JPH11112448A - 情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに伝送媒体 - Google Patents

情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに伝送媒体

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JPH11112448A
JPH11112448A JP27127497A JP27127497A JPH11112448A JP H11112448 A JPH11112448 A JP H11112448A JP 27127497 A JP27127497 A JP 27127497A JP 27127497 A JP27127497 A JP 27127497A JP H11112448 A JPH11112448 A JP H11112448A
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Application number
JP27127497A
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English (en)
Inventor
Katsumi Tawara
勝己 田原
Kanta Yasuda
幹太 安田
Shinji Negishi
愼治 根岸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星放送により送信されるデータの一部に地
域性を持たせることを可能にする。 【解決手段】 エリアCに住んでいる視聴者が、プログ
ラム7を視聴しているとき、受信機がチャネルマップに
続きCM(コマーシャル)開始信号を受信する。チャネ
ルマップには、チャネル番号とそのチャネルに流されて
いるプログラムの情報、および、そのチャネルに記録さ
れているコマーシャルのエリア情報が書き込まれてい
る。受信機は、CM開始信号を受信すると、受信したチ
ャネルマップに従い、エリアC向けのコマーシャルが記
録されているチャネル3に移動し、受信を開始する。そ
して、そのコマーシャルの終了を示すCM終了信号を受
信すると、コマーシャルを受信する前に受信していたプ
ログラムが記録されているチャネル7に戻り、再びプロ
グラム7を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報送信装置および
方法、情報受信装置および方法、並びに伝送媒体に関
し、特に、地域により異なるデータを各チャネルに多重
化し、各地域と各チャネルの関係を示す対応表を含めて
送信し、各情報受信装置において、その情報受信装置が
属する地域のデータを選択することができるようにする
ことにより、例えば衛星放送などで、一括して複数の地
域に送信される場合でも、その放送に地域性を持たせ留
ことができるようにした情報送信装置および方法、情報
受信装置および方法、並びに伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、衛星放送の概念を説明するため
の図である。地上の基地局1から、衛星5のトランスポ
ンダに対して、放送信号を送信する。衛星5のトランス
ポンダは、受信した放送信号を増幅し、放送エリアA乃
至Cに送信する。このような衛星5を利用した放送で
は、複数の放送エリアに対して同時に、共通の放送信号
が送信される。
【0003】図10は、基地局1から送信される放送信
号(トランスポートストリーム)の構造を示している。
この例では、8つのプログラム(8つのチャネル)が、
多重化されている。このトランスポートストリームは、
上述したように全てのエリアに、共通に送信される。従
って、各チャネルには、それぞれコマーシャル(CM)
が挿入されているが、それらのコマーシャルも、全ての
エリアに共通に送信される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように衛星放
送においては、全てのエリアにトランスポートストリー
ムが共通に送信されていた。しかしながら、図11に示
すように、例えばコマーシャルなどのプログラムは、受
信エリアにより、異なるものを送信したい場合がある。
従来の衛星放送では、このような地域性を待たせること
