JPH1096950A - アクティブマトリックス基板及び液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリックス基板及び液晶表示装置

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JPH1096950A
JPH1096950A JP25009196A JP25009196A JPH1096950A JP H1096950 A JPH1096950 A JP H1096950A JP 25009196 A JP25009196 A JP 25009196A JP 25009196 A JP25009196 A JP 25009196A JP H1096950 A JPH1096950 A JP H1096950A
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JP
Japan
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gate
active matrix
matrix substrate
wiring
film
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JP25009196A
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English (en)
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Masatoshi Wakagi
政利 若木
Masahiko Ando
正彦 安藤
Takeshi Watanabe
猛志 渡辺
Akio Mimura
秋男 三村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1343Electrodes
    • G02F1/134309Electrodes characterised by their geometrical arrangement
    • G02F1/134363Electrodes characterised by their geometrical arrangement for applying an electric field parallel to the substrate, i.e. in-plane switching [IPS]

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  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】開口率の高い横電界駆動が可能なアクティブマ
トリックス基板を提供する。 【解決手段】アクティブマトリックス基板は、透明基板
上に、ゲート配線10,ドレイン配線13,画素電極1
5,遮光膜16,コモン配線20,対向電極21などか
ら形成している表示領域において、ゲート配線10とコ
モン配線20とを絶縁層11などを介して電気的絶縁し
て重ね合わせた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子用の
アクティブマトリックス基板に係り、特に、画素電極・
対向電極間に概ね平行な電界を印加する横電界方式によ
り液晶を駆動させるに好適な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブ素子を用いたアクティブマト
リックス型液晶表示装置は、薄く、かつ軽量という特徴
を有し高画質が得られるという点から、表示端末として
広く採用されている。 アクティブマトリックス型液晶
表示装置は、 薄膜トランジスタ(TFT)などのアクテ
ィブマトリックス素子を有するアクティブマトリックス
基板と対向する基板の間に液晶を挟持して作製する。そ
して、液晶を画素電極・対向電極間に印加する電界によ
って制御し、基板に入射する光を変調、出射することに
より画像を形成する。
【0003】最近、液晶表示装置の視角を広げるため
に、画素電極・対向電極をアクティブマトリックス基板
上に形成し、基板と概平行に電界を印加する横電界方式
の液晶表示装置が発表されていて、特開平7−3605
8号公報や文献 「Proceedingsof the 15th Interna
tional Display Research Conference P.707 1995
年」に開示された技術では、液晶の方向を、視線方向か
ら見て縦の電界では無く横方向の電界で制御するため、
視角を広くとることが可能になるとある。すなわち、開
示技術によれば、対向電極はコモン電位に接続されるた
め、基板上にゲート配線、ドレイン配線の他にコモン配
線を形成する必要が有り、基板上にゲート配線とコモン
配線とが並設され重なり合わない配置となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によるアクティブマトリックス基板構造では、ゲート
配線とコモン配線とが並設されていて、ゲート配線,コ
モン配線及びドレイン配線の占める領域が開口部として
利用できないため、開口率が小さくなってしまうという
欠点があった。このため、このアクティブマトリックス
基板を使用し液晶表示装置を作製した際、輝度が低くな
るという欠点があった。また、バックライトを明るく点
灯して輝度を向上する場合には、冷却機構を強力にする
必要があり表示装置の容積が大きくなってしまうという
欠点もあった。
【0005】従って、本発明の目的は、開口率の高い横
電界駆動が可能なアクティブマトリックス基板を提供す
ることにある。そして、他の目的は、視角が広く輝度の
高い液晶表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するアク
ティブマトリックス基板の特徴は、透明基板上に、ゲー
ト配線とコモン配線とを含み形成した表示領域を有する
アクティブマトリックス基板において、前記表示領域に
て、前記ゲート配線と前記コモン配線とを電気的絶縁し
て重ね合わせることにある。
【0007】また、他の特徴は、透明基板上に、アクテ
ィブ素子とゲート配線とコモン配線とを含み、表示領域
