JPH11113188A - パワーコンディショナ用表示器およびそれを用いた分散型電源システム - Google Patents

パワーコンディショナ用表示器およびそれを用いた分散型電源システム

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JPH11113188A
JPH11113188A JP9268523A JP26852397A JPH11113188A JP H11113188 A JPH11113188 A JP H11113188A JP 9268523 A JP9268523 A JP 9268523A JP 26852397 A JP26852397 A JP 26852397A JP H11113188 A JPH11113188 A JP H11113188A
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JP9268523A
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Nobuyuki Toyoura
信行 豊浦
Masao Mabuchi
雅夫 馬渕
Yoshihiro Ueda
佳弘 上田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常時、交流電力出力状態のチェックを可能にし
て利便性を高める。 【解決手段】系統電源4から表示手段3A,3B、3C
の表示動作用の電源を供給することで、太陽電池1によ
る交流電力出力状態にかかわりなく、表示手段3A,3
B,3Cを表示動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電システ
ム等の分散型電源システムに組み込まれるパワーコンデ
ィショナの出力データを表示する表示器、およびそれを
用いた分散型電源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光発電等による分散型電源と
系統電源(商用電源)とを連系し、太陽光発電によって
家庭内の機器(負荷)に電力を供給して余った電力を系
統電源に逆潮流する一方、太陽光発電だけでは電力を賄
えない場合には、系統電源側から供給する太陽光発電シ
ステムが開発されている。このような太陽光発電システ
ムは、次のように構成されている。すなわち、太陽光発
電システムは、太陽電池と、太陽電池が発生させた直流
電力を系統電源に同期した交流電力に変換する電力変換
手段とを備えており、さらには、太陽電池の出力を、逆
流を防止した状態で電力変換手段に接続する接続箱(ダ
イオードや開閉器で構成されている)と、系統電源の異
常を検知して系統電源との接続状態を入切制御する保護
手段とを備えている。このように構成された太陽光発電
システムにおいて、電力変換手段,保護手段などがパワ
ーコンディショナと称されている。
【0003】以上のような構成を備えた太陽光発電シス
テムに対して、現在、設置時に補助金が下りるモニター
制度が通商産業省によって実施されている。このモニタ
ー制度を希望するユーザには、このモニター制度を享受
する条件として、定期的(例えば1カ月毎)に発電電力
量を報告する義務が課されている。
【0004】そのため、太陽光発電システムを構成する
パワーコンディショナには、上記報告に必要となるデー
タを記憶して表示する構成を備えることが要望されてい
た。ところが、パワーコンディショナは大型の装置であ
って、居間といったユーザが監視しやすい位置に配置す
ることができずに、ユーザーが出入りしにくい屋根裏や
階段下倉庫等に配置されていることが多い。そのため、
上記報告に必要となる出力データ[現在の瞬間発電電
力、発電電力量、積算発電量(各太陽光発電システムが
設置された以降の発電量を積算したもの)といった交流
電力出力データ]の外、運転状態、故障状態、故障内容
などを表示する表示器をパワーコンディショナとは分離
して設け、さらには、分離した表示器を、居間等、ユー
ザが監視しやすい位置に配置していた。このような表示
器を設けることで、上記報告のための記録作業がやりや
すくなるうえ、日毎の発電電力量もチェックしたいとい
うユーザの要望に対しても十分応えることができるよう
になった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな表示器を備えた太陽光発電システムにも次のような
課題があった。すなわち、表示器は、その駆動電力をコ
ンディショナから供給される構成となっており、そのた
めに、太陽電池で発電できなくなる夜間は表示動作がで
