JPH11114189A - 遊技場管理装置 - Google Patents

遊技場管理装置

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JPH11114189A
JPH11114189A JP28022197A JP28022197A JPH11114189A JP H11114189 A JPH11114189 A JP H11114189A JP 28022197 A JP28022197 A JP 28022197A JP 28022197 A JP28022197 A JP 28022197A JP H11114189 A JPH11114189 A JP H11114189A
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JP
Japan
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game
recording medium
management device
card
medium
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JP28022197A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Yasumori Yoneyama
泰守 米山
Yasuyuki Ueda
靖之 上田
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カード式玉貸機を導入している遊技場であっ
て、カードを取り忘れたまま帰ってしまう遊技者を減ら
すことが可能であり、しかも、遊技者が万一カードを取
り忘れた際に他の遊技者にそのカードを使用されること
を未然に防ぎ、また、カードが挿入されている遊技機を
他の遊技者が遊技できるような状態にすることができ、
遊技機の稼働率の向上にも役に立つ遊技場管理装置を提
供する。 【解決手段】玉貸機10のカード挿排口13に記録媒体
検知手段82を設け、対応するパチンコ機2の稼働状況
と共に管理装置30で管理し、カードが挿入され、かつ
対応するパチンコ機2が非稼働状態の時に、タイマ手段
36により所定時間計測し、計測終了までに前記カード
が未だ挿入され、かつ非稼働状態が維持されている時に
音声出力装置37でその旨を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体を使用し
て遊技を行う遊技機と、該遊技機に対応して設置され、
遊技媒体数データが直接的もしくは間接的に記憶された
記憶媒体を挿入することにより、前記記憶媒体に記憶さ
れている遊技媒体数データの範囲内の遊技媒体を放出す
る遊技媒体貸出機とを多数装備した遊技場における遊技
場管理装置に関する。そのうち特に、前記遊技媒体貸出
機に挿入した記憶媒体の取り忘れを防止するようにした
遊技場管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場には一般に、遊技機としてのパチ
ンコ機などが多数設置され、また、各遊技機に対応して
遊技媒体貸出機としての玉貸機も設置されている。従
来、カード(記憶媒体)式パチンコ機では、対応する玉
貸機に遊技者がカードを挿入することにより、パチンコ
玉(遊技媒体)を借り受けて、遊技を行うように構成さ
れている。
【0003】前記カードには、遊技者が借り受けられる
玉数データが直接的に記憶されたプリペイドカードや、
ホストコンピュータなどに集中管理される玉数データを
暗証番号入力などの所定操作により呼び出せる会員カー
ドがある。何れのタイプのカードも、遊技終了後、遊技
者は所定の操作により前記玉貸機から自ら回収し、他の
パチンコ機で再び遊技をしたり、あるいはそのまま帰宅
していた。
【0004】ところが、遊技者が遊技を終了した際に、
前記玉貸機からカードを回収し忘れることが現実には多
々ある。かかる場合、回収し忘れたカードが他人に悪用
されるおそれがあり、また、カード再発行のための手続
きが煩雑であり、コストも嵩むという問題があった。前
述した問題を解消するための手段として、例えば、実公
平5−233号や、特開平8−257223号に開示さ
れた技術がある。
【0005】実公平5−233号に開示されるもので
は、遊技者が、玉またはメダル出し装置にカードを挿入
することにより、玉またはメダルを借り受けて遊技を開
始する。この遊技中に、遊技者から玉またはメダル出し
装置に対し、何らかの指示が所定時間内にない場合に、
制御装置からカードの返却が指示される。それにより、
遊技者のカードの取り忘れを防止している。
【0006】また、特開平8−257223号に開示さ
れたものでは、カード式遊技機において、遊技機の椅子
に着座センサを設ける。この着座センサからの着座信号
が出力停止されたときに、貸出装置のデータ入出力端末
にカードが挿入されている場合、制御手段によってカー
ドを排出させるか、あるいは報知手段により報知するよ
うに構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の技術では、実公平5−233号に開示さ
れたものでは、遊技中に幾度となく、玉またはメダル出
しの指示操作を遊技者が行わなければならず、遊技者は
遊技に集中することができないという不具合が生じてい
る。また、排出されたカードがそのまま放置されると、
その遊技機の稼動が落ち、遊技場の売り上げに影響が生
じるという不具合が生じている。
【0008】また、特開平5−257223号に開示さ
れたものでは、着座センサを設けているため、その分シ
ステムが高価になってしまうという不具合が生じる。ま
た、遊技者が単にジュースやタバコを買いに行ったり、
トイレに行く場合でも、その度に報知されるため、遊技
者に不快感を与えてしまうという問題があった。
【0009】また、報知せずに返却するように構成した
場合は、いくら返却したとしても、取り忘れる遊技者が
