JPH11111232A - 表示用蛍光ランプ - Google Patents

表示用蛍光ランプ

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Publication number
JPH11111232A
JPH11111232A JP27273597A JP27273597A JPH11111232A JP H11111232 A JPH11111232 A JP H11111232A JP 27273597 A JP27273597 A JP 27273597A JP 27273597 A JP27273597 A JP 27273597A JP H11111232 A JPH11111232 A JP H11111232A
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JP
Japan
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wall
cathode
anode
chambers
light emitting
Prior art date
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Application number
JP27273597A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kobayashi
正秋 小林
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Publication date
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  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一層厚さの薄い表示用蛍光ランプを提供する。 【解決手段】蛍光ランプ30は、互いに平行に配置され
た底壁48および透光性のフロント・ガラス32を有す
る気密容器内に設けられ、行方向および列方向に沿って
配列されて各々の内壁面上に蛍光体層62を有し且つそ
の内壁面の一部がそれら底壁48およびフロント・ガラ
ス32の内面50で構成された複数のアノード室56
と、それら複数のアノード室56の各々毎に設けられた
複数のアノード電極60と、底壁48の上面58とフロ
ント・ガラス32の内面50との間においてアノード室
56の配列方向の一方向である列方向に沿い且つ複数の
アノード室56相互の間を通って設けられたカソード7
0とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型画像表示装置
を構成する発光素子として用いられる表示用蛍光ランプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】気密容器内において行方向およびそれと
直交する列方向に沿って配列されて各々の内壁面に蛍光
体層を有する複数の発光室と、それら複数の発光室の各
々毎にその内部に設けられた複数の陽極と、その気密容
器内においてそれら複数の陽極に共通に設けられた陰極
とを備え、所定の発光室内に設けられた陽極と陰極との
間で放電させることにより、その発光室内の蛍光体層を
発光させて表示する形式の表示用蛍光ランプが知られて
いる。例えば、本願出願人等が先に出願して公開された
特開平8−7872号公報に記載される表示用蛍光ラン
プ等がそれである。このような表示用蛍光ランプによれ
ば、自己発光型であることから低電圧で高い輝度が得ら
れると共に広い視野角を有するため、複数個を一平面或
いは一曲面上に縦横(すなわちマトリクス状)に配列し
て大面積の表示面を形成することにより、屋内或いは屋
外において多数の視聴者を対象として画像を表示する競
技場等用の大型画像表示装置を容易に構成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1は、上記の表示用
蛍光ランプ10の構成を一部を切り欠いた状態で示すも
のである。図において、隔壁12によって区画形成され
た前記複数の発光室14を内部に有して一面(上面)が
開放された平箱状の気密容器本体16と、その気密容器
本体16の開口を塞ぐ透光性のガラス板18と、フィラ
メント状の前記陰極20を内部に有する陰極収納部22
とが備えられ、その陰極収納部22は、気密容器本体1
6のガラス板18とは反対側の底壁24外面に固着され
ている。その気密容器本体16の底壁24には、複数の
発光室14の各々毎に発光室14と陰極収納部22内と
を連通させる貫通穴26が設けられており、発光室14
毎に備えられた陽極28と陰極20とはこの貫通穴26
を介して放電させられるようになっている。なお、図に
おいては発光室14の内壁面や底面等に備えられる蛍光
体層が省略されている。
【0004】しかしながら、上記のように構成された表
示用蛍光ランプ10では、上述のように気密容器本体1
6の底壁24の外面、すなわち発光室の下側に陰極収納
部22が固着されている。そのため、表示用蛍光ランプ
10の全厚みが気密容器本体16の厚さと陰極収納部2
2の厚さの和となって厚くなるため、取扱いが容易でな
く、しかも、複数の表示用蛍光ランプ10で構成される
大型画像表示装置の厚さも厚くなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、一層厚さの薄い表示用蛍
光ランプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の表示用蛍光ランプの要旨とするところは、
(a) 所定距離隔てて互いに平行に位置させられた第一壁
および透光性の第二壁を有する気密容器と、(b) その気
密容器内において隔壁で区分されることにより形成さ
れ、それら第一壁および第二壁の面方向にそれぞれ沿っ
た行方向およびそれと直交する列方向に沿って配列され
て各々の内壁面上の所定位置に蛍光体層を有する複数の
発光室と、(c) それら複数の発光室の各々毎にその内部
に設けられた複数の陽極と、(d) 前記第一壁の内面と前
記第二壁の内面との間において前記行方向および前記列
方向の一方に沿い且つ前記複数の発光室相互の間隙に設
けられた陰極とを備え、所定の発光室内に設けられた前
記複数の陽極と前記陰極との間で選択的に放電させるこ
とによりその発光室内の前記蛍光体層を発光させて前記
第二壁を通して表示することにある。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、表示用蛍光ランプ
は、互いに平行に配置された第一壁および透光性の第二
壁を有する気密容器内において隔壁により区分されるこ
とにより形成され、行方向および列方向に沿って配列さ
れて各々の内壁面上の所定位置に蛍光体層を有する複数
の発光室と、それら複数の発光室の各々毎に設けられた
複数の陽極と、第一壁の内面と第二壁の内面との間にお
いて行方向および列方向の一方に沿い且つ複数の発光室
