JPH11114083A - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

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JPH11114083A
JPH11114083A JP28573397A JP28573397A JPH11114083A JP H11114083 A JPH11114083 A JP H11114083A JP 28573397 A JP28573397 A JP 28573397A JP 28573397 A JP28573397 A JP 28573397A JP H11114083 A JPH11114083 A JP H11114083A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被遮蔽部2を遮蔽したシート体17の下端部の
重錘体21を床面16に着床した状態に保持し、耐火スクリ
ーンの場合は遮煙等の気密性能及び耐火性能を高めるス
クリーン装置を提供する。 【解決手段】 被遮蔽部2の両側部に相対して固定し対
向した上下方向の挿入口3を有するガイドレール1と、
ガイドレール1の挿入口3に幅方向の両側端部をそれぞ
れ挿入して昇降自在に設け被遮蔽部2を遮蔽するシート
体17と、このシート体17の下端部に設けガイドレール1
の挿入口3に両側端部を昇降自在に挿入しシート体17の
下降により被遮蔽部2の床面16に着床する重錘体21とを
具備する。ガイドレール1の少なくとも一方のガイドレ
ール1は被遮蔽部2を遮蔽したシート体17の下端部の重
錘体21を床面16に着床した状態に保持する重錘保持手段
32を有する。重錘保持手段32は係合ピン26、フック35及
びスプリング36を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン装置に係
り、たとえば、建物内の所定の位置を防火区画として遮
蔽し火災時に煙りの拡散と延焼を防止したり、また、建
物内の所定の位置を遮蔽して建物内の温度の保持、建物
内への風及び塵埃の侵入を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクリーン装置として
は、たとえば、建物内の所定の位置を防火区画として遮
蔽する耐火スクリーン装置が提案されている。この耐火
スクリーン装置は、たとえば、建物内の所定の位置の両
側部に相対して固定され互いに対向して挿入口を上下方
向に形成したガイドレールと、この両側部のガイドレー
ルの挿入口に幅方向の両側端部をそれぞれ挿入して昇降
自在に設けられ前記両側部のガイドレール間を遮蔽する
不燃性布地にて形成された不燃性シート体と、この不燃
性シート体の下端部に取り付けられこの不燃性シート体
にて前記両側部のガイドレール間を遮蔽する際にこの両
側部のガイドレール間の床面に着床する重錘体と、を具
備した構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記耐火スクリーン装
置では、不燃性シート体を下降して重錘体を床面に着床
させることにより両側部のガイドレール間が遮蔽される
ものであるが、この不燃性シート体及び重錘体にて被遮
蔽部を遮蔽した火災時に、熱風等により不燃性シート体
が煽られて押圧されると、その圧力により不燃性シート
体が撓み、この不燃性シート体の下端部の重錘体が床面
上に持ち上げられ、この重錘体の下面と床面との間に隙
間が開口され、この隙間から熱風等が流出し易くなり、
遮煙等の気密性能が損なわれることがある、という問題
がある。
【0004】また、不燃性シート体は不燃性布地にて形
成されているため、この不燃性シート体は火災時に熱風
等の火災熱により加熱されると、この不燃性シート体が
この不燃性シート体の高さ方向に熱収縮してこの不燃性
シート体にて重錘体が持ち上げられると、この重錘体の
下面と床面との間に隙間が開口され、この隙間から熱風
または火炎等が流出し易くなり、耐火性能が損なわれる
ことがある、という問題がある。
【0005】また、シート体及びこのシート体の下端部
に設けた重錘体にて建物内の所定の位置を遮蔽して建物
内の温度の保持、建物内への風及び塵埃の侵入を防止す
るスクリーン装置では、外気等によりシート体が煽られ
て押圧されると、その圧力によりシート体が撓み、この
シート体の下端部の重錘体が床面上に持ち上げられ、こ
の重錘体の下面と床面との間に隙間が開口され、この隙
間から外気等が流入し易くなり、建物内の温度の保持、
建物内への風及び塵埃の侵入を防止できない等気密性能
が損なわれることがある、という問題がある。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、被遮蔽部を遮蔽したシート体の下端部の重錘
体を床面に着床した状態に確実に保持できるようにし、
これにより、不燃性シート体を用いる耐火スクリーンの
場合は遮煙等の気密性能及び耐火性能を高めることがで
き、また、外気等を遮断するスクリーンの場合は建物内
