JPH1098502A - データ移動体通信方式 - Google Patents

データ移動体通信方式

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JPH1098502A
JPH1098502A JP8250360A JP25036096A JPH1098502A JP H1098502 A JPH1098502 A JP H1098502A JP 8250360 A JP8250360 A JP 8250360A JP 25036096 A JP25036096 A JP 25036096A JP H1098502 A JPH1098502 A JP H1098502A
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JP8250360A
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Kazuhiro Sato
和博 佐藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体通信システムにおけるデータ通信方式に
関し、移動端末側のアダプタの通信プロトコル制御プロ
グラムを、網からローディング可能に構成する。 【解決手段】移動側データ端末3の信号と移動端末1の
無線上の信号をアダプタ2が相互に変換し、基地局4の
無線上の信号と固定側端末9の信号を交換機のデータ信
号変換装置8が相互に変換して、移動側データ端末3と
固定側端末9がデータ通信を行う際に、移動側データ端
末3の通信種別に応じてデータ信号変換装置8を選択し
て起動して、アダプタ2とデータ信号変換装置8間にデ
ータ通信ネゴシェーションプロトコルリンクを確立し、
アダプタ2の要求に応じてデータ信号変換装置8から通
信種別に応じたデータ通信プロトコル制御プログラムを
アダプタ2にローディングして、アダプタ2とデータ信
号変換装置8間にデータ通信プロトコルリンクを確立し
て、移動側データ端末3と固定側端末9がデータ通信を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおけるデータ通信方式に関し、特に、移動端末側で
データ信号を変換するアダプタの通信プロトコル制御プ
ログラムを、網からローディングするようにした、デー
タ移動体通信方式に関するものである。
【0002】音声通信を目的とする移動体通信システム
において、移動端末のユーザが有線側との間でデータ通
信を行おうとする場合、符号化方式およびインタフェー
スの違いに対応するため、端末側および網側にそれぞれ
アダプタを必要とする。
【0003】この場合の移動端末側のアダプタにおけ
る、通信プロトコル制御プログラムを、網側からローデ
ィングすることができるようにして、アダプタに汎用性
を持たせることが要求されている。
【0004】
【従来の技術】ディジタル方式の携帯電話システムにお
いては、無線回線上の伝送速度は11.2kbps 等、低
速であり、VSELP符号等の無線固有の音声符号化方
式が採用されている。一方、有線回線におけるデータ通
信には、64kbps のμ-law符号を前提とするモデム信
号が用いられている。
【0005】そこで携帯電話のユーザが有線側とデータ
通信を行おうとする場合には、モデム信号を無線上でそ
のまま伝達することが難しいため、移動端末側および網
側にアダプタを付加して、モデム信号を一旦ベースバン
ド信号に変換して無線回線上を伝達することによって、
データ通信サービスを実現している。
【0006】図10は、データ移動体通信方式の網構成
の例を示したものである。携帯電話等の移動体通信を提
供する移動体通信網における複数の移動端末1は、それ
ぞれアダプタ2を経て移動側データ端末を接続されてい
る。各移動端末1は、無線回線を介して基地局4と接続
されるとともに、基地局4は移動体通信を行うための移
動体通信交換機100に接続されている。
【0007】移動体通信交換機100は、回線接続を行
うネットワーク(NW)5と、移動端末側との間の制御
信号のやりとりを行う制御信号装置6と、NW5におけ
る通話路の制御を行う制御装置7と、無線上の信号とデ
ータ通信用信号との変換を行うデータ信号変換装置8と
を有している。データ信号変換装置は、トラヒック見合
いおよび通信種別に応じて、通常、複数の装置が設けら
れる。