相互の間隙に設けられた陰極とを備えて構成される。そ
のため、表示用蛍光ランプで表示するために発光室内に
備えられた複数の陽極との間で選択的に放電させられる
陰極は、行方向および列方向すなわち縦横に配列された
複数の発光室相互の間をそれら縦横のうち一方向に沿っ
て通るように備えられることから、表示用蛍光ランプの
厚さ方向において発光室の内壁面の一部を構成する第一
壁の内面と第二壁の内面との間に位置することとなる。
したがって、発光室の下側に陰極収納部を設ける必要が
なく、しかも、従来における気密容器本体に相当する気
密容器の厚さを増大させる必要もないため、一層厚さの
薄い表示用蛍光ランプが得られる。
【0008】因みに、表示用蛍光ランプはグロー放電を
利用して発光させるものであることから、発光室全体か
ら一様な輝度で発光させるためには、発光に寄与する陽
光柱の長さを十分に長くして発光室全体を陽光柱で満た
すことが望まれる。この陽光柱は陽極の近傍において発
生するものであるが、電極間距離すなわち放電パスが長
いほど長くなることが知られている。一方、陰極の近傍
には、陽極側に向かって陰極暗部、負グロー部、ファラ
ディ暗部が順に形成されるがこれらは殆ど発光に寄与し
ない。そのため、従来においては、前記図1に示される
ように、発光室14の外側において陰極暗部乃至ファラ
ディ暗部が形成され且つその発光室14内が陽光柱で満
たされるように、発光室14が備えられる気密容器本体
16の下側に陰極収納部22を設けて放電パスを十分に
長くしていたのである。しかしながら、表示用蛍光ラン
プは前述のように屋内或いは屋外において多数の視聴者
を対象として画像を表示するものであるため、比較的長
い視認距離で利用される。したがって、屋内において少
人数を対象とする表示装置ほどには発光室内における輝
度の高い均一性は要求されず、本発明者等の試験結果に
よれば陰極を発光室相互の間の位置に設けてそれらの間
隔延いては電極間距離を比較的短くしても、大画面表示
の利用を前提とすれば十分に均一な輝度が得られること
が判明した。本発明は、斯かる知見に基づいてなされた
ものである。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記表示用蛍光
ランプは、(d) 前記気密容器内において前記陰極が位置
する陰極配置部と前記複数の発光室の各々とを相互に区
分し且つそれらを所定の開口面積を以て連通させる連通
路を形成するための通路制限壁をそれら陰極および複数
の発光室の各々の間に備え、その陰極と前記陽極とはそ
の連通路を介して放電させられるものである。このよう
にすれば、陰極と発光室の各々とは通路制限壁によって
相互に区分され且つその通路制限壁によって形成された
所定の開口面積の連通路によって連通させられ、その連
通路を介して陰極と陽極とが放電させられる。そのた
め、その連通路を含んで構成される放電路の断面積すな
わち放電パスがその開口面積に応じて陰極の近傍におい
て小さく(狭く)なることから、陽光柱が長くなって発
光室内における輝度傾斜が緩和される。これは、陰極近
傍において発生する陰極暗部で得られた電子のエネルギ
が狭い連通路を通過する際に大きく消費されることか
ら、電子が高エネルギを有する領域で発生させられて発
光に殆ど寄与しない陰極暗部乃至ファラディ暗部の長さ
が小さくなるためと推定される。なお、上記の連通路
は、通路制限壁中にそれを厚み方向に貫通するように設
けてもよいが、その通路制限壁を第一壁或いは第二壁と
の間に隙間が形成されるように設けることによってその
隙間で連通路を構成してもよい。
【0010】また、好適には、前記表示用蛍光ランプ
は、(e) 前記陰極の直上の位置において前記第二壁上に
設けられた非透光性膜を含むものである。このようにす
れば、光の射出側である第二壁上に陰極の直上に位置す
るように非透光性膜が設けられる。そのため、発光室に
並んで気密容器内に設けられた陰極近傍からの発光、す
なわち負グロー部の放電に起因する陰極に沿った発光が
その非透光性膜で遮蔽されることから、その陰極近傍に
おける発光に起因するコントラストの低下が抑制され
る。一層好適には、非透光性膜は第二壁の内面上に設け
られる。このようにすれば、外面上に設けられる場合に
比較して一層広い視野角の範囲に亘って陰極近傍からの
発光が遮蔽されるため、高いコントラストで画像を観察
することが可能な視野角の範囲が大きくなる。
【0011】また、好適には、前記蛍光体層は、相互に
発光色の異なる複数種類のものが規則的に並ぶように前
記複数の発光室の各々に各別に設けられたものであり、
前記陰極は、前記行方向および前記列方向の一方に沿い
且つ相互に隣接して位置する前記複数の発光室の所定の
単位相互の間を通って設けられているものである。この
ようにすれば、複数の発光色の蛍光体層が規則的に配列
された複数の発光室が備えられる多色表示の表示用蛍光
ランプにおいて、それら複数の発光室の所定の単位相互
の間を通って陰極が設けられる。そのため、発光室相互
の間隔を特に広げることなく、容易に陰極を設けること
ができる。
【0012】因みに、多色表示をする場合には複数の発
光室の所定の単位毎、例えば三原色を用いたカラー表示
においてはストライプ配列の3つ或いはカルテット配列
(縦横2行2列)の4つの発光室毎に表示単位である絵
素が構成され、複数の絵素の相互間隔(或いは中心間隔
=絵素ピッチ)が一定となるように発光室が配列され
る。この場合において、各絵素の各々を構成する発光室
相互の間隔は発光面積を大きくするために可及的に小さ
いことが望まれるが、異なる絵素に属する発光室の相互
間隔すなわち各絵素の相互間隔は、大型画像表示装置を
構成するために隣接して配置される複数の表示用蛍光ラ
ンプ相互間における絵素の相互間隔と同様に設定するこ
とが望まれる。高精細な画像表示のためには全面で一様
な絵素間隔を要求されるのである。そのため、表示用蛍
光ランプ相互間における絵素の相互間隔が、第一壁およ
び第二壁の間に位置する発光室の側壁の厚さの二倍と表
示用蛍光ランプ相互間の隙間の大きさとの和によって与
えられて比較的大きくなることから、大型画像表示装置
の全面に亘って絵素の相互間隔を一定にするためには、
個々の表示用蛍光ランプ内における絵素の相互間隔を大
きくする必要がある。従来の表示用蛍光ランプにおいて
は、その相互間隔を大きくすべき部分で発光室を区画形
成する隔壁が厚くされていたが、この部分は複数の発光
室から構成される偏平空間内において表示機能上無効な
空間となる。すなわち、多色表示用の表示用蛍光ランプ
においては、発光室の所定の単位毎に比較的大きな隙間
が形成される。したがって、この無効な空間を陰極配置
部として利用することによって、従来に比較して特に絵
素間隔を広くすることなく表示用蛍光ランプの厚さを薄
くし、延いては体積を小さくすることができるのであ
る。
【0013】また、好適には、前記の表示用蛍光ランプ
において、前記複数の発光室は、平面形状が長方形状を
成して三原色に対応する蛍光体層がストライプ配列とな
るようにその長辺方向およびそれに直交する短辺方向に
並んで設けられたものであり、前記陰極は、それら複数
