JPH11110197A

JPH11110197A - ソフトウェア管理装置

Info

Publication number: JPH11110197A
Application number: JP27287997A
Authority: JP
Inventors: Masanobu Koike; 正展小池; Mitsuhiro Ida; 充洋井田; Tatsuo Koga; 達雄古賀; Makoto Okada; 誠岡田; Isao Imazato; 功今里
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1997-10-06
Filing date: 1997-10-06
Publication date: 1999-04-23

Abstract

(57)【要約】【課題】ソフトウェアのバージョン管理を容易にする
ことができるソフトウェア管理装置を提供する。【解決手段】ソフトウェア管理装置は、ソフトウェア
の記憶装置８８と、ソフトのバージョン情報を記憶する
ソフト名／バージョン情報テーブル７２と、ディジタル
衛星放送からソフトのバージョンの更新情報８２を取得
する機能７０と、更新情報８２およびソフト名／バージ
ョン情報テーブル７２を比較して、インストールされた
もののうち、バージョンアップが必要なソフトのバージ
ョン管理情報を表示する装置４８とを含む。バージョン
アップを予約するソフトを選択する入力装置５２、５４
と、予約されたソフトのバージョン管理情報を記憶する
装置８４と、バージョン管理情報に基づき、選択された
ソフトの更新データ８６を受信してソフトを更新するた
めの機能７０とをさらに含んでもよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータなどのためのソフトウェアのバージョンを管理
するための装置に関し、特に、多数のソフトウェアのバ
ージョンを容易に管理し更新することができるようにす
るソフトウェア管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、パーソナルコンピュータ
等は、ソフトウェアをハードディスクなどに記憶してお
り、実行時にはこのソフトウェアをメモリに読込んでＣ
ＰＵ（中央演算処理装置）が実行する。一般にソフトウ
ェアは、新しい機能を追加したり、いわゆるバグを解決
したりするために、頻繁にバージョンアップが行なわれ
る。使用者は、このバージョンアップ情報に注意し、自
己のパーソナルコンピュータにインストールされている
ソフトウェアを常に最新のものに保つことが推奨されて
いる。

【０００３】ところで、最近の技術の発達により、ハー
ドディスクの記憶容量は非常な勢いで増大している。ま
た、パーソナルコンピュータの製造者が、その供給時に
ハードウェアに多数のソフトウェアを予めインストール
して販売することが広く行なわれるようになっている。
また、インターネットや、いわゆるパソコン通信などに
より、容易にソフトウェアを入手することができるよう
になったため、ハードディスクにインストールされるソ
フトウェアの数は以前に比べてはるかに多い。さらに、
パーソナルコンピュータの普及に伴い、流通するソフト
ウェアの種類そのものが多くなっている。

【０００４】こうした要因により、パーソナルコンピュ
ータにインストールされるソフトウェアの数は非常に多
く、しかもそのバージョンアップが頻繁に行なわれるた
めに、ユーザがソフトウェアのバージョン管理を行なう
ことは非常に困難となっている。バージョン管理を徹底
して行なおうとすれば、収集すべき情報が多種多様とな
り、使用者に要求される労力は莫大なものとなる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】それゆえに本発明の１
つの目的は、ソフトウェアのバージョンの管理を容易に
することができるソフトウェア管理装置を提供すること
である。

【０００６】本発明の他の目的は、使用者の介入を最小
に抑えて、ソフトウェアのバージョンアップを行なうこ
とができるソフトウェア管理装置を提供することであ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明に
係るソフトウェア管理装置は、ソフトウェアの更新情報
を所定の通信方式に従って供給するソフトウェア管理情
報供給源と通信することにより、ソフトウェアを管理す
るためのソフトウェア管理装置であって、ソフトウェア
格納手段と、ソフトウェア格納手段内に格納されたソフ
トウェアのバージョン情報を記憶するためのバージョン
情報記憶手段と、ソフトウェア管理情報供給源より供給
される更新情報を取得するための更新情報取得手段と、
更新情報取得手段により取得された更新情報と、バージ
ョン情報記憶手段に記憶されたバージョン情報とを比較
して、ソフトウェア格納手段内の、バージョンアップが
必要なソフトウェアを特定する情報を使用者に表示する
ための手段とを含む。

