衣7
0の前側71、すなわち、この上衣70を着用している
人の前身部を被う部分は、上衣71の後側73と分離す
ることができるようになっており、この前側71と後側
73の分離によって、前側71をめくることができるよ
うになっている。前側71と後側73は、図示するよう
に、紐74やスナップ75などで結合され、これらの結
合を解き、前側71と後側73を分離させることによ
り、前側71をめくることができる。また、この上衣7
0の肩部72、72は、それぞれ開放することができる
ようになっている。
【0047】この各肩部72について具体的に説明す
る。図11に示すように、この各肩部72に位置する上
記前側71の一部と後側73の一部とは重なり合ってお
り、この互いが重なり合った部分に、各肩部72を開放
することができる第4連結手段40が設けられている。
この第4連結手段40によって各肩部72に位置する前
側71の一部と後側73の一部とは連結されていて、こ
の第4連結手段40による前側71の一部と後側73の
一部の連結を解くことによって、各肩部72をそれぞれ
開放することができる。この第4連結手段40には、前
記第1連結手段10、第2連結手段20、および第3連
結手段30と同様に、ファスニングテープを用いること
ができる。図11には、第4連結手段40としてファス
ニングテープを用いたものを示している。
【0048】図11に示すように、肩部72に位置する
前側71の内側には、肩部72に位置する後側73と重
なり合う部分に、上記第4連結手段40としてのファス
ニングテープの一方40aが取り付けられている。一
方、肩部72に位置する後側73の外側には、肩部72
に位置する前側71と重なり合う部分に、上記第4連結
手段40としてのファスニングテープの他方40bが取
り付けられている。
【0049】このファスニングテープの一方40aとフ
ァスニングテープの他方40bとを重ね合わせることに
よって、各肩部72に位置する前側71の一部と後側7
3の一部とを連結することができる。一方、ファスニン
グテープの一方40aとファスニングテープの他方40
bとの重ね合わせを解くことによって、各肩部72に位
置する前側71の一部と後側73の一部との連結を解く
ことができ、もって上衣70の各肩部72をそれぞれ開
放することができる。
【0050】このように、前記肌着1と対をなす上衣7
0の各肩部72を第4連結手段40によってそれぞれ開
放することができるようにしたため、上衣70を着用し
ている人は、自身の首回りの融通がきくとともに、上衣
70を着用するときや脱ぐときの動作を楽にすることが
できる。なお、上記上衣70の後側73の外部は、図1
0に示すように、キルティング加工されていて、クッシ
ョン性がよいものとなっている。
【0051】前記第1連結手段10、第2連結手段2
0、第3連結手段30、および第4連結手段40には、
ファスニングテープを用いているがこれに限られるもの
ではなく、上述のような各連結手段と同じ作用をするこ
とができるものであればどのようなものでもよい。ま
た、上述のように、連結手段としてファスニングテープ
を用いる場合には、凹凸を押し合わせて合わせ目をとめ
るスナップをファスニングテープの一方および他方の一
部にそれぞれ取り付けて、より連結手段による連結を強
度にすることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、両足を通
すことができるズボン型の介護用肌着であって、前側上
部は、腰から股に対応する部分をめくることができるよ
うになっており、前側上部と後側上部を連結することが
できる第1連結手段を有しているため、介護人は、寝た
きりの人が着用している肌着を全部脱がさなくてもおむ
つなどの交換等の介護処理を容易にすることができる。
また、肌着を着用している人にとっても、無駄な動作を
しなくてよいので心身の安らぎも大きい。
【0053】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記後側上部の両端部を前側で連結
することができる第2連結手段を有しているため、腰か
ら股に対応する部分をめくれた状態にしても、肌着がは
だけてずれてしまうことはない。
【0054】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記後側上部は二重構造になってい
て、その内側には、床ずれ防止用のパッドを着脱するこ
とができる第3連結手段が設けられているため、パッド
によって床ずれを防止することができる。また、パッド
は、着脱可能に設けられているため、汚れたら取り替え
ることができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、上記パッドは、互いに連結された複
数のパッドからなっているため、パッドと肌着を着用し
ている人との接する面積を大きくすることができ、より
床ずれを防止することができる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明において、上記パッドは、重合させて外周部を
包み込むことができる袋を有しているため、この袋によ
って互いに連結されたパッドを重合させてパッドを厚手
のものにすることができ、より床ずれを防止することが
できる。
【0057】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記ズボン型の介護用肌着は上衣と
対をなしていて、上記上衣の肩部を開放することができ
る第4連結手段が設けられているため、上衣を着用して
いる人は、自身の首回りの融通がきくとともに、上衣を
着用するときや脱ぐときの動作を楽にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる介護用肌着の実施の形態を示す
正面図である。
【図2】上記肌着の腰からまたに対応する部分がめくれ
た状態を示す正面図である。
【図3】上記本発明の実施の形態を拡大して詳細に示す
正面図である。
【図4】本発明に適用可能なパッドの例を示す正面図で
ある。
【図5】同上パッドを連結した状態に展開した例を示す
正面図である。
【図6】上記パッドに袋を設けた状態を示す正面図であ
る。
【図7】上記パッドの重合した状態を示す正面図であ
る。
【図8】上記パッドの重合した状態を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の肌着と対をなす上衣の例を示す正面図
である。
【図10】上記上衣の後側の外部を示す正面図である。
【図11】上記上衣の肩部を示す正面図である。
【符号の説明】 1 肌着 2 前側上部 2a 腰から股に対応する部分 3 後側上部 10 第1連結手段 20 第2連結手段 30 第3連結手段 40 第4連結手段 60 パッド 61 袋 70 上衣 72 肩部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A41D 10/00 A41D 10/00 H 27/26 27/26 B // A41D 13/12 13/12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両足を通すことができるズボン型の介護
    用肌着であって、 前側上部は、腰から股に対応する部分をめくることがで
    きるようになっており、 前側上部と後側上部を連結することができる第1連結手
    段を有していることを特徴とする介護用肌着。
  2. 【請求項2】 上記後側上部の両端部を前側で連結する
    ことができる第2連結手段を有していることを特徴とす
    る請求項1記載の介護用肌着。
  3. 【請求項3】 上記後側上部は二重構造になっていて、
    その内側には、床ずれ防止用のパッドを着脱することが
    できる第3連結手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の介護用肌着。
  4. 【請求項4】 上記パッドは、互いに連結された複数の
    パッドからなることを特徴とする請求項3記載の介護用
    肌着。
  5. 【請求項5】 上記パッドは、重合させて外周部を包み
    込むことができる袋を有していることを特徴とする請求
    項4記載の介護用肌着。
  6. 【請求項6】 上記ズボン型の介護用肌着は上衣と対を
    なしていて、上記上衣の肩部を開放することができる第
    4連結手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の介護用肌着。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6364049B1 (en) 2000-01-13 2002-04-02 Showa Corporation Electric powering steering apparatus
JP2014001483A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Fuji Technica:Kk 介護用ズボン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6364049B1 (en) 2000-01-13 2002-04-02 Showa Corporation Electric powering steering apparatus
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