きなくなっていた。しかしながら、ユーザが交流電力出
力状態のデータをチェックするのは、ユーザの日常の仕
事が終了した夜間である場合が多く、そのために、従来
の表示器の構成では、最もチェックを行う可能性の高い
夜間に該チェックを行うことができないという課題があ
った。
【0006】したがって、本発明においては、常時、ユ
ーザが交流電力出力状態をチェックすることを可能して
利便性を高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
した発明では、パワーコンディショナ用表示器におい
て、パワーコンディショナからの出力データを表示する
機能を具備し、この表示動作のための電源を系統電源側
から供給することに特徴を有しており、これにより次の
ような作用を有する。すなわち、夜間、太陽電池の発電
がなくとも、系統電源から制御電源を供給することによ
り、表示の確認ができる。
【0008】本発明の請求項2に記載した発明では、請
求項1に係るパワーコンディショナ用表示器であって、
前記出力データを記憶する機能を備えたことに特徴を有
しており、これにより、次のような作用を有する。すな
わち、表示器において、記憶部から読み出したパワーコ
ンディショナの出力データを常時表示することが可能に
なる。
【0009】本発明の請求項3に記載した発明は、請求
項1または2記載のパワーコンディショナ用表示器であ
って、前記電源供給動作を制御する操作部を具備したこ
とに特徴を有しており、これにより次のような作用を有
する。すなわち、パワーコンディショナの出力データの
表示を希望するときだけ、系統電源から電力を供給する
ように操作部で制御操作を行えば、表示動作に要する消
費電力を必要最低限に抑えることができる。
【0010】本発明の請求項4に記載した発明は、太陽
電池や燃料電池等の発電源と、前記発電源が発生させた
直流電力を系統電源に同期した交流電力に変換するパワ
ーコンディショナと、請求項1に記載の表示器とを具備
して分散型電源システムを構成しており、これにより、
請求項1と同様の作用を発揮する。
【0011】本発明の請求項5に記載した発明は、分散
型電源システムにおいて、太陽電池や燃料電池等の発電
源と、前記発電源が発生させた直流電力を系統電源に同
期した交流電力に変換するパワーコンディショナと、前
記パワーコンディショナの出力データを表示する表示器
と、蓄電手段とを有し、前記蓄電手段は外部からの操作
を応じて前記パワーコンディショナに対して電源を供給
可能に構成され、前記パワーコンディショナは前記蓄電
手段からの電源供給に応答して前記表示器を駆動可能に
構成されていることに特徴を有しており、これにより次
のような作用を有する。すなわち、表示器に対して、必
要なときだけ蓄電手段からパワーコンディショナを介し
て電力が供給されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態の太陽光発電システ
ムの構成を示すシステム図であり、図2(a)は表示器
の平面図であり、図2(b)は表示器の構成を示すブロ
ック図である。この太陽光発電システムは、屋根等の屋
外に配置される太陽電池1と、屋根裏や階段下倉庫等に
配置されるパワーコンディショナ2と、居間等のユーザ
が表示確認しやすい位置に配置された表示器3Aとを備
えている。
【0014】パワーコンディショナ2は、その入力側が
太陽電池1に接続されている一方、その出力側が系統電
源4に接続されており、太陽電池1が発生させた直流電
力を系統電源4に同期した交流電力に変換して系統電源
4に出力する電力変換手段(主としてインバータで構成
されている)と、系統電源4の異常を検知して系統電源
4との間の接続状態を入切制御する保護手段(主として
異常検知センサやスイッチ部で構成されている)とを備
えている。なお、電力変換手段および保護手段について
は図示省略している。
【0015】表示器3Aはパワーコンディショナ2に制
御線および電力線により接続されており、図2(a)に
示すように、その表面にLEDや液晶表示器等の表示本
体5と、表示本体5の表示切り換え等の操作を行う操作
スイッチ部6Aとを備えている。表示本体5は、パワー
コンディショナ2による交流電力出力状態(出力デー
タ)をデジタル表示(アナログ表示でもよい)する数量
表示部5aと運転/停止状態や故障の有無を表示する運
転状態表示部5bとを備えている。
【0016】このような表示操作構成を備えた表示器3
Aは、例えば、図2(b)に示すように、表示電源供給
手段7と、記憶部8と、表示制御部9Aとを備えてい
る。
【0017】表示電源供給手段7は、スイッチング電源
