JPH11112541A - メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number
JPH11112541A
JPH11112541A JP9248585A JP24858597A JPH11112541A JP H11112541 A JPH11112541 A JP H11112541A JP 9248585 A JP9248585 A JP 9248585A JP 24858597 A JP24858597 A JP 24858597A JP H11112541 A JPH11112541 A JP H11112541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
packet
server
cache
transfer request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9248585A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kido
戸 彰 夫 木
Natsuki Miyamoto
本 奈 月 宮
Yoshito Kawada
田 義 人 河
Masayuki Fuse
施 昌 之 布
Sari Shimizu
水 咲 里 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP9248585A priority Critical patent/JPH11112541A/ja
Publication of JPH11112541A publication Critical patent/JPH11112541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルータ装置100に、キャッシュ機能を持た
せ、ネットワーク負荷を緩和する。 【解決手段】ルータ装置100はデータ端末110の転
送要求に応答してサーバ103側から送信されるパケッ
トを監視し、予定のキャッシュ条件に適合する場合に
は、キャッシュ209に格納する。さらに、ルータ装置
100はデータ端末110からサーバ103側へ送信さ
れるの転送要を監視し、キャッシュされたデータについ
ての転送要求要求か否かを判断する。キャッシュされた
データについての転送要求要求の場合は、サーバ側へそ
の転送要求を中継せず、キャッシュに保持されたデータ
をデータ端末側に返す。本発明の一態様において提供さ
れる内蔵プログラム定時起動機能を利用して、ダミーの
転送要求を送信し、ネットワークに特定リソースへのア
クセスが集中する時間帯より以前に、各ルータのキャッ
シュに対象リソースのコピーを納めることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理方法に関
し、詳しくは、各々が複数のデータ端末を連結する複数
のサブネットワークを含むネットワークにおいて、サー
バとデータ端末の通信を効率的に行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、静的記憶装置を持たず、ブー
ト・ローダ以外の全てのソフトウェア(OS、アプリケ
ーション・プログラム、OS等が使用するリソース等)
をネットワークを経由してサーバーからダウンロードし
て実行するネットワーク・コンピュータ(NC)が存在
する。
【0003】かかるNCを企業単位(一般的には、数百
台から数千台)で導入・利用した場合、その企業の始業
時刻前後にOS本体、OSのリソース、およびその企業
体の利用者が頻繁に使用する標準的なアプリケーション
等のソフトウエアのダウンロードが集中し、ネットワー
クの過負荷が大きな問題となっていた。特にイーサネッ
ト(登録商標)ベースの階層構造のネットワークでこの
ような過負荷現象が起こった場合、NCのブートに要す
る時間が長期化する問題があった。
【0004】上記の問題は、日本語のように、英語に比
べて大きなリソース(漢字フォント、カナ漢字変換機
構、など)を必要とする言語環境でNCの利用を考えた
場合、さらに深刻になる。現在、既存のOS上で利用さ
れている日本語特有のリソース(アウトライン・フォン
ト、カナ漢字変換辞書、など)の総量は、数メガバイト
から十数メガバイトに達しており、NCのOS自体と同
等若しくはそれ以上の大きさとなっている。そのためN
CのOSのスリムアップによって、英語圏では上記の問
題の緩和が計られたとしても、日本およびアジア圏で
は、上記の問題はNC普及の大きな疎外要因となる可能
性があった。
【0005】かかる問題を緩和する従来技術としては、
下記の3つの方法があるが、NCでの利用を考えた場
合、それぞれに欠点がある。
【0006】(1) NCに静的記憶装置(ハードディ
スク、フラシュ・メモリ等)を搭載してその記憶装置上
に頻繁にダウンロードされるソフトウェアを格納してお
くことにより、ネットワークからダウンロードを不要に
する方法。
【0007】(2) 一時的な負荷に耐える容量のある
回線と、転送要求の集中に耐える高性能サーバーを使用
する。
【0008】(3) ネットワークを或る単位ごとにク
ラスター化し、その単位ごとにサーバーを配する。
【0009】(1)の方法は、静的記憶を持たせるとい
うことは、その記憶内容(OS等)について利用者に管
理を要求することになる。よって、利用者にとってNC
は管理不要のターンキー・システムではありえなくなっ
てしまう。
【0010】また、コンパクトなハードディスク、フラ
ッシュメモリの静的記憶を各NCに搭載することは、N
Cの価格を上昇させPCとの価格の格差を小さくしてし
まう。また、企業規模でNCを導入する場合の投資額
は、NC単体の価格上昇分×NCの導入台数となり、高
価になってしまう。
【0011】この一方、(2)の方法は、大容量の回線
と高性能サーバーの導入は高価であり、一時的な負荷に
耐えるものを配するよりは、負荷の分散を計る方が効率
的である(通常のトラフィックでは、回線やサーバーは
遊んでしまう)。
【0012】また、NCの設置がユーザのネットワーク
設備(回線)引き直しを必要とし、既存の施設を使用で
きないとなると、ユーザの負担は大きくなってしまう。
特に、ホストシステムに接続している既存のダム端末、
PCを単に安価なNCで簡単に置き換えることによって
社内ネットワーク・システムを再構築することができな
くなってしまう。
【0013】(3)の方法においては、NC数台〜十数
台ごとに1台のサーバーが必要となり、ユーザに負担が
生じる。通常、サーバーシステムは高価であり、サーバ
ーシステムは、その管理の為にディスプレイ、キーボー
ド等が必要となり、お客様側で相当な設置面積を必要と
する。さらに、エンドユーザー側でのサーバーシステム
の管理が必要になる。
【0014】かかる従来技術の問題に関連して、特開平
6−261078号公報、特開平8−202643号公
報、及び特公昭61−57747号公報が存在する。
【0015】特開平6−261078号公報は、検索回
数の多い宛先アドレスをキャッシュ・メモリに登録する
ことにより高速なルーティングを行う技術を開示してい
る。
【0016】また、特開平8−202643号公報は、
フレーム情報の履歴を保存するネットワーク間中継装置
を開示している。
【0017】さらに、特公昭61−57747号公報
は、設定時刻にデータ端末からのデータの受付を禁止
し、主装置との通信を確保するデータ中継装置を開示し
ている。
【0018】しかし、これらの技術は、ルータ装置内に
データ端末がサーバに転送を要求するファイルをキャッ
シュしておき、キャッシュ対象ファイルについて、次回
以降のサーバへの転送要求に対してキャッシュされたフ
ァイルを送り返す技術に関しては開示していない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、ルータ装置にキャッシュ機能を持たせることによ
り、ネットワーク負荷を軽減し、ネットワーク・コンピ
ュータのブート時間を短縮することにある。
【0020】本発明の他の一つの目的は、階層型ネット
ワークにおいて、下位のサブネット・グループのネット
ワーク負荷が上位ネットワークに影響する度合いの少な
いネットワーク・システムを提供することにある。
【0021】本発明の他の一つの目的は、上位ネットワ
ークへの影響を考慮することなく、増設・拡張可能な階
層型ネットワーク・システムを提供することにある。
【0022】本発明の他の一つの目的は、端末側でダウ
ンロード可能なソフトウエア総量の大きいNCを用いた
ネットワーク・システムを提供することにある。
【0023】本発明の他の一つの目的は、端末側に必要
とされる資源の少ないネットワーク・システムを提供す
ることにある。
【0024】本発明の他の一つの目的は、サーバに必要
とされる資源の少ないネットワーク・システムを提供す
ることにある。
【0025】本発明の他の一つの目的は、ルータ装置毎
にキャッシュ対象ファイルを変えることにより、サブネ
ット・グループの業務の内容に応じて柔軟に対応するこ
とのできる効率的なネットワーク・システムを提供する
ことにある。
【0026】本発明の他の一つの目的は、低コストで構
築可能なネットワーク・システムを提供することにあ
る。
【0027】本発明の他の一つの目的は、必要となる機
器の総設置面積の少ないネットワーク・システムを提供
することにある。
【0028】本発明の他の一つの目的は、管理作業の軽
減されたネットワーク・システムを提供することにあ
る。
【0029】本発明の他の一つの目的は、端末のプラッ
トフォームに依存することのないネットワーク・システ
ムを提供することにある。
【0030】本発明の他の一つの目的は、上位ネットワ
ークと下位ネットワーク間の通信データのデータ量を少
なくしたネットワーク・システムを提供することにあ
る。
【0031】本発明の他の一つの目的は、サーバダウ
ン、上位ネットワークのルータ装置ダウン等の障害の影
響度の少ない信頼性の高いコンピュータシステムシステ
ムを提供することにある。
【0032】本発明の他の一つの目的は、転送要求の集
中が予想される時刻の直前に、ルータ装置のキャッシュ
にデータを充填することにより、きわめて短い時間帯
(同時)に、各データ端末からサーバの特定リソースへの
アクセスが発せられた場合でも、ルータ装置のキャッシ
ュを利用できるようにすることにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】ネットワークを構成する
サブネット単位に1つ設置するネットワーク・ルータ装
置(ルータやブリッジ機能を含むブルータ等の経路制御
機能を備えるネットワーク中継装置、以降ルータ装置と
呼ぶ)に、キャッシュ機能を持たせる。
【0034】キャッシュ上にあるデータ(ダウンロード
されるべき、OS、リソース、アプリケーションなど)
については、サブネットを越えて転送プロトコル(BO
OTP:BOOT Protocol,FTP:Fil
e Transmission Program,HT
TP:HyperText Transmission
Protocolなど)のパケット(転送要求パケッ
ト)を透過させず、そのルータ装置のキャッシュ上のデ
ータをデータ端末側に送信し、ネットワーク負荷を緩和
する。
【0035】本発明の一態様においては、内蔵プログラ
ム定時起動機能が提供されている。ルータ装置はこの機
能を利用して、ネットワークに特定リソースへのアクセ
スが集中する時間帯より以前に、各ルータのキャッシュ
に対象リソースのコピーを納めたり、キャッシュ内容が
不要となる時間には、それをクリアする。
【0036】本発明の一態様においては、キャッシュ記
憶部と、キャッシュ対象ファイルを登録したキャッシュ
対象管理テーブルを備え、複数のデータ端末からサーバ
へ送信される転送要求を中継するルータ装置上で実施さ
れるメッセージ中継方法であって、(a)前記複数のデ
ータ端末に含まれる1つのデータ端末からサーバ識別情
報と要求ファイル識別情報とを含む転送要求を受領する
段階と、(b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別
情報に対応するファイルがキャッシュ対象であるか否か
を前記キャッシュ対象管理テーブルを検査することによ
り判断する段階と、(c)キャッシュ対象であると判断
された場合には、前記キャッシュ記憶部に保持され、該
転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対応するフ
ァイルを前記1つのデータ端末へ送信する段階と、
(d)キャッシュ対象でないと判断された場合には、前
記転送要求を前記サーバへ送信する段階と、を含むメッ
セージ中継方法が提供される。なお、本願明細書の特許
請求の範囲において、「キャッシュ対象管理テーブル」
とは、本発明の好適な実施例における転送要求管理テー
ブルや設定条件記憶部を含む概念である。また、「サー
バ」とは、NCの転送要求に応答して自己の保持するフ
ァイルをNC側に送信するブート・サーバのみならず、
広くデータ端末からのデータの送信要求に応答して自己
の管理するデータ(自己の保持するデータのみならず、
他のサーバから入手したデータをも含む)をデータ端末
側に送信する情報処理装置を含む概念である。さらに、
「サーバ識別情報」とは、サーバのアドレス情報や、エ
リアス情報等サーバを特定するために利用される情報を
いう。同様に「要求ファイル識別情報」も、要求するフ
ァイルを特定するために用いられる情報をいう。
【0037】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデータ
を管理するキャッシュ管理テーブルを備え、複数のデー
タ端末からサーバへ送信される転送要求を中継するルー
タ装置上で実施されるメッセージ中継方法であって、
(a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
転送要求を受領する段階と、(b)該転送要求に含まれ
る要求ファイル識別情報に対応するファイルを保持して
いるか否かを前記キャッシュ管理テーブルを検査するこ
とにより判断する段階と、(c)対応するファイルを保
持している場合には、該保持しているファイルを前記1
つのデータ端末へ送信する段階と、(d)対応するファ
イルを保持していない場合には、前記転送要求を前記サ
ーバへ送信する段階と、を含むメッセージ中継方法が提
供される。
【0038】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、転送要求頻度情報を要求ファイル識別
情報に対応付けて保持し、複数のデータ端末からの転送
要求に応答してサーバから送信されるパケットを中継す
るルータ装置上で実施されるメッセージ中継方法であっ
て、(a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデー
タ端末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを
含む転送要求を受領する段階と、(b)該転送要求に含
まれるファイル識別情報に対応する転送要求頻度情報を
更新する段階と、(c)該転送要求を前記サーバに送信
する段階と、(d)該転送要求に応答して前記サーバ側
から送信された、データ端末宛先情報とファイル識別情
報と、ファイル情報を含むパケットを受領する段階と、
(e)前記更新された転送要求頻度情報が予定のトリガ
条件に適合するか否かを判断する段階と、(f)トリガ
条件に適合すると判断された場合には、該パケットに含
まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格納する
段階と、を含むメッセージ中継方法が提供される。な
お、本願明細書の特許請求の範囲において、「転送要求
頻度情報」とは、本発明の好適な実施例において説明す
る単位時間当たりの要求回数のみを意味するのではな
く、要求回数のみや総ダウンロード所要時間等転送要求
の頻度に関する全ての情報を含む概念である。また、
「データ端末宛先情報」とは、データ端末のアドレス情
報や、エリアス情報等データ端末を特定するために利用
される情報をいう。
【0039】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、自己の宛先情報を保持し、複数のデー
タ端末からの転送要求に応答してサーバから送信される
パケットを中継するルータ装置上で実施されるメッセー
ジ中継方法であって、(a)前記サーバ側からデータ端
末宛先情報とファイル識別情報と、ファイル情報を含む
パケットを受領する段階と、(b)該パケットに含まれ
るファイル識別情報に基づいて、該パケットがキャッシ
ュ対象か否かを判断する段階と、(c)前記データ端末
宛先情報に基づいて、該パケットをデータ端末に送信す
る段階と、(d)キャッシュ対象であると判断された場
合には、該パケットに含まれるファイル情報と、前記自
己の宛先情報を含むパケットを生成する段階と、(e)
該生成されたパケットに含まれるファイル情報を前記キ
ャッシュ記憶部に格納する段階と、を含むメッセージ中
継方法が提供される。なお、本願明細書の特許請求の範
囲において、「自己の宛先情報」とは、そのパケットが
前記ルータ装置宛に送信されるために利用される情報を
いう。
【0040】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、複数のデータ端末からの転送要求に応
答してサーバから送信されるパケットを中継するルータ
装置上で実施されるメッセージ中継方法であって、
(a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領する段
