JPH11112280A - 電子部品およびラダーフィルタ - Google Patents

電子部品およびラダーフィルタ

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JPH11112280A
JPH11112280A JP9287673A JP28767397A JPH11112280A JP H11112280 A JPH11112280 A JP H11112280A JP 9287673 A JP9287673 A JP 9287673A JP 28767397 A JP28767397 A JP 28767397A JP H11112280 A JPH11112280 A JP H11112280A
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piezoelectric
electrode
pattern
electrodes
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Norio Sakai
井 範 夫 酒
Toshihiko Unami
波 俊 彦 宇
Kenji Kubota
田 憲 二 窪
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装可能な積層構造の圧電共振子を有
し、低背化が可能で、短絡による不良が起こりにくく、
特性に悪影響を及ぼしにくいラダーフィルタを提供す
る。 【解決手段】 ラダーフィルタ10の基板12の一方主
面には、パターン電極14a〜14eおよびランド16
a〜16eが形成される。ランド16a〜16eには、
積層構造の圧電共振子20a1,20a2,20b1,
20b2が接続される。これらの圧電共振子を覆うよう
にして、金属製のキャップ40が基板12の周囲でパタ
ーン電極14d,14eに導電性接着剤で接着される。
基板12の他方主面には、基板12のビアホール12a
〜12cを介してパターン電極14a,14c,14d
に接続されるパターン電極18a〜18cが形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子部品およびラ
ダーフィルタに関し、特に、圧電体の機械的共振を利用
した圧電共振子を用いたラダーフィルタなどの電子部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】図15はこの発明の背景となる従来の圧
電共振子の一例を示す斜視図である。圧電共振子1は、
たとえば平面視長方形の板状の圧電体基板2を含む。圧
電体基板2は、厚み方向に分極される。圧電体基板2の
両面には、電極3が形成される。この電極3間に信号を
入力することにより、圧電体基板2の厚み方向に電界が
印加され、圧電体基板2は長さ方向に振動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図15に示す圧電共振
子は、電界方向および分極方向と振動方向とが異なる圧
電横効果を利用している。この圧電横効果を利用した圧
電共振子の電気機械結合係数は、電界方向および分極方
向と振動方向とが一致した圧電縦効果を利用した圧電共
振子に比べて小さい。そのため、圧電横効果を利用した
圧電共振子では、共振周波数と***振周波数との差ΔF
が比較的小さい。このことは、圧電共振子をフィルタに
用いたときに、帯域幅が小さいという欠点につながる。
そのため、圧電共振子を用いたフィルタ、発振子などの
電子部品において、特性の設計自由度が小さい。
【0004】また、図15に示す圧電共振子において
は、長さ振動の1次共振を利用しているが、構造的に、
3次,5次などの奇数倍の高次モードや、幅モードのス
プリアスも大きく発生してしまう。スプリアスを抑制す
るために、研磨加工を施したり、質量を付加したり、電
極形状を変更するなどの対策が考えられるが、これらは
製造コストの上昇につながる。
【0005】さらに、圧電体基板が平面視長方形の板状
であるため、強度的な制約からあまり厚みを薄くするこ
とができない。そのため、電極間距離を小さくできず、
端子間容量を大きくすることができない。これは、外部
回路とのインピーダンス整合をとる場合に、極めて不都
合である。また、複数の圧電共振子を直列および並列に
交互に接続し、ラダーフィルタを形成する場合、減衰量
を大きくするためには直列共振子と並列共振子の容量比
を大きくする必要がある。しかしながら、上述のように
形状的な限界があり、大きい減衰量を得ることができな
い。
【0006】そこで、本願出願の出願人によって出願さ
れた特願平8−110475号等において、長手方向を
有する基体を構成する複数の圧電体層と複数の電極とが
積層され、複数の圧電体層が基体の長手方向に分極さ
