JPH1111361A - クローラ走行装置の遊動輪調節機構 - Google Patents
クローラ走行装置の遊動輪調節機構Info
- Publication number
- JPH1111361A JPH1111361A JP18590497A JP18590497A JPH1111361A JP H1111361 A JPH1111361 A JP H1111361A JP 18590497 A JP18590497 A JP 18590497A JP 18590497 A JP18590497 A JP 18590497A JP H1111361 A JPH1111361 A JP H1111361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- idler wheel
- tension
- adjusting mechanism
- track frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クローラ７の脱着や張り調節等の整備作業に
かかる時間を短縮する。 【構成】 遊動輪３をトラックフレーム２に対し前後方
向に進退調節可能に構成し、駆動輪６と遊動輪３の間に
巻回されたクローラ７の張りを調節するクローラ走行装
置１において、トラックフレーム２及び遊動輪３の支持
部材４に互いにネジの切る方向が逆向きの雌ネジ部材１
１，１２を一体的に固定するとともに、中間に多角面部
１４を有し、該多角面部１４を境に互いに逆向きの雄ネ
ジ部を設けた張りボルト１３の両端を、前記両雌ネジ部
材１１，１２に通した構成。
かかる時間を短縮する。 【構成】 遊動輪３をトラックフレーム２に対し前後方
向に進退調節可能に構成し、駆動輪６と遊動輪３の間に
巻回されたクローラ７の張りを調節するクローラ走行装
置１において、トラックフレーム２及び遊動輪３の支持
部材４に互いにネジの切る方向が逆向きの雌ネジ部材１
１，１２を一体的に固定するとともに、中間に多角面部
１４を有し、該多角面部１４を境に互いに逆向きの雄ネ
ジ部を設けた張りボルト１３の両端を、前記両雌ネジ部
材１１，１２に通した構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインやハー
ベスタ等のクローラ走行装置における遊動輪の調節機構
に関する。
ベスタ等のクローラ走行装置における遊動輪の調節機構
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、前記クローラ走行装置の遊動輪調
節機構は、実開平１−１４８９８３号公報に示されてい
るように、遊動輪を押しネジ式の調節機構によってトラ
ックフレームに対して前後方向に進退調節可能に設ける
ことにより、クローラの張り及び脱着作業を行うように
構成している。
節機構は、実開平１−１４８９８３号公報に示されてい
るように、遊動輪を押しネジ式の調節機構によってトラ
ックフレームに対して前後方向に進退調節可能に設ける
ことにより、クローラの張り及び脱着作業を行うように
構成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成によるクローラ走行装置の遊動輪調節機構は、クロー
ラの張り調節や脱着作業を行う際に、調節ネジを正逆転
させて遊動輪を移動しなければならないため、その操作
に長時間を要するとともに制約された狭い空間内で工具
を操作してネジ回し作業を行わなければならないため、
その作業が煩雑で時間がかかるという問題があった。
成によるクローラ走行装置の遊動輪調節機構は、クロー
ラの張り調節や脱着作業を行う際に、調節ネジを正逆転
させて遊動輪を移動しなければならないため、その操作
に長時間を要するとともに制約された狭い空間内で工具
を操作してネジ回し作業を行わなければならないため、
その作業が煩雑で時間がかかるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊動輪をトラ
ックフレームに対し前後方向に進退調節可能に構成し、
駆動輪と遊動輪の間に巻回されたクローラの張りを調節
するクローラ走行装置において、トラックフレーム及び
遊動輪の支持部材に互いにネジの切る方向が逆向きの雌
ネジ部材を一体的に固定するとともに、中間に多角面部
を有し、該多角面部を境に互いに逆向きの雄ネジ部を設
けた張りボルトの両端を、前記両雌ネジ部材に通した構
成にした。又、遊動輪をトラックフレームに対し前後方
向に進退調節可能に構成し、駆動輪と遊動輪の間に巻回
されたクローラの張りを調節するクローラ走行装置にお
いて、トラックフレーム及び遊動輪の支持部材に互いに