【0008】また、固定電話通信網は、ISDNまたは
PSTNであって、固定網交換機200と、複数の固定
側端末9とからなっている。固定網交換機から固定側端
末への着信は、通常の固定電話への着信処理によって行
われる。
【0009】データ通信における通信プロトコルは、F
AX通信,FAX通信(エラー訂正モード),非同期デ
ータ通信等の通信方式に応じてそれぞれ異なっており、
通信速度についても種々の速度が用いられている。
【0010】図11は、従来のデータ通信システムの構
成を示したものであって、(a) はFAX通信の場合を示
し、(b) はパソコン通信の場合を示している。図中、実
線はユーザ信号を示し、点線は制御信号を示している。
【0011】図11(a) において、移動端末側は、無線
装置を含む移動端末1と、FAX通信用のアダプタ21
と、FAX装置からなる移動側データ端末31 とからな
っている。また網側は、無線装置を含む基地局4と、ネ
ットワーク(NW)5と、移動端末側と網側との間の制
御信号のやりとりを行う制御信号装置6と、NW5にお
ける通話路の制御を行う制御装置7と、無線上の信号と
FAX信号との変換を行うデータ信号変換装置81 とか
らなっている。固定側端末91 はFAX装置からなって
いる。
【0012】図11(b) において、移動端末側は、無線
装置を含む移動端末1と、パソコン通信用のアダプタ2
2 と、パソコン装置からなる移動側データ端末32 とか
らなっている。また網側は、無線装置を含む基地局4
と、ネットワーク(NW)5と、移動端末側と網側との
間の制御信号のやりとりを行う制御信号装置6と、NW
5における通話路の制御を行う制御装置7と、無線上の
信号とパソコン信号との変換を行うデータ信号変換装置
2 とからなっている。固定側端末92 はパソコン装置
からなっている。
【0013】図12は、従来のデータ通信シーケンス例
を示したものであって、図中、実線はアウトチャネル信
号を示し、二重線はインチャネル信号を示している。移
動端末は、通信開始時に、アダプタを介して移動側デー
タ端末からの通信要求を受けたとき、網に対して発呼
し、アウトチャネル信号によって、データ通信種別を網
側に通知する。
【0014】網側の制御装置は、制御信号装置を介して
通信種別を受信して、着信先の固定側端末が収容されて
いる網の交換機に対して着信信号を送出し、着信応答が
あると、NWに対してパス設定要求を送出して、移動端
末−データ信号変換装置−固定側端末間のパスルートを
設定するとともに、要求された通信種別のデータ信号変
換装置を起動する。
【0015】起動されたデータ信号変換装置は、アダプ
タとの間で、インチャネル信号で、要求された通信種別
固有のデータ通信プロトコルリンクを確立した後、固定
側端末との接続処理を行う。接続完了後、移動側データ
端末と固定側端末間のデータ通信が開始される。
【0016】図13は、従来のアダプタとデータ信号変
換装置のブロック構成例を示したものであって、(a) は
アダプタのブロック構成例を示し、(b) はデータ信号変
換装置のブロック構成例を示している。
【0017】図13(a) において、端末制御インタフェ
ース部11は、移動側データ端末3との間でモデム制御
信号であるATコマンド等の送受信を行う。端末インタ
フェース部12は、移動側データ端末3との間でデータ
の送受信を行う。無線制御インタフェース部13は、移
動端末1との間でアウトチャネル信号である制御信号の
送受信を行う。
【0018】無線インタフェース部14は、移動端末1
を介して網との間でデータの送受信を行う。データ変換
部15は、移動側データ端末−アダプタ間のデータ信号
と、無線上に送出する信号のフォーマット等を変換す
る。プロトコル制御部16は、これら各機能ブロックを
制御するとともに、無線上のデータ通信プロトコルの制
御を行う。
【0019】図13(b) において、無線インタフェース
部21は、基地局4を介して移動端末側との間でデータ
の送受信を行う。データ変換部22は、固定側端末−デ
ータ信号変換装置間のデータ信号と、無線上に送出する
信号のフォーマット等の変換を行う。
【0020】端末インタフェース部23は、固定側端末
9と64kbps の信号で接続してデータ送受信を行う。
制御装置インタフェース部24は、網内の上位装置であ
る制御装置7との間で制御信号を送受信する。プロトコ
ル制御部25は、これら各機能ブロックを制御するとと