階と、(b)該パケットに含まれるファイル識別情報に
基づいて、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断す
る段階と、(c)キャッシュ対象であると判断された場
合には、該パケットに含まれるファイル情報を前記キャ
ッシュ記憶部に格納する段階と、を含むメッセージ中継
方法が提供される。
【0041】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデータ
を管理するキャッシュ管理テーブルを備え、複数のデー
タ端末からサーバへ送信される転送要求を中継するルー
タ装置上で実施されるメッセージ処理方法であって、
(a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
末からリクエスト種別情報とファイル識別情報とを含む
メッセージを受領する段階と、(b)該メッセージに含
まれるリクエスト種別情報が予定の値か否かを判断する
段階と、(c)予定の値であると判断された場合には、
該メッセージに含まれるファイル識別情報に対応するフ
ァイルを保持しているか否かを前記キャッシュ管理テー
ブルを検査することにより判断する段階と、(d)対応
するファイルを保持している場合には、該保持している
ファイルを消去する段階と、を含むメッセージ処理方法
が提供される。なお、本願明細書の特許請求の範囲にお
いて、「リクエスト種別」とは、ポート番号やオペレー
ション等、そのメッセージのリクエストの種類を判別す
るために用いられる情報をいう。
【0042】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定情
報を転送ファイル特定情報を含む起動プログラムに対応
付けて保持し、複数のデータ端末からサーバへ送信され
る転送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセ
ージ処理方法であって、(a)前記プログラム起動時刻
特定情報を前記タイマーから入手した現在の時刻と対比
することにより、前記プログラム起動時刻特定情報に対
応付けられた起動プログラムを実行するか否か判断する
段階と、(b)該対応付けられた起動プログラムを実行
すると判断された場合には、該対応付けられたプログラ
ムを実行することにより、前記転送ファイル特定情報に
対応するファイルの転送を要求するパケットを生成する
段階と、(c)前記要求するパケットを前記サーバへ送
信する段階と、(d)前記要求するパケットに応答して
前記サーバから送信されたファイル情報を前記キャッシ
ュ記憶部に格納する段階と、を含むメッセージ処理方法
が提供される。なお、本願明細書の特許請求の範囲にお
いて、「プログラム起動時刻特定情報」とは、日時等の
情報のみならず、「毎週火曜日」等の実行周期を示す情
報をも含む概念である。
【0043】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定情
報を消去ファイル特定情報を含む起動プログラムに対応
付けて保持し、複数のデータ端末からサーバへ送信され
る転送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセ
ージ処理方法であって、(a)前記プログラム起動時刻
特定情報を前記タイマーから入手した現在の時刻と対比
することにより、前記プログラム起動時刻特定情報に対
応付けられた起動プログラムを実行するか否か判断する
段階と、(b)該対応付けられた起動プログラムを実行
すると判断された場合には、該対応付けられたプログラ
ムを実行することにより、前記消去ファイル特定情報に
対応するファイルの転送を前記キャッシュ記憶部から消
去する段階と、を含むメッセージ処理方法が提供され
る。
【0044】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、キャッシュ対象ファイルを登録したキャッ
シュ対象管理テーブルを備え、複数のデータ端末からサ
ーバへ送信される転送要求を中継するルータ装置であっ
て、(a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデー
タ端末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを
含む転送要求を受領する接続ポートと、(b)該転送要
求に含まれる要求ファイル識別情報に対応するファイル
がキャッシュ対象であるか否かを前記キャッシュ対象管
理テーブルを検査することにより判断する転送プロトコ
ル/キャッシュ制御部と、(c)キャッシュ対象である
と判断された場合には、前記キャッシュ記憶部に保持さ
れ、該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対応
するファイルを前記1つのデータ端末へ送信する代理転
送制御部と、(d)キャッシュ対象でないと判断された
場合には、前記転送要求を前記サーバへ送信するルーテ
ィング制御部と、を含むルータ装置が提供される。
【0045】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデータ
を管理するキャッシュ管理テーブルを備え、複数のデー
タ端末からサーバへ送信される転送要求を中継するルー
タ装置であって、(a)前記複数のデータ端末に含まれ
る1つのデータ端末からサーバ識別情報と要求ファイル
識別情報とを含む転送要求を受領する接続ポートと、
(b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
応するファイルを保持しているか否かを前記キャッシュ
管理テーブルを検査することにより判断するキャッシュ
制御部と、(c)対応するファイルを保持している場合
には、該保持しているファイルを前記1つのデータ端末
へ送信する代理転送制御部と、(d)対応するファイル
を保持していない場合には、前記転送要求を前記サーバ
へ送信するルーティング制御部と、を含むルータ装置が
提供される。
【0046】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、転送要求頻度情報を要求ファイル識別
情報に対応付けて保持し、複数のデータ端末からの転送
要求に応答してサーバから送信されるパケットを中継す
るルータ装置であって、(a)前記複数のデータ端末に
含まれる1つのデータ端末からサーバ識別情報と要求フ
ァイル識別情報とを含む転送要求を受領する第1の接続
ポートと、(b)該転送要求に含まれるファイル識別情
報に対応する転送要求頻度情報を更新する転送プロトコ
ル解析/キャッシュ制御部と、(c)該転送要求を前記
サーバに送信するルーティング制御部と、(d)該転送
要求に応答して前記サーバ側から送信された、データ端
末宛先情報とファイル識別情報と、ファイル情報を含む
パケットを受領する第2の接続ポートと、を含み、
(e)前記転送プロトコル解析/キャッシュ制御部は、
更新された転送要求頻度情報が予定のトリガ条件に適合
するか否かを判断し、(f)さらに、トリガ条件に適合
すると判断された場合には、該パケットに含まれるファ
イル情報を前記キャッシュ記憶部に格納するキャッシュ
制御部を含むルータ装置が提供される。
【0047】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、自己の宛先情報を保持し、複数のデー
タ端末からの転送要求に応答してサーバから送信される
パケットを中継するルータ装置であって、(a)前記サ
ーバ側からデータ端末宛先情報とファイル識別情報と、
ファイル情報を含むパケットを受領する接続ポートと、
(b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断する転送
プロトコル解析/キャッシュ制御部と、(c)前記デー
タ端末宛先情報に基づいて、該パケットをデータ端末に
送信するルーティング制御部と、を含み、(d)前記転
送プロトコル解析/キャッシュ制御部は、キャッシュ対
象であると判断された場合に、該パケットに含まれるフ
ァイル情報と、前記自己の宛先情報を含むパケットを生
成し、(e)さらに、該生成されたパケットに含まれる
ファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格納するキャッ
シュ制御部を含むルータ装置が提供される。
【0048】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、複数のデータ端末からの転送要求に応
答してサーバから送信されるパケットを中継するルータ
装置であって、(a)前記サーバ側からデータ端末宛先
情報とファイル識別情報と、ファイル情報を含むパケッ
トを受領する接続ポートと、(b)該パケットに含まれ
るファイル識別情報に基づいて、該パケットがキャッシ
ュ対象か否かを判断する転送プロトコル解析/キャッシ
ュ制御部と、(c)キャッシュ対象であると判断された
場合には、該パケットに含まれるファイル情報を前記キ
ャッシュ記憶部に格納するキャッシュ制御部と、を含む
ルータ装置が提供される。
【0049】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデータ
を管理するキャッシュ管理テーブルを備え、複数のデー
タ端末からサーバへ送信される転送要求を中継するルー
タ装置であって、(a)前記複数のデータ端末に含まれ
る1つのデータ端末からリクエスト種別情報とファイル
識別情報とを含むメッセージを受領する接続ポートと、
(b)該メッセージに含まれるリクエスト種別情報が予
定の値か否かを判断する転送プロトコル解析/キャッシ
ュ制御部と、(c1)予定の値であると判断された場合
には、該メッセージに含まれるファイル識別情報に対応
するファイルを保持しているか否かを前記キャッシュ管
理テーブルを検査することにより判断し、(c2)対応
するファイルを保持している場合には、該保持している
ファイルを消去するキャッシュ制御部と、を含むルータ
装置が提供される。
【0050】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定情
報を転送ファイル特定情報を含む起動プログラムに対応
付けて保持し、複数のデータ端末からサーバへ送信され
る転送要求を中継するルータ装置であって、(a)前記
プログラム起動時刻特定情報を前記タイマーから入手し
た現在の時刻と対比することにより、前記プログラム起
動時刻特定情報に対応付けられた起動プログラムを実行
するか否か判断する時計機構と、(b)該対応付けられ
た起動プログラムを実行すると判断された場合には、該
対応付けられたプログラムを実行することにより、前記
転送ファイル特定情報に対応するファイルの転送を要求
するパケットを生成する転送プログラムと、(c)前記
要求するパケットを前記サーバへ送信するルーティング
制御部と、(d)前記要求するパケットに応答して前記
サーバから送信されたファイル情報を前記キャッシュ記
憶部に格納するキャッシュ制御部と、を含むルータ装置
が提供される。
【0051】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定情
報を消去ファイル特定情報を含む起動プログラムに対応
付けて保持し、複数のデータ端末からサーバへ送信され
る転送要求を中継するルータ装置であって、(a)前記
プログラム起動時刻特定情報を前記タイマーから入手し
た現在の時刻と対比することにより、前記プログラム起
動時刻特定情報に対応付けられた起動プログラムを実行
するか否か判断する時計機構と、(b)該対応付けられ
た起動プログラムを実行すると判断された場合には、該
対応付けられたプログラムを実行することにより、前記
消去ファイル特定情報に対応するファイルの転送を前記
キャッシュ記憶部から消去するキャッシュ制御部と、を
含むルータ装置が提供される。
【0052】本発明の他の一態様においては、複数のデ
ータ端末と、サーバと、キャッシュ記憶部と、前記キャ
ッシュ記憶部に格納されたデータを管理するキャッシュ
管理テーブルを備え、前記複数のデータ端末から前記サ
ーバへ送信される転送要求を中継するルータ装置とを含
むネットワーク・システムであって、(a)前記複数の
データ端末からの転送要求に応答して自己の保持してい
るファイルを送信するサーバと、(b)サーバ識別情報
と要求ファイル識別情報とを含む転送要求を送信するデ
ータ端末と、(c1)前記複数のデータ端末に含まれる
1つのデータ端末から前記転送要求を受領する接続ポー
トと、(c2)該転送要求に含まれる要求ファイル識別
情報に対応するファイルを保持しているか否かを前記キ
ャッシュ管理テーブルを検査することにより判断するキ
ャッシュ制御部と、(c3)対応するファイルを保持し
ている場合には、該保持しているファイルを前記1つの
データ端末へ送信する代理転送制御部と、(c4)対応
するファイルを保持していない場合には、前記転送要求
を前記サーバへ送信するルーティング制御部とを含むル
ータ装置と、を含むネットワーク・システムが提供され
る。
【0053】本発明の他の一態様においては、複数のデ
ータ端末と、サーバと、キャッシュ記憶部を備え、転送
要求頻度情報を要求ファイル識別情報に対応付けて保持
し、前記複数のデータ端末からの転送要求に応答して前
記サーバから送信されるパケットを中継するルータ装置
とを含むネットワーク・システムであって、(a)前記
複数のデータ端末からの転送要求に応答して自己の保持
しているファイルを送信するサーバと、(b)サーバ識
別情報と要求ファイル識別情報とを含む転送要求を送信
するデータ端末と、(c1)前記複数のデータ端末に含
まれる1つのデータ端末から前記転送要求を受領する第
1の接続ポートと、(c2)該転送要求に含まれるファ
イル識別情報に対応する転送要求頻度情報を更新する転
送プロトコル解析/キャッシュ制御部と、(c3)該転
送要求を前記サーバに送信するルーティング制御部と、
(c4)該転送要求に応答して前記サーバ側から送信さ
れた、データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファ
イル情報を含むパケットを受領する第2の接続ポート
と、を含み、(c5)前記転送プロトコル解析/キャッ
シュ制御部は、更新された転送要求頻度情報が予定のト
リガ条件に適合するか否かを判断し、(c6)さらに、
トリガ条件に適合すると判断された場合には、該パケッ
トに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格
納するキャッシュ制御部を含むルータ装置と、を含むネ
ットワーク・システムが提供される。
【0054】本発明の他の一態様においては、複数のデ
ータ端末と、サーバと、キャッシュ記憶部を備え、前記
複数のデータ端末からの転送要求に応答して前記サーバ
から送信されるパケットを中継するルータ装置とを含む
ネットワーク・システムであって、(a)サーバ識別情
報と要求ファイル識別情報とを含む転送要求を送信する
データ端末と、(b)前記複数のデータ端末からの転送
要求に応答してデータ端末宛先情報とファイル識別情報
と、ファイル情報を含むパケットを送信するサーバと、
(c1)前記サーバ側から前記パケットを受領する接続
ポートと、(c2)該パケットに含まれるファイル識別
情報に基づいて、該パケットがキャッシュ対象か否かを
判断する転送プロトコル解析/キャッシュ制御部と、
(c3)キャッシュ対象であると判断された場合には、
該パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記
憶部に格納するキャッシュ制御部とを含むルータ装置
と、を含むネットワーク・システムが提供される。
【0055】本発明の他の一態様においては、複数のデ
ータ端末と、サーバと、キャッシュ記憶部とタイマーを
備え、プログラム起動時刻特定情報を転送ファイル特定
情報を含む起動プログラムに対応付けて保持し、前記複
数のデータ端末から前記サーバへ送信される転送要求を
中継するルータ装置とを含むネットワーク・システムで
あって、(a)前記複数のデータ端末からの転送要求に
応答して自己の保持しているファイルを送信するサーバ
と、(b)サーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを
含む転送要求を送信するデータ端末と、(c1)前記プ
ログラム起動時刻特定情報を前記タイマーから入手した
現在の時刻と対比することにより、前記プログラム起動
時刻特定情報に対応付けられた起動プログラムを実行す
るか否か判断する時計機構と、(c2)該対応付けられ
た起動プログラムを実行すると判断された場合には、該
対応付けられたプログラムを実行することにより、前記
転送ファイル特定情報に対応するファイルの転送を要求
するパケットを生成する転送プログラムと、(c3)前
記要求するパケットを前記サーバへ送信するルーティン
グ制御部と、(c4)前記要求するパケットに応答して
前記サーバから送信されたファイル情報を前記キャッシ
ュ記憶部に格納するキャッシュ制御部とを含むルータ装
置と、を含むネットワーク・システムが提供される。
【0056】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、キャッシュ対象ファイルを登録したキャッ
シュ対象管理テーブルを備え、複数のデータ端末からサ
ーバへ送信される転送要求を中継するルータ装置上で実
施されるメッセージ中継プログラムを格納した記録媒体
であって、該プログラムは、(a)前記複数のデータ端
末に含まれる1つのデータ端末からサーバ識別情報と要
求ファイル識別情報とを含む転送要求を受領することを