の発光室の短辺方向に沿って伸び且つそれら複数の発光
室の短辺側における相互の間の位置に形成されてその発
光室の長辺方向に沿って並ぶ複数本の長手状空隙部の一
本置きの内部に設けられる。このようにすれば、ストラ
イプ配列させられた複数の発光室の短辺側において形成
される長手状空隙部のうち、発光室の長辺方向に沿った
一本置きが陰極配置部に相当し、その両側に位置する複
数の発光室に共通となるようにその陰極配置部内に陰極
が備えられる。そのため、複数の発光室に対して一様な
位置関係で陰極が設けられることから、表示用蛍光ラン
プの輝度を容易に全面で一様とできる。
【0014】また、好適には、前記陰極が複数本設けら
れる場合において、それら複数本の陰極の駆動電圧は何
れも同電位とされる。このようにすれば、複数本の陰極
が設けられる場合にもそれらが全て同電位であることか
ら、各々に備えられた陽極が相互に異なる陰極との間で
放電させられる発光室相互に同様な輝度が得られ、延い
ては表示用蛍光ランプ全面で一様な輝度が得られる。
【0015】また、好適には、前記陰極は、前記行方向
或いは列方向に設けられた各別に一本で構成され、その
長手方向の中間部の所定位置において前記第一壁および
前記第二壁の少なくとも一方の内面上で支持される。こ
のようにすれば、長手状の陰極はその中間部においても
第一壁或いは第二壁の内面上で支持されることから、複
数の発光室内にそれぞれ備えられた複数の陽極に対し
て、予め設定された電極間隔が維持される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において
各部の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
【0017】図2は、本発明の一実施例の表示用蛍光ラ
ンプ(以下、蛍光ランプという)30の構成を一部を切
り欠いて示す斜視図である。図において、蛍光ランプ3
0は、例えば互いに平行に配置されたフロント・ガラス
32およびボトム基板34がスペーサ・ガラス36を介
して接合されることにより平箱状に構成されたものであ
って、例えば90(mm)×90(mm)×t8(mm) 程度の外形寸法
を有して直方体形状を成し、内部にアルゴンや水銀等の
放電ガスが封入された気密空間38を備えている。本実
施例においては、これらフロント・ガラス32、ボトム
基板34、およびスペーサ・ガラス36によって気密容
器が構成される。
【0018】上記のフロント・ガラス32およびボトム
基板34は、例えばそれぞれ1.8(mm) 程度の厚みを備え
た板状且つ透明の(すなわち透光性を有する)窓用ソー
ダ・ライム・ガラス等から成るものである。また、上記
のスペーサ・ガラス36は、例えば同様にソーダ・ライ
ム・ガラス等から成るものであって、例えばフロント・
ガラス32の厚み方向における高さが4(mm) 程度で壁厚
さが1.8(mm) 程度の矩形枠状(すなわち高さの低い角筒
状)を成し、その矩形の各辺を構成する4つの壁はフロ
ント・ガラス34およびボトム基板36に対して垂直に
設けられている。上記の各部材は例えば鉛含有ガラス等
の図示しない低軟化点ガラスで相互に接合されている。
なお、ボトム基板34には、フロント・ガラス32側と
は反対側に位置する外部空間に面する裏面から突き出す
ように、例えばガラス製の排気管40(後述の図3参
照)と、例えばステンレス鋼等から成るそれぞれ複数本
のアノード電極ピン42およびカソード電極ピン44と
が備えられている。なお、アノード電極ピン42および
カソード電極ピン44は、ボトム基板34に低軟化点ガ
ラス等によって固定されている。
【0019】また、上記の気密空間38内には、図3に
図2におけるIII −III 視断面を示すように、ボトム基
板34の内面46上に位置する底壁48と、フロント・
ガラス32の内面50に届くようにそれに垂直に立設さ
せられた隔壁52とを一体的に備えて例えばホウロウ等
の少なくとも表面に電気絶縁性を備えた材料から成るア
ノード室形成体54が備えられている。このアノード室
形成体54の高さは上記のスペーサ・ガラス36と略同
様の4(mm) 程度であり、隔壁52の高さはそれから0.3
(mm) 程度の底壁48の厚さを減じた3.7(mm) 程度であ
る。前記図2に一部が示されるように、隔壁52は略格
子状を成すように組み立てられた厚さ0.3(mm) 程度の板
状体から成るものであって、この隔壁52によって、ス
ペーサ・ガラス36の内壁面にそれぞれ平行且つ互いに
直交する二方向にそれぞれ沿って縦横(マトリクス状)
に配列された、すなわちフロント・ガラス32の内面5
0(面方向)に沿って縦横(行方向および列方向)に並
ぶ複数のアノード室56が気密空間38内に区画形成さ
れている。したがって、アノード室56はフロント・ガ
ラス32および底壁48の内面によってその内壁面の一
部、具体的にはフロント・ガラス32の内面50によっ
て上面が、底壁48の上面58によって底面がそれぞれ
構成され、内壁面の残部すなわち側面は隔壁52の内壁
面によって構成されている。
【0020】上記のアノード室56の各々は、その内部
に底壁48の上面58からフロント・ガラス32に向か
って伸びる直径0.5(mm) 程度、高さ3(mm) 程度のピン状
のアノード電極60が設けられると共に、その内面に各
室毎に定められた発光色の蛍光体層62が数十 (μm)程
度の厚さで固着されている。なお、図においては、隔壁
52の側面上の蛍光体層62が省略されて底壁48の上
面58上だけに備えられるように描かれているが、実際
には、一般に行われるように蛍光体層62はアノード室
56の内面の全てに設けられている。但し、図に例示さ
れるように底壁48の上面58等のアノード室56内面
の一部だけに設けても表示は可能である。上記のアノー
ド電極60は、前記図3に示されるように、ボトム基板
34を貫通する前記のアノード電極ピン42に接続され
ており、そのアノード電極ピン42を介して駆動電圧を
印加される。本実施例においては、上記隔壁52により
区分されたアノード室56が発光室に、アノード電極6
0が陽極にそれぞれ相当し、したがって、アノード室形
成体54の底壁48が第一壁に、フロント・ガラス32
が第二壁に、底壁48の上面58が第一壁の内面にそれ
ぞれ相当し、前述のように底壁48はボトム基板34の
内面46上に位置することから、フロント・ガラス32
と平行に設けられている。
【0021】また、図4にフロント・ガラス32を取り
除いた状態の要部平面図を示すように、上記複数のアノ
ード室56は、例えば、各々の平面形状が10(mm)×3(m
m) 程度の寸法、すなわち長辺が短辺の3倍程度の長さ
となる長方形状(したがって空間的には直方体形状)を
成すものであり、その短辺方向に沿った方向においては
隔壁52を介して密接するように配列される一方、その
長辺方向においては例えば5(mm) 程度の間隔を以て等間
隔で配列されている。そして、隔壁52のうちのアノー
ド室56の長手方向すなわち行方向に沿って伸びてそれ
らを相互に区分するアノード室区分壁部52aは、その
長手方向に並ぶアノード室56相互の間において連続を
