JPH1111219A - 電動ステップの制御装置 - Google Patents

電動ステップの制御装置

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JPH1111219A
JPH1111219A JP16932097A JP16932097A JPH1111219A JP H1111219 A JPH1111219 A JP H1111219A JP 16932097 A JP16932097 A JP 16932097A JP 16932097 A JP16932097 A JP 16932097A JP H1111219 A JPH1111219 A JP H1111219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動ステップの制御装置において、ステップ
の電気駆動系に故障が生じた時にステップの電動操作の
リトライを何度も繰り返さないように規制して、操作者
に手動操作によるステップの格納等を促すようにする。 【解決手段】 制御手段50により駆動用電動モータ1
5を制御することでステップ23の電動移動を行なう
が、制御手段50では、ステップ23の張出動作時間又
は格納動作時間が所定時間を越えると、ステップ23の
駆動系が故障したとして、電動モータ15への通電を停
止し、この後は、電動モータ15への通電停止を続行
し、この通電停止時に格納状態検出手段13Bによりス
テップ23が手動で格納状態とされたことが検出される
と、通電停止を解除するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員の車両への乗
降を補助する乗降用ステップであって、電気駆動系の故
障時には手動による張出又は格納を行なうことのできる
電動ステップに関し、特に、電気駆動系故障時における
該ステップの張出動作又は格納動作を制御する、電動ス
テップの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両フロア面が高く、地上面
からフロア面に直接乗降するのが困難な車両では、車両
側部のドア開口の下部に乗降用ステップが設けられてい
る。この乗降用ステップは、一般には固定式であるが、
乗降用ステップは車幅内に納まるように設置する必要が
あり、固定式のものではステップの使い勝手が悪い。
【0003】そこで、使用時に車幅よりも張り出し格納
時に車幅内に納まるようにした、可動式乗降用ステップ
が開発されている。特に、ステップの張出状態と格納状
態との間を電動モータにより自動的に駆動できるように
した、電動ステップ装置も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の電動
ステップ装置では、電動モータの故障や断線等が発生す
ると、ステップが張出状態や張出途中又は格納途中で動
かなくなったりすることがあり、この場合には、ステッ
プが車両から側方へ突出してしまって車両の走行に支障
を来してしまうことがある。また、ステップが格納状態
や張出途中などで動かなくなったりした場合には、ステ
ップを有効に使用することができない。
【0005】したがって、このような電動ステップ装置
の場合、ステップ駆動用のモータ等の故障時にそなえ
て、何らかの対応策を準備しておく必要がある。例え
ば、実公平6−41883号公報には、このような電動
ステップ装置が提案されており、さらに、ステップ駆動
系(電気駆動系)の故障時等にはステップを手動により
移動可能とすることで故障時に対応することも提案され
ているが、かかる公報の技術を含めて、従来の技術では
以下のような課題がある。
【0006】つまり、このようなステップの電気駆動系
の故障時には、操作者がこの故障を認識できなくては、
例え手動操作によりステップを駆動できたとしても、電
動操作によるステップ駆動を何度もリトライすることに
なる。これに対しては、ステップの電気駆動系の故障を
適切に判断して、この電気駆動系故障時には操作者にこ
の旨を告知することが必要になる。
【0007】また、操作者が故障を認識した場合にも、
操作者によっては、手動操作によりステップを駆動する
前に、電動操作によるステップ駆動を何度も繰り返して
試してみる場合も考えられる。ステップの電気駆動系の
故障時には、このような無駄なリトライを繰り返さず
に、速やかに手動操作によりステップを駆動するように
操作者に案内できるようにしたい。
【0008】なお、電動によるステップの駆動制御は、
操作者が意識的に行なう場合ばかりではなく、例えば車
両の走行中にはステップを自動的に格納状態とすること
なども考えられ、このような構成の場合には、走行開始
時にはステップを自動的に格納状態に駆動することにな
り、もしも電気駆動系が故障していた場合、電動による
ステップの格納駆動を無駄に何度もリトライするという
不具合がある。この点でも、ステップの電気駆動系の故
障時の無駄なリトライを繰り返さないようにしたい。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、電動モータをはじめとしたステップの電気駆
動系に故障が生じた場合に、ステップの電動操作のリト
ライを何度も繰り返さないように規制して、操作者に手
動操作によるステップの格納等を促すことができるよう
にした、電動ステップの制御装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の電動ステップの制御装置で
は、車両側面部ドアの開口部下方に配設された乗降用ス
テップは、電動又は手動により張出状態又は格納状態に
移動可能であり、ステップの電動移動は、制御手段によ
り該ステップを駆動する駆動用電動モータを制御するこ
とで行なわれ、該ドアの開動作により該電動モータが起
動して該ステップが張出動作し、該ドアの閉動作により
該電動モータが起動して該ステップを格納動作する。
【0011】該制御手段は、該ステップの張出動作時間
又は格納動作時間が所定時間を越えると、該電動モータ
をはじめとした該ステップの駆動系が故障したとして、
該電動モータへの通電を停止し、その後は該通電停止状
態を続行する。したがって、この時には、該ドアが開動
作や閉動作しても該電動モータは起動せず、該ステップ
の張出動作や格納動作は行なわれない。
【0012】また、この通電停止状態の時に該格納状態
検出手段により該ステップが手動で格納状態とされたこ
とが検出されると、該通電停止を解除する。これによ
り、該ドアが開動作すると該電動モータが起動して該ス
テップが張出動作し、該ドアが閉動作すると該電動モー
タが起動して該ステップが格納動作するようになる。請
求項2記載の本発明の電動ステップの制御装置では、車
両側面部ドアの開口部下方に配設された乗降用ステップ
は、電動又は手動により張出状態又は格納状態に移動可
能であり、ステップの電動移動は、制御手段により該ス
テップを駆動する駆動用電動モータを制御することで行
なわれ、該ドアの開動作により該電動モータが起動して
該ステップが張出動作し、該ドアの閉動作により該電動
モータが起動して該ステップを格納動作する。
【0013】該制御手段は、該ステップの張出動作時間
