JPH1110036A - 板状材の製造方法および製造装置 - Google Patents
板状材の製造方法および製造装置Info
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- JPH1110036A JPH1110036A JP9164382A JP16438297A JPH1110036A JP H1110036 A JPH1110036 A JP H1110036A JP 9164382 A JP9164382 A JP 9164382A JP 16438297 A JP16438297 A JP 16438297A JP H1110036 A JPH1110036 A JP H1110036A
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Landscapes
- Spray Control Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡便に安定して塗料の送液が可能なポンプを用
いて、表面に模様を有する板状材を製造する板状材の製
造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】複数の塗料噴出ノズルまたは板状材を移動
させて、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の塗料噴
出ノズルから塗料を上記板状材へ噴射して表面に模様を
有する板状材を製造する方法において、前記噴出ノズル
からの塗料噴出量をシリンジポンプの送り出し量によっ
て制御することを特徴とする板状材の製造方法。
いて、表面に模様を有する板状材を製造する板状材の製
造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】複数の塗料噴出ノズルまたは板状材を移動
させて、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の塗料噴
出ノズルから塗料を上記板状材へ噴射して表面に模様を
有する板状材を製造する方法において、前記噴出ノズル
からの塗料噴出量をシリンジポンプの送り出し量によっ
て制御することを特徴とする板状材の製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状材へ複数の塗
料噴出ノズルを用いて塗装した表面に模様を有する板状
材の製造方法および製造装置に関する。
料噴出ノズルを用いて塗装した表面に模様を有する板状
材の製造方法および製造装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物の外壁材や内壁材などに使用する建
材には、意匠性や耐候性などの商品価値を高める目的で
種々の塗装が施されている。種々の塗装を施す場合、塗
料噴出ノズルからの塗料噴出量はポンプなどで制御され
る。
材には、意匠性や耐候性などの商品価値を高める目的で
種々の塗装が施されている。種々の塗装を施す場合、塗
料噴出ノズルからの塗料噴出量はポンプなどで制御され
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、このポンプには
ギヤーポンプなどが使われているが、塗料詰まりや、ギ
ヤーの劣化が早いなどの問題を有している。一方、この
問題を克服するポンプ方式としては、実開平９−４１号
公報に示されるような膜ポンプなどが有効であるが、こ
の膜ポンプは代替え液の管理や送液制御が煩雑であるな
どといった問題を有している。本発明はこれらの課題を
克服し、簡便に安定して塗料の送液が可能なポンプを用
いて、表面に模様を有する板状材を製造する板状材の製
造方法および製造装置を提供することを目的とする。
ギヤーポンプなどが使われているが、塗料詰まりや、ギ
ヤーの劣化が早いなどの問題を有している。一方、この
問題を克服するポンプ方式としては、実開平９−４１号
公報に示されるような膜ポンプなどが有効であるが、こ
の膜ポンプは代替え液の管理や送液制御が煩雑であるな
どといった問題を有している。本発明はこれらの課題を
克服し、簡便に安定して塗料の送液が可能なポンプを用
いて、表面に模様を有する板状材を製造する板状材の製
造方法および製造装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は下記の構成を採用する。すなわち、 （１）複数の塗料噴出ノズルまたは板状材を移動させ
て、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の塗料噴出ノ
ズルから上記板状材へ塗料を噴射して表面に模様を有す
る板状材を製造する方法において、前記噴出ノズルから
