JPH11116818A - 導電性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

導電性熱可塑性樹脂組成物

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JPH11116818A
JPH11116818A JP9282427A JP28242797A JPH11116818A JP H11116818 A JPH11116818 A JP H11116818A JP 9282427 A JP9282427 A JP 9282427A JP 28242797 A JP28242797 A JP 28242797A JP H11116818 A JPH11116818 A JP H11116818A
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JP
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thermoplastic resin
conductive
resin composition
fiber
carbon
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JP9282427A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Sakai
秀敏 坂井
Hiromitsu Ishii
博光 石井
Motonori Hiratsuka
元紀 平塚
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/68Barrels or cylinders
    • B29C48/685Barrels or cylinders characterised by their inner surfaces, e.g. having grooves, projections or threads
    • B29C48/686Barrels or cylinders characterised by their inner surfaces, e.g. having grooves, projections or threads having grooves or cavities

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた導電性と機械特性を有し、軽
量で成形時の流動性にも優れた導電性熱可塑性樹脂組成
物を高い生産性で提供することを課題とする。 【解決手段】熱可塑性樹脂に導電性繊維および黒色炭素
を複合化して得られる導電性熱可塑性樹脂組成物であっ
て、かつ複合化する黒色炭素のJISK6221A法で
行ったジブチルフタレート(DBP)吸油量が250m
l/100g以下である導電性熱可塑性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器のハウジン
グ材等に有用な導電性と衝撃強度を有し、成形時の流動
性に優れた導電性熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュターや電話機等の電
気,電子機器は、近年携帯用が幅広く普及され、それら
のハウジング材としては軽量化や薄肉化が要求されてき
ている。また、その他に容易に破壊しない衝撃強度や曲
げ特性も必要とされており、その中で導電性熱可塑性樹
脂組成物は、優れた成形性と軽量化により適用されてい
る。
【0003】これらに使用される導電性熱可塑性樹脂組
成物としては、熱可塑性樹脂組成物からなる成形品に導
電性塗料や金属メッキを施したものがあるが、これらは
外部トが上がる等の問題があった。そこで、熱可塑性樹
脂中にカーボンや金属等の導電性材料を配合した導電性
熱可塑性樹脂が主に利用される様になってきた。導電性
材料としては、軽量かつ優れた機械特性を有することか
ら主に炭素繊維が使用されている。
【0004】その炭素繊維を含有する導電性熱可塑性樹
脂組成物としては、組成物中の炭素繊維を長く均一に分
散させることが導電性、機械特性を得るために重要であ