又は格納動作時間が所定時間を越えると、該電動モータ
をはじめとした該ステップの駆動系が故障したとして、
該電動モータへの通電を停止し、この通電停止後には、
該ドアの閉動作に対しては該ステップの格納動作のため
の該電動モータへの通電を所定回数だけ許容し、該ドア
の閉動作が該所定回数を越えた場合及び該ドアの開動作
に対しては該通電停止の状態を続行する。つまり、この
時には、該ドアの閉動作によって該ステップの格納動作
を所定回数だけは行なうことはできるが、この所定回数
の格納動作以外は、即ち、ドアの閉動作が該所定回数を
越えた場合及び該ドアの開動作に対しては、該ドアが開
動作や閉動作しても該電動モータは起動せず、該ステッ
プの張出動作や格納動作は行なわれない。
【0014】また、この通電停止時に格納状態検出手段
により該ステップが手動で格納状態とされたことが検出
されると、該通電停止を解除する。これにより、該ドア
が開動作すると該電動モータが起動して該ステップが張
出動作し、該ドアが閉動作すると該電動モータが起動し
て該ステップが格納動作するようになる。請求項3記載
の本発明の電動ステップの制御装置では、該制御手段
が、該電動モータへの通電停止時又は該電動モータへの
通電停止時に、該故障表示手段に該電気駆動系が故障状
態であることを表示させるので、操作者がこの故障を認
識すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明すると、図1〜図15は本発明の一実施
形態としての電動ステップの制御装置を示すものであ
り、これらの図に基づいて説明する。まず、図2〜図9
を参照して、本実施形態にかかる手動格納機構付き電動
ステップ装置(以下、単に電動ステップともいう)につ
いて説明する。
【0016】図2に示すように、この電動ステップ装置
は、自動車の側面に設けられたドア開口30の下部に設
置され、ほぼ水平面内で作動する駆動側リンク11及び
従動側リンク21と、これらのリンク11,21に支持
された乗降用ステップ23とをそなえて構成され、乗降
用ステップ23は、図2中実線で示す張出位置と鎖線で
示す格納位置との間を矢印A1で示すようにほぼ水平に
移動しうるようになっている。なお、図2中、符号31
はドアである。
【0017】図3はこの電動ステップ装置の要部側面
図、図4,図5はこの電動ステップ装置の模式的な平面
図であり、図3〜図5に示すように、乗降用ステップ2
3は、ベースフレーム22上に設置されており、このベ
ースフレーム22の両端部には、駆動側リンク11,従
動側リンク21のそれぞれの一端部が回転自在に軸支さ
れている。これらの駆動側リンク11,従動側リンク2
1のそれぞれの他端部は、車両24側に回転自在に軸支
されており、駆動側リンク11,従動側リンク21及び
ベースフレーム22はほぼ水平面内で作動する平行リン
ク機構を構成している。これにより、ベースフレーム2
2及び乗降用ステップ23が、ほぼ水平で移動しうるよ
うになっている。
【0018】ところで、駆動側リンク11の他端部を車
両24側に回転自在に支持する軸(ステップ操作軸)1
1は、電動モータ15により回転駆動されるようになっ
ており、このステップ操作軸10を回動することで、駆
動側リンク11をステップ操作軸10回りに旋回させ
て、ベースフレーム22及び乗降用ステップ23を車両
幅方向に出し入れするようになっている。
【0019】ここで、図9はこの乗降用ステップ23の
駆動系を示す斜視図であり、図9を参照して、電動モー
タ15からのトルクの伝達経路にしたがって説明する
と、電動モータ15の出力回転は、まず減速機構43に
入力されるようになっている。この減速機構43は、電
動モータ15の回転を所要の回転速度まで減速して、動
力伝達用回転軸1へ入力するもので、電動モータ15の
出力軸15aに固着されたウォーム14と、動力伝達用
回転軸1に回転自在に軸支されてウォーム14と噛合す
るウォーム歯車31とから構成されている。
【0020】ところで、ウォーム歯車31は動力伝達用
回転軸1に固定されておらず回転自在に軸支されてお
り、ウォーム歯車31と動力伝達用回転軸1との間に
は、トルクリミッタ3が介装され、ウォーム歯車31に
加わったトルクは、このトルクリミッタ3を介して動力
伝達用回転軸1に入力されるようになっている。なお、
トルクリミッタ3は、ウォーム歯車31と動力伝達用回
転軸1との間で伝達されるトルクが所定値以下の場合の
みウォーム歯車31と動力伝達用回転軸1との間の回転
を伝達し、トルクが所定値以上になった場合には、この
回転の伝達を断つように構成され、電動モータ15が過
負荷状態となることを防止するようになっている。この
トルクリミッタ3の詳細構造は後述する。
【0021】次に、動力伝達用回転軸1に入力された回
転は、動力伝達用回転軸1にウォーム歯車31と同心上
に固設された出力歯車4からステップ操作機構41へ伝
達されるようになっている。つまり、ステップ操作機構
41は、回転体5と、駆動側リンク11を支持する回転
軸(ステップ操作軸)10と、2つのラッチ部材6,7
を備えるラッチベース8と、ロック部材12とをそなえ
て構成されている。
【0022】回転体5は、ステップ操作軸10に回転自
在に軸支されており、外周に形成された歯部5Aを、動
力伝達用回転軸1の出力歯車4と噛合させており、動力
伝達用回転軸1からステップ操作機構41への回転の入
力部となっている。また、回転体5の一方の面には突起
状のストライカ5a,5bが設けられている。また、ラ
ッチベース8は、回転体5と駆動側リンク11との間に
配置され、ステップ操作軸10に固設されている。図6
はステップ操作機構41を示す要部平面図であり、この
図6に示すように、ラッチベース8には、第1のラッチ
部材6,第2のラッチ部材7が軸6a,7aを通じて回
転自在に取り付けられており、これらのラッチ部材6,
7の近傍にはストッパ8a,8bが固設されている。ま
た、ラッチ部材6,7はそれぞれフック部6A,7Aと
凸部6B,7Bとを有しており、第1のラッチ部材6は
軸6aに設けられた回転ばね6bにより図6において時
計回り方向に付勢され、第2のラッチ部材7は軸7aに
設けられた回転ばね7bにより反時計回り方向に付勢さ
れている。
【0023】前述の回転体5のストライカ5a,5b
は、このラッチベース8側に設けられれ、回転体5の回
転時にストライカ5a,5bがこのラッチ部材6,7に
当接してラッチ部材6,7を移動させるようになってい
る。つまり、回転体5が図6において時計回りに回転し
たとき、第1のストライカ5aは、第1のラッチ部材6
の凸部6Bに当接して第1のラッチ部材6を軸6a回り
に反時計回りに回転させるようになっている。そして、
第1のラッチ部材6が軸6a回りに反時計回りに回転し
てストッパ8aに当接すると、回転体5はラッチベース
8と一体になって時計回りに回転するようになってい
る。
【0024】逆に、回転体5が図6において反時計回り
に回転したときには、第2のストライカ5bが、第2の
ラッチ部材7の凸部7Bに当接して第2のラッチ部材7
を軸7a回りに時計回りに回転させ、第2のラッチ部材
7がストッパ8bに当接すると、回転体5はラッチベー
ス8と一体になって反時計回りに回転するようになって
いる。
【0025】また、ロック部材12は、ラッチ部材6,