【０００８】請求項１に記載の発明に係るソフトウェア
管理装置においては、ソフトウェア管理情報供給源によ
り供給されるソフトウェアの更新情報と、ソフトウェア
格納手段に格納されているソフトウェアのバージョン情
報とが比較され、バージョンアップが必要なソフトウェ
アを特定する情報が使用者に表示される。使用者が、ソ
フトウェアのバージョン管理のために、個々のソフトウ
ェアのバージョンを調べて最新のバージョンか否かを判
断する必要がない。したがって、ソフトウェアの管理が
容易になる。

【０００９】請求項２に記載の発明においては、ソフト
ウェア管理情報供給源は、ソフトウェアのバージョンを
最新に更新するために必要なソフトウェア更新データを
所定の通信方式によって供給する。更新情報は、ソフト
ウェアのバージョンアップを行なうために必要なデータ
を取得するのに必要なバージョン管理情報を含む。請求
項２に記載の発明に係るソフトウェア管理装置は、請求
項１に記載の発明の構成に加えてさらに、表示手段によ
り表示された情報に基づき、バージョンアップを行なう
ソフトウェアを使用者が選択するための選択手段と、選
択手段により選択されたソフトウェアのバージョン管理
情報を記憶するためのバージョン管理情報記憶手段と、
バージョン管理情報記憶手段により記憶されたバージョ
ン管理情報に基づき、選択されたソフトウェアのソフト
ウェア更新データをソフトウェア管理情報供給源から取
得するための手段とを含む。

【００１０】請求項２に記載の発明に係るソフトウェア
管理装置においては、請求項１に記載の発明の作用、効
果に加えて、バージョンアップが必要なソフトウェアの
うち、使用者が選択したものに関しては、バージョン管
理情報記憶手段によりバージョン管理情報が一旦記憶さ
れる。さらに、この一旦記憶されたバージョン管理情報
に基づいて、選択されたソフトウェアをバージョンアッ
プするのに必要なデータが取得される。使用者が、バー
ジョンアップのために必要なデータを取得するために何
らかの行動を起こす必要がなくなる。

【００１１】請求項３に記載の発明に係るソフトウェア
管理装置は、請求項２に記載の発明の構成に加えてさら
に、更新データ取得手段により取得されたソフトウェア
更新データを用いて、ソフトウェア格納手段内の当該ソ
フトウェアを更新するための更新手段を含む。

【００１２】選択されたソフトウェアが、取得されたソ
フトウェア更新データを用いて自動的に最新のバージョ
ンに更新される。使用者が介入することなく、ソフトウ
ェアが最新のバージョンに維持される。

【００１３】請求項４に記載の発明に係るソフトウェア
管理装置は、請求項３に記載の発明の構成に加えてさら
に、バージョン情報記憶手段に記憶された当該指定され
たソフトウェアのバージョン情報を、更新手段による更
新結果に応じて更新するための手段とを含む。

【００１４】更新手段による更新結果に応じて、ソフト
ウェアのバージョン情報が更新される。したがって、自
動的にバージョンアップされたソフトウェアは、対応の
バージョン情報も自動的に更新されるので、以後のバー
ジョン管理を引続き有効に行なうことができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】今、衛星放送により多チャンネル
の番組を提供するディジタル放送サービスが注目を集め
ている。ディジタル放送サービスでは、１チャンネル内
で映像、音声に加えてさらにデータを含んだ放送を行な
うことができる。そのため、たとえば映像および音声と
して映画や演劇のチケット情報を提供するとともに、デ
ータとして、いわゆるパソコン通信を介して当該映画ま
たは演劇などのチケットを予約するためのプログラムな
どのソフトウェアをも放送により視聴者に提供する、と
いうサービスの提供形態が考えられる。視聴者の装置で
は、例えばこのソフトウェアを用いてチケット販売業者
に対してチケット予約を行なう、という使い方ができ
る。