いる可能性もあり、取り忘れたカードは、報知されたま
まである。従って、対応する遊技機が、稼動していない
状態で長時間保持されることになり、遊技場にとって売
り上げに影響が生じてくるという不具合が生じる。さら
に、返却されているカードを他人が悪用するというおそ
れもある。
【0010】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、カードを取り忘れた
まま帰ってしまう遊技者を減らすことが可能であり、し
かも、遊技者が万一カードを取り忘れた際に他の遊技者
にそのカードを使用されることを未然に防ぎ、また、カ
ードが挿入されている遊技機を他の遊技者が遊技できる
ような状態にすることができ、遊技機の稼働率の向上に
も役に立つ遊技場管理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機(2)と、
該遊技機(2)に対応して設置され、遊技媒体数データ
が直接的もしくは間接的に記憶された記憶媒体を挿入す
ることにより、前記記憶媒体に記憶されている遊技媒体
数データの範囲内の遊技媒体を放出する遊技媒体貸出機
(10)とを多数装備した遊技場における遊技場管理装
置において、前記遊技機(2)が遊技状態であるか否か
を検出する遊技検知手段(81)と、前記遊技媒体貸出
機(10)に前記記録媒体が挿入されているか否かを検
出する記録媒体検知手段(82)と、前記遊技検知手段
(81)および記録媒体検知手段(82)からの検出信
号を入力し、所定の信号を出力する制御手段(31)
と、前記記録媒体検知手段(82)が記録媒体を検出
し、かつ前記遊技検知手段(81)が遊技状態を検出し
ない場合に、前記制御手段(31)からの信号に基づ
き、所定時間の計測を開始するタイマ手段(36)と、
前記タイマ手段(36)が所定時間を計測し終わるまで
の間に、前記記録媒体検知手段(82)が記録媒体を検
出し、かつ前記遊技検知手段(81)が遊技状態を検出
しない場合に、前記制御手段(31)からの信号に基づ
き、少なくとも記録媒体が検出された旨を報知する報知
手段(37)とを有することを特徴とする遊技場管理装
置。
【0012】[2]前記報知手段(37)は、遊技場内
にて店内放送を行う音声出力装置であることを特徴とす
る[1]記載の遊技場管理装置。
【0013】[3]前記報知手段(37)は、遊技場内
にて従業員に対して個別に通信連絡を行う音声出力装置
であることを特徴とする[1]記載の遊技場管理装置。
【0014】[4]前記報知手段(37)は、遊技場内
における店内放送と、従業員に対する個別の通信連絡と
を選択的に行える音声出力装置であることを特徴とする
[1]記載の遊技場管理装置。
【0015】[5]遊技媒体を使用して遊技を行う遊技
機(2)と、該遊技機(2)に対応して設置され、遊技
媒体数データが直接的もしくは間接的に記憶された記憶
媒体を挿入することにより、前記記憶媒体に記憶されて
いる遊技媒体数データの範囲内の遊技媒体を放出する遊
技媒体貸出機(10)とを多数装備した遊技場における
遊技場管理装置において、前記遊技機(2)が遊技状態
であるか否かを検出する遊技検知手段(81)と、前記
遊技媒体貸出機(10)に前記記録媒体が挿入されてい
るか否かを検出する記録媒体検知手段(82)と、前記
遊技検知手段(81)および記録媒体検知手段(82)
からの検出信号を入力し、所定の信号を出力する制御手
段(31)と、前記記録媒体検知手段(82)が記録媒
体を検出し、かつ前記遊技検知手段(81)が遊技状態
を検出した場合に、前記制御手段(31)からの信号に
基づき、所定時間の計測を開始する第1タイマ手段(3
6)と、前記第1タイマ手段(36)が所定時間を計測
し終わるまでの間に、前記記録媒体検知手段(82)が
記録媒体を検出し、かつ前記遊技検知手段(81)が遊
技状態を検出しない場合に、前記制御手段(31)から
の信号に基づき、少なくとも記録媒体が検出された旨を
報知する第1報知手段(37)と、前記第1タイマ手段
(36)が所定時間を計測し終えた後に、前記制御手段
(31)からの信号に基づき、再度所定時間の計測を開
始する第2タイマ手段(36)と、前記第2タイマ手段
(36)が所定時間を計測し終わるまでの間に、前記記
録媒体検知手段(82)が記録媒体を検出し、かつ前記
遊技検知手段(81)が遊技状態を検出しない場合に、
前記制御手段(31)からの信号に基づき、少なくとも
記録媒体が検出された旨を報知する第2報知手段(3
7)とを有することを特徴とする遊技場管理装置。
【0016】[6]前記第1報知手段(37)は、遊技
場内にて店内放送を行う音声出力装置であり、前記第2
報知手段(37)は、遊技場内にて従業員に対して個別
に通信連絡を行う音声出力装置であることを特徴とする
[5]記載の遊技場管理装置。
【0017】[7]前記第1報知手段(37)および第
2報知手段(37)は、遊技場内における店内放送と、
従業員に対する個別の通信連絡とを選択的に行える一つ
の音声出力装置であることを特徴とする[5]記載の遊
技場管理装置。
【0018】[8]前記遊技機(2)は、遊技媒体を遊
技領域に打ち込むことにより遊技を行うように構成さ
れ、前記遊技検知手段(81)は、前記遊技領域に遊技
者が打ち込んだ遊技媒体を検出するセンサであることを
特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],
[6]または[7]記載の遊技場管理装置。
【0019】[9]前記遊技機(2)と前記遊技媒体貸
出機(10)とに接続され、前記遊技機(2)および前
記遊技媒体貸出機(10)から出力される情報を収集管
理する管理装置(30)を備え、前記管理装置(30)
に、前記制御手段(31)が含まれることを特徴とする
[1],[2],[3],[4],[5],[6],
[7]または[8]記載の遊技場管理装置。
【0020】[10]前記遊技媒体貸出機(10)は、
前記遊技機(2)に一体的に設けられたことを特徴とす
る[1],[2],[3],[4],[5],[6],
