JPH11109019A - Gps測位端末装置及びその測位方法 - Google Patents

Gps測位端末装置及びその測位方法

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JPH11109019A
JPH11109019A JP27271197A JP27271197A JPH11109019A JP H11109019 A JPH11109019 A JP H11109019A JP 27271197 A JP27271197 A JP 27271197A JP 27271197 A JP27271197 A JP 27271197A JP H11109019 A JPH11109019 A JP H11109019A
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data
positioning
satellite
gps
time
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JP27271197A
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Shigeru Nishikawa
成 西川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのGPS衛星から受信した衛星波と現在
地を測位するための高度データとに基づき、現在地を測
位可能なGPS測位端末装置及びその測位方法を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも2つのGPS(グローバルポ
ジショニングシステム)衛星から衛星波を受信し、衛星
波の受信時刻をGPS衛星の基準時刻に補正し、現在地
を測位するための高度データをデータベースから獲得
し、GPS衛星から送信された衛星波の送信時刻と補正
された受信時刻から現在地の推定地点を算出し、算出さ
れた推定地点と高度データとに基づき、現在地を測位す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローバルポジシ
ョニングシステム(GPS)を用いた測位機能を有する
GPS測位端末装置及びその測位方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、GPS衛星からの電波を受信して
測位するカーナビ等のGPS測位装置においては、4個
以上のGPS衛星からの電波を受信することによリ3次
元測位を実現し、また3個のGPS衛星からの電波を受
信することにより2次元測位を実現している。
【0003】また、GPSレシーバによっては、それ以
前に測位できるだけのGPS衛星波を受信していたとい
う条件の下に、過去の受信データからの変化に基づきG
PS衛星までの距離を予測し、15秒程度の短時間に限
り、測位を継続できるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のGPS測位装置において、通常、測位を行うのに
必要となる、「最低3個以上のGPS衛星からの電波を
受信する」という条件は、都市部のビル等の高層建築物
周辺、高架の下等、見晴らしの悪い地点においては、満
たされないない場合が多く、測位が不能になってしまう
ことが頻繁に発生するという問題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、2つのGPS衛星から受信した衛星波と現
在地を測位するための高度データとに基づき、現在地を
測位可能なGPS測位端末装置及びその測位方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、グローバルポジショニングシステム(G
PS)を用いた測位機能を有するGPS測位端末装置に
おいて、少なくとも2つのGPS衛星から衛星波を受信
する受信手段と、現在地の概略位置データを獲得する概
略位置データ獲得手段と、前記衛星波の受信時刻を更正
する時刻更正手段と、現在地を測位するための高度デー
タを獲得する高度データ獲得手段と、前記時刻更正手段
により更正した衛星波の受信時刻と、前記高度データ獲
得手段により獲得した高度データと前記受信手段により
受信した2つのGPS衛星からの衛星波のデータと前記
概略位置データ獲得手段により獲得した概略位置データ
とに基づき、現在地を測位する測位手段とを有すること
を特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するために、本発明
は、グローバルポジショニングシステム(GPS)を用
いた測位機能を有するGPS測位端末装置の測位方法に
