JPH11108287A - 金属製流体管の防錆具 - Google Patents

金属製流体管の防錆具

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JPH11108287A
JPH11108287A JP9289186A JP28918697A JPH11108287A JP H11108287 A JPH11108287 A JP H11108287A JP 9289186 A JP9289186 A JP 9289186A JP 28918697 A JP28918697 A JP 28918697A JP H11108287 A JPH11108287 A JP H11108287A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体管に形成された開口部に錆び等の発生す
るのを確実に防止する。 【解決手段】 流体管8よりもイオン化傾向が大きく、
低電位な金属塊2における導電線4を、ケース10に取
付けた、固定ボルト12隠蔽用のキャップ14に接続す
ることにより、金属塊2を陽極、流体管8の開口部8a
を陰極とした異種金属電池を形成し、金属塊2を犠牲陽
極として消耗させることにより、開口部8aの防錆を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地中に埋設
された水道管やガス管に、分岐管等を接続するための開
口工事を施したり、管の内部にさび付きやすい金属の部
分が露出してしまった場合等、その露出部に錆びが発生
したり腐食したりするのを防止しうるようにした防錆具
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水道の例を取ってみると、既に
地中等に布設されている水道管等に分水工事を施す際に
は、水道管内の水の流れを止めずに水道管を開口したの
ち、分岐管等を接続する不断水工法が用いられる。この
ような不断水工法においては、穿孔により露出した開口
部の金属表面に、塗装等の防錆処理を施すことは不可能
であるため、開口部は穿孔したままの状態としておくの
が一般的である。
【0003】その結果、露出した開口部の金属表面に錆
びが発生したり腐食することがあり、水質悪化の原因と
なる。
【0004】これは、土壌などの電解質媒体内に布設さ
れた鉄製水道管等においては、水道管内の流水中の溶存
酸素濃度等と、土壌中の水分の酸素濃度等との差による
酸素濃淡電池作用により、流水にされされている開口部
の金属表面と、土壌に接している水道管の表面との間に
電位差が生じ、穿孔により露出した金属表面を陽極部、
水道管の表面を陰極部としたマクロセルが形成されて、
金属表面より腐食電流が流れるからである。
【0005】上記のような問題を解決するべく、近年、
開口部の穿孔後においてその開口部の内面に、合成樹脂
よりなるスリーブを嵌合して防錆処理を施したものが提
供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したスリ
ーブによる防錆処理では、開口部の内面を平滑面としな
いと、スリーブの外周面との間に隙間が形成され、この
隙間に水が侵入して、穿孔後の金属表面に錆び等を発生
させる恐れがある。
【0007】また、スリーブを開口部に装着する作業が
面倒で、かつスリーブ装着用の専用のツールが必要とな
るため、コスト高となる。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、前述の開口部や何らかの原因で形成され
た金属の露出部に特別な防錆処理を施すことなく、露出
部に錆等の発生するのを確実に防止しうるようにした、
防錆具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防錆具は、金属製流体管の金属素材が直接
その流体中に露出する金属露出部に対して防錆処理する
防錆具であって、前記流体管を構成する金属よりもイオ
ン化傾向が大きい金属塊と、流体管に直接又は流体管に
取付けられる付属品を介して、前記金属塊と前記金属露
出部との電気的な導通状態を可能とした導電手段とを設
けたことを特徴としている。