るが、通常の押出機を使用する熱可塑性樹脂とチョップ
ドストランドの炭素繊維を混練する方法では炭素繊維は
短く折れ、さらに射出成形等による成形工程でさらに短
く破損し、上述した導電性や機械特性を十分に発揮する
ことができない。
【0005】このような炭素繊維を熱可塑性樹脂に含有
させるときの破損防止策として、特公昭63−3769
4号公報には、連続繊維を熱可塑性樹脂で被覆するプル
トルージョン法(引抜成形法)が提案されている。この
方法では、炭素繊維は長くなり十分な導電性と機械特性
を発揮することはできるが、プルトルージョン法では生
産性が悪く、また得られた炭素繊維含有導電性熱可塑性
樹脂は、射出成形等の成形時の流動性が悪いという問題
があった。
【0006】また、導電性を上げる対策として、特開平
2−41364号公報や特開平4−279638号公報
には、炭素繊維に金属繊維を併用する提案がなされてい
る。しかし、金属繊維を併用することは組成物の重量化
を招き、かつ生産コストを高くするといった欠点があ
る。
【0007】さらに、特開平9−87417号公報に
は、炭素繊維とカーボンブラックを併用する提案がなさ
れているが、カーボンブラックには流動性や機械特性を
悪化させるものがあり、特に一般に導電性付与に優れる
鎖状構造(ストラクチャー)を形成し発達させ易いカー
ボンブラックでその悪影響が大きい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
優れた導電性と機械特性を有し、軽量で成形時の流動性
にも優れた導電性熱可塑性樹脂組成物とその製造方法を
提供することを課題とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)熱可塑性樹脂に導電性繊維および黒色炭素を複合
化して得られる導電性熱可塑性樹脂組成物であって、か
つ複合化する黒色炭素のJISK6221A法で行った
ジブチルフタレート(DBP)吸油量が250ml/1
00g以下である導電性熱可塑性樹脂組成物、(2)導
電性繊維が炭素繊維である上記(1)記載の導電性熱可
塑性樹脂組成物、(3) 導電性熱可塑性樹脂組成物が
5〜45wt%の導電性繊維と、0.5〜20wt%の
黒色炭素を含有してなる上記(1)または(2)記載の
導電性熱可塑性樹脂組成物、(4)粒子の平均径が31
nm以上の黒色炭素を使用する上記(1)〜(3)のい
ずれか記載の導電性熱可塑性樹脂組成物、(5)黒色炭
素がカーボンブラック、黒鉛から選択された1種以上の
ものである上記(1)〜(4)のいずれか記載の導電性
熱可塑性樹脂組成物。
【0010】(5)組成物中における導電性繊維の重量
平均繊維長(Lw)と繊維径(d)の関係(Lw/d)
が25〜500であり、かつ重量平均繊維長(Lw)と
数平均繊維長(Ln)の比が1.1以上である上記1〜
4のいずれか記載の導電性熱可塑性樹脂組成物、(6)
上記(1)〜(5)のいずれか記載の導電性熱可塑性樹
脂組成物からなる電気・電子機器のハウジング材。
【0011】(7) スクリューおよび/またはシリン
ダーの少なくとも一部を表面異形化加工した開繊・繊維
長制御機構部を設けた押出機を使用し、熱可塑性樹脂を
溶融すると共に該溶融樹脂中に連続状態の導電性繊維を
供給し、前記開繊・繊維長制御機構部を通過させながら
導電性繊維を開繊・切断して樹脂中に分散させて押出機
から吐出せしめることにより上記(1)〜(5)のいず
れか記載の導電性熱可塑性樹脂組成物を製造することを
特徴とする導電性熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。
【0013】本発明の導電性熱可塑性樹脂組成物は、あ
る特定の黒色炭素を配合することで、機械特性や成形時
の流動性を悪化させることなく導電性を向上させること
にあり、その黒色炭素としてJISK6221A法のア
ブソートメーターを使用し、黒色炭素にジメチルフタレ
ート(DBP)を添加した時の最大トルクの70%から
求めた100g当たりDBP吸油量250ml/100
g以下、さらに好ましくは200ml/100g以下の
黒色炭素を使用することに特徴がある。