もに、無線上のデータ通信プロトコルの制御を行う。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話システ
ムのデータ通信サービスにおいては、通信の種類ごとに
使用する無線上のプロトコルが異なるため、移動端末お
よび移動側データ端末との物理インタフェースが同じで
あっても、サービスの種別に応じて使用するアダプタを
交換する必要があるとともに、通信速度の向上等によっ
て無線プロトコルが変更された場合には、ユーザはアダ
プタを新規に購入しなければならなくなるという問題が
あった。
【0022】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、移動端末側でデータ信号
を変換するために使用するアダプタの、通信プロトコル
制御プログラムを網からローディングできるようにする
ことによって、サービスの種別に応じて使用するアダプ
タを交換する必要がないとともに、無線プロトコルが変
更された場合でも、アダプタを新規に購入する必要がな
いようにすることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の課題を解
決するための具体的手段と作用とを記述する。
【0024】(1) 移動側端末において、移動側データ端
末3の信号と移動端末1の無線上の信号とを、アダプタ
2において相互に変換し、網側において、移動端末1と
無線回線を介して接続される基地局4の無線上の信号と
固定側端末9の信号とを、基地局4が収容されている交
換機に設けられたデータ信号変換装置8において相互に
変換することによって、移動側データ端末3と固定側端
末9とがデータ通信を行うシステムにおいて、移動側デ
ータ端末3からの通信種別の通知に応じて、網側のデー
タ信号変換装置8を選択して起動して、移動側端末のア
ダプタ2と網側のデータ信号変換装置8との間にデータ
通信ネゴシェーションプロトコルリンクを確立し、アダ
プタ2からの要求に応じてデータ信号変換装置8から通
信種別に応じたデータ通信プロトコル制御プログラムを
アダプタ2にローディングすることによって、アダプタ
2とデータ信号変換装置8との間にデータ通信プロトコ
ルリンクを確立して、移動側データ端末3と固定側端末
9とがデータ通信を行う。
【0025】このように、移動体通信システムにおいて
データ通信を行う際に、移動端末側でアダプタがデータ
信号と無線上の信号との変換を行うために使用する通信
プロトコル制御プログラムを、網からローディングする
ようにしたので、移動側端末では、網が提供する任意の
種類のデータ通信サービスを利用することができるよう
になるとともに、網側では、アダプタの機能追加を行う
ことなしに、サービスの機能追加を行うことができるよ
うになる。
【0026】(2) (1) の場合に、アダプタ2とデータ信
号変換装置8とのネゴシェーションに基づいて、データ
通信プロトコル制御プログラムの全部または一部をロー
ディングし、またはローディングしないように選択可能
に構成する。
【0027】従って、データ通信プロトコル制御プログ
ラムは、通信の都度、アダプタにローディングするよう
にしてもよく、または前の通信時にローディングされた
プログラムをそのまま記憶させておいて、次の通信時
に、使用するようにしてもよい。さらに、前の通信時に
ローディングされたプログラムに対して、一部のプログ
ラムを追加して使用するようにすることもできる。
【0028】(3) 移動側端末において、移動側データ端
末3の信号と移動端末1の無線上の信号とを、アダプタ
2において相互に変換し、網側において、移動端末1と
無線回線を介して接続される基地局4の無線上の信号と
固定側端末9の信号とを、基地局4が収容されている交
換機に設けられたデータ信号変換装置8において相互に
変換することによって、移動側データ端末3と固定側端
末9とがデータ通信を行うシステムにおいて、基地局4
が収容されている交換機にデータ通信プロトコル制御プ
ログラムを格納するローディング装置10を設け、移動
側データ端末3からの通信種別の通知に応じて、網側の
ローディング装置10を起動して、移動側端末のアダプ
タ2と網側のローディング装置10との間にデータ通信
ネゴシェーションプロトコルリンクを確立し、アダプタ
2からの要求に応じてローディング装置10から通信種
別に応じたデータ通信プロトコル制御プログラムをアダ