が困難である課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、各エリアへのデータを各チャネル毎に記録
し、さらに各エリアと各チャネルとの関係を示す対応表
も含んだトランスポートストリームを送信することによ
り、受信側で受信したトランスポートストリームの中か
ら、自分の属するエリアのデータを選択することができ
るようにし、衛星放送に地域性を持たせたることができ
るようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報送
信装置は、各チャネルに、それぞれ各地域専用のデータ
を挿入する挿入手段と、挿入手段により挿入されたデー
タと各チャネルとの関係が記述されたデータを出力する
関係データ出力手段と、挿入手段により挿入されたデー
タの開始点を示すデータを出力する開始データ出力手段
と、挿入手段により挿入されたデータの終了点を示すデ
ータを出力する終了データ出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0007】請求項2に記載の情報送信方法は、各チャ
ネルに、それぞれ各地域専用のデータを挿入する挿入ス
テップと、挿入ステップにより挿入されたデータと各チ
ャネルとの関係が記述されたデータを出力する関係デー
タ出力ステップと、挿入ステップにより挿入されたデー
タの開始点を示すデータを出力する開始データ出力ステ
ップと、挿入ステップにより挿入されたデータの終了点
を示すデータを出力する終了データ出力ステップとを備
えることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の伝送媒体は、各チャネル
に、それぞれ各地域専用のデータを挿入する挿入ステッ
プと、挿入ステップにより挿入されたデータと各チャネ
ルとの関係が記述されたデータを出力する関係データ出
力ステップと、挿入ステップにより挿入されたデータの
開始点を示すデータを出力する開始データ出力ステップ
と、挿入ステップにより挿入されたデータの終了点を示
すデータを出力する終了データ出力ステップとを備える
コンピュータプログラムを伝送することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の情報受信装置は、チャネ
ルとそこに含まれる各地域専用のデータとの関係が記述
されたデータを記憶する第1の記憶手段と、受信してい
るチャネル番号を記憶する第2の記憶手段と、各地域専
用のデータの開始を知らせるデータを受信すると、第1
の記憶手段に記憶されたデータに対応して、情報受信装
置が属する地域に対応したチャネルに移行する第1の移
行手段と、各地方専用のデータの終了を知らせるデータ
を受信すると、第2の記憶手段に記憶されたチャネル番
号に移行する第2の移行手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項5に記載の情報受信方法は、チャネ
ルとそこに含まれる各地域専用のデータとの関係が記述
されたデータを記憶する第1の記憶ステップと、受信し
ているチャネル番号を記憶する第2の記憶ステップと、
各地域専用のデータの開始を知らせるデータを受信する
と、第1の記憶ステップに記憶されたデータに対応し
て、情報受信装置が属する地域に対応したチャネルに移
行する第1の移行ステップと、各地方専用のデータの終
了を知らせるデータを受信すると、第2の記憶ステップ
に記憶されたチャネル番号に移行する第2の移行ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の伝送媒体は、チャネルと
そこに含まれる各地域専用のデータとの関係が記述され
たデータを記憶する第1の記憶ステップと、受信してい
るチャネル番号を記憶する第2の記憶ステップと、各地
域専用のデータの開始を知らせるデータを受信すると、
第1の記憶ステップに記憶されたデータに対応して、情
報受信装置が属する地域に対応したチャネルに移行する
第1の移行ステップと、各地方専用のデータの終了を知
らせるデータを受信すると、第2の記憶ステップに記憶
されたチャネル番号に移行する第2の移行ステップとを
備えるコンピュータプログラムを伝送することを特徴と
する。
【0012】請求項1に記載の情報送信装置、請求項2
に記載の情報送信方法、および請求項3に記載の伝送媒
体においては、各チャネルに、それぞれ各地域専用のデ