[7],[8]または[9]記載の遊技場管理装置。
【0021】前記各項に記載された発明において、遊技
機(2)とは、パチンコ機、スロットマシンなどをい
い、遊技媒体とは前記パチンコ機で使用するパチンコ
玉、あるいは前記スロットマシンで使用するメダルなど
をいう。また、記憶媒体とは、各種データを記憶させる
ことができる磁気カード、あるいはICカードなどのこ
とをいう。
【0022】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。 [1]記載の遊技場管理装置によれば、記録媒体検知手
段(82)が記録媒体を検出し、かつ前記検知手段が遊
技状態を検出しない場合、制御手段(31)からの信号
に基づき、タイマ手段(36)が所定時間の計測を開始
する。
【0023】タイマ手段(36)が所定時間を計測し終
わるまでの間に、記録媒体検知手段(82)が記録媒体
を検出し、かつ遊技検知手段(81)が遊技状態を検出
しない場合、制御手段(31)からの信号に基づき、報
知手段(37)が、少なくとも記録媒体が検出された旨
を報知する。
【0024】前記報知手段(37)は、[2]記載のよ
うに店内放送、また、[3]記載のように、従業員に対
する個別の通信連絡(いわゆるインカムなど)、あるい
は[4]記載のように、店内放送と個別の通信連絡とを
選択的に行う。
【0025】ここで報知内容としては、記録媒体の取り
忘れの事実や、記録媒体が忘れられている遊技媒体貸機
を特定する情報(例えば、対応する遊技機(2)の遊技
機(2)番号など)を含めると良い。
【0026】前記報知内容を察知した従業員は、記録媒
体が忘れられている遊技媒体貸機まで出向いて、そこで
従業員は、忘れられている記録媒体を遊技者に返却し、
当該遊技媒体貸機に対応する遊技機(2)を他の遊技者
に使用可能な状態とする。
【0027】[5]記載の遊技場管理装置によれば、記
録媒体検知手段(82)が記録媒体を検出し、かつ前記
検知手段が遊技状態を検出しない場合、制御手段(3
1)からの信号に基づき、先ず第1タイマ手段(36)
が所定時間の計測を開始する。
【0028】第1タイマ手段(36)が所定時間を計測
し終わるまでの間に、記録媒体検知手段(82)が記録
媒体を検出し、かつ遊技検知手段(81)が遊技状態を
検出しない場合、制御手段(31)からの信号に基づ
き、第1報知手段(37)が、少なくとも記録媒体が検
出された旨を報知する。
【0029】さらに、前記第1タイマ手段(36)が所
定時間を計測し終えた後、制御手段(31)からの信号
に基づき、続いて第2タイマ手段(36)が再度所定時
間の計測を開始する。
【0030】第2タイマ手段(36)が所定時間を計測
し終わるまでの間に、記録媒体検知手段(82)が記録
媒体を検出し、かつ遊技検知手段(81)が遊技状態を
検出しない場合、制御手段(31)からの信号に基づ
き、今度は第2報知手段(37)が、少なくとも記録媒
体が検出された旨を報知する。
【0031】このように、記録媒体が検出された旨、す
なわち記録媒体の取り忘れを、二度繰り返して報知する
ことにより、さらに確実に記録媒体の取り忘れを防止で
きる。また、遊技機(2)の使用不能状態を迅速に解消
して、稼働率を向上させることができる。
【0032】[6]記載のように、前記第1報知手段
(37)では、店内放送を行うようにして、前記第2報
知手段(37)では、従業員に対する個別の通信連絡を
行うようにするとよい。ここで[7]記載のように、前
記第1報知手段(37)および第2報知手段(37)に
よる報知を、一つの音声出力装置で行うようにすると、
設備コストを低減できる。
【0033】[8]記載の遊技場管理装置によれば、遊
技者は、遊技媒体を遊技機(2)の遊技領域に打ち込む
ことにより遊技を行う。ここで前記遊技検知手段(8
1)としてのセンサにより、前記遊技領域に遊技者が打
ち込んだ遊技媒体を検出することで、簡易な構成で、遊
技機(2)が遊技状態であるか否かを容易に検出するこ
とができる。
【0034】また、[9]記載の遊技場管理装置によれ
ば、管理装置(30)によって、前記遊技機(2)およ
び遊技媒体貸出機(10)から出力される情報を収集管
理する。この管理装置(30)に含まれる前記制御手段
(31)により、タイマ手段(36)や報知手段(3
7)は集中的に制御される。
【0035】さらに、[10]記載の遊技場管理装置に
よれば、前記遊技媒体貸出機(10)を、前記遊技機
(2)に一体的に設けたから、遊技機(2)および遊技
媒体貸機の遊技島への組み付け作業を簡便化することが
できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図9は本発明の
第1実施の形態を示している。図2に示すように、遊技
場にはLON(Local Operating Ne
twork:エシャロン社登録商標)技術を応用した分
散型ネットワークが構築されている。このネットワーク
中で図1に示す部分が、本実施の形態に係る遊技場管理
装置を成している。以下、順を追って説明する。
【0037】遊技島1には、中継器(通常は台コントロ
ーラと称す)8が、パチンコ機(遊技機)2および玉貸
機(遊技媒体貸出機)10の1組ずつに対応して設けら
れている。中継器8はLONチップを備え、対応するパ
チンコ機2および玉貸機10の動作や各種信号の送受信
を検知、監視、制御するものである。
【0038】また、遊技島1に島端に設置されている売
上金庫7に対しても、中継器8が設置されており、かか
る中継器8により売上金庫7の検知、監視、制御が行わ
れる。前記各中継器8は、HALL−BUSを介して、
ゲートウェイを兼ねた島コントローラ9に接続されてい
る。島コントローラ9は、対応する遊技島1の設備機器
である前記パチンコ機2、玉貸機10、売上金庫7など
の各データを一時集積、記憶するものである。
【0039】島コントローラ9はLANと接続され、該
LANに、管理装置30、ホール管理コンピュータ4
0、景品管理端末機50、それにPOS装置60などが
接続されている。これらの各種装置には、それぞれCR