おいて、少なくとも2つのGPS衛星から衛星波を受信
する受信工程と、現在地の概略位置データを獲得する概
略位置データ獲得工程と、前記衛星波の受信時刻を更正
する時刻更正工程と、現在地を測位するための高度デー
タを獲得する高度データ獲得工程と、前記時刻更正工程
により更正した衛星波の受信時刻と、前記高度データ獲
得工程により獲得した高度データと前記受信工程により
受信した2つのGPS衛星からの衛星波のデータと前記
概略位置データ獲得工程により獲得した概略位置データ
とに基づき、現在地を測位する測位工程とを有すること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0009】[第1の実施形態] (GPS測位端末装置の構成)図1は、第1の実施形態
によるGPS測位端末装置の内部構成を示すブロック図
である。同図において、101はGPS測位端末装置で
あり、詳細は後述するGPS受信部、標準時刻受信部を
搭載している。102はCPUであり、GPS受信部に
より受信した衛星の時刻、軌道データに基づく測位と、
標準時刻受信部により受信した時刻データに基づく測時
とを行うと共に、その他、表示部、無線制御部、入力/
操作部、外部インタフェース部を含むGPS測位端末装
置101全体の制御を行う。103はGPS受信部であ
り、複数のGPS衛星が送信する衛星波を受信する。1
04は標準時刻受信部であり、標準電波発射局からの標
準時刻データを受信する。106はROMであり、CP
U102の制御プログラムを格納する。
【0010】107はRAMであり、GPS衛星から受
信した位置データ、標準電波発射局から受信した時刻デ
ータ、入力/操作部より入力される各種データ、無線通
信により得られた位置情報、高度情報、及び、測位結果
等を蓄積する。108は表示部であり、時刻、位置デー
タ、地図データ、操作ガイド等を表示する。109は入
力/操作部であり、現在地に関する大まかなデータ、測
位要求、表示制御等、各種指示、データを入力する。1
10は無線制御部であり、無線部を制御する。111は
無線部であり、無線通信により基地局に地図データや高
度データを含む位置データを要求し、基地局から地図デ
ータや位置データを受信する。112はPCMCIAイ
ンタフェースなどの外部インタフェース部である。 (GPS受信部の構成)図2は、図1に示すGPS受信
部103の内部構成を示すブロック図である。同図にお
いて、201はアンテナであり、GPS衛星から送信さ
れた衛星波(周波数:1.57542GHz、周波数帯
域幅:2.046MHz)を受信する。202はダウン
コンバータであり、アンテナ201から受信した衛星波
をIF(中間周波)信号に変換する。203は電圧比較
器であり、ダウンコンバータ202から出力された信号
をスペクトラム拡散したデジタルデータに変換する。2
04はC/A符号発生回路であり、電圧比較器203か
ら出力されたスペクトラム拡散信号を復調する。205
はインターフェース回路であり、スペクトラム拡散信号
を復調し得られた時刻や衛星の軌道データをCPU10
2と通信する。 (基地局の構成)次に、上述の無線部111と無線通信
を行う基地局について説明する。図3は、本実施形態に
よる基地局の内部構成を示すブロック図である。同図に
おいて、301は基地局であり、無線部と無線制御部等
を搭載している。302はCPUであり、後述する無線
制御部、無線部、入力/操作部を含む本基地局301全
体の制御を行う。303はROMであり、CPU302
の制御プログラムを格納する。304はRAMであり、
CPU302の作業領域等を含む。305は表示部であ
り、操作状況などを表示する。306は入力/操作部で
あり、基地局の電源をONする。307は無線制御部で
あり、無線部を制御する。308は無線部であり、無線
通信によりGPS測位端末装置101と地図データや位
置データ等の通信を行う。309はデータベースであ
り、図4に示すように、GPS測位端末装置101から
無線通信により入力される現在地データに対応して緯
度、経度、高度の位置データが格納されている。 (2波測位)ここで、2つのGPS衛星からデータを受
信し、データベースの高度データを用いて測位する方法
について説明する。
【0011】図5は、本実施形態における測位方法の原
理を説明するための図である。2つの衛星1、衛星2か
らGPS衛星波を受信できた場合、まず、各々、送信時
刻(衛星データ送信時刻)と受信時刻(GPS受信部1
03の衛星データ受信時刻)の差からGPS衛星と現在
地の推定地点との距離(r1、r2)を求める。
【0012】尚、この受信時刻は、標準時刻受信部10
4により受信した標準時刻を現在地の概略位置データか
ら標準電波発射局との距離を考慮して補正し、GPS衛