【0014】一般に黒色炭素は、炭素原子が環状に結合
し、六角網平面上に配列してできる層面が上下に積み重
なった板状体から主として構成され、無定形炭素、黒鉛
などが含まれる。なかでも本発明で好ましく用い得る黒
色炭素としては、カーボンブラック、黒鉛などが挙げら
れる。
【0015】黒色炭素、特にカーボンブラックによる導
電性は、カーボンブラックの粒子のつながりによる鎖状
構造(ストラクチャー)の発達によって得られ、熱可塑
性樹脂にカーボンブラックのみを配合する場合、ストラ
クチャーの発達が著しいものほど少量の配合で導電性を
発揮する。そして、このストラクチャーは、ジブチルフ
タレート(DBP)の吸油量が多く、粒子径が小さい方
が発達しやすいとされている。しかしながら、炭素繊維
等の導電性繊維と併用して熱可塑性樹脂に配合して導電
性を発揮する場合には、逆の効果を示しストラクチャー
の発達が小さいカーボンブラックの方が、少量で導電性
効果を発揮し、機械特性や成形時の流動性の低下も小さ
いことを見出し、これが本発明の最大の特徴である。
【0016】本発明で用いる黒色炭素は、電子顕微鏡法
による算術平均の粒子径で31nm以上のものが好まし
く、特に35nm以上のものが好ましい。カーボンブラ
ックの粒子径は、配合する前のカーボンブラックやペレ
ットまたは成形品を450℃×5時間、アルゴンガス雰
囲気下において燃焼させて残った灰分中に含まれるカー
ボンブラック等の粒子径を電子顕微鏡観察することで求
められる。
【0017】本発明で使用する導電性繊維としては、導
電性を有する繊維であれば特に限定するものはないが、
軽量化と繊維の機械特性、熱可塑性樹脂に配合した時の
補強効果などを考慮すると炭素繊維が最も好ましく、P
AN系、ピッチ系いずれの炭素繊維でも問題ない。
【0018】また、その導電性繊維と黒色炭素の配合量
は、全組成物中に対して、導電性繊維は5〜45wt
%、黒色炭素は0.5〜20wt%が得られる組成物の
導電性、成形時の流動性、機械的特性の点から好まし
い。
【0019】また、導電性繊維の繊維長は、長い方が導
電性や機械特性にとって有利に作用するが、成形時の流
動性の点では繊維は短い方が有利であり、さらに通常押
出機によるコンパウンドや射出成形等の成形工程によっ
て、繊維は破損する。このため導電性繊維の繊維長とし
ては、重量平均繊維長(Lw)と繊維径(d)の関係
(Lw/d)が25〜500であることが好ましく、さ
らに好ましくは30〜300にすとよい。(Lw/d)
が小さすぎると導電性や機械特性を劣る傾向があり、ま
た大きすぎると成形時の流動性が悪くなり、導電性繊維
同士が絡み合い均一分散が阻害される場合がある。ま
た、導電性繊維の重量平均繊維長(Lw)と数平均繊維
長(Ln)の比(Lw/Ln)が1.1以上であること
が好ましい。なお、繊維径は直径1〜30μm、さらに
好ましくは直径4〜15μmがよい。
【0020】ここで重量平均繊維長(Lw)と数平均繊
維長(Ln)とは、各々次のように定義されるものであ
る。
【0021】 重量平均繊維長(Lw)=Σ(ρπr2Li2)/Σ(ρπ2Li) =ΣLi2/ΣLi 数平均繊維長(Ln) =ΣLi/n ただし、ρ:導電性繊維の密度 r:導電性繊維の半径 Li:i番面の導電性繊維の長さ n:導電性繊維の本数 尚、導電性繊維は、ペレットまたは成形品を450℃×
5時間、アルゴンガス雰囲気下において燃焼させて残っ
た灰分から、500本以上の導電性繊維について顕微鏡
観察により測定したものである。
【0022】本発明の導電性熱可塑性樹脂組成物に使用
される熱可塑性樹脂組成物としては、押出機によって成
形することができるものであれば特に制限はなく、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチレン−ブタジ
エン−アクリルニトリル共重合体などのオレフィン系
(共)重合体、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン
6やナイロン66等の脂肪族ナイロン、脂肪族ナイロン
とテレフタル酸等の共重合体である芳香族ポリアミド、
その他各種共重合ポリアミドなどのポリアミド類、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、ポリメチルメタアクリ
