JPH11103524A - 過電流保護回路 - Google Patents

過電流保護回路

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JPH11103524A
JPH11103524A JP26254097A JP26254097A JPH11103524A JP H11103524 A JPH11103524 A JP H11103524A JP 26254097 A JP26254097 A JP 26254097A JP 26254097 A JP26254097 A JP 26254097A JP H11103524 A JPH11103524 A JP H11103524A
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裕一 稲川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フの字過電流保護回路の温度特性を改善す
る。 【解決手段】 出力電流IOがピーク電流IOPに至る
と、これに応じて電流検出抵抗RAに流れる電流が増加
し、VAが高くなる。そして、VAがVREF1より大きくな
ると、トランジスタQ15に電流が流れ始める。これによ
って、トランジスタQ16、Q17に電流が流れ、トランジ
スタQ12のベース電流が減少し、抵抗Rd4における電圧
降下が少なくなり、出力トランジスタQ11のベース電圧
が上昇する。これによって、出力電圧VOが減少し始
め、VBも減少していく。そして、VREF2+VBというト
ランジスタQ18のベース電圧が、VREF1より小さくなる
と、Q18が動作し始める。これによって、Q15がオフに
なり、Q18に流れる電流によって、出力電流が減少され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】負荷に供給する電流を出力す
る出力トランジスタと、この出力トランジスタにおける
電流量を制御するドライブトランジスタと、負荷に印加
する出力電圧の電圧値に応じてドライブトランジスタを
制御するフィードバック手段とを有し、負荷へ供給する
電流量を制御し出力電圧を一定に制御する定電圧回路に
おいて、過電流が流れるのを防止する過電流保護回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、出力端より定電圧を出力する
定電圧回路では、出力端の短絡などに対処するために、
過電流保護回路を備える場合が多い。この過電流保護回
路には、出力端からの出力電流値が所定電流以上となっ
た場合に、出力を遮断してしまうタイプや、出力電流が
それ以上にならないようにロックするタイプや、出力電
圧及び出力電流を徐々に減少させるタイプがある。
【0003】この出力電流を徐々に減少させるタイプ
は、その電圧・電流特性がフの字型となるため、フの字
過電流保護回路と呼ばれている。すなわち、フの字過電
流保護回路では、図1に示すように、電流値がピーク電
流値IOPに達すると、出力電圧が下がり始め、また出力
電流も同時に下がる。そして、電圧が下がりきって出力
端の電圧が0になるときのショート電流値IOSCがピー
ク電流値IOPより小さい位置にくる。従って、特性がフ
の字型になる。これによって、定電圧回路の出力トラン
ジスタは過電流と熱破壊の両方から保護される。
【0004】出力を遮断するタイプでは、その復帰のた
めには、何らかの作業を必要とする。また、ピーク電流
を流し続けるタイプでは、過電流保護動作が開始される
ピーク電流を大きく設定すると、出力トランジスタに悪
影響が出、またピーク電流を小さく設定すると、出力が
十分大きくとれないという問題がある。フの字過電流保
護回路によれば、出力トランジスタを確実に保護できる
と共に、動作が開始される電流量を比較的大きくとるこ
とができ、出力を大きく設定することができる。
【0005】このような従来のフの字過電流保護回路の
一例を図2に示す。入力電圧VINから、定電圧の出力電
圧VOが得られる。出力端には、負荷RLが接続されてお
り、ここに出力電圧VOが印加する。また、出力電流IO
が負荷RLに流れている。
【0006】入力電圧VINには、検出抵抗R1を介し、
PNP型の出力トランジスタQoutのエミッタが接続さ
れている。この出力トランジスタQoutのコレクタが、
出力端を介し、負荷RLに接続されている。また、出力
トランジスタQoutのコレクタは、分圧抵抗Rd1、Rd2
を介しグランドに接続されている。従って、この分圧抵
抗Rd1、Rd2の中点に出力電圧VOに対応した電圧が得
られる。
【0007】分圧抵抗Rd1、Rd2の中点は、エラーアン
