JPH11112884A - ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置 - Google Patents
ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置Info
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- JPH11112884A JPH11112884A JP9272565A JP27256597A JPH11112884A JP H11112884 A JPH11112884 A JP H11112884A JP 9272565 A JP9272565 A JP 9272565A JP 27256597 A JP27256597 A JP 27256597A JP H11112884 A JPH11112884 A JP H11112884A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暗電流ノイズの補正を温度や蓄積時間および
撮像ゲインの変化によらず、安定して行うことのできる
ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法による
ビデオカメラ装置を実現すること。 【解決手段】 撮像素子の暗電流を検出して映像信号と
加算するビデオカメラ装置の暗電流補正方法において、
前記暗電流の検出を数画面分加算して平均化することに
より行う。
撮像ゲインの変化によらず、安定して行うことのできる
ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法による
ビデオカメラ装置を実現すること。 【解決手段】 撮像素子の暗電流を検出して映像信号と
加算するビデオカメラ装置の暗電流補正方法において、
前記暗電流の検出を数画面分加算して平均化することに
より行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本尭明は、ビデオカメラ装置
に関し、特に、暗いところでの撮像を可能にする高感度
なビデオカメラ装置に関する。
に関し、特に、暗いところでの撮像を可能にする高感度
なビデオカメラ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高感度カメラには、光増倍素子等を用い
て光を増幅して高感度とする技術が以前から用いられて
きたが、光増倍素子の寿命、焼き付け等などの撮像素子
の制約により、ランニングコストが高くなったり、使用
方法に制約があった。そこで近年ではこれらの制約のな
い固体撮像素子を用いて、固体撮像素子の蓄積時間を長
くすることによる高感度カメラが主流になってきてい
る。この種の従来例としては、例えば、特開平４−３１
８８４８号公報に開示されるものが挙げられる。
て光を増幅して高感度とする技術が以前から用いられて
きたが、光増倍素子の寿命、焼き付け等などの撮像素子
の制約により、ランニングコストが高くなったり、使用
方法に制約があった。そこで近年ではこれらの制約のな
い固体撮像素子を用いて、固体撮像素子の蓄積時間を長
くすることによる高感度カメラが主流になってきてい
る。この種の従来例としては、例えば、特開平４−３１
８８４８号公報に開示されるものが挙げられる。
【０００３】しかしながら固体撮像素子には暗電流ノイ
ズがあり、また、この暗電流ノイズは画素毎にばらつく
とともに蓄積時間にも比例することから、長時間蓄積を
行った場合には暗電流ノイズが増加して撮像映像が非常
に見苦しくなる。
ズがあり、また、この暗電流ノイズは画素毎にばらつく
とともに蓄積時間にも比例することから、長時間蓄積を
行った場合には暗電流ノイズが増加して撮像映像が非常
に見苦しくなる。
【０００４】そこでこれらの対策の一例として、レンズ
をクローズ状態にして暗電流ノイズだけの状態にして、
この暗電流ノイズ信号をビデオメモリに記憶し、映像撮
像時にはビデオメモリに記録した暗電流ノイズ信号を減
算する方法で暗電流を目立たなくする方法が提案されて
いる。この種の従来例としては、例えば、特開平２−７
６９６号公報に開示されるものが挙げられる。
をクローズ状態にして暗電流ノイズだけの状態にして、
この暗電流ノイズ信号をビデオメモリに記憶し、映像撮
像時にはビデオメモリに記録した暗電流ノイズ信号を減
算する方法で暗電流を目立たなくする方法が提案されて
いる。この種の従来例としては、例えば、特開平２−７
６９６号公報に開示されるものが挙げられる。
【０００５】図２には上述したような従来例の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【０００６】本従来例は、直列に設けられた固体撮像素