レート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサ
ンジエチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレー
ト等のポリエステルおよびそれらの共重合体、それらポ
リエステルをハードセグメントしポリテトラメチレング
リコール等のポリエーテルやポリカプロラクトン等のポ
リエステルをソフトセグメントとする共重合ポリエステ
ル、特公平3−72099号公報に記載されているよう
なサーモトロピック液晶ポリエステルなどのサーモトロ
ピック液晶ポリマ、ポリフェニレンスルフィド、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン、ポリ
エーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリ
ウレタン、ポリエーテルアミドおよびポリエステルアミ
ド等が挙げられ、これらは単独または2種以上組み合わ
せて用いることも可能である。
【0023】最も好ましい樹脂は、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘ
キサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフ
タレート共重合系液晶ポリマー、ナイロン11、ナイロ
ン12、ナイロン6、ナイロン66、芳香族ナイロン、
ポリフェニレンスルフィド、ABS樹脂である。
【0024】また、これらの熱可塑性樹脂には難燃剤や
難燃助剤などを添加してもよい。
【0025】上述した特性を有する本発明の導電性熱可
塑性樹脂組成物は、次のようにして製造することができ
る。
【0026】すなわち、押出機として、スクリューおよ
び/またはシリンダーの少なくとも一部を表面異形化加
工した開繊・繊維長制御機構部を有する押出機を使用
し、この押出機に熱可塑性樹脂を供給して溶融させ、溶
融樹脂中に連続状態の導電性繊維を供給して上記開繊・
繊維長制御機構部で開繊・切断し、溶融樹脂中に均一分
散させ、押出機から押し出す方法である。このような製
造方法によって、樹脂組成物中の導電性繊維の重量平均
繊維長(Lw)と数平均繊維長(Ln)の比(Lw/L
n)は、通常1.1以上となる。なお、かかる方法にお
いて、黒色炭素の供給時期は任意であり、熱可塑性樹脂
と同時または別々に供給することが可能である。
【0027】また、押出機には、連続した導電性繊維を
供給するものとし、具体的には、連続した単繊維を集束
したロービングを使用することが好ましい。繊維径は直
径1〜30μm、さらに好ましくは直径4〜15μmが
よい。繊維の集束本数は特に限定されないが、単繊維の
モノフィラメントを10〜50000本集束したものが
ハンドリングの上で好ましい。また、これら導電性繊維
には、樹脂との界面接着性向上のため表面処理を行って
使用することもできる。
【0028】本発明において好ましく使用し得る押出機
は、上述の連続状態の導電性繊維を開繊し、繊維長を制
御するようにスクリューおよび/またはシリンダーを加
工した単軸または多軸のスクリュ式押出機であって、そ
の内部に連続した繊維状強化材の開繊度合や繊維長の制
御機構部を含む押出機を言う。連続状態の導電性繊維
は、スクリューフライトとシリンダー間のせん断力によ
って押出機シリンダ内に一定速度で巻き込まれ、スクリ
ューに巻き付きながら前進する。通常樹脂はスクリュー
の溝を流動するが、上記の方法においては導電性繊維は
スクリューフライトを乗り越えて前進する。従って、ス
クリュー外周部やシリンダ内壁に種々の加工を施すこと
によって、スクリューに巻き付いた導電性繊維にスクリ
ューとシリンダー間で“櫛”の作用をおよぼすことがで
きる。具体的な制御機構部の例としては、スクリュー表
面、好ましくは円柱状のスクリュー表面やニュートラル
エレメントなどの楕円状のスクリュー表面に、凹凸加工
を施すことが挙げられる。凹凸を形成する方法は特に制
限はないが、切削加工、研削加工、ブラスト加工等を採