の塗料噴出量をシリンジポンプの送り出し量によって制
御することを特徴とする板状材の製造方法。 （２）前
記（１）の製造方法において、シリンジポンプの塗料を
充填させるシリンジ容積は、板状材へ塗装する噴出ノズ
ル１本分の最大噴出量の１．５倍以下の容積であり、各
板状材毎に上記シリンジポンプに塗料を充填させること
を特徴とする板状材の製造方法。
め、本発明は下記の構成を採用する。すなわち、 （１）複数の塗料噴出ノズルまたは板状材を移動させ
て、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の塗料噴出ノ
ズルから上記板状材へ塗料を噴射して表面に模様を有す
る板状材を製造する方法において、前記噴出ノズルから
の塗料噴出量をシリンジポンプの送り出し量によって制
御することを特徴とする板状材の製造方法。 （２）前
記（１）の製造方法において、シリンジポンプの塗料を
充填させるシリンジ容積は、板状材へ塗装する噴出ノズ
ル１本分の最大噴出量の１．５倍以下の容積であり、各
板状材毎に上記シリンジポンプに塗料を充填させること
を特徴とする板状材の製造方法。
【０００５】（３）前記（１）の製造方法において、シ
リンジポンプの塗料を充填させるシリンジ容積は、設定
枚数分の板状材へ塗装する噴出ノズル１本分の最大噴出
量の１．５倍以下の容積であり、設定枚数分上記シリン
ジポンプに塗料を充填させ、設定枚数分連続して吐出す
ることを特徴とする板状材の製造方法。
リンジポンプの塗料を充填させるシリンジ容積は、設定
枚数分の板状材へ塗装する噴出ノズル１本分の最大噴出
量の１．５倍以下の容積であり、設定枚数分上記シリン
ジポンプに塗料を充填させ、設定枚数分連続して吐出す
ることを特徴とする板状材の製造方法。
【０００６】（４）前記（１）〜（３）のいずれかの製
造方法において、板状材が建築板または布地であること
を特徴とする板状材の製造方法。
造方法において、板状材が建築板または布地であること
を特徴とする板状材の製造方法。
【０００７】（５）前記（１）〜（４）のいずれかの製
造方法において、塗料噴出ノズルがエアスプレーノズ
ル、エアレススプレーノズル、またはこれらの組み合わ
せであることを特徴とする板状材の製造方法。
造方法において、塗料噴出ノズルがエアスプレーノズ
ル、エアレススプレーノズル、またはこれらの組み合わ
せであることを特徴とする板状材の製造方法。
【０００８】（６）複数の塗料噴出ノズルまたは板状材
を移動させて、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の
塗料噴出ノズルから塗料を上記板状材へ噴射して表面に
模様を有する板状材を製造する装置において、前記噴出
ノズルからの塗料噴出量を制御するシリンジポンプを設
けたことを特徴とする板状材の製造装置。
を移動させて、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の
塗料噴出ノズルから塗料を上記板状材へ噴射して表面に
模様を有する板状材を製造する装置において、前記噴出
ノズルからの塗料噴出量を制御するシリンジポンプを設
けたことを特徴とする板状材の製造装置。
【０００９】（７）前記（１）〜（６）のいずれかの製
造方法または製造装置により塗装された建築板。
造方法または製造装置により塗装された建築板。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明において、複数個の塗料噴
出ノズルと板状材とをコンベアなどの搬送手段により相
対移動させるものであり、塗料噴出ノズルまたは板状材
のどちらか一方を移動させてもよいし、双方を移動させ
てもよい。
出ノズルと板状材とをコンベアなどの搬送手段により相
対移動させるものであり、塗料噴出ノズルまたは板状材
のどちらか一方を移動させてもよいし、双方を移動させ
てもよい。
【００１１】前記塗料噴出ノズルはエアスプレーノズル
またはエアレススプレーノズル、またはこれらの組み合
わせであることが好ましい。しかし、これらのノズルに
限定されることはなく任意の塗料噴出ノズルであっても
よい。
またはエアレススプレーノズル、またはこれらの組み合
わせであることが好ましい。しかし、これらのノズルに
限定されることはなく任意の塗料噴出ノズルであっても
よい。
【００１２】前記塗料噴出ノズルはエアスプレーノズル
またはエアレススプレーノズル、またはこれらの組み合
わせであることが好ましい。しかし、これらのノズルに
限定されることはなく任意の塗料噴出ノズルであっても
よい。
またはエアレススプレーノズル、またはこれらの組み合
わせであることが好ましい。しかし、これらのノズルに
限定されることはなく任意の塗料噴出ノズルであっても
よい。
【００１３】エアスプレーノズルとしては、例えばノズ
ルが二重構造であり、内側の管に塗料、外側の管に霧化