星の基準時刻系に更正した時刻に基づくものである。
【0013】ここで、GPS衛星と現在地の推定地点と
の距離rは、送信時刻をTs、受信時刻をTr、衛星波
の速度をvとすると、次式によって求められる。
【0014】r=v・(Tr−Ts) 図5に示すように、現在地の推定地点は衛星1から半径
r1上の球面S1上にあり、また同様に、衛星2から半
径r2上の球面S2上にあることになる。即ち、推定地
点は球面S1と球面S2の交わる円C1上に存在するこ
とになる。
【0015】一方、基地局301のデータベース309
にアクセスし、現在地データに対応する高度がh0であ
れば、現在地は地球の中心を中心とする半径h0の球面
S3上に存在することになる。即ち、円C1と球面S3
の交点の何れか一方(円C1が球面S3に接する場合は
交点は1点となり、それが現在地となる)が現在地とな
る。
【0016】このように、2つのGPS衛星から電波を
受信した場合でも、現在地の概略位置データを入力する
ことで、円C1と球面S3の2つの交点の一方を現在地
と判定することが可能となる。
【0017】また、直前に3波以上受信し測位できてい
た場合は、直前の位置データを参照することにより、2
つの交点の一方を現在地と判定しても良い。
【0018】次に、本実施形態におけるGPS測位端末
装置の2波測位の動作について説明する。図6及び図7
は、本実施形態による2波測位動作を示すフローチャー
トである。
【0019】まず、ステップS101において、GPS
受信部103の現在の時刻tにおける受信衛星数Ns(t)
が2未満か判定し、2未満の場合はステップS102に
進み、表示部108に測位不能の旨の表示を行う。ま
た、ステップS101で受信衛星数Ns(t)が2以上の場
合はステップS103に進み、受信衛星数Ns(t)が2か
判定する。ここで、受信衛星数Ns(t)が3以上の場合は
ステップS104に進み、受信衛星数Ns(t)に応じて通
常の2次元或いは3次元測位動作を行う。
【0020】また、ステップS103において、受信衛
星数Ns(t)が2の場合はステップS105に進み、直前
の時刻(t−t0)における受信衛星数Ns(t-t0)が3以
上か判定する。ここで、3以上の場合はステップS10
6に進み、直前の時刻(t-t0)の位置データP0、高度
データh0を獲得し、RAM107に蓄積し、ステップ
S110に進む。また、ステップS105で3未満の場
合はステップS107に進み、操作者に対して現在地の
大まかなデータ(例えば、東京都大田区下丸子)を入力
する旨の指示を表示部108に表示する。
【0021】ステップS109において、操作者により
入力/操作部109から現在地の大まかなデータが入力
されると、無線制御部110及び無線部111を介して
無線通信により基地局301のデータベース309にア
クセスし、その現在地データに対応する高度データh0
を含む概略位置データP0を受信し、当該位置データを
RAM107に蓄積する。そして、ステップS110で
は、標準時刻受信部104において標準電波発射局から
受信した標準事項データを、前記概略位置データに基づ
いて補正し、更にGPSの基準時刻系に変換し、GPS
受信部103により受信した2つのGPS衛星からのG
PS受信データの送信時刻と前記補正、変換した受信時
刻との差より各々衛星と現在地との距離r1、r2を計
算する。次に、ステップS111において、2つのGP
S衛星からの距離r1、r2と高度データh0とから現
在地の推定地点P1、P2を求める。
【0022】次に、ステップS112において、現在地
の推定地点P1、P2の距離d12が所定距離d0 以上で
あるか判定し、d12≧d0 の場合はP1、P2のうち、
概略位置P0に近い方が現在地と判定できるという考え
に基づき、ステップS113において、P0とP1の距
離d01の方がP0とP2の距離d02より小さく、かつ、
P0、P1の距離d01が所定距離d2 未満であるか判定
する。ここで、d01≦d02&d01<d2 の場合はステッ
プS114に進み、P1を現在地と判定する。また、ス
テップS113でd01≦d02&d01<d2 でなかった場
合はステップS115に進み、P0とP1の距離d01が
P0とP2の距離d02以下で、かつ、P0、P1の距離
d01が所定距離d2 以上であるか判定する。ここで、d
01≦d02&d01≧d2 の場合はステップS102に進
み、表示部108に測位不能の旨の表示を行う。
【0023】また、ステップS115において、d01≦
d02&d01≧d2 でなかった場合はステップS116に
進み、P0とP2の距離d02がP0とP1の距離d01未
満で、かつ、P0、P2の距離d02が所定距離d2 未満
であるか判定する。ここで、d02<d01&d02<d2 の
場合はステップS117に進み、P2を現在地と判定す