等から構成されており、系統電源4から供給される交流
電力(例えば、AC100V)を必要に応じて直流電力
(例えば、DC5V)に変換して、表示器3A内に供給
している。記憶部8は、パワーコンディショナ2の交流
電力出力状態(出力データ)を記憶している。表示制御
部9Aは、表示器3A全体の動作制御、定期的にパワー
コンディショナ2からその交流電力出力状態を読み出し
て記憶部8に記憶させる動作制御、および記憶部8で記
憶している交流電力出力状態を表示する表示本体5の駆
動制御を行っている。
【0018】このように構成された太陽光発電システム
では、ユーザがパワーコンディショナの交流電力出力状
態のチェックを最も要望するする夜間(ユーザが一日の
仕事を終えて自由になる時間帯)において、交流電力出
力状態をチェックすることができる。以下、説明する。
【0019】まず、太陽電池1が直流電力を作り出して
いる期間(昼間)では、表示制御部9Aは次のような操
作を行っている。すなわち、表示制御部9Aは、定期的
にパワーコンディショナ2から交流電力出力状態のデー
タ(発電電力,発電電力量,積算発電電力量等)を読み
出したうえで、記憶部8で記憶している交流電力出力状
態のデータを更新して記憶させている。同時に、表示制
御部9Aは次のような操作を行っている。すなわち、記
憶部8で記憶している交流電力出力状態のデータをリア
ルタイムに読み出して、表示本体5で表示する操作を行
っている。なお、表示する交流電力出力状態のデータ相
互の間で表示データの切り換え(例えば、発電電力量デ
ータから積算発電電力量データへの表示切り換え)は操
作スイッチ部6Aに対してユーザが行った表示切り換え
操作を受けて表示制御部9Aが行う。以上の動作を行う
に際して、表示器3Aはパワーコンディショナ2から電
源を供給される。
【0020】一方、太陽電池1が直流電力を作り出さな
い期間(夜間等)では、表示制御部9Aはパワーコンデ
ィショナ2から交流電力出力状態のデータを読み出す操
作を行えない。したがって、記憶部8は表示電源供給手
段7からの電源供給を受けて、記憶している交流電力出
力状態のデータ(昼間のデータ)を維持することにな
る。なお、記憶部8を不揮発性メモリから構成する場合
には、データ維持のために電力を消費する必要はない。
【0021】一方、このとき(夜間)、表示制御部9A
は、記憶部8で記憶している交流電力出力状態のデータ
を読み出して、表示本体5で表示する操作を継続して行
っており、表示本体5では、表示電源供給手段7からの
電源供給を受けて、昼間の発電電力量等のデータを常時
表示されることになる。そのため、夜間、ユーザが一日
の発電電力量のチェックを希望する場合には、数量表示
部5aを目視すればただちにチェックすることができ
る。
【0022】なお、ユーザが表示本体5の表示でチェッ
クできる項目としては、上記した交流電力出力状態のデ
ータのほか、運転状況履歴や故障履歴もチェックするこ
とができる。この場合には、記憶部8に運転状況履歴や
故障履歴のデータを格納したうえで、操作スイッチ部6
Aを操作して、数量表示部5aの表示形態を、運転状況
履歴や故障履歴の表示形態に変更すればよい。
【0023】第2の実施の形態 図3には、本実施の形態の太陽光発電システムを構成す
る表示器が示されている。具体的には、図3(a)は表
示器の平面図であり、図3(b)は表示器の構成を示す
ブロック図である。
【0024】本実施の形態の太陽光発電システムは基本
的には、第1の実施の形態と同様の構成を備えており、
図1,図2と同一ないし同様の部分には同一の符号を付
し、それについては詳細な説明を省略する。
【0025】この太陽光発電システムが有する表示器3
Bは、表示電源供給手段7に対する系統電源4の交流電
力供給を入切する開閉器10を備えており、操作スイッ
チ部6Bは、開閉器10を入切する電源スイッチ6aを
備えており、開閉器10は、電源スイッチ6aに対する
入切操作に応じて開閉制御されるようになっている。
【0026】この太陽光発電システムでは、夜間等、太
陽電池が発電しない状態において、ユーザが交流電力出
力状態をチェックしたい場合には、表示器3Bが有する
電源スイッチ6aを入操作する。すると、電源スイッチ
6aの入操作に応じて開閉器10は閉操作するので、表
示電源供給手段7には系統電源4から交流電力が供給さ
れ、表示器3Bには、表示電源供給手段7から表示用電
源が供給される。これにより、記憶部8で記憶している
交流電力出力状態が数量表示部5aに表示される。した
がって、ユーザは数量表示部5aの表示を目視すること
で交流電力出力状態をチェックすることができる。そし
て、交流電力出力状態のチェックが終了すれば、電源ス