れ、長さ振動の基本振動を励振する積層構造の圧電共振
子が提案された。このような積層構造の圧電共振子は、
圧電体層の分極方向と電界方向と振動方向とが一致した
圧電縦効果を利用するものであり、圧電横効果を利用す
る圧電共振子に比べて、スプリアスが小さく、共振周波
数と***振周波数との差ΔFが大きいという利点があ
る。
【0007】このような積層構造の圧電共振子を用いて
ラダーフィルタを構成しようとすると、たとえば、図1
6〜図20に示すような構成が考えられる。
【0008】図16はこの発明の背景となるラダーフィ
ルタの一例を示す斜視図であり、図17はそのラダーフ
ィルタの分解斜視図であり、図18はそのラダーフィル
タの平面図解図であり、図19はそのラダーフィルタの
要部断面図解図であり、図20はそのラダーフィルタの
回路図である。図16〜図20に示すラダーフィルタ4
は絶縁体基板5を含む。絶縁体基板5上には、4つのパ
ターン電極6a,6b,6c,6dが形成される。これ
らのパターン電極6a〜6dには、上述のような積層構
造の圧電共振子1a,1b,1c,1dが電気的に接続
される。この場合、圧電共振子1a,1b,1c,1d
には、それぞれ、1つの側面に2つの外部電極3a,3
bが、各圧電共振子1a〜1dの幅方向に間隔を隔てて
形成される。また、それらの外部電極3a,3bの長手
方向における中央部には、導電材料からなる支持部材7
がそれぞれ形成される。そして、それらの支持部材7
が、導電性接着剤で、パターン電極6a〜6dにそれぞ
れ接着され接続される。このラダーフィルタ4は、図2
0に示す梯子型の回路を有する。また、これらの各圧電
共振子1a〜1dは、それぞれその長手方向に振動する
ものであり、その振動が阻害されることがないように、
絶縁体基板5上には、4つの圧電共振子1a〜1dなど
を覆うようにして、樹脂またはセラミックからなるキャ
ップ8が接着剤層9で接着される。
【0009】図16〜図20に示すラダーフィルタ4で
は、圧電共振子1a〜1dのそれぞれの1つの側面に外
部電極3a,3bが形成され、外部電極3a,3bに導
電材料からなる支持部材7がそれぞれ形成されているの
で、圧電共振子1a〜1dを絶縁体基板5上に表面実装
することができる。
【0010】ところが、図16〜図20に示すラダーフ
ィルタ4では、パターン電極6a〜6dが絶縁体基板5
の端に引き出されその距離が長いので、大きいインダク
タンス分が発生し、たとえばMHz帯などの高周波帯に
おいて特性上問題がある場合がある。また、図16〜図
20に示すラダーフィルタ4では、キャップ8が樹脂ま
たはセラミックからなるので、キャップ8の厚みそのも
のを薄く形成したり絞り高さを低くしたりするのに限界
があり、低背化が困難である。そこで、低背化を目的と
して金属製のキャップ8を用いると、接着剤層9の材料
として絶縁材料が必要となるが、絶縁材料からなる接着
剤層9がマイグレーションで絶縁劣化し、最悪の場合に
パターン電極6a〜6d間の短絡という致命的な不良に
なるおそれがあり、また、パターン電極6a〜6dとキ
ャップ8との間に静電容量が生じ、特性に悪影響を及ぼ
すおそれがある。
【0011】それゆえに、この発明の主たる目的は、表
面実装可能な積層構造の圧電共振子を有し、低背化が可
能で、短絡による不良が起こりにくく、特性に悪影響を
及ぼしにくい電子部品を提供することである。この発明
の他の目的は、表面実装可能な積層構造の圧電共振子を
有し、低背化が可能で、短絡による不良が起こりにく
く、特性に悪影響を及ぼしにくいラダーフィルタを提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる電子部
品は、ビアホールを有する基板と、基板の一方主面に形
成されるパターン電極と、基板の一方主面でパターン電
極の周囲に形成されるアース電極と、基板の他方主面に
形成され、基板のビアホールを介してパターン電極に接
続される外部入出力電極と、基板の他方主面に形成さ
れ、基板の他のビアホールを介してアース電極に接続さ
れる外部アース電極と、基板の一方主面のパターン電極
に接続され、長さ振動を励振する圧電共振子と、圧電共
振子を覆い、基板の一方主面のアース電極に導電性接着
剤で接着される金属製のキャップとを含み、圧電共振子
は、長手方向を有する基体と、基体の長手方向に直交し
かつ基体の長手方向に間隔を隔てて配置される複数の内
部電極と、基体の側面に形成され、複数の内部電極に接
続される2つの外部電極とを含み、基体は、積層される
複数の圧電体層を含み、複数の圧電体層は、基体の長手
方向に分極され、複数の内部電極は、圧電体層において
基体の長手方向に直交する面に形成される、電子部品で
ある。この発明にかかる電子部品は、たとえば、複数の
圧電共振子を含む。この発明にかかるラダーフィルタ