ータを挿入し、挿入されたデータと各チャネルとの関係
が記述されたデータを出力し、挿入されたデータの開始
点を示すデータを出力し、挿入されたデータの終了点を
示すデータを出力する。
【0013】請求項4に記載の情報受信装置、請求項5
に記載の情報受信方法、および請求項6に記載の伝送媒
体においては、チャネルとそこに含まれる各地域専用の
データとの関係が記述されたデータを記憶し、受信して
いるチャネル番号を記憶し、各地域専用のデータの開始
を知らせるデータを受信すると、記憶されたデータに対
応して、情報受信装置が属する地域に対応したチャネル
に移行し、各地方専用のデータの終了を知らせるデータ
を受信すると、記憶されたチャネル番号に移行する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0015】請求項1に記載の情報送信装置は、各チャ
ネルに、それぞれ各地域専用のデータを挿入する挿入手
段(例えば、図1のビデオエンコーダ10−1乃至10
−N)と、挿入手段により挿入されたデータと各チャネ
ルとの関係が記述されたデータを出力する関係データ出
力手段(例えば、図1のチャネルマップ出力装置15)
と、挿入手段により挿入されたデータの開始点を示すデ
ータを出力する開始データ出力手段(例えば、図1のC
M開始信号出力装置16)と、挿入手段により挿入され
たデータの終了点を示すデータを出力する終了データ出
力手段(例えば、図1のCM終了信号出力装置17)と
を備えることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の情報受信装置は、チャネ
ルとそこに含まれる各地域専用のデータとの関係が記述
されたデータを記憶する第1の記憶手段(例えば、図5
のステップS2)と、受信しているチャネル番号を記憶
する第2の記憶手段(例えば、図5のステップS5)
と、各地域専用のデータの開始を知らせるデータを受信
すると、第1の記憶手段に記憶されたデータに対応し
て、情報受信装置が属する地域に対応したチャネルに移
行する第1の移行手段(例えば、図5のステップS6)
と、各地方専用のデータの終了を知らせるデータを受信
すると、第2の記憶手段に記憶されたチャネル番号に移
行する第2の移行手段(例えば、図5のステップS8)
とを備えることを特徴とする。
【0017】図1は、本発明の情報送信装置と情報受信
装置の構成例を示している。まず、放送されるプログラ
ムの画像データを符号化するビデオエンコーダ10−1
乃至10−N(以下、各ビデオエンコーダ10−1乃至
10−Nを個々に区別する必要がない場合、単にビデオ
エンコーダ10と記述する)と、放送されるプログラム
の音響データを符号化するオーディオエンコーダ11−
1乃至11−N(以下、各オーディオエンコーダ11−
1乃至11−Nを個々に区別する必要がない場合、単に
オーディオエンコーダ11と記述する)からの出力は、
それぞれ対応する多重化装置12−1乃至12−N(以
下、各多重化装置12−1乃至12−Nを個々に区別す
る必要がない場合、単に多重化装置12と記述する)に
入力されている。また、各多重化装置12には、チャネ
ルマップ出力装置15、CM(コマーシャル)開始信号
出力装置16、およびCM終了信号出力装置17からの
出力も、入力される。
【0018】各多重化装置12は、入力されたデータを
多重化し、マルチプレクサ13に出力する。マルチプレ
クサ13は、入力されたデータをさらに多重化し(トラ
ンスポートストリームにし)、変調送信装置14に出力
している。変調送信装置14は、入力されたトランスポ
ートストリームを、伝送路(例えば衛星)に応じて変調
し、その伝送路を介して情報受信装置45に対し送信す
る。
【0019】情報受信装置45は、STB(Set Top Box)
20とテレビジョン受像機25から構成されている。ST
B20は、受信したトランスポートストリームを復調す
る復調装置31、および復調装置31の出力の中から、
必要なデータを選択し、ビデオデコーダ33とオーディ
オデコーダ34に出力する選択装置32から構成されて
いる。メモリ35は復調装置31の出力する所定のデー
タを記憶し、選択装置32に出力している。
【0020】次にその動作について説明する。ビデオエ
ンコーダ10は、放送されるプログラムの画像データ
を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式