子であるＣＣＤ1、プリアンプ回路（ＰＲＥＡＭＰ）
２、黒レベルをクランプするオプチカルブラッククラン
プ回路３、カメラのゲインを設定するゲインコントロー
ル（ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ）回路、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路６、デジタル・映像信
号処理回路（ＰＲＯＣＥＳＳ）７、デジタル信号をビデ
オ信号１０のアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換回路
（Ｄ／Ａ）９を備えるもので、これらの構成は一般のビ
デオカメラ装置と同様の構成であるため説明は省略す
る。
子であるＣＣＤ1、プリアンプ回路（ＰＲＥＡＭＰ）
２、黒レベルをクランプするオプチカルブラッククラン
プ回路３、カメラのゲインを設定するゲインコントロー
ル（ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ）回路、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路６、デジタル・映像信
号処理回路（ＰＲＯＣＥＳＳ）７、デジタル信号をビデ
オ信号１０のアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換回路
（Ｄ／Ａ）９を備えるもので、これらの構成は一般のビ
デオカメラ装置と同様の構成であるため説明は省略す
る。
【０００７】タイミングジェネレータ１７は、制御装置
２６から送られてくる蓄積時間コントロール信号１８に
応じてＣＣＤ１の読み出しタイミングを制御する機能を
備えたＣＣＤの撮像タイミング信号発生回路である。ビ
デオメモリ８は高感度モード時の間欠映像を連続映像に
するためのビデオメモリであり、制御装置２６からのメ
モリコントロール２３により制御される。ビデオメモリ
２５は暗電流ノイズを記憶するメモリであり、制御装置
２６からの補正信号検出／出力制御信号２１により制御
されて暗電流ノイズの記録または出力をするメモリであ
る。
２６から送られてくる蓄積時間コントロール信号１８に
応じてＣＣＤ１の読み出しタイミングを制御する機能を
備えたＣＣＤの撮像タイミング信号発生回路である。ビ
デオメモリ８は高感度モード時の間欠映像を連続映像に
するためのビデオメモリであり、制御装置２６からのメ
モリコントロール２３により制御される。ビデオメモリ
２５は暗電流ノイズを記憶するメモリであり、制御装置
２６からの補正信号検出／出力制御信号２１により制御
されて暗電流ノイズの記録または出力をするメモリであ
る。
【０００８】加算器２４はビデオメモリ８より出力され
る映像信号からビデオメモリ２５より出力される暗電流
ノイズを減算して、暗電流ノイズのない信号を得るため
の加算器である。制御装置２６は感度設定２２に応じて
蓄積時間コントロール１８、メモリコントロール２３お
よび補正信号検出／出力制御信号２１を出力する。
る映像信号からビデオメモリ２５より出力される暗電流
ノイズを減算して、暗電流ノイズのない信号を得るため
の加算器である。制御装置２６は感度設定２２に応じて
蓄積時間コントロール１８、メモリコントロール２３お
よび補正信号検出／出力制御信号２１を出力する。
【０００９】本従来例の構成において、暗電流ノイズを
検出する場合には、ＣＣＤ１に光が入射されないように
ビデオカメラに取り付けられているレンズの絞りを閉じ
て暗電流ノイズ成分だけとし、この状態での信号をビデ
オメモリ２５に記憶する。そして通常の撮影状態ではビ
デオメモリ２５に記憶された信号を映像信号から減算す
ることで暗電流ノイズのないビデオ信号を得る。
検出する場合には、ＣＣＤ１に光が入射されないように
ビデオカメラに取り付けられているレンズの絞りを閉じ
て暗電流ノイズ成分だけとし、この状態での信号をビデ
オメモリ２５に記憶する。そして通常の撮影状態ではビ
デオメモリ２５に記憶された信号を映像信号から減算す
ることで暗電流ノイズのないビデオ信号を得る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
よるビデオカメラ装置で行われる暗電流補正では、レン
ズの絞りを閉じた状態の信号をそのまま記録してしまう
ので、暗電流以外のランダムノイズ等も暗電流ノイズと
して検知してしまい、暗電流補正が精度よく行われな
い。
よるビデオカメラ装置で行われる暗電流補正では、レン
ズの絞りを閉じた状態の信号をそのまま記録してしまう
ので、暗電流以外のランダムノイズ等も暗電流ノイズと
して検知してしまい、暗電流補正が精度よく行われな
い。