の温度の保持、建物内への風及び塵埃の侵入を防止して
気密性能を高めることができるスクリーン装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに
対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、
この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側端部
をそれぞれ挿入して昇降自在に設けられ前記被遮蔽部を
遮蔽するシート体と、このシート体の下端部に設けられ
前記両側部のガイドレールの挿入口に両側端部をそれぞ
れ昇降自在に挿入し前記シート体の下降により前記被遮
蔽部の床面に着床する重錘体と、を具備し、前記両側部
のガイドレールの少なくとも一方のガイドレールは、前
記被遮蔽部を遮蔽した前記シート体の下端部の重錘体を
床面に着床した状態に保持する重錘保持手段を有する、
ものである。
【0008】そして、被遮蔽部を遮蔽する場合はシート
体を下降することにより、このシート体は幅方向の両側
端部が両側部のガイドレールの挿入口に沿って、かつ、
重錘体の重量によりスムーズに下降され、この重錘体が
被遮蔽部の床面に着床されることにより、この重錘体及
びシート体にて被遮蔽部が確実に遮蔽される。
【0009】また、重錘体が被遮蔽部の床面に着床され
ることにより重錘保持手段が作動し、この重錘保持手段
にてシート体の下端部の重錘体が床面に着床した状態に
保持され、この重錘体の下面と床面との間が気密に閉塞
した状態に保持される。したがって、シート体及び重錘
体にて被遮蔽部が全体的に気密に遮蔽される。
【0010】つぎに、たとえば、シート体及び重錘体に
て被遮蔽部を遮蔽した火災時に、熱風等によりシート体
が煽られて押圧されると、その圧力によりシート体が多
少撓むが、このシート体の下端部の重錘体が重錘保持手
段にて床面に着床した状態に保持されていることによ
り、この重錘体が床面上に持ち上げられることがなく、
この重錘体の下面と床面との間に熱風等が流出する隙間
が開口することがなく、したがって、遮煙等の気密性能
が損なわれることがない。
【0011】また、シート体が火災時の熱風等の火災熱
により加熱され、このシート体がこのシート体の高さ方
向に多少熱収縮しても、このシート体の下端部の重錘体
が重錘保持手段にて床面に着床した状態に保持されてい
ることにより、この重錘体が床面上に持ち上げられるこ
とがなく、この重錘体の下面と床面との間に熱風等が流
出する隙間が開口することがなく、したがって、耐火性
能が損なわれることがない。
【0012】したがって、シート体及び重錘体にて被遮
蔽部を遮蔽した耐火スクリーンとして十分な遮煙等の気
密性能及び耐火性能が得られ、火災時に煙りの拡散と延
焼を防止できる。
【0013】つぎに、シート体及び重錘体にて被遮蔽部
を遮蔽した状態おいて、外気等によりシート体が煽られ
て押圧されると、その圧力によりシート体が多少撓む
が、このシート体の下端部の重錘体が重錘保持手段にて
床面に着床した状態に保持されていることにより、この
重錘体が床面上に持ち上げられることがなく、この重錘
体の下面と床面との間に外気等が流入する隙間が開口す
ることがなく、したがって、外気等が流入し難く、建物
内の温度の保持、建物内への風及び塵埃の侵入が防止さ
れ、気密性能が損なわれることがない。
【0014】したがって、シート体及び重錘体にて建物
内の所定の位置の被遮蔽部を遮蔽したスクリーン装置と
して十分な気密性能が得られ、建物内の温度の保持、建
物内への風及び塵埃の侵入を防止できる。
【0015】請求項2記載のスクリーン装置は、請求項
1記載のスクリーン装置において、重錘保持手段は、重
錘体の側端部に突設された係合ピンと、少なくとも一方
のガイドレール内に回動可能に軸支され前記係合ピンの
下降時はこの係合ピンの下降位置から後退しこの係合ピ
ンの通過後はこの係合ピン上に突出してこの係合ピンの
上昇を阻止する進退可能なフックと、このフックを前記
係合ピンの下降位置に常時突出附勢するスプリングと、
を有する、ものである。
【0016】そして、被遮蔽部を遮蔽する場合はシート
体を下降することにより、このシート体は幅方向の両側
端部が両側部のガイドレールの挿入口に沿って、かつ、
重錘体の重量によりスムーズに下降される。
【0017】また、この重錘体が所定の位置に下降され
ると、この重錘体の係合ピンがフックに当接され、この
係合ピンにてフックがスプリングに抗して係合ピンの下
降位置から後退され、この係合ピンがフックを通過する
とともに、この係合ピンを有する重錘体が被遮蔽部の床
面に着床される。
【0018】また、係合ピンがフックを通過すると、こ
のフックがスプリングの復帰力により係合ピンの下降位
置に突出され、このフックが係合ピン上に突出してこの
係合ピンに係合し、このフックにて係合ピンの上昇が阻
止される。
【0019】したがって、重錘体及びシート体にて被遮
蔽部が確実に遮蔽されるとともに、重錘保持手段にて重
錘体が被遮蔽部の床面に着床した状態に保持され、この