は、複数の圧電共振子を含むこの発明にかかる電子部品
からなるラダーフィルタである。
【0013】この発明にかかる電子部品およびラダーフ
ィルタでは、圧電共振子は、積層構造の圧電共振子とな
り、分極方向および電界方向と振動方向とが一致し、圧
電縦効果を利用することになる。そのため、振動方向が
分極方向および電界方向と異なる圧電横効果を利用した
圧電共振子に比べて、電気機械結合係数を大きくするこ
とができ、共振周波数と***振周波数との差ΔFの選択
の幅を大きくすることができる。また、圧電共振子が圧
電縦効果を利用することにより、幅モードや厚みモード
などのような長さ振動の基本振動と異なるモードの振動
が発生しにくくなり、スプリアスが小さくなる。また、
この発明にかかる電子部品およびラダーフィルタでは、
圧電共振子の基体の一側面に2つの外部電極が形成され
るので、圧電共振子を基板上に表面実装することができ
る。さらに、この発明にかかる電子部品およびラダーフ
ィルタでは、基板の一方主面のパターン電極が基板の端
に引き出されずに基板のビアホールを介して基板の他方
主面の外部入出力電極に接続されるので、パターン電極
の距離が短くなり、大きいインダクタンス分が発生せ
ず、たとえばMHz帯などの高周波帯において特性が向
上する。また、この発明にかかる電子部品およびラダー
フィルタでは、金属製のキャップが用いられるので、キ
ャップの厚みを薄くしたり絞り高さを低くしたりするこ
とが容易にでき、低背化が可能となる。さらに、この発
明にかかる電子部品およびラダーフィルタでは、金属製
のキャップが基板の一方主面のパターン電極の周囲のア
ース電極に導電性接着剤で接着されるので、パターン電
極間の短絡による不良が起こりにくくなり、しかも、基
板の一方主面のアース電極とキャップとの間に静電容量
が生じず、特性に悪影響を及ぼしにくくなる。
【0014】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかるラダーフ
ィルタの一例を示す斜視図であり、図2はそのラダーフ
ィルタの分解斜視図であり、図3はそのラダーフィルタ
の平面図解図であり、図4はそのラダーフィルタの断面
図解図であり、図5はそのラダーフィルタの回路図であ
る。また、図6は図1に示すラダーフィルタに用いられ
る圧電共振子を示す斜視図であり、図7はその圧電共振
子の図解図であり、図8はその圧電共振子の要部平面図
である。図1に示すラダーフィルタ10は、たとえば矩
形板状の基板12を含む。この基板12としては、たと
えば、アルミナなどのセラミックからなるセラミック基
板などが用いられる。この基板12には、3つのビアホ
ール12a,12b,12cが間隔を隔てて形成され
る。
【0016】基板12のビアホール12a,12b,1
2c内には、たとえばCuからなる導体13a,13
b,13cが形成される。
【0017】基板12の一方主面には、たとえばCuか
らなる5つのパターン電極14a,14b,14c,1
4d,14eが形成される。この場合、パターン電極1
4aは、ビアホール12a内の導体13aに接続され
る。また、パターン電極14cは、ビアホール12b内
の導体13bに接続される。さらに、パターン電極14
dは、アース電極として用いられるものであり、ビアホ
ール12c内の導体13cに接続される。また、パター
ン電極14dは、基板12の一端側の周囲に沿って形成
されるコ字状の部分を有する。さらに、パターン電極1
4eは、アース電極として用いられるものであり、基板
12の他端側の周囲に沿ってコ字状に形成される。
【0018】パターン電極14a〜14dには、たとえ
ばCuからなる5つのランド16a,16b,16c,
16d,16eが、間隔を隔てて一列に形成される。こ
の場合、ランド16a〜16dはパターン電極14a〜
14dの端部にそれぞれ形成され、ランド16eはパタ
ーン電極14bの別の端部に形成される。
【0019】基板12の他方主面には、たとえばCuか
らなる3つのパターン電極18a,18b,18cが形
成される。この場合、パターン電極18aは、外部入出
力電極として用いられるものであり、ビアホール12a
内の導体13aに接続される。また、パターン電極18
bは、外部入出力電極として用いられるものであり、ビ
アホール12b内の導体13bに接続される。さらに、
パターン電極18cは、外部アース電極として用いられ
るものであり、ビアホール12c内の導体13cに接続
される。また、これらのパターン電極18a〜18cの
端部は、その部分にはんだ付けをした場合にはんだが基
板12の端面に付着することを防止する目的としてすな
わちフィレットレスを目的として、基板12の端からた
とえば0.05mm〜0.3mm程度の間隔をおいて形
成される。
【0020】そして、基板12の一方主面上のパターン