7のステップ操作軸10回りの回転方向にステップ操作
軸10とは別体に設けられている。このロック部材12
は、2つの係止部12A,12Bとストッパ壁12a,
12bを有しており、ラッチベース8が図6において時
計回りに回転したときには、ストッパ壁12aに当接し
て回転が停止し、第2のラッチ部材7のフック部7Aが
係止部12Aに係合するようになっている。
【0026】逆に、反時計回りに回転したときには、ス
トッパ壁12bに当接して回転が停止し、第1のラッチ
部材6のフック部6Aが係止部12Bに係合するように
なっている。また、係止部12A,12Bの裏側には、
ステップ位置検出回路13、即ち、ステップ23の張出
完了を検出するセットスイッチ(SET SW)13A
及びステップ23の格納完了を検出する格納状態検出手
段としてのリターンスイッチ(RET SW)13Bが
配設されており、フック部6A,7Aが係止部12B,
12Aに係合すると電動モータ15を停止するようにな
っている。
【0027】このように、本装置では、ラッチ機構によ
って、乗降用ステップ23が格納固定状態と張出固定状
態とのいずれかに保持されるようになっている。ここ
で、トルクリミッタ3について詳細に説明すると、図7
はトルクリミッタ3の構造を模式的に示す断面図であ
り、図7に示すように、トルクリミッタ3は、ウォーム
歯車31と動力伝達用回転軸1に固着された回転部材3
2との間でトルク伝達を制御するもので、ウォーム歯車
31と回転部材32との間に介装された係合部材(ボー
ル)33を通じてトルク伝達とトルク伝達の遮断とを行
なうようになっている。
【0028】つまり、回転部材32は、動力伝達用回転
軸1にウォーム歯車31と同心上に固定されており、こ
の回転部材32側には複数個のバネ孔32aが穿設され
ている。このバネ孔32aには、まずバネ34が内挿さ
れ、そしてボール33が嵌入されている。一方、ウォー
ム歯車31の回転部材32側には、バネ孔32aと対応
する位置に受け孔31aが設けられ、バネ34に付勢さ
れたボール33の一部が嵌入している。
【0029】これにより、例えばウォーム歯車31に回
転トルクが加えられると、受け孔31aからボール33
さらにバネ孔32aを通じて回転部材32側に回転トル
クが伝達され、例えば動力伝達用回転軸1に回転トルク
が加えられると、回転部材32のバネ孔32aからボー
ル33さらに受け孔31aを通じてウォーム歯車31に
回転トルクが伝達されるようになっている。
【0030】この回転力伝達時、ウォーム歯車31と回
転部材32との間に作用するトルクが所定値以下の場合
には、ボール33は受け孔31a内に嵌入しておりウォ
ーム歯車31と回転部材32との間で回転が伝達される
が、ウォーム歯車31と回転部材32との間に所定値以
上のトルクが作用した場合には、この大きなトルクによ
って、ボール33はバネ34の付勢力に抗してバネ孔3
2a側に引っ込み受け孔31aから外れて、ウォーム歯
車31と回転部材32との間の回転の伝達が断たれるよ
うになっている。
【0031】ところで、動力伝達用回転軸1は、本来必
要な部位(出力歯車4取付部位)よりも下方に延設され
ており、この回転軸1の下端部に、外部から手動により
回転操作させてステップ23を手動で駆動しうる回転操
作部42が設けられている。この回転操作部42は、動
力伝達用回転軸1の下方への延設部(これを、手動操作
軸2とよぶ)と、この手動操作軸2の先端部に回転軸1
と同心上に固着されたナット(又はボルト)2aとから
構成される。ナット2aは、タイヤホイール固定ナット
と同サイズのナット(又はボルト)であり、車載工具の
タイヤホイール固定ナット脱着用レンチ16に対応した
径を有している。
【0032】本電動ステップの制御装置は、このように
構成された電動ステップ装置を電気駆動するためにそな
えられる。ここで、本制御装置について、図1を参照し
て説明する。図1に示すように、本制御装置は、制御手
段としての電子制御ユニット(ECU)50と、ECU
50に検出信号を出力するキースイッチ(IG1)5
1,ドアスイッチ52,メインスイッチ53,車速セン
サ54と、ステップ装置側に設けられた前記ステップ位
置検出回路13(セットスイッチ13A,リターンスイ
ッチ13B)と、アラームランプ55及びECU50に
内蔵されたブザー56からなる故障表示手段57と、か
ら構成される。
【0033】なお、ドアスイッチ52はドア(ここでは
スライドドア)31の開閉に連動してオン・オフし、ド
ア31が少しでも開放したらオン信号を出力し完全に閉
鎖したらオフ信号を出力する。メインスイッチ53は、
電動ステップ装置を作動させるかさせないかを手動で選
択するスイッチである。また、アラームランプ55は点
滅することにより故障状態であることを表示することが
できる。
【0034】ECU50内には、入力回路50A,50
B,電源回路50C,マイコン(マイクロコンピュー
タ)50D,出力回路50E,50F,正転スイッチ回
路50G,逆転スイッチ回路50Hと、上記のブザー5
6とがそなえられ、出力回路50Fと正転スイッチ回路
50Gと逆転スイッチ回路50Hとからステップ駆動回
路58が構成される。
【0035】入力回路50Aには、キースイッチ51,
ドアスイッチ52,メインスイッチ53,車速センサ5
4から各信号が入力され、入力回路50Bには、セット
スイッチ13A,リターンスイッチ13Bから各信号が
入力され、これらの入力回路50A,50Bに入力され
た各信号は、例えばアナログ−デジタル変換等の処理を
施されてマイコン50D内に送られるようになってい
る。
【0036】マイコン50Dでは、電源回路を通じてバ
ッテリ59からの電力を供給されながら、入力回路50
A,50Bから送られた各入力信号を処理して、出力回
路50E,50Fに出力するようになっている。このマ
イコン50Dでは、ドアスイッチ52がオン(即ち、ド
アが開)となったら(これは、車両の停止時に限る)、
ステップを張出状態にすべく出力回路50Fに制御信号
を出力して、ドアスイッチ52がオフ(即ち、ドアが
閉)又は車速センサ54の検出信号が所定値以上(即
ち、車両が走行開始)となったら、ステップを格納状態
にすべく出力回路50Fに制御信号を出力する。
【0037】また、このように制御信号を出力したら、
図示しないタイマ(張出動作タイマ又は格納動作タイ
マ)を起動して、制御信号を出力後所定時間以内に、入
力回路50Bを通じて、セットスイッチ13A又はリタ
ーンスイッチ13Bから所要の信号(即ち、張出完了信
号又は格納完了信号)が入力されなければ、電気駆動系
の故障と判定して、モータ15への通電を停止し、この
後、ステップ格納動作についてはさらに1度のリトライ
を許容するが、これ以外の場合については、モータ15
への通電を停止する。
【0038】また、このモータ15への通電停止時に
は、出力回路50Eに指令信号を出力し、ブザー56を
吹鳴させるとともに、アラームランプ55を点滅させ
る。その後、ブザー56を吹鳴は終了するが、アラーム
ランプ55の点滅は、格納リトライ中やモータ15への
通電を停止している間は続行するようになっている。そ
して、手動操作によりステップ23が格納状態にされれ
ば、モータ15への通電停止は解除するようになってい