で圧縮(エンコード)し、多重化装置12に供給する。
同様に、オーディオエンコーダ11は、放送されるプロ
グラムの音響データを圧縮して、多重化装置12に供給
する。また、多重化装置12には、チャネルマップ出力
装置15からのチャネルマップ(詳細は後述する)が繰
り返し入力される。さらに多重化装置12には、ビデオ
エンコーダ10(オーディオエンコーダ11)がコマー
シャルの画像(音響)データを出力する前に、CM開始
信号出力装置16から、コマーシャルの開始を示すデー
タが入力される。同様に、ビデオエンコーダ10(オー
ディオエンコーダ11)がコマーシャルの画像(音響)
データの出力が終了した後に、CM終了信号出力装置1
7から、コマーシャルの終了を示すデータが入力され
る。
【0021】多重化装置12は、供給された各データを
多重化し、マルチプレクサ13に出力する。マルチプレ
クサ14は、入力された各データを1本のトランスポー
トストリームに変換し、変調送信装置14に出力する。
このようにして生成されたトランスポートストリームを
図2に示す。
【0022】図2は、8つのプログラムにより1本のト
ランスポートストリームを生成した場合を示している。
チャネル1はプログラム1、チャネルマップ出力装置1
5から出力されたチャネルマップ、CM開始信号出力装
置16から出力されたコマーシャル開始信号、各地域に
放送するコマーシャル(エリアA向けコマーシャル)、
およびCM終了信号出力装置17から出力されたコマー
シャル終了信号から構成されている。
【0023】チャネル2乃至チャネル8のトランスポー
トストリームにおいては、それぞれエリアB乃至エリア
H向けのコマーシャルが挿入されている点を除き、チャ
ネル1の場合と同様に構成されている。
【0024】変調送信装置14に入力された図2に示し
たようなトランスポートストリームは、伝送路としての
衛星に応じて変調が施され、衛星5(図9)に対して送
信される。衛星5のトランスポンダ(図示せず)は、こ
のトランスポートストリームを中継し、各エリアA乃至
Hの情報受信装置45に送信する。
【0025】ここで、送信されるトランスポートストリ
ームに含まれるチャネルマップについて説明する。チャ
ネルマップは、各チャネルに対してプログラムを割り当
て、各エリアとチャネルの対応関係を示すテーブルであ
る。例えば、図3に示すようなデータ構成になってお
り、各チャネル番号、次に各チャネルに対応したプログ
ラム番号、そして、コマーシャルなどの地域性をもたせ
たプログラムのエリア番号から構成されている。例え
ば、チャネル1には、プログラム1が記録されており、
さらにエリアA向けのコマーシャルが記録されているこ
とを示している。
【0026】衛星5から送信されたトランスポートスト
リームは、STB20内の復調装置31に入力され、復調
される。復調されたトランスポートストリームは、選択
装置32に入力され、ユーザにより選択されたチャネル
のデータが抽出される。そして抽出されたチャネルのデ
ータのうち、画像データはビデオデコーダ33に、音響
データはオーディオデコーダ34に、それぞれ入力され
る。ビデオデコーダ33とオーディオデコーダ34は、
それぞれ入力されたデータを復号する。復号されたデー
タは、テレビジョン受像機25に入力され、再生され
る。また、復調装置31からのデータの一部は、メモリ
35に記憶される。
【0027】ここで、メモリ35に記憶されるデータに
ついて図4を用いて説明する。メモリ35には、チャネ
ルマップデータ、現在受信中のプログラムの番号、およ
びSTBの属する地域の番号が、記憶される。チャネルマ
ップデータは、図3に示したチャネルマップのデータで
ある。現在受信中のプログラムの番号は、STB20の受
信チャネルを、一時的に他のチャネルに移行した場合
に、その後、元のチャネルに戻ることができるように記
憶される。STBの属する地域の番号は、ユーザがそのSTB
20を用いる地域として予め設定するものである。
【0028】図4のメモリ35を内蔵するSTB20の動
作について、図5のフローチャートを参照して、説明す
る。ステップS1においてユーザは、視聴したいプログ
ラムを選択し、その選択結果を、例えばSTB20付属の
リモートコントローラ20Aを用いてSTB20に指示す
る。ステップS2において、STB20は、チャネルマッ
プを抽出し、その抽出したチャネルマップをメモリ35