T、プリンタ、モデム、音声出力装置(報知手段)がさ
らに接続されている。
【0040】図3に示すように、遊技場には複数の遊技
島1が通路を空けて整列するよう配置されている。各遊
技島1は、多数のパチンコ機2が背中合わせに2列に並
設されて成り、各パチンコ機2に対し玉貸機10が一体
に設けられている。ここで玉貸機10をパチンコ機2に
一体的に設けたから、これらの遊技島1への組み付け作
業を簡便化することができる。
【0041】遊技場内にある景品交換所には、POS装
置60の他に管理装置30が設置され、この管理装置3
0が、各遊技島1のパチンコ機2および玉貸機10(計
数機20を含む。)の情報を収集し、記憶管理してい
る。なお、景品交換所の後方に設置された棚内には様々
な景品が展示される。
【0042】図4に示すように、パチンコ機2は、ハン
ドル6の回転操作によりゲージ盤面(遊技領域)3上に
玉を打ち出し、その打玉の入賞を競い楽しむものであ
る。また、パチンコ機2の機体下部には、遊技に供する
パチンコ玉が入る前皿4や下皿5が設けられている。下
皿5内のパチンコ玉は、下方にある計数機20内に適宜
導入できるように設定されている。
【0043】図1に示すように、パチンコ機2には、該
パチンコ機2が遊技状態(稼働中)であるか否かを検出
する遊技検知手段81が設けられている。遊技検知手段
81は、ゲージ盤面3に遊技者が打ち込んだ玉を検出す
るセンサから成る。すなわち、遊技検知手段81が玉を
検出してONになると、その検出信号(稼働検出信号、
入玉情報)が後述する管理装置30に送信され、管理装
置30にある制御手段31で、送信元のパチンコ機2は
現在遊技状態にあると判断される。なお、遊技検知手段
81はパチンコ機2の外部に設けても構わない。
【0044】図4に示すように、玉貸機10は、記録媒
体であるカードや、貨幣の投入に応じて、所定数のパチ
ンコ玉を払い出す装置であり、本実施の形態では、計数
機20が一体に設けられている。玉貸機10の正面に
は、紙幣を投入排出する紙幣投排口11、硬貨を投入す
る硬貨投入口12、硬貨を返却する硬貨返却口12a、
硬貨を返却させる硬貨返却ボタン12b、カードを挿入
排出するカード挿排口13、パチンコ玉を放出する玉放
出ノズル14が設けられている。
【0045】図1に示すように、玉貸機10には、前記
カード挿排口13に記録媒体であるカードが挿入されて
いるか否かを検出する記録媒体検知手段82が設けられ
ている。記録媒体検知手段82は、カードがカード挿排
口13内にあることを検知する接点、フォトセンサなど
の近接センサや、カードの存在を検知する磁気センサな
どにより構成される。記録媒体検知手段82がカードを
検出してONになると、その検出信号(カード検出信
号)が後述する管理装置30に送信され、管理装置30
にある制御手段31で、送信元の玉貸機10には現時点
でカードが挿入されていると判断される。
【0046】また、前記玉放出ノズル14の上方には、
計数機20で計数された玉数や管理装置30から受信し
た玉数データなどの各種情報を表示する表示手段15
や、操作手段16(精算ボタン16a、玉戻しボタン1
6b、暗証番号入力手段16c)、それにリモコン受信
部19が設けられている。表示手段15は、例えば液晶
画面より構成され、後述するCPU17からの指令に基
づき各種情報を目視可能に表示するものである。また、
リモコン受信部19は、パチンコ機2の連続遊技および
一回交換遊技の指示を受信する部位である。
【0047】精算ボタン16aは、前記カード挿排口1
3にカードを挿入した際に、遊技者が景品交換精算およ
び貯蓄精算のどちらか一方を選択するための操作手段で
あり、選択された各精算態様に対応する精算信号を玉貸
機10のCPU17や管理装置30に出力するものであ
る。
【0048】玉戻しボタン16bは、例えば1回押す毎
に所定数(例えば100個)ずつ、前記表示手段15に
表示された貯玉あるいは景品玉の数の範囲内にて、遊技
者に玉を戻すことを指令するものである。ここで戻され
た払出数は、表示手段15から減算表示されるように制
御される。
【0049】暗証番号入力手段16cにおける暗証番号
とは、遊技店の会員である遊技者のカード毎に予め定め
られた番号であり、カード挿排口13にカードを挿入し
た状態で暗証番号入力手段16cから暗証番号を入力す
ると、その遊技者固有の玉数データなどの情報を管理装
置30から玉貸機10に呼び出せるように設定されてい
る。
【0050】図5に示すように、玉貸機10の内部に
は、玉貸機10の動作や各種信号の入出力を集中制御す
るCPU17の他、紙幣識別手段18A、硬貨識別手段
18B、カード識別手段18C、それに玉放出制御部1
8Dなどが設けられている。制御手段31は、玉貸機1
0や計数機20の各種動作、景品交換精算処理および貯
蓄精算処理、それに管理装置30との通信を制御するた
めの所定の演算・処理を実行するものである。
【0051】景品交換精算とは、後述する計数機20で
計数したパチンコ玉を、計数したその日の内に所望の景
品と交換するために、計数結果である景品交換数を記録
したレシートを払い出すまでの処理を言う。一方、貯蓄
精算とは、計数機20で計数したパチンコ玉を遊技店に
預け入れて、後日再遊技に使用したり所望の景品と交換
することのできるいわゆる貯玉の残高を管理装置30に
て記憶更新するまでの処理を言う。
【0052】紙幣識別手段18Aは、紙幣投排口11か
ら投入された紙幣を受け入れ、この紙幣の真偽および金
額を識別して、その識別信号を台コントローラ8に出力
するものである。硬貨識別手段18Bは、硬貨投入口1
2より投入された硬貨の真偽または種類等を識別し、そ
の識別結果を出力するものである。
【0053】カード識別手段18Cは、カード挿排口1
3から投入されたカードの真偽およびデータを読み取
り、台コントローラ50を介して管理装置30とデータ
や信号のやり取りをして動作するものである。なお、デ
ータの記憶形態としては、磁気データとしての記憶の他
に、カード表面に数字または文字で印刷する方式や、バ