る。また、ステップS116においてd02<d01&d02
<d2 でなかった場合はステップS102に進み、表示
部108に測位不能の旨の表示を行う。
【0024】一方、ステップS112において、P1、
P2の距離がd12<d0 の場合はステップS118に進
み、P1、P2の距離d12が所定距離d1以下であるか
判定し、d12≦d1 の場合は、P1、P2は十分に近い
位置であるので、両者の中間地点を現在地と判定できる
という考えに基づき、ステップS119に進み、P1、
P2の中間地点を現在地とする。また、ステップS11
8でd12>d1 の場合は、d0 >d12>d1 の場合であ
り、概略位置データP0を元にP1かP2かの何れかを
現在地と判定するにはP1とP2の距離が十分大きくも
なく、またP1、P2が殆ど同じ位置であるとみなすに
は十分な程小さくもないので、この場合は測位不能と
し、ステップS103に進み、表示部108に測位不能
の旨の表示を行う。
【0025】上述の動作説明においては、大まかな現在
地を示す住所をデータ入力することにより、当該住所の
大まかさに応じて(例えば、東京都大田区まで或いは東
京都大田区下丸子まで)、当該住所の中心地点を求め、
緯度、経度、高度の概略位置データP0に翻訳するデー
タベースを外部に想定している。
【0026】また、推定地点P1、P2の何れかを現在
地と判定するため、或いは中間地点を現在地と判定する
ための所定距離d0、d1、d2も、入力データの大まか
さに応じて、適宜設定するものとする。
【0027】本実施形態によれば、都市部の見晴らしの
悪い地点において、最初からGPS衛星を3個受信でき
ない場合でも、2つの衛星から受信できれば、大まかな
現在地を入力することにより、測位できる可能性を向上
させることができ、測位不能になってしまう状態を大幅
に軽減できる。
【0028】尚、本実施形態では、各種情報を蓄積する
記憶媒体はRAMとしたが、RAM以外にハードディス
ク又はその他の記憶媒体でも構わないということは言う
までもない。
【0029】また、本実施形態においては、大まかな入
力住所データから当該住所の中心地点の緯度、経度、高
度の概略位置データP0に翻訳するデータベースを外部
に想定し、無線通信により、当該データベースにアクセ
スしているが、データベースをGPS測位端末装置に内
蔵或いは装着可能なハードディスク又はCD−ROM等
の記憶媒体に予め格納しておき、翻訳動作も装置のCP
Uが行っても良いことは言うまでもない。
【0030】更に、本実施形態においては、大まかな現
在地を示す住所を文字入力しているが、住所の文字入力
以外に、表示部108に表示された地図情報上で入力/
操作部109のポインティンクデバイスにより、概略位
置を入力するように構成することも可能である。
【0031】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、最初から3以上のGPS衛星から電波を受信できな
い場合でも、2つの衛星から受信できれば、大まかな現
在地を入力することにより、測位できる可能性を向上さ
せることができ、測位不能になってしまう状態を大幅に
軽減できるという大きな効果がある。
【0032】[第2の実施形態]前述した実施形態にお
いては、2波測位動作に必要となる現在地の高度データ
を直前に3波以上の測位により獲得できない場合は、大
まかな現在地を入力することにより、当該入力データと
緯度、経度、高度の位置データをマッピングしたデータ
ベースによって高度データを得るというものであった
が、第2の実施形態では、高度データは気圧に基づいて
直接得るように構成したものである。
【0033】図8は、第2の実施形態におけるGPS測
位端末装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、第1の実施形態と同一の機能を有する部分には同じ
符号を付し、その説明は省略する。105は高度計測部
であり、気圧に基づいて現在地における高度を計測す
る。
【0034】本構成を採用することにより、測位に必要
な高度を直接計測できデータベースとしては大まかな現
在地の入力データと緯度、経度の2次元の位置データの
マッピンクを行うだけで良い、という大きな効果があ
る。
【0035】[第2の実施形態]前述した第1の実施形
態においては、入力/操作部109より概略位置データ
を入力し、当該データに基づいて基地局のデータベース
から高度データを含む緯度、経度、高度の位置データを
入手しているが、第3の実施形態では、無線通信として
PHS、基地局としてPHS基地局を想定し、無線通信
を行う基地局との距離が100m以内とみなすことによ
り、基地局の位置データを大まかな現在地のデータとす
ることができる。