【００１１】また、ビデオメモリ２５に記憶された暗電
流ノイズ信号により補正が行われるが、撮像素子の暗電
流ノイズは温度に比例するため、屋外などの温度が変化
し、暗電流ノイズも変化する環境では暗電流ノイズ補正
が適正なものとならず、過補正または補正不足を生じて
しまう。
流ノイズ信号により補正が行われるが、撮像素子の暗電
流ノイズは温度に比例するため、屋外などの温度が変化
し、暗電流ノイズも変化する環境では暗電流ノイズ補正
が適正なものとならず、過補正または補正不足を生じて
しまう。
【００１２】一般に暗電流は温度８度上昇することによ
り約２倍に増加する。そして暗電流は蓄積時間に正比例
する。このため、暗電流ノイズの変化は、感度設定が変
わり蓄積時間が変わったときにも生じてしまい、このと
きにも温度変化の場合と同様に暗電流ノイズ補正に過補
正または補正不足が生じる。
り約２倍に増加する。そして暗電流は蓄積時間に正比例
する。このため、暗電流ノイズの変化は、感度設定が変
わり蓄積時間が変わったときにも生じてしまい、このと
きにも温度変化の場合と同様に暗電流ノイズ補正に過補
正または補正不足が生じる。
【００１３】また、ビデオカメラ装置には一般的にゲイ
ンを切り替えるゲインコントロール回路が設けられる
が、図２に示すようにゲインコントロール回路以降で補
正を行うと、暗電流測定後に撮像ゲインを変えたときに
は補正レベル適正でなくなってしまい、この場合にも暗
電流ノイズ補正に過補正または補正不足が生じる。
ンを切り替えるゲインコントロール回路が設けられる
が、図２に示すようにゲインコントロール回路以降で補
正を行うと、暗電流測定後に撮像ゲインを変えたときに
は補正レベル適正でなくなってしまい、この場合にも暗
電流ノイズ補正に過補正または補正不足が生じる。
【００１４】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、暗電流ノイズ
の補正を温度や蓄積時間および撮像ゲインの変化によら
ず、安定して行うことのできるビデオカメラ装置の暗電
流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置を実現
することを目的とする。
る問題点に鑑みてなされたものであって、暗電流ノイズ
の補正を温度や蓄積時間および撮像ゲインの変化によら
ず、安定して行うことのできるビデオカメラ装置の暗電
流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置を実現
することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラ装
置の暗電流補正方法は、撮像素子の暗電流を検出して映
像信号と加算するビデオカメラ装置の暗電流補正方法に
おいて、前記暗電流の検出を数画面分加算して平均化す
ることにより行うを特徴とする。
置の暗電流補正方法は、撮像素子の暗電流を検出して映
像信号と加算するビデオカメラ装置の暗電流補正方法に
おいて、前記暗電流の検出を数画面分加算して平均化す
ることにより行うを特徴とする。
【００１６】この場合、撮像素子または撮像素子の雰囲
気温度を検出し、検出温度に応じて検出した暗電流の値
を補正することとしてもよい。
気温度を検出し、検出温度に応じて検出した暗電流の値
を補正することとしてもよい。
【００１７】また、ビデオカメラ装置に設定された撮像
感度に応じて検出した暗電流の値を補正することとして
もよい。
感度に応じて検出した暗電流の値を補正することとして
もよい。
【００１８】本発明のビデオカメラ装置は、撮像素子の
暗電流検出手段および該検出した暗電流の値を記憶する
記憶手段を備え、映像信号と前記記憶手段に記憶された
暗電流値を加算してビデオ信号として出力するビデオカ
メラ装置において、前記暗電流検出手段が、暗電流測定
時の信号を数画面分加算して平均化することを特徴とす
る。
暗電流検出手段および該検出した暗電流の値を記憶する
記憶手段を備え、映像信号と前記記憶手段に記憶された
暗電流値を加算してビデオ信号として出力するビデオカ
メラ装置において、前記暗電流検出手段が、暗電流測定
時の信号を数画面分加算して平均化することを特徴とす
る。
【００１９】この場合、撮像素子または撮像素子の雰囲
気温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出
温度に応じて前記記憶手段に記憶された暗電流の値を補
正する制御装置とを有することとしてもよい。
気温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出
温度に応じて前記記憶手段に記憶された暗電流の値を補
正する制御装置とを有することとしてもよい。