【００１６】本発明は、典型的にはこのようなディジタ
ル放送サービスのこのようなシステムを利用して、視聴
者が有するコンピュータにインストールされているソフ
トウェアのバージョン管理を容易に行なうことができる
ようにするためのものである。なお、以下の実施の形態
の説明では、衛星放送を通じてソフトウェアのバージョ
ン管理を行なうものとして説明するが、本発明はこれに
は限定されず、たとえば有線の媒体を介して、または光
通信により、実現することもできる。

【００１７】図１を参照して、このシステムは、こうし
たソフトウェアのバージョン管理を行なうための情報を
放送局２２および衛星放送２４を介してディジタル放送
するためのバージョン管理サービスプロバイダ２０が存
在することを前提とする。バージョン管理サービスプロ
バイダは、提携するソフトウェア業者からソフトウェア
のバージョンアップに関する情報の提供を受け、それら
をディジタル放送するための加工処理を行なう。

【００１８】使用者のコンピュータ２６には、アンテナ
２８が設けられ、放送衛星２４からのディジタル放送を
受信することができる。図１に示すシステムにおいて
は、前述したチケット予約サービスなどを提供するサー
ビス提供業者３２に対してパソコン通信を介して手続を
行なうためのモデム３０がコンピュータ２６に接続され
ている。すなわちこのコンピュータ２６は、衛星放送受
信用テレビジョンとして機能すると同時に、サービス提
供業者３２との通信を行なうための通信端末でもある。

【００１９】なお、衛星放送受信用テレビジョンとし
て、いわゆるパーソナルコンピュータの形態を持たない
ものであってもよい。たとえば通常のテレビジョン受像
機の形態を有するものであって、後述する処理を行なう
ために必要な機能を実現するための装置を内部に有する
ものでもよく、また通常のテレビジョン受像機に接続さ
れる、いわゆるセットアップボックス形式のものであっ
てもよい。

【００２０】図２に、パーソナルコンピュータ２６のハ
ードウェア構成を示す。図２を参照してパーソナルコン
ピュータ２６は、ＣＰＵ（中央演算処理装置）４０と、
ＣＰＵ４０が接続されたバス４２とを含んでいる。以下
に述べる各ハードウェア構成要素は、特に記載しない限
りいずれもバス４２に接続される。パーソナルコンピュ
ータ２６はさらに、ＲＡＭ（Random Access Memory）４
４と、ＲＯＭ（Read-Only Memory）４６と、表示装置４
８、キーボード５２およびマウス５４が接続されたＩ／
Ｏインターフェイス５０と、ハードディスク５６と、Ｆ
Ｄ（Floppy Disk ）ドライブ５８と、ＣＤ−ＲＯＭ（Co
mpact-Disc ROM）ドライブ６０と、モデム３０が接続さ
れる通信インターフェイス６４と、衛星放送受信アンテ
ナ２８が接続される衛星放送受信ボード６２とを含んで
いる。衛星放送受信ボード６２以外は、通常のパーソナ
ルコンピュータと同様のハードウェア構成である。

【００２１】本願発明に係るソフトウェア管理装置は、
ハードディスク５６、ＦＤまたはＣＤ−ＲＯＭ等の記録
媒体に記憶されたソフトウェアをＲＡＭ４４にロード
し、ＣＰＵ４０により実行することによりこのパーソナ
ルコンピュータ２６によって実現される。なお、このソ
フトウェアはＦＤ、磁気テープまたはＣＤ−ＲＯＭ等の
記憶媒体に記憶されて、または通信媒体を介して流通
し、衛星放送受信可能なパーソナルコンピュータに実装
されることでこの実施の形態のソフトウェア管理装置を
実現する。

【００２２】図３を参照して、本実施の形態では、ハー
ドディスク５６内に、ソフトウェア管理装置を実現する
ためのソフトウェア更新管理アプリケーションプログラ
ム７０が格納されている。同じくハードディスク５６に
は、ソフトウェア更新管理アプリケーションプログラム
７０がソフトウェアのバージョン管理を行なうための、
ソフト名／バージョン情報テーブル７２が格納されてい
る。以下単にバージョン情報テーブル７２と呼ぶ場合、
ソフト名／バージョン情報テーブル７２を指す。