プの負入力端子に接続されている。また、このエラーア
ンプの正入力端子には、基準電源Vrefからの基準電圧
Vrefが供給されている。従って、エラーアンプの出力
は、出力電圧VOに応じて変化する。エラーアンプの出
力はNPN型のドライブトランジスタQdに接続されて
いる。このドライブトランジスタQdのエミッタはグラ
ンドに接続され、コレクタは、出力トランジスタQout
のベースに接続されている。そこで、出力電圧VOが低
くなると、エラーアンプの出力が大きくなり、出力トラ
ンジスタQoutの出力が大きくなる。反対に出力電圧VO
が高くなると、エラーアンプの出力が小さくなり、出力
トランジスタQoutの出力が小さくなり、出力電圧VOが
小さくなる。このようにして、出力電圧VOが定電圧に
維持される。
【0008】そして、過電流保護のために、出力トラン
ジスタQoutのベースには、エミッタが入力電圧VINに
接続されたPNP型の制限トランジスタQLのコレクタ
が接続されている。また、この制限トランジスタQLの
ベースは、抵抗R2を介し、検出抵抗R1と出力トランジ
スタのエミッタの接続点に接続され、また抵抗R3を介
し、出力端に接続されている。
【0009】従って、この回路において、負荷RLに流
れる電流が増加し、IOPに達すると、制限トランジスタ
QLがオンし、抵抗R1、R2、R3を介し出力端に電流が
流れ、出力電流が制限される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図2の回路に
おけるピーク電流値IOPは、次のようにして、決定され
る。なお、抵抗R1に流れる電流をI1、抵抗R2に流れ
る電流をI2、抵抗R3に流れる電流をI3、制限トラン
ジスタQLのベースエミッタ間電圧をVBE、ベース電流
をIBとする。
【0011】 I3=(VIN−VBE−VO)/R3 ・・・ (1) I3>>IBとすると、I2≒I3であり、 VBE=I3×R2+I1×R1 ・・・ (2) I1>>I3とすると、I1≒IOPとなり、式(2)は、 VBE=I3×R2+IOP×R1 ・・・(3) となる。
【0012】式(3)に式(1)を代入して、ピーク電
流IOPを求めると、 IOP=VBE/R1−(VIN−VBE−VO)R2/R1R3 となる。
【0013】また、出力端の短絡時には、VO=0であ
り、ショート電流IOSCは、 IOSC=VBE/R1−(VIN−VBE)R2/R1R3 となる。
【0014】このように、この従来の回路では、ピーク
電流IOP及びショート電流IOSC共に、VBEに依存す
る。従って、温度によって値が変わってしまい、回路の
温度特性が大きいという問題がある。また、ピーク電流
IOP及びショート電流IOSCが入力電圧VINに依存する
という問題もある。さらに、IOPはVOに依存するた
め、VOの設定を変えるとピーク電流IOPが変化してし
まう。また、電流検出用抵抗R1が電源(入力電圧VI
N)と出力端の間にあるため、ここでの電圧降下分がロ
スになるという問題もある。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、温度特性が改善され、入力電圧や出力電圧によら
ず、かつ出力経路から電流検出用抵抗を排除することが
できる。過電流保護回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷に供給す
る電流を出力する出力トランジスタと、この出力トラン
ジスタにおける電流量を制御するドライブトランジスタ
と、負荷に印加する出力電圧の電圧値に応じてドライブ
トランジスタを制御するフィードバック手段とを有し、
負荷へ供給する電流量を制御し出力電圧を一定に制御す
る定電圧回路において、負荷に過電流が流れるのを防止
する過電流保護回路であって、負荷に流れる電流に対応
した電流を検出し、検出した電流が所定値以上であった
場合に、前記ドライブトランジスタを制御して、出力ト
ランジスタからの出力電流を制限することを特徴とす
る。
【0017】このように、ドライブトランジスタの電流
を検出電流値に応じて直接制御する。このため、この過
電流保護のための構成を独立した基準電圧を利用して構
成することができる。従って、動作開始電流トランジス
タのVBEや、入力電圧、出力電圧に依存しないものにで
きる。また、電流検出抵抗も出力端に至る電流経路に設
けず、カレントミラーなどで、出力電流に比例した電流
を流す経路に配置することも容易である。
【0018】また、本発明は、負荷に供給する電流を出
力する出力トランジスタと、この出力トランジスタにお
ける電流量を制御するドライブトランジスタと、負荷に