断たれて断続的に形成されている。このため、複数のア
ノード室56はその長手方向において、幅5(mm) 程度で
その長手方向と直交する方向に伸びる長手状空隙部64
を介して、すなわちpr =5(mm) 程度の間隔を以て並ん
でいる。したがって、複数のアノード室56のその長手
方向における中心間隔は15(mm)程度である。
【0022】上記の隔壁52のうち長手状空隙部64を
形成する部分は、その長手方向(図における左右方向す
なわち列方向)に並ぶ複数のアノード室56から成るア
ノード室群の2行の単位毎にその列方向に連続する二本
の連続壁部52b、52bで構成されると共に、残部が
その列方向に断続して(すなわち隔壁52が列方向にお
いて部分的に且つ高さ方向の全体に亘って欠落させられ
て)全体として長手状を成す二列の断続壁部52cで構
成され、何れも上記アノード室区分壁部52aに続いて
形成されている。すなわち、断続壁部52cは、複数の
アノード室区分部52aの先端からそれぞれその厚み方
向(列方向)の両側に伸びるように形成され、隣接する
そのアノード室区分部52a相互の間で連続が断たれて
いる。したがって、アノード室形成体54の隔壁52
は、複数のアノード室56の全体を囲む矩形枠状の枠部
52dと、上記のアノード室区分壁部52a、連続壁部
52b、および断続壁部52cとから構成され、アノー
ド室区分壁部52aが枠部52d或いは連続壁部52b
から前記行方向に沿い且つ断続壁部52cに向かって伸
びて先端部においてその断続壁部52cに接続されるよ
うに等間隔で備えられることで全体が一体となってい
る。
【0023】そして、以上のように隔壁52が構成され
ていることから、上記の長手状空隙部64は、交互に配
置された二種、すなわち、その長手方向に並ぶ複数の断
続壁部52c相互の間に形成される矩形の開口部66を
介して、その両側の二行に列方向に並ぶ複数のアノード
室56の各々と連通させられる複数個の第一空隙部64
aと、連続壁部52bおよび枠部52dによって全周囲
が囲まれて何れのアノード室56とも連通させられてい
ない複数個の第二空隙部64bとから構成される。この
ため、複数のアノード室56は、何れも隣接する第一空
隙部64a側の側壁面に、すなわちその第一空隙部64
aを挟んで対峙するアノード室56の互いに対向する位
置に、その第一空隙部64aと連通させられる開口部6
6を備えている。この開口部66の第一空隙部64aの
長手方向における長さは例えば2(mm) 程度であり、底壁
48からフロント・ガラス32に向かう方向の高さ寸法
は隔壁52の高さ寸法に等しい4(mm) 程度である。した
がって、図に示されるように、断続壁部52cは第一空
隙部64aの長手方向における長さ寸法がアノード室区
分壁部52aの厚さ寸法よりも大きくアノード室56の
一部を遮蔽するように設けられていることから、その第
一空隙部64aと複数のアノード室56の各々とは断続
壁部52cによって相互に区分され且つ例えば8(mm2)程
度の開口面積を以て開口部66によって連通させられて
いる。
【0024】なお、図に示されるように、前記蛍光体層
62は、列方向に並ぶアノード室56に順に相互に発光
色の異なる三種類すなわちR(赤)、G(緑)、B
(青)に対応するものが規則的に並ぶように、それら複
数のアノード室56の各々に各別に設けられているが、
そのRGBの単位毎、すなわちアノード室区分壁部52
aにより列方向において区分された空間のうち3つのア
ノード室56の単位毎の間には、開口部66を有しない
ことから第一空隙部64aと連通させられず且つアノー
ド電極60および蛍光体層62が設けられていない閉空
間68(すなわちアノード室56として機能しない空
間)が備えられている。すなわち、断続壁部52cは、
上記区分された空間のうち蛍光体層62が設けられてい
る部分すなわちアノード室56の前においてその連続が
断たれるように、相互に隣接するアノード室56間(蛍
光体層62のRとG、GとBに跨がる部分)では、1(m
m) 程度の比較的短い長さで設けられているが、蛍光体
層62が設けられていない部分すなわち閉空間68の前
においては連続するように、その両隣に位置するアノー
ド室56間(閉空間68を挟んで蛍光体層62のBとR
に跨がる部分)では、4(mm)程度の比較的長い長さで設
けられており、その長さは一様ではない。上記の閉空間
68の列方向における幅寸法すなわちその両側に位置す
るアノード室56、56の相互間隔pc は5(mm) 程度で
あって、長手状空隙部64の幅寸法と同様である。した
がって、蛍光ランプ30には、ストライプ配列されたR
GBの三色に対応する3つのアノード室56から一単位
が構成される複数の絵素が備えられているが、絵素相互
の間隔は行方向(pr )および列方向(pc )において
何れも5(mm) 程度の寸法、絵素の中心間隔は行方向およ
び列方向において何れも15(mm)程度の寸法のそれぞれ一
様な大きさとされている。
【0025】なお、断続壁部52cの閉空間68を構成
する部分の長さは、専らアノード室形成体54の機械的
強度を高めるために長くされているものであって、長さ
の如何に拘わらず電気的な相違は生じ得ない。したがっ
て、十分な強度の確保が可能であれば断続壁部52cが
上記比較的短い部分と同様な1(mm) 程度の一様な長さで
設けられていても差し支えない。
【0026】また、上記のように行方向および列方向に
おける絵素間隔がpr =pc =5(mm) 程度と同様にされ
ているのは、何れの方向においても絵素ピッチを一定と
して精細度の高い画像表示を可能とするためである。こ
れらの間隔pr 、pc は一層小さくすることも可能であ
るが、本実施例においては複数個の蛍光ランプ30を縦
横(タイル状すなわちマトリクス状)に配列して大型画
像表示装置を構成することを考慮して上記値に設定され
ている。すなわち、大型画像表示装置を構成するために
図に一点鎖線で示されるように蛍光ランプ30に隣接し
て他の蛍光ランプ30aが配置される場合に、それらの
間の絵素間隔pは、スペーサ・ガラス36の厚さ等によ
って決定される蛍光ランプ30、30aにおいてアノー
ド室56の外周側にそれぞれ設けられる縁寸法m、m
と、蛍光ランプ30、30a相互の配置間隔gとの和
(p=2m+g)で与えられて比較的大きくなるが、そ
の大きさは例えば5(mm) 程度である。そのため、p=p
r =pc として画像表示装置全体の絵素ピッチを一定と
するために、一つの蛍光ランプ30内において絵素間隔
pr 、pc が比較的大きく設定されているのである。
【0027】また、前記の複数個の第一空隙部64a内
には、その長手方向(アノード室56の短辺方向すなわ
ちその配列方向の一方向である列方向)に沿って伸び
て、その第一空隙部64aの両側に位置する複数のアノ
ード室56に共通に設けられたカソード70がその幅方
向の中央位置にそれぞれ備えられている。すなわち、カ
ソード70は、各々が長方形状を成す複数のアノード室
56の短辺方向に沿って伸び且つその短辺側における相
互の間の位置に形成されてそのアノード室56の長辺方