用のエアーを通す構造のノズルなどを使用することがで
きる。このような構造であれば、霧化用のエアーの供給
圧力を変えることにより、霧化された滴の粒子径を変え
ることができるので、より意匠性の高い塗装が可能にな
る。
ルが二重構造であり、内側の管に塗料、外側の管に霧化
用のエアーを通す構造のノズルなどを使用することがで
きる。このような構造であれば、霧化用のエアーの供給
圧力を変えることにより、霧化された滴の粒子径を変え
ることができるので、より意匠性の高い塗装が可能にな
る。
【００１４】また、エアレススプレーノズルとしては、
例えばノズルが矩形状構造のノズルを使用することがで
きる。このような構造であれば、楕円状と比較し角部が
直角になっているため、塗料詰まりが生じにくいという
利点がある。
例えばノズルが矩形状構造のノズルを使用することがで
きる。このような構造であれば、楕円状と比較し角部が
直角になっているため、塗料詰まりが生じにくいという
利点がある。
【００１５】エアスプレーノズルとエアレススプレーノ
ズルとの組み合わせとしては、例えば、少なくとも２本
以上の噴射ノズルを搬送方向に間隔をあけて複数配列さ
れた１列目をエアレススプレーノズルとし、２列目をエ
アスプレーノズルとするなどの組み合わせとするのが好
ましい。
ズルとの組み合わせとしては、例えば、少なくとも２本
以上の噴射ノズルを搬送方向に間隔をあけて複数配列さ
れた１列目をエアレススプレーノズルとし、２列目をエ
アスプレーノズルとするなどの組み合わせとするのが好
ましい。
【００１６】本発明に使用する噴射ノズルは、取付け位
置を固定にした構造にしてあってもよいが、また各々が
独立または互いに連動して上下、左右、前後に移動した
り、或いは、任意な方向に首振り移動する構成にしても
よい。
置を固定にした構造にしてあってもよいが、また各々が
独立または互いに連動して上下、左右、前後に移動した
り、或いは、任意な方向に首振り移動する構成にしても
よい。
【００１７】シリンジポンプのシリンジ容積は板状材へ
塗装する該噴出ノズル１本分の最大噴出量の１．５倍以
下の容積であり、各板状材毎に塗料を充填させることが
好ましい。なぜならば塗料をシリンジの中に長時間滞留
させておくと沈降分離が発生して塗装に支障をきたす場
合があり、なるべくシリンジ内へ塗料を滞留させておく
時間を短くする必要があるケースがあるためである。
塗装する該噴出ノズル１本分の最大噴出量の１．５倍以
下の容積であり、各板状材毎に塗料を充填させることが
好ましい。なぜならば塗料をシリンジの中に長時間滞留
させておくと沈降分離が発生して塗装に支障をきたす場
合があり、なるべくシリンジ内へ塗料を滞留させておく
時間を短くする必要があるケースがあるためである。
【００１８】塗料が沈降分離が生じない、または生じに
くい場合は、シリンジポンプのシリンジ容積は板状材の
設定枚数分の該噴出ノズル１本分の最大噴出量の１．５
倍以下の容積であり、連続吐出できる板状材の設定枚数
によってシリンジ容積を変えることができることが好ま
しい。
くい場合は、シリンジポンプのシリンジ容積は板状材の
設定枚数分の該噴出ノズル１本分の最大噴出量の１．５
倍以下の容積であり、連続吐出できる板状材の設定枚数
によってシリンジ容積を変えることができることが好ま
しい。
【００１９】シリンジの材質はガラス、テフロン、金属
などが好ましい。塗料が硬化性など取り扱いが煩雑な場
合は、プラスチック性などのディスポーザブルタイプの
シリンジであってもよい。要は漏れなく液を充填／吐出
できることが重要であり、この要件を満足するものであ
ればどのような材質のシリンジであってもよい。
などが好ましい。塗料が硬化性など取り扱いが煩雑な場
合は、プラスチック性などのディスポーザブルタイプの
シリンジであってもよい。要は漏れなく液を充填／吐出
できることが重要であり、この要件を満足するものであ
ればどのような材質のシリンジであってもよい。
【００２０】本発明の板状材は、木材、石材、金属、セ
メント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外層
材、内装材など、表面に凹凸を有する板状材などの建材
であることが好ましいが、剛性のない布地、フィルム、
自動車コンテナの側面、上面などの産業資材全般にも適
用することができる。
メント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外層
材、内装材など、表面に凹凸を有する板状材などの建材
であることが好ましいが、剛性のない布地、フィルム、
自動車コンテナの側面、上面などの産業資材全般にも適
用することができる。
【００２１】次に、本発明の実施形態を図を参照して具
体的に説明する。
体的に説明する。
【００２２】図１は本発明に適用可能なシリンジポンプ