印加する出力電圧の電圧値に応じてドライブトランジス
タを制御するフィードバック手段とを有し、負荷へ供給
する電流量を制御し出力電圧を一定に制御する定電圧回
路において、負荷に過電流が流れるのを防止する過電流
保護回路であって、負荷に流れる電流に対応した電流を
検出する電流検出抵抗と、この電流検出抵抗における電
圧降下に基づく電圧を信号入力端に受け入れ、低電流源
からの電流を流す第1のトランジスタと、信号入力端に
第1基準電圧発生部からの第1基準電圧を信号入力端に
受け入れ、前記第1のトランジスタと同じ定電流源から
の電流を分割して流す第2トランジスタと、この第2の
トランジスタに流れる電流を受け入れ、対応する電流を
流すカレントミラーと、を有し、このカレントミラーに
流れる電流に応じて、前記ドライブトランジスタを制御
して、負荷に対する過電流を防止することを特徴とす
る。
【0019】電流検出抵抗に流れる電流量が所定値以上
になったことで、第1のトランジスタに代えて、第2の
トランジスタを動作させることができ、これによってド
ライブトランジスタにおける電流量を減少させ、出力ト
ランジスタの出力電流を減少させることができる。これ
によって、過電流保護動作の開始の電流値は、第1基準
電圧と、電流検出抵抗の抵抗値で決定できる。従って、
動作開始の電流値(ピーク電流値)をトランジスタのV
BEや、入力電圧、出力電圧に依存しないものにできる。
また、電流検出抵抗も出力端に至る電流経路に設けず、
カレントミラーなどで、出力電流に比例した電流を流す
経路に配置することも容易となる。
【0020】また、本発明は、さらに、前記第2のトラ
ンジスタに並列して設けられ、出力電圧に対応した検出
電圧に対し、第2基準電圧だけ加算された電圧を信号入
力端に受け入れ、前記出力電圧が所定値以下になったと
きに動作し、前記第2のトランジスタに代わって、前記
ドライブトランジスタにおける電流を制御する電流を流
す第3のトランジスタを有し、前記電流検出抵抗に流れ
る電流量を第2基準電圧に応じて決定し、負荷に流れる
電流を制御することを特徴とする。
【0021】従って、出力電圧が減少してきたときに、
第3のトランジスタが動作し、この第3のトランジスタ
に供給している第2基準電圧と、電流検出抵抗の抵抗値
により、出力電圧が0になったときに出力電流(ショー
ト電流)を決定することができる。従って、このショー
ト電流をトランジスタのVBEや、入力電圧に依存しない
ものにできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、実施形態の構成を示す回路図であ
り、入力電圧VIN、出力電圧VO、出力電流IO、負荷R
Lは、図2と同一である。
【0024】PNP型の出力トランジスタQ11は、エミ
ッタが入力電圧VINに接続され、コレクタが出力端を介
し、負荷RLに接続されている。また出力トランジスタ
Q11のコレクタ及び出力端は、分圧抵抗Rd1、Rd2によ
ってグランドに接続されている。この分圧抵抗Rd1、R
d2の中点の電圧をVBとする。そして、このVBは、エラ
ーアンプの負入力端に入力されており、このエラーアン
プの正入力端には、第1基準電圧VREF1が入力されてい
る。また、このエラーアンプの出力は、NPN型のドラ
イブトランジスタQ12のベースに接続されており、この
ドライブトランジスタQ12のエミッタはグランドに接続
され、コレクタは、分圧抵抗Rd3、Rd4を介し入力電圧
VINに接続されている。そして、分圧抵抗Rd3、Rd4の
中点が出力トランジスタQ11のベースに接続されてい
る。
【0025】従って、出力電圧VOが低くなると、VBが
下がり、エラーアンプの出力が大きくなり、ドライブト
ランジスタQ12出力が大きくなり、出力トランジスタQ
11のベース電圧が下がり出力電流IOが大きくなる。一
方、出力電圧VOが高くなると、エラーアンプの出力が
小さくなり、出力トランジスタQ11の出力が小さくな
る。従って、通常の動作時は、出力電圧VOが定電圧に
維持される。この構成、動作は、電流検出抵抗R1が存
在しない点を除けば、基本的に図2に示した従来例と同
一である。
【0026】本実施形態では、出力トランジスタQ11の
ベースに同じPNP型で、エミッタが入力電圧VINに接
続されたトランジスタQ13が接続されている。従って、
このトランジスタQ13は、出力トランジスタQ11とで、
カレントミラーを構成する。そして、このトランジスタ
Q13はその電流能力(エミッタ面積)が出力トランジス
タQ11の1/nに設定されているため、このトランジス
タQ13には、出力トランジスタQ11に流れる電流(出力
電流IOにほぼ等しい)の1/nの電流が流れる。
【0027】トランジスタQ13のコレクタは、電流検出