電極14a〜14dのランド16a〜16eには、4つ
の圧電共振子20a1,20a2,20b2,20b1
がこの順に並べて配置される。この場合、2つの圧電共
振子20a1,20a2は同一構造の直列共振子として
用いられ、別の2つの圧電共振子20b1,20b2は
同一構造の並列共振子として用いられる。なお、並列共
振子となる圧電共振子20b1,20b2の容量が、直
列共振子となる圧電共振子20a1,20a2の容量よ
りも格段に大きくなるように設計される。また、圧電共
振子20a1,20a2と圧電共振子20b1,20b
2とは、容量の違いで長さは異なるものの互いに同様の
構造を有するので、次に、1つの圧電共振子20a1に
ついて詳しく説明する。
【0021】圧電共振子20a1は、たとえば直方体状
の基体22を含む。基体22は、たとえば圧電セラミッ
クからなり積層される複数の圧電体層22aを含む。基
体22の長手方向における中間部の複数の圧電体層22
aにおいて基体22の長手方向に直交する両主面には、
複数の内部電極24がそれぞれ形成される。そのため、
複数の内部電極24は、基体22の長手方向に直交しか
つ基体22の長手方向に間隔を隔てて配置される。ま
た、基体22の長手方向における中間部の複数の圧電体
層22aは、図7の矢印で示すように、隣合う圧電体層
22aの分極方向が、互いに逆向きとなるように基体2
2の長手方向に分極される。ただし、基体22の長手方
向における両端部の圧電体層22aは分極されていな
い。
【0022】基体22の一側面には、基体22の長手方
向に延びる溝26が形成される。溝26は、基体22の
幅方向における中央に形成され、基体22の一側面を2
分割している。さらに、図8に示すように、溝26によ
って分割された側面には、第1の絶縁膜28aおよび第
2の絶縁膜28bが形成される。基体22の側面の溝2
6で分割された一方側では、内部電極24の露出部が、
1つおきに第1の絶縁膜28aで被覆される。また、基
体22の側面の溝26で分割された他方側では、溝26
の一方側で第1の絶縁膜28aに被覆されていない内部
電極24の露出部が、1つおきに第2の絶縁膜28bで
被覆される。
【0023】さらに、基体22の第1および第2の絶縁
膜28a,28bが形成された部分、すなわち溝26の
両側には、2つの外部電極30a,30bが形成され
る。したがって、外部電極30aには第1の絶縁膜28
aで被覆されていない内部電極24が接続され、外部電
極30bには第2の絶縁膜28bで被覆されていない内
部電極24が接続される。つまり、内部電極24の隣合
うものが、それぞれ外部電極30aおよび外部電極30
bに接続される。
【0024】また、外部電極30a,30bの長手方向
における中央部には、支持部材32a,32bがそれぞ
れ形成される。これらの支持部材32a,32bは、導
電材料で形成される。
【0025】この圧電共振子20a1では、外部電極3
0a,30bが入出力電極として使用される。このと
き、基体22の長手方向における中間部では、隣合う内
部電極24間で分極されているとともに隣合う内部電極
24間に電界が印加されるので、圧電的に活性となる。
この場合、基体22を構成する圧電体層22aの互いに
逆向きに分極した部分に互いに逆向きの電圧が印加され
るため、基体22は全体として同じ向きに伸縮しようと
する。そのため、圧電共振子20a1全体としては、基
体22の長手方向の中心部をノードとした長さ振動の基
本振動が励振される。なお、基体22の長手方向におけ
る両端部では、分極されておらず、また、内部電極が形
成されていないために電界が印加されないので、圧電的
に不活性となる。
【0026】この圧電共振子20a1では、基体22の
分極方向,入力信号による電界方向および基体22の振
動方向が一致する。つまり、この圧電共振子20a1
は、圧電縦効果を利用した共振子となる。この圧電共振
子20a1は、分極方向および電界方向と振動方向とが
異なる圧電横効果を利用した圧電共振子に比べて、電気
機械結合係数が大きい。そのため、この圧電共振子20
a1では、圧電横効果を利用した圧電共振子に比べて、
共振周波数と***振周波数との差ΔFの選択の幅を大き
くすることができる。したがって、この圧電共振子20
a1では、圧電横効果を利用した圧電共振子に比べて、
帯域幅の大きい特性を得ることができる。
【0027】さらに、この圧電共振子20a1では、た
とえば内部電極24の対向する面積、圧電体層22aお
よび内部電極24の数、圧電体層22aにおいて基体2
2の長手方向における寸法を調整することによって、共
振子の容量を調整することができる。つまり、内部電極
24の対向する面積を広くしたり圧電体層22aおよび
内部電極24の数を増やしたり圧電体層22aにおいて
基体22の長手方向における寸法を短くしたりすれば、