ーコード印刷などを併用してもよい。また、前記記録媒
体検知手段82をカード識別手段18Cの機能の一部と
して設けてもよい。
【0054】玉放出制御部18Dは、通常の遊技時ある
いは再遊技時に玉戻しボタン16bが押された時など
に、所定数のパチンコ玉の払い出しを制御するものであ
り、所定数計数されたパチンコ玉は、玉放出ノズル14
を介してパチンコ機2の前皿4内に払い出される。な
お、玉放出ノズル14の基端側にはパチンコ玉を1つず
つ計数および放出するカウンタ(図示せず)が設けられ
ている。
【0055】図4に示すように、計数機20は、ヒンジ
部21を介して略水平方向に回動可能に、前記玉貸機1
0の下端部に支持されている。計数機20をパチンコ機
2正面から離すように手前方向に回動させれば、パチン
コ機2の交換時に邪魔にならないようになっている。
【0056】計数機20の上面部には、パチンコ機2で
獲得した景品玉を投入する玉投入口22が設けられてい
る。計数機20内部には、玉投入口22から導入された
玉を計数する光センサなどから成る計数手段23が設け
られている。この計数手段23による計数結果は中継器
8に出力され、また、前記表示手段15に表示されるよ
うに設定されている。なお、計数済みの玉は、ヒンジ部
21内を経由して玉貸機10下部を介して遊技島1に還
元される。
【0057】また、玉投入口22の側方にはレシート払
出口24aが開設されており、レシート払出口24aの
下方には、レシート発券手段24が配設されている。レ
シート発券手段24は、前記精算ボタン16aにより景
品玉交換精算が選択された際、CPU17からの指令に
基づき、遊技者が獲得した玉の計数機20での計数結果
である景品交換数を印刷したレシートを払い出すように
設定されている。
【0058】図6は管理装置30の外観図であり、図7
は管理装置30のブロック図である。かかる管理装置3
0は、前記パチンコ機2および玉貸機10から出力され
る情報を収集管理すると共に、玉貸機10などの各装置
の動作を制御するように構成されている。なお、管理装
置30は遊技場の景品交換所に設置される。
【0059】詳しく言えば管理装置30は、制御手段
(CPU)31、貸出・計数情報記憶部32、操作部3
3、表示部34、出力部35、それにタイマ手段36、
音声出力装置(報知手段)37から構成されている。制
御手段31は、前記玉貸機10などの各種動作を制御す
るための所定の演算・処理を実行するものである。図1
に示すように、制御手段31は特に、条件判断部31A
と、タイマ制御部31Bと、報知制御部31Cを機能的
に備えている。
【0060】条件判断部31Aは、前記遊技検知手段8
1から検出信号を入力した際に送信元のパチンコ機2は
現在遊技状態にあると判断し、また、前記記録媒体検知
手段82から検出信号を入力した際に送信元の玉貸機1
0には現時点でカードが挿入されていると判断するもの
である。
【0061】タイマ制御部31Bは、前記条件判断部3
1Aの判断結果に基づき、前記記録媒体検知手段82が
カードを検出し、かつ前記遊技検知手段81が遊技状態
を検出しない場合に、タイマ手段36に対し所定時間の
計測開始を指令するものである。また、タイマ制御部3
1Bは所定時間を任意に設定したり、タイマ手段36の
計測終了を検知する。タイマ手段36は直接制御手段3
1に接続され、所定時間をカウントアップする通常のタ
イマである。なお、タイマ制御部31Bとタイマ手段3
6を一緒に構成しても良い。
【0062】報知制御部31Cは、前記条件判断部31
Aやタイマ制御部31Bからの出力結果に基づき、前記
タイマ手段36が所定時間を計測し終わるまでの間に、
前記記録媒体検知手段82がカードを検出し、かつ前記
遊技検知手段81が遊技状態を検出しない場合に、音声
出力装置37に対し、カードが検出された旨の報知の実
行を指令するものである。具体的な報知内容としては、
カードの取り忘れの事実や、カードが忘れられている玉
貸機10を特定する情報(例えば、対応するパチンコ機
2の遊技機番号など)を含むものである。
【0063】音声出力装置37は、インターフェイスを
介して制御手段31と接続されている。音声出力装置3
7は、遊技場内における店内放送と、従業員に対する個
別の通信連絡(いわゆるインカム)とを選択手段によ
り、随時選択して行えるように構成されている。なお、
音声出力装置37を、店内放送、あるいは個別通信連絡
のどちらか一方のみ行えるように構成しても良い。
【0064】また、貸出・計数情報記憶部32は、前記
パチンコ機2からの入玉情報と前記玉貸機10からのカ
ード有無情報などを、各パチンコ機2毎に定められた遊
技機番号毎に記憶管理するものである。操作部33は、
具体的にはキーボードから成り、各種入力操作を行うも
のである。
【0065】表示部34は、具体的にはCRTから成
り、前記制御手段31での演算データなどを操作部33
の所定操作に基づき表示することができるものである。
なお、表示部35をタッチパネル方式にすることによ
り、管理装置30の操作性を向上させるように構成して
もよい。また、出力部35は、具体的にはプリンタから
成り、前記制御手段31での演算データを操作部33の
所定操作に基づき印字して出力することができるもので
ある。
【0066】以下に、遊技場管理装置の作用について説
明する。遊技者は、先ず玉貸機10に貨幣あるいはカー
ドを投入して、所定量のパチンコ玉を獲得してから、パ
チンコ機2にて遊技を楽しむ。遊技者がパチンコ機2か
ら獲得した景品玉は前皿4や下皿5に一旦貯留される。
【0067】遊技者の操作で下皿5から排出された玉
は、そのまま計数機20の投入口22に投入される。景
品玉は、計数機20内にある計数手段23により計数さ
れ、計数後に玉貸機10下部を通って遊技島1に還元さ
れる。計数手段23での計数結果は、玉貸機10にある
表示手段15に表示される。
【0068】遊技者が遊技店の非会員である場合は、前
記玉貸機10にカードを挿入せずに遊技を行い、遊技終
了の時には、玉貸機10にある精算ボタン16aにより