イッチ6aを切操作して、上記表示動作を停止する。
【0027】このように、本実施の形態の太陽光発電シ
ステムでは、交流電力出力状態のチェックを行いたいと
きだけ、表示器3Bを動作させることができるので、余
分な電力が消費されず、省電力化を図ることができる。
【0028】なお、太陽光発電システムでは、昼間、太
陽電池1が直流電力を作り出している期間において、パ
ワーコンディショナ2と表示器3B(記憶部8)との間
で、交流電力出力状態のデータの授受を行う必要がある
が、パワーコンディショナ2から表示器3Bに電源が供
給されているため、開閉器10が開状態になっていて
も、問題なくデータの授受を行うことができる。
【0029】また、記憶部8を不揮発性メモリから構成
すれば、データ維持のために電力を消費する必要がな
く、開閉器10が開状態で表示電源供給手段7から記憶
部8に電力が供給されない状態においても、記憶部8で
記憶しているデータが消えることはない。
【0030】第3の実施の形態 図4は、本実施の形態の太陽光発電システムの構成図で
あり、図5(a)は表示器の平面図であり、図5(b)
は表示器の構成を示すブロック図である。この太陽光発
電システムは、基本的には、第1の実施の形態と同様の
構成を備えており、同一ないし同様の部分には、同一の
符号を付している。
【0031】本実施の形態の太陽光発電システムは、蓄
電手段11を備えるとともに、蓄電手段11を備えるこ
とで、表示器3Cの構成が若干、第1の実施の形態と異
なっていることに特徴がある。
【0032】蓄電手段11は系統電源4の電力または太
陽電池1の出力電力の一部を蓄えるものであって、太陽
電池1の出力に対して、パワーコンディショナ2と並列
に接続されている。蓄電手段11は、例えば鉛蓄電地な
どのバッテリで構成されている。
【0033】表示器3Cはパワーコンディショナ2に対
して制御線および電力線で接続されており、表示動作用
の駆動電力をパワーコンディショナ2から供給されるよ
うになっている。また、表示器3Cは蓄電手段11に対
して制御線で接続されている。
【0034】表示器3Cは図2(a)に示すように、そ
の表面に表示本体5と、表示本体5の表示切り換え等の
操作を行う操作スイッチ部6Cとを備えている。操作ス
イッチ部6Cには、蓄電手段11が蓄えた直流電力の出
力の入切を行う入切スイッチ6bを備えている。表示本
体5は、第1の実施の形態と同様の構成、すなわち、数
量表示部5aと運転状態表示部5bとを備えている。
【0035】このような表示操作構成を備えた表示器3
Cは、例えば、図5(b)に示すように、表示制御部9
Cを備えている。表示制御部9Cは、表示器3C全体の
動作制御、パワーコンディショナ2からその交流電力出
力状態を読み出して数量表示部5aに表示する表示動作
の制御を行っている。
【0036】以下、この太陽光発電システムの動作を説
明する。
【0037】太陽電池1が直流電力を作り出している期
間(昼間)では、太陽電池1が作り出した直流電力の多
くは、パワーコンディショナ2に出力され、ここで交流
電力に変換されて系統電源4に送出される。このとき、
蓄電手段11には、系統電源4の出力電力や太陽電池1
の出力電力の一部が供給されて蓄えられる。
【0038】このとき、パワーコンディショナ2の交流
電力出力状態のデータは、次のようにして数量表示部5
aに表示される。すなわち、パワーコンディショナ2に
おいては、交流電力出力状態のデータ(発電電力,発電
電力量,積算発電電力量等)を記憶しているので、表示
制御部9Cはパワーコンディショナ2から交流電力出力
状態のデータを読み出し、そのデータをリアルタイムに
表示本体5(数量表示部5b)で表示する操作を行って
いる。このとき、表示駆動に用いる電力は、パワーコン
ディショナ2において作り出されたパワーコンディショ
ナ駆動用の制御電源(直流)の一部を割いて表示器3C
に供給される。そのため、表示本体(数量表示部5b)
では、常時、交流電力出力状態のデータが表示されるこ
とになり、ユーザは何時でも、交流電力出力状態をチェ
ックすることができる。
【0039】一方、太陽電池1が直流電力を作り出さな
い期間(夜間等)において、ユーザが一日の交流電力出
力状態のチェックを希望しても、上述した状態(太陽電
池1が直流電力を作り出している期間の状態)のままで
は、交流電力出力状態のチェックを行うことはできな
い。この場合には、ユーザにより操作スイッチ部6の入
切スイッチ6bが入操作される。すると、入切スイッチ
6bの入操作に応じて蓄電手段11に対して接続指令が
出力される。接続指令を受けた蓄電手段11では、パワ
ーコンディショナ2に接続して、蓄えている直流電力を