る。
【0039】さらに、マイコン50Dでは、メインスイ
ッチ53がオフに切り替えられても、格納動作について
だけは実行するように制御を行なう。また、キースイッ
チ51がオフに切り替えられた場合には、図示しないタ
イマ(キーオフタイマ)を起動して、キーオフ後所定時
間は、アラームランプ55の点滅を続行するとともに、
手動の格納操作による通電停止解除の機会を与えるよう
になっている。
【0040】そして、出力回路50Eでは、ブザー56
に吹鳴制御信号を出力するとともに、アラームランプ5
5に点灯又は点滅制御信号を出力し、出力回路50Fで
は、正転スイッチ回路50G又は逆転スイッチ回路50
Hに切換制御信号を出力するとともに、スイッチ回路5
0G,50Hを通じて構成された正転回路又は逆転回路
に電力供給を行なって電動モータ15を作動させるよう
になっている。
【0041】本発明の一実施形態としての電動ステップ
の制御装置は、上述のように構成されているので、以下
のように作動する。まず、本制御装置にかかる手動格納
機構付き電動ステップ装置の機械的な動作について説明
すると、この電動ステップ装置の通常の自動張出の場合
には、電動モータ15が回転すると、この回転は、出力
軸15aに固設されたウォーム14より、ウォーム歯車
31に伝達される。そして、トルクリミッタ3を介して
動力伝達用回転軸1に伝達され、動力伝達用回転軸1に
固設された出力歯車4よりステップ操作機構41へ出力
される。
【0042】ステップ操作機構41では、出力歯車4か
らの入力により、回転体5が図6において時計回りに回
転する。回転体5が時計回りに回転すると、ストライカ
5aが第1のラッチ部材6の凸部6Bに当接して第1の
ラッチ部材6を軸6a回りに反時計回りに回転させる。
回転した第1のラッチ部材6はストッパ8aに当接し、
ラッチベース8に回転体5からの回転力が加えられ、ラ
ッチベース8は回転体5と一体に時計回りに回転する。
ラッチベース8はステップ操作軸10に固設されている
ので、ステップ操作軸10に一端を支持された駆動側リ
ンク11も時計回りに回動し、乗降用ステップ23が車
両側面24から張り出される。
【0043】乗降用ステップ23の張出動作は、ラッチ
ベース8がロック部材12のストッパ壁12aに当接す
ることにより停止する。そして、ラッチベース8ととも
に時計回りに回転した第2のラッチ部材7のフック部7
Aが、ロック部材12の係止部12Aに係合してセット
スイッチ13Aにより検出されることにより電動モータ
15が停止する。このとき、電動モータ15の停止は、
ステップ操作軸10の回転停止よりも遅れることになる
が、電動モータ15と動力伝達用回転軸1との間にはト
ルクリミッタ3が設けられており、所定値以上のトルク
が作用した場合には、回転部材32とウォーム歯車31
との間のトルク伝達が断たれるので、電動モータ15が
過負荷状態になることはない。
【0044】逆に、自動格納の場合には、電動モータ1
5は自動張出とは逆に回転し、出力歯車4よりステップ
操作機構41へ自動張出とは逆の回転が出力される。ス
テップ操作機構41では、出力歯車4からの入力によ
り、回転体5が図6において反時計回りに回転する。回
転体5が反時計回りに回転すると、ストライカ5bが第
2のラッチ部材7の凸部7Bに当接して第2のラッチ部
材7を軸7a回りに時計回りに回転させ、回転した第2
のラッチ部材7はストッパ8bに当接する。そして、ラ
ッチベース8は、回転体5からの回転力により回転体5
と一体に反時計回りに回転し、回転軸10に一端を支持
された駆動側リンク11も反時計回りに回動し、乗降用
ステップ23が車両側面24に格納される。
【0045】乗降用ステップ23の格納動作は、ラッチ
ベース8がロック部材12のストッパ壁12bに当接す
ることにより停止する。そして、ラッチベース8ととも
に時計回りに回転した第1のラッチ部材6のフック部6
Aが、ロック部材12の係止部12Bに係合してリター
ンスイッチ13Bにより検出されることにより電動モー
タ15が停止する。このときも自動張出時と同様に、電
動モータ15の停止は、ステップ操作軸10の回転停止
よりも遅れることになるが、電動モータ15と動力伝達
用回転軸1との間にはトルクリミッタ3が設けられてい
るので、電動モータ15が過負荷状態になることはな
い。
【0046】次に、手動張出時には、車載されているタ
イヤホイール固定ナット脱着用レンチ16をナット2a
に取り付け、図9,図8において反時計回りに回動させ
ることにより、手動操作軸2と同軸一体の動力伝達用回
転軸1を反時計回りに回転させる。すると、動力伝達用
回転軸1に固設された出力歯車4よりステップ操作機構
41に回転が入力され、回転体5を時計回りに回転させ
る。そして、回転体5の時計回りの回転により駆動側リ
ンク11も連動して時計回りに回動し、乗降用ステップ
23が車両側面24から張出される。
【0047】逆に、手動格納時には、車載されているタ
イヤホイール固定ナット脱着用レンチ16をナット2a
に取り付け、図9,図8において時計回りに回動させる
ことにより、手動操作軸2と同軸一体の動力伝達用回転
軸1を時計回りに回転させる。すると、動力伝達用回転
軸1に固設された出力歯車4よりステップ操作機構41
に回転が入力され、回転体5を反時計回りに回転させ
る。そして、回転体5の反時計回りの回転により駆動側
リンク11も連動して反時計回りに回動し、乗降用ステ
ップ23が車両側面24に格納される。
【0048】一方、手動操作軸2に加えられた回転力
は、動力伝達用回転軸1を経由してステップ操作機構4
1に入力されると同時に、通常であれば減速機構43に
も入力され、減速機構43に入力された回転力は減速機
構43を逆作動させて電動モータ15を回転させること
になるので、動力伝達用回転軸1と減速機構43との間
に何らかの連結解除手段がない場合には、手動操作軸2
を回転させる際には常に多大な負荷が加わることになっ
てしまう。
【0049】ところが、減速機構43のウォーム歯車3
1と動力伝達用回転軸1との間には、トルクリミッタ3
が設けられており、手動操作軸2に加えられた回転力
は、手動操作軸2と一体同軸の動力伝達用回転軸1を経
由してトルクリミッタ3の回転部材32に入力される。
この回転部材32とウォーム歯車31との間に作用する
トルクが所定値を越えたとき、ウォーム歯車31の受け
孔31aに係合していたボール33が外れ、回転部材3
2はウォーム歯車31に対して自由に回転できるように
なる。その結果、手動操作軸2は電動モータ15と減速
機構43とによる負荷から解放され、比較的小さい力で
容易に手動回転させて、乗降用ステップ23の格納や張
出の手動操作を行なうことができるようになる。
【0050】そして、本電動ステップの制御装置の動
作、即ち、このような手動格納機構付き電動ステップ装
置の電気的制御は、電動ステップの制御装置に電源が供
給されると、例えば図10〜図12のフローチャートに
示すように行なわれる。まず、図10において、ステッ
プS10からステップS170までは、通常作動時の処
理フローを示している。乗降用ステップ23を格納状態
から張出する場合はステップS10からステップS90
までのフローで処理され、張出状態から格納する場合は