景品交換精算を選択する。すると、計数機20での計数
結果(景品玉数)などが印刷されたレシートがレシート
発券手段24から発券される。
【0069】一方、遊技者が遊技店の会員である場合
は、カードを玉貸機10のカード挿排口13に挿入して
遊技を行う。遊技終了する時に、精算ボタン16aによ
り貯蓄精算を選択すると、前記カードが真正なものであ
れば、管理装置30の貸出・計数情報記憶部32に記憶
登録されている玉数データに、計数機20での計数結果
が加算されて、新たな玉数データとして記憶更新され
る。
【0070】また、会員である遊技者が、その日の内に
景品と交換する景品交換精算を選択した時には、獲得し
た玉数が印刷されたレシートが前記計数機20のレシー
ト発券手段24から払い出される。前述した貯蓄精算お
よび景品交換精算の結果は、それぞれ管理装置30で一
括管理される。
【0071】次に、遊技者が再プレイ、すなわち遊技店
に預け入れた貯玉を使用して再度遊技を行う時、遊技者
はカードを前記玉貸機10のカード挿排口13に挿入
し、カードが真正なものである場合に、暗証番号入力部
16cから暗証番号を入力する。前記管理装置30は、
前記カードと暗証番号を照合し、暗証番号が真正なもの
であれば、貸出・計数情報記憶部32に記憶されている
玉数データ(貯玉数)の範囲内で再プレイ用のパチンコ
玉が払い出される。
【0072】再プレイ用に払い出された玉数は、前記管
理装置30の貸出・計数情報記憶部32に記憶されてい
る貯玉数から手数料を加えた玉数と共に減算されて、新
たなデータに記憶更新される。以上のように、貯蓄精算
および再プレイなどを実施する際に、前記玉貸機10に
カードを挿入する行為が必要となる。玉貸機10にある
記録媒体検知手段82は、カード挿排口13にカードが
挿入されているか否かを検出する。
【0073】図8は、前記管理装置30に入力された、
あるパチンコ機2の入玉情報およびカード有無情報を時
系列で表した説明図である。図9は、玉貸機10に忘れ
られたカードの返却までを示すフローチャートである。
最初は、パチンコ機2は非稼働であり遊技状態ではな
く、また玉貸機10にカードは挿入されていない。遊技
者が玉貸機10にカードを挿入し、遊技を開始すると、
遊技検知手段81及び記録媒体検知手段82から、それ
ぞれ稼働検出信号およびカード検出信号が管理装置30
に出力される(図8中でa−b間)。
【0074】遊技者が遊技を終了すると、前記稼働検出
信号の出力は停止し、図1中の条件判断部31Aにより
遊技状態でなくなったと判断される。また、遊技終了に
伴い玉貸機10からカードが抜き取られると、前記カー
ド検出信号の出力は停止し、同じく条件判断部31A
で、玉貸機10にはカードがないと判断される。
【0075】ところで、前記稼働検出信号の出力が停止
したにも拘わらず(図9、S1でN)、未だカード検出
信号が継続して出力される場合(図9、S2でY)、前
記稼働検出信号の出力が停止した時点(図8中でb時
点)で、タイマ制御部31Bからの指令に基づき、タイ
マ手段36が作動し初めて所定時間の計測を開始する
(図9、S3)。
【0076】前記タイマ手段36が所定時間を計測し終
わるまでの間に、相変わらず前記遊技検知手段81が遊
技状態を検出せず(図9、S5でN)、かつ記録媒体検
知手段82がカードを検出した場合(図9、S6で
Y)、所定時間が計測し終わった時点(図8中でc時
点)で、報知制御部31Cからの指令に基づき、音声出
力装置37にてカードが玉貸機10に残っている旨の報
知がなされる(図9、S7)。また、遊技者に対してカ
ードが返却される(図9、S8)。ここでカードの返却
は、自動であっても、従業員による手動であってもよ
い。
【0077】図10および図11は本発明の第2実施の
形態を示している。本実施の形態は、基本的には前記第
1実施の形態と同様であるが、音声出力装置37にてカ
ードが玉貸機10に残っている旨の報知が2度なされる
ように構成された点で異なる。なお、第1実施の形態と
同種の部位については重複した説明を省略する。
【0078】本実施の形態に係る遊技場管理装置は、前
記タイマ手段36と同様の第1タイマ手段の他、第2タ
イマ手段(図示せず)を有する。また、前記音声出力装
置37と同様の第1報知手段の他、第2報知手段(図示
せず)を有する。第1タイマ手段および第2タイマ手段
は、図1,7で示した一のタイマ手段36を経時的に使
い分けるようにして構成すると良い。第1報知手段およ
び第2報知手段も同様に、図1,7で示した一の音声出
力装置37を経時的に使い分けるようにして構成すると
良い。
【0079】図10は、前記管理装置30に入力され
た、あるパチンコ機2の入玉情報およびカード有無情報
を時系列で表した説明図である。図9は、玉貸機10に
忘れられたカードの返却までを示すフローチャートであ
る。最初は、前記第1実施の形態と同様に、遊技者が玉
貸機10にカードを挿入し、遊技を開始すると、遊技検
知手段81及び記録媒体検知手段82から、それぞれ稼
働検出信号およびカード検出信号が管理装置30に出力
される(図10中でa−b間)。
【0080】遊技者が遊技を終了すると、前記稼働検出
信号の出力は停止し、条件判断部31Aにより遊技状態
でなくなったと判断される。また、遊技終了に伴い玉貸
機10からカードが抜き取られると、前記カード検出信
号の出力は停止し、同じく条件判断部31Aで、玉貸機
10にはカードがないと判断される。
【0081】ところで、前記稼働検出信号の出力が停止
したにも拘わらず(図11、S1でN)、未だカード検
出信号が継続して出力される場合(図11、S2で
Y)、前記稼働検出信号の出力が停止した時点(図10
中でb時点)で、タイマ制御部31Bからの指令に基づ
き、第1タイマ手段(36)が作動し初めて、所定時間
の計測を開始する(図11、S3)。
【0082】前記第1タイマ手段(36)が所定時間を
計測し終わるまでの間に、相変わらず前記遊技検知手段
81が遊技状態を検出せず(図11、S5でN)、かつ