プタ2にローディングしたのち、パス設定を切り替え、
データ信号変換装置8を起動して、アダプタ2とデータ
信号変換装置8との間にデータ通信プロトコルリンクを
確立して、移動側データ端末3と固定側端末9とがデー
タ通信を行う。
【0029】この場合は、データ通信プロトコル制御プ
ログラムをローディング装置に格納しておいて、これか
らアダプタにローディングするようにしたので、(1) の
場合と比べて、データ信号変換装置の構成が簡単にな
り、機器構成上の便宜が得られる。
【0030】(4) (3) の場合に、アダプタ2とローディ
ング装置10とのネゴシェーションに基づいて、データ
通信プロトコル制御プログラムの全部または一部をロー
ディングし、またはローディングしないように選択可能
に構成する。
【0031】これによって、(2) の場合と同様のプログ
ラムローディング上の自由度を得ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5に基づい
て、本発明の実施形態(1) を説明する。図1は、本発明
の実施形態(1) のシステム構成を示す図である。図1に
おいて、図11の場合と同じものを同じ番号で示し、2
は任意の通信種別に対して使用可能なアダプタ、3は任
意の通信種別に対応する移動側データ端末、8は任意の
通信種別ごとのデータ信号変換装置、9は任意の通信種
別に対応する固定側端末である。
【0033】図2は、実施形態(1) におけるアダプタと
データ信号変換装置のブロック構成例を示したものであ
って、(a) はアダプタのブロック構成例を示し、(b) は
データ信号変換装置のブロック構成例を示している。
【0034】図2(a) において、図13(a) におけると
同じものを同じ番号で示し、17はネゴシェーションプ
ロトコル制御部、18はデータプロトコル制御部であ
る。本発明方式においては、アダプタ2において、従来
のプロトコル制御部16に代えて、ネゴシェーションプ
ロトコル制御部17と、データプロトコル制御部18と
を有している。
【0035】ネゴシェーションプロトコル制御部17
は、各機能ブロックに対する制御機能と、無線上のデー
タ通信ネゴシェーションプロトコルの制御機能を有し、
通信開始からデータプロトコル制御部に制御権を渡すま
での間、アダプタ内の制御を行う。また、データプロト
コル制御部18は、ネゴシェーションプロトコルによっ
て、網からプログラムをローディングされる部分であっ
て、ローディング完了後、ネゴシェーションプロトコル
によって起動され、それ以降、アダプタ内の制御を行
う。
【0036】なお、ネゴシェーションプロトコル制御部
とデータプロトコル制御部のインタフェース条件、およ
びネゴシェーションプロトコル制御部およびデータプロ
トコル制御部と、その他の機能ブロック間のインタフェ
ース条件は、予め定められていて、データプロトコル制
御部の内容によって、インタフェース条件が変わること
はない。
【0037】ここでネゴシェーションプロトコルは、従
来の携帯電話によるデータ通信サービスに使用されてい
る、エラー自動再送制御通信方式のプロトコルであっ
て、RCR STD-27D に記載されているものであり、通信種
別にかかわらず、本方式によるデータ通信を行うすべて
のシステムに共通するプロトコルである。
【0038】また予め定められたインタフェースとは、
アダプタを制御する上で、必要な情報である、各機能ブ
ロックの入出力(I/O)アドレスや、共通的に使用さ
れる情報が格納されているメモリ割り付け情報等を指
す。
【0039】図2(b) において、図13(b) におけると
同じものを同じ番号で示し、26はアダプタ(ADP)
データプロトコル制御プログラム部、27はネゴシェー
ション&データプロトコル制御部である。本発明方式に
おいは、データ信号変換装置8において、従来のプロト
コル制御部25に代えて、ADPデータプロトコル制御
プログラム部26と、ネゴシェーション&データプロト
コル制御部27とを有している。
【0040】ADPデータプロトコル制御プログラム部
26は、ネゴシェーションプロトコルによって、アダプ
タ2にローディングされるプログラムを格納する部分で
ある。またネゴシェーション&データプロトコル制御部
27は、各機能ブロックに対する制御機能と、無線上の
ネゴシェーションプロトコルおよびデータ通信プロトコ
ルの制御、およびネゴシェーションプロトコル上での、