抵抗RAを介しグランドに接続されている。従って、出
力電流をそのまま流さずに、かつ出力電流の1/n電流
で出力電流の過電流を検出することができる。この電流
検出抵抗RAの上側の電圧をVAとする。
【0028】この電流検出抵抗RAの上側の電圧VAは、
PNP型のトランジスタ(第1のトランジスタ)Q14の
ベースに接続されている。このトランジスタQ14のコレ
クタはグランドに接続され、エミッタは定電流源CON
の出力端に接続されている。さらに、このトランジスタ
Q14のエミッタ及び定電流源CONの出力端には、PN
P型のトランジスタ(第2のトランジスタ)Q15のエミ
ッタが接続されている。このトランジスタQ15のベース
には、第1基準電圧VREF1が供給されている。従って、
トランジスタQ14とトランジスタQ15は差動動作し、定
電流源CONからの電流を分割して流すことになる。
【0029】トランジスタQ15のコレクタには、ベース
コレクタが短絡されたNPN型のトランジスタQ16のコ
レクタが接続されている。このトランジスタQ16のエミ
ッタはグランドに接続されている。また、このトランジ
スタQ16のベースには、エミッタがグランドに接続され
たNPN型のトランジスタQ17が接続されている。従っ
て、トランジスタQ16とトランジスタQ17はカレントミ
ラーを構成する。そして、トランジスタQ17のコレクタ
は、ドライブトランジスタQ12のベースに接続されてい
る。従って、トランジスタQ16、Q17に電流が流れるこ
とで、ドライブトランジスタQ12のベース電流が減少
し、ドライブトランジスタQ12電流量が減少し、出力ト
ランジスタQ11の電流量が減少する。
【0030】さらに、電流検出抵抗RAの上側である電
圧VAには、第2の基準電源VREF2の基準電圧VREF2が
接続されており、このVA+VREF2の電圧が、PNP型
のトランジスタ(第3のトランジスタ)Q18のベースに
接続されている。このトランジスタQ18のエミッタは定
電流源CONの出力端に接続されており、コレクタはト
ランジスタQ16のコレクタに接続されている。従って、
このトランジスタQ18が電流を流すと、定電流源CON
からの電流がここを流れ、この電流によって、ドライブ
トランジスタQ12の電流量が制御される。
【0031】このような回路において、出力電流IOが
ピーク電流IOPに至ると、これに応じて電流検出抵抗R
Aに流れる電流が増加し、VAが高くなる。そして、VA
がVREF1より大きくなると、トランジスタQ15に電流が
流れ始める。これによって、トランジスタQ16、Q17に
電流が流れ、トランジスタQ12のベース電流が減少し、
抵抗Rd4における電圧降下が少なくなり、出力トランジ
スタQ11のベース電圧が上昇して、出力電流IOが減少
し始める。
【0032】このピーク電流は、電流検出抵抗RAに流
れる電流がそのときの出力電流IOPの1/nであること
から、 IOP=nVREF1/RA となる。
【0033】これによって、出力電圧VOが減少し始
め、VBも減少していく。そして、VREF2+VBというト
ランジスタQ18のベース電圧が、VREF1より小さくなる
と、Q18が動作し始める。これによって、Q17がオフに
なり、Q18に流れる電流によって、出力電流が減少され
る。
【0034】そして、出力端の短絡時は、VO=0であ
り、この条件では、VBも0になる。従って、この時の
出力電流がショート電流IOSCであり、そのときVAは、
トランジスタQ18のベース電圧であるVREF2+VB(VB
=0)に等しくなるため、 IOSC=nVREF2/RA となる。なお、VREF1>VREF2とすることで、電流特性
がフの字型になる。
【0035】このように、本実施形態では、ピーク電流
IOP、ショート電流IOSCは、第1、第2基準電圧VREF
1、VREF2と、電流検出抵抗RAによって決定されること
になる。このような基準電圧VREF1、VREF2は、バンド
ギャップ回路のような温度特性の小さい定電圧発生回路
を用いて形成することで、温度特性の小さいものにでき
る。また、電流検出抵抗RAも温度特性の小さいものを
採用することができる。従って、このように構成するこ
とで、過電流保護回路を温度特性の小さいものにするこ
とができ、過電流保護動作を安定したものにできる。
【0036】ピーク電流IOP、ショート電流IOSC共
に、入力電圧、出力電圧に依存しない。そこで、入力電
圧VINの変動や、出力電圧VOの設定変更などに影響を
受けることがない。
【0037】さらに、電流検出抵抗RAは、カレントミ
ラーによって、出力電流に対応した電流を流す回路に配
置されている。従って、この電流検出抵抗の電圧降下が
