JPH11108094A - 防振装置の製造方法 - Google Patents

防振装置の製造方法

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JPH11108094A
JPH11108094A JP29323797A JP29323797A JPH11108094A JP H11108094 A JPH11108094 A JP H11108094A JP 29323797 A JP29323797 A JP 29323797A JP 29323797 A JP29323797 A JP 29323797A JP H11108094 A JPH11108094 A JP H11108094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
peripheral surface
cylinder
inner cylinder
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP29323797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sonoda
雅明 園田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの上昇を招かないばかりか、亀裂
等の発生を防止する。 【解決手段】 内筒1両端部側の少なくとも一方が外周
方向に向かって折曲したフランジ1Aを有し、ゴム2と
内筒1とを加硫接着後にゴム2の外周面又はゴム2と接
合すべき外筒3の内周面の少なくとも一方に樹脂系接着
剤4を塗布してゴム2と外筒3とを固着するか、若しく
はゴム2と外筒3とを加硫接着後にゴム2の内周面又は
ゴム2と接合すべき内筒1外周面の少なくとも一方に樹
脂系接着剤4を塗布してゴム2と内筒1とを固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内外筒とこれら
の間に固着したゴムとから構成され、メンバーマウン
ト、各種ブッシュとして使用するのに好適な防振装置の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図6に示すように、内筒100の
一方側端部が折曲(フランジアップ)されたフランジ1
00Aを有するとともに、内筒100と外筒101との
間をゴム102で連結した防振装置が周知である。な
お、内筒をフランジアップするのは、フランジ面で相手
側に取付けるから、こじり入力が作用しても取付部分が
がたつくことがなく、こじり剛性の増大を図ることがで
きるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような防振装置の
製造方法では、ゴムと内外筒とを加硫成形すると、特に
フランジ100Aと外筒101端部とが干渉してこの部
分の型抜きが出来ない。また、この部分を形成する中型
が分割できるものを使用することも検討されているが、
製造コストのアップにつながる。さらに、例えば図7に
示すように、中型が抜けるようにすると、加重が作用し
たときに応力の集中によりβ部から亀裂等を発生して耐
久性の低下をもたらす虞れもある。
【0004】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、製造コストの上昇を招かないばかりか、亀裂等の発
生を防止した防振装置の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1に係
る発明は、内筒及び外筒と、これらの間に固着したゴム
とを備える防振装置の製造方法であって、前記内筒両端
部側の少なくとも一方が外周方向に向かって折曲したフ
ランジを有し、ゴムと内筒とを加硫接着後にゴムの外周
面又はゴムと接合すべき外筒の内周面の少なくとも一方
に樹脂系接着剤を塗布して前記ゴムと外筒とを固着する
か、若しくは前記ゴムと外筒とを加硫接着後にゴムの内
周面又はゴムと接合すべき内筒外周面の少なくとも一方
に樹脂系接着剤を塗布して前記ゴムと内筒とを固着して
なるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添付図面を参照しながら説明する。図1乃至図3
はこの発明にかかる防振装置の製造方法を示すものであ
り、この防振装置の製造方法では、図1に示すように、
先ずフランジ1A付きの内筒1を形成するとともに、こ
の内筒1の外周面に予め所定形状に形成したゴム2を加
硫接着する。
【0007】次に、図2に示すようにこのゴム2が加硫
接着された内筒1と予め形成しておいた外筒3とを後接
着によって接合する。すなわち、ゴム2の外周面に接着
剤を塗布し、この内筒1及びゴム2からなる組立体を、
外筒3の内方に嵌合して接着させる。この嵌合の際に塗
布された接着剤が、こそぎ落とされないようにするため
僅かな隙間を有するようゴム2の外径と外筒3の内径と
が形成されており、嵌合後に外筒3を縮径させるような
絞り加工を行って、両者をより密着させて図3に示す防
振装置を製作する。また、内筒1にゴム2を加硫接着す
