JPH11107959A - 密閉型圧縮機の吐出管 - Google Patents

密閉型圧縮機の吐出管

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JPH11107959A
JPH11107959A JP26595197A JP26595197A JPH11107959A JP H11107959 A JPH11107959 A JP H11107959A JP 26595197 A JP26595197 A JP 26595197A JP 26595197 A JP26595197 A JP 26595197A JP H11107959 A JPH11107959 A JP H11107959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressed gas
lubricating oil
discharge pipe
small holes
passed
Prior art date
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Pending
Application number
JP26595197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fujiwara
眞一 藤原
Masaji Yamanaka
正司 山中
Kazuo Yamagata
和男 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型圧縮機1では圧縮されたガス43が吐
出管35から外部へ吐出されるが、外部に潤滑油が排出
されやすかった。また、吐出された圧縮ガスには吐出脈
動があり、圧縮ガスがその後に通る配管に振動や騒音が
生ずるものであった。 【解決手段】 吐出管35の密閉容器3内部側の端部を
閉塞し、この端部の周囲に複数の小孔41を設ける。圧
縮ガス43が小孔を通る際に、含まれていた潤滑油は吐
出管の外壁に付着し、滴45となって分離される。ま
た、圧縮ガスが小孔を通る際に、脈動成分が減衰され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば空調設
備、冷凍設備、または冷蔵設備などに備えられる冷媒回
路などに設けられる密閉型圧縮機に関し、詳しくは、圧
縮されたガスが密閉型圧縮機の密閉容器から吐出される
吐出管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図2に示すような冷媒ガスを圧
縮する密閉型回転式圧縮機1は、密閉容器3の内部に同
心に回転軸5が配置され、密閉容器3の下方において上
軸受け7と下軸受け9によって回転自在に支えられる。
回転軸5の上方には、ロータ11が固定されている。こ
のロータ11に対し所定の隙間を介して、外周側にステ
ータ13が密閉容器3の内壁に固定されて設けられる。
このステータ13の上下に隣接して電動機巻線15が固
定して設けられる。
【0003】前記下軸受け9と上軸受け7は回転軸5が
貫通する孔を有した円盤状をしており、この円盤状の各
軸受け7、9に挟まれて、2つの円筒状のシリンダ1
7、19が、仕切り板21を介して同心に配置される。
このシリンダ17、19の内部における前記回転軸5の
形状は、回転軸5の軸心に対し偏心し、外周に円筒状の
ローラ23が配置される。これにより回転軸5が回転す
ると、各ローラ23は、シリンダ17、19の内壁に接
して転がる自転を行いながら、各々偏心回転する。
【0004】ローラ23とシリンダ17、19との間に
は三日月状の空間が形成され、シリンダ17、19から
弾性的に突設された図示しないベーンが、三日月状の空
間を2つに分け、いずれかが吸入室、他方が圧縮室とな
る。吸入室は、ロータの偏心回転が進むに伴い空間体積
が増加する。圧縮室は、偏心回転が進むに伴い空間体積
が減少し圧縮工程を行う。
【0005】また、シリンダ17、19にはそれぞれ吸
込口25が形成されて吸込室に臨み、さらに吸込管27
を介して密閉容器3の外部のアキュームレータ29から
冷媒ガスが吸い込まれる。また、シリンダ17、19に
はそれぞれ吐出口31が形成されて圧縮室に臨み、さら
に吐出用の配管33に接続され、迂回して密閉容器3の
内部へ導かれ、さらに吐出管35を介して外部に吐出さ
れる。
【0006】このように従来の密閉型圧縮機1は、密閉
容器3の内部に電動要素(ロータ11、ステータ13な
ど)と圧縮要素(シリンダ17、19、ローラ23、ベ
ーンなど)が収納される。
【0007】そして電動要素によって回転される回転軸
5によって圧縮要素が働き、冷媒ガスが圧縮される。圧
縮された冷媒ガスは密閉容器3の内部に導かれるが、圧
縮要素の潤滑に用いられる油と混合した状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来の技術によると、圧縮された冷媒ガスは、密閉容器
3の内部で潤滑に用いられる油と混合した状態となって
おり、そのまま吐出管を通して外部に吐出されると、潤
滑に用いられる油もそのまま吐出されてしまい、種々の
不都合を生じる。
【0009】例えば、圧縮されるガスが冷媒ガスである
場合には、冷媒回路に冷媒以外の油が循環し不純物とな
ってしまう。また、密閉容器内の圧縮要素のための潤滑
油が少なくなり、潤滑に支障を来す可能性が生じる。ま
た、従来の密閉型圧縮機は吐出した圧縮ガスに吐出脈動
を生じるが、従来の吐出管は両端が開放されているため
脈動の減衰効果は期待できなかった。
【0010】以上の課題は、圧縮機は回転圧縮機に限ら
ず、また圧縮されるガスは冷媒ガスに限らず、同様に存
在する。
【0011】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、圧縮ガスに含まれる潤滑油を分離でき
吐出脈動を減衰することができる密閉型圧縮機の吐出管
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、密閉容器に収納された電動要素によ
って駆動される圧縮要素が、密閉容器の外部から吸入さ
れたガスを圧縮し、この圧縮ガスを密閉容器の内部に導
いた後に、吐出管を通って外部に吐出する密閉型圧縮機
の前記吐出管において、前記吐出管の密閉容器内部側の
端部を閉塞し、この端部に複数の小孔を設けたことを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図1を用いて説明する。この図1は、従来技術を示す図