ステップS100からステップS170までのフローで
処理される。
【0051】最初のステップS10では、ステップ位置
検出回路13によって乗降用ステップ23が格納状態に
あるかどうかを判定する。ステップ位置検出回路13よ
りセットスイッチ13A,リターンスイッチ13Bが共
にオフであることが検出されると、マイコン50Dは乗
降用ステップ23が格納状態にあると判断し、ステップ
S20に進む。逆に、乗降用ステップ23が格納状態に
ないと判断された場合には、ステップS100に進み乗
降用ステップ23が張出状態にあるかどうかを判定す
る。
【0052】まず、乗降用ステップ23が格納状態にあ
ると判断された場合についての処理について説明する
と、ステップS20ではメインスイッチ53のオン・オ
フを検出している。乗降時の乗降用ステップ23の使用
は操作者の任意であるため、メインスイッチ53がオフ
にされている場合は、他の張出条件が成立した場合であ
っても乗降用ステップ23の張出開始はされず、メイン
スイッチ53がオンになるまでステップS10からステ
ップS20までの処理を繰り返す。
【0053】メインスイッチ53がオンにされると次の
ステップS30に進み、車両が停止しているかどうかを
判断する。これは走行中の乗降用ステップ23の張出に
よる危険を防止するための処理であり、車両が一定速以
下にならないと電動ステップ装置は作動しない。ここで
は作動条件を車速センサからの車速信号が3km/h以
下となった場合(即ち、車両が停止した場合)としてい
る。なお、車速が3km/h以下となるまではステップ
S10からステップS30までの処理を繰り返す。
【0054】車速が3km/h以下となり電動ステップ
装置の作動条件が整うと、ステップS40に進みドアの
開閉について判定する。ドアの開閉はドアスイッチ52
により検出され、ドアが開かれたとき、つまりドアスイ
ッチ52がオフからオンとなったとき、ステップS50
に進んでマイコン50Dよりステップ駆動回路58に電
源が供給され、乗降用ステップ23の張出が開始され
る。
【0055】乗降用ステップ23の張出が開始される
と、ステップS60にて張出動作タイマが作動し、張出
動作中はステップS70からステップS90までの処理
が繰り返される。ステップS70では乗降用ステップ2
3が張出完了したかどうかが判定され、ステップS80
では張出動作タイマがカウントアップされ、ステップS
90では張出動作タイマが予め設定された所定時間を越
えたか否かが判定される。
【0056】したがって、張出が完了しなければ、張出
動作タイマが所定時間を越えるまでは、ステップS80
にて張出動作タイマがカウントアップされる。そして、
ステップS90にて張出動作タイマが所定時間を越える
までに張出が完了しないと判定されると、乗降用ステッ
プ23の張出動作中に何らかの故障が発生したものとさ
れ、後述のステップS180以降の故障時対応処理が行
なわれる。
【0057】一方、張出動作タイマがステップS90に
て設定された所定時間を越える前に、セットスイッチ1
3A,リターンスイッチ13Bがともにオンになったこ
とが検出されれば、ステップS70で乗降用ステップ2
3の張出が完了したと判定され、マイコン50Dからス
テップ駆動回路58への電源供給が停止されて乗降用ス
テップ23の張出動作が終了し、ステップS100に移
る。
【0058】ステップS100では、ステップ位置検出
回路13の検出結果から乗降用ステップ23が張出状態
にあるかどうかを判定しており、ステップ位置検出回路
13よりセットスイッチ13A,リターンスイッチ13
Bがともにオンであることが検出されると、乗降用ステ
ップ23が張出状態にあると判断されステップS110
に進む。
【0059】ステップS110では、車速センサ54の
信号をもとに車両が停止しているかどうかが判断されて
いる。これは走行中か否かによって格納処理手順を変え
るための処理であり、車両が停止している場合には、ス
テップS120にてドアが閉められるのを待ち、ステッ
プS130にて乗降用ステップ23の格納を開始する
が、走行している場合には、張出したままでの走行によ
る危険を防止するために、ステップS120を経由せず
にステップS130に進んで即乗降用ステップ23の格
納を開始する。なお、電動ステップ装置の作動条件は、
張出時と同様に車速センサからの車速信号が3km/h
以下となった場合としている。
【0060】ところで、乗降用ステップ23の張出処理
の場合には、ステップS20にてメインスイッチ53の
オン・オフを判定しており、メインスイッチ53がオフ
にされている場合には、他の張出条件が成立した場合で
あっても乗降用ステップ23の張出が開始されないよう
になっている。しかし、乗降用ステップ23の格納処理
の場合には、乗降用ステップ23を格納せずに張出した
まま走行することは危険であるため、メインスイッチ5
3のオン・オフに関係なく、車両が走行する場合には乗
降用ステップ23は強制的に格納される。
【0061】そして、ステップS110にて車両は停止
していると判断されると、次にステップS120に進ん
でドアの開閉状態が判定される。ドアの開閉はドアスイ
ッチ52により検出され、ドアが閉められたとき、つま
りドアスイッチ52がオンからオフとなったとき、ステ
ップS130に進んでマイコン50Dよりステップ駆動
回路58に電源が供給され、乗降用ステップ23の格納
が開始される。
【0062】乗降用ステップ23の格納が開始される
と、ステップS140にて格納動作タイマが作動し、格
納動作中はステップS150からステップS170まで
の処理が繰り返される。ステップS150では乗降用ス
テップ23が格納完了したかどうか判定され、ステップ
S160では格納動作タイマがカウントアップされ、ス
テップS170では格納動作タイマが予め設定された所
定時間を越えたか否かが判定される。
【0063】したがって、格納が完了しなければ格納動
作タイマが所定時間を越えるまでステップS160にて
格納動作タイマがカウントアップされる。そして、ステ
ップS170にて格納動作タイマが所定時間を越えたと
判定されると、乗降用ステップ23の格納動作中に何ら
かの故障が発生したものとされ、後述のステップS18
0以降の故障時対応処理が行なわれる。
【0064】一方、格納動作タイマがステップS170
にて設定された所定時間を越える前に、セットスイッチ
13A,リターンスイッチ13Bがともにオフになった
ことが検出されると、ステップS150で乗降用ステッ
プ23の格納が完了したと判定され、マイコン50Dか
らステップ駆動回路58への電源供給が停止されて乗降
用ステップ23の格納動作が終了し、再びステップS1
0に戻る。
【0065】一方、故障時対応処理においては、図11
に示すように、まず、ステップS180にて一定の時間
だけブザー56(故障表示手段57)が鳴らされ、ステ
ップS190にてアラームランプ55(故障表示手段5
7)が点滅されて運転者に故障が知らされる。そして、
ステップS200にて車両の走行が検知されときには、
ステップS220にて再度乗降用ステップ23の格納が
開始される。また、車両は停止しているが、ステップS
210にてドアが閉められたと判定したときにも、ステ