ADPデータプロトコル制御プログラムのアダプタ2へ
のローディング機能を有しいる。
【0041】図3は、実施形態(1) の場合の発呼時のデ
ータ通信シーケンス例を示したものである。図中、実線
はアウトチャネル信号を示し、二重線はインチャネル信
号を示している。
【0042】制御装置は、制御信号装置を介して発呼信
号を受信すると、着信先の固定側端末が収容されている
固定網の交換機に対して着信信号を送出し、その応答が
あると、発呼信号内の通信種別の情報から、該当するデ
ータ信号変換装置を判別して、NWにパス設定オーダを
送出し、移動端末−データ信号変換装置−固定側端末間
のパスルートを設定して、該当するデータ信号変換装置
を起動する。
【0043】起動されたデータ信号変換装置は、データ
通信ネゴシェーションプロトコルリンクの設定処理を行
う。アダプタはネゴシェーションプロトコル制御部の制
御によって動作して、データ信号変換装置との間でネゴ
シェーションプロトコルを確立し、データ通信プロトコ
ル制御プログラムのローディングを要求する。データ信
号変換装置は、要求に応じてデータ通信プロトコル制御
プログラムを送信し、アダプタの受信完了によって、デ
ータ通信プロトコルリンクの設定処理へ移行する。
【0044】アダプタのネゴシェーションプロトコル制
御部は、プログラムのローディングが完了すると、予め
定められたインタフェースによって、データプロトコル
制御部を起動する。データプロトコル制御部は、予め定
められているインタフェース条件によって、各機能ブロ
ックに対する制御を行ない、データ通信プロトコルリン
クの設定処理を開始して、データ信号変換装置との間で
リンクを確立させる。
【0045】データ信号変換装置は、データ通信プロト
コルリンクが確立すると固定側端末に対して接続処理を
行ない、接続が完了すると、データ通信プロトコルに従
ってアダプタに対して接続完了報告を行う。これによっ
てアダプタは、移動側データ端末に接続完了を報告する
とともに、データ通信プロトコルに従って、移動側デー
タ端末と固定側端末間でデータ通信を開始する。
【0046】このように、アダプタ側は、データ通信開
始までは、ネゴシェーションプロトコル制御部の制御に
従って動作し、プログラムのローディング後は、データ
プロトコル制御部の制御に従って動作することによっ
て、機能エンハンス等があっても、ローディングされる
データ通信プロトコル制御プログラムを変更するだけ
で、データ通信を行うことが可能となり、アダプタの変
更等が不要となる。
【0047】図4は、実施形態(1) におけるアダプタの
動作フローの例を示したものである。また、図5は実施
形態(1) におけるデータ信号変換装置の動作フローの例
を示したものである。
【0048】図4において、当初、ネゴシェーションプ
ロトコル制御部の制御に従って動作している移動端末側
のアダプタは、移動側データ端末からの通信要求を、端
末制御インタフェース部を介して受信すると、通信要求
時のATコマンドを解析して、通信種別を判別し、通信
要求とともに無線制御インタフェース部から移動端末を
経て網に送信する。
【0049】アダプタは、その後、無線インタフェース
部からデータ(通信)ネゴシェーション(プロトコル)
リンク確立要求信号を送出し、データ通信ネゴシェーシ
ョンプロトコルリンク確立待ちの状態となり、データ信
号変換装置からリンク確立信号を受信した時点で、ネゴ
シェーションプロトコルリンク確立状態となる。
【0050】ネゴシェーションプロトコルリンクが確立
すると、アダプタは、データ通信プロトコル制御プログ
ラムのローディング要求信号を、無線インタフェース部
から送出する。データ信号変換装置からのプログラムの
ローディングが終了すると、ネゴシェーションプロトコ
ル制御部は、予め定められているインタフェースによっ
て、データプロトコル制御部を起動し、制御権をデータ
プロトコル制御部に移管する。これによってデータプロ
トコル制御部は、予め定められているインタフェースに
従って、各機能ブロックを制御する。
【0051】最初に、無線インタフェース部からデータ
通信プロトコルリンク確立信号を送出し、データ通信プ
ロトコル用リンクの確立処理を行う。ネゴシェーション
プロトコルリンクと同様にリンクが確立し、データ信号
変換装置から固定側端末接続完了信号を受信すると、そ
れを移動側データ端末へ送出し、データ通信状態に移行
する。
【0052】図5において、データ信号変換装置は、制