【００２３】図３を参照して、バージョン情報テーブル
７２には、このパーソナルコンピュータ２６にインスト
ールされているソフトウェアのソフト名（ＡＰＰ１、Ａ
ＰＰ２、…）と、それらソフトウェアのバージョン情報
とが格納されている。

【００２４】図４を参照して、パーソナルコンピュータ
２６によりソフトウェア管理装置を実現する際のシステ
ム構成は以下のようになっている。ディジタル放送受信
ボード６２は、ディジタル放送の所定のチャンネル内の
データとして供給されるソフトウェアの更新情報および
更新データ８０を受信する。

【００２５】図５を参照して、更新情報／データ８０
は、ソフトウェアの更新情報８２と、更新情報８２にリ
ストされているソフトウェアを最新のバージョンに更新
するために必要なソフトウェア（ソフトＡ、ソフトＢ、
ソフトＣ、…：以下「更新ソフトウェア」と呼び、特許
請求の範囲に記載の「ソフトウェア更新データ」に対応
する。）とを含んでいる。図１に示されるバージョン管
理サービスプロバイダ２０は、この更新情報８２と、更
新に必要なデータとを常に最新のものに管理しており、
衛星放送を介して繰返し放送している。

【００２６】更新情報は、各ソフトウェアの最新バージ
ョンを示す情報と、旧バージョンから最新バージョンに
更新する際のソフトウェア更新データを特定するための
バージョン管理情報とを含んでいる。

【００２７】再び図４を参照して、ソフトウェア更新管
理アプリケーション７０によってソフトウェアの更新管
理が要求されると、ディジタル放送受信ボード６２は、
更新情報／データ８０の中から更新情報８２を選択的に
受信しソフトウェア更新管理アプリケーション７０に与
える。ソフトウェア更新管理アプリケーション７０は、
受信された更新情報８２と、ハードディスク５６内に格
納されているバージョン情報テーブル７２の内容とを比
較し、パーソナルコンピュータ２６にインストールされ
ているソフトウェアのうち、最新バージョンでないもの
についてだけ、そのソフト名とそのソフトウェアのバー
ジョン管理情報とを抽出し表示装置４８上に表形式で表
示する。この様子を図示したのが図６である。

【００２８】図６を参照して、更新情報８２は、各ソフ
ト名と、そのソフトウェアの最新バージョン数と、当該
ソフトウェアのバージョン管理情報とを含んでいる。バ
ージョン管理情報としてはたとえば、当該ソフトウェア
の旧バージョンを最新バージョンに更新するために準備
されているいわゆるアップデートプログラムなどを特定
するための情報が考えられる。

【００２９】この更新情報８２を、ソフトウェア更新管
理アプリケーション７０はバージョン情報テーブル７２
に格納されている情報と比較照合して、このパーソナル
コンピュータ２６にインストールされているソフトウェ
アであって、更新情報８２により知ることができる限り
最新バージョンでないもののみを抽出する。さらにこの
ようにして抽出されたソフトウェアのバージョン管理情
報も併せて抽出し、表示装置４８にテーブル９０として
表示する。

【００３０】再び図４を参照して、使用者は、表示装置
４８に表示されたソフトウェアのうち、最新バージョン
に更新することを望むソフトウェアをキーボード５２、
マウス５４などを用いて指定する。この情報はソフトウ
ェア更新管理アプリケーション７０に与えられる。ソフ
トウェア更新管理アプリケーション７０は、この情報を
受信予約情報８４としてハードディスク５６内に一旦格
納する。

【００３１】以下、ソフトウェア更新管理アプリケーシ
ョン７０は、ディジタル放送受信ボード６２が受信する
更新情報／データ８０のうち、更新データを監視し、受
信予約情報８４によって受信が予約されたプログラムの
みを更新データ８６としてハードディスク内に格納す
る。そして、このように格納された更新データ８６に含
まれるアップデートプログラムを実行することにより、
旧バージョンのアプリケーション８８を最新バージョン
に更新する。同時に、バージョン情報テーブル７２内の
当該ソフトウェアに関する情報を、更新後の状態に従っ
て更新する。