重錘体の下面と床面との間が気密に閉塞された状態に保
持される。そして、シート体及び重錘体にて被遮蔽部が
全体的に気密に遮蔽される。
【0020】請求項3記載のスクリーン装置は、請求項
2記載のスクリーン装置において、フックは、係合ピン
の下降位置に突出した状態で係合ピンの下降を案内する
ピン案内部と、このピン案内部を通過した係合ピン上に
突出してこの係合ピンに係合するピン係合部と、を有す
る、ものである。
【0021】そして、重錘体が所定の位置に下降される
と、この重錘体の係合ピンがフックのピン案内部に当接
して下降され、この係合ピンにてフックがスプリングに
抗して係合ピンの下降位置から後退され、この係合ピン
がフックのピン案内部を通過するとともに、この係合ピ
ンを有する重錘体が被遮蔽部の床面に着床される。
【0022】また、係合ピンがフックのピン案内部を通
過すると、このフックがスプリングの復帰力により係合
ピンの下降位置に突出され、このフックのピン係合部が
係合ピン上に突出してこの係合ピンに係合し、このフッ
クのピン係合部にて係合ピンの上昇が阻止される。
【0023】したがって、重錘体及びシート体にて被遮
蔽部が確実に遮蔽されるとともに、重錘保持手段にて重
錘体が被遮蔽部の床面に着床した状態に保持され、この
重錘体の下面と床面との間が気密に閉塞された状態に保
持される。そして、シート体及び重錘体にて被遮蔽部が
全体的に気密に遮蔽される。
【0024】請求項4記載のスクリーン装置は、請求項
2または3記載のスクリーン装置において、フックは、
上下方向に位置調節自在に設けられている、ものであ
る。
【0025】そして、ガイドレール内にフックを設ける
際にフックを上下方向に位置を調節することにより、ま
たは、ガイドレール内に設けたフックを調節する際にフ
ックを上下方向に位置を調節することにより、このフッ
クを、被遮蔽部の床面に着床した重錘体の係合ピンに係
合する適正位置に簡単に設定することができる。
【0026】これにより、この重錘体の係合ピン及びこ
の係合ピンに係合するフックにて被遮蔽部を遮蔽したシ
ート体の下端部の重錘体を床面に着床した状態に確実に
保持でき、すなわち、重錘体の下面と床面との間に熱風
等が流出入する隙間が開口することがない状態に重錘体
が確実に保持される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0028】本発明の一実施の形態を、建物内の所定の
位置を防火区画として遮蔽する出入口、非常口及び通路
等の開口部を被遮蔽部として遮蔽する耐火スクリーン装
置について説明する。
【0029】1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれ
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は互いに対向し
て上下方向の挿入口3を開口して断面略コ字形状に形成
されている。前記挿入口3は、前記ガイドレール1の内
側板部4にそれぞれ形成され、その開口縁部に相対して
形成された上下方向の案内片5をそれぞれ有している。
【0030】また、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁
部6に前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ挿
入したスクリーンボックス7が固定され、このスクリー
ンボックス7は下端部に前記左右のガイドレール1の挿
入口3にそれぞれ連通して開口した左右方向の案内口8
を有している。
【0031】また、前記スクリーンボックス7内には左
右方向の巻取ドラム9を有する巻取軸10が回転自在に軸
架され、この巻取軸10の一端部にはこの巻取軸10を駆動
回転する回転輪11が固着されている。また、前記スクリ
ーンボック7内に正逆転可能なモータ12が固定され、こ
のモータ12の出力軸13に前記回転輪11に対向する位置に
駆動輪14が固着され、この駆動輪14と前記回転輪11との
間には無端回行体15が回行自在に懸架されている。
【0032】前記モータ12は図示しない制御手段からの
火災信号等の出力信号により作動され、このモータ12の
出力は減速されて前記巻取軸10に伝達されるようになっ
ている。また、前記モータ12は後述する不燃性重錘体が
前記被遮蔽部2の床面16に着床する着床位置に合わせて
設定された所定の回転数の回転で自動的に停止されるよ
うになっている。また、前記モータ12は後述する不燃性
重錘体が前記被遮蔽部2の床面16に着床することにより
検知される検知信号を入力した前記制御手段からの停止
信号により作動が停止されるようにしてもよい。
【0033】つぎに、前記巻取ドラム9に前記被遮蔽部
2を遮蔽する昇降自在のシート体17の上端部が固着され
て巻き付けられ、このシート体17は幅方向の両側端部を
前記左右のガイドレール1の挿入口3に昇降自在に挿入
した挿入部18としてそれぞれ形成されている。前記シー
ト体17は不燃性シート体19にて形成されている。以下シ
ート体17を不燃性シート体19として説明する。