の一実施例を示す概略図であり、図２は、シリンジポン
プの他の実施例を示す概略図である。
の一実施例を示す概略図であり、図２は、シリンジポン
プの他の実施例を示す概略図である。
【００２３】本発明に適用されるこのシリンジポンプ１
１は、ガラスや金属などの材質で構成される外筒１と、
テフロンなどの材質で構成される内筒２、および内筒２
を動かす内筒軸３を有し、この内筒軸３を矢印ａあるい
はｂ方向へ駆動させるための駆動部は、モーター６とス
クリュー軸５とスクリュー軸受け４とからなり、前記の
内筒軸３とこのスクリュー軸受け４とが連結されて内筒
軸３が駆動されるようになっている。
１は、ガラスや金属などの材質で構成される外筒１と、
テフロンなどの材質で構成される内筒２、および内筒２
を動かす内筒軸３を有し、この内筒軸３を矢印ａあるい
はｂ方向へ駆動させるための駆動部は、モーター６とス
クリュー軸５とスクリュー軸受け４とからなり、前記の
内筒軸３とこのスクリュー軸受け４とが連結されて内筒
軸３が駆動されるようになっている。
【００２４】また、８は塗料タンクであり、９は塗料噴
出ノズルであって、この塗料タンク８と塗料噴出ノズル
９との間には、塗料が塗料噴出ノズル９から塗料タンク
８へ逆流しないように２個の逆止弁７が設けられてい
る。この２個の逆止弁７の代わりに図２に示す３方弁
７′にしてもよい。この場合、内筒２が矢印ａの方向へ
移動するとき塗料はｃの方向へ流れるように、また内筒
２が矢印ｂの方向へ移動するときは塗料はｄの方向へ流
れるように３方弁７’を切り替える。
出ノズルであって、この塗料タンク８と塗料噴出ノズル
９との間には、塗料が塗料噴出ノズル９から塗料タンク
８へ逆流しないように２個の逆止弁７が設けられてい
る。この２個の逆止弁７の代わりに図２に示す３方弁
７′にしてもよい。この場合、内筒２が矢印ａの方向へ
移動するとき塗料はｃの方向へ流れるように、また内筒
２が矢印ｂの方向へ移動するときは塗料はｄの方向へ流
れるように３方弁７’を切り替える。
【００２５】図１において、モーター６を、例えばＣＷ
に回転させると、スクリュー軸受け４は矢印ｂの方向
へ、ＣＣＷに回転させるとスクリュー軸受け４は矢印ａ
の方向へ移動するように設定しておき、まずモーター６
をＣＣＷに適当な回転数で回転させて、内筒２を矢印ａ
の方向へ移動させながら塗料タンク８より塗料を送液
し、可変滞留部１０へ充填させる。充填させる量は１枚
の板状材へ噴出する量の約１．５倍以下程度がよい。
に回転させると、スクリュー軸受け４は矢印ｂの方向
へ、ＣＣＷに回転させるとスクリュー軸受け４は矢印ａ
の方向へ移動するように設定しておき、まずモーター６
をＣＣＷに適当な回転数で回転させて、内筒２を矢印ａ
の方向へ移動させながら塗料タンク８より塗料を送液
し、可変滞留部１０へ充填させる。充填させる量は１枚
の板状材へ噴出する量の約１．５倍以下程度がよい。
【００２６】塗料噴出ノズル９への塗料送液は、塗料を
前記した可変滞留部１０へ充填させたのち、モーター６
を逆の回転、すなわちＣＷに適当な回転数で回転させ
て、内筒２を矢印ｂの方向へ移動させながら可変滞留部
１０の塗料を塗料噴出ノズルへ吐出させることによって
行なう。この場合、モーター６のＣＷの回転数を任意に
変化させることにより、塗料噴出量を制御することが可
能になる。回転数が低いと塗料噴出ノズル９からの塗料
噴出量が少なくなり、塗装結果は淡となり、逆に回転数
が高いと塗装結果は濃となる。したがって、モーター６
の回転数をきめ細かく制御することで濃淡塗装が可能に
なる。
前記した可変滞留部１０へ充填させたのち、モーター６
を逆の回転、すなわちＣＷに適当な回転数で回転させ
て、内筒２を矢印ｂの方向へ移動させながら可変滞留部
１０の塗料を塗料噴出ノズルへ吐出させることによって
行なう。この場合、モーター６のＣＷの回転数を任意に
変化させることにより、塗料噴出量を制御することが可
能になる。回転数が低いと塗料噴出ノズル９からの塗料
噴出量が少なくなり、塗装結果は淡となり、逆に回転数
が高いと塗装結果は濃となる。したがって、モーター６
の回転数をきめ細かく制御することで濃淡塗装が可能に
なる。
【００２７】図３はシリンジポンプ１１を用いた塗装装
置の実施形態を示している。複数の塗料噴出ノズル９か
らなるノズルアレイ１２と、複数のシリンジポンプ１１
からなるポンプアレイ１３と、塗料タンク８と、塗料の
吐出量や吐出タイミングを制御するコントローラー１４
と、塗装パターン発生器１５とから構成される。
置の実施形態を示している。複数の塗料噴出ノズル９か
らなるノズルアレイ１２と、複数のシリンジポンプ１１
からなるポンプアレイ１３と、塗料タンク８と、塗料の
吐出量や吐出タイミングを制御するコントローラー１４
と、塗装パターン発生器１５とから構成される。
【００２８】図３の実施態様においては、複数の塗料噴