ネジの切る方向が逆向きの雄ネジ部材を一体的に固定す
るとともに、中間に多角面部を有し、前後両側に互いに
逆向きの雌ネジ部を設けた張り部材に前記両雄ネジ部材
を通した構成にした。
ックフレームに対し前後方向に進退調節可能に構成し、
駆動輪と遊動輪の間に巻回されたクローラの張りを調節
するクローラ走行装置において、トラックフレーム及び
遊動輪の支持部材に互いにネジの切る方向が逆向きの雌
ネジ部材を一体的に固定するとともに、中間に多角面部
を有し、該多角面部を境に互いに逆向きの雄ネジ部を設
けた張りボルトの両端を、前記両雌ネジ部材に通した構
成にした。又、遊動輪をトラックフレームに対し前後方
向に進退調節可能に構成し、駆動輪と遊動輪の間に巻回
されたクローラの張りを調節するクローラ走行装置にお
いて、トラックフレーム及び遊動輪の支持部材に互いに
ネジの切る方向が逆向きの雄ネジ部材を一体的に固定す
るとともに、中間に多角面部を有し、前後両側に互いに
逆向きの雌ネジ部を設けた張り部材に前記両雄ネジ部材
を通した構成にした。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。１はトラックフレーム２に対し遊動輪３
を前後に調節する調節機構５を備えたコンバインやハー
ベスタ等のクローラ走行装置であり、前記トラックフレ
ーム２に回転自在に取り付けた駆動輪６とトラックフレ
ーム２に摺動自在に挿入した支持部材４に回転自在に取
り付けた遊動輪３との間にクローラ７を巻回すととも
に、このクローラ７の走行接地側をトラックフレーム２
に軸支される複数の転輪８によって走行案内するように
構成している。
いて説明する。１はトラックフレーム２に対し遊動輪３
を前後に調節する調節機構５を備えたコンバインやハー
ベスタ等のクローラ走行装置であり、前記トラックフレ
ーム２に回転自在に取り付けた駆動輪６とトラックフレ
ーム２に摺動自在に挿入した支持部材４に回転自在に取
り付けた遊動輪３との間にクローラ７を巻回すととも
に、このクローラ７の走行接地側をトラックフレーム２
に軸支される複数の転輪８によって走行案内するように
構成している。
【０００６】９，１０はクローラ外れを防止するガイド
部材であり、転輪８，８の間でクローラ７の中央部にお
いてクローラ芯金の横振れを規制案内するようにトラッ
クフレーム２に取り付けている。
部材であり、転輪８，８の間でクローラ７の中央部にお
いてクローラ芯金の横振れを規制案内するようにトラッ
クフレーム２に取り付けている。
【０００７】第１の実施の形態にあっては図１及び図２
に示すように、１１，１２は前記トラックフレーム２及
び前記支持部材４に互いにネジを逆向きに切って一体的
に固定した雌ネジ部材である。１３は中間に六角面部
（多角面部）１４を一体的に設け、該六角面部１４を境
に互いに逆向きの雄ネジを切った張りボルトであり、該
張りボルト１３の両端を前記両雌ネジ部材１１，１２に
通して、前記支持部材４をトラックフレーム２に対して
摺動自在に構成している。
に示すように、１１，１２は前記トラックフレーム２及
び前記支持部材４に互いにネジを逆向きに切って一体的
に固定した雌ネジ部材である。１３は中間に六角面部
（多角面部）１４を一体的に設け、該六角面部１４を境
に互いに逆向きの雄ネジを切った張りボルトであり、該
張りボルト１３の両端を前記両雌ネジ部材１１，１２に
通して、前記支持部材４をトラックフレーム２に対して
摺動自在に構成している。
【０００８】よって、前記クローラ７を張る場合には２
つのロックナット１９，１９を緩め、前記六角面部１４
にスパナをかけて前記張りボルト１３を一方に回すと、
該張りボルト１３が前記両雌ネジ部材１１，１２からそ
れぞれ抜ける方向に移動し、前記遊動輪３が前記クロー
ラ７を張る方向に移動することになり、クローラ７を適
正に張った位置で前記ロックナット１９，１９を締める
ことにより作業が終了する。又、前記クローラ７を緩め
る場合には前記ロックナット１９，１９を緩め、前記張
りボルト１３を他方に回すと、該張りボルト１３が前記
両雌ネジ部材１１，１２にそれぞれ入る方向に移動し、
前記遊動輪３が前記クローラ７を緩める方向に移動す
る。そして、クローラ７の交換作業等を行う。尚、前記
六角面部１４は六角以外の多角面でも良く、又、前記張
りボルト１３に切る雄ネジは六角面部１４以外の全てに
切っても、必要な長さだけ切っても良い。
つのロックナット１９，１９を緩め、前記六角面部１４
にスパナをかけて前記張りボルト１３を一方に回すと、
該張りボルト１３が前記両雌ネジ部材１１，１２からそ
れぞれ抜ける方向に移動し、前記遊動輪３が前記クロー
ラ７を張る方向に移動することになり、クローラ７を適