用することができる。また、凹凸形状としては、図1
a,bに示すようなスクリュー1またはシリンダー3、
図1c,dに示すようなスクリュー5またはシリンダー
7が好ましく挙げられ、図1a,bのスクリュー1また
はシリンダー3はスクリュー軸と垂直方向に特定の刃先
角度で凹凸を形成した刃状加工部2,4を有しており、
図1c,dのスクリュー5またはシリンダー7は網目加
工部6,8を有している。特に刃状の加工を施したもの
が繊維長をより長く制御できる点で好ましい。図3aは
フライト上に刃状加工部10を有する順のフルフライト
スクリュー9の例であり、図3bはフライト上に網目加
工部12を有する順のフルフライトスクリュ11の例で
ある。
【0029】刃状加工部2,4は図2に示すように、特
定の刃先角度(θ)、凹凸形状の山頂と谷底の高さ
(h)および山頂とこの隣の山頂の距離を現わすピッチ
(t)により表現し得る。特定の刃先角度(θ)は60
度以下が望ましく特に45度以下が好ましい。凹凸形状
の山頂と谷底の高さ(h)は繊維径の30倍以上が望ま
しく、更に75倍以上が望ましい。刃状加工の刃先角度
が大きすぎたり台形形状の場合や、凹凸の山頂と谷底の
高さの繊維径に対する割合が小さすぎる場合は、導電性
繊維に“櫛”として及ぼす作用が小さくなり、開繊性が
悪くなったり、擦り潰し作用により繊維長が短くなる傾
向がある。刃先とそれに隣接する刃先の距離であるピッ
チ(t)は、導電性繊維径の30から200倍にするこ
とが好ましい。
【0030】このようにして、連続状態の導電性繊維を
開繊し、繊維長を制御する事ができる上記制御機構部
は、導電性繊維の投入部に隣接して設けることが望まし
い。投入部から離れすぎると、導電性繊維が制御機構部
に到達する前に、通常のスクリューフライトとシリンダ
ー間で擦りきれ、繊維長や開繊度合の制御が困難になる
可能性がある。また、投入部以降に通常の混練部を設け
ると、そこで導電性繊維が破損するため望ましくない。
更に制御機構部以降に混練部を設けた場合も、特に繊維
長を短くしたい場合を除けば、繊維が破損してしまうた
め望ましくない。連続状態の導電性繊維の投入部は、熱
可塑性樹脂の供給口よりも下流に設け、溶融状態の中に
投入する。熱可塑性樹脂と導電性繊維を同時に投入する
と、樹脂の溶融時に繊維が切れてしまい、制御が困難に
なる。また、連続状態の導電性繊維の投入部は窒素など
でシールし、溶融樹脂と空気との接触を断つことが、樹
脂の酸化劣化を防止する点で望ましい。
【0031】押出機としては、特に限定するものではな
いが、特にユニット構造の二軸押出機のような多軸の押
出機が簡便である。多軸押出機としては、最も一般的な
二軸押出機が好ましく、同方向回転、異方向回転、噛み
合い型、非噛み合い型等、どのタイプでも良い。また、
スクリューとしても、深溝や浅溝、1条、2条、3条ネ
ジ等が利用できる。二軸押出機は、単軸押出機に比較し
て、樹脂供給量とスクリュー回転数を独立に制御できる
ため、導電性繊維の添加量を制御しやすい。また、ユニ
ット構造であれば、開繊度合や繊維長の制御機構部を設
けやすく、かつその位置も変えやすい点で有利である。
【0032】また、樹脂や繊維から発生する揮発成分や
導電性繊維が抱き込む気泡による、物性の低下や外観不
良を防止する目的から、開繊度合や繊維長の制御機構部
以降に、脱気口を設けることが望ましい。
【0033】本発明においては、繊維供給後のスクリュ
ーの表面および/またはシリンダーの内壁の少なくとも
一部分に凹凸を施した制御機構部を設けることが重要で
あり、凹凸加工部のピッチ、深さは、目的とする制御の
程度によって変更できる。また、加工を有するスクリュ
ーと加工を有するシリンダーを各々単独で用いたり、組
み合わせて用いたりすることができる。図1.a.cで
は、スクリュー断面は楕円形の場合を例示しているが、
円形状も可能で、特に噛み合い型の二軸押出機の場合
は、セルフクリーニング性を維持するために、楕円形状
が好ましい。また、異なる加工を組み合わせて用いるこ
ともできる。更に、繊維長の制御のために、制御機構部
の長さを変えたり、必要に応じて両端部で径を変えた
り、ピッチや深さの異なる凹凸を組み合わせて用いるこ
ともできる。好ましい制御機構部の長さは、スクリュー