向に沿って並ぶ長手状空隙部64の一本置きの内部に、
複数のアノード室56相互の間を通って、換言すれば3
つのアノード室56によって構成されて列方向に沿って
相互に隣接して並ぶ絵素相互の間を通って設けられてい
る。したがって、本実施例においては、一絵素を構成す
る3つのアノード室56が「アノード室の所定の単位」
を構成する。なお、カソード70が第一空隙部64aの
中央位置に備えられていることから、その両側に位置す
る複数のアノード室56およびそれぞれの内部に備えら
れたアノード電極60の何れに対してもカソード70は
同様な位置関係で設けられている。
【0028】上記のカソード70はアノード室56内に
備えられたアノード電極60との間で放電を発生させる
ために備えられているものであって、その放電は上記の
開口部66を介して発生させられる。すなわち、図5
(a) にフロント・ガラス32を除去した状態でアノード
室56を拡大して示すように、断続壁部52cはアノー
ド室56とカソード70との間をそのカソード70の長
手方向において部分的に遮断するように設けられている
ことから、アノード室56の幅寸法(列方向長さ)の全
体に亘る範囲で放電可能な長いカソード70とアノード
電極60との間の放電パスがカソード70の近傍におい
て部分的に狭くされる。そのため、図5(b) に(a) にお
けるb視図を示すようにアノード室56と同様な高さを
有するが幅寸法が小さい矩形の開口部66を介して放電
が生じるようになっている。したがって、開口部66
は、アノード電極60とカソード70との間の放電パス
の断面積をアノード室56の断面積よりも小さく制限す
るものであり、放電孔として機能する。なお、アノード
電極60は、アノード室56内において放電により形成
される陽光柱が可及的に長くなるように、換言すればア
ノード室56内において陽光柱で占められる範囲が可及
的に長くなるように、アノード室56内のうちのカソー
ド70から最も離隔する開口部66の反対側の位置に設
けられて、放電パスが長くされている。本実施例におい
ては、第一空隙部64aが発光室相互の間隙に設けられ
た陰極配置部に、開口部66が連通路に、断続壁部52
cが通路制限壁にそれぞれ相当する。
【0029】また、カソード70は、例えば断面形状が
円形を成す線材から図に示されるようにコイル状に形成
された熱陰極であって、例えばタングステン等から構成
されて表面を酸化物エミッタ等で被覆されており、線材
径は 40(μm)程度、コイル径(巻き径)が800(μm)程度
である。すなわち、カソード70の直径はアノード室5
6の相互間隔すなわち第一空隙部64aの幅寸法pr よ
りも十分に小さくされている。また、前記図3、図4等
に示されるように、第一空隙部64aの両端部にはポス
ト72が底壁48から立設されており、カソード70は
適当な張力を付与された状態でその両端部においてポス
ト72に固定されている。このため、カソード70は、
複数のアノード室56相互の間を通って、図5(b) 等に
示されるようにそのアノード室56の上下面の間の高さ
位置に、その上下面を構成するフロント・ガラス32の
内面50および底壁58の上面58の何れからも離隔し
て位置させられている。なお、図において74は、カソ
ード70をその長手方向の中間部で支持して振動や位置
ずれを抑制するための中間ポストである。また、上記の
ポスト72は、前記のカソード電極ピン44がボトム基
板34および底壁48を貫通して設けられることによっ
て第一空隙部64a内に位置させられたその先端部で構
成されており、カソード70にはそのカソード電極ピン
44を介して駆動電圧が印加される。
【0030】また、第二空隙部64bの長手方向の中央
部には底壁48およびボトム基板34を貫通する排気穴
76が設けられており、前記排気管40はその排気穴7
6内に低軟化点ガラス等によって固着されている。前述
のように隔壁52はスペーサ・ガラス36と略同様な高
さに形成されていることから、第二空隙部64bはフロ
ント・ガラス32、底壁48、枠部52d、および連続
壁部52bとによって閉空間に構成され、アノード室5
6も一つの第一空隙部64aに面する二列の単位毎にフ
ロント・ガラス32、底壁48、枠部52d、および連
続壁部52bとによって閉空間に構成されている。しか
しながら、実際にはフロント・ガラス32と隔壁52と
の間には放電漏れや発光漏れに影響しないが気体は十分
に流通させられる程度の僅かな隙間が存在する。そのた
め、蛍光ランプ30を製造するに際しては、フロント・
ガラス32、ボトム基板34、スペーサ・ガラス36、
アノード室形成体54等をそれぞれ所定形状に加工し、
更に、アノード室形成体54上に蛍光体層62やアノー
ド電極60、カソード70等を配設すると共に、ボトム
基板34に排気管40等を取付け、スペーサガラス36
の上下端面にガラス・ペーストを塗布してアノード室形
成体54が内側に位置するようにこれらを相互に積み重
ねて所定温度で熱処理して気密容器を形成した後に、上
記の排気穴76を介して排気し且つ前記のような所定の
放電ガスが封入されるが、上記の隙間を介してガスが流
通させられることから、気密空間38内の全域に亘って
一様なガス圧が実現される。
【0031】また、図2乃至図5では省略されていた
が、図6(a) 、(b) に示されるように、フロント・ガラ
ス32の内面50上には、互いに直交する第2空隙部6
4bおよび閉空間68上を通る位置、すなわちRGBに
対応する3つのアノード室56から一単位が構成される
絵素相互の間を通る位置に、黒色の非透光性膜78が5
(mm) 程度の幅を備えた格子状に設けられている。この
非透光性膜78は、前記のように気密容器を形成するに
先立って、フロント・ガラス32上に例えばFe-Mn-Co系
黒色顔料等を含むガラス・ペーストを塗布および焼成す
ることで形成されたものであって、第2空隙部64bお
よび閉空間68をその全幅に亘って覆っている。
【0032】以上のように構成される蛍光ランプ30を
縦横に複数個配列して大表示面を形成し、全体として所
望の画像を表示するに際しては、個々の蛍光ランプ30
において、複数本設けられたカソード70の全てに負の
駆動電圧を印加して同電位とした状態で、発光させるべ
き所定のアノード室56内に位置するアノード電極60
に正の駆動電圧を印加する。これにより、そのアノード
電極60とそのアノード室56に開口部66を介して連
通させられた第一空隙部64a内のカソード70との間
で放電させられ、気密空間38内に封入された放電ガス
が電離させられて放電ガス・イオンが発生する。この放
電ガス・イオンによってそのアノード室56内に備えら
れた蛍光体層62が励起発光させられて、透光性を備え
たフロント・ガラス32を介して光が射出され、全体と
して所望の画像が表示される。なお、図1に示されるよ
うな従来の蛍光ランプ10等においては、一本の陰極2
0(カソード)が全ての陽極28(アノード電極)に対
して共通に機能していたが、本実施例においてはカソー
ド70が備えられている第一空隙部64aの両側に位置
するアノード電極60に対してだけ共通に機能する。