【0034】また、前記不燃性シート体19の下端部に両
端部を前記左右のガイドレール1の挿入口3に昇降自在
に挿入した挿入部20としてそれぞれ形成された重錘体21
が設けられている。この重錘体21は不燃性重錘体22にて
形成されている。以下重錘体21は不燃性重錘体22として
説明する。
【0035】前記不燃性重錘体22は、前記不燃性シート
体19の下端部を折り返すとともに、この折返し片部23の
上端部を不燃性シート体19に重ね合わせて一体に固定し
て両側端部を開口して形成された中空の袋状体24と、こ
の袋状体24内にこの袋状体24の一端部の開口部から挿入
して収容された不燃性の偏平板状体25と、を有して構成
されている。
【0036】また、前記不燃性重錘体22の両側端部すな
わち、前記左右のガイドレール1内に位置して前記不燃
性重錘体22の両端部の挿入部20に前後方向の係合ピン26
がそれぞれ挿入部20の両面(挿入部20の厚み方向)に一
体に突設されている。この両端部の係合ピン26は前記左
右のガイドレール1の挿入口3の相対する案内片5から
外方に離間してそれぞれ左右のガイドレール1内に位置
して昇降自在に設けられている。
【0037】しかして、前記袋状体24を形成した折返し
片部23の上端部は前記不燃性シート体19に不燃性の縫着
糸等にて一体に縫着固定されている。また、前記袋状体
24内に前記偏平板状体25を収容することにより、不燃性
重錘体22は比較的厚みの薄い偏平板状に形成され、不燃
性重錘体22の両端部の挿入部20を挿入する前記左右のガ
イドレール1の挿入口3は、前記偏平板状の挿入部20の
厚みに応じて比較的狭い間隔に開口形成されている。ま
た、前記袋状体24を下端部に形成した前記不燃性シート
体19は、たとえば、ガラスクロス、シリカクロス等から
なる一枚仕立ての不燃性布地等にて形成されている。
【0038】つぎに、前記左右のガイドレール1内の下
端部に位置してこのガイドレール1の前後の側板部27に
上下方向のブラケット28がそれぞれ相対して一体に固着
されている。この前後のブラケット28は、上端部及び下
端部に前記ガイドレール1の内側板部4に対向する取付
片29をそれぞれ有し、この各取付片29はねじ孔30をそれ
ぞれ有し、前記上下の取付片29間に係合凹部31をそれぞ
れ有している。
【0039】また、前記左右のガイドレール1内の前後
の側板部27に前記被遮蔽部2を遮蔽した前記不燃性シー
ト体19の下端部の不燃性重錘体22を床面に16に着床した
状態に保持する重錘保持手段32がそれぞれ設けられてい
る。すなわち、前記重錘保持手段32は前記左右のガイド
レール1の挿入口3を中心としてこの挿入口3の前後の
案内片5と、この前後の案内片5が対向する前後の側板
部27との間に位置して前後の側板部27にそれぞれ設けら
れている。
【0040】前記重錘保持手段32は、前記係合ピン26
と、前記前後のブラケット28にそれぞれ上下方向に位置
調節自在に取り付けられる調節フレーム33と、この前後
の調節フレーム33に前後方向の支軸34にてそれぞれ回動
自在に軸支され前記係合ピン26の上昇を阻止するフック
35と、この前後のフック35をそれぞれ附勢するスプリン
グ36と、前記前後のフック35を所定の位置に保持する前
後方向のストッパー37と、を有している。
【0041】前記調節フレーム33は、前記左右のガイド
レール1の内側板部4側に位置して前記前後のブラケッ
ト28の上下の取付片29に取り付ける上下方向の第1の取
付板38と、この第1の取付板38の幅方向の一側端部に一
体に形成され前記前後のブラケット28の係合凹部31に挿
入し前後の側板部27に対向する左右方向の第2の取付板
39と、を有して形成されている。
【0042】また、前記第1の取付板38は、上端部及び
下端部に前記前後のブラケット28の上下の取付片29のね
じ孔30にそれぞれ連通する上下方向の取付長孔40をそれ
ぞれ有している。そして、前記第1の取付板38の上下の
取付長孔40から前記前後のブラケット28の上下の取付片
29のねじ孔30にワッシャ41を介して固定ねじ42がそれぞ
れ螺着され、この各固定ねじ42にて前記前後のブラケッ
ト28の上下の取付片29に前記第1の取付板38が上下方向
に位置調節自在に取り付けられている。
【0043】また、前記第2の取付板39は、下端部に前
記ガイドレール1の挿入口3に向かって一体に突出され
た前記前後方向の支軸34及びこの支軸34の上方に位置し
てこの支軸34と平行に一体に突出された前記前後方向の
ストッパー37をそれぞれ有している。
【0044】前記フック35は、下端部に前記支軸34を挿
通する挿通孔43をそれぞれ有し、上端部に前記第1の取
付板38に対向する側端部に位置してこの第1の取付板38
に向かって下降傾斜して形成され前記係合ピン26の下降
を案内するピン案内部44をそれぞれ有するとともに、こ
のピン案内部44の下端部にこのピン案内部44を通過した
係合ピン26に係合するピン係合部45をそれぞれ有してい
る。
【0045】また、前記ピン係合部45は、前記ピン案内