【0010】上記金属塊に固定された接続端子に導電線
を接続し、この導電線の他端部を、先端が尖鋭な突起状
とし、この突起の先端を流体管に圧接することにより、
金属塊と流体管とを導通させるようにするのが好まし
い。
【0011】上記導電線の端部が、流体管に対して圧接
されるボルトであるのが好ましい。
【0012】上記導電線の端部が、流体管に取付けられ
る金属製の押輪の刃部であるのが好ましい。
【0013】上記前記金属塊と前記金属露出部との電気
的な導通状態を可能とした導電手段が、前記金属塊と前
記流体管内を除いてその表面が電気的にシールドされて
いるのが好ましい。
【0014】上記シールドが、塗装によって形成される
膜体であるのが好ましい。
【0015】本発明によると、金属塊を陽極、流体管の
金属露出部を陰極とした異種金属電池が形成され、金属
塊が犠牲陽極となって消耗することにより、金属露出部
に錆びの発生するのが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の防錆具1を示すもので、
後記する水道本管8の材質であるダクタイル鋳鉄(又は
鋼管)よりも低電位でかつイオン化傾向の大きい亜鉛又
は亜鉛合金よりなる矩形板状の金属塊2と、両端にリン
グ状の取付部3、3を有する被覆導電線4とからなり、
一方の取付部3は、金属塊2の上面隅部に螺着されたボ
ルト状の接続端子5に挿入されて、ナット6により固定
されるようになっている。
【0018】なお、上記取付部3、導電線4、接続端子
5及びナット6は、それらの消耗を防止するために、金
属塊2よりも高電位でかつイオン化傾向の小さい金属、
例えば銅系金属により形成されている。
【0019】上記導電線4における他方の取付部3は、
水道本管8における開口部8aの近傍に、電気的に導通
可能なように直接又は間接的に接続される。
【0020】以下、上記他方の取付部3の接続例と、防
錆具1による開口部の防錆作用について説明する。
【0021】図2は、土壌7に埋設されたダクタイル鋳
鉄等の水道本管8を、所要の長さ切断して除去したの
ち、仕切弁装置9を不断水状態で設置するに際し、切断
により露出した両開口部8aの金属表面を防錆する場合
の接続例を示している。
【0022】なお、上記仕切弁装置9の設置は、インサ
ーティング工法により行われるが、この工法についての
詳細な説明については、本発明と直接関係しないので省
略する。
【0023】水道本管8の外周面に、両開口部8aを囲
むようにして装着されたケース10は、その外周面に突
設された複数のめねじ筒11に螺挿した固定ボルト12
の先端を、水道本管8の外周面に圧接させることにより
固定されている。
【0024】なお、水道本管8の外周面に防錆塗装が施
されている場合でも、固定ボルト12が水道本管8の外
周面に強く圧接することにより、その部分の塗膜は剥離
し、水道本管8と固定ボルト12とは金属同士で接触す
るようになる。
【0025】13は、離脱防止金具付の特殊押輪で、パ
ッキン22を押圧して水密性を図る機能と、水道本管8
の抜け出しを防止する機能とを有している。
【0026】防錆具1における導電線4の他方の取付部
3は、固定ボルト12を隠蔽するために、めねじ筒11
の開口端部外周面に螺着される鉄製のキャップ14に接
続されている。
【0027】すなわち、図3に拡大して示すように、キ
ャップ14の平坦面にめねじ孔14aが形成され、これ
にボルト15を螺挿することによりキャップ14に取付
部3を固定するとともに、固定ボルト12とボルト15
とが導通材40を介して電気的に導通される。
【0028】なお、固定ボルト12、ボルト15の材質
は、その消耗を防止するために、金属塊2よりもイオン
化傾向の小さく高電位な鉄等とするのがよい。さらにこ
のキャップ14、取付部3、接続端子5等が直接土等に
露出しないように全面塗装しておくと更に効果が向上す
る。なお、以下の実施例においても金属塊2を除いて土
壌7に対して電気的絶縁を施すことが効果的である。こ
のシールドの方法として樹脂系の塗膜が有効である。
【0029】このように、キャップ14に防錆具1を接
続すると、金属塊2と水道本管8とは電気的に導通状態
となり、金属塊2を陽極、水道本管8の開口部8aを陰
極とした異種金属電池が形成される。