【００３２】以下図７〜図９を参照して、ソフトウェア
更新管理アプリケーション７０の制御構造について説明
する。図７を参照して、使用者がソフトウェア更新管理
アプリケーション７０を選択し実行を開始させると、更
新情報取得処理１１０を行なう。更新情報取得処理１１
０の詳細については図８を参照して後述する。続いて、
このようにして取得された更新情報と、図４に示すバー
ジョン情報テーブル７２の内容とを比較し、当該パーソ
ナルコンピュータ２６にインストールされているソフト
ウェアであって、かつ最新バージョンとは異なるバージ
ョン（旧バージョン）のソフトウェアのみを抽出する処
理１１２を行なう。このとき、当該ソフトウェアのバー
ジョン管理情報の抽出も行なう。

【００３３】このようにして抽出された結果は図６のテ
ーブル９０により示される形式で表示装置４８上に表示
される（１１４）。使用者は、表示結果に基づいて、最
新バージョンに更新することを望むソフトウェアを選択
し、受信を予約するための入力を行なう（１１６）。ソ
フトウェア更新管理アプリケーション７０は、処理１１
６の結果、予約があったかどうかについての判定をブロ
ック１１８で行なう。予約がない場合には処理を終了す
る。予約がある場合にはこの予約情報をハードディスク
５６に記録し（１２０）、以下、予約されたソフトウェ
アを受信する処理１２２を行なう。予約ソフトウェア受
信処理１２２については図９を参照して後述する。

【００３４】図８を参照して、図７の更新受信取得処理
１１０は次のように行なわれる。まず図４に示すディジ
タル放送受信ボード６２を介して、衛星放送のデータ部
分のパケットを受信する（１３０）。現在採用されてい
るこのようなディジタル放送では、パケットヘッダの中
にそのデータの内容を特定するための情報が格納されて
いる。そこでブロック１３２で、受信されたパケットの
ヘッダが更新情報を示すものであるかどうかについての
判断を行なう。データパケットが更新情報でない場合に
はブロック１３０に戻り、以下このようにしてデータパ
ケットのヘッダが更新情報を示す値となるまで待機す
る。

【００３５】受信されたパケットのヘッダが更新情報を
示すものであるときにはブロック１３４に進み、このパ
ケット以下の更新情報のデータパケットを受信しメモリ
にストアする（１３６）。このようにして一連の更新情
報のデータパケットをすべて受信すると更新情報取得処
理は終了する。

【００３６】図９を参照して、図７の予約ソフトウェア
受信処理１２２は以下のようにして行なわれる。ブロッ
ク１４０でデータパケットの受信が行なわれ、ブロック
１４２で、このデータパケットに含まれるデータが、受
信予約情報８４により受信が予約された更新データに関
するものであるかどうかについての判断が行なわれる。
判断結果がＮＯであれば制御はブロック１４０に戻り、
以下このようにして受信が予約されている更新データの
データパケットを受信するまで待機する。

【００３７】受信が予約された更新データのデータパケ
ットを受信するとブロック１４４に進み、以下一連の更
新データのデータパケットを受信しハードディスク等に
格納する。さらにこの実施の形態のソフトウェア更新管
理アプリケーション７０では、受信された更新データを
用いて、インストールされている旧バージョンのソフト
ウェアを更新する処理を行なう（１４６）。

【００３８】こうしてソフトウェアの更新が異常なく行
なわれたら、続いてブロック１４８でバージョン情報テ
ーブル７２の、当該更新されたソフトウェアに関する情
報を最新バージョンに書換える。続いてブロック１５０
で、受信予約情報８４内の、当該ソフトウェアに関する
情報について、受信済みを示すように更新する。さらに
ブロック１５２で、予約されたすべての更新データを受
信したかどうかについての判断を行なう。まだ受信が済
んでいないものが存在する場合には制御はブロック１４
０に戻る。受信予約された更新データをすべて受信した
場合には処理を終了する。