前記ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、
(b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
応するファイルがキャッシュ対象であるか否かを前記キ
ャッシュ対象管理テーブルを検査することにより判断す
ることを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコ
ードと、(c)キャッシュ対象であると判断された場合
には、前記キャッシュ記憶部に保持され、該転送要求に
含まれる要求ファイル識別情報に対応するファイルを前
記1つのデータ端末へ送信することを前記ルータ装置に
指示するためのプログラムコードと、(d)キャッシュ
対象でないと判断された場合には、前記転送要求を前記
サーバへ送信することを前記ルータ装置に指示するため
のプログラムコードと、を含む記録媒体が提供される。
【0057】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデータ
を管理するキャッシュ管理テーブルを備え、複数のデー
タ端末からサーバへ送信される転送要求を中継するルー
タ装置上で実施されるメッセージ中継プログラムを格納
した記録媒体であって、該プログラムは、(a)前記複
数のデータ端末に含まれる1つのデータ端末からサーバ
識別情報と要求ファイル識別情報とを含む転送要求を受
領することを前記ルータ装置に指示するためのプログラ
ムコードと、(b)該転送要求に含まれる要求ファイル
識別情報に対応するファイルを保持しているか否かを前
記キャッシュ管理テーブルを検査することにより判断す
ることを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコ
ードと、(c)対応するファイルを保持している場合に
は、該保持しているファイルを前記1つのデータ端末へ
送信することを前記ルータ装置に指示するためのプログ
ラムコードと、(d)対応するファイルを保持していな
い場合には、前記転送要求を前記サーバへ送信すること
を前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
と、を含む記録媒体が提供される。
【0058】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、転送要求頻度情報を要求ファイル識別
情報に対応付けて保持し、複数のデータ端末からの転送
要求に応答してサーバから送信されるパケットを中継す
るルータ装置上で実施されるメッセージ中継プログラム
を格納した記録媒体であって、該プログラムは、(a)
前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端末から
サーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む転送要
求を受領することを前記ルータ装置に指示するためのプ
ログラムコードと、(b)該転送要求に含まれるファイ
ル識別情報に対応する転送要求頻度情報を更新すること
を前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
と、(c)該転送要求を前記サーバに送信することを前
記ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、
(d)該転送要求に応答して前記サーバ側から送信され
た、データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファイ
ル情報を含むパケットを受領することを前記ルータ装置
に指示するためのプログラムコードと、(e)前記更新
された転送要求頻度情報が予定のトリガ条件に適合する
か否かを判断することを前記ルータ装置に指示するため
のプログラムコードと、(f)トリガ条件に適合すると
判断された場合には、該パケットに含まれるファイル情
報を前記キャッシュ記憶部に格納することを前記ルータ
装置に指示するためのプログラムコードと、を含む記録
媒体が提供される。
【0059】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、自己の宛先情報を保持し、複数のデー
タ端末からの転送要求に応答してサーバから送信される
パケットを中継するルータ装置上で実施されるメッセー
ジ中継プログラムを格納した記録媒体であって、該プロ
グラムは、(a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報
とファイル識別情報と、ファイル情報を含むパケットを
受領することを前記ルータ装置に指示するためのプログ
ラムコードと、(b)該パケットに含まれるファイル識
別情報に基づいて、該パケットがキャッシュ対象か否か
を判断することを前記ルータ装置に指示するためのプロ
グラムコードと、(c)前記データ端末宛先情報に基づ
いて、該パケットをデータ端末に送信することを前記ル
ータ装置に指示するためのプログラムコードと、(d)
キャッシュ対象であると判断された場合には、該パケッ
トに含まれるファイル情報と、前記自己の宛先情報を含
むパケットを生成することを前記ルータ装置に指示する
ためのプログラムコードと、(e)該生成されたパケッ
トに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格
納することを前記ルータ装置に指示するためのプログラ
ムコードと、を含む記録媒体が提供される。
【0060】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部を備え、複数のデータ端末からの転送要求に応
答してサーバから送信されるパケットを中継するルータ
装置上で実施されるメッセージ中継プログラムを格納し
た記録媒体であって、該プログラムは、(a)前記サー
バ側からデータ端末宛先情報とファイル識別情報と、フ
ァイル情報を含むパケットを受領することを前記ルータ
装置に指示するためのプログラムコードと、(b)該パ
ケットに含まれるファイル識別情報に基づいて、該パケ
ットがキャッシュ対象か否かを判断することを前記ルー
タ装置に指示するためのプログラムコードと、(c)キ
ャッシュ対象であると判断された場合には、該パケット
に含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格納
することを前記ルータ装置に指示するためのプログラム
コードと、を含む記録媒体が提供される。
【0061】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデータ
を管理するキャッシュ管理テーブルを備え、複数のデー
タ端末からサーバへ送信される転送要求を中継するルー
タ装置上で実施されるメッセージ処理プログラムを格納
した記録媒体であって、該プログラムは、(a)前記複
数のデータ端末に含まれる1つのデータ端末からリクエ
スト種別情報とファイル識別情報とを含むメッセージを
受領することを前記ルータ装置に指示するためのプログ
ラムコードと、(b)該メッセージに含まれるリクエス
ト種別情報が予定の値か否かを判断することを前記ルー
タ装置に指示するためのプログラムコードと、(c)予
定の値であると判断された場合には、該メッセージに含
まれるファイル識別情報に対応するファイルを保持して
いるか否かを前記キャッシュ管理テーブルを検査するこ
とにより判断することを前記ルータ装置に指示するため
のプログラムコードと、(d)対応するファイルを保持
している場合には、該保持しているファイルを消去する
ことを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコー
ドと、を含む記録媒体が提供される。
【0062】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定情
報を転送ファイル特定情報を含む起動プログラムに対応
付けて保持し、複数のデータ端末からサーバへ送信され
る転送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセ
ージ処理プログラムを格納した記録媒体であって、該プ
ログラムは、(a)前記プログラム起動時刻特定情報を
前記タイマーから入手した現在の時刻と対比することに
より、前記プログラム起動時刻特定情報に対応付けられ
た起動プログラムを実行するか否か判断することを前記
ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、
(b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
することにより、前記転送ファイル特定情報に対応する
ファイルの転送を要求するパケットを生成することを前
記ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、
(c)前記要求するパケットを前記サーバへ送信するこ
とを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
と、(d)前記要求するパケットに応答して前記サーバ
から送信されたファイル情報を前記キャッシュ記憶部に
格納することを前記ルータ装置に指示するためのプログ
ラムコードと、を含む記録媒体が提供される。
【0063】本発明の他の一態様においては、キャッシ
ュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定情
報を消去ファイル特定情報を含む起動プログラムに対応
付けて保持し、複数のデータ端末からサーバへ送信され
る転送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセ
ージ処理プログラムを格納した記録媒体であって、該プ
ログラムは、(a)前記プログラム起動時刻特定情報を
前記タイマーから入手した現在の時刻と対比することに
より、前記プログラム起動時刻特定情報に対応付けられ
た起動プログラムを実行するか否か判断することを前記
ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、
(b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
することにより、前記消去ファイル特定情報に対応する
ファイルの転送を前記キャッシュ記憶部から消去するこ
とを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
と、を含む記録媒体が提供される。
【0064】
【実施例】
A. 概要 以下、図面を参照して本発明の実施例の概要を説明す
る。図1は、本発明の好適な実施例におけるコンピュー
タシステムの概念図である。企業内バックボーン101
にはブート・サーバ103、NC201、202、20
3やルータ151、152、153が接続されている。
この企業内バックボーンに接続された各ルータ151、
152、153には夫々サブネット111、112、1
13が連なっている。 サブネット111、112、1
13にはさらに、NCやサブネットを連結するルータが
連なっている。
【0065】各NCは、ブート・ローダ以外の全てのソ
フトウェア(OS、OSが使用するリソース、アプリケ
ーション・プログラム等)をブート・サーバ103から
ダウンロードしている。
【0066】このとき、全てのNCがブートサーバ10
3から直接データを受け取ろうとすると、バックボーン
101には全社的な負担がかかり、その下位のサブネッ
ト111、112、113にはそれ以下に連なる全ての
NC分の負担がかかる。
【0067】例えば、NC281から発せられた転送要
求は、サブネット121、111を越え、バックボーン
101を経由してブートサーバ103に届く。NC28
1とブートサーバ103間のセッションが結ばれ、転送
プロトコルはサーバ/NC間で直接行われる。しかし、
NC281とサーバ103間でとりかわされる全てのパ
ケットはルータ161、151を経由するので、ルータ
161またはルータ151にキャッシング及びプロトコ
ル解析機能があれば、ルータ161またはルータ151
はNC/サーバ間の転送を監視することにより、サーバ
上の元データを復元・キャッシュすることができる。
【0068】キャッシュ上にあるデータに関して、同一
サブネットの他のNC(例えばNC283)からサーバ
103に転送要求が出された場合、ルータ161または
ルータ151は、その要求を透過させず、ルータ161
またはルータ151自身がサーバのふりをして、NC2
83とセッションを結び、キャッシュ内データをNC2
83に転送する。このようなサブネット単位のキャッシ
ングにより、そのサブネットに対して1台分の負荷がそ
の上位ネットにかかるだけで以降は、そのサブネット内
でトラフィックを処理することができる。
【0069】本発明の一態様において、データキャッシ
ュ付きルータ装置は、下位のサブネットに接続されてい
るデータ端末から、サブネットを越えてのデータ転送プ
ロトコルを監視することにより、受動的なトリガーを得
てデータをキャッシュするが、1つの転送が正常に終了
する以前には、キャッシュ中のデータの正当性が保証で
きない為、キャッシング中に他のデータ端末より同一の
データへの転送命令を受け取った場合は、ルータはキャ
ッシュの中の不完全なデータを折り返し、そのデータ端
末に転送することが出来ないので、転送命令を本来のあ
て先に向けて透過させる。
【0070】よってこの態様においては、データ端末か
ら多少の時間差を持って同一データのダウンロードが行
われる場合うまく動作するが、きわめて短期間に(ルー
タがキャッシングを終了するまでの時間内に)、転送要
求が集中した場合、ルータはキャッシュを有効利用でき
ず、結果としてネットワーク負荷の軽減には繋がらな
い。
【0071】このため、本発明の他の一態様において
は、ルータ装置に、メモリカード等のプログラムを格納
した記憶メディアをアッタチする機構を設け、そのメデ
ィアにデータ転送プロトコルのクライアント機能を実現
するプログラムを格納しておき、時計機構を利用して定
時にそのプログラムを起動を可能にする。
【0072】この機構を用意することにより、キャッシ
ュ機能付きネットワーク・ルータに、ダミーのデータ転
送要求をサーバーに向けて発呼させることにより、頻繁
にアクセスされると予想されるデータをサーバーからル
ーターに送らせ、結果的にそのデータでもってルータの
キャッシュをアクセスの集中時以前に充填してしまうこ
とが出来るようになる。この手法により、きわめて短い
時間に各データ端末からサーバーの特定リソースに対す
るアクセスが集中した場合であっても、ルーターのキャ
ッシュ機能を十分に利用することが可能となる。
【0073】B. ハードウエア構成 次に、本発明のルータ装置のハードウエア構成を説明す
る。本発明の好適な実施例におけるルータ装置100は
以下の機構を備えるルータにより実現可能である。
【0074】(1)キャッシュ用の記憶機構(本発明の
好適な実施例においてはRAMにより実現される)。
【0075】(2)転送プロトコル解析や代理実行を行
うプログラムを格納する記憶機構(本発明の好適な実施
例においては、ROMにより実現される。なお、本発明
の好適な実施例においては、転送プロトコル解析や代理
実行を行うプログラムはRAMロードされることにより
実行される)。
【0076】(3)キャッシュ条件の設定を記憶する記
憶機構(本発明の好適な実施例においては、書き換え可
能なROMによって実現される)。
【0077】(4)時計機構(本発明の好適な実施例に
おいては、タイマーと定時起動プログラム部とによって
実現される)。
【0078】本願の出願時において普及しているル−タ
多くは、表示、キ−入力装置を持たない以外は通常のP
Cと同等のハ−ドウェア構成(汎用CPU、メモリ、静
的記憶装置、ネットワ−クアダプタ等)を有している。
(安価なPCからディスプレ−、キ−ボ−ドを取りはず
し、必要最小限のOSを導入してル−タとして販売され
ていることもある。)よって、キャッシュ用のRAM
等、上記以外の装置についてはル−タに標準的に使用さ
れているものが、キャッシュ機能のためにも利用可能で
ある。
【0079】図2は、本発明において使用されるルータ
装置100(151〜153、161〜166、17
1、172)のハードウェア構成の一実施例を示す概観
図である。
【0080】ルータ装置100は、中央処理装置(CP
U)1とメモリ4とを含んでいる。CPU1とメモリ4
は、バス2を介して、補助記憶装置としてのハードディ
スク装置13とを接続してある。フロッピーディスク装
置(またはMO、CD−ROM等の記録媒体駆動装置)
20はフロッピーディスクコントローラ19(またはI
DEコントローラ、SCSIコントローラ等)を介して
バス2へ接続されている。
【0081】フロッピーディスク装置(またはMO、C
D−ROM等の記録媒体駆動装置)20には、フロッピ
ーディスク(またはMO、CD−ROM等の記録媒体)
が挿入され、このフロッピーディスク等やハードディス
ク装置13、ROM14には、オペレーティングシステ
ムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施する
ためのコンピュータ・プログラムのコードを記録するこ
とができ、メモリ4にロードされることによって実行さ
れる。このコンピュータ・プログラムのコードは圧縮
し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録するこ
ともできる。
【0082】ルータ装置100は更に、ユーザ・インタ
ーフェース・ハードウェアを備えることも可能であり、