に記憶する。チャネルマップは、ユーザがいつ番組を選
択するか、またどのチャネルを選択するかがかわからな
いので、図2に示しように各チャネルにおいて、CM開
始信号の前のみに送信するだけでなく、繰り返し送信さ
れている。
【0029】なお、チャネルマップは、上述したように
受信毎に、メモリ35に記憶するようにしても良いし、
予めROM(Read Only Memory)などに記録しておくよう
にしても良い。この場合、ステップS2の処理は、省略
される。メモリ35に受信毎に記憶するようにしておく
と、チャネルマップの変更が容易になる。
【0030】STB20内の選択装置32は、ステップS
3において、ステップS2において、メモリ35に記憶
されたチャネルマップを参照し、ステップS1におい
て、ユーザが選択したプログラムに対応するチャネル
を、選択する。例えば、ユーザは、ステップS1におい
て、プログラム7を選択したとすると、図3のチャネル
マップ(メモリ35に記憶されているチャネルマップ)
により、プログラム7はチャネル7に記録されているこ
とがわかるので、選択装置32はチャネル7を選択し、
そのチャネル7のデータをビデオデコーダ33とオーデ
ィオデコーダ34に出力する。
【0031】ステップS4において、STB20がコマー
シャル開始信号を受信すると、ステップS5に進み、現
在受信中のプログラムのチャネル番号をメモリ35に記
憶する。いまの場合、チャネル7がメモリ35に記憶さ
れる。そして、チャネル番号の記憶が終了した後、ステ
ップS6に進み、コマーシャルを受信する。この際、選
択装置32は、メモリ35に記憶されているSTB20の
属する地域番号とチャネルマップを参照し、そのSTB2
0が属する地域に対応するコマーシャルが記録されてい
るチャネルを選択する。いまSTB20が属する地域をエ
リアCとすると、図3のチャネルマップにより、エリア
C向けのコマーシャルはチャネル3に記録されているこ
とがわかるので、選択装置32は、チャネル3を選択
し、そこに記録されているコマーシャルのデータを、ビ
デオデコーダ33とオーディオデコーダ34に出力す
る。
【0032】ステップS7において、STB20が、コマ
ーシャル終了信号を受信すると、ステップS8に進み、
メモリ35に記憶されているチャネルマップとプログラ
ム番号を参照し、コマーシャル受信前に受信していたチ
ャネル(ステップS5でメモリ35に記憶したチャネ
ル)に戻る。
【0033】上述したように、エリアCに住む視聴者が
プログラム7を視聴した場合、選択装置32が選択する
データのトランスポートストリーム内の移動を矢印で記
入したのが、図6である。図6で示したようなトランス
ポートストリームが、復調装置31から選択装置32に
出力されている。そのうち、選択装置32では、プログ
ラム7を選択し、そして、チャネルマップ、コマーシャ
ル開始信号を受信した後に、チャネル3に記録されてい
るエリアC向けのコマーシャルを選択し、そして、コマ
ーシャル終了信号を受信した後に、再びチャネル7のプ
ログラム7を選択する。
【0034】同様にエリアEに住んでいる視聴者が、プ
ログラム1を選択した場合を例に挙げ、選択装置32が
選択するデータのトランスポートストリーム内の移動を
矢印で記入したのが図7である。この場合、ステップS
1とステップS2の処理により、ステップS3におい
て、STB20の選択装置32は、プログラム1を選択す
る。そして、ステップS4において、コマーシャル開始
信号が受信されるとステップS5に進み、その時選択さ
れているチャネル1がメモリ35に記憶される。そして
チャネル番号の記憶の終了後、選択装置32は、ステッ
プS6に進み、エリアE向けのコマーシャルが記録され
ているチャネル5に選択を切り替える。そして、そのコ
マーシャルが終了し、そのことを知らせるコマーシャル
終了信号が、ステップS7において受信されると、ステ
ップ8に進み、ステップS5において、記憶したチャネ
ル1に選択は切り替えられる。
【0035】次にエリアMに住む視聴者が、プログラム
1を選択した場合、図8に示したように2つのトランス
ポートストリーム間で選択が行われる。この場合、プロ
グラム1を受信している状態で、コマーシャル開始信号
を受信すると、トランスポートスリーム2のエリアM向
けのコマーシャルが記録されているチャネル13に選択
が切り替えられる。そして、そのコマーシャルの終了を
知らせるコマーシャル終了信号が受信されると、トラン