【0030】従って、堀削した作業用ピットを埋め戻し
て、水道本管8及び防錆具1を電解質である土壌7に埋
設すると、金属塊2と水道本管8との間に電位差が生
じ、陽極側である金属塊2が亜鉛イオンとなって土壌7
中に溶出する。その結果、金属塊2のみが犠牲陽極とな
って消耗し、開口部8aよりの流電が防止されるため、
水道本管8内の流水と土壌7中の水分との間に酸素濃淡
電池作用が生じたとしても、切断により露出した開口部
8aの金属表面が錆びたり腐食したりすることが減少す
る。
【0031】この防錆効果は、金属塊2が消耗し尽くす
まで続行するので、金属塊2の大きさは、水道本管8の
耐用年数等に応じて適宜に設定すればよい。
【0032】図4は、防錆具1を、上記キャップ14の
代わりに特殊押輪13に接続した例を示す拡大図であ
る。
【0033】特殊押輪13は、ケース10側のフランジ
16にT頭取付ボルト17とナット18とをもって締付
け可能な複数のフランジ19と、複数の押しボルト20
により水道本管8の外周面に向かって押圧される弓形爪
21とを備え、弓形爪21の先端には、水道本管8の外
周面に食込み可能な尖鋭な刃部が形成されている。
【0034】22は、特殊押輪13により押圧されて水
密性を保持するパッキンである。
【0035】防錆具1における導電線4の取付部3は、
押しボルト20に導電状態で接続されるとともに、この
押しボルト20は弓形爪21と導電状態で当接され、こ
の弓形爪21の刃部がその尖鋭な形状により水道本管8
に食い込む。
【0036】このように、取付部3をフランジ19に固
定すると、弓形爪21が水道本管8の防錆塗膜を剥離し
て金属同士で接触するようになるため、金属塊2と水道
本管8とは、特殊押輪13を介して電気的に導通状態と
なり、上述と同様、金属塊2を陽極、水道本管8の開口
部8a(図2参照)を陰極とする異種金属電池が形成さ
れる。
【0037】これにより、金属塊2が犠牲陽極となって
消耗し、開口部8aの防錆作用が生じる。
【0038】なお、上記特殊押輪13の構成部材は、そ
の消耗を防止するために、金属塊2よりもイオン化傾向
の小さい材質とするのが好ましい。
【0039】図5は、土壌(図示略)に埋設された鉄製
の水道本管8の外周面に割T字管23を装着したのち、
分岐管部24側より挿入した穿孔機により水道本管8の
側壁に円形の開口部8aを穿設し、水道本管8内の流水
を分岐管部24側に不断水状態で分岐する工法におい
て、穿孔により露出した開口部8aの金属表面を防錆具
1により防錆する例を示している。25は、仕切弁装置
である。
【0040】この例では、防錆具1の導電線4の接続部
3を、鉄製割T字管23のフランジ23a同士を締付け
る一部のT頭ボルト26とナット27とにより、右方の
フランジ23aに金属同士で接触するように接続してあ
る。
【0041】なお、割T字管23に防錆塗装が施されて
いるときは、取付部3とフランジ23aとの電気的導通
性を良好とするために、フランジ23aにおける取付部
3との当接面の防錆塗膜を一部除去しておくか、取付部
3の接触面に尖鋭な突起を形成しておくのがよい。
【0042】また、水道本管8の外周面に防錆塗装が施
されているときにも、取付部3が固着された側の割T字
管23の内面と水道本管8の外周面とが金属同士で接触
するように、互いの接触面の防錆塗膜を一部除去するの
がよい。
【0043】このようにして防錆具1を接続すると、金
属塊2と水道本管8とは割T字管23を介して電気的に
導通状態となり、金属塊2を陽極、水道本管8の開口部
8aを陰極とする異種金属電池が形成される。
【0044】その結果、上述と同様、金属塊2が犠牲陽
極となって消耗し、開口部8aに錆びが発生するのが防
止される。
【0045】図6は、土壌(図示略)に埋設された鉄製
の水道本管8にサドル28を装着したのち、管壁上面に
円形の開口部8aを穿設し、サドル28の上部に分水栓
29を不断水状態で取付ける工法において、穿孔により
露出した開口部8aの金属表面を防錆具1により防錆す
る例を示している。
【0046】この例では、鉄製のサドル28のフランジ
28a同士を締付けるボルト30とナット31により、
上下方のフランジ28a同士が固定されるものである。
なおこのサドル28にはめねじ部51が設けられ、ここ