御装置が制御信号装置を経て移動端末から受信した通信
種別の情報に従って起動される。起動後は、無線上にネ
ゴシェーションリンク確立信号を送出し、データ通信ネ
ゴシェーションプロトコルリンク設定処理を行う。ネゴ
シェーションプロトコルリンク設定後は、アダプタから
のプログラムのローディング要求を待ち、ローディング
要求を受信すると、装置内に具備しているデータ通信プ
ロトコル制御プログラムをネゴシェーションプロトコル
リンク上でアダプタに送信する。
【0053】送信完了後は、データ通信プロトコル用リ
ンク設定処理に移行し、無線インタフェース部からデー
タ通信プロトコルリンク確立信号を送出し、リンク確立
処理を行う。リンク確立後、固定側端末との間でモデム
信号の送受信による接続処理を行ない、接続完了時、接
続完了をアダプタに通知し、データ通信状態に移行す
る。
【0054】なお、制御信号装置,制御装置,移動端末
の動作は、従来技術と基本的に同じである。
【0055】以下、図6ないし図8に基づいて、本発明
の実施形態(2) を説明する。図6は、本発明の実施形態
(2) のシステム構成を示したものであって、データ信号
変換装置と別個に、データ通信プロトコル制御プログラ
ムのローディング装置を網内に具備する場合を示してい
る。図中、図1の場合と同じものを同じ番号で示し、1
0は複数のデータ通信プロトコル制御プログラムを格納
して、移動端末側にローディングする機能を有するロー
ディング装置である。
【0056】図7は、実施形態(2) におけるデータ信号
変換装置とローディング装置のブロック構成例を示した
ものであって、(a) はデータ信号変換装置のブロック構
成例を示し、(b) はローディング装置のブロック構成例
を示している。
【0057】図7(a) において、図1の場合と同じもの
を同じ番号で示している。28はデータプロトコル制御
部であって、各機能ブロックに対する制御機能と、無線
上のデータ通信プロトコルの制御を行う。
【0058】図7(b) において、無線インタフェース部
31,制御装置インタフェース部32の動作は、図1に
示された無線インタフェース部21,制御装置インタフ
ェース部24の場合と同様である。ネゴシェーションプ
ロトコル制御部33は、各機能ブロックに対する制御機
能と、無線上のネゴシェーションプロトコルの制御を行
う。ADPデータプロトコル制御プログラム341,34
2,343 は、それぞれアダプタにローディングすべき、
通信種別の異なるADPデータ(通信)プロトコル制御
プログラムを格納している。なお、アダプタ2の構成
は、実施形態(1)の場合と同様である。
【0059】図8は、実施形態(2) の場合の発呼時のデ
ータ通信シーケンス例を示したものである。図中、実線
はアウトチャネル信号を示し、二重線はインチャネル信
号を示している。
【0060】移動側データ端末からの通信要求に基づ
く、移動端末からの発呼信号を受信した制御装置は、図
3の場合と同様に、固定側端末への着信処理を行なった
後、NWに対してパス設定オーダを送出して、移動端末
−ローディング装置間のパスルートを設定し、発呼信号
内の通信種別を付加して、ローディング装置を起動す
る。
【0061】起動されたローディング装置のネゴシェー
ションプロトコル制御部は、制御装置インタフェース部
から起動信号を受信したとき、(データ通信)ネゴシェ
ーション(プロトコル)リンク確立処理を行う。ネゴシ
ェーションプロトコルリンク確立時、ローディング要求
信号をアダプタから受信すると、該当の通信種別ADP
データ通信プロトコル制御プログラムを送信し、完了
後、制御装置インタフェース部を通じて、制御装置へロ
ーディング完了を通知する。
【0062】ローディング完了通知を受けた制御装置
は、NWに対して、該当する通信種別の移動端末−デー
タ信号変換装置間、およびデータ信号変換装置−固定側
端末間のパス設定オーダを送出して、所要のパスを設定
して、データ信号変換装置を起動する。データ信号変換
装置は、データ通信プロトコルリンク確立信号をアダプ
タへ送出し、移動側データ端末と固定側端末との接続が
完了すると、データ通信に移行する。
【0063】なお、アダプタ側の構成は図2の場合と同
様であり、アダプタ側の動作は、図3の場合と同様であ
る。
【0064】図9は、着信時のデータ通信シーケンス例
を示したものであって、実施形態(1) の場合を例示して