出ノズル９がコンベア１６の搬送方向と交差する方向に
配列するようにノズルアレイ１２が設置され、板状材１
７がコンベア１６によって矢印ｅの方向へ搬送されるよ
うになっている。板状材１７がノズルアレイ１２に近づ
いたことを図示しないセンサーなどで検知し、検知信号
をもとにコントローラー１４は塗装パターン１４からの
パターンにしたがってポンプアレイ１３の各々のシリン
ジポンプへ塗料の充填／吐出の指令をだす。
出ノズル９がコンベア１６の搬送方向と交差する方向に
配列するようにノズルアレイ１２が設置され、板状材１
７がコンベア１６によって矢印ｅの方向へ搬送されるよ
うになっている。板状材１７がノズルアレイ１２に近づ
いたことを図示しないセンサーなどで検知し、検知信号
をもとにコントローラー１４は塗装パターン１４からの
パターンにしたがってポンプアレイ１３の各々のシリン
ジポンプへ塗料の充填／吐出の指令をだす。
【００２９】シリンジポンプ１１の外筒１と内筒２の径
は板状材１７の搬送方向の長さによって決められ、搬送
方向の長さが長い場合は１枚の板状材１７への塗料噴出
量の総量は多くなるので、外筒１、内筒２の径は太くし
て、可変滞留部１０の最大容積を大きくし、逆に搬送方
向長さが短い場合は総量は少なくてすむので、外筒１、
内筒３の径は小さくてすむ。
は板状材１７の搬送方向の長さによって決められ、搬送
方向の長さが長い場合は１枚の板状材１７への塗料噴出
量の総量は多くなるので、外筒１、内筒２の径は太くし
て、可変滞留部１０の最大容積を大きくし、逆に搬送方
向長さが短い場合は総量は少なくてすむので、外筒１、
内筒３の径は小さくてすむ。
【００３０】もちろん、可変滞留部１０の最大容積を増
減する方法は外筒１、内筒２の径を変化させるだけでな
く、図１のａ，ｂの最大移動距離を変化させてもよい。
減する方法は外筒１、内筒２の径を変化させるだけでな
く、図１のａ，ｂの最大移動距離を変化させてもよい。
【００３１】例えば、搬送されてくる板状体１７に１本
の塗料噴出ノズル９からの最大吐出量が１０ｃｃであれ
ば、可変滞留部１０の最大容積は最大吐出量の１．５倍
の１５ｃｃになるように、外筒１、内筒２の径または図
１のａ，ｂの距離を決める。この可変滞留部１０の最大
容積の決め方によると、板状材１枚毎に可変滞留部１０
へ塗料充填を行う必要がある。したがって可変滞留部１
０への塗料滞留期間が少なくて済み、分離沈降しやすい
塗料の場合、分離沈降を回避できるので好ましい。
の塗料噴出ノズル９からの最大吐出量が１０ｃｃであれ
ば、可変滞留部１０の最大容積は最大吐出量の１．５倍
の１５ｃｃになるように、外筒１、内筒２の径または図
１のａ，ｂの距離を決める。この可変滞留部１０の最大
容積の決め方によると、板状材１枚毎に可変滞留部１０
へ塗料充填を行う必要がある。したがって可変滞留部１
０への塗料滞留期間が少なくて済み、分離沈降しやすい
塗料の場合、分離沈降を回避できるので好ましい。
【００３２】分離沈降がおきにくい塗料であれば、可変
滞留部１０へ塗料を長時間滞留させておいても問題はな
いので、次の方法に従えばよい。
滞留部１０へ塗料を長時間滞留させておいても問題はな
いので、次の方法に従えばよい。
【００３３】例えば連続して塗装する板状体の設定枚数
を１００枚、１枚あたりに１本の塗料噴出ノズル９から
吐出する最大量が１０ｃｃであれば可変滞留部１０の最
大容積は、１０×１００×１．５＝１５００ｃｃに設定
する。このようにすれば搬送される板状体と次に搬送さ
れてくる板状材との間の時間に塗料を充填する手間をは
ぶくことがきる。
を１００枚、１枚あたりに１本の塗料噴出ノズル９から
吐出する最大量が１０ｃｃであれば可変滞留部１０の最
大容積は、１０×１００×１．５＝１５００ｃｃに設定
する。このようにすれば搬送される板状体と次に搬送さ
れてくる板状材との間の時間に塗料を充填する手間をは
ぶくことがきる。
【００３４】板状材１７の搬送方向の長さがまちまちで
ある場合は、外筒１、内筒２の径を望ましくは頻繁に変
える必要がある。この場合は異なった径の外筒１、内筒
２および内筒軸３の構成を複数個用意しておき、適宜自
動的にスクリュー軸受け４への連結を切り替えるように
すればよい。
ある場合は、外筒１、内筒２の径を望ましくは頻繁に変
える必要がある。この場合は異なった径の外筒１、内筒
２および内筒軸３の構成を複数個用意しておき、適宜自
動的にスクリュー軸受け４への連結を切り替えるように
すればよい。
【００３５】シリンジポンプ１１が１つでは塗料供給を
連続して行えないので、これを連続して行えるようにす
るためには、図４に示すように、シリンジポンプ１１を
２台併設して、片側のシリンジポンプが塗料を充填して
いる間に他方のシリンジポンプが塗料吐出を行うように
ポンプ切替弁１８を交互に切り替えてやればよい。
連続して行えないので、これを連続して行えるようにす