部44の下端部に連続して切欠形成された係合凹部46の上
端部に形成され、この係合凹部46の下端部が前記ストッ
パー37に係止する係止部47としてそれぞれ形成されてい
る。
【0046】また、前記支軸34の基端部の大径部とこの
支軸34に取り付けた平座金48との間に位置した前記支軸
34に前記コイル状のスプリング36がそれぞれ装着され、
前記平座金48を介して前記フック35の前記挿通孔43に前
記支軸34がそれぞれ挿通され、かつ、この支軸34を中心
として前記フック35が上下方向に回動自在に軸支され、
このフック35の挿通孔43の開口縁部に平座金49を介して
前記支軸34の先端部に形成されたねじ軸部50にナット51
がそれぞれ螺着されている。
【0047】また、前記ストッパー37にフック35の係止
部47がそれぞれ係合した状態において前記スプリング36
の一端部の係止部52が前記フック35にそれぞれ係止さ
れ、このスプリング36の他端部の係止部53が前記第2の
取付板39にそれぞれ係止され、このスプリング36にてフ
ック35のピン案内部44が前記係合ピン26の下降位置にそ
れぞれ常時突出するように附勢されている。
【0048】そして、このフック35のピン案内部44に係
合ピン26が係合してこの係合ピン26がピン案内部44を押
動しながら下降することにより、この係合ピン26にてピ
ン案内部44を介してフック35がスプリング36に抗して支
軸34を中心として後退回動され、この係合ピン26がフッ
ク35のピン案内部44を通過した後はスプリング36の復帰
力により支軸34を中心としてフック35が進出回動され、
このフック35のピン案内部44が再び係合ピン26の下降位
置に突出されるとともに、このフック35のピン係合部45
が係合ピン26上に突出して係合ピン26の上昇を阻止する
ようになっている。
【0049】なお、前記調節フレーム33の対向する面部
に位置して前記左右のガイドレール1の内側板部4に前
記重錘保持手段32を調節操作する調節口54がそれぞれ開
口され、この調節口54の上端縁部及び下端縁部に取付板
55がそれぞれ一体に突出され、この上下の取付板55に前
記重錘保持手段32を被覆する図示しない蓋体を着脱自在
に取り付けるねじ孔56がそれぞれ形成されている。
【0050】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0051】左右のガイドレール1内にフック35を有す
る重錘保持手段32を取り付ける際は、左右のガイドレー
ル1内の前後のブラケット28の係合凹部31内に調節フレ
ーム33の第2の取付板39をそれぞれ挿入するとともに、
この調節フレーム33の第1の取付板38の上端部及び下端
部を前後のブラケット28の上下の取付片29にそれぞれ当
接する。
【0052】また、第1の取付板38の上端部及び下端部
の取付長孔40から前後のブラケット28の上下の取付片29
のねじ孔30にワッシャ41を介して固定ねじ42をそれぞれ
挿入して螺着し、これら各固定ねじ42を弛緩した状態に
おいて、前後のブラケット28の上下の取付片29に沿って
前後の第1の取付板38をそれぞれ上下動調節する。
【0053】そして、この第1の取付板38に一体の第2
の取付板39に軸支したフック35をそれぞれ上下方向に位
置を調節し、これらフック35を、被遮蔽部2の床面16に
着床する不燃性重錘体22の両端部の係合ピン26に係合す
る適正位置に設定するとともに、各固定ねじ42をそれぞ
れ締め付けることにより、左右のガイドレール1内にフ
ック35を有する重錘保持手段32が簡単に取り付けられ、
これらフック35が床面16に着床した不燃性重錘体22を保
持する適正位置に簡単に設定される。
【0054】また、左右のガイドレール1内に取り付け
た重錘保持手段32のフック35を上下方向に設定位置を調
節する場合も前記の場合と同様に調節操作することによ
り、重錘保持手段32のフック35が床面16に着床した不燃
性重錘体22を保持する適正位置に簡単に調節設定され
る。
【0055】そして、左右のガイドレール1の挿入口3
を挟んだ前後の調節口54の上下の取付板55に図示しない
蓋体の上下端部をそれぞれ当接し、この前後の蓋体の上
下端部から上下の取付板55のねじ孔56に図示しない固定
ねじを締め付けることにより、この前後の蓋体にて前後
の調節口54が閉塞されるとともに、重錘保持手段32が露
出することなく被覆される。
【0056】つぎに、被遮蔽部2を遮蔽する際、たとえ
ば、被遮蔽部2を遮蔽する火災時に火災信号によりモー
タ12が作動されると、このモータ12からの出力により巻
取軸10が不燃性シート体19を巻き戻す方向に駆動回転さ
れ、この巻取軸10の巻取ドラム9から不燃性シート体19
が順次巻き戻される。
【0057】そして、不燃性シート体19が下降されるこ
とにより、この不燃性シート体19は幅方向の両側端部の
挿入部18が左右のガイドレール1の挿入口3に沿って、
かつ、不燃性重錘体22の重量によりスムーズに下降さ
れ、モータ12が設定された所定の回転数を回転して停止
するとともに不燃性重錘体22が被遮蔽部2の床面16に着