入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、
ジョイスティック等)7またはキーボード6や、視覚デ
ータをユーザに提示するためのディスプレイ12を有す
ることができる。また、シリアルポート15を介してモ
デムを接続することが可能である。このルータ100
は、シリアルポート15およびモデムまたは通信アダプ
タ18(イーサネットやトークンリング・カード)等を介
してネットワークに接続し、他のコンピュータ等と通信
を行うことが可能である。
【0083】このように、本発明のルータ100は、通
常のパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーシ
ョン、ノートブックPC等を含む通信機能有するコンピ
ュータ、または、これらの組合せによって実施可能であ
ることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの
構成要素は例示であり、その全ての構成要素が本発明の
必須の構成要素となるわけではない。
【0084】特に、ここで説明したハードウエア構成
は、ネットワーク間の中継を行うに必要なものであれば
よいため、オペレータからの直接的な入力を可能にする
キーボード6、マウス7、キーボード/マウスコントロ
ーラ5、視覚データをユーザに提示するためのCRT1
2、表示装置11、VRAM9、VGA8、各種記録媒
体処理装置19、25、27等は必須の構成要素ではな
い。
【0085】このルータ装置100の各構成要素は、複
数のマシンを組合せ、それらに機能を配分し実施する等
の種々の変更は当業者によって容易に想定されるもので
あって、それらの変更は、本発明の思想に包含される概
念である。
【0086】本発明に使用されるデータ端末110もル
ータ装置100と同様に図2に示すハードウェア構成に
よって実施することができる。すなわちデータ端末11
0も、情報入手要求を入力し、それを発信する機能とが
あればよいので、通常のパーソナルコンピュータ(P
C)やワークステーション、ノートブックPC、パーム
トップPC、コンピュータを内蔵したテレビ等の各種家
電製品、通信機能を有するゲーム機、電話、FAX、携
帯電話、PHS、電子手帳、等を含む通信機能有するデ
ータ端末、または、これらの組合せによっても実施可能
であることを容易に理解できるであろう。
【0087】ただし、これらの構成要素は例示であり、
その全ての構成成要素が本発明の必須の構成要素となる
わけではない。特に、本発明の好適な実施例において
は、静的記憶装置を持たず、ブート・ローダ以外の全て
のソフトウェア(OS、OSが使用するリソース、アプ
リケーション・プログラム等)をネットワークを経由し
てサーバーからダウンロードして実行するネットワーク
・コンピュータ(NC)がデータ端末として使用されて
いるように、ハードディスク装置13等は必須の構成要
素にはならない。
【0088】また、音声の処理に必要なオーディオ・コ
ントローラ21、アンプ22、スピーカ23、マイクロ
フォン24やオペレータからの直接的な入力を可能にす
るキーボード6、マウス7、キーボード/マウスコント
ローラ5、各種記録媒体処理装置19、25、27等は
必ずしも必要な構成要素となるわけでなない。
【0089】本発明の好適な実施例において、ルータ装
置100の経路制御ソフト等は、専用のファームウエア
としてROMに格納されていてもよく、Windows
NT(マイクロソフトの商標)、Windows95
(マイクロソフトの商標)、Windows3.x(マ
イクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、M
acOS(Apple社の商標)、AIX(IBMの商
標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)な
どのオペレーティング・システムやアプリケーション・
ソフトの組み合わせによっても実現可能である。
【0090】データ端末110側のオペレーティング・
システムは、WindowsNT(マイクロソフトの商
標)、Windows95(マイクロソフトの商標)、
Windows3.x(マイクロソフトの商標)、OS
/2(IBMの商標)、MacOS(Apple社の商
標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシ
ステム(MITの商標)などの、標準でGUIマルチウ
インドウ環境をサポートするものや、PC−DOS(I
BMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの商標)
などのキャラクタ・ベース環境のもの、さらにはOS/
Open(IBMの商標)、VxWorks(Wind
River Systems, Inc.の商標)等
のリアルタイムOS、JavaOS等のネットワークコ
ンピュータに組み込まれたOS等だけではなく、「ザウ
ルス」(シャープ社の商標)に使用されているザウルス
OS、「データ・スコープ」(京セラ社の商標)等に使
用されているチップ・カードOS等でも実現可能であ
り、特定のオペレーティング・システム環境に限定され
るものではない。
【0091】C. システム構成 図3は、本発明の好適な実施例におけるルータ装置10
0のシステム構成を示す機能ブロック図である。
【0092】ネットワーク接続ポート221、223は
夫々上位ネットワーク231と下位ネットワーク233
に接続している。
【0093】転送プロトコル解析/キャッシュ制御部2
03は、IPパケットのIPアドレスや転送プロトコル
(ポート番号)を解析する。また、下位ネットワークか
らのリクエスト・パケットに対しては、キャッシュにリ
クエストされているデータがあるか否かをキャッシュ制
御部215に問い合わせる。本発明の好適な実施例にお
いてルータ装置100が中継するパケットを図13から
16に示す。
【0094】キャッシュ制御部215から該データが存
在するとの返答を受領した場合には、代理転送制御部2
05に代理転送を依頼し、存在しないとの返答を受領し
た場合は、ルーティング制御部201にそのリクエスト
・パケットを渡す。
【0095】本発明の好適な実施例においては、転送プ
ロトコル解析/キャッシュ制御部203は、キャッシュ
内に保存されているデ−タの情報ソースに対してデータ
の転送要求がなされた場合、そのヘッダー情報を書き換
え、自己に内臓されているプロトコル・ハンドラー(代
理転送制御部205)に向けてその要求を送る。また、
このプロトコル・ハンドラー(bootp、ftp、h
ttpサーバー機能)は、クライアントからの要求に答
えて、キャッシュ内のデータからパケットを生成し、ル
ーティング制御部201を介してクライアントに送出す
る。
【0096】この一方、上位ネットワークからのパケッ
トに対しては、そのパケットのヘッダ−情報を解析し
て、キャッシュ対象の条件に合うか否かを設定条件記憶
部207のデータを基に判断する。キャッシュ対象の条
件に一致する場合には、転送対象のデ−タを抽出し、キ
ャッシュ制御部215にキャッシュ用動的記憶部209
への記憶を依頼する。
【0097】本発明の好適な実施例において、転送プロ
トコル解析/キャッシュ制御部203は、図4に示すよ
うに、転送要求管理テーブル204を保持しており、デ
ータ端末110からダウンロードされるファイル毎の転
送要求の頻度情報を管理している。本発明の好適な実施
例において、転送要求管理テーブル204は、ホスト・
アドレス341、ポート番号343、プロトコルID3
44、ファイル名345、キャッシュ・フラグ346、
ファイル名345に対応するデータ端末アドレス35
1、アクセス時刻353のエントリを有している。
【0098】本発明の好適な実施例において、この転送
要求管理テーブルは、ルータの始動時に後述する設定条
件記憶部207の内容を元に生成され、設定条件の変更
時に追加/削除される。具体的には、図6の設定条件記
憶部207において、キャッシュ対象として登録されて
いるファイル毎にテーブルが生成され、対応するホスト
・アドレス341、ポート番号343、プロトコルID
344、ファイル名345がセットされ、キャッシュ・
フラグ346は0にセットされる。転送要求エントリ3
50は、データ端末110から転送要求パケットを受領
したときに、TCP/IPパケットのソースIPアドレ
スと時計機構211(タイマー)から入手した時刻をセ
ットする。また、転送要求エントリが予定のトリガ条件
に適合するに至った場合には、キャッシュ・フラグ34
6をオンにする。
【0099】ルーティング制御部201は宛先アドレス
やポート番号を解析し、どのポートにパケットを送出す
るかを決定し、送出する。
【0100】代理転送制御部205は、キャッシュ内に
保存されているデ−タの情報ソースに対してデータの転
送要求がなされた場合、キャッシュ内のデータからパケ
ットを生成し、ルーティング制御部201を介してクラ
イアントに送出する。
【0101】リモート制御命令処理部213は、ネット
ワーク231、233や設定用端末235から送られて
来た制御命令(条件設定、キャッシュのクリア命令、時
刻合わせなど)を受信し、その命令を実行する。
【0102】キャッシュ制御部215はキャッシュされ
たファイルの読み出し、書き込みを制御する。本発明の
好適な実施例において、キャッシュ制御部215は、キ
ャッシュされたファイルの管理情報を保持する図5に示
すように、キャッシュ管理テーブル216を備えてい
る。
【0103】本発明の好適な実施例において、このキャ
ッシュ管理テーブルは、ファイルがキャッシュ記憶部2
09に格納されるときにファイル毎に生成され、対応す
るホスト・アドレス361、ポート番号363、プロト
コルID365、ファイル名367がセットされる。ま
た、キャッシュ記憶部209への格納時に時計機構21
1(タイマー)から入手した時刻を生成時刻371セッ
トし、最終アクセス時刻373とカレント・アクセス・
カウント375を0にセットする。最終アクセス時刻3
73とカレント・アクセス・カウント375は、データ
端末110にキャッシュ記憶部209に格納したファイ
ルをダウンロードする際に更新される。
【0104】また、後述する図6の設定条件記憶部20
7に管理されているキャッシュ保持期間323と、生成
時刻371を基に計算した時刻をクリア予定時刻377
にセットする。なお、ポインタ369は、キャッシュ記
憶部209に格納された対応するファイルにアクセスす
る為のポインタ情報である。
【0105】設定条件記憶部207は、図6に示すよう
に、キャッシュ対象のパケットを特定する為及び各種管
理情報を保持する為のテーブルを管理している。具体的
には、設定条件記憶部207は、ホストアドレス(ホス
ト名)301、ポート番号311、プロトコルID31
3、ファイル名321の情報を保持し、また、ファイル
毎にキャッシュ保持期間323、キャッシュ・トリガ3
25(要求回数327、単位時間329)の情報を保持
する。
【0106】本発明の好適な実施例において、キャッシ
ュ・トリガ325には、1日(24時間)に3回以上の
転送要求を受けた場合にキャッシュを保持するといった
設定を可能にしている。本発明の好適な実施例におい
て、このキャッシュ・トリガ条件は、種々設定可能であ
り、例えば、データ端末アドレス351(図4)が特定
のアドレスであった場合にはキャッシュ・フラグ346
をオンにしたり、特定アドレスの場合のみアクセスカウ
ントを増加させるといった設定も可能であり、これによ
り、特定のデータ端末からアクセスされるファイルを優
先的にキャッシュに収めることもできる。
【0107】なお、一定の条件に該当する場合にはキャ
ッシュをクリアするためのキャッシュ・クリア・トリガ
を別に設定することも可能である。この設定条件記憶部
207の情報は、設定用接続ポート225を介して接続
された設定用端末235から直接登録/変更することが
できる。なお、本発明の好適な実施例においては、設定
用端末からだけではなく、上位又は下位ネットワークか
らの設定変更を指示するパケットを受領することによっ
ても設定条件記憶部207の情報を登録/変更できる。
【0108】時計機構211は、通常のコンピュータや
ルータの有しているタイマー機構と定時起動プログラム
部212を含んでいる。定時起動プログラム部212
は、定時起動プログラムテーブル214を参照し、設定
された時刻になると、外部記憶メディア241に格納さ
れた外部転送プログラム243を起動させる。
【0109】外部転送プログラム243は、設定内容に
応じてキャッシュ命令やキャッシュクリア命令等の種々
の処理を行う。外部記憶メディア駆動部217は、外部
記憶メディア241を駆動するドライバである。
【0110】以上図3乃至5に示す各機能ブロックを説
明したが、これらの機能ブロックは、論理的機能ブロッ
クであり、各々1つのまとまりを持ったハードウエアや
ソフトウエアによって実現されることを意味するのでは
なく、複合し、または共通したハードウエアやソフトウ
エアによって実現可能である。また、この図3乃至5に
示す全ての機能ブロックが本発明に必須の構成要素とい
う訳ではない。
【0111】例えば、下位または上位ネットワークから
条件設定のパケットを受領する態様にすれば、設定用端
末235や設定用端末ポート225は不要であり、ま
た、外部転送制御部243をルータ装置に組み込む態様
においては、外部記憶メディア241は不要となる。
【0112】D. パケット処理手順 次に、本発明の一態様の好適な実施例におけるルータ装
置によるパケットの処理手順を説明する。
【0113】図5は本発明の好適な実施例におけるパケ
ット処理のメインフローである。ルータ装置100がパ
ケットを受信すると、転送プロトコル解析/キャッシュ
制御部203は、IPパケットのIPアドレスを解析
し、自己宛のパケットか、他者宛のパケットかを判別す
る(ブロック503)。
【0114】具体的には、本発明の好適な実施例の場
合、TCP/IP(Transmission Con
trol Protocol/Internet Pr
otocol)のプロトコルのパケットの宛先IPアド
レス(図13のディスティネーションIPアドレス)と
自己のIPを比較し、一致している場合には、自己宛の
パケット、一致しない場合には他者宛のパケットである
と判別している。
【0115】他者宛のパケットである場合には、後述す
るルーティング処理を行う(ブロック511)。自己宛
のパケットである場合には、さらに、ポートプロトコル
をチェックし、リモート制御プロトコルか外部転送プロ
トコルかを判別する(ブロック505)。
【0116】具体的には、本発明の好適な実施例の場
合、UDP(User Datagram Proto
col)のプロトコルのパケットの宛先ポート(図14
のUDPディスティネーション・ポート)が予定の値と
一致指定ルか否かによって判断している。
【0117】外部転送プロトコルと判断された場合に
は、そのパケットを外部記憶メディア241の外部転送
部243に渡す(ブロック507)。外部転送部243
は後述する定時起動処理を行う。
【0118】リモート制御プロトコルと判断された場合
には、転送プロトコル解析/キャッシュ制御部203
は、リモート制御命令処理部213に制御を渡し、リモ
ート制御処理(自己制御処理)を行う(ブロック50
9)。
【0119】D−1. 代理転送処理 図9は、本発明の好適な実施例におけるルーティング処
理の手順を示すフローチャートである。図7のブロック
503において、他者宛のパケットであると判断された
場合には、図9に示すように、下位ネットワークからの
パケットか上位ネットワークからのパケットかを判断す
る(ブロック551)。具体的には、ルータ装置100
には、自己の管理するデータ端末のIPアドレスが登録
されており、TCP/IPパケットのソースIPアドレ
スを解析することによって、下位ネットワークからのパ
ケット(その他は上位ネットワークからのパケット)で
あることを認識することができる。
【0120】なお、図3において示した本発明の好適な
実施例のようにルータ装置100は上位ネットワーク2
31と下位ネットワーク233からのパケットが夫々専
用のネットワーク接続ポート221、223から送られ
てくる態様においては、どちらのポートからパケットが
入ってきたかによって、下位ネットワークからのパケッ
トか上位ネットワークからのパケットかを判断すること
もできる。
【0121】図10は、本発明の好適な実施例における
下位ネットワークからのパケットに対する処理の手順を
示すフローチャートである。下位ネットワークからのパ
ケット処理においては、まず、転送プロトコル解析/キ
ャッシュ制御部203は、キャッシュ対象のポートか
(ブロック563)、キャッシュ対象ファイルか(ブロ
ック565)、転送要求か否か(ブロック567)を判
断する。
【0122】具体的には、転送プロトコル解析/キャッ
シュ制御部203が、パケットのポート番号やファイル
名が図4の転送要求テーブル204に登録されているか
否かによって判断している。本発明の好適な実施例にお
いては、転送要求テーブル204に登録されているか否
かによって判断しているが、図6の設定条件記憶部20
7に登録されているか否かを検査すること等によっても
代替可能である。
【0123】なお、本発明の好適な実施例において、転
送要求か否かは、BOOTPのメッセージ・フォーマッ
トのオペレーション(図15のOP)の値が予定の値に
なっているか否かによって判断している。
【0124】キャッシュ対象のポート等でないと判断さ
れた場合には、そのパケットをそのままルーティング制
御部201に渡し、従来のルータのように宛先IPアド
レスに従ったルートを決定し、そのパケットを上位ネッ
トワーク231に向けて送出する(ブロック565)。