にボルト50を介して防錆具1の導電線4の接続部3が
固定され、ボルト50の先端は水道本管8に当接して導
通状態になっている。
【0047】すなわち、水道本管8の外周面に防錆塗装
が施されているときにも、ボルト50は水道本管8の表
面の塗膜を一部除去する。
【0048】このようにして防錆具1を接続すると、金
属塊2と水道本管8とはサドル28を介して電気的に導
通し、金属塊2を陽極、水道本管8の開口部8aを陰極
とした異種金属電池が形成される。
【0049】その結果、上述と同様、金属塊2が犠牲陽
極となって消耗し、開口部8aに錆びが発生するのが防
止される。
【0050】なお、この例においても、ボルト30やナ
ット31の消耗を防止するために、それらの材質は、金
属塊2よりもイオン化傾向の小さい金属とするのがよ
い。
【0051】図7は、土壌(図示略)に埋設された鉄製
の水道本管8の外周面に、分岐管部32aを有する2分
割構造の鉄製分岐ケース32を水密性を保持して装着
し、上方より挿入した穿孔機により、水道本管8の管軸
中心より偏心した位置の側壁にC形断面の開口部8aを
穿設して、水道本管8内の流水を分岐管部32a側に不
断水状態で分岐する工法において、穿孔により露出した
開口部8aの金属表面を、本発明の他の実施例の防錆具
1により防錆する例を示している。33は、仕切弁装置
である。
【0052】この実施例の防錆具1は、上記のような導
電線4を省略し、金属塊2を複数ボルト2aで直接鉄製
分岐ケース32に固定するものである。
【0053】このようなボルト2aを設けることによ
り、水道本管8の塗膜が2aにより切除されるので、金
属塊2を陽極、水道本管8の開口部8aを陰極とした異
種金属電池が形成される。これにより、上述と同様、金
属塊2が犠牲となって消耗し、開口部8aに錆びが発生
するのが防止される。
【0054】以上説明したように、本発明の防錆具1
は、水道本管やその付属部品が既に導通可能であれば、
亜鉛等よりなる金属塊2の接続端子5に取付けた導電線
4を、水道本管8に接触して装着されるケース10の付
属部品、すなわちキャップ14や特殊押輪13に接続し
たり、割T字管23やサドル28のフランジ23a、2
8aにボルト26、30とナット27、31により固定
するなどし、金属塊2を陽極、水道本管8の開口部を陰
極とした異種金属電池を形成するだけで、開口部8aに
錆びが発生するのを確実に防止することもできる。
【0055】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。
【0056】導電線4の被接続部品は、割T字管等に水
道本管8と電気的に導通状に取付けられる付属部品であ
れば、上記キャップ14や特殊押輪13以外のものでも
よい。
【0057】本発明が適用される流体管は、上記土壌に
埋設された水道本管8の外、例えばコンクリート、海
水、地下水等の電解質媒体に接触するように布設された
流体管でもよい。
【0058】また、上述のような不断水工法において穿
設された開口部8aの防錆の外、穿孔後に防錆処理が不
可能な他の既設管の開口部の防錆対策にも適用しうる。
【0059】金属塊2の材質は、上記亜鉛やその合金の
外、アルミニウム又はその合金、マグネシウム又はその
合金、あるいは、それら3種を組合わせた合金等を用い
ることもできるばかりか、イオン化傾向の条件に合致す
ればどのような金属を用いてもよい。
【0060】金属塊2の形状は、上記実施例のものに限
定されないことは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0062】(a)従来のように、開口部に防錆用スリ
ーブを装着する面倒な作業を行うことなく、単に流体管
又はそれに取付けられる付属品に、これよりもイオン化
傾向が大きく、低電位な金属塊の接続端子を導通状に接
続するだけで、開口部に錆びの発生するのを確実に防止
することができる。
【0063】(b)請求項2に記載の発明によると、金
属塊と金属製流体管の金属露出部が低抵抗の導通状態と
なる。
【0064】(c)請求項3ないし4に記載の発明によ
ると、流体管やそれに装着される割T字管又はサドル等
に何ら加工を施すことなく、金属塊を極めて容易に接続
することができる。
【0065】(d)請求項5ないし6に記載の発明によ