スポートストリーム1に記録されているプログラム1に
再び切り替えられる。
【0036】以上のように、情報送信装置で、各チャネ
ルに各エリア専用のコマーシャルを、各チャネルと各エ
リアのコマーシャルとの関係を示すチャネルマップ、コ
マーシャルが開始することを示すコマーシャル開始信
号、およびコマーシャルが終了することを示すコマーシ
ャル終了信号と共に送信することにより、情報受信装置
で、コマーシャルの選択ができるので、衛星放送におい
ても地域性を持たせた放送が可能となる。
【0037】上記各処理を行うコンピュータプログラム
は、フロッピディスク、CD−ROMなどの記録媒体に
記録し、これをユーザに配布することで伝送したり、ネ
ットワークなどの伝送媒体を介して伝送し、ハードディ
スク、メモリなどに記憶させることで伝送することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の情報送信装置、請求項
2に記載の情報送信方法、および請求項3に記載の伝送
媒体によれば、各チャネルに、それぞれ各地域専用のデ
ータを挿入し、挿入されたデータと各チャネルとの関係
が記述されたデータを出力し、挿入されたデータの開始
点を示すデータを出力し、挿入されたデータの終了点を
示すデータを出力するようにしたので、衛星放送におい
ても、地域性の持たせた放送を行うことが可能となる。
【0039】請求項4に記載の情報受信装置、請求項5
に記載の情報受信方法、および請求項6に記載の伝送媒
体によれば、チャネルとそこに含まれる各地域専用のデ
ータとの関係が記述されたデータを記憶し、受信してい
るチャネル番号を記憶し、各地域専用のデータの開始を
知らせるデータを受信すると、記憶されたデータに対応
して、情報受信装置が属する地域に対応したチャネルに
移行し、各地方専用のデータの終了を知らせるデータを
受信すると、記憶されたチャネル番号に移行するように
したので、衛星放送においても、地域性の持たせた放送
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報送信装置と情報受信装置の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のSTBが受信するトランスポートストリー
ムの構成を示す図である。
【図3】チャネルマップの構成を示す図である。
【図4】図1のメモリに記憶されるデータを示す図であ
る。
【図5】図1のSTBの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】図1の選択装置が選択するデータの流れを示す
図である。
【図7】図1の選択装置が選択するデータの他の流れを
示す図である。
【図8】図1の選択装置が選択するデータのさらに他の
流れを示す図である。
【図9】衛星放送の概念を説明するための図である。
【図10】従来のトランスポートストリームの一例の構
成を示す図である。
【図11】従来の衛星放送の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
10 ビデオエンコーダ, 11 オーディオエンコー
ダ, 12 多重化装置, 13 マルチプレクサ,
14 変調送信装置, 15 チャネルマップ出力装置
(出力手段), 16 CM開始信号出力装置(開始デ
ータ出力手段), 17 CM終了信号出力装置(終了
データ出力手段), 31 復調装置,32 選択装
置, 33 ビデオデコーダ, 34 オーディオデコ
ーダ,35 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルを多重化し、複数の地域
    に一括して送信する情報送信装置において、 前記各チャネルに、それぞれ各地域専用のデータを挿入
    する挿入手段と、 前記挿入手段により挿入されたデータと前記各チャネル
    との関係が記述されたデータを出力する関係データ出力
    手段と、 前記挿入手段により挿入されたデータの開始点を示すデ
    ータを出力する開始データ出力手段と、 前記挿入手段により挿入されたデータの終了点を示すデ
    ータを出力する終了データ出力手段とを備えることを特
    徴とする情報送信装置。
  2. 【請求項2】 複数のチャネルを多重化し、複数の地域
    に一括して送信する情報送信装置の情報送信方法におい
    て、 前記各チャネルに、それぞれ各地域専用のデータを挿入