【００２０】また、設定された感度に応じて前記記憶手
段に記憶された暗電流の値を補正する制御装置を有する
こととしてもよい。
段に記憶された暗電流の値を補正する制御装置を有する
こととしてもよい。
【００２１】さらに、映像信号と記憶手段に記憶された
暗電流値との加算が、撮像ゲインを調整する前段で行わ
れることとしてもよい。
暗電流値との加算が、撮像ゲインを調整する前段で行わ
れることとしてもよい。
【００２２】「作用」本発明による高感度カメラは、暗
電流ノイズは前の映像と同じである性質を利用して、暗
電流測定時の信号を数画面分加算して平均化する、巡回
型の加算器を用いてランダムノイズ等前の画面と相関の
ないノイズ成分を除去するノイズ除去加算器を用いるこ
とで暗電流ノイズだけを検出するものである。また暗電
流補正信号を撮像素子または撮像素子付近の温度を検出
して温度によりレベルコントロールして、カメラのゲイ
ン設定を行うゲインコントロール回路前に減算する構成
にすることで、温度依存牲もなく、また、カメラのゲイ
ン変更に関係なく、精度のよい暗電流補正をするもので
ある。
電流ノイズは前の映像と同じである性質を利用して、暗
電流測定時の信号を数画面分加算して平均化する、巡回
型の加算器を用いてランダムノイズ等前の画面と相関の
ないノイズ成分を除去するノイズ除去加算器を用いるこ
とで暗電流ノイズだけを検出するものである。また暗電
流補正信号を撮像素子または撮像素子付近の温度を検出
して温度によりレベルコントロールして、カメラのゲイ
ン設定を行うゲインコントロール回路前に減算する構成
にすることで、温度依存牲もなく、また、カメラのゲイ
ン変更に関係なく、精度のよい暗電流補正をするもので
ある。
【００２３】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【００２４】図１は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例は図２に示した従来例に加算器
４、１１、ノイズ除去加算器１２、ビデオメモリ１３、
ゲインコントロール（ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ）回路１４、
Ｄ／Ａ変換回路（Ｄ／Ａ）１５を設けたものである。こ
れら以外の構成は図２に示した従来例と同様であるた
め、図２と同じ番号を付して説明は省略する。
ック図である。本実施例は図２に示した従来例に加算器
４、１１、ノイズ除去加算器１２、ビデオメモリ１３、
ゲインコントロール（ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ）回路１４、
Ｄ／Ａ変換回路（Ｄ／Ａ）１５を設けたものである。こ
れら以外の構成は図２に示した従来例と同様であるた
め、図２と同じ番号を付して説明は省略する。
【００２５】本実施例におけるタイミングジェネレータ
１７は制御装置１９からの蓄積時間コントロール信号１
８に応じてＣＣＤ１の読み出しタイミングを制御する機
能を備えたＣＣＤのタイミング信号発生回路である。ビ
デオメモリ８は、高感度モード時の間欠映像を連続映像
にするためのビデオメモリであり、制御装置１９からの
メモリコントロール２３により制御される。加算器４は
映像信号から暗電流信号を減算する減算器であり、加算
器１１は暗電流ノイズを検出するときレンズの絞りを閉
じた状態の信号から映像の黒レベル信号を減算してノイ
ズ信号レベルのみを検出するための減算器である。
１７は制御装置１９からの蓄積時間コントロール信号１
８に応じてＣＣＤ１の読み出しタイミングを制御する機
能を備えたＣＣＤのタイミング信号発生回路である。ビ
デオメモリ８は、高感度モード時の間欠映像を連続映像
にするためのビデオメモリであり、制御装置１９からの
メモリコントロール２３により制御される。加算器４は
映像信号から暗電流信号を減算する減算器であり、加算
器１１は暗電流ノイズを検出するときレンズの絞りを閉
じた状態の信号から映像の黒レベル信号を減算してノイ
ズ信号レベルのみを検出するための減算器である。
【００２６】本実施例において、加算器１１、暗電流検
出手段を構成するノイズ除去加算器１２およびビデオメ
モリ１３、ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４およびＤ／Ａ１５は
暗電流ノイズを除去するために設けられたもので、測定
された暗電流ノイズはビデオメモリ１３に記憶され、Ｇ
ＡＩＮ ＣＯＮＴ１４にて、温度、設定感度などに応じ
てそのゲインが補正された後にＤ／Ａ１５にてアナログ
信号とされ、加算器１４にて映像信号に加算される。
出手段を構成するノイズ除去加算器１２およびビデオメ