ると、エレクトロンが金属露出部のみに効果的に供給さ
れ、防錆効果が向上する。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防錆具の一実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の防錆具を、仕切弁装置設置のために切
断した開口部を防錆する際に適用した中央縦断側面図で
ある。
【図3】同じく、図2におけるキャップ取付部と金属塊
の接続例の詳細を示す要部の拡大断面図である。
【図4】同じく、図2における特殊押輪とそれに対する
金属塊の接続例を示す要部の拡大断面図である。
【図5】同じく、金属塊を割T字管締結用のボルトとナ
ットに接続した例を示す縦断正面図である。
【図6】同じく、金属塊をサドル締結用のボルトとナッ
トに接続した例を示す縦断正面図である。
【図7】本発明の他の実施例の防錆具を、分岐ケースに
一体的に固着した例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 防錆具 2 金属塊 2a、5 接続端子 3 接続部 4 導電線 6 ナット 7 土壌 8 水道本管(流体管) 8a 開口部(金属露出部) 9 仕切弁装置 10 ケース 11 めねじ筒 12 固定ボルト 13 特殊押輪 14 キャップ 14a めねじ孔 15 ボルト 16 フランジ 17 T頭取付ボルト 18 ナット 19 フランジ 20 押しボルト 21 弓形爪 22 パッキン 23 割T字管 23a フランジ 24 分岐管部 25 仕切弁装置 26 T頭ボルト 27 ナット 28 サドル 28a フランジ 29 分水栓 30 ボルト 31 ナット 32 分岐ケース 32a 分岐管部 33 仕切弁装置 40 導通材 50 ボルト 51 めねじ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製流体管の金属素材が直接その流体
    中に露出する金属露出部に対して防錆処理する防錆具で
    あって、前記流体管を構成する金属よりもイオン化傾向
    が大きい金属塊と、流体管に直接又は流体管に取付けら
    れる付属品を介して、前記金属塊と前記金属露出部との
    電気的な導通状態を可能とした導電手段とを設けたこと
    を特徴とする金属製流体管の防錆具。
  2. 【請求項2】 金属塊に固定された接続端子に導電線を
    接続し、この導電線の他端部を、先端が尖鋭な突起状と
    し、この突起の先端を流体管に圧接することにより、金
    属塊と流体管とを導通させるようにした請求項1に記載
    の金属製流体管の防錆具。
  3. 【請求項3】 導電線の端部が、流体管に対して圧接さ
    れるボルトである請求項2に記載の管開口部の防錆具。
  4. 【請求項4】 導電線の端部が、流体管に取付けられる
    金属製の押輪の刃部である請求項2に記載の金属製流体
    管の防錆具。
  5. 【請求項5】 前記金属塊と前記金属露出部との電気的
    な導通状態を可能とした導電手段が、前記金属塊と前記
    流体管内を除いてその表面が電気的にシールドされてい
    る請求項1ないし4の何れかに記載の金属製流体管の防
    錆具。
  6. 【請求項6】 前記シールドが、塗装によって形成され
    る膜体である請求項5に記載の金属製流体管の防錆具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166676A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The マリンホース
JP2009127834A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Cosmo Koki Co Ltd 防錆手段
JP2009144834A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Cosmo Koki Co Ltd 防錆手段

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