【0125】転送要求であった場合、キャッシュ済みか
否かをキャッシュ管理テーブル216を参照して判断す
る(ブロック569)。
【0126】キャッシュ済みであった場合には、転送プ
ロトコル解析/キャッシュ制御部203は、代理転送制
御部205に制御を渡す。代理転送制御部205は、転
送プロトコルに従ったデータ送出パケットを作成し(ブ
ロック571)、そのヘッダー情報を転送要求パケット
のソースIPアドレスの値に書き換え、そのデータ送出
パケットをルーティング制御部201を介してデータ端
末側110に送信する(ブロック575)。
【0127】キャッシュ済みでないと判断された場合に
は、転送要求管理テーブル204の更新処理を行う(ブ
ロック578)。具体的には、図4の転送要求管理テー
ブル204のホスト・アドレス341、ポート番号34
3、プロトコルID344、ファイル名345に対応す
るデータ端末アドレス351、アクセス時刻353のエ
ントリ(転送要求エントリ350)にTCP/IPパケ
ットのソースIPアドレスと時計機構211(タイマ
ー)から入手した時刻をセットする。
【0128】また、転送要求管理テーブル204の転送
要求エントリ350の図6のキャッシュトリガ条件32
5に適合するか否かを判断し、キャッシュトリガ条件に
適合する(例えば、単位時間内329の要求回数327
を上回った)場合には、キャッシュフラグ346に1を
セットし、転送要求エントリ350をクリアする。な
お、本発明の好適な実施例において、この転送要求管理
テーブル204は、ルータ装置100の始動時に設定条
件記憶部207の内容を元に生成され、設定条件の変更
時に追加/削除されるが、転送要求毎に該当するファイ
ルが転送要求テーブル204に登録されているか否かを
検査し、登録されていない場合に、そのファイルに対応
するテーブルを生成する方式を採用してもよい。
【0129】その後、そのパケットをルーティング制御
部201に渡し、従来のルータのように宛先IPアドレ
スに従ったルートを決定し、そのパケットを上位ネット
ワークに向けて送出する(ブロック579)。
【0130】D−2. キャッシング処理 再び、図9を参照すると、ブロック551において、上
位ネットワークからパケットであると判断された場合に
は、図11に示すように、転送プロトコル解析/キャッ
シュ制御部203は、転送に使用されるパケットのTC
P/IPヘッダ−情報を解析して、キャッシュ対象の条
件に合うかどうかを判断する(ブロック583、58
7)。
【0131】具体的には、図4に示す転送要求管理テー
ブル204のホストアドレス341、ポート番号34
3、プロトコルID344、ファイル名345を検査
し、この転送要求管理テーブル204に登録されている
ファイルか否か、キャッシュフラグ346が1になって
いるかを判断する。本発明の好適な実施例においては、
転送要求テーブル204に登録されているか否かによっ
て判断しているが、図6の設定条件記憶部207に登録
されているか否かを検査し、設定条件記憶部207のキ
ャッシュトリガ条件を転送要求エントリ350が満たし
ているか否かの検査をすること等によっても代替可能で
ある。
【0132】キャッシュ対象の条件に合わないと判断さ
れた場合には、そのパケットをそのままルーティング制
御部201に渡し、宛先IPアドレスに従ったルートを
決定し、そのパケットを下位ネットワークに向けて送出
する(ブロック585)。
【0133】キャッシュ対象の条件に合うと判断された
場合には、転送プロトコル解析/キャッシュ制御部20
3は、そのパケットのコピーを作成し(ブロック58
9)、コピー元のパケットをルーティング制御部201
に渡す。ルーティング制御部201は、宛先IPアドレ
スに従ったルートを決定し、そのパケットを下位ネット
ワークに向けて送出する(ブロック591)。
【0134】この一方コピーによって作成されたパケッ
トの宛先アドレスを自己宛に書替え、また、ポートを転
送プロトコルに対応するキャッシュ制御部のものに書替
える(ブロック593)。
【0135】転送プロトコル解析/キャッシュ制御部2
03は、コピーされ、書替えられたパケットをルーティ
ング制御部201に渡す。ルーティング制御部201
は、書替えられた宛先IPアドレスに従い、そのコピー
・パケットをキャッシュ制御部215に送出する(ブロ
ック595)。キャッシュ制御部215は、キャッシュ
管理テーブル216の内容をセットし、そのパケットの
データをキャッシュ記憶部209に格納する。また、転
送プロトコル解析/キャッシュ制御部203は、キャッ
シュフラグ346、転送要求エントリ350の内容をク
リアする。
【0136】なお、現在普及しているル−タは、パケッ
トのヘッダー情報を解析し、パケットの送出経路決定を
行う事が主たる機能であるので、そのパケット解析ロジ
ックを変更することにより、上記の機能追加をすること
は用意に行うことができる。実際、現在市販されている
ルータは、上記の送出経路決定機能に加えて、ヘッダー
の書き換え、プロトコルによるパケットの透過/不透過
のフィルタリング等の付加機能を備えているものも少な
くないので、ファームウェア・プログラムの修正/追加
により上記機能の追加は用意に行うことができる。
【0137】D−3. リモート制御処理 図6は、本発明の好適な実施例におけるリモート制御処
理の手順を示すフローチャートである。リモート制御処
理においては、まず、リモート制御命令処理部213
は、ポートプロトコルをチェックし、キャッシュクリア
命令か時刻設定命令かを判別する(ブロック523)。
【0138】具体的には、本発明の好適な実施例の場
合、UDPパケットのディスティネーション・ポートが
キャッシュクリア命令として予め決められたポート・ア
ドレスとなっている場合にはキャッシュクリア命令と判
断し、時刻設定命令として予め決められたポート・アド
レスとなっている場合には時刻設定命令と判断し、その
他の場合にはエラーとして判断している。
【0139】時刻設定命令であると判断された場合に
は、リモート制御命令処理部213は、命令を解釈して
設定時刻を取り出す(ブロック525)。具体的には、
本発明の好適な実施例の場合、UDPパケットのデータ
部に時刻のデータが組み込まれている。この取り出され
た設定時刻は時計機構211にセットされる(ブロック
527)。
【0140】キャッシュクリア命令であると判断された
場合には、リモート制御命令処理部213は、命令を解
釈してクリア対象ファイル名を取り出し、キャッシュ制
御部215に制御を渡す(ブロック531)。具体的に
は、本発明の好適な実施例の場合、UDPパケットのデ
ータ部にサーバ・ホスト名やブート・ファイル名が組み
込まれている。
【0141】このファイル名を受領したキャッシュ制御
部215は、キャッシュ管理テーブルのサーバ・ホスト
名、ファイル名をキーに、このクリア対象ファイルがキ
ャッシュされているか否かを調べる(ブロック53
3)。
【0142】クリア対象ファイルがキャッシュされてい
ないと判断した場合には、キャッシュ制御部215は、
消去失敗のレスポンスをリモート制御命令処理部213
に返す(ブロック535)。これを受けたリモート制御
命令処理部213は、消去失敗を示すメッセージを含む
パケットを生成し、ルーティング制御部201を介して
キャッシュ・クリア・パケットの送信元に返す。
【0143】ブロック533において、対象ファイルが
キャッシュされていると判断された場合には、さらに、
対象ファイルが現在使用中か否かを調べる(ブロック5
39)。
【0144】対象ファイルが使用中の場合には、一定時
間待機した後、対象ファイルが開放されたか否かを調べ
る(ブロック541)。本発明の好適な実施例における
キャッシュ管理テーブル216にはカレント・アクセス
・カウント375の情報が管理されており、これによっ
て、そのファイルが、現在幾つのデータ端末110へダ
ウンロードされているかを知ることができる。
【0145】対象ファイルが使用中でない場合には、キ
ャッシュ制御部215は、対象ファイルをキャッシュ動
的記憶部209から消去し(ブロック543)、正常終
了のレスポンスをリモート制御命令処理部213に返す
(ブロック545)。これを受けたリモート制御命令処
理部213は、正常終了を示すメッセージを含むパケッ
トを生成し、ルーティング制御部201を介してキャッ
シュ・クリア・パケットの送信元に返す。
【0146】D−4. 定時起動処理 本発明の好適な実施例の一態様においては、時計機構を
参照することにより、定められた条件(定時、一定時間
キャッシュされたデータへの転送要求が来なかった場
合、他のデータソースへの転送要求の頻度が現在キャッ
シュされているデータより頻繁であった場合、ネットワ
ークを通じてキャッシュ強制クリア命令を受信した場
合、キャッシュ・フルになった場合等)にしたがって、
キャッシュの内容をクリアや、キャッシング処理を行
う。
【0147】図12は、本発明の好適な実施例における
定時起動処理の手順を示すフローチャートである。本発
明の好適な実施例において、ルータ装置100は定期的
にタイマー割り込みを行い(ブロック601)、図16
に示す定時起動プログラム・テーブル214を参照し、
起動すべきプログラムが存在するか否か判断する(ブロ
ック603)。
【0148】起動すべきプログラムが存在する場合に
は、定時起動プログラムテーブル214に登録されてい
るオペランドをつけて(登録されている場合)。プログ
ラムを起動する(ブロック605)。定時起動プログラ
ムテーブル214にはプログラム毎、起動する日時を登
録することができる。また、例えば、年月をブランク
に、週日を「EMO(毎週:E,月曜:MO)」、日を
ブランク、時刻を「060000」にセットすることに
より毎週月曜日の朝6:00にプログラムを起動させる
こともできる。なお、キャッシュ・フルの検出に応答し
て、一定の条件に適合するキャッシュの消去を行う等、
この定時起動プログラムテーブル214に登録されてい
なくても実行されるプログラムも存在する。
【0149】本発明の好適な実施例において、起動され
るプログラムのオブジェクトコードは外部転送プログラ
ム243として外部記憶メディア241に記憶されてお
り、定時起動プログラム部212は、このオブジェクト
コードをメモリ上にロードして実行している。以下に代
表的な起動プログラムの例を示す。
【0150】(1)特定ファイル・キャッシュ命令 ユーザが、定時起動プログラム・テーブル214の起動
プログラム名に、「キャッシュの実行」のプログラムを
指定し、オペランドにキャッシュ対象ファイルを登録し
た場合に、このプログラムは指定された時刻に実行され
る。
【0151】本発明の好適な実施例において、このプロ
グラムが実行されると、図4の転送要求管理テーブル2
04の該当するファイルのキャッシュフラグ346がオ
ンにセットされ、このファイルの存在するサーバへこの
ファイルの転送要求パケットをルーティング制御部20
1を介して送出する。これに応答してサーバが要求され
たファイルを送出すると、図11で説明した上位ネット
ワークからのパケット処理手順に従い、ファイルの内容
をキャッシュする。
【0152】このプログラムによりネットワークに特定
リソースへのアクセスが集中する時間帯より以前に、各
ルータのキャッシュに対象リソースのコピーを納めてし
まうことができる。
【0153】(2)特定ファイルのキャッシュ・クリア ユーザが、定時起動プログラム・テーブル214の起動
プログラム名に、「キャッシュのクリア」のプログラム
を指定し、オペランドにキャッシュ・クリア対象ファイ
ルを登録した場合に、このプログラムは指定された時刻
に実行される。キャッシュ・クリア対象ファイルに「a
ll」を登録した場合には、キャッシュ記憶部209に
格納された全てのファイルを消去することもできる。
【0154】本発明の好適な実施例において、このプロ
グラムが実行されると、キャッシュ制御部215に対象
ファイルの消去を命令する。キャッシュ制御部215は
これに応答して、現在そのファイルが使用中か否か調
べ、使用中でなければそのファイルを消去し、キャッシ
ュ管理テーブル216と転送要求管理テーブルの転送要
求エントリ350の内容をクリアする。ファイルが使用
中の場合には、該ファイルが開放されるのを待ち、解放
後そのファイルを消去する。本発明の好適な実施例にお
いて、一定期間ファイルが開放されなければ処理をアボ
ートしている。
【0155】このプログラムにより、特定の時間帯には
あまり使用されない特定リソースを消去し、より使用さ
れるリソースをキャッシュに納めることができる。
【0156】(3)不使用ファイルのキャッシュ・クリ
ア ユーザが、定時起動プログラム・テーブル214の起動
プログラム名に、「キャッシュのクリア」のプログラム
を指定し、オペランドに不使用期間を登録した場合に、
このプログラムは指定された時刻に実行される。
【0157】本発明の好適な実施例において、このプロ
グラムが実行されると、キャッシュ制御部215に最終
アクセス時刻373(図5)が指定された期間以前のフ
ァイルの消去を命令する。キャッシュ制御部215はこ
れに応答して、キャッシュ管理テーブル216を検索
し、対象ファイルを消去する。
【0158】(4)保持期間満了ファイルのキャッシュ
・クリア ユーザが、定時起動プログラム・テーブル214の起動
プログラム名に、「キャッシュのクリア」のプログラム
を指定し、オペランドをブランクにセットした場合に、
このプログラムは指定された時刻に実行される。
【0159】本発明の好適な実施例において、このプロ
グラムが実行されると、キャッシュ制御部215にクリ
ア予定時刻377(図5)が現在の時刻以前のファイル
の消去を命令する。キャッシュ制御部215はこれに応
答して、キャッシュ管理テーブル216を検索し、対象
ファイルを消去する。
【0160】D−5. 条件設定処理 本発明の好適な実施例において、設定条件記憶部207
の情報は、設定用接続ポート225を介して接続された
設定用端末235から直接登録/変更することができ
る。これにより、キャッシュの対象となるデータの送り
元アドレスおよびポート、キャッシュの対象となるデー
タ転送に使用されるプロトコル、キャッシュの保持期間
およびクリア条件、キャッシング開始のトリガーとなる
条件(転送要求の回数/単位時間など)を設定すること
ができる。また、定時起動プログラム部212の管理す
る定時起動プログラムテーブル214の登録、変更、削
除を行うことができる。
【0161】これらの変更は、上位又は下位ネットワー
クからの設定の登録/変更を指示するパケットや定時起
動プログラムテーブル214の登録、変更、削除指示す
るパケットを送信することによっても実施できる具体的
には、本発明の好適な実施例の場合、UDPパケットの
データ部に登録、変更、削除の種別と、登録変更すべき
データの内容、または削除すべき設定内容等のデータが
組み込まれ、送信されている。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ルータ装置にキャッシュ機能を持たせ、その内容をサー
バに代わってデータ端末側に送信することにより、ネッ
トワーク負荷を軽減し、ネットワーク・コンピュータの
ブート時間を短縮することができる。
【0163】本発明の他の一態様においては、階層型ネ
ットワークにおいて、下位のサブネット・グループのネ
ットワーク負荷が上位ネットワークに影響する度合いの
少ないネットワーク・システムを提供することができ
る。
【0164】本発明の他の一態様においては、上位ネッ
トワークへの影響を考慮することなく、増設・拡張可能
な階層型ネットワーク・システムを提供することができ
る。
【0165】本発明の他の一態様においては、ルータ装
置毎にキャッシュ対象ファイルを変えることにより、サ
ブネット・グループの業務の内容に応じて柔軟に対応す
ることのできる効率的なネットワーク・システムを提供
することができる。
【0166】本発明の他の一態様においては、サーバダ
ウン、上位ネットワークのルータ装置ダウン等の障害の
影響度の少ない信頼性の高いコンピュータシステムシス
テムを提供することができる。
【0167】本発明の他の一態様においては、転送要求
の集中が予想される時刻の直前に、ルータ装置のキャッ
シュにデータを充填することにより、きわめて短い時間
帯(同時)に、各データ端末からサーバの特定リソースへ
のアクセスが発せられた場合でも、ルータ装置のキャッ
シュを利用できるようにすることができる。
【0168】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例におけるコンピュータ
・ネットワーク・システムの概念図である。
【図2】 本発明のルータのハードウェア構成の一実施
例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の好適な実施例におけるルータ装置の
構造を示すブロック図である。
【図4】 本発明の好適な実施例における転送要求管理
テーブルの構造を示すブロック図である。
【図5】 本発明の好適な実施例におけるキャッシュ管
理テーブルの構造を示す概念図である。
【図6】 本発明の好適な実施例における設定条件記憶
部の構造を示す概念図である。
【図7】 本発明の好適な実施例におけるパケット処理
の手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の好適な実施例における自己制御処理
の手順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の好適な実施例におけるルーティング
処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の好適な実施例における下位ネット
ワークからのパケット処理の手順を示すフローチャート