【0036】第3の実施形態の構成等は、第1の実施形
態と同様であり、説明は省略する。また、第3の実施形
態においては、端末から概略位置データを入力しなくて
も良く、操作者の手間が省けると共に、場所が良く分か
らない場合でも、基地局と無線通信できれば基地局の位
置データを入手して、それを概略位置データとして利用
できるという大きな効果がある。
【0037】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0038】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0039】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0040】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0041】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0042】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つのGPS衛星から受信した衛星波と現在地を測位す
るための時刻データと高度データとに基づき、現在地を
測位可能とすることにより、装置及び利用者の利便性を
大幅に向上させることができる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるGPS測位端末装置の内
部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すGPS受信部103の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施形態による基地局の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本実施形態によるデータベースの構成を示す図
である。
【図5】本実施形態における測位方法の原理を説明する
ための図である。
【図6】本実施形態による2波測位動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】本実施形態による2波測位動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】第2の実施形態によるGPS測位端末装置の内
部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 GPS測位端末装置 102 CPU 103 GPS受信部 104 標準時刻受信部 105 高度計測部 106 ROM 107 RAM 108 表示部 109 入力/操作部 110 無線制御部 111 無線部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローバルポジショニングシステム(G
    PS)を用いた測位機能を有するGPS測位端末装置に
    おいて、 少なくとも2つのGPS衛星から衛星波を受信する受信
    手段と、 現在地の概略位置データを獲得する概略位置データ獲得
    手段と、 前記衛星波の受信時刻を更正する時刻更正手段と、 現在地を測位するための高度データを獲得する高度デー
    タ獲得手段と、 前記時刻更正手段により更正した衛星波の受信時刻と、
    前記高度データ獲得手段により獲得した高度データと前
    記受信手段により受信した2つのGPS衛星からの衛星
    波のデータと前記概略位置データ獲得手段により獲得し
    た概略位置データとに基づき、現在地を測位する測位手
    段とを有することを特徴とするGPS測位端末装置。
  2. 【請求項2】 前記時刻更正手段は、標準電波発射局か
    らの標準時刻データを受信し、現在地の概略位置データ
    により標準電波発射局と現在地との距離を求め、当該距
    離に基づいて前記受信した時刻データを更正し、更に、
    GPSの基準時刻系に変換した時刻として現在時刻を獲
    得することを特徴とする請求項1記載のGPS測位端末
    装置。
  3. 【請求項3】 前記測位手段は、前記GPS衛星から送
    信された衛星波の送信時刻と前記時刻更正手段により更
    正された衛星波の受信時刻と前記概略位置データとに基
    づき、現在地を測位することを特徴とする請求項1記載
    のGPS測位端末装置。
  4. 【請求項4】 前記測位手段は、前記GPS衛星から送
    信された衛星波の送信時刻と前記時刻更正手段により更
    正された衛星波の受信時刻との差から各々衛星1及び衛
    星2と現在地との距離r1,r2を求め、衛星1を中心とす