モリ１３、ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４およびＤ／Ａ１５は
暗電流ノイズを除去するために設けられたもので、測定
された暗電流ノイズはビデオメモリ１３に記憶され、Ｇ
ＡＩＮ ＣＯＮＴ１４にて、温度、設定感度などに応じ
てそのゲインが補正された後にＤ／Ａ１５にてアナログ
信号とされ、加算器１４にて映像信号に加算される。
【００２７】ビデオメモリ１３に記憶する暗電流ノイズ
検出時には、Ａ／Ｄ６の出力は加算器１１にてオプチカ
ルブラッククランプ３にて検出された黒レベルと加算さ
れた後に前の映像と相関関係のないランダムノイズ等を
除去するためのノイズ除去回路１２に入力され、ビデオ
メモリ１３に入力される。ビデオメモリ１３の出力はノ
イズ除去回路１２に帰還されており、これによりノイズ
除去加算器１２は数画面分加算して平均化することが可
能となっている。このような構成とすることによりノイ
ズ除去加算器１２は数画面分の暗電流ノイズおよびラン
ダムノイズを検出し、これらの平均をとることで相関関
係のないランダムノイズ等を除去する動作をする。ＧＡ
ＩＮ ＣＯＮＴ１４は、制御装置１９から出力される補
正レベルコントロール２０の制御信号に応じて変化する
ゲインコントロール回路である。制御装置１９は、ＣＣ
Ｄ１付近の温度を検出する温度センサ１６の検知温度、
および感度設定２２の改定値により補正レベルコントロ
ール２０の内容を決定し、ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４へ出
力する。
検出時には、Ａ／Ｄ６の出力は加算器１１にてオプチカ
ルブラッククランプ３にて検出された黒レベルと加算さ
れた後に前の映像と相関関係のないランダムノイズ等を
除去するためのノイズ除去回路１２に入力され、ビデオ
メモリ１３に入力される。ビデオメモリ１３の出力はノ
イズ除去回路１２に帰還されており、これによりノイズ
除去加算器１２は数画面分加算して平均化することが可
能となっている。このような構成とすることによりノイ
ズ除去加算器１２は数画面分の暗電流ノイズおよびラン
ダムノイズを検出し、これらの平均をとることで相関関
係のないランダムノイズ等を除去する動作をする。ＧＡ
ＩＮ ＣＯＮＴ１４は、制御装置１９から出力される補
正レベルコントロール２０の制御信号に応じて変化する
ゲインコントロール回路である。制御装置１９は、ＣＣ
Ｄ１付近の温度を検出する温度センサ１６の検知温度、
および感度設定２２の改定値により補正レベルコントロ
ール２０の内容を決定し、ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４へ出
力する。
【００２８】本実施例における暗電流ノイズ除去動作に
ついて説明する。暗電流ノイズを検出するには、数フレ
ーム蓄積（例えば１６フレーム蓄積）の高感度モードに
して、ビデオカメラのレンズの絞りを閉じた状態にし、
ビデオ信号１０の出力をノイズ信号だけの状態とする。
この状態でまず映像信号の黒レベルを加算器１１で減算
して暗電流ノイズ信号のみとする。
ついて説明する。暗電流ノイズを検出するには、数フレ
ーム蓄積（例えば１６フレーム蓄積）の高感度モードに
して、ビデオカメラのレンズの絞りを閉じた状態にし、
ビデオ信号１０の出力をノイズ信号だけの状態とする。
この状態でまず映像信号の黒レベルを加算器１１で減算
して暗電流ノイズ信号のみとする。
【００２９】次に、ノイズ除去加算器１２およびビデオ
メモリ１３により巡回加算を数フレーム行うことで相関
関係のないランダムノイズ等は除去され暗電流ノイズの
みが検出され、ビデオメモリ１３に記憶される。この状
態で暗電流が最低になるようにＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４
を調整する。
メモリ１３により巡回加算を数フレーム行うことで相関
関係のないランダムノイズ等は除去され暗電流ノイズの
みが検出され、ビデオメモリ１３に記憶される。この状
態で暗電流が最低になるようにＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４
を調整する。
【００３０】次に、映像撮影状態では、温度センサ１６
の検知温度により、ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４を制御して
温度変化による暗電流量の変化に追従して暗電流補正量
を変化させる。また、感度設定２２が変わり蓄積時間が
変化したときにも蓄積時間に応じてＧＡＩＮ ＣＯＮＴ
１４の制御信号を変化させる。
の検知温度により、ＧＡＩＮ ＣＯＮＴ１４を制御して
温度変化による暗電流量の変化に追従して暗電流補正量
を変化させる。また、感度設定２２が変わり蓄積時間が