である。
【図11】 本発明の好適な実施例における上位ネット
ワークからのパケット処理の手順を示すフローチャート
である。
【図12】 本発明の好適な実施例における定時起動処
理の手順を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の好適な実施例で使用されるインタ
ーネット・データグラムのフォーマットである。
【図14】 本発明の好適な実施例で使用されるUDP
データグラムのフォーマットである。
【図15】 本発明の好適な実施例で使用されるBOO
TPメッセージのフォーマットである。
【図16】 本発明の好適な実施例で使用されるTFT
Pメッセージのフォーマットである。
【図17】 本発明の好適な実施例における定時起動プ
ログラム・テーブルの構造を示す概念図である。
【符号の説明】
100 ルータ 110 データ端末 120 イーサネット 130 サブネット構造 201 ルーティング制御部 203 転送プロトコル解析/キャッシュ制御部 204 転送要求管理テーブル 205 代理転送制御部 206 条件設定制御部 207 設定条件記憶部 209 キャッシュ記憶部 211 時計機構 212 定時起動プログラム 213 リモート制御命令処理部 214 定時起動プログラム・テーブル 215 キャッシュ制御部 216 キャッシュ管理テーブル 217 外部記憶メディア駆動部 221 上位ネットワーク接続ポート 223 下位ネットワーク接続ポート 225 設定用接続ポート 231 上位ネットワーク 233 下位ネットワーク 235 設定用端末 241 外部記憶メディア 243 外部転送プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/54 H04L 11/20 101A 12/58 13/08 (72)発明者 宮 本 奈 月 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 河 田 義 人 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 布 施 昌 之 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 清 水 咲 里 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャッシュ記憶部と、キャッシュ対象ファ
    イルを登録したキャッシュ対象管理テーブルを備え、複
    数のデータ端末からサーバへ送信される転送要求を中継
    するルータ装置上で実施されるメッセージ中継方法であ
    って、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領する段階と、 (b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
    応するファイルがキャッシュ対象であるか否かを前記キ
    ャッシュ対象管理テーブルを検査することにより判断す
    る段階と、 (c)キャッシュ対象であると判断された場合には、前
    記キャッシュ記憶部に保持され、該転送要求に含まれる
    要求ファイル識別情報に対応するファイルを前記1つの
    データ端末へ送信する段階と、 (d)キャッシュ対象でないと判断された場合には、前
    記転送要求を前記サーバへ送信する段階と、 を含むメッセージ中継方法。
  2. 【請求項2】キャッシュ記憶部と、前記キャッシュ記憶
    部に格納されたデータを管理するキャッシュ管理テーブ
    ルを備え、複数のデータ端末からサーバへ送信される転
    送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセージ
    中継方法であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領する段階と、 (b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
    応するファイルを保持しているか否かを前記キャッシュ
    管理テーブルを検査することにより判断する段階と、 (c)対応するファイルを保持している場合には、該保
    持しているファイルを前記1つのデータ端末へ送信する
    段階と、 (d)対応するファイルを保持していない場合には、前
    記転送要求を前記サーバへ送信する段階と、 を含むメッセージ中継方法。
  3. 【請求項3】キャッシュ記憶部を備え、転送要求頻度情
    報を要求ファイル識別情報に対応付けて保持し、複数の
    データ端末からの転送要求に応答してサーバから送信さ
    れるパケットを中継するルータ装置上で実施されるメッ
    セージ中継方法であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領する段階と、 (b)該転送要求に含まれるファイル識別情報に対応す
    る転送要求頻度情報を更新する段階と、 (c)該転送要求を前記サーバに送信する段階と、 (d)該転送要求に応答して前記サーバ側から送信され
    た、データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファイ
    ル情報を含むパケットを受領する段階と、 (e)前記更新された転送要求頻度情報が予定のトリガ
    条件に適合するか否かを判断する段階と、 (f)トリガ条件に適合すると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶
    部に格納する段階と、 を含むメッセージ中継方法。
  4. 【請求項4】キャッシュ記憶部を備え、自己の宛先情報
    を保持し、複数のデータ端末からの転送要求に応答して
    サーバから送信されるパケットを中継するルータ装置上
    で実施されるメッセージ中継方法であって、 (a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
    識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領する段
    階と、 (b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
    て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断する段階
    と、 (c)前記データ端末宛先情報に基づいて、該パケット
    をデータ端末に送信する段階と、 (d)キャッシュ対象であると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報と、前記自己の宛先情
    報を含むパケットを生成する段階と、 (e)該生成されたパケットに含まれるファイル情報を
    前記キャッシュ記憶部に格納する段階と、 を含むメッセージ中継方法。
  5. 【請求項5】キャッシュ記憶部を備え、複数のデータ端
    末からの転送要求に応答してサーバから送信されるパケ
    ットを中継するルータ装置上で実施されるメッセージ中
    継方法であって、 (a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
    識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領する段
    階と、 (b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
    て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断する段階
    と、 (c)キャッシュ対象であると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶
    部に格納する段階と、 を含むメッセージ中継方法。
  6. 【請求項6】キャッシュ記憶部と、前記キャッシュ記憶
    部に格納されたデータを管理するキャッシュ管理テーブ
    ルを備え、複数のデータ端末からサーバへ送信される転
    送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセージ
    処理方法であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からリクエスト種別情報とファイル識別情報とを含む
    メッセージを受領する段階と、 (b)該メッセージに含まれるリクエスト種別情報が予
    定の値か否かを判断する段階と、 (c)予定の値であると判断された場合には、該メッセ
    ージに含まれるファイル識別情報に対応するファイルを
    保持しているか否かを前記キャッシュ管理テーブルを検
    査することにより判断する段階と、 (d)対応するファイルを保持している場合には、該保
    持しているファイルを消去する段階と、 を含むメッセージ処理方法。
  7. 【請求項7】キャッシュ記憶部とタイマーを備え、プロ
    グラム起動時刻特定情報を転送ファイル特定情報を含む
    起動プログラムに対応付けて保持し、複数のデータ端末
    からサーバへ送信される転送要求を中継するルータ装置
    上で実施されるメッセージ処理方法であって、 (a)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマー
    から入手した現在の時刻と対比することにより、前記プ
    ログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プログ
    ラムを実行するか否か判断する段階と、 (b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
    断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
    することにより、前記転送ファイル特定情報に対応する
    ファイルの転送を要求するパケットを生成する段階と、 (c)前記要求するパケットを前記サーバへ送信する段
    階と、 (d)前記要求するパケットに応答して前記サーバから
    送信されたファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格納
    する段階と、 を含むメッセージ処理方法。
  8. 【請求項8】キャッシュ記憶部とタイマーを備え、プロ
    グラム起動時刻特定情報を消去ファイル特定情報を含む
    起動プログラムに対応付けて保持し、複数のデータ端末
    からサーバへ送信される転送要求を中継するルータ装置
    上で実施されるメッセージ処理方法であって、 (a)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマー
    から入手した現在の時刻と対比することにより、前記プ
    ログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プログ
    ラムを実行するか否か判断する段階と、 (b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
    断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
    することにより、前記消去ファイル特定情報に対応する
    ファイルの転送を前記キャッシュ記憶部から消去する段
    階と、 を含むメッセージ処理方法。
  9. 【請求項9】キャッシュ記憶部と、キャッシュ対象ファ
    イルを登録したキャッシュ対象管理テーブルを備え、複
    数のデータ端末からサーバへ送信される転送要求を中継
    するルータ装置であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領する接続ポートと、 (b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
    応するファイルがキャッシュ対象であるか否かを前記キ
    ャッシュ対象管理テーブルを検査することにより判断す
    る転送プロトコル/キャッシュ制御部と、 (c)キャッシュ対象であると判断された場合には、前
    記キャッシュ記憶部に保持され、該転送要求に含まれる
    要求ファイル識別情報に対応するファイルを前記1つの
    データ端末へ送信する代理転送制御部と、 (d)キャッシュ対象でないと判断された場合には、前
    記転送要求を前記サーバへ送信するルーティング制御部
    と、 を含むルータ装置。
  10. 【請求項10】キャッシュ記憶部と、前記キャッシュ記
    憶部に格納されたデータを管理するキャッシュ管理テー
    ブルを備え、複数のデータ端末からサーバへ送信される
    転送要求を中継するルータ装置であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領する接続ポートと、 (b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
    応するファイルを保持しているか否かを前記キャッシュ
    管理テーブルを検査することにより判断するキャッシュ
    制御部と、 (c)対応するファイルを保持している場合には、該保
    持しているファイルを前記1つのデータ端末へ送信する
    代理転送制御部と、 (d)対応するファイルを保持していない場合には、前
    記転送要求を前記サーバへ送信するルーティング制御部
    と、 を含むルータ装置。
  11. 【請求項11】キャッシュ記憶部を備え、転送要求頻度
    情報を要求ファイル識別情報に対応付けて保持し、複数
    のデータ端末からの転送要求に応答してサーバから送信
    されるパケットを中継するルータ装置であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領する第1の接続ポートと、 (b)該転送要求に含まれるファイル識別情報に対応す
    る転送要求頻度情報を更新する転送プロトコル解析/キ
    ャッシュ制御部と、 (c)該転送要求を前記サーバに送信するルーティング
    制御部と、 (d)該転送要求に応答して前記サーバ側から送信され
    た、データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファイ
    ル情報を含むパケットを受領する第2の接続ポートと、 を含み、 (e)前記転送プロトコル解析/キャッシュ制御部は、
    更新された転送要求頻度情報が予定のトリガ条件に適合
    するか否かを判断し、 (f)さらに、トリガ条件に適合すると判断された場合
    には、該パケットに含まれるファイル情報を前記キャッ
    シュ記憶部に格納するキャッシュ制御部 を含むルータ装置。
  12. 【請求項12】キャッシュ記憶部を備え、自己の宛先情
    報を保持し、複数のデータ端末からの転送要求に応答し
    てサーバから送信されるパケットを中継するルータ装置
    であって、 (a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
    識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領する接
    続ポートと、 (b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
    て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断する転送
    プロトコル解析/キャッシュ制御部と、 (c)前記データ端末宛先情報に基づいて、該パケット
    をデータ端末に送信するルーティング制御部と、 を含み、 (d)前記転送プロトコル解析/キャッシュ制御部は、
    キャッシュ対象であると判断された場合に、該パケット
    に含まれるファイル情報と、前記自己の宛先情報を含む
    パケットを生成し、 (e)さらに、該生成されたパケットに含まれるファイ
    ル情報を前記キャッシュ記憶部に格納するキャッシュ制
    御部 を含むルータ装置。
  13. 【請求項13】キャッシュ記憶部を備え、複数のデータ
    端末からの転送要求に応答してサーバから送信されるパ
    ケットを中継するルータ装置であって、 (a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
    識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領する接
    続ポートと、 (b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
    て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断する転送
    プロトコル解析/キャッシュ制御部と、 (c)キャッシュ対象であると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶
    部に格納するキャッシュ制御部と、 を含むルータ装置。
  14. 【請求項14】キャッシュ記憶部と、前記キャッシュ記
    憶部に格納されたデータを管理するキャッシュ管理テー