ップS220にて再度乗降用ステップ23の格納が開始
される。
【0066】乗降用ステップ23の格納が開始される
と、ステップS230にて格納動作タイマが作動し、格
納動作中はステップS190からステップS280まで
の処理が繰り返される。ステップS240では乗降用ス
テップ23が格納完了したかどうか検出され、格納が完
了するまではステップS250にて格納動作タイマがカ
ウントアップされる。そして、ステップS260にて格
納動作タイマが予め設定された所定時間を越えたと判定
されるまで格納が完了しない場合は、故障状態からの復
帰はできないとして後述のステップS400以降の復帰
処理を行なう。
【0067】一方、ステップS260にて格納動作タイ
マが所定時間を越えたと判定する前に乗降用ステップ位
置検出回路13がセットスイッチ13A,リターンスイ
ッチ13Bともにオフになったことを検出すると、ステ
ップS240では乗降用ステップ23が格納完了したと
判定して、マイコン50Dから乗降用ステップ23駆動
回路58への電源の供給が停止され、故障が解消したと
判断されてステップS270にてアラームランプ55
(故障表示手段57)が消灯される。そして、再びステ
ップS10に移り乗降用ステップ23の張出処理が行な
われる。
【0068】ステップS280はキースイッチ51のオ
ン・オフを判定しており、キースイッチ51がオンの状
態であればステップS190からステップS280まで
の処理が繰り返され、キースイッチ51がオフにされた
場合には、ステップS190からステップS280まで
の処理にステップS290からステップS340までの
処理が新たに加えられる。これらの処理のうちステップ
S290からステップS330までは、キースイッチ5
1がオフされてからの経過時間を計測し、所定時間を越
えた場合はバッテリ59の保護のためアラームランプ5
5(故障表示手段57)を消灯するための処理であり、
ステップS340では手動により乗降用ステップ23が
格納されたかどうかを判定している。
【0069】まず、キースイッチ51がオフされると、
ステップS300にてキーオフタイマが開始され、ステ
ップS310にてフラグが立てられる(Ft=1)。こ
のフラグはキーオフタイマの開始処理を繰り返さないよ
うに設けられたもので、一度フラグを立てた後はステッ
プS290にてS300,S310のキーオフタイマ開
始処理が飛ばされる。
【0070】そして、ステップS190からステップS
340までの処理が繰り返されるなかでステップS32
0にてキーオフタイマがカウントアップされ、キーオフ
タイマが所定時間を越える前に手動操作により乗降用ス
テップ23が格納された場合には、ステップS340か
らステップS350に移りアラームランプ55(故障表
示手段57)が消灯され、再びステップS10に移って
通常の乗降用ステップ23の張出処理が行なわれる。ま
た、キーオフタイマがステップS330にて設定された
所定時間を越えた場合には、ステップS360のフラグ
のリセットが行なわれステップS370にてアラームラ
ンプ55(故障表示手段57)が消灯される。そして、
ステップS380にて再びキースイッチ51がオンにさ
れた場合にはステップS190に戻って故障時対応処理
を行なわれるが、手動操作により乗降用ステップ23を
格納した場合には、故障が復帰したと判断されて再びス
テップS10に移って通常の乗降用ステップ23の張出
処理が行なわれる(ステップS390)。
【0071】一方、キーオフタイマがステップS330
にて設定された所定時間を越える前に、ステップS26
0にて乗降用ステップ23の格納動作タイマが所定時間
を越えた場合には、マイコン50Dからステップ駆動回
路58への電源の供給が停止され、図12に示すよう
に、ステップS400以降の復帰処理が行なわれる。こ
の復帰処理では、まず、運転者に故障が発生しているこ
とを再度知らせ、手動操作による乗降用ステップ23の
格納を促すため、ステップS400にてブザー56(故
障表示手段57)を鳴らし、ステップS410にてアラ
ームランプ55(故障表示手段57)を点滅させる。
【0072】ステップS420ではキースイッチ51の
オン・オフを判定しており、キースイッチ51がオンの
状態のときは、ステップS470にて乗降用ステップ2
3が手動格納されるまでアラームランプ55(故障表示
手段57)の点滅が続けられる。逆にキースイッチ51
がオフにされた場合には、ステップS410からステッ
プS420までの処理にステップS430からステップ
S480までの処理が新たに加えられる。これらの処理
のうちステップS430からステップS470までは、
キースイッチ51がオフされてからの経過時間を計測
し、S470にて予め定められた所定時間を越えた場合
は、バッテリ59の保護のためアラームランプ55(故
障表示手段57)を消灯するための処理である。また、
ステップS480では手動により乗降用ステップ23が
格納されたかどうかを判定している。
【0073】まず、キースイッチ51がオフされると、
ステップS440にてキーオフタイマが開始され、ステ
ップS450にてフラグが立てられる(Ft=1)。こ
のフラグはキーオフタイマの開始処理を繰り返さないよ
うに設けられたもので、一度フラグを立てた後はステッ
プS430にてS440,S450のキーオフタイマ開
始処理が飛ばされるようになる。
【0074】そして、ステップS410からステップS
480までの処理が繰り返されるなかでステップS46
0にてキーオフタイマをカウントアップし、キーオフタ
イマが所定時間を越える前に手動操作により乗降用ステ
ップ23を格納した場合には、ステップS480からス
テップS490に移りアラームランプ55(故障表示手
段57)が消灯され、再びステップS10に移って通常
の乗降用ステップ23の張出処理が行なわれる。また、
キーオフタイマがステップS470にて設定された所定
時間を越えた場合には、ステップS510のフラグのリ
セットが行なわれステップS520にてアラームランプ
55(故障表示手段57)が消灯される。そして、ステ
ップS530にて再びキースイッチ51がオンにされた
場合にはステップS410に戻るが、手動操作により乗
降用ステップ23が格納された場合には、故障が復帰し
たと判断され再びステップS10に移って通常の乗降用
ステップ23の張出処理が行なわれる(ステップS54
0)。
【0075】上述のように、張出,格納動作中に故障が
発生した場合、つまり、ステップS90における張出動
作タイマ,ステップS170における格納動作タイマが
一定時間経過したときは、マイコン50Dからステップ
駆動回路58への電源の供給が停止されステップS18
0以降の故障時対応処理が行なわれるが、これらをタイ
ミングチャートで示すと図13〜図14に示すようにな
る。
【0076】図13は乗降用ステップ23の張出動作中
に故障が発生した場合のタイミングチャートを示してい
る。ドアを開けてドアスイッチ52をオンにすると、一
定時間T1(例えば100msec程度)経過した後に
モータ15が作動し、リターンスイッチ13Bがオンに
なる。そして、モータ15が作動してから一定時間T2
(例えば5sec程度)経過する間にセットスイッチ1
3Aがオンにならなかった場合には、ブザー56(故障