共振子の容量を大きくすることができ、逆に、内部電極
24の対向する面積を狭くしたり圧電体層22aおよび
内部電極24の数を減らしたり圧電体層22aにおいて
基体22の長手方向における寸法を長くしたりすれば、
共振子の容量を小さくすることができる。したがって、
圧電共振子20a1の内部電極24の対向する面積、圧
電体層22aおよび内部電極24の数、圧電体層22a
において基体22の長手方向における寸法を調整するこ
とにより、容量を調整することができ、容量の設計自由
度が大きい。そのため、圧電共振子20a1を回路基板
などに実装するとき、外部回路とのインピーダンス整合
をとることが容易である。
【0028】そして、このラダーフィルタ10では、パ
ターン電極14aのランド16aに、第1の直列共振子
となる圧電共振子20a1の外部電極30aに形成した
支持部材32aが、導電性接着剤で接着される。それに
よって、圧電共振子20a1の外部電極30aがパター
ン電極14aに接続される。
【0029】同様に、パターン電極14bのランド16
bには、圧電共振子20a1の支持部材32bと第2の
直列共振子となる圧電共振子20a2の支持部材32a
とが、導電性接着剤で接着される。それによって、圧電
共振子20a1の外部電極30bと圧電共振子20a2
の外部電極30aとがパターン電極14bに接続され
る。
【0030】さらに、パターン電極14cのランド16
cには、圧電共振子20a2の支持部材32bと第2の
並列共振子となる圧電共振子20b2の支持部材32a
とが、導電性接着剤で接着される。それによって、圧電
共振子20a2の外部電極30bと圧電共振子20b2
の外部電極30aとがパターン電極14cに接続され
る。
【0031】また、パターン電極14dのランド16d
には、圧電共振子20b2の支持部材32bと第1の並
列共振子となる圧電共振子20b1の支持部材32aと
が、導電性接着剤で接着される。それによって、圧電共
振子20b2の外部電極30bと圧電共振子20b1の
外部電極30aとがパターン電極14dに接続される。
【0032】さらに、パターン電極14bのランド16
eには、圧電共振子20b1の支持部材32bが導電性
接着剤で接着される。それによって、圧電共振子20b
1の外部電極30bがパターン電極14bに接続され
る。
【0033】したがって、このラダーフィルタ10は、
図5に示す梯子型の回路を有する。すなわち、このラダ
ーフィルタ10では、パターン電極14aに接続された
パターン電極18aが外部入出力電極として用いられ、
パターン電極14cに接続されたパターン電極18bが
外部入出力電極として用いられ、パターン電極14dに
接続されたパターン電極18cが外部アース電極として
用いられる。
【0034】さらに、このラダーフィルタ10では、金
属製のキャップ40が、圧電共振子20a1,20a
2,20b1,20b2などを覆うようにして、基板1
2上に接着される。この場合、キャップ40は、パター
ン電極14d,14eなどに導電性接着剤で接着され
る。
【0035】このラダーフィルタ10は、たとえば、次
のようにして作られる。まず、基板12の材料となるセ
ラミックグリーンシートが成形される。このセラミック
グリーンシートには、ビアホール12a〜12cが形成
される。そして、そのセラミックグリーンシートのビア
ホール12a〜12c内、表面および裏面には、導体1
3a〜13c、パターン電極14a〜14e、ランド1
6a〜16eおよびパターン電極18a〜18cとなる
べきCuを主体とする導体ペーストが、充填・印刷され
る。そして、セラミックグリーンシートと導体ペースト
とが、約1000℃で共に焼結される。なお、必要に応
じて、パターン電極14a〜14e、ランド16a〜1
6eおよびパターン電極18a〜18c上には、めっき
によって、Ni層およびAu層、Ni層およびSn層、
あるいは、Ni層およびはんだ層などのバリアメタルが
形成される。そして、パターン電極14a〜14dのラ
ンド16a〜16e上には導電ペーストが塗布され、そ
の上に圧電共振子20a1,20a2,20b1,20
b2が搭載され、導電ペーストが硬化される。さらに、
周辺のパターン電極14d,14e上には、同じく導電
ペーストが塗布され、その上に絞り成形された金属製の
キャップ40が載置され、導電ペーストが硬化される。
なお、導電ペーストのたれなどでパターン電極などの短
絡が懸念される場合には、部分的に絶縁性接着剤と導電
ペーストが併用されてもよい。
【0036】このラダーフィルタ10では、圧電共振子
20a1,20a2,20b1,20b2が、それぞ
れ、積層構造の圧電共振子となる。
【0037】また、このラダーフィルタ10では、圧電
共振子20a1,20a2,20b1,20b2のそれ
ぞれの基体22の一側面に2つの外部電極30a,30