    ブルを備え、複数のデータ端末からサーバへ送信される
    転送要求を中継するルータ装置であって、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からリクエスト種別情報とファイル識別情報とを含む
    メッセージを受領する接続ポートと、 (b)該メッセージに含まれるリクエスト種別情報が予
    定の値か否かを判断する転送プロトコル解析/キャッシ
    ュ制御部と、 (c1)予定の値であると判断された場合には、該メッ
    セージに含まれるファイル識別情報に対応するファイル
    を保持しているか否かを前記キャッシュ管理テーブルを
    検査することにより判断し、 (c2)対応するファイルを保持している場合には、該
    保持しているファイルを消去するキャッシュ制御部と、 を含むルータ装置。
  15. 【請求項15】キャッシュ記憶部とタイマーを備え、プ
    ログラム起動時刻特定情報を転送ファイル特定情報を含
    む起動プログラムに対応付けて保持し、複数のデータ端
    末からサーバへ送信される転送要求を中継するルータ装
    置であって、 (a)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマー
    から入手した現在の時刻と対比することにより、前記プ
    ログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プログ
    ラムを実行するか否か判断する時計機構と、 (b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
    断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
    することにより、前記転送ファイル特定情報に対応する
    ファイルの転送を要求するパケットを生成する転送プロ
    グラムと、 (c)前記要求するパケットを前記サーバへ送信するル
    ーティング制御部と、 (d)前記要求するパケットに応答して前記サーバから
    送信されたファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格納
    するキャッシュ制御部と、 を含むルータ装置。
  16. 【請求項16】キャッシュ記憶部とタイマーを備え、プ
    ログラム起動時刻特定情報を消去ファイル特定情報を含
    む起動プログラムに対応付けて保持し、複数のデータ端
    末からサーバへ送信される転送要求を中継するルータ装
    置であって、 (a)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマー
    から入手した現在の時刻と対比することにより、前記プ
    ログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プログ
    ラムを実行するか否か判断する時計機構と、 (b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
    断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
    することにより、前記消去ファイル特定情報に対応する
    ファイルの転送を前記キャッシュ記憶部から消去するキ
    ャッシュ制御部と、 を含むルータ装置。
  17. 【請求項17】複数のデータ端末と、サーバと、キャッ
    シュ記憶部と、前記キャッシュ記憶部に格納されたデー
    タを管理するキャッシュ管理テーブルを備え、前記複数
    のデータ端末から前記サーバへ送信される転送要求を中
    継するルータ装置とを含むネットワーク・システムであ
    って、 (a)前記複数のデータ端末からの転送要求に応答して
    自己の保持しているファイルを送信するサーバと、 (b)サーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を送信するデータ端末と、 (c1)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ
    端末から前記転送要求を受領する接続ポートと、 (c2)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に
    対応するファイルを保持しているか否かを前記キャッシ
    ュ管理テーブルを検査することにより判断するキャッシ
    ュ制御部と、 (c3)対応するファイルを保持している場合には、該
    保持しているファイルを前記1つのデータ端末へ送信す
    る代理転送制御部と、 (c4)対応するファイルを保持していない場合には、
    前記転送要求を前記サーバへ送信するルーティング制御
    部とを含むルータ装置と、 を含むネットワーク・システム。
  18. 【請求項18】複数のデータ端末と、サーバと、キャッ
    シュ記憶部を備え、転送要求頻度情報を要求ファイル識
    別情報に対応付けて保持し、前記複数のデータ端末から
    の転送要求に応答して前記サーバから送信されるパケッ
    トを中継するルータ装置とを含むネットワーク・システ
    ムであって、 (a)前記複数のデータ端末からの転送要求に応答して
    自己の保持しているファイルを送信するサーバと、 (b)サーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を送信するデータ端末と、 (c1)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ
    端末から前記転送要求を受領する第1の接続ポートと、 (c2)該転送要求に含まれるファイル識別情報に対応
    する転送要求頻度情報を更新する転送プロトコル解析/
    キャッシュ制御部と、 (c3)該転送要求を前記サーバに送信するルーティン
    グ制御部と、 (c4)該転送要求に応答して前記サーバ側から送信さ
    れた、データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファ
    イル情報を含むパケットを受領する第2の接続ポート
    と、 を含み、 (c5)前記転送プロトコル解析/キャッシュ制御部
    は、更新された転送要求頻度情報が予定のトリガ条件に
    適合するか否かを判断し、 (c6)さらに、トリガ条件に適合すると判断された場
    合には、該パケットに含まれるファイル情報を前記キャ
    ッシュ記憶部に格納するキャッシュ制御部を含むルータ
    装置と、 を含むネットワーク・システム。
  19. 【請求項19】複数のデータ端末と、サーバと、キャッ
    シュ記憶部を備え、前記複数のデータ端末からの転送要
    求に応答して前記サーバから送信されるパケットを中継
    するルータ装置とを含むネットワーク・システムであっ
    て、 (a)サーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を送信するデータ端末と、 (b)前記複数のデータ端末からの転送要求に応答して
    データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファイル情
    報を含むパケットを送信するサーバと、 (c1)前記サーバ側から前記パケットを受領する接続
    ポートと、 (c2)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づ
    いて、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断する転
    送プロトコル解析/キャッシュ制御部と、 (c3)キャッシュ対象であると判断された場合には、
    該パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記
    憶部に格納するキャッシュ制御部とを含むルータ装置
    と、 を含むネットワーク・システム。
  20. 【請求項20】複数のデータ端末と、サーバと、キャッ
    シュ記憶部とタイマーを備え、プログラム起動時刻特定
    情報を転送ファイル特定情報を含む起動プログラムに対
    応付けて保持し、前記複数のデータ端末から前記サーバ
    へ送信される転送要求を中継するルータ装置とを含むネ
    ットワーク・システムであって、 (a)前記複数のデータ端末からの転送要求に応答して
    自己の保持しているファイルを送信するサーバと、 (b)サーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を送信するデータ端末と、 (c1)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマ
    ーから入手した現在の時刻と対比することにより、前記
    プログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プロ
    グラムを実行するか否か判断する時計機構と、 (c2)該対応付けられた起動プログラムを実行すると
    判断された場合には、該対応付けられたプログラムを実
    行することにより、前記転送ファイル特定情報に対応す
    るファイルの転送を要求するパケットを生成する転送プ
    ログラムと、 (c3)前記要求するパケットを前記サーバへ送信する
    ルーティング制御部と、 (c4)前記要求するパケットに応答して前記サーバか
    ら送信されたファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格
    納するキャッシュ制御部とを含むルータ装置と、 を含むネットワーク・システム。
  21. 【請求項21】キャッシュ記憶部と、キャッシュ対象フ
    ァイルを登録したキャッシュ対象管理テーブルを備え、
    複数のデータ端末からサーバへ送信される転送要求を中
    継するルータ装置上で実施されるメッセージ中継プログ
    ラムを格納した記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領することを前記ルータ装置に指示するた
    めのプログラムコードと、 (b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
    応するファイルがキャッシュ対象であるか否かを前記キ
    ャッシュ対象管理テーブルを検査することにより判断す
    ることを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコ
    ードと、 (c)キャッシュ対象であると判断された場合には、前
    記キャッシュ記憶部に保持され、該転送要求に含まれる
    要求ファイル識別情報に対応するファイルを前記1つの
    データ端末へ送信することを前記ルータ装置に指示する
    ためのプログラムコードと、 (d)キャッシュ対象でないと判断された場合には、前
    記転送要求を前記サーバへ送信することを前記ルータ装
    置に指示するためのプログラムコードと、 を含む記録媒体。
  22. 【請求項22】キャッシュ記憶部と、前記キャッシュ記
    憶部に格納されたデータを管理するキャッシュ管理テー
    ブルを備え、複数のデータ端末からサーバへ送信される
    転送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセー
    ジ中継プログラムを格納した記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領することを前記ルータ装置に指示するた
    めのプログラムコードと、 (b)該転送要求に含まれる要求ファイル識別情報に対
    応するファイルを保持しているか否かを前記キャッシュ
    管理テーブルを検査することにより判断することを前記
    ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、 (c)対応するファイルを保持している場合には、該保
    持しているファイルを前記1つのデータ端末へ送信する
    ことを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコー
    ドと、 (d)対応するファイルを保持していない場合には、前
    記転送要求を前記サーバへ送信することを前記ルータ装
    置に指示するためのプログラムコードと、 を含む記録媒体。
  23. 【請求項23】キャッシュ記憶部を備え、転送要求頻度
    情報を要求ファイル識別情報に対応付けて保持し、複数
    のデータ端末からの転送要求に応答してサーバから送信
    されるパケットを中継するルータ装置上で実施されるメ
    ッセージ中継プログラムを格納した記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からサーバ識別情報と要求ファイル識別情報とを含む
    転送要求を受領することを前記ルータ装置に指示するた
    めのプログラムコードと、 (b)該転送要求に含まれるファイル識別情報に対応す
    る転送要求頻度情報を更新することを前記ルータ装置に
    指示するためのプログラムコードと、 (c)該転送要求を前記サーバに送信することを前記ル
    ータ装置に指示するためのプログラムコードと、 (d)該転送要求に応答して前記サーバ側から送信され
    た、データ端末宛先情報とファイル識別情報と、ファイ
    ル情報を含むパケットを受領することを前記ルータ装置
    に指示するためのプログラムコードと、 (e)前記更新された転送要求頻度情報が予定のトリガ
    条件に適合するか否かを判断することを前記ルータ装置
    に指示するためのプログラムコードと、 (f)トリガ条件に適合すると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶
    部に格納することを前記ルータ装置に指示するためのプ
    ログラムコードと、 を含む記録媒体。
  24. 【請求項24】キャッシュ記憶部を備え、自己の宛先情
    報を保持し、複数のデータ端末からの転送要求に応答し
    てサーバから送信されるパケットを中継するルータ装置
    上で実施されるメッセージ中継プログラムを格納した記
    録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
    識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領するこ
    とを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
    と、 (b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
    て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断すること
    を前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
    と、 (c)前記データ端末宛先情報に基づいて、該パケット
    をデータ端末に送信することを前記ルータ装置に指示す
    るためのプログラムコードと、 (d)キャッシュ対象であると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報と、前記自己の宛先情
    報を含むパケットを生成することを前記ルータ装置に指
    示するためのプログラムコードと、 (e)該生成されたパケットに含まれるファイル情報を
    前記キャッシュ記憶部に格納することを前記ルータ装置
    に指示するためのプログラムコードと、 を含む記録媒体。
  25. 【請求項25】キャッシュ記憶部を備え、複数のデータ
    端末からの転送要求に応答してサーバから送信されるパ
    ケットを中継するルータ装置上で実施されるメッセージ
    中継プログラムを格納した記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記サーバ側からデータ端末宛先情報とファイル
    識別情報と、ファイル情報を含むパケットを受領するこ
    とを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
    と、 (b)該パケットに含まれるファイル識別情報に基づい
    て、該パケットがキャッシュ対象か否かを判断すること
    を前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
    と、 (c)キャッシュ対象であると判断された場合には、該
    パケットに含まれるファイル情報を前記キャッシュ記憶
    部に格納することを前記ルータ装置に指示するためのプ
    ログラムコードと、 を含む記録媒体。
  26. 【請求項26】キャッシュ記憶部と、前記キャッシュ記
    憶部に格納されたデータを管理するキャッシュ管理テー
    ブルを備え、複数のデータ端末からサーバへ送信される
    転送要求を中継するルータ装置上で実施されるメッセー
    ジ処理プログラムを格納した記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記複数のデータ端末に含まれる1つのデータ端