るためには、図４に示すように、シリンジポンプ１１を
２台併設して、片側のシリンジポンプが塗料を充填して
いる間に他方のシリンジポンプが塗料吐出を行うように
ポンプ切替弁１８を交互に切り替えてやればよい。
【００３６】
【発明の効果】上述した本発明によれば、従来のように
ポンプの劣化が早い、送液代替え液や制御が煩雑である
などの問題を生じることがなく、安定して簡便に塗料を
送液できる。したがって信頼性の高い塗装が可能にな
る。
ポンプの劣化が早い、送液代替え液や制御が煩雑である
などの問題を生じることがなく、安定して簡便に塗料を
送液できる。したがって信頼性の高い塗装が可能にな
る。
【図１】本発明に適用可能なシリンジポンプの一実施例
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図２】シリンジポンプの他の実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図３】シリンジポンプを用いた塗装装置の一実施形態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図４】シリンジポンプのさらに他の実施例を示す概略
図である。
図である。
１：外筒 ２：内筒 ３：内筒軸 ４：スクリュー軸受け ５：スクリュー軸 ６：モーター ７：逆止弁 ７′：３方弁 ８：塗料タンク ９：塗料噴出ノズル １０：可変滞留部 １１：シリンジポンプ １２：ノズルアレイ １３：ポンプアレイ １４：コントローラー １５：塗装パターン発生器 １６：コンベア １７：板状材
Claims (7)
- 【請求項１】複数の塗料噴出ノズルまたは板状材を移動
させて、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の塗料噴
出ノズルから上記板状材へ塗料を噴射して表面に模様を
有する板状材を製造する方法において、前記噴出ノズル
からの塗料噴出量をシリンジポンプの送り出し量によっ
て制御することを特徴とする板状材の製造方法。 - 【請求項２】請求項１の製造方法において、シリンジポ
ンプの塗料を充填させるシリンジ容積は、板状材へ塗装
する噴出ノズル１本分の最大噴出量の１．５倍以下の容
積であり、各板状材毎に上記シリンジポンプに塗料を充
填させることを特徴とする板状材の製造方法。 - 【請求項３】請求項１の製造方法において、シリンジポ
ンプの塗料を充填させるシリンジ容積は、設定枚数分の
板状材へ塗装する噴出ノズル１本分の最大噴出量の１．
５倍以下の容積であり、設定枚数分上記シリンジポンプ
に塗料を充填させ、設定枚数分連続して吐出することを
特徴とする板状材の方法。 - 【請求項４】請求項１〜３のいずれかの製造方法におい
て、板状材が建築板または布地であることを特徴とする
板状材の製造方法。 - 【請求項５】請求項１〜４のいずれかの製造方法におい
て、塗料噴出ノズルがエアスプレーノズル、エアレスス
プレーノズル、またはこれらの組み合せであることを特
徴とする板状材の製造方法。 - 【請求項６】複数の塗料噴出ノズルまたは板状材を移動
させて、塗料噴出量を制御しながら上記複数個の塗料噴
出ノズルから塗料を上記板状材へ噴射して表面に模様を
有する板状材を製造する装置において、前記噴出ノズル
からの塗料噴出量を制御するシリンジポンプを設けたこ
とを特徴とする板状材の製造装置。 - 【請求項７】請求項１〜６のいずれかの製造方法または
製造装置により塗装された建築板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164382A JPH1110036A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 板状材の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164382A JPH1110036A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 板状材の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110036A true JPH1110036A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15792074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9164382A Pending JPH1110036A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 板状材の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110036A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006105792A1 (en) * | 2005-04-06 | 2006-10-12 | M 2 Medical A/S | Method and device for dispensing liquid medicine by means of a reversible electrical motor |