    る半径r1の球面S1と、衛星2を中心とする半径r2の球面
    S2と、高度データをh0として地球の中心を中心とする半
    径h0の球面S3との2つの交点P1,P2を求め、概略位置デ
    ータP0と前記P1,P2の何れか一方、或いは両者の中間地
    点を現在地として測位することを特徴とする請求項3記
    載のGPS測位端末装置。
  5. 【請求項5】 前記高度データ獲得手段は、大まかな現
    在地を入力し、入力された現在地に対応する高度データ
    を蓄積するデータベースにアクセスし、前記高度データ
    を獲得することを特徴とする請求項1記載のGPS測位
    端末装置。
  6. 【請求項6】 更に、無線通信手段を有し、前記高度デ
    ータ獲得手段は前記無線通信手段により装置外部に設け
    られたデータベースにアクセスし、前記高度データを獲
    得することを特徴とする請求項5記載のGPS測位端末
    装置。
  7. 【請求項7】 前記データベースは、装置内部に設けら
    れていることを特徴とする請求項5記載のGPS測位端
    末装置。
  8. 【請求項8】 前記高度データ獲得手段は、表示手段に
    表示された地図上でポインティング手段により大まかな
    現在地を指定し、指定された現在地に対応する高度デー
    タを蓄積するデータベースにアクセスし、前記高度デー
    タを獲得することを特徴とする請求項1記載のGPS測
    位端末装置。
  9. 【請求項9】 前記高度データ獲得手段は、気圧データ
    から高度を計測して高度データを獲得することを特徴と
    する請求項1記載のGPS測位端末装置。
  10. 【請求項10】 前記概略位置データ獲得手段は、最寄
    りの通信可能なPHS基地局の位置情報に基づいて概略
    位置データを獲得することを特徴とする請求項1記載の
    GPS測位端末装置。
  11. 【請求項11】 グローバルポジショニングシステム
    (GPS)を用いた測位機能を有するGPS測位端末装
    置の測位方法において、 少なくとも2つのGPS衛星から衛星波を受信する受信
    工程と、 現在地の概略位置データを獲得する概略位置データ獲得
    工程と、 前記衛星波の受信時刻を更正する時刻更正工程と、 現在地を測位するための高度データを獲得する高度デー
    タ獲得工程と、 前記時刻更正工程により更正した衛星波の受信時刻と、
    前記高度データ獲得工程により獲得した高度データと前
    記受信工程により受信した2つのGPS衛星からの衛星
    波のデータと前記概略位置データ獲得工程により獲得し
    た概略位置データとに基づき、現在地を測位する測位工
    程とを有することを特徴とするGPS測位端末装置の測
    位方法。
  12. 【請求項12】 前記時刻更正工程は、標準電波発射局
    からの標準時刻データを受信し、現在地の概略位置デー
    タにより標準電波発射局と現在地との距離を求め、当該
    距離に基づいて前記受信した時刻データを更正し、更
    に、GPSの基準時刻系に変換した時刻として現在時刻
    を獲得することを特徴とする請求項11記載のGPS測
    位端末装置の測位方法。
  13. 【請求項13】 前記測位工程は、前記GPS衛星から
    送信された衛星波の送信時刻と前記補正工程により更正
    された衛星波の受信時刻と前記概略位置データとに基づ
    き、現在地を測位することを特徴とする請求項11記載
    のGPS測位端末装置の測位方法。
  14. 【請求項14】 前記測位工程は、前記GPS衛星から
    送信された衛星波の送信時刻と前記時刻更正工程により
    更正された衛星波の受信時刻との差から各々衛星1及び
    衛星2と現在地との距離r1,r2を求め、衛星1を中心と
    する半径r1の球面S1と、衛星2を中心とする半径r2の球
    面S2と、高度データをh0として地球の中心を中心とする
    半径h0の球面S3との2つの交点P1,P2を求め、概略位置
    データP0と前記P1,P2の何れか一方、或いは両者の中間
    地点を現在地として測位することを特徴とする請求項1
    3記載のGPS測位端末装置の測位方法。
  15. 【請求項15】 前記高度データ獲得工程は、大まかな
    現在地を入力し、入力された現在地に対応する高度デー
    タを蓄積するデータベースにアクセスし、前記高度デー
    タを獲得することを特徴とする請求項11記載のGPS
    測位端末装置の測位方法。
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