    末からリクエスト種別情報とファイル識別情報とを含む
    メッセージを受領することを前記ルータ装置に指示する
    ためのプログラムコードと、 (b)該メッセージに含まれるリクエスト種別情報が予
    定の値か否かを判断することを前記ルータ装置に指示す
    るためのプログラムコードと、 (c)予定の値であると判断された場合には、該メッセ
    ージに含まれるファイル識別情報に対応するファイルを
    保持しているか否かを前記キャッシュ管理テーブルを検
    査することにより判断することを前記ルータ装置に指示
    するためのプログラムコードと、 (d)対応するファイルを保持している場合には、該保
    持しているファイルを消去することを前記ルータ装置に
    指示するためのプログラムコードと、 を含む記録媒体。
  27. 【請求項27】キャッシュ記憶部とタイマーを備え、プ
    ログラム起動時刻特定情報を転送ファイル特定情報を含
    む起動プログラムに対応付けて保持し、複数のデータ端
    末からサーバへ送信される転送要求を中継するルータ装
    置上で実施されるメッセージ処理プログラムを格納した
    記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマー
    から入手した現在の時刻と対比することにより、前記プ
    ログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プログ
    ラムを実行するか否か判断することを前記ルータ装置に
    指示するためのプログラムコードと、 (b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
    断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
    することにより、前記転送ファイル特定情報に対応する
    ファイルの転送を要求するパケットを生成することを前
    記ルータ装置に指示するためのプログラムコードと、 (c)前記要求するパケットを前記サーバへ送信するこ
    とを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
    と、 (d)前記要求するパケットに応答して前記サーバから
    送信されたファイル情報を前記キャッシュ記憶部に格納
    することを前記ルータ装置に指示するためのプログラム
    コードと、 を含む記録媒体。
  28. 【請求項28】キャッシュ記憶部とタイマーを備え、プ
    ログラム起動時刻特定情報を消去ファイル特定情報を含
    む起動プログラムに対応付けて保持し、複数のデータ端
    末からサーバへ送信される転送要求を中継するルータ装
    置上で実施されるメッセージ処理プログラムを格納した
    記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記プログラム起動時刻特定情報を前記タイマー
    から入手した現在の時刻と対比することにより、前記プ
    ログラム起動時刻特定情報に対応付けられた起動プログ
    ラムを実行するか否か判断することを前記ルータ装置に
    指示するためのプログラムコードと、 (b)該対応付けられた起動プログラムを実行すると判
    断された場合には、該対応付けられたプログラムを実行
    することにより、前記消去ファイル特定情報に対応する
    ファイルの転送を前記キャッシュ記憶部から消去するこ
    とを前記ルータ装置に指示するためのプログラムコード
    と、 を含む記録媒体。
JP9248585A 1997-09-12 1997-09-12 メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH11112541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9248585A JPH11112541A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9248585A JPH11112541A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11112541A true JPH11112541A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17180319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9248585A Pending JPH11112541A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11112541A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033783A1 (fr) * 1999-10-28 2001-05-10 V-Sync Co., Ltd. Systeme de transmission d'informations
WO2001001257A3 (en) * 1999-06-28 2001-06-28 Sangate Systems Inc Intelligent splitter, system, and methods of use
JP2002007320A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Seiko Epson Corp リモート制御システム
JP2002290457A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法
EP1701278A1 (en) 2005-03-09 2006-09-13 Hitachi, Ltd. Storage network system
JP2006252168A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Hitachi Ltd ネットブート方法
JP2006287564A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Dowango:Kk 通信システム、中継サーバ、プログラム、および通信方法
JP2007215126A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kyocera Mita Corp ネットワークアプリケーションの評価装置、ネットワークアプリケーション評価方法、及びネットワークアプリケーションの評価システムにおける制御プログラム
JP2008205890A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Nec Corp ルーティング方法およびノード
JP2008227805A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Yamaha Corp ルータ装置
JP2009151537A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Canon Inc データ処理装置及びデータ処理方法
JP2009157768A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Intec Netcore Inc サービス提供システム
WO2010131638A1 (ja) 2009-05-11 2010-11-18 パナソニック電工株式会社 宅内機器管理システム
JP2011109261A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Ricoh Co Ltd ルータ装置、通信方法、及び通信プログラム
JP2013196688A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Nhn Corp ネットワークスイッチを用いたキャッシュシステム及びキャッシュサービスの提供方法
WO2015125481A1 (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 学校法人 早稲田大学 ネットワーク中継装置並びに情報提供システム及び方法
JP2017538979A (ja) * 2015-10-29 2017-12-28 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. アプリケーション更新方法および装置
CN110018969A (zh) * 2019-03-08 2019-07-16 平安科技(深圳)有限公司 数据缓存方法、装置、计算机设备和存储介质
CN113282040A (zh) * 2021-05-26 2021-08-20 苏州智加科技有限公司 减少整车网关转发丢帧的方法及装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001257A3 (en) * 1999-06-28 2001-06-28 Sangate Systems Inc Intelligent splitter, system, and methods of use
WO2001033783A1 (fr) * 1999-10-28 2001-05-10 V-Sync Co., Ltd. Systeme de transmission d'informations
JP2002007320A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Seiko Epson Corp リモート制御システム
JP2002290457A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法
EP1701278A1 (en) 2005-03-09 2006-09-13 Hitachi, Ltd. Storage network system
JP2006252168A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Hitachi Ltd ネットブート方法
JP2006287564A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Dowango:Kk 通信システム、中継サーバ、プログラム、および通信方法
JP2007215126A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kyocera Mita Corp ネットワークアプリケーションの評価装置、ネットワークアプリケーション評価方法、及びネットワークアプリケーションの評価システムにおける制御プログラム
JP2008205890A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Nec Corp ルーティング方法およびノード
JP2008227805A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Yamaha Corp ルータ装置
JP2009151537A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Canon Inc データ処理装置及びデータ処理方法
JP2009157768A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Intec Netcore Inc サービス提供システム
US8549063B2 (en) 2007-12-27 2013-10-01 Intec Inc. System and method for providing service
WO2010131638A1 (ja) 2009-05-11 2010-11-18 パナソニック電工株式会社 宅内機器管理システム
US8655975B2 (en) 2009-05-11 2014-02-18 Panasonic Corporation Home appliance managing system
JP2011109261A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Ricoh Co Ltd ルータ装置、通信方法、及び通信プログラム
JP2013196688A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Nhn Corp ネットワークスイッチを用いたキャッシュシステム及びキャッシュサービスの提供方法
WO2015125481A1 (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 学校法人 早稲田大学 ネットワーク中継装置並びに情報提供システム及び方法
JP2017538979A (ja) * 2015-10-29 2017-12-28 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. アプリケーション更新方法および装置
CN110018969A (zh) * 2019-03-08 2019-07-16 平安科技(深圳)有限公司 数据缓存方法、装置、计算机设备和存储介质
CN110018969B (zh) * 2019-03-08 2023-06-02 平安科技(深圳)有限公司 数据缓存方法、装置、计算机设备和存储介质
CN113282040A (zh) * 2021-05-26 2021-08-20 苏州智加科技有限公司 减少整车网关转发丢帧的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11112541A (ja) メッセージ中継方法及びメッセージ処理方法、ルータ装置、ネットワークシステム、ルータ装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体
KR100382851B1 (ko) 분산형 데이터 처리 시스템에서 클라이언트 컴퓨터를관리하기 위한 방법 및 장치
US5752042A (en) Server computer for selecting program updates for a client computer based on results of recognizer program(s) furnished to the client computer
US6324574B1 (en) Relay server for unsigned applets
US7139816B2 (en) Method, apparatus, and program for server based network computer load balancing across multiple boot servers
KR101310218B1 (ko) 화상형성장치의 파일 통합 설치 방법 및 파일 통합 설치가 가능한 화상형성장치
EA006814B1 (ru) Система и способ использования множества приложений
US20030093508A1 (en) System for installing and launching network applications
JP2003046569A (ja) 負荷テスト実行装置及びシステム、及びその方法、及びそのプログラム
US10404568B2 (en) Agent manager for distributed transaction monitoring system
CN113761412A (zh) 应用页面的显示方法、装置、电子设备、介质及应用***
GB2348987A (en) Upgrading firmware from a web site using an applet
US20050138158A1 (en) Software download method and system
JP2004135228A (ja) ネットワーク監視システム
US7571221B2 (en) Installation of network services in an embedded network server
CN114860325A (zh) 一种网卡适配方法、装置、设备及存储介质
JP3543683B2 (ja) ドキュメント自動作成システム、ドキュメント自動作成方法およびドキュメント自動作成用プログラムを記録した記録媒体
JP4782353B2 (ja) 情報管理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、情報管理システム、プログラム
JP2001256053A (ja) ソフトウェアモジュール転送方法、クライアントコンピュータ、及びクライアントサーバコンピュータシステム
JPH10320184A (ja) ソフトウェアバージョン管理システム
US6957247B1 (en) Internet system
JP4885402B2 (ja) 情報管理サーバ、情報処理装置、情報管理システム及びそれらの制御方法、プログラム
JP2004151888A (ja) 端末装置の制御方法
KR100456978B1 (ko) 에이전트의 파일 다운로드 방법
JP2001051823A (ja) 携帯端末装置、携帯端末装置のメニュー置き換え方法および携帯端末装置のプログラム記録媒体