径の0.1から10倍、より好ましくは0.2から5倍
である。尚、本発明はこれらの例に限定されるものでは
なく、導電性繊維を単繊維にまで開繊し、目的とする繊
維長に応じて“櫛”のごとき機能を有する加工全てを包
含するものである。
【0034】次に本発明において、導電性繊維と熱可塑
性樹脂を溶融混練するための代表的具体例を図で説明す
る。図4は本発明で好ましく使用される二条ネジスクリ
ュ式二軸押出機の全体断面図であり、第1の供給口16
より熱可塑性樹脂と黒色炭素を供給し、スクリュー18
によって押出し方向に搬送されながら溶融させ、ニーデ
ィングゾーン19にて完全に熱可塑性樹脂を溶融する。
その後、第2の供給口17よりロービング形態の連続状
態の導電性繊維を供給して、順ネジのフルフライト20
で構成されたスクリューによって溶融樹脂と繊維は先端
へと送られる。そして、投入口に隣接した制御機構部で
あるスクリュー凹凸面形成部21によって、繊維を開繊
し繊維長を制御した後、ダイス22によって任意の形状
に押し出され導電性熱可塑性樹脂組成物23を得る。
尚、スクリュー凹凸面形成部21に対応するシリンダー
内壁24に、凹凸面形成部25を形成することも可能で
ある。また、繊維状強化材を投入する前に押出機供給口
を2ケ設け、熱可塑性樹脂と、黒色炭素を各々別々に供
給することも可能であり、さらに、ポリマーの変性やア
ロイ化等を同時に行なうことも可能である。
【0035】本発明の導電性熱可塑性樹脂は、帯電防止
や電磁波障害防止の目的に使用される電気機器などのハ
ウジング材に有用であり、具体的にはテレビ、VTR、
電子レンジ、音響機器、ワードプロセッサー、コンピュ
ター、電話機、ファクシミリ、複写機などのカバー類が
挙げられ、特にコンピュターなどの電磁波を多く放出す
る機器の電磁波シールド筐体として有用である。また、
これらの成形方法としては、特に制限はなく、射出成
形、圧縮成形、スタンピング成形、ブロー成形等の種々
の成形方法で行うことができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
アイゾット衝撃強度の評価方法は、ASTM D−25
6に従って測定し、曲げ特性の評価はASTM D−7
90に従って測定した。また、導電性の指標となる体積
固有抵抗はASTM D−257に従って測定した。比
重についてはASTM D792に従って測定した。成
形時の流動性については、ASTM1号ダンベルを東芝
機械社製IS55−EPN射出成形機で射出成形する際
に、射出速度を最大としたときに、樹脂が完全に充填さ
れる最低の射出圧力を成形下限圧として求めた。この成
形下限圧は溶融樹脂の流動性の目安となり、圧力が低い
ほど流動性や成形性に優れるといえる。尚、各試験は5
ケのサンプルについて測定を行い平均値を求めた。組成
物中の導電性繊維の繊維長は、電気炉内で450℃×5
h燃焼させた灰分を顕微鏡撮影して求めた。
【0037】本実験には、熱可塑性樹脂としては、東レ
製ナイロン6ペレット(CM1001)74重量部とフ
ェロー社製臭素化ポリスチレン("バイロチェック"68
PB)21重量部、三酸化アンチモン5重量部を配合し
た難燃ナイロン6を使用し、導電性繊維としては、東レ
製炭素繊維("トレカ"T700SC−1200−50
C)を使用した。また、カーボンブラックとして、以下
のものを使用した。
【0038】C−1:三菱化学製 #3030 DBP吸油量130ml/100g 平均粒子径55nm C−2:電気化学工業製 "テ゛ンカフ゛ラック" DBP吸油量190ml/100g 平均粒子径42nm C−3:三菱化学製 ケッチェンフ゛ラックEC DBP吸油量360ml/100g 平均粒子径30nm 実施例1〜4 図4のごとく押し出し方向に2つの供給口を有するスク
リュー径30mm,L/D35の同方向回転2軸押出機
(日本製鋼所製TEX30)を用い、スクリューは2条
ネジで相互の噛み合い3.5mmの2本のスクリュを使
用し、第2の供給口の直前にL/D=2の45度に傾い
た5枚のニーディングディスクからなるスクリューエレ
メントを、順逆の順番に設け、第2の供給口の吐出側に
L/D=1のフルフライトスクリュを介して、図1a.