いる。図中、実線はアウトチャネル信号を示し、二重線
はインチャネル信号を示している。
【0065】固定側端末から発呼があると、制御装置は
移動端末に対して制御信号装置を介して着信呼出を行な
い、移動端末はアダプタを経て移動側データ端末に対す
る着信処理を行う。制御装置は、制御信号装置を介して
移動側データ端末からの着信応答を受信すると、着信応
答を固定側端末に送出するとともに、NWにパス設定オ
ーダを送出して、移動端末−データ信号変換装置−固定
側端末間のパスルートを設定し、固定側端末からの接続
要求に従って、該当するデータ信号変換装置を起動す
る。
【0066】起動されたデータ信号変換装置は、データ
通信ネゴシェーションプロトコルリンクの設定処理を行
う。アダプタはネゴシェーションプロトコル制御部の制
御によって動作して、データ信号変換装置との間でネゴ
シェーションプロトコルを確立し、データ通信プロトコ
ル制御プログラムのローディングを要求する。データ信
号変換装置は、要求に従ってデータ通信プロトコル制御
プログラムを送信し、アダプタの受信完了によって、デ
ータ通信プロトコルリンクの設定処理へ移行する。
【0067】アダプタのネゴシェーションプロトコル制
御部は、プログラムのローディングが完了すると、予め
定められたインタフェースによって、データプロトコル
制御部を起動する。データプロトコル制御部は、予め定
められているインタフェース条件によって、各機能ブロ
ックに対する制御を行ない、データ通信プロトコルリン
クの設定処理を開始して、データ信号変換装置との間で
リンクを確立させる。
【0068】データ信号変換装置は、リンクが確立する
と固定側端末に対して接続処理を行ない、接続が完了す
ると、データ通信プロトコルに従ってアダプタに対して
接続完了報告を行う。これによってアダプタは、移動側
データ端末に接続完了を報告し、以後、データ通信プロ
トコルに従って、固定側端末は移動側データ端末との間
で、データ通信を開始する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動体通信システムにおいてデータ通信を行う際に、移動
端末側でデータ信号と無線上の信号との変換を行うアダ
プタのデータ通信プロトコル制御プログラムを、網から
ローディングするようにしたので、移動側端末では、網
が提供する任意の種類のデータ通信サービスを利用する
ことができるようになるとともに、網側では、アダプタ
の機能追加を行うことなく、サービスの機能追加を行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1) のシステム構成を示す図
である。
【図2】実施形態(1) におけるアダプタとデータ信号変
換装置のブロック構成例を示す図であって、(a) はアダ
プタのブロック構成例を示し、(b) はデータ信号変換装
置のブロック構成例を示す。
【図3】実施形態(1) の場合の発呼時のデータ通信シー
ケンス例を示す図である。
【図4】実施形態(1) におけるアダプタの動作フローの
例を示す図である。
【図5】実施形態(1) におけるデータ信号変換装置の動
作フローの例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態(2) のシステム構成を示す図
である。
【図7】実施形態(2) におけるデータ信号変換装置とロ
ーディング装置のブロック構成例を示す図であって、
(a) はデータ信号変換装置のブロック構成例を示し、
(b)はローディング装置のブロック構成例を示す。
【図8】実施形態(2) の場合の発呼時のデータ通信シー
ケンス例を示す図である。
【図9】着信時のデータ通信シーケンス例を示す図であ
る。
【図10】データ移動体通信方式の網構成の例を示す図
である。
【図11】従来のデータ通信システムの構成を示す図で
あって、(a) はFAX通信の場合を示し、(b) はパソコ
ン通信の場合を示す。
【図12】従来のデータ通信シーケンス例を示す図であ
る。
【図13】従来のアダプタとデータ信号変換装置のブロ
ック構成例を示す図であって、(a) はアダプタのブロッ
ク構成例を示し、(b) はデータ信号変換装置のブロック
構成例を示す。
【符号の説明】
1 移動端末 2 アダプタ 3 移動側データ端末 4 基地局 5 ネットワーク(NW) 6 制御信号装置 7 制御装置 8 データ信号変換装置 9 固定側端末 10 ローディング装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動側端末において、移動側データ端末