パワーコンディショナ2に向けて出力する。パワーコン
ディショナ2では、蓄電手段11から出力された直流電
力からパワーコンディショナ駆動用の制御電源を作成し
たのち、作成した制御電源の一部を表示駆動用の電力
(直流)として表示器3Cに出力する。表示器3Cで
は、供給された直流電力によりパワーコンディショナ2
から交流電力出力状態のデータを読み出して、表示本体
5(数量表示部5a)に表示する。したがって、ユーザ
は入切スイッチ6bを入操作した場合のみ、交流電力出
力状態をチェックすることができる。交流電力出力状態
のチェックが終了すると、ユーザにより、入切スイッチ
6bが切操作される。すると、入切スイッチ6bの切操
作に応じて蓄電手段11に対して出力されていた接続指
令の出力が停止するので、蓄電手段11はパワーコンデ
ィショナ2との接続を解除して蓄えている直流電力の出
力を停止する。そのため、表示本体5の表示が終了す
る。このようにして、表示本体5の表示を必要時のみ行
うようにして、蓄電手段11で蓄電している蓄電力の浪
費を抑える。
【0040】第4の実施の形態 図6は、本実施の形態の太陽光発電システムの構成図で
ある。
【0041】本実施の形態の太陽光発電システムは、基
本的には、第3の実施の形態と同様の構成を備えてお
り、図4,図5と同一ないし同様の部分には、同一の符
号を付し、それらについての説明は省略する。
【0042】この太陽光発電システムは、系統電源4の
停電時に緊急のバックアップ電源として、蓄電手段11
を用いていることに特徴があり、そのために、自立運転
出力端子(コンセント)12を備えるとともに、それに
伴って、パワーコンディショナ2の制御動作を若干変更
している。
【0043】すなわち、自立運転出力端子12は、パワ
ーコンディショナ2の出力側から系統電源4と並列に出
力される出力端子であって、パワーコンディショナ2で
は、必要に応じて、その出力である交流電力を、系統電
源4側と、自立運転出力端子12側とに切り換えるよう
になっている。
【0044】このように構成された太陽光発電システム
においては、停電時に次のような動作を行うことができ
る。すなわち、夜間、太陽電池1が電力を作りださなく
なった場合や系統電源4に停電が生じた場合には、ま
ず、ユーザにより操作スイッチ部6の入切スイッチ6b
が入操作される。すると、入切スイッチ6bの入操作に
応じて蓄電手段11およびパワーコンディショナ2に対
して接続指令が出力される。蓄電手段11では、接続指
令を受けて、パワーコンディショナ2と接続して、蓄え
ている直流電力をパワーコンディショナ2に出力する。
パワーコンディショナ2では、蓄電手段11から出力さ
れた直流電力からパワーコンディショナ駆動用の制御電
源を作成したのち、作成した制御電源の一部を表示駆動
用の電力(直流)として表示器3Cに出力する。表示器
3Cでは、供給された直流電力によりパワーコンディシ
ョナ2から交流電力出力状態のデータを読み出して、表
示本体5(数量表示部5a)に表示する。したがって、
ユーザは入切スイッチ6bを入操作した場合のみ、交流
電力出力状態をチェックすることができる。以上の表示
動作は第3の実施の形態と同様である。
【0045】パワーコンディショナ駆動用の制御電源を
作成したパワーコンディショナ2では、作成した制御電
源により駆動して、入力される蓄電手段11の直流電力
を交流電力に変換して出力する。このとき、パワーコン
ディショナ2では、接続指令を受けて自立運転出力端子
12に出力端を切り換えており、パワーコンディショナ
2で作成された交流電力は、自立運転出力端子12に出
力される。そのため、系統電源4の停電時には、この自
立運転出力端子12から電力を取り出すことができ、取
り出した電力をバックアップ電源として用いることがで
きる。
【0046】なお、上記した説明では、入切スイッチ6
bが入操作された場合には、蓄電手段11で蓄えた直流
電力を、必然的に交流電力に変換して自立運転出力端子
12に出力するとしていた。しかしながら、表示器3C
の操作スイッチ部6Cにバックアップ電力出力スイッチ
を設け、このバック電力出力スイッチが入操作された場
合のみ、蓄電手段11で蓄えた直流電力を交流電力に変
換して自立運転出力端子12に出力するようにしてもよ
い。そうすれば、系統電源4の停電時に行うバックアッ
プ電力出力スイッチの操作に基づいて、選択的にバック
アップ電源を作成することが可能となり、蓄電手段11
で蓄えた直流電力の浪費を抑えることができる。
【0047】以上、説明した実施の形態では、本発明を
太陽光発電システムに実施していたが、本発明は、燃料
電池を用いた分散型電源システム等の他の分散型電源シ