【0033】このとき、蛍光ランプ30ではカソード7
0がアノード室56の近傍に備えられていることから、
その放電パスが比較的短くなっているため、カソード7
0の近傍に形成される陰極暗部乃至ファラディ暗部の一
部がアノード室56内に位置し、アノード室56内で開
口部66からアノード電極60に向かって輝度が高くな
る輝度傾斜が生じ得る。しかしながら、アノード室56
とカソード70との間には断続壁部52cが備えられて
開口部66(放電孔すなわち放電パス)の断面積が小さ
くされていることから、アノード室56内において陽光
柱が占める範囲が十分に大きくなって開口部66の近傍
にまで広がる。したがって、その輝度傾斜が十分に小さ
くなるため、比較的長い視認距離で用いられる大型画像
表示装置の表示素子として利用される場合には、実質的
に画像表示上問題となる輝度傾斜は生じない。
【0034】ここで、本実施例によれば、蛍光ランプ3
0は、互いに平行に配置された底壁48および透光性の
フロント・ガラス32を有する気密容器内に設けられ、
行方向および列方向に沿って配列されて各々の内壁面上
に蛍光体層62を有し且つその内壁面の一部がそれら底
壁48およびフロント・ガラス32の内面50で構成さ
れた複数のアノード室56と、それら複数のアノード室
56の各々毎に設けられた複数のアノード電極60と、
底壁48の上面58とフロント・ガラス32の内面50
との間においてアノード室56の配列方向の一方向であ
る列方向に沿い且つ複数のアノード室56相互の間を通
って設けられたカソード70とを備えて構成される。そ
のため、蛍光ランプ30で表示するためにアノード室5
6に備えられたアノード電極60との間で放電させられ
るカソード70は、行方向および列方向すなわち縦横に
配列された複数のアノード室56相互の間をその列方向
に沿って通るように備えられ、換言すれば、蛍光ランプ
30の厚さ方向においてアノード室56の内壁面の一部
を構成する底壁48の上面58とフロント・ガラス32
の内面50との間に位置させられる。したがって、アノ
ード室56の下側に従来の陰極収納部22を設ける必要
がなく、しかも、従来における気密容器本体に相当する
気密容器の厚さを増大させる必要もないため、一層厚さ
の薄い蛍光ランプ30が得られる。更に、従来では気密
容器本体16およびガラス板18に加えて陰極収納部2
2が備えられていたことから、蛍光ランプ10全体の質
量が大きくなっていたが、本実施例によれば、陰極収納
部22の質量だけ蛍光ランプ30が軽量になるという利
点もある。
【0035】また、本実施例においては、蛍光ランプ3
0は、気密容器内においてカソード70が位置するカソ
ード配置部として機能する第一空隙部64aと複数のア
ノード室56の各々とを相互に区分し且つそれらを所定
の開口面積を以て連通させる開口部66を形成するため
の通路制限壁として機能する断続壁部52cをそれらカ
ソード70および複数のアノード室56の各々の間に備
え、そのカソード70とアノード電極60とはその開口
部66を介して放電させられる。そのため、その開口部
66を含んで構成される放電路の断面積すなわち放電パ
スがその開口面積に応じてカソード70の近傍において
小さく(狭く)なることから、陽光柱が長くなってアノ
ード室56内における輝度傾斜が緩和される。
【0036】また、本実施例においては、蛍光ランプ3
0は、カソード70の直上の位置を通るように光の射出
側であるフロント・ガラス32の内面50上に格子状の
非透光性膜78が設けられている。そのため、アノード
室56に並んで気密容器内に設けられたカソード70近
傍からの発光、すなわちアノード電極60とカソード7
0との間で放電させられる際に生じ得る負グロー放電に
起因するカソード70に沿った発光が、その非透光性膜
78で遮蔽されて観視面となるフロント・ガラス32側
から観察されないことから、そのカソード70近傍にお
ける発光に起因するコントラストの低下が抑制される。
しかも、その非透光性膜78はフロント・ガラス32の
内面50上に設けられていることから、外面上に設けら
れる場合に比較して一層広い視野角の範囲に亘ってカソ
ード70近傍からの発光が遮蔽されるため、高いコント
ラストで画像を観察することが可能な視野角の範囲が十
分に大きくなる。
【0037】また、本実施例においては、蛍光体層62
は、相互に発光色の異なる三種類のRGBに対応するも
のがストライプ状に列方向に並ぶように複数のアノード
室56の各々に各別に設けられており、カソード70
は、その列方向に沿い且つ相互に隣接して位置する3つ
のアノード室56から成る絵素の単位相互の間を通って
設けられている。そのため、絵素を等間隔で配置するた
めに比較的大きく設けられる絵素相互の間の位置にカソ
ード70が配置されていることから、縦横に配列された
複数のアノード室56から成る偏平空間内にそのカソー
ド70が位置させられて全厚みが薄くされているにも拘
わらず、RGBに対応する発光色の蛍光体層62が規則
的に配列された複数のアノード室56が備えられるマル
チ・カラー表示の蛍光ランプ30において、アノード室
56相互の間隔が特に広げられず従来と同様に保たれ
る。
【0038】また、本実施例においては、複数のアノー
ド室56は、平面形状が長方形状を成して三原色(RG
B)に対応する蛍光体層62がストライプ配列となるよ
うにその長辺方向およびそれに直交する短辺方向に並ん
で設けられたものであり、前記カソード70は、それら
複数のアノード室56の短辺方向に沿って伸び且つそれ
ら複数のアノード室56の短辺側における相互の間の位
置に形成されてそのアノード室56の長辺方向に沿って
並ぶ複数本の長手状空隙部64の一本置きすなわち第一
空隙部64aの内部に設けられる。そのため、ストライ
プ配列させられた複数のアノード室56の短辺側におい
て形成される長手状空隙部64のうち、アノード室56
の長辺方向に沿った一本置きに設けられる第一空隙部6
4aがカソード配置部に相当し、その両側に位置する複
数のアノード室56に共通となるようにその第一空隙部
64a内にカソード70が備えられる。そのため、複数
のアノード室56に対して一様な位置関係でカソード7
0が設けられることから、蛍光ランプ30の輝度が全面
で一様となる。
【0039】また、本実施例においては、複数本設けら
れているカソード70は何れも同電位で駆動される。そ
のため、各々に備えられたアノード電極60が相互に異
なるカソード70との間で放電させられるアノード室5
6相互に同様な輝度が得られ、延いては蛍光ランプ30
全面で一様な輝度が得られる。
【0040】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前述の実施例と共通する部分
は説明を省略する。
【0041】図7は、前記の隔壁52に代えて隔壁80
が備えられたアノード室形成体54の要部を示す斜視図
であって、前記図5(a) に対応する図である。図におい
て、前記底壁48と共にアノード室形成体54を構成す
る隔壁80は、前記アノード室区分壁部52aに対応す
るそれと同形状のアノード室区分壁部80aと、その先