(ピッチ1mm,刃先角30度,山頂と谷底高さ1.5
mm)加工を施したL/D=0.75の楕円断面のニュ
ートラルスクリュー形状の制御機構部を設け、それ以外
は深溝の搬送のみのスクリュー形状としたものを用い
た。この装置において、表1に示した組成になるように
第1の供給口から、スクリュー式供給装置で難燃ナイロ
ン6ペレットとカーボンブラックを供給し、シリンダー
温度260℃,スクリュ回転数200rpmで押出しを
行った。次に第2の供給口で樹脂が完全に溶融している
ことを確認した後、連続状態の炭素繊維を供給口から投
入した。連続状態の炭素繊維はスクリュ回転により定常
的に押出機内に引き込まれ、溶融樹脂と共に押出機先端
へと送られ、ストランド状に押出された。ストランドは
冷却槽で冷却後、5mm長さに切断され炭素繊維含有量
30wt%の導電性熱可塑性樹脂組成物のペレットを得
た。ペレットは85℃で24時間真空乾燥乾燥した後、
射出成形機(東芝機械製IS55EPN)でシリンダ温
度260℃,金型温度80℃の条件で射出成形し、物
性,繊維長を測定した。尚、導電性熱可塑性樹脂ストラ
ンド中の炭素繊維は、単繊維にまで開繊され、均一分散
していた。結果を表1に示す。
【0039】比較例1〜4 実施例と同じ装置を使用して難燃ナイロン6と炭素繊維
とカーボンブラックを表1に示す組成になるよう押出
し、比較例1,2はカーボンブラックを含まない導電性
熱可塑性樹脂組成物を、比較例3,4はDBP吸油量の
多いカーボンブラックを使用した導電性熱可塑性樹脂組
成物を得た。実施例と同じようにペレットを乾燥後、射
出成形して物性,繊維長を測定した。
【0040】比較例5 比較例1と同じ押出機の先端にクロスヘッドダイを設置
して、炭素繊維をクロスヘッド内に4kg/hで導き、
表1に示す組成になるように第1の供給口から供給され
る難燃ナイロン6(実施例1と同じ)の溶融物で被覆し
た。得られた繊維強化熱可塑性樹脂ストランドは5mm
長にカッティングされ、実施例1と同様に乾燥後射出成
形し、物性,繊維長を測定した。組成物中の炭素繊維
は、ほとんどが連続体として存在していたが、開繊性が
悪く束になって存在しており、均一分散していなかっ
た。
【0041】
【表1】
【0042】実施例および比較例より次のことが明らか
である。
【0043】すなわち、本発明により得られた導電性熱
可塑性樹脂組成物は、導電性繊維の補強効果と、導電性
繊維とカーボンブラックの導電性効果が十分得られ、良
好な特性値を示している。カーボンブラックを含有しな
い比較例1,2では、良好な体積固有抵抗値が得られ
ず、炭素繊維40wt%にした比較例2では物性の向上
が見られないばかりか比重も大きくなった。DBP吸油
量の大きいカーボンブラックを使用した比較例3,4で
は、3wt%添加では体積固有抵抗の改善が小さく、7
wt%添加ではIzod衝撃強度の低下や流動性の悪化
が激しい。クロスヘッドダイを設けて繊維を長くするこ
とでカーボンブラックを添加しないで体積固有抵抗を下
げた比較例5では、体積固有抵抗値は小さくなるが流動
性が悪かった。
【0044】
【発明の効果】本発明により、優れた導電性と機械特性
を有し、成形時の流動性にも優れた導電性熱可塑性樹脂
組成物を得ることが可能である。また、本発明の製造方
法により上記導電性熱可塑性樹脂組成物を効率的に製造
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは刃状の加工を施したスクリュの斜視
図、図1bは刃状の加工を施したシリンダの切開斜視図
である。図1cは本発明で網目の加工を施したスクリュ
の斜視図、図1dは網目の加工を施したシリンダの切開
斜視図である。
【図2】図2は図1aまたはbで示した刃状加工を施し
たスクリュまたはシリンダの刃状部分の側面の断面を拡
大した概念図である。
【図3】図3aは順のフルフライトスクリュのフライト
上に刃状の加工を施したスクリュの側面図であり、図3
bは順のフルフライトスクリュのフライト上に網目加工