ステムにも実施できるのはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示動作
のための電源を、太陽電池による発電状態にかかわりな
く、系統電源から常時電力を供給することが可能にな
り、これにより、夜間を含めた常時、ユーザが交流電力
出力状態をチェックすることが可能になって、利便性が
高まった。
【0049】また、電源供給動作を制御する操作部を更
に備えれば、パワーコンディショナの出力データの表示
を希望するときだけ、表示動作に要する電源を供給を行
うように操作部を操作することで、表示動作に要する消
費電力を必要最低限に抑えることができ、消費電力の省
電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態の太陽光発電システムを構成
する表示器をそれぞれ示す図である。
【図3】第2の実施の形態の太陽光発電システムを構成
する表示器をそれぞれ示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【図5】第3の実施の形態の太陽光発電システムを構成
する表示器をそれぞれ示す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 太陽電池 2 パワーコン
ディショナ 3A 表示器 4 系統電源 5 表示本体 5a 数量表示部 5b 運転状態表示部 6A 操作スイッ
チ部 7 表示電源供給手段 8 記憶部 9A 表示制御部 3B 表示器 6B 操作スイッチ部 6a 電源スイッ
チ 9B 表示制御部 10 開閉器 3C 表示器 6C 操作スイッ
チ部 6b 入切スイッチ 9C 表示制御部 11 蓄電手段 12 自立運転
出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーコンディショナからの出力データ
    を表示する機能を具備し、この表示動作のための電源を
    系統電源側から供給することを特徴とするパワーコンデ
    ィショナ用表示器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパワーコンディショナ用
    表示器であって、前記出力データを記憶する機能を備え
    たことを特徴とするパワーコンディショナー用表示器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパワーコンディ
    ショナ用表示器であって、 前記電源供給動作を制御する操作部を具備したことを特
    徴とするパワーコンディショナー用表示器。
  4. 【請求項4】 太陽電池や燃料電池等の発電源と、前記
    発電源が発生させた直流電力を系統電源に同期した交流
    電力に変換するパワーコンディショナと、請求項1に記
    載の表示器とを具備したことを特徴とする分散型電源シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 太陽電池や燃料電池等の発電源と、前記
    発電源が発生させた直流電力を系統電源に同期した交流
    電力に変換するパワーコンディショナと、前記パワーコ
    ンディショナの出力データを表示する表示器と、蓄電手
    段とを有し、前記蓄電手段は外部からの操作を応じて前
    記パワーコンディショナに対して電源を供給可能に構成
    され、前記パワーコンディショナは前記蓄電手段からの
    電源供給に応答して前記表示器を駆動可能に構成されて
    いることを特徴とする分散型電源システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228696A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Osaka Gas Co Ltd 省エネルギ支援システム
JP2010259170A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 自立運転用給電装置及びそれを用いる系統連系システム
JP2011044703A (ja) * 2010-07-22 2011-03-03 Hochiki Corp 太陽光発電システム
US9843186B2 (en) 2012-12-19 2017-12-12 Sion Electric Co., Ltd. Power transmission system

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