記録媒体検知手段82がカードを検出した場合(図1
1、S6でY)、所定時間が計測し終わった時点(図1
0中でc時点)で、報知制御部31Cからの指令に基づ
き、第1報知手段(37)によりカードが玉貸機10に
残っている旨の店内放送がなされる(図11、S7)。
【0083】さらに、前記第1タイマ手段(36)が所
定時間を計測し終えてからの店内放送終了後(図10中
でc時点)、タイマ制御部31Bからの指令に基づき、
続いて第2タイマ手段(36)が再度所定時間の計測を
開始する(図11、S8)。
【0084】第2タイマ手段(36)が所定時間を計測
し終わるまでの間に、相変わらず前記遊技検知手段81
が遊技状態を検出せず(図11、S10でN)、かつ記
録媒体検知手段82がカードを検出した場合(図11、
S11でY)、所定時間が計測し終わった時点(図10
中でd時点)で、報知制御部31Cからの指令に基づ
き、今度は第2報知手段(37)により、カードが玉貸
機10に残っている旨、インカムを介して従業員に報知
される(図11、S13)。
【0085】前記インカムにて報知された従業員は、カ
ードが挿入されたままの玉貸機10に出向き、カードを
排出して遊技者にそのまま返却し(図11、S13)、
あるいは遊技場で保管管理する。
【0086】以上のように、第2実施の形態では、玉貸
機10でカードが検出された旨、すなわちカードの取り
忘れを、二度繰り返して報知することにより、さらに確
実にカードの取り忘れを防止できる。また、パチンコ機
2の使用不能状態を迅速に解消して、稼働率を向上させ
ることができる。
【0087】なお、本発明に係る遊技場管理装置は、前
述した実施の形態に限定されるものではなく、次のよう
な変形または拡張が可能である。すなわち、前記実施の
形態では、各パチンコ機2毎に計数機10を設けるよう
に構成したが、計数機10は遊技場に1以上設置されて
いればよい。
【0088】また、前記実施の形態では、主にカードを
会員カードとして、貯玉および再プレイに関する説明を
したが、このカードは、予め遊技者が支払った金額に対
応してカードに直接的あるいは間接的に玉数および金額
を記憶するプリペイドカードを使用しても良い。
【0089】また、遊技場で保管されているカードを、
カードの持ち主にメールおよび郵送でその旨を知らせる
ように構成してもよく、この場合、カードを取り忘れた
遊技者は安心することができるという効果を奏する。
【0090】さらにまた、前記実施の形態では、パチン
コ機について本発明を適用した例を説明したが、スロッ
トマシン等のメダルやコインを遊技媒体とする遊技機に
対しても、適用できることはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】本発明に係る遊技場管理装置によれば、
記録媒体検知手段が記録媒体を検出し、かつ遊技検知手
段が遊技状態を検出しない場合、タイマ手段が所定時間
の計測を開始し、計測終了までに、記録媒体検知手段が
記録媒体を検出し、かつ遊技検知手段が遊技状態を検出
しないと、報知手段が記録媒体が検出された旨を報知す
るから、カードを取り忘れたまま帰ってしまう遊技者を
減らすことが可能であり、また、遊技者が万一カードを
取り忘れた際に他の遊技者にそのカードを使用されるこ
とを未然に防ぐことができる。
【0092】しかも、遊技中に幾度となく記録媒体を出
し入れするなどの操作が必要がなく、遊技者は遊技に集
中することができる。また、記録媒体が挿入されている
遊技媒体貸出機に対応する遊技機を、他の遊技者が遊技
できるような状態に迅速かつ確実に戻すことができ、遊
技機全体の稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る第1実施の形態
に係る遊技場管理装置の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る第1実施の形態
に係る遊技場管理装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
を装備した遊技場全体を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
を構成する玉貸機および計数機をパチンコ機に設置した
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
を構成する玉貸機を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
を構成する管理装置を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
を構成する管理装置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
を構成する管理装置に入力された各信号の状態を示す説
明図である。
【図9】本発明の第1実施の形態に係る遊技場管理装置
において、玉貸機に忘れられたカードの返却までを示す
フローチャートである。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る遊技場管理装
置を構成する管理装置に入力された各信号の状態を示す
説明図である。
【図11】本発明の第2実施の形態に係る遊技場管理装
置において、玉貸機に忘れられたカードの返却までを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…遊技島 2…パチンコ機 4…前皿 5…下皿 8…中継器 9…島コントローラ 10…玉貸機(遊技媒体貸出機) 11…紙幣投排口 12…硬貨投入口 12a…硬貨返却口 12b…硬貨返却ボタン 13…カード挿排口 14…玉放出ノズル 15…表示手段 16a…精算ボタン 16b…玉戻しボタン 16c…暗証番号入力部 17…CPU 18A…紙幣識別手段 18B…硬貨識別手段 18C…カード識別手段 18D…玉放出制御部 20…計数機 21…ヒンジ部 22…玉投入口 23…計数手段 24…レシート発券手段 24a…レシート払出口 30…管理装置 31…制御手段(CPU) 31A…条件判断部 31B…タイマ制御部 31C…報知制御部 32…貸出・計数情報記憶部 33…操作部 34…表示部 35…出力部 36…タイマ手段 35…音声出力装置(報知手段) 40…ホール管理コンピュータ 50…景品管理端末機 60…POS装置 80…記録媒体検知手段 81…遊技検知手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機と、