床され、この不燃性重錘体22及び不燃性シート体19にて
被遮蔽部2が確実に遮蔽される。
【0058】この際、不燃性重錘体22が所定の位置に下
降されると、この不燃性重錘体22の両端部の係合ピン26
が左右のガイドレール1内のフック35のピン案内部44に
それぞれ当接され、この左右の係合ピン26がそれぞれの
フック35のピン案内部44を押動しながら下降するととも
に、この左右の係合ピン26にて左右のフック35がスプリ
ング36に抗して支軸34を中心として係合ピン26の下降位
置から後退回動され、この左右の係合ピン26がそれぞれ
フック35のピン案内部44を通過するとともに、この係合
ピン26を有する不燃性重錘体22が被遮蔽部2の床面16に
着床される。
【0059】また、不燃性重錘体22の両端部の係合ピン
26がそれぞれのフック35のピン案内部44を通過すると、
この左右のフック35がそれぞれのスプリング36の復帰力
により支軸34を中心として係合ピン26の下降位置に向か
って進出回動され、この左右のフック35のピン係合部45
がそれぞれの係合ピン26上に突出してその係合ピン26に
係合し、この左右のフック35のピン係合部45にてそれぞ
れの係合ピン26の上昇が阻止される。
【0060】したがって、不燃性重錘体22及び不燃性シ
ート体19にて被遮蔽部2が確実に遮蔽されるとともに、
重錘保持手段32にて不燃性重錘体22が被遮蔽部2の床面
16に着床した状態に保持され、この不燃性重錘体22の下
面と床面16との間が気密に閉塞された状態に保持され
る。そして、不燃性シート体19及び不燃性重錘体22にて
被遮蔽部2が全体的に気密に遮蔽される。
【0061】つぎに、不燃性シート体19及び不燃性重錘
体22にて被遮蔽部2を遮蔽した火災時に、熱風等により
不燃性シート体19が煽られて押圧されると、その圧力に
より不燃性シート体19が多少撓むが、この不燃性シート
体19の下端部の不燃性重錘体22が重錘保持手段32のフッ
ク35にて床面16に着床した状態に保持されていることに
より、この不燃性重錘体22が床面16上に持ち上げられる
ことがなく、この不燃性重錘体22の下面と床面16との間
に熱風等が流出する隙間が開口することがなく、したが
って、遮煙等の気密性能が損なわれることがない。
【0062】また、不燃性シート体19が火災時の熱風等
の火災熱により加熱され、この不燃性シート体19がこの
不燃性シート体19の高さ方向に多少熱収縮しても、この
不燃性シート体19の下端部の不燃性重錘体22が重錘保持
手段32のフック35にて床面16に着床した状態に保持され
ていることにより、この不燃性重錘体22が床面16上に持
ち上げられることがなく、この不燃性重錘体22の下面と
床面16との間に熱風等が流出する隙間が開口することが
なく、したがって、耐火性能が損なわれることがない。
【0063】したがって、不燃性シート体19及び不燃性
重錘体22にて被遮蔽部2を遮蔽した耐火スクリーンとし
て十分な遮煙等の気密性能及び耐火性能が得られ、火災
時に煙りの拡散と延焼を防止できる。
【0064】つぎに、シート体17及び重錘体21にて被遮
蔽部2を遮蔽した状態おいて、外気等によりシート体17
が煽られて押圧されると、その圧力によりシート体17が
多少撓むが、このシート体17の下端部の重錘体21が重錘
保持手段32のフック35にて床面16に着床した状態に保持
されていることにより、この重錘体21が床面16上に持ち
上げられることがなく、この重錘体21の下面と床面16と
の間に外気等が流入する隙間が開口することがなく、し
たがって、外気等が流入し難く、建物内の温度の保持、
建物内への風及び塵埃の侵入が防止され、気密性能が損
なわれることがない。
【0065】したがって、シート体17及び重錘体21にて
建物内の所定の位置の被遮蔽部2を遮蔽したスクリーン
シャッターとして十分な気密性能が得られ、建物内の温
度の保持、建物内への風及び塵埃の侵入が防止される。
【0066】このように、不燃性シート体19及び不燃性
重錘体22にて被遮蔽部2を遮蔽した場合には、耐火スク
リーンとして十分な遮煙等の気密性能及び耐火性能が得
られ、また、シート体17及び重錘体21にて被遮蔽部2を
遮蔽した場合には、建物内の温度の保持、建物内への風
及び塵埃の侵入を防止するスクリーンシャッターとして
十分な気密性能が得られる。
【0067】つぎに、前記実施の形態では、左右のガイ
ドレール1内に挿入口3を介して前後に相対してフック
35を有する別体の調節フレーム33をそれぞれ上下方向に
位置調節自在に設ける場合について説明したが、これに
限らず、相対してフック35を有する前後の別体の調節フ
レーム33は、それぞれの相対する第2の取付板39を補助
ブラケット等の連結部材にて一体に、または着脱可能に
連結するようにしてもよい。
【0068】このように構成することにより、相対して
フック35を有する前後の調節フレーム33は連結された状
態でユニットとして左右のガイドレール1内に容易に組
み付けられ、また、挿入口3を介して相対してフック35
を有する前後の調節フレーム33はユニットとして左右の