る際には成形型の抜きが容易に出来るため、ゴム2の軸
方向端部側をすぐりαに対応する形状に製作しておき、
外筒3へ嵌合・接着したときすぐりαが形成される。な
おこの実施例の場合、後接着に使用する接着剤4として
は、2液混合型エポキシ樹脂系接着剤を使用するが、具
体的には例えば、米国LOAD・CORP社製のFUS
OR320(主剤)を100重量%と、FUSOR31
0B(硬化剤)を40重量%使用している。また、この
実施例では、この接着剤を図2に示すようにゴム2の外
周面に塗布しているが、外筒3の内周面に塗布してもよ
い。勿論、これら双方に塗布するようにしてもよい。
【0008】このようにして、分割させた中型を使用せ
ずに図3に示すようなすぐりαを有する防振装置が形成
できる。そして、すぐりαを有しているので応力集中を
防止でき、長期の使用に伴って亀裂等の発生が有効に防
止できる。
【0009】このような防振装置の製造方法としては、
この実施例のものに限定されず、例えば図4及び図5に
示すような方法でもよい。即ち、図4に示すように、先
ず外筒3の内周面に予め所定の形状に形成しておいたゴ
ム2を加硫接着する。
【0010】次に、このゴム2が固着された外筒3と予
め形成しておいた内筒1とは、例えば内筒外周面に適宜
の接着剤(先の実施例と同様のものでよい)4を塗布し
たのち後接着させるべく、僅かな隙間をもちながら嵌合
され、その後に外筒を縮径させるような絞り加工を行
う。これにより、図3に示すものと同様のすぐりを有す
る防振装置が形成できる。この場合にも、接着剤の塗布
面は逆にゴム2の内周面であってもよいし、双方の面に
塗布してもよい。
【0011】これらの2つの実施例において、接着剤と
してエポキシ樹脂系の接着剤を使用しているが、ウレタ
ン樹脂系接着剤や、その他の適宜の接着剤が適用可能で
ある。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、内筒両端部側の少なくとも一方が外周方向に向か
って折曲したフランジを有し、ゴムと内筒とを加硫接着
後にゴムの外周面又はゴムと接合すべき外筒の内周面の
少なくとも一方に樹脂系接着剤を塗布してゴムと外筒と
を固着するか、若しくはゴムと外筒とを加硫接着後にゴ
ムの内周面又はゴムと接合すべき内筒外周面の少なくと
も一方に樹脂系接着剤を塗布してゴムと内筒とを固着す
るようにしたから、従来のように分割可能な中型を使用
する必要がなく、その分製造コストの削減を図ることが
できる。また、このような分割可能な中型を使用しなく
とも、外筒内に進入したすぐりα部分を形成・確保でき
るから、亀裂等の発生が有効に防止でき長期間に亘り信
頼度の高いものが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る防振装置の製造方法を示す説明
図。
【図2】同製造方法を示す説明図。
【図3】同方法で形成した防振装置をを示す概略構成
図。
【図4】この発明に係る他の防振装置の製造方法を示す
説明図。
【図5】同製造方法を示す説明図。
【図6】従来の製造方法を使用した場合に欠点を示す説
明図。
【図7】他の従来方法で形成した防振装置の欠点をを示
す説明図。
【符号の説明】
1 内筒 1A フランジ 2 ゴム 3 外筒 4 接着剤 α すぐり β 亀裂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒及び外筒と、これらの間に固着した
    ゴムとを備える防振装置の製造方法であって、 前記内筒両端部側の少なくとも一方が外周方向に向かっ
    て折曲したフランジを有し、 ゴムと内筒とを加硫接着後にゴムの外周面又はゴムと接
    合すべき外筒の内周面の少なくとも一方に樹脂系接着剤
    を塗布して前記ゴムと外筒とを固着するか、若しくは前
    記ゴムと外筒とを加硫接着後にゴムの内周面又はゴムと
    接合すべき内筒外周面の少なくとも一方に樹脂系接着剤
    を塗布して前記ゴムと内筒とを固着することを特徴とす
    る防振装置の製造方法。
JP29323797A 1997-10-09 1997-10-09 防振装置の製造方法 Pending JPH11108094A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004065035A1 (ja) * 2003-01-20 2004-08-05 Toyo Tire Rubber Co.,Ltd. 筒体の端部の加工方法及びこの方法により加工した筒体、防振ブッシュの製造方法及び防振ブッシュ、並びに押圧具
JP2008215402A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Kurashiki Kako Co Ltd ラバーブッシュ及びその製造方法
JP2017056866A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 住友理工株式会社 スタビライザブッシュおよびそれを用いたブッシュ付スタビライザバー

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