変化したときにも蓄積時間に応じてＧＡＩＮ ＣＯＮＴ
１４の制御信号を変化させる。
【００３１】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【００３２】高感度カメラにおいて、長時間蓄積時にみ
られる暗電流ノイズを、温度の変わる環境においても、
また、カメラゲインを変化させた場合においても精度良
く低減することが出来る効果がある。
られる暗電流ノイズを、温度の変わる環境においても、
また、カメラゲインを変化させた場合においても精度良
く低減することが出来る効果がある。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】従来例の構成を示す図である。
１ ＣＣＤ ２ ＰＲＥＡＭＰ回路 ３ オプチカルブラッククランプ回路 ４ 加算器 ５ ＧＡＩＮ ＣＯＮＴＲＯＬ回路 ６ Ａ／Ｄ変換器 ７ ＰＲＯＣＥＳＳ回路 ８ ビデオメモリ ９ Ｄ／Ａ変換器 １０ ビデオ信号 １１ 加算器 １２ ノイズ除去加算器 １３ ビデオメモリ １４ ＧＡＩＮ ＣＯＮＴＲＯＬ回路 １５ Ｄ／Ａ変換器 １６ 温度センサ １７ タイミングジェネレータ １８ 蓄積時間コントロール信号 １９ 制御装置 ２０ 補正レベルコントロール信号 ２１ 補正信号検出／出力制御信号 ２２ 感度設定信号 ２３ メモリコントロール信号
Claims (7)
- 【請求項１】 撮像素子の暗電流を検出して映像信号と
加算するビデオカメラ装置の暗電流補正方法において、 前記暗電流の検出を数画面分加算して平均化することに
より行うことを特徴とするビデオカメラ装置の暗電流補
正方法。 - 【請求項２】 請求項１記載のビデオカメラ装置の暗電
流補正方法において、 撮像素子または撮像素子の雰囲気温度を検出し、検出温
度に応じて検出した暗電流の値を補正することを特徴と
するビデオカメラ装置の暗電流補正方法。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２記載のビデオカ
メラ装置の暗電流補正方法において、 ビデオカメラ装置に設定された撮像感度に応じて検出し
た暗電流の値を補正することを特徴とするビデオカメラ
装置の暗電流補正方法。 - 【請求項４】 撮像素子の暗電流検出手段および該検出
した暗電流の値を記憶する記憶手段を備え、映像信号と
前記記憶手段に記憶された暗電流値を加算してビデオ信
号として出力するビデオカメラ装置において、 前記暗電流検出手段が、暗電流測定時の信号を数画面分
加算して平均化することを特徴とするビデオカメラ装
置。 - 【請求項５】 請求項４記載のビデオカメラ装置におい
て、 撮像素子または撮像素子の雰囲気温度を検出する温度セ
ンサと、 前記温度センサの検出温度に応じて前記記憶手段に記憶
された暗電流の値を補正する制御装置とを有することを
特徴とするビデオカメラ装置。 - 【請求項６】 請求項４または請求項５記載のビデオカ
メラ装置において、 設定された感度に応じて前記記憶手段に記憶された暗電
流の値を補正する制御装置を有することを特徴とするビ
デオカメラ装置。 - 【請求項７】 請求項４ないし請求項６のいずれかに記
載のビデオカメラ装置において、 映像信号と記憶手段に記憶された暗電流値との加算が、
撮像ゲインを調整する前段で行われることを特徴とした
ビデオカメラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9272565A JPH11112884A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9272565A JPH11112884A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11112884A true JPH11112884A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17515685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9272565A Pending JPH11112884A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ビデオカメラ装置の暗電流補正方法および該方法によるビデオカメラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11112884A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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