【００３９】このような制御構造を有するソフトウェア
更新管理アプリケーション７０を実行することにより、
パーソナルコンピュータ２６にインストールされている
ソフトウェアのうち、最新バージョンでないものが自動
的に最新バージョンに更新される。また、バージョン情
報テーブル７２も併せて最新バージョンに更新されるの
で、次回ソフトウェア更新管理アプリケーション７０が
起動されたときにも、インストールされているソフトウ
ェアの情報が正しく反映されることとなり、ソフトウェ
アの更新管理を適切に行なうことができる。

【００４０】なお、上述の実施の形態のソフトウェア更
新管理アプリケーション７０では、図７に示すように予
約入力１１６を行ない、予約があった場合には予約ソフ
トウェア受信処理１２２まで自動的に実行する。しか
し、このような予約および予約に基づくソフトウェアの
受信処理まで行なわなくとも、比較結果を表示する処理
１１４までを行なうことによっても、インストールされ
ているソフトウェアのうち、最新バージョンでないもの
に関する情報を使用者が容易に確認できるという効果を
奏する。この場合、ソフトウェアを最新バージョンに更
新するために必要な更新データの取得を手作業で行なっ
てもよいし、またそのためのアプリケーションを別に容
易してそれを実行することによりブロック１１６〜１２
２の機能を実現してもよい。また、更新データの取得ま
でを自動で行ない、更新データ中のアップデートプログ
ラムの実行のみを使用者が選択的に行なってもよい。さ
らに、バージョン管理情報テーブル７２の更新も、自動
でなく手動で行なってもよい。しかし、ソフトウェア管
理装置を最も効率的に動作させるためには、上記の本実
施の形態のようにバージョン管理情報テーブル７２の更
新まで自動的に行なうことが最もよい。

【００４１】また図９においては、データ受信において
エラーが発生した場合の処理は示していない。しかし図
５にも示したように、ソフトウェアの更新データ９２
は、衛星放送により繰返し放送されるので、次の放送の
際に受信を試みるようにすればよい。または、受信を失
敗したソフトウェアについては繰返し受信を行なうこと
をせず、受信に失敗した旨のメッセージを表示装置４８
上に表示するようにしてもよい。またはこれらを組合
せ、予め定められた何回かの受信処理を実行し、それら
がすべて失敗した場合のみ処理を打ち切ってエラー発生
の表示を行なうようにしてもよい。

【００４２】なお、図６のテーブル９０のソフトＡに関
し、最新バージョンが３．２であるものとして、この最
新バージョンにソフトＡを更新するために必要な更新デ
ータとして２つのもの（３．１および３．２）が記載さ
れている。これは、図６のバージョン情報テーブル７２
にも示されるように、インストールされているソフトＡ
が３．０であり、このバージョン３．０から最新のバー
ジョン３．２に更新するためには、まずバージョン３．
１に更新するための処理をした後に、それをさらにバー
ジョン３．２に更新する処理が必要なためである。すな
わちこのように段階的な処理を行なうことが必要な場合
もあり、そうした情報もすべて更新情報８２内のバージ
ョン管理情報に予め格納されているものとする。

【００４３】なお、図１に示すシステムにおいては、更
新情報や更新データは衛星放送を介して放送されるもの
とした。しかしながら本発明はこのような衛星放送を使
うもののみには限定されず、図５に示すような更新情報
と更新データとを繰返し放送することができるものであ
れば無線、有線を問わず適用可能である。たとえばケー
ブルテレビのネットワークを使用することも考えられ
る。

【００４４】さらにまた、上述の実施の形態では、更新
情報と更新データとをともに衛星放送の１チャンネル内
のディジタル放送として放送している。しかし本発明は
そのようなものには限定されず、更新情報と更新データ
とを別チャンネルのものにすることも可能である。この
場合には予約ソフトウェア受信処理において自動的にそ
の予め定められた更新データ放送のためのチャンネルに
切換えればよい。また図７に示す予約情報記録処理１２
０を行なった後、予約情報のみを図１に示すモデム３０
を介してソフトウェアの通信販売業者に送り、通信販売
業者から当該ソフトウェアを別途配送するようにしても
よい。