表示手段57)が一定時間T3(例えば5sec程度)
だけ鳴り、同時にアラームランプ55(故障表示手段5
7)が点滅し、運転者に電動ステップ装置の故障を知ら
せる。
【0077】また、図14は乗降用ステップ23の格納
動作中に故障が発生した場合のタイミングチャートを示
している。ドアを閉めてドアスイッチ52をオフにする
と、一定時間T4(例えば500msec程度)経過し
た後にモータ15が作動し、セットスイッチ13Aがオ
フになる。そして、モータ15が作動してから一定時間
T5(例えば5sec程度)経過する間にリターンスイ
ッチ13Bがオフにならなかった場合には、ブザー56
(故障表示手段57)が一定時間T6(例えば5sec
程度)だけ鳴り、同時にアラームランプ55(故障表示
手段57)が点滅し、運転者に電動ステップ装置の故障
を知らせる。
【0078】また、これらの条件の他にも、図10に示
すように、バッテリ59が接続されて電動乗降用ステッ
プ23制御装置50に電源が供給された最初の処理にお
いて、ステップS10にて乗降用ステップ23は格納状
態にないと判断され、ステップS100にて乗降用ステ
ップ23は張出状態にないと判断された場合において
も、バッテリ59の接続が解除されている間に乗降用ス
テップ23に何らかの故障が発生したことが予想される
ため、ステップS180以降の故障時対応処理が行なわ
れる。
【0079】これをタイムチャートで表すと図15に示
すようになる。図15に示すように、バッテリ59が電
動乗降用ステップ23制御装置50に接続され、バッテ
リ59の状態がオンになった時点でセットスイッチ13
Aがオフでリターンスイッチ13Bがオンの場合には、
即ブザー56(故障表示手段57)を一定時間T7(例
えば5sec程度)鳴らし、同時にアラームランプ55
(故障表示手段57)を点滅させて乗員に電動ステップ
装置の故障を知らせる。
【0080】このように、本実施形態の電動ステップ装
置によれば、乗降用ステップ23の張出,格納開始後一
定時間内に張出,格納が完了しなかった場合には、乗降
用ステップ23の駆動回路58への電源の供給を停止す
るので、モータ15を過負荷状態から保護し、電動ステ
ップ装置の故障状態での使用による2次的な障害の発生
を防止することができる。
【0081】そして、モータ15の停止と同時にブザー
56(故障表示手段57)を鳴らしアラームランプ55
(故障表示手段57)を点滅させるため、乗員に電動ス
テップ装置に故障が発生していることを知らせ、手動操
作による乗降用ステップ23の格納を促すことができ
る。また、故障による乗降用ステップの張出,格納の停
止後、再度ドアが閉められ、又は車速が上昇した場合に
は、乗降用ステップ23を格納するために格納動作のリ
トライを行なうため、乗降用ステップ23が車両外部の
障害物に当たって張出が停止した場合等には、リトライ
により乗降用ステップ23を格納できる場合があるので
有効である。
【0082】さらに、リトライを一定時間行なっても乗
降用ステップ23を格納できない場合には、以後のリト
ライを禁止し、再びブザー56(故障表示手段57)を
鳴らしアラームランプ55(故障表示手段57)を点滅
させるので、無駄なリトライによる2次的な障害の発生
を防止することができ、乗員に電動ステップ装置に故障
が発生していることを知らせ、手動操作による乗降用ス
テップ23の格納を強く促すことができる。
【0083】また、アラームランプ55(故障表示手段
57)の点滅はキースイッチ51のオン・オフと連動し
ており、キースイッチ51がオンのときには常時点滅す
るが、オフのときには一定時間点滅した後消灯するの
で、キースイッチ51をオフにした状態での長時間の放
置によりバッテリ59が上がることを防止することがで
きる。そして、キースイッチ51がオンのときにはバッ
テリ59が上がることを考慮する必要が少ないため、常
にアラームランプ55(故障表示手段57)を点滅させ
て運転手に注意を促すことができ、乗降用ステップを中
途張出したまま走行することを防止することができる。
【0084】さらに、乗降用ステップ23の張出と格納
ではメインスイッチ53との連動条件を変え、張出はメ
インスイッチがオンのときにのみ作動し、格納はメイン
スイッチのオン・オフに関係なく作動するようになって
いるので、乗降時には乗員の任意により乗降用ステップ
23を張出させて利用することができ、また、強制的な
乗降用ステップ23の格納により乗降用ステップ23を
張出したままでの走行を防止することができる。
【0085】なお、故障表示手段57は、ブザー56及
びアラームランプ55のいずれか一方のみを用いてもよ
く、例えば音声による表示等、その他の表示方法を用い
てもよい。本実施形態では格納時のリトライを一回のみ
許容しているが、格納時のリトライを全く許容しないよ
うに構成したり、格納時のリトライを2回以上の設定回
数だけ許容するように構成してもよい。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の電動ステップの制御装置によれば、ステップの張
出動作時間又は格納動作時間が所定時間を越えると、ス
テップの駆動系が故障したとして電動モータへの通電を
停止し、その後該電動モータへの通電停止を続行するの
で、ステップの駆動系の故障時に、電動によるステップ
の駆動を無駄に何度もリトライすることを防止できる効
果がある。
【0087】また、この通電停止時にステップを手動で
格納操作すれば、電動モータへの通電停止が解除される
ので、例えば一時的な故障や車外の障害物の干渉等によ
りステップの電気駆動ができなかった場合などにも、電
気駆動への復帰を、容易に、しかもステップの格納の確
認により安全性を確保しつつ行なうことができる利点が
ある。
【0088】請求項2記載の本発明の電動ステップの制
御装置によれば、ステップの張出動作時間又は格納動作
時間が所定時間を越えると、ステップの駆動系が故障し
たとして電動モータへの通電を停止し、その後は、該ド
アの閉動作による該ステップの格納動作については所定
回数だけ許容するが、この所定回数の格納動作以外は、
即ち、ドアの閉動作が該所定回数を越えた場合や該ドア
の開動作に対しては、該電動モータへの通電停止を続行
するので、ステップの駆動系の故障時に、格納動作側へ
のリトライは一定限度内で許容し操作者に電動による格
納操作については一定の機会を与えながら、電動による
ステップの駆動を無駄に何度もリトライすることを防止
できる効果がある。
【0089】また、請求項1と同様に、この通電停止時
にステップを手動で格納操作すれば、電動モータへの通
電停止が解除されるので、例えば一時的な故障や車外の
障害物の干渉等によりステップの電気駆動ができなかっ
た場合などにも、電気駆動への復帰を、容易に、しかも
ステップの格納の確認により安全性を確保しつつ行なう
ことができる利点がある。
【0090】請求項3記載の本発明の電動ステップの制
御装置によれば、該電動モータへの通電停止時又は該電
動モータへの通電停止時に、該故障表示手段により該電
気駆動系が故障状態あることが表示されるので、操作者
がこの故障を認識することができ、例えば手動によりス
テップを格納位置または張出位置に操作して適宜処理す
るように案内することになり、電動モータへの通電停止