| US8961462B2 (en) | 2002-07-24 | 2015-02-24 | Asante Solutions, Inc. | Infusion pump system, an infusion pump unit and an infusion pump |
| CN108816591A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-11-16 | 芜湖德加智能科技有限公司 | 一种机械臂的喷涂设备 |
| US10987468B2 (en) | 2016-01-05 | 2021-04-27 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Operating multi-modal medicine delivery systems |
| US11147914B2 (en) | 2013-07-19 | 2021-10-19 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Infusion pump system and method |
| US11471598B2 (en) | 2015-04-29 | 2022-10-18 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Operating an infusion pump system |
| US11865299B2 (en) | 2008-08-20 | 2024-01-09 | Insulet Corporation | Infusion pump systems and methods |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP9164382A patent/JPH1110036A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8961462B2 (en) | 2002-07-24 | 2015-02-24 | Asante Solutions, Inc. | Infusion pump system, an infusion pump unit and an infusion pump |
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| US10105483B2 (en) | 2005-04-06 | 2018-10-23 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Medicine dispensing device |
| US11865299B2 (en) | 2008-08-20 | 2024-01-09 | Insulet Corporation | Infusion pump systems and methods |
| US11147914B2 (en) | 2013-07-19 | 2021-10-19 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Infusion pump system and method |
| US11471598B2 (en) | 2015-04-29 | 2022-10-18 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Operating an infusion pump system |
| US10987468B2 (en) | 2016-01-05 | 2021-04-27 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Operating multi-modal medicine delivery systems |
| CN108816591A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-11-16 | 芜湖德加智能科技有限公司 | 一种机械臂的喷涂设备 |
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