bが形成されるので、それらの圧電共振子20a1,2
0a2,20b1,20b2を基板12上に表面実装す
ることができる。
【0038】さらに、このラダーフィルタ10では、基
板12の一方主面のパターン電極14a,14b,14
cが基板12の端に引き出されずに、パターン電極14
a,14cが基板12のビアホール12a,12bを介
して基板12の他方主面のパターン電極18a,18b
に接続されるので、パターン電極の距離が短くなり、大
きいインダクタンス分が発生せず、たとえばMHz帯な
どの高周波帯において特性が向上する。
【0039】また、このラダーフィルタ10では、金属
製のキャップ40が用いられるので、キャップ40の厚
みを薄くしたり絞り高さを低くしたりすることが容易に
でき、低背化が可能となる。
【0040】さらに、このラダーフィルタ10では、金
属製のキャップ40が基板12の一方主面のパターン電
極14a,14b,14cの周囲のアース電極となるパ
ターン電極14d,14eに導電性接着剤で接着される
ので、パターン電極14a,14b,14c間の短絡に
よる不良が起こりにくくなり、しかも、基板12の一方
主面のアース電極としてのパターン電極14d,14e
とキャップ40との間に静電容量が生じず、特性に悪影
響を及ぼしにくくなる。
【0041】また、このラダーフィルタ10では、パタ
ーン電極18a,18b,18cの端部が基板12の端
から間隔をおいて形成されているので、パターン電極1
8a〜18cの端部をはんだ付けする際にフィレットレ
スとなる。
【0042】さらに、このラダーフィルタ10では、基
板12の周囲に切欠部が形成されていないので、基板1
2の周囲にキャップ40を接着してもキャップ40内の
気密状態を保ことが可能となる。そのため、このラダー
フィルタ10では、基板の周囲に切欠部が形成された図
16〜図20に示すラダーフィルタ4と比べて、キャッ
プ内の気密状態を維持しながら基板12の小型化が可能
となる。
【0043】また、このラダーフィルタ10では、導体
13a〜13c、パターン電極14a〜14e、ランド
16a〜16eおよびパターン電極18a〜18cの材
料として比抵抗が小さいCuが用いられているので、た
とえばkHz〜MHzという高い周波数でも特性が安定
である。
【0044】図9はこの発明にかかる電子部品としての
ディスクリミネータの一例を示す斜視図であり、図10
はそのディスクリミネータの分解斜視図であり、図11
はそのディスクリミネータの平面図解図であり、図12
はそのディスクリミネータの断面図解図である。また、
図13は図9に示すディスクリミネータに用いられる圧
電共振子を示す図解図であり、図14はその圧電共振子
に用いられる電極を示す平面図である。図9に示すディ
スクリミネータ50は、たとえば矩形板状の基板12を
含む。この基板12としては、たとえば、アルミナなど
のセラミックからなるセラミック基板などが用いられ
る。この基板12には、3つのビアホール12a,12
b,12cが間隔を隔てて形成される。
【0045】基板12のビアホール12a,12b,1
2c内には、たとえばCuからなる導体13a,13
b,13cが形成される。
【0046】基板12の一方主面には、たとえばCuか
らなる4つのパターン電極14a,14b,14c,1
4dが形成される。この場合、パターン電極14aは、
ビアホール12a内の導体13aに接続される。また、
パターン電極14bは、ビアホール12b内の導体13
bに接続される。さらに、パターン電極14cは、アー
ス電極として用いられるものであり、ビアホール12c
内の導体13cに接続される。また、パターン電極14
cは、基板12の一端側の周囲に沿って形成されるコ字
状の部分を有する。さらに、パターン電極14dは、ア
ース電極として用いられるものであり、基板12の他端
側の周囲に沿ってコ字状に形成される。
【0047】パターン電極14a,14bには、たとえ
ばCuからなる2つのランド16a,16bが、間隔を
隔てて形成される。この場合、ランド16a,16bは
パターン電極14a,14bの端部にそれぞれ形成され
る。
【0048】基板12の他方主面には、たとえばCuか
らなる3つのパターン電極18a,18b,18cが形
成される。この場合、パターン電極18aは、外部入出
力電極として用いられるものであり、ビアホール12a
内の導体13aに接続される。また、パターン電極18
bは、外部入出力電極として用いられるものであり、ビ
アホール12b内の導体13bに接続される。さらに、
パターン電極18cは、外部アース電極として用いられ
るものであり、ビアホール12c内の導体13cに接続
される。また、これらのパターン電極18a〜18cの
端部は、フィレットレスを目的として、基板12の端か
らたとえば0.05mm〜0.3mm程度の間隔をおい
て形成される。