中の、無駄に電動操作(即ち、ステップを駆動するため
のドアの開閉操作)を抑制することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての電動ステップの制
御装置を説明するエレクトリカルダイヤグラムである。
【図2】本発明の一実施形態としての電動ステップの制
御装置にかかる手動格納機構付き電動ステップ装置の設
置位置を説明する斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置の要部側面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置の乗降用ステップ格納時の状態を示す
模式的な平面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置の乗降用ステップ張出時の状態を示す
模式的な平面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置のステップ操作機構の構成を示す図1
のB方向矢視図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置にかかるトルクリミッタの構成を示す
模式的断面図(図1のA−A断面対応図)である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置を示す斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態にかかる手動格納機構付き
電動ステップ装置を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態としての電動ステップの
制御装置による制御を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態としての電動ステップの
制御装置による制御を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態としての電動ステップの
制御装置による制御を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態としての電動ステップの
制御装置による制御を説明するタイムチャートである。
【図14】本発明の一実施形態としての電動ステップの
制御装置による制御を説明するタイムチャートである。
【図15】本発明の一実施形態としての電動ステップの
制御装置による制御を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 動力伝達用回転軸 2 手動操作軸 2a ナット 3 トルクリミッタ 10 ステップ操作軸 11 駆動側リンク 13 ステップ位置検出回路 13A セットスイッチ(SET SW) 13B 格納状態検出手段としてのリターンスイッチ
(RET SW) 15 電動モータ 23 乗降用ステップ 41 ステップ操作機構 42 回転操作部 43 減速機構 50 制御手段としての電子制御ユニット(ECU) 51 キースイッチ 52 ドアスイッチ 53 メインスイッチ 54 車速センサ 57 故障表示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側面部ドアの開口部下方に配設さ
    れ、電動又は手動により張出状態又は格納状態に移動可
    能な乗降用ステップと、該ステップを駆動する駆動用電
    動モータとをそなえた電動ステップ装置に設けられ、 該ドアの開動作により該電動モータを起動させ該ステッ
    プを張出動作させるとともに、該ドアの閉動作により該
    電動モータを起動させ該ステップを格納動作させる制御
    手段と、 該ステップの格納状態を検出する格納状態検出手段とを
    そなえ、 該制御手段が、該ステップの張出動作時間又は格納動作
    時間が所定時間を越えると該電動モータへの通電を停止
    しその後は該通電停止状態を続行して、該通電停止状態
    の時に該格納状態検出手段により該ステップが手動で格
    納状態とされたことが検出されると該通電停止を解除す
    るように構成されていることを特徴とする、電動ステッ
    プの制御装置。
  2. 【請求項2】 車両側面部ドアの開口部下方に配設さ
    れ、電動又は手動により張出状態又は格納状態に移動可
    能な乗降用ステップと、該ステップを駆動する駆動用電
    動モータとをそなえた電動ステップ装置に設けられ、 該ドアの開動作により該電動モータを起動させ該ステッ
    プを張出動作させるとともに、該ドアの閉動作により該
    電動モータを起動させ該ステップを格納動作させる制御
    手段と、 該ステップの格納状態を検出する格納状態検出手段とを
    そなえ、 該制御手段が、該ステップの張出動作時間又は格納動作
    時間が所定時間を越えると該電動モータへの通電を停止
    するとともに、該通電停止後には、該ドアの閉動作に対
    しては該ステップの格納動作のための該電動モータへの
    通電を所定回数だけ許容し、該ドアの閉動作が該所定回
    数を越えた場合及び該ドアの開動作に対しては該通電停
    止の状態を続行して、該通電停止時に該格納状態検出手
    段により該ステップが手動で格納状態とされたことが検
    出されると該通電停止を解除するように構成されている
    ことを特徴とする、電動ステップの制御装置。
  3. 【請求項3】 該ステップの電気駆動系が故障状態であ
    ることを表示する故障表示手段をさらにそなえ、 該制御手段は、該電動モータへの通電停止時又は該電動
    モータへの通電停止時に、該故障表示手段に該電気駆動
    系が故障状態あることを表示させることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2記載の電動ステップの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105083136A (zh) * 2015-07-23 2015-11-25 杭州天铭机电工具有限公司 车辆和用于车辆的脚踏板装置
CN106627384A (zh) * 2016-12-28 2017-05-10 江苏浩峰汽车附件有限公司 一种汽车用侧踏板控制***及控制方法
US10124735B2 (en) 2015-07-23 2018-11-13 T-Max (Huangzhou) Technology Co., Ltd. Vehicle and vehicle step apparatus
JP2018176799A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 トーシンテック株式会社 車両用格納式補助ステップ
JP2021100832A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 三菱自動車工業株式会社 ステップ制御装置

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