    する挿入ステップと、前記挿入ステップにより挿入され
    たデータと前記各チャネルとの関係が記述されたデータ
    を出力する関係データ出力ステップと、 前記挿入ステップにより挿入されたデータの開始点を示
    すデータを出力する開始データ出力ステップと、 前記挿入ステップにより挿入されたデータの終了点を示
    すデータを出力する終了データ出力ステップとを備える
    ことを特徴とする情報送信方法。
  3. 【請求項3】 複数のチャネルを多重化し、複数の地域
    に一括して送信する情報送信装置に用いるコンピュータ
    プログラムを伝送する伝送媒体において、 前記各チャネルに、それぞれ各地域専用のデータを挿入
    する挿入ステップと、 前記挿入ステップにより挿入されたデータと前記各チャ
    ネルとの関係が記述されたデータを出力する関係データ
    出力ステップと、 前記挿入ステップにより挿入されたデータの開始点を示
    すデータを出力する開始データ出力ステップと、 前記挿入ステップにより挿入されたデータの終了点を示
    すデータを出力する終了データ出力ステップとを備える
    コンピュータプログラムを伝送することを特徴とする伝
    送媒体。
  4. 【請求項4】 複数の地域に一括して送信された、複数
    のチャネルが多重化された情報を受信する情報受信装置
    において、 前記チャネルとそこに含まれる各地域専用のデータとの
    関係が記述されたデータを記憶する第1の記憶手段と、 受信しているチャネル番号を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記各地域専用のデータの開始を知らせるデータを受信
    すると、前記第1の記憶手段に記憶されたデータに対応
    して、前記情報受信装置が属する地域に対応したチャネ
    ルに移行する第1の移行手段と、 前記各地方専用のデータの終了を知らせるデータを受信
    すると、前記第2の記憶手段に記憶されたチャネル番号
    に移行する第2の移行手段とを備えることを特徴とする
    情報受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の地域に一括して送信された、複数
    のチャネルが多重化された情報を受信する情報受信方法
    において、 前記チャネルとそこに含まれる各地域専用のデータとの
    関係が記述されたデータを記憶する第1の記憶ステップ
    と、 受信しているチャネル番号を記憶する第2の記憶ステッ
    プと、 前記各地域専用のデータの開始を知らせるデータを受信
    すると、前記第1の記憶ステップに記憶されたデータに
    対応して、前記情報受信装置が属する地域に対応したチ
    ャネルに移行する第1の移行ステップと、 前記各地方専用のデータの終了を知らせるデータを受信
    すると、前記第2の記憶ステップに記憶されたチャネル
    番号に移行する第2の移行ステップとを備えることを特
    徴とする情報受信方法。
  6. 【請求項6】 複数の地域に一括して送信された、複数
    のチャネルが多重化された情報を受信する情報受信装置
    に用いるコンピュータプログラムを伝送する伝送媒体に
    おいて、 前記チャネルとそこに含まれる各地域専用のデータとの
    関係が記述されたデータを記憶する第1の記憶ステップ
    と、 受信しているチャネル番号を記憶する第2の記憶ステッ
    プと、 前記各地域専用のデータの開始を知らせるデータを受信
    すると、前記第1の記憶ステップに記憶されたデータに
    対応して、前記情報受信装置が属する地域に対応したチ
    ャネルに移行する第1の移行ステップと、 前記各地方専用のデータの終了を知らせるデータを受信
    すると、前記第2の記憶ステップに記憶されたチャネル
    番号に移行する第2の移行ステップとを備えるコンピュ
    ータプログラムを伝送することを特徴とする伝送媒体。
JP27127497A 1997-10-03 1997-10-03 情報送信装置および方法、情報受信装置および方法、並びに伝送媒体 Withdrawn JPH11112448A (ja)

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