【0049】そして、基板12の一方主面上のパターン
電極14a,14bのランド16a,16bには、図1
3に示す圧電共振子20が配置される。図13に示す圧
電共振子20は、図6〜図8に示す上述の圧電共振子2
0a1と比べて、特に、1つおきの内部電極24が図1
4(a)に示すように圧電体層22aの主面において上
部の一端側を除く部分に形成され、かつ、他の1つおき
の内部電極24が図14(b)に示すように圧電体層2
2aの主面において上部の他端側を除く部分に形成され
る。このように内部電極24が形成されるので、基体2
2の一側面において、1つおきの内部電極24の端部の
一端側および他の1つおきの内部電極24の端部の他端
側が露出しない。そのため、図13に示す圧電共振子2
0では、上述の圧電共振子20a1と比べて、絶縁層2
8a,28bが形成されない。
【0050】そして、このディスクリミネータ50で
は、パターン電極14aのランド16aに、圧電共振子
20の外部電極30aの中央部に導電材料で形成した支
持部材32aが、導電性接着剤で接着される。それによ
って、圧電共振子20の外部電極30aがパターン電極
14aに接続される。
【0051】同様に、パターン電極14bのランド16
bには、圧電共振子20の外部電極30bの中央部に導
電材料で形成した支持部材32bが、導電性接着剤で接
着される。それによって、圧電共振子20の外部電極3
0bがパターン電極14bに接続される。
【0052】したがって、このディスクリミネータ50
では、パターン電極14aに接続されたパターン電極1
8aが外部入出力電極として用いられ、パターン電極1
4bに接続されたパターン電極18bが外部入出力電極
として用いられ、パターン電極14cに接続されたたパ
ターン電極18cが外部アース電極として用いられる。
【0053】さらに、このディスクリミネータ50で
は、金属製のキャップ40が、圧電共振子20などを覆
うようにして、基板12上に接着される。この場合、キ
ャップ40は、パターン電極14c,14dなどに導電
性接着剤で接着される。
【0054】このディスクリミネータ50も、上述のラ
ダーフィルタ10と同様にして作られる。
【0055】このディスクリミネータ50では、圧電共
振子20が積層構造の圧電共振子となる。
【0056】また、このディスクリミネータ50では、
圧電共振子20の基体22の一側面に2つの外部電極3
0a,30bが形成されるので、その圧電共振子20を
基板12上に表面実装することができる。
【0057】さらに、このディスクリミネータ50で
は、基板12の一方主面のパターン電極14a,14b
が基板12の端に引き出されずに基板12のビアホール
12a,12bを介して基板12の他方主面のパターン
電極18a,18bに接続されるので、パターン電極の
距離が短く、大きいインダクタンス分が発生せず、たと
えばMHz帯などの高周波帯において特性がよい。
【0058】また、このディスクリミネータ50では、
金属製のキャップ40が用いられるので、キャップ40
の厚みを薄くしたり絞り高さを低くしたりすることが容
易にでき、低背化が可能となる。
【0059】さらに、このディスクリミネータ50で
は、金属製のキャップ40が基板12の一方主面のパタ
ーン電極14a,14bの周囲のアース電極となるパタ
ーン電極14c,14dに導電性接着剤で接着されるの
で、パターン電極14a,14b間の短絡による不良が
起こりにくく、しかも、基板12の一方主面のアース電
極としてのパターン電極14c,14dとキャップ40
との間に静電容量が生じず、特性に悪影響を及ぼしにく
い。
【0060】また、このディスクリミネータ50では、
パターン電極18a,18b,18cの端部が基板12
の端から間隔をおいて形成されているので、パターン電
極18a〜18cの端部をはんだ付けする際にフィレッ
トレスとなる。
【0061】さらに、このディスクリミネータ50で
は、基板12の周囲に切欠部が形成されていないので、
基板12の周囲にキャップ40を接着してもキャップ4
0内の気密状態を保ことが可能である。
【0062】また、このディスクリミネータ50では、
導体13a〜13c、パターン電極14a〜14d、ラ
ンド16a,16bおよびパターン電極18a〜18c
の材料として比抵抗が小さいCuが用いられているの
で、たとえばkHz〜MHzという高い周波数でも特性
が安定である。
【0063】なお、上述の各圧電共振子20,20a1
では、基体22の長手方向における両端部が圧電的に不
活性となるが、そのように圧電的に不活性となる部分は
基体22の長手方向における両端部以外の一部に形成さ
れてもよく、あるいは、基体22の長手方向における全
体が圧電的に活性となるように形成されてもよい。
【0064】また、この発明にかかる電子部品およびラ