ならびに周辺回路領域を形成するアクティブマトリック
ス基板において、前記コモン配線の電位が、ゲートON
時には前記ゲート配線のゲート電位と同電位になり、ゲ
ートOFF時にはコモン電位のままとする切り替え回路
を、前記周辺回路領域に設け、前記表示領域にて、前記
ゲート配線と前記コモン配線とを電気的絶縁して重ね合
わせることにある。
【0008】本発明によれば、コモン配線が占めていた
面積分だけ表示領域が増えるので、画素の開口率を高く
することができる。またさらに、ゲートON時にゲート
配線とコモン配線が同電位になり、両配線間の容量の影
響を無視できるので、ゲート駆動の負荷を増やさずに両
配線を重ねることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、後述する実施例の図面(図1〜図3)を参照して説明
する。本発明の実施の形態は、以下のアクティブマトリ
ックス基板構成によって実施される。透明基板1上にT
FTの半導体層3を形成する。半導体層3としては、熱
CVD(Chemical Vapor Deposit
ion)法で作製した多結晶Si膜や、低圧CVD法や
プラズマCVD法で作製した非晶質Si膜をレーザアニ
ールや熱アニールして作製した多結晶Si膜などが挙げ
られる。ついで、ゲート絶縁層4を形成する。ゲート絶
縁層4としてはプラズマCVD法で作製したSiO2
熱酸化膜などが挙げられる。さらに、ゲート電極5を多
結晶Si膜などで形成加工する。金属膜としてはCr,
Al,Ta,Moやそれらの金属を用いた合金などが挙
げられる。ついで、イオンドーピング、レーザアニール
などの方法により半導体層にリンあるいはボロンなどを
ドーピングしてn領域6及びp領域7を形成する。
【0010】この上に絶縁層8としてSiO2膜などを
形成し、更に、コンタクトホール9を形成する。そし
て、ゲート配線10として金属膜を形成加工する。金属
膜としては、Cr,Al,Ta,Moやそれらの金属を
用いた合金などが挙げられる。尚、ゲート電極5を金属
で形成する場合は、同様にゲート配線10も形成加工で
きる。ゲート絶縁層4、絶縁層8,11にコンタクトホ
ール12を形成した後、ドレイン配線13、ドレイン電
極14、画素電極15、遮光膜16(あるいは図8の対
向電極21)、コモン電位線17などを金属膜で形成加
工する。金属膜としてはCr,Al,Ta,Moやそれ
らの金属を用いた合金などが挙げられる。
【0011】さらに、保護性絶縁膜18を形成する。保
護性絶縁膜18としてはプラズマCVD法で作製したS
iO2膜やSiN膜などが挙げられる。そして、保護性
絶縁膜18上にコンタクトホール19などを形成した
後、酸化物導電膜などでコモン配線20を形成する。こ
の時に、表示部分でゲート配線10と重なる配置でコモ
ン配線20を形成する。なお、この酸化物導電膜などで
端子部の被覆膜を形成することも可能である。上述の構
成の様に、ゲート配線10とコモン配線20を絶縁層1
1などを介して形成することにより、表示部分でゲート
配線10とコモン配線20とを互いに重ねる配置に形成
しても電気的に絶縁される。
【0012】すなわち、本発明のアクティブマトリック
ス基板の特徴は、ゲート配線とコモン配線を絶縁層を介
して重ねた構成になっているところにある。従来技術で
は、これらの配線が基板上で異なる平面上に並設形成
(隣接形成)されているため、これらの配線領域を開口部
として利用できなかった。これに対して、本発明による
アクティブマトリックス基板では、従来技術に比べて、
コモン配線の分だけ表示領域の開口部を大きくすること
ができる。具体的には、画素サイズが88μm×264
μmの場合であれば、約10%の開口率を向上すること
が可能になる。そして、本発明によるアクティブマトリ
ックス基板を用いれば、視角が広く輝度の高い液晶表示
装置が提供される。
【0013】しかしながら、ゲート配線とコモン配線と
を電気的絶縁して重ね合わせた場合は、輝度は向上する
が、ゲート配線ーコモン配線の両配線間の容量が大きく
なってゲート駆動の負荷が大きくなるという点があるこ
とが判明した。これによってゲート電圧波形の歪が大き
くなり、特にゲート端子から離れた画素のTFTを十分
にON状態にできず画素電極に所定の電位を書き込めな
くなる場合もある。このために、コモン配線の電位がゲ
ートON時にのみゲート電位になりゲートOFF時には
コモン電位になるように、切り替え回路を周辺回路領域
に形成すると良いことを見い出した。これにより、ゲー
トON時のゲート電位波形の歪を小さくすることが可能
になる。また、ゲートOFF時の瞬間には、ゲート配線
及びコモン配線とも電位が立ち下がるため歪が低減され
るものである。
【0014】すなわち、本発明のアクティブマトリック
ス基板の他の特徴は、周辺回路領域にn型及びp型の電
界効果トランジスタを設け、ゲート選択時(ゲートON
時)にのみコモン配線をゲート電位にする機構(切り替え
回路)を設けるところにある。この機構により、ゲート
選択時にはゲート配線とコモン配線が同電位になり、両
配線間の容量を無視することができる。このため、重ね
合わせの構成においてもゲート波形の歪を小さくするこ
とが可能になる。
【0015】この切り替え回路として、以下に述べるよ
うな構成が挙げられる。n型及びp型のトランジスタを
配置し、これらのトランジスタのゲート電極にゲート配
線、ソース電極にコモン配線を接続する。また、n型ト
ランジスタのドレイン電極にゲート配線を接続し、p型
トランジスタのドレイン電極にコモン電位線を接続す
る。そして、ゲートON時にはゲートに正電位が印加さ
れ、n型トランジスタがON、p型トランジスタがOF
Fになる。従って、コモン配線の電位はゲート電位にな
る。
【0016】一方、ゲートOFF時にはゲートに負電位
が印加され、n型電界効果トランジスタがOFF、p型
トランジスタがONになる。従って、コモン配線の電位
はコモン電位になる。以上の様に、コモン配線の電位を
ゲートON時にのみゲート電位になり、ゲートOFF時
にはコモン電位となるように動作させることが可能にな
る。このため、ゲートON時では、ゲート配線とコモン
配線が同電位になり、両配線間の容量の影響を無視で
き、両配線を重ねた構成にしても、ゲート駆動の負荷を
軽減することができる。
【0017】