2の上部に相当する。また、図2と同一の部分には、同
一の符号を付す。
【0014】密閉容器3の上部には吐出管35が貫通し
て設けられる。この吐出管35の密閉容器内部側の端部
37は板材39を用いて閉塞されている。この端部37
の周囲には、複数の小孔41が設けられる。小孔41の
合計断面積は、吐出管35の断面積を越えることが望ま
しい。また、小孔41の数はできるだけ多いことが望ま
しい。
【0015】電動要素によって回転軸が回転し圧縮要素
が働くと、密閉容器3の外部から吸い込まれた冷媒ガス
は圧縮され、圧縮ガス43となり配管33を通って密閉
容器3の内部に導かれる。導かれた圧縮ガス43は、例
えばロータ11とステータ13との間の隙間などを通っ
て上昇し、密閉容器3の上部に達する。このとき圧縮ガ
ス43は圧縮要素の小さな隙間を通るので潤滑油と混合
した状態となる。
【0016】このようにして潤滑油を含んだ圧縮ガス4
3は、吐出管35の複数の小孔41を通過する。このと
き圧縮ガスに含まれた潤滑油は、小孔41を通りにく
く、小孔41の周囲、すなわち吐出管35の外壁に付着
する。すなわち、圧縮ガスに対し潤滑油は比重が大きい
ので付着が生じやすい。
【0017】付着した潤滑油はやがて滴45となり、密
閉容器3内部の下方へ滴下する。よって、圧縮ガスと潤
滑油の分離が行われる。結果として、潤滑油が密閉容器
3の外部へ吐出されるのが抑止される。これにより圧縮
要素の機械的な摺動部を潤滑する潤滑油の量が減少して
しまうのが防止される。
【0018】また、圧縮ガス43が小孔41を通過する
際に、圧縮ガス43が有する脈動圧力成分が減衰され
る。すなわち、圧縮ガス43が小孔41を通過する際に
流路断面積が絞られることで、圧縮ガス43の流れが変
化し、それまでの脈動圧力成分を含んだ乱流状態から層
流状態になる。このとき脈動圧力成分が減衰される。こ
の減衰は、いわゆるパンチングメタル効果によって生じ
る。このようにして、吐出された圧縮ガス43は吐出脈
動が減少し、その後に圧縮ガス43が通る配管の振動や
騒音を抑止する。
【0019】(他の実施形態)以上の実施形態におい
て、密閉型圧縮機は密閉型回転式圧縮機1であったが、
他の実施形態においては必ずしも回転式圧縮機には限ら
ず、レシプロ圧縮機やスクロール圧縮機であっても、密
閉容器3に電動要素や圧縮要素が収納されており、圧縮
された圧縮ガス43が吐出管35を通って外部に吐出さ
れる密閉型圧縮機であれば、この発明を実施することが
可能である。
【0020】また、以上の実施形態において圧縮ガスは
冷媒ガスであったが、他の実施形態においては必ずしも
冷媒ガスを圧縮するものである必要はなく、例えば空気
を圧縮するものであっても構わない。
【0021】また、以上の実施形態においては、複数の
小孔41は吐出管35の端部の周囲壁に直接に孔あけ加
工されて形成されるものであったが、他の実施形態にお
いては吐出管35の端部にメッシュ(金網)などを取り
付けることで多数の小孔を設けるものであっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧縮ガスが吐出管に設けられた小孔を通過する際
に、圧縮ガスに含まれた潤滑油が吐出管の外壁に付着
し、分離されるので、潤滑油が外部へ排出されてしまう
のを抑止できる。
【0023】また、圧縮ガスが吐出管の小孔を通過する
際に、圧縮ガスの吐出脈動が減衰される。いわゆるパン
チングメタル効果によって吐出脈動が減衰することで、
吐出された圧縮ガスが通る配管の振動や騒音が減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る密閉型圧縮機の
要部を示す拡大縦断面図である。
【図2】 従来の密閉型圧縮機を示す全体縦断面図であ
る。
【符号の説明】
3 密閉容器 5 回転軸 7 上軸受け 9 下軸受け 11 ロータ 13 ステータ 15 連動機巻線 17、19 シリンダ 21 仕切り板 23 ローラ 25 吸込口 27 吸込管 29 アキュームレータ 31 吐出口 33 吐出状の配管 35 吐出管 41 小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器に収納された電動要素によって
    駆動される圧縮要素が、密閉容器の外部から吸入された
    ガスを圧縮し、この圧縮ガスを密閉容器の内部に導いた
    後に、吐出管を通って外部に吐出する密閉型圧縮機の吐
    出管において、 前記吐出管の密閉容器内部側の端部を閉塞し、この端部
    に複数の小孔を設けたことを特徴とする密閉型圧縮機の
    吐出管。
JP26595197A 1997-09-30 1997-09-30 密閉型圧縮機の吐出管 Pending JPH11107959A (ja)

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JP26595197A JPH11107959A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 密閉型圧縮機の吐出管

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101865114A (zh) * 2009-04-17 2010-10-20 乐金电子(天津)电器有限公司 压缩机的排气管结构
US7856837B2 (en) * 2002-02-10 2010-12-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air conditioning equipment, fan equipment, method of reducing noise of equipment, pressure pulsation reducer for refrigeration cycle equipment, pressure pulsation reducer for pump equipment and method of reducing pressure pulsation of equipment
KR101164322B1 (ko) 2009-02-20 2012-07-09 산요덴키가부시키가이샤 밀폐형 회전압축기
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