ガイドレール1内の前後のブラケット28に対して上下方
向に設定位置が容易に調節される。したがって、相対し
てフック35を有する前後の調節フレーム33の組立て及び
調整が更に容易になる。
【0069】つぎに、前記実施の形態では、左右のガイ
ドレール1内に前記挿入口3を介して前後に相対してフ
ック35をそれぞれ上下方向に回動自在に軸支し、この左
右のガイドレール1内の前後のフック35にて不燃性重錘
体22(重錘体21)の両端部の係合ピン26の両端部をそれ
ぞれ同時に係合してこれら係合ピン26の上昇を阻止する
場合について説明したが、これに限らず、フック35は左
右のガイドレール1内の前後の一方側に前記挿入口3に
臨ませて上下方向に回動自在に軸支するようにしてもよ
い。
【0070】このように構成することにより、左右のガ
イドレール1内のフック35にて不燃性重錘体22(重錘体
21)の両端部の係合ピン26をそれぞれ係合してこれら係
合ピン26の上昇を阻止することができる。また、左右の
ガイドレール1内の前後の一方側に挿入口3に臨ませて
フック35を上下方向に回動自在に軸支することにより、
重錘保持手段32が全体的に部品点数が少なく、構成も簡
単になり、ガイドレール1内への組み込み操作及びフッ
ク35の設定位置の調節操作も容易に行なうことができ
る。
【0071】つぎに、前記実施の形態では、左右のガイ
ドレール1内にフック35を有する重錘保持手段32をそれ
ぞれ設ける場合について説明したが、これに限らず、フ
ック35を有する重錘保持手段32は左右のガイドレール1
の中の少なくとも一方のガイドレール1内に設け、不燃
性重錘体22(重錘体21)の一端部に前記一方のガイドレ
ール1内のフック35が係合する係合ピン26を設けるよう
にしてもよい。
【0072】その場合、重錘保持手段32のフック35は一
方のガイドレール1内に挿入口3を介して前後に相対し
てそれぞれ上下方向に回動自在に軸支してもよく、一方
のガイドレール1内に前後の一方側に挿入口3に臨ませ
て上下方向に回動自在に軸支するようにしてもよい。
【0073】このように構成することにより、一方側の
ガイドレール1内のフック35にて不燃性重錘体22(重錘
体21)の一端部の係合ピン26を係合してこの係合ピン26
の上昇を阻止することができる。また、一方側のガイド
レール1内にフック35を上下方向に回動自在に軸支する
ことにより、重錘保持手段32が全体的に部品点数が少な
く、構成も簡単になり、ガイドレール1内への組み込み
操作及びフック35の設定位置の調節操作も容易に行なう
ことができる。
【0074】なお、前記実施の形態において、耐火スク
リーン装置として用いる場合は、被遮蔽部2を遮蔽した
不燃性シート体19の不燃性重錘体22を床面に着床した状
態に重錘保持手段32にて保持するだけでもよいが、スク
リーンシャッターとして用いる場合は、重錘保持手段32
のフック35を回動操作してフック35を係合ピン26から外
す解除手段を設けるようにするとよい。
【0075】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、両側部のガイ
ドレールの少なくとも一方のガイドレールは被遮蔽部を
遮蔽したシート体の下端部の重錘体を床面に着床した状
態に保持する重錘保持手段を有するので、この重錘保持
手段にて被遮蔽部を遮蔽したシート体の下端部の重錘体
を床面に着床した状態の初期設定位置に確実に保持する
ことができ、シート体が熱風等の圧力を受けても重錘体
が持ち上げられることがなく、この重錘体の下面と床面
との間に熱風等が流出する隙間が形成されることを防止
でき、不燃性シート体を用いる耐火スクリーンの場合は
遮煙等の気密性能及び耐火性能を向上することができ、
このため、火災時に煙りの拡散と延焼とを確実に防止で
きる。また、外気等を遮断するスクリーンシャッターの
場合は建物内の温度の保持、建物内への風及び塵埃の侵
入を防止して気密性能を向上することができる。したが
って、シート体及び重錘体にて被遮蔽部を十分に遮蔽す
ることができる実用性の高いスクリーン装置を提供する
ことができる。
【0076】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、重錘体が所定の位置に下降してこの重錘
体の係合ピンがフックに当接すると、この係合ピンにて
フックがスプリングに抗して係合ピンの下降位置から後
退され、この係合ピンがフックを通過するとともに、こ
の係合ピンを有する重錘体が被遮蔽部の床面に着床さ
れ、係合ピンがフックを通過すると、このフックがスプ
リングの復帰力により係合ピンの下降位置の係合ピン上
に突出してこの係合ピンに係合し、このフックにて係合
ピンの上昇を確実に阻止でき、したがって、この重錘体
の下面と床面との間を気密に閉塞された状態に確実に保
持できる。
【0077】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、重錘体が所定の位置に下降してこの重錘
体の係合ピンがフックのピン案内部に当接して下降され