端部から連続するように設けられて例えば直径2.5(mm)
程度の円形の貫通穴82を有する穴明連続壁部80bと
を備えている。この穴明連続壁部80bは、前記隔壁5
2の断続壁部52cに代わって設けられたものであり、
上記の貫通穴82は複数のアノード室56の各々に対し
て各一個が割り当てられ且つ前記第一空隙部64aの長
手方向に沿って並ぶように配置される。すなわち、複数
のアノード室56の各々は円形の貫通穴82を介して第
一空隙部64aに連通させられている。なお、前記の閉
空間68に対応する部分には貫通穴82が設けられてい
ない。また、図示しない他の構成は前記図2乃至図4に
示される蛍光ランプ30と同様である。
【0042】本実施例においては、カソード70とアノ
ード電極60との間の放電は上記の貫通穴82を介して
行われる。そのため、本実施例においては、貫通穴82
が連通路に、穴明連続壁部80bが通路制限壁にそれぞ
れ相当する。すなわち、陰極配置部に相当する第一空隙
部64aとアノード室56とを連通させる連通路は、必
要且つ十分な開口面積を有するものであればその形状は
特に制限されないのである。したがって、図に破線で示
されるように、穴明連続壁部80に、上記の貫通穴82
に代えて、図示しないフロント・ガラス32側の上端部
或いは底壁48側の下端部から高さ方向中間部に亘る切
り欠き部a或いはbが備えられることにより、フロント
・ガラス32或いは底壁48の一方との間に連通路が形
成されていてもよい。
【0043】図8(a) 、(b) は、通路制限壁の更に他の
構成例を説明する図である。本実施例においては、アノ
ード室形成体54を構成する隔壁84に、アノード室区
分壁部84aよりも2(mm) 程度低い一様な高さを有する
第一連続壁部84bがそのアノード室区分壁部84aに
連続するように備えられており、一対の第一連続壁部8
4b、84bによって前記第一空隙部64aが形成され
ている。この第一連続壁部84bは、前記断続壁部52
cに代わって備えられたものであって、隔壁84の他の
部分の構成は隔壁52と同様である。すなわち、カソー
ド70が配置されない第二空隙部64bは、その第一連
続壁部84bに平行に伸び且つアノード室区分壁部84
aと同様な高さを有する第二連続壁部84cによって形
成されている。本実施例においては、カソード70とア
ノード電極60との間の放電が第一連続壁部84bとフ
ロント・ガラス32の内面50との間に形成された2(m
m)程度の幅寸法(隔壁84の高さ方向の寸法)の隙間8
6を介して為される。したがって、その隙間86が連通
路に、第一連続壁部84bが通路制限壁にそれぞれ相当
する。このように、連通路すなわち放電パスは、フロン
ト・ガラス32から底壁48に向かう厚さ方向のみにお
いて制限されてその断面積が調節されていてもよい。な
お、本実施例においては、第一連続壁部84bの上側を
回り込むように放電させられることから、図2乃至図7
に示されるようなカソード70とアノード電極60との
間を結ぶ直線上においてそれらを連通させる場合に比較
して放電パスを長くできるという利点がある。
【0044】図9は、アノード室56とは異なる形状の
アノード室88を備えた蛍光ランプにおける電極配置構
成を説明する平面図である。図において、アノード室8
8は平面形状が略正方形を成すものであって、図におけ
る縦方向(行方向)および横方向(列方向)の何れにお
いても、アノード室88相互の間隔は、0.2(mm) 程度と
比較的小さい間隔ps と、5(mm) 程度と比較的大きい間
隔pl とが交互に設けられている。したがって、アノー
ド室88は、相互間隔がps =0.2(mm) 程度と比較的小
さい4個から成る単位毎に比較的大きい間隔pl で配置
されている。それら4つのアノード室88の各々には、
RGBに対応する蛍光体層62が各別に設けられている
が、G(緑)に対応する蛍光体層62は、互いに斜め方
向の位置関係となる二箇所のアノード室88に設けられ
ている。すなわち、本実施例においては、所謂カルテッ
ト配列させられた三色の蛍光体層62を備えた4つのア
ノード室88で一絵素が構成されており、絵素相互の間
隔はpl =5(mm) 程度で一様である。
【0045】上記の複数のアノード室88を相互に区分
する隔壁90は、列方向(すなわち図における横方向)
に連続する連続壁部90aとその列方向に断続する互い
に平行な断続壁部90b、90bの二本の組とを行方向
において交互に備える一方、連続壁部90aと断続壁部
90bとを接続して行方向(図の縦方向)に断続して形
成され、列方向に隣接するアノード室88を相互に区分
するアノード室区分壁部90cを備えている。連続壁部
90aは、一絵素を構成する4つのアノード室88の中
央を通ることにより、それら4つのアノード室88を図
における上下に2つずつに分離するものであり、上記の
アノード室区分壁部90cと合わせて一絵素を構成する
4つのアノード室88を個々に分離する。また、断続壁
部90bは、列方向において断続させられることによっ
て前記断続壁部52cと同様にアノード室88に開口部
92を形成するものである。すなわち、一絵素を構成す
る4つのアノード室88は、図における上下に並ぶもの
が互いに反対側に開口部92を備えている。
【0046】また、複数本備えられた断続壁部90b
は、隣接して平行に設けられた断続壁部90bとの間に
図における横方向に伸びる複数本の長手状空隙部94を
形成するものであり、その長手状空隙部94の各々の内
部には、その長手方向に伸びるカソード70が備えられ
ている。したがって、本実施例においては、図における
縦方向に沿って並ぶ複数個の絵素相互の全ての間にカソ
ード70を備えた長手状空隙部94が設けられている。
この長手状空隙部94は、上記の開口部92を介して複
数のアノード室88の各々に連通する。そのため、各絵
素を構成するアノード室88内に設けられたアノード電
極60とカソード70とはその開口部92を介して放電
させられる。すなわち、本実施例においても、アノード
室88相互の間にカソード70が備えられていることか
ら、前述の蛍光ランプ30と同様にその厚さを薄くでき
る。
【0047】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
【0048】例えば、実施例においては、本発明がRG
B三色に対応する蛍光体層62をストライプ配列で規則
的に設けたフル・カラー表示の蛍光ランプ30、或いは
カルテット配列で蛍光体層62が設けられた蛍光ランプ
に適用された場合について説明したが、本発明は、単色
或いは二色の蛍光体層62を備えた蛍光ランプ等にも同
様に適用される。
【0049】また、実施例においては、フロント・ガラ
ス32の内壁面50上に非透光性膜78が設けられてい
たが、その非透光性膜78はフロント・ガラス32の外
面に設けられていてもよく、また、カソード70近傍の
発光がコントラスト等の画質にそれほど影響しない場合
には、非透光性膜78は設けられなくともよい。
【0050】また、実施例においては、アノード室56
等とカソード70との間に、放電パスとなる連通路の断