    の信号と移動端末の無線上の信号とを、アダプタにおい
    て相互に変換し、網側において、該移動端末と無線回線
    を介して接続される基地局の無線上の信号と固定側端末
    の信号とを、該基地局が収容されている交換機に設けら
    れたデータ信号変換装置において相互に変換することに
    よって、前記移動側データ端末と固定側端末とがデータ
    通信を行うシステムにおいて、 前記移動側データ端末からの通信種別の通知に応じて、
    網側のデータ信号変換装置を選択して起動して、前記移
    動側端末のアダプタと前記網側のデータ信号変換装置と
    の間にデータ通信ネゴシェーションプロトコルリンクを
    確立し、アダプタからの要求に応じて前記データ信号変
    換装置から通信種別に応じたデータ通信プロトコル制御
    プログラムを該アダプタにローディングすることによっ
    て、該アダプタとデータ信号変換装置との間にデータ通
    信プロトコルリンクを確立して、前記移動側データ端末
    と固定側端末とがデータ通信を行うことを特徴とするデ
    ータ移動体通信方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ移動体通信方式
    において、前記アダプタとデータ信号変換装置とのネゴ
    シェーションに基づいて、前記データ通信プロトコル制
    御プログラムの全部または一部をローディングし、また
    はローディングしないように選択可能であることを特徴
    とするデータ移動体通信方式。
  3. 【請求項3】 移動側端末において、移動側データ端末
    の信号と移動端末の無線上の信号とを、アダプタにおい
    て相互に変換し、網側において、該移動端末と無線回線
    を介して接続される基地局の無線上の信号と固定側端末
    の信号とを、該基地局が収容されている交換機に設けら
    れたデータ信号変換装置において相互に変換することに
    よって、前記移動側データ端末と固定側端末とがデータ
    通信を行うシステムにおいて、 前記基地局が収容されている交換機に前記データ通信プ
    ロトコル制御プログラムを格納するローディング装置を
    設け、前記移動側データ端末からの通信種別の通知に応
    じて、該ローディング装置を起動して、前記移動側端末
    のアダプタと該ローディング装置との間にデータ通信ネ
    ゴシェーションプロトコルリンクを確立し、アダプタか
    らの要求に応じて該ローディング装置から通信種別に応
    じたデータ通信プロトコル制御プログラムを該アダプタ
    にローディングしたのち、該アダプタと前記データ信号
    変換装置との間にデータ通信プロトコルリンクを確立し
    て、前記移動側データ端末と固定側端末とがデータ通信
    を行うことを特徴とするデータ移動体通信方式。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデータ移動体通信方式
    において、前記アダプタとローディング装置とのネゴシ
    ェーションに基づいて、前記データ通信プロトコル制御
    プログラムの全部または一部をローディングし、または
    ローディングしないように選択可能であることを特徴と
    するデータ移動体通信方式。
JP8250360A 1996-09-20 1996-09-20 データ移動体通信方式 Withdrawn JPH1098502A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000013860A (ja) * 1998-06-25 2000-01-14 Canon Inc データ通信システムおよびその制御方法
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JP4825270B2 (ja) * 2006-03-29 2011-11-30 インテル・コーポレーション 強化学習及び伝播によるネットワークプロトコルオプションの最適化

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