ると、この係合ピンにてフックがスプリングに抗して係
合ピンの下降位置から後退され、この係合ピンがフック
のピン案内部を通過するとともに、この係合ピンを有す
る重錘体が被遮蔽部の床面に着床され、係合ピンがフッ
クのピン案内部を通過すると、このフックのピン係合部
がスプリングの復帰力により係合ピンの下降位置の係合
ピン上に突出してこの係合ピンに係合し、このフックの
ピン係合部にて係合ピンの上昇を確実に阻止でき、この
際、フックのピン係合部が係合ピン上に突出してこの係
合ピンに係合することにより、シート体が圧力を受けて
煽られてもフックのピン係合部が係合ピンから外れるこ
とがなく、重錘体が持ち上げられることもなく、したが
って、この重錘体の下面と床面との間を気密に閉塞され
た状態に確実に保持できる。
【0078】請求項4の発明によれば、請求項2または
3の発明の効果に加え、ガイドレール内にフックを設け
る際にフックを上下方向に位置を調節することにより、
または、ガイドレール内に設けたフックを調節する際に
フックを上下方向に位置を調節することにより、このフ
ックを、被遮蔽部の床面に着床した重錘体の係合ピンに
係合する適正位置に簡単に設定することができ、これに
より、この重錘体の係合ピン及びこの係合ピンに係合す
るフックにて被遮蔽部を遮蔽したシート体の下端部の重
錘体を床面に着床した状態に確実に保持でき、重錘体の
下面と床面との間に熱風等が流出入する隙間が開口する
ことがない状態に重錘体を確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスクリーン装置の
正面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上重錘保持手段の分解斜視図である。
【図4】同上重錘保持手段を設けたガイドレールの一部
を切欠した斜視図である。
【図5】同上シート体の下降状態を示す一部の斜視図で
ある。
【図6】同上横断平面図である。
【図7】同上重錘保持手段の作動を示すもので、その
(a) は係合ピンがフックのピン案内部に当接した状態の
説明図、(b) は係合ピンにてフックが回動された状態の
説明図、(c) はフックのピン係合部が係合ピンに係合し
重錘体を保持した状態の説明図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 3 挿入口 16 床面 17 シート体 21 重錘体 26 係合ピン 32 重錘保持手段 35 フック 36 スプリング 44 ピン案内部 45 ピン係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E06B 9/90 E06B 9/17 H 9/20 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互
    いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレール
    と、この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側
    端部をそれぞれ挿入して昇降自在に設けられ前記被遮蔽
    部を遮蔽するシート体と、このシート体の下端部に設け
    られ前記両側部のガイドレールの挿入口に両側端部をそ
    れぞれ昇降自在に挿入し前記シート体の下降により前記
    被遮蔽部の床面に着床する重錘体と、を具備し、 前記両側部のガイドレールの少なくとも一方のガイドレ
    ールは、前記被遮蔽部を遮蔽した前記シート体の下端部
    の重錘体を床面に着床した状態に保持する重錘保持手段
    を有する、 ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 【請求項2】 重錘保持手段は、重錘体の側端部に突設
    された係合ピンと、少なくとも一方のガイドレール内に
    回動可能に軸支され前記係合ピンの下降時はこの係合ピ
    ンの下降位置から後退しこの係合ピンの通過後はこの係
    合ピン上に突出してこの係合ピンの上昇を阻止する進退
    可能なフックと、このフックを前記係合ピンの下降位置
    に常時突出附勢するスプリングと、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 【請求項3】 フックは、係合ピンの下降位置に突出し
    た状態で係合ピンの下降を案内するピン案内部と、この
    ピン案内部を通過した係合ピン上に突出してこの係合ピ
    ンに係合するピン係合部と、を有する、 ことを特徴とする請求項2記載のスクリーン装置。
  4. 【請求項4】 フックは、上下方向に位置調節自在に設
    けられている、 ことを特徴とする請求項2または3記載のスクリーン装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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