    該遊技機に対応して設置され、遊技媒体数データが直接
    的もしくは間接的に記憶された記憶媒体を挿入すること
    により、前記記憶媒体に記憶されている遊技媒体数デー
    タの範囲内の遊技媒体を放出する遊技媒体貸出機とを多
    数装備した遊技場における遊技場管理装置において、 前記遊技機が遊技状態であるか否かを検出する遊技検知
    手段と、 前記遊技媒体貸出機に前記記録媒体が挿入されているか
    否かを検出する記録媒体検知手段と、 前記遊技検知手段および記録媒体検知手段からの検出信
    号を入力し、所定の信号を出力する制御手段と、 前記記録媒体検知手段が記録媒体を検出し、かつ前記遊
    技検知手段が遊技状態を検出しない場合に、前記制御手
    段からの信号に基づき、所定時間の計測を開始するタイ
    マ手段と、 前記タイマ手段が所定時間を計測し終わるまでの間に、
    前記記録媒体検知手段が記録媒体を検出し、かつ前記遊
    技検知手段が遊技状態を検出しない場合に、前記制御手
    段からの信号に基づき、少なくとも記録媒体が検出され
    た旨を報知する報知手段とを有することを特徴とする遊
    技場管理装置。
  2. 【請求項2】前記報知手段は、遊技場内にて店内放送を
    行う音声出力装置であることを特徴とする請求項1記載
    の遊技場管理装置。
  3. 【請求項3】前記報知手段は、遊技場内にて従業員に対
    して個別に通信連絡を行う音声出力装置であることを特
    徴とする請求項1記載の遊技場管理装置。
  4. 【請求項4】前記報知手段は、遊技場内における店内放
    送と、従業員に対する個別の通信連絡とを選択的に行え
    る音声出力装置であることを特徴とする請求項1記載の
    遊技場管理装置。
  5. 【請求項5】遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機と、
    該遊技機に対応して設置され、遊技媒体数データが直接
    的もしくは間接的に記憶された記憶媒体を挿入すること
    により、前記記憶媒体に記憶されている遊技媒体数デー
    タの範囲内の遊技媒体を放出する遊技媒体貸出機とを多
    数装備した遊技場における遊技場管理装置において、 前記遊技機が遊技状態であるか否かを検出する遊技検知
    手段と、 前記遊技媒体貸出機に前記記録媒体が挿入されているか
    否かを検出する記録媒体検知手段と、 前記遊技検知手段および記録媒体検知手段からの検出信
    号を入力し、所定の信号を出力する制御手段と、 前記記録媒体検知手段が記録媒体を検出し、かつ前記遊
    技検知手段が遊技状態を検出した場合に、前記制御手段
    からの信号に基づき、所定時間の計測を開始する第1タ
    イマ手段と、 前記第1タイマ手段が所定時間を計測し終わるまでの間
    に、前記記録媒体検知手段が記録媒体を検出し、かつ前
    記遊技検知手段が遊技状態を検出しない場合に、前記制
    御手段からの信号に基づき、少なくとも記録媒体が検出
    された旨を報知する第1報知手段と、 前記第1タイマ手段が所定時間を計測し終えた後に、前
    記制御手段からの信号に基づき、再度所定時間の計測を
    開始する第2タイマ手段と、 前記第2タイマ手段が所定時間を計測し終わるまでの間
    に、前記記録媒体検知手段が記録媒体を検出し、かつ前
    記遊技検知手段が遊技状態を検出しない場合に、前記制
    御手段からの信号に基づき、少なくとも記録媒体が検出
    された旨を報知する第2報知手段とを有することを特徴
    とする遊技場管理装置。
  6. 【請求項6】前記第1報知手段は、遊技場内にて店内放
    送を行う音声出力装置であり、 前記第2報知手段は、遊技場内にて従業員に対して個別
    に通信連絡を行う音声出力装置であることを特徴とする
    請求項5記載の遊技場管理装置。
  7. 【請求項7】前記第1報知手段および第2報知手段は、
    遊技場内における店内放送と、従業員に対する個別の通
    信連絡とを選択的に行える一つの音声出力装置であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の遊技場管理装置。
  8. 【請求項8】前記遊技機は、遊技媒体を遊技領域に打ち
    込むことにより遊技を行うように構成され、 前記遊技検知手段は、前記遊技領域に遊技者が打ち込ん
    だ遊技媒体を検出するセンサであることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6または7記載の遊技場管理
    装置。
  9. 【請求項9】前記遊技機と前記遊技媒体貸出機とに接続
    され、前記遊技機および前記遊技媒体貸出機から出力さ
    れる情報を収集管理する管理装置を備え、 前記管理装置に、前記制御手段が含まれることを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の
    遊技場管理装置。
  10. 【請求項10】前記遊技媒体貸出機は、前記遊技機に一
    体的に設けられたことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8または9記載の遊技場管理装置。
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