面積を制限するための断続壁部52c等の通路制限壁が
設けられていたが、アノード室56等の内部における輝
度ムラが十分に小さい場合には、このような通路制限壁
は必ずしも設けられなくともよい。
【0051】また、実施例においては、ボトム基板34
上に底壁48を備えたアノード室形成体54が配置され
ていたが、単に隔壁52等から成るアノード室形成体が
それに代わって備えられていてもよい。なお、この場合
には、アノード室56等の底面はボトム基板34の内面
46で構成されることとなるため、ボトム基板34の内
面46に電気絶縁性を備えさせる必要がある。
【0052】また、蛍光ランプ30の全体形状や寸法、
内部に備えられるアノード室52の個数等は用途に応じ
て適宜定められるものであり、フロント・ガラス32、
ボトム基板34、スペーサガラス36、アノード室52
等の各部寸法も適宜変更される。
【0053】また、実施例においては、第一空隙部64
a内等にそれぞれ備えられているカソード70が連続す
る一本で構成されていたが、その長手方向において適宜
分割されていても差し支えない。
【0054】また、実施例においては、アノード電極6
0が直径0.5(mm) 程度のピン状に、カソード70が巻き
径800(μm)程度のコイル状にそれぞれ構成されていた
が、アノード電極60はカソード70に向かう広い放電
面を備えた平板状に構成されてもよい。また、カソード
70は、実施例で示したような単コイルを更にコイル状
に巻いた二重コイルで構成されていてもよく、反対に直
線状に伸びるワイヤで構成されていてもよい。これらの
形状や寸法等はその材質や機械的或いは電気的特性、蛍
光ランプ30の大きさや用途等に応じて適宜変更され
る。なお、アノード室56内における輝度傾斜を可及的
に小さくするためには、実施例に示したように第一空隙
部64aの幅寸法に対してカソード70の直径を十分に
小さくして、カソード70からアノード室56までの距
離を可及的に大きくする方が好ましい。
【0055】また、実施例においては、閉空間68の幅
寸法や長手状空隙部64の幅寸法がアノード室56の幅
寸法と同様に構成されていたが、それらは適宜変更され
る。なお、精細度の高い画像を表示するためには、閉空
間68と長手状空隙部64の幅寸法を相互に同様として
絵素ピッチを一様とする方がよい。
【0056】また、各アノード室56毎に設けられる蛍
光体層62は、フロント・ガラス32の内面50等にも
設けられてもよい。なお、蛍光体層62は底壁48の上
面58だけに設けられていてもよいが、その面積が大き
いほど高い輝度が得られると共に広い視野角の範囲で高
輝度を得ることができるため、少なくとも底壁48の上
面58および隔壁52の側面には設けられることが好ま
しい。
【0057】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の表示用蛍光ランプの構成を説明する一部
切り欠き斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の表示用蛍光ランプの構成を
説明する一部切り欠き斜視図である。
【図3】図2におけるIII −III 視断面図である。
【図4】図2の蛍光ランプをフロント・ガラスを取り除
いた状態で示す要部平面図である。
【図5】(a) は図2の蛍光ランプのアノード室近傍を拡
大して示す斜視図であり、(b)は(a) におけるb視図で
ある。
【図6】(a) は図2の蛍光ランプにおいてフロント・ガ
ラスの内面に形成された非透光性膜を説明する平面図で
あり、(b) は(a) におけるb−b視断面図である。
【図7】蛍光ランプに備えられる隔壁の他の構成例を説
明する図5(a) に対応する図である。
【図8】隔壁の更に他の構成例を説明する図であって、
(a) は図3の要部に、(b) は図5(a) にそれぞれ対応す
る図である。
【図9】本発明がカルテット配列されたアノード室を備
える蛍光ランプに適用された場合の構成を説明する要部
平面図である。
【符号の説明】
32:フロント・ガラス(透光性の第二壁) 46:アノード室(発光室) 48:底壁(第一壁) 50:アノード電極(陽極) 52:隔壁 52c:断続壁部(通路制限壁) 58:上面(第一壁の内面) 62:蛍光体層 64a:第一空隙部(陰極配置部) 66:開口部(連通路) 70:カソード(陰極) 76:非透光性膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定距離隔てて互いに平行に位置させら
    れた第一壁および透光性の第二壁を有する気密容器と、 該気密容器内において隔壁で区分されることにより形成
    され、前記第一壁および該第二壁の面方向にそれぞれ沿
    った行方向およびそれと直交する列方向に沿って配列さ
    れて各々の内壁面上の所定位置に蛍光体層を有する複数
    の発光室と、 該複数の発光室の各々毎にその内部に設けられた複数の
    陽極と、 前記第一壁の内面と前記第二壁の内面との間において前
    記行方向および前記列方向の一方に沿い且つ前記複数の
    発光室相互の間隙に設けられた陰極とを備え、所定の発
    光室内に設けられた前記複数の陽極と前記陰極との間で
    選択的に放電させることにより該発光室内の前記蛍光体
    層を発光させて前記第二壁を通して表示することを特徴
    とする表示用蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 前記気密容器内において前記陰極が位置
    する陰極配置部と前記複数の発光室の各々とを相互に区
    分し且つそれらを所定の開口面積を以て連通させる連通
    路を形成するための通路制限壁を該陰極および該複数の
    発光室の各々の間に備え、該陰極と前記陽極とは該連通
    路を介して放電させられるものである請求項1の表示用
    蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 前記陰極の直上の位置において前記第二
    壁上に設けられた非透光性膜を含むものである請求項1
    または2の表示用蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 前記蛍光体層は、相互に発光色の異なる
    複数種類のものが規則的に並ぶように前記複数の発光室
    の各々に各別に設けられたものであり、 前記陰極は、前記行方向および前記列方向の一方に沿い
    且つ相互に隣接して位置する前記複数の発光室の所定の
    単位相互の間を通って設けられているものである請求項
    1乃至3の何れかの表示用蛍光ランプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6450803B2 (en) 1998-01-12 2002-09-17 Tokyo Electron Limited Heat treatment apparatus

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