【００４５】また上述の実施の形態では、ソフトウェア
更新管理アプリケーション７０については、使用者の起
動指示によって起動するようにした。しかし本発明はこ
のようなものに限定されない。たとえばパーソナルコン
ピュータ２６の電源を投入したときに自動的にソフトウ
ェア更新管理アプリケーション７０を実行するようにし
てもよいし、一定時刻になるとソフトウェア更新管理ア
プリケーション７０を自動的に起動させるようにしても
よい。また特定のソフトウェアについては常に最新バー
ジョンに更新する指定が行なえるようにしておき、一旦
受信予約が行なわれたものに関しては、以後使用者によ
る予約作業を行なうことなく、最新バージョンが発行さ
れる度に自動的に更新データの取得および更新が行なわ
れるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を実現するためのシステ
ム構成図である。

【図２】本願発明に係るソフトウェア管理装置を実現す
るためのパーソナルコンピュータのハードウェア構成を
示す図である。

【図３】記憶媒体に記憶されたソフトウェア更新管理ア
プリケーションおよびソフト名／バージョン情報テーブ
ルを模式的に示す図である。

【図４】本願発明に係るソフトウェア管理装置のシステ
ム構成をブロック形式で示す図である。

【図５】更新情報／データを模式的に示す図である。

【図６】ソフトウェア更新管理アプリケーション７０に
よる比較処理を模式的に示す図である。

【図７】ソフトウェア更新管理アプリケーションの全体
の制御構成を示すフローチャートである。

【図８】更新情報取得処理の流れを示すフローチャート
である。

【図９】予約ソフトウェア受信処理の制御の流れを示す
フローチャートである。

【符号の説明】

２６パーソナルコンピュータ２８衛星放送受信アンテナ６２衛星放送受信ボード７０ソフトウェア更新管理アプリケーション７２ソフト名／バージョン情報テーブル８２更新情報８４受信予約情報８６更新データ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者岡田誠大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内 (72)発明者今里功大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ソフトウェアの更新情報を所定の通信方
式に従って供給するソフトウェア管理情報供給源と通信
することにより、ソフトウェアを管理するためのソフト
ウェア管理装置であって、ソフトウェア格納手段と、前記ソフトウェア格納手段内に格納されたソフトウェア
のバージョン情報を記憶するためのバージョン情報記憶
手段と、前記ソフトウェア管理情報供給源より供給される更新情
報を取得するための更新情報取得手段と、前記更新情報取得手段により取得された更新情報と、前
記バージョン情報記憶手段に記憶されたバージョン情報
とを比較して、前記ソフトウェア格納手段内の、バージ
ョンアップが必要なソフトウェアを特定する情報を使用
者に表示するための手段とを含む、ソフトウェア管理装
置。
【請求項２】前記ソフトウェア管理情報供給源は、ソ
フトウェアのバージョンを最新に更新するために必要な
ソフトウェア更新データを所定の通信方式によって供給
し、前記更新情報は、ソフトウェアのバージョンアップを行
なうために必要なデータを特定するためのバージョン管
理情報を含み、前記ソフトウェア管理装置はさらに、前記表示手段により表示された情報に基づき、バージョ
ンアップを行なうソフトウェアを使用者が選択するため
の選択手段と、前記選択手段により選択されたソフトウェアのバージョ
ン管理情報を記憶するためのバージョン管理情報記憶手
段と、前記バージョン管理情報記憶手段により記憶されたバー
ジョン管理情報に基づき、選択されたソフトウェアのソ
フトウェア更新データを前記ソフトウェア管理情報供給
源から取得するための更新データ取得手段を含む、請求
項１に記載のソフトウェア管理装置。
【請求項３】さらに、前記更新データ取得手段により
取得されたソフトウェア更新データを用いて前記ソフト
ウェア格納手段内の当該ソフトウェアを更新するための
更新手段を含む、請求項２に記載のソフトウェア管理装
置。
【請求項４】さらに、前記バージョン情報記憶手段に
記憶された当該指定されたソフトウェアの前記バージョ
ン情報を、前記更新手段による更新結果にしたがって更
新するための手段を含む、請求項３に記載のソフトウェ
ア管理装置。