正に張った位置で前記ロックナット１９，１９を締める
ことにより作業が終了する。又、前記クローラ７を緩め
る場合には前記ロックナット１９，１９を緩め、前記張
りボルト１３を他方に回すと、該張りボルト１３が前記
両雌ネジ部材１１，１２にそれぞれ入る方向に移動し、
前記遊動輪３が前記クローラ７を緩める方向に移動す
る。そして、クローラ７の交換作業等を行う。尚、前記
六角面部１４は六角以外の多角面でも良く、又、前記張
りボルト１３に切る雄ネジは六角面部１４以外の全てに
切っても、必要な長さだけ切っても良い。
【０００９】又、第２の実施の形態にあっては図３及び
図４に示すように、１５，１６は前記トラックフレーム
２及び前記支持部材４に互いにネジを逆向きに切って一
体的に固定した雄ネジ部材である。１７は中間の一部に
六角面部（多角面部）１８を一体的に設け、中間を境に
互いに逆向きの雌ネジを切った張り部材であり、前記両
雄ネジ部材１５，１６の先端を前記張り部材１７の両端
の雌ネジ部に通して、前記支持部材１１をトラックフレ
ーム２に対して摺動自在に構成している。
図４に示すように、１５，１６は前記トラックフレーム
２及び前記支持部材４に互いにネジを逆向きに切って一
体的に固定した雄ネジ部材である。１７は中間の一部に
六角面部（多角面部）１８を一体的に設け、中間を境に
互いに逆向きの雌ネジを切った張り部材であり、前記両
雄ネジ部材１５，１６の先端を前記張り部材１７の両端
の雌ネジ部に通して、前記支持部材１１をトラックフレ
ーム２に対して摺動自在に構成している。
【００１０】よって、前記クローラ７を張る場合には２
つのロックナット２０，２０を緩め、前記六角面部１８
にスパナをかけて前記張り部材１７を一方に回すと、該
張り部材１７が前記両雄ネジ部材１５，１６からそれぞ
れ抜ける方向に移動し、前記遊動輪３が前記クローラ７
を張る方向に移動することになり、クローラ７を適正に
張った位置で前記ロックナット２０，２０を締めること
により作業が終了する。又、前記クローラ７を緩める場
合には前記ロックナット２０，２０を緩め、前記張り部
材１７を他方に回すと、該張り部材１７が前記両雄ネジ
部材１５，１６にそれぞれ入る方向に移動し、前記遊動
輪３が前記クローラ７を緩める方向に移動する。そし
て、クローラ７の交換作業等を行う。尚、前記六角面部
１８は六角以外の多角面でも良く、又、張り部材１７の
全長にわたっていても良く、又、前記張り部材１７に切
る雌ネジは中間を境に全てに切っても、両端に必要な長
さだけ切っても良い。
つのロックナット２０，２０を緩め、前記六角面部１８
にスパナをかけて前記張り部材１７を一方に回すと、該
張り部材１７が前記両雄ネジ部材１５，１６からそれぞ
れ抜ける方向に移動し、前記遊動輪３が前記クローラ７
を張る方向に移動することになり、クローラ７を適正に
張った位置で前記ロックナット２０，２０を締めること
により作業が終了する。又、前記クローラ７を緩める場
合には前記ロックナット２０，２０を緩め、前記張り部
材１７を他方に回すと、該張り部材１７が前記両雄ネジ
部材１５，１６にそれぞれ入る方向に移動し、前記遊動
輪３が前記クローラ７を緩める方向に移動する。そし
て、クローラ７の交換作業等を行う。尚、前記六角面部
１８は六角以外の多角面でも良く、又、張り部材１７の
全長にわたっていても良く、又、前記張り部材１７に切
る雌ネジは中間を境に全てに切っても、両端に必要な長
さだけ切っても良い。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、張
りボルト及び張り部材を従来と同じだけ回転した場合、
遊動輪３の前後に移動する長さが従来と比較して２倍に
なり、クローラの脱着や張り調節等の整備作業時、張り
ボルト及び張り部材を回転する作業工程が半分に短縮で
きるので、狭い空間内の作業にも係わらず作業時間が短
縮できた。
りボルト及び張り部材を従来と同じだけ回転した場合、
遊動輪３の前後に移動する長さが従来と比較して２倍に
なり、クローラの脱着や張り調節等の整備作業時、張り
ボルト及び張り部材を回転する作業工程が半分に短縮で
きるので、狭い空間内の作業にも係わらず作業時間が短
縮できた。
【図１】第１の実施の形態のクローラ走行装置の側面図
である。
である。
【図２】同上の平面図である。
【図３】第２の実施の形態のクローラ走行装置の側面図
である。
である。
【図４】同上の平面図である。
２ トラックフレーム ３ 遊動輪 ４ 支持部材 ６ 駆動輪 ７ クローラ １１ 雌ネジ部材 １２ 雌ネジ部材 １３ 張りボルト １４ 六角面部（多角面部） １５ 雄ネジ部材 １６ 雄ネジ部材 １７ 張り部材 １８ 六角面部（多角面部）
Claims (2)