出力におけるロスにならない。
【0038】なお、図3の構成では、トランジスタQ18
のコレクタをトランジスタQ16のコレクタに接続した
が、トランジスタQ16、Q17とは別のカレントミラーを
設け、トランジスタQ18のコレクタとこの別のカレント
ミラーに入力してもよい。そして、この別のカレントミ
ラーの出力側トランジスタのコレクタをドライブトラン
ジスタQ12のベースに接続することで、上述の構成と全
く同一の動作が達成される。また、図3の構成では、第
1基準電圧VREF1をエラーアンプ及びトランジスタQ15
の両方に入力したが、別の基準電圧としてもよい。別の
基準電圧を設けることによって、VB等各種の設定の自
由度を大きくすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライブトランジスタの電流を検出電流値に応じて直接
制御することにした。このため、この制御の構成を独立
した基準電圧を利用して構成することができる。従っ
て、動作開始電流トランジスタのVBEや、入力電圧、出
力電圧に依存しないものにできる。また、電流検出抵抗
も出力端に至る電流経路に設けず、カレントミラーなど
で、出力電流に比例した電流を流す経路に配置すること
も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フの字過電流保護回路の電圧電流特性を示す
図である。
【図2】 従来のフの字過電流保護回路の構成を示す図
である。
【図3】 本実施形態のフの字過電流保護回路の構成を
示す図である。
【符号の説明】
Q11 出力トランジスタ、Q12 ドライブトランジス
タ、Q13〜Q18 トランジスタ、RA 電流検出抵抗、
RL 負荷、VIN 入力電圧、VO 出力電圧、VREF1
第1基準電圧、VREF2 第2基準電圧。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に供給する電流を出力する出力トラ
    ンジスタと、この出力トランジスタにおける電流量を制
    御するドライブトランジスタと、負荷に印加する出力電
    圧の電圧値に応じてドライブトランジスタを制御するフ
    ィードバック手段とを有し、負荷へ供給する電流量を制
    御し出力電圧を一定に制御する定電圧回路において、過
    電流が流れるのを防止する過電流保護回路であって、 負荷に流れる電流に対応した電流を検出し、検出した電
    流が所定値以上であった場合に、前記ドライブトランジ
    スタを制御して、出力トランジスタからの出力電流を制
    限することを特徴とする過電流保護回路。
  2. 【請求項2】 負荷に供給する電流を出力する出力トラ
    ンジスタと、この出力トランジスタにおける電流量を制
    御するドライブトランジスタと、負荷に印加する出力電
    圧の電圧値に応じてドライブトランジスタを制御するフ
    ィードバック手段とを有し、負荷へ供給する電流量を制
    御し出力電圧を一定に制御する定電圧回路において、過
    電流が流れるのを防止する過電流保護回路であって、 負荷に流れる電流に対応した電流を検出する電流検出抵
    抗と、 この電流検出抵抗における電圧降下に基づく電圧を信号
    入力端に受け入れ、低電流源からの電流を流す第1のト
    ランジスタと、 信号入力端に第1基準電圧発生部からの第1基準電圧を
    信号入力端に受け入れ、前記第1のトランジスタと同じ
    定電流源からの電流を分割して流す第2トランジスタ
    と、 この第2のトランジスタに流れる電流を受け入れ、対応
    する電流を流すカレントミラーと、 を有し、 このカレントミラーに流れる電流に応じて、前記ドライ
    ブトランジスタを制御して、負荷に対する過電流を防止
    することを特徴とする過電流保護回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の回路において、 さらに、 前記第2のトランジスタに並列して設けられ、出力電圧
    に対応した検出電圧に対し、第2基準電圧だけ加算され
    た電圧を信号入力端に受け入れ、前記出力電圧が所定値
    以下になったときに動作し、前記第2のトランジスタに
    代わって、前記ドライブトランジスタにおける電流を制
    御する電流を流す第3のトランジスタを有し、 前記電流検出抵抗に流れる電流量を第2基準電圧に応じ
    て決定し、負荷に流れる電流を制御することを特徴とす
    る過電流保護回路。
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