を施したスクリュの側面図である。
【図4】図4は本発明で好ましく使用される供給口を2
ケ設けた押出機の全体断面図である。
【符号の説明】
θ.刃先角度 t.ピッチ h.山頂と谷底の高さ 1.刃状加工部を有するスクリュ 2.スクリュの刃状加工部 3.刃状加工部を有するシリンダ 4.シリンダ内壁の刃状加工部 5.網目状加工部を有するスクリュ 6.スクリュの網目状加工部 7.網目状加工部を有するシリンダ 8.シリンダ内壁の網目状加工部 9.刃状加工部を有する順のフルフライトスクリュ 10.スクリュの刃状加工部 11.網目状加工部を有する順のフルフライトスクリュ 12.スクリュの網目状加工部 13.スクリュフルフライト部 14.フライト面 15.シリンダ内壁 16.第1の供給口 17.第2の供給口 18.スクリュ 19.ニーディングゾーン 20.順ネジのフルフライト 21.スクリュ凹凸面形成部 22.ダイス 23.繊維強化熱可塑性樹脂組成物 24.シリンダ内壁 25.シリンダ内壁凹凸面形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01B 1/24 H01B 1/24 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂に導電性繊維および黒色炭
    素を複合化して得られる導電性熱可塑性樹脂組成物であ
    って、かつ複合化する黒色炭素のJISK6221A法
    で行ったジブチルフタレート(DBP)吸油量が250
    ml/100g以下である導電性熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 導電性繊維が炭素繊維である請求項1記
    載の導電性熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 導電性熱可塑性樹脂組成物が5〜45w
    t%の導電性繊維と、0.5〜20wt%の黒色炭素を
    含有してなる請求項1または2記載の導電性熱可塑性樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】 粒子の平均径が31nm以上の黒色炭素
    を使用する請求項1〜3のいずれか記載の導電性熱可塑
    性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】黒色炭素がカーボンブラック、黒鉛から選
    択された1種以上のものである請求項1〜4のいずれか
    記載の導電性熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 組成物中における導電性繊維の重量平均
    繊維長(Lw)と繊維径(d)の関係(Lw/d)が2
    5〜500であり、かつ重量平均繊維長(Lw)と数平
    均繊維長(Ln)の比が1.1以上である請求項1〜5
    のいずれか記載の導電性熱可塑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載の導電性熱可
    塑性樹脂組成物からなる電気・電子機器のハウジング
    材。
  8. 【請求項8】 スクリューおよび/またはシリンダーの
    少なくとも一部を表面異形化加工した開繊・繊維長制御
    機構部を設けた押出機を使用し、熱可塑性樹脂を溶融す
    ると共に該溶融樹脂中に連続状態の導電性繊維を供給
    し、前記開繊・繊維長制御機構部を通過させながら導電
    性繊維を開繊・切断して樹脂中に分散させて押出機から
    吐出せしめることにより請求項1〜6のいずれか記載の
    導電性熱可塑性樹脂組成物を製造することを特徴とする
    導電性熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
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