- 【請求項１】 遊動輪をトラックフレームに対し前後方
向に進退調節可能に構成し、駆動輪と遊動輪の間に巻回
されたクローラの張りを調節するクローラ走行装置にお
いて、トラックフレーム及び遊動輪の支持部材に互いに
ネジの切る方向が逆向きの雌ネジ部材を一体的に固定す
るとともに、中間に多角面部を有し、該多角面部を境に
互いに逆向きの雄ネジ部を設けた張りボルトの両端を、
前記両雌ネジ部材に通して構成したことを特徴とするク
ローラ走行装置の遊動輪調節機構。 - 【請求項２】 遊動輪をトラックフレームに対し前後方
向に進退調節可能に構成し、駆動輪と遊動輪の間に巻回
されたクローラの張りを調節するクローラ走行装置にお
いて、トラックフレーム及び遊動輪の支持部材に互いに
ネジの切る方向が逆向きの雄ネジ部材を一体的に固定す
るとともに、中間に多角面部を有し、前後両側に互いに
逆向きの雌ネジ部を設けた張り部材に前記両雄ネジ部材
を通して構成したことを特徴とするクローラ走行装置の
遊動輪調節機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18590497A JPH1111361A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | クローラ走行装置の遊動輪調節機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18590497A JPH1111361A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | クローラ走行装置の遊動輪調節機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1111361A true JPH1111361A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16178926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18590497A Pending JPH1111361A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | クローラ走行装置の遊動輪調節機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1111361A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1486405A1 (en) * | 2002-03-15 | 2004-12-15 | Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Kaisha | Rubber crawler and crawler traveling equipment |
| US8178613B2 (en) | 2003-03-06 | 2012-05-15 | Dow Corning Toray Company, Ltd. | Acryloxy-functional silicone composition curable by high-energy radiation |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP18590497A patent/JPH1111361A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1486405A1 (en) * | 2002-03-15 | 2004-12-15 | Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Kaisha | Rubber crawler and crawler traveling equipment |
| EP1486405A4 (en) * | 2002-03-15 | 2006-11-15 | Fukuyama Rubber Ind | RUBBER CHENILLE AND RUBBER CRAWLER |
| US8178613B2 (en) | 2003-03-06 | 2012-05-15 | Dow Corning Toray Company, Ltd. | Acryloxy-functional silicone composition curable by high-energy radiation |
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