ダーフィルタには、表面実装可能で積層構造の他の圧電
共振子が用いられてもよい。
【0065】さらに、この発明にかかるラダーフィルタ
では、用いられる圧電共振子の数が任意に変更されても
よい。
【0066】また、この発明は、圧電共振子を有するた
とえば発振子、他のフィルタなどの他の電子部品にも適
用され得る。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、表面実装可能な積層
構造の圧電共振子を有し、低背化が可能で、短絡による
不良が起こりにくく、特性に悪影響を及ぼしにくい電子
部品が得られる。また、この発明によれば、表面実装可
能な積層構造の圧電共振子を有し、低背化が可能で、短
絡による不良が起こりにくく、特性に悪影響を及ぼしに
くいラダーフィルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるラダーフィルタの一例を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すラダーフィルタの分解斜視図であ
る。
【図3】図1に示すラダーフィルタの平面図解図であ
る。
【図4】図1に示すラダーフィルタの断面図解図であ
る。
【図5】図1に示すラダーフィルタの回路図である。
【図6】図1に示すラダーフィルタに用いられる圧電共
振子を示す斜視図である。
【図7】図6に示す圧電共振子の図解図である。
【図8】図6に示す圧電共振子の要部平面図である。
【図9】この発明にかかる電子部品としてのディスクリ
ミネータの一例を示す斜視図である。
【図10】図9に示すディスクリミネータの分解斜視図
である。
【図11】図9に示すディスクリミネータの平面図解図
である。
【図12】図9に示すディスクリミネータの断面図解図
である。
【図13】図9に示すディスクリミネータに用いられる
圧電共振子を示す図解図である。
【図14】図13に示す圧電共振子に用いられる電極を
示す平面図である。
【図15】この発明の背景となる従来の圧電共振子の一
例を示す斜視図である。
【図16】この発明の背景となるラダーフィルタの一例
を示す斜視図である。
【図17】図16に示すラダーフィルタの分解斜視図で
ある。
【図18】図16に示すラダーフィルタの平面図解図で
ある。
【図19】図16に示すラダーフィルタの要部断面図解
図である。
【図20】図16に示すラダーフィルタの回路図であ
る。
【符号の説明】
10 ラダーフィルタ 12 基板 12a〜12c ビアホール 13a〜13c 導体 14a〜14e パターン電極 16a〜16e ランド 18a〜18c パターン電極 20、20a1、20a2、20b1、20b2 圧電
共振子 22 基体 22a 圧電体層 24 内部電極 26 溝 28a 第1の絶縁膜 28b 第2の絶縁膜 30a、30b 外部電極 32a、32b 支持部材 40 キャップ 50 ディスクリミネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03H 9/58 H03H 9/58 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビアホールを有する基板、 前記基板の一方主面に形成されるパターン電極、 前記基板の一方主面で前記パターン電極の周囲に形成さ
    れるアース電極、 前記基板の他方主面に形成され、前記基板のビアホール
    を介して前記パターン電極に接続される外部入出力電
    極、 前記基板の他方主面に形成され、前記基板の他のビアホ
    ールを介して前記アース電極に接続される外部アース電
    極、 前記基板の一方主面の前記パターン電極に接続され、長
    さ振動を励振する圧電共振子、および前記圧電共振子を
    覆い、前記基板の一方主面の前記アース電極に導電性接
    着剤で接着される金属製のキャップを含み、 前記圧電共振子は、 長手方向を有する基体、 前記基体の長手方向に直交しかつ前記基体の長手方向に
    間隔を隔てて配置される複数の内部電極、および前記基
    体の側面に形成され、前記複数の内部電極に接続される
    2つの外部電極を含み、 前記基体は、積層される複数の圧電体層を含み、 前記複数の圧電体層は、前記基体の長手方向に分極さ
    れ、 前記複数の内部電極は、前記圧電体層において前記基体
    の長手方向に直交する面に形成される、電子部品。
  2. 【請求項2】 複数の前記圧電共振子を含む、請求項1
    に記載の電子部品。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子部品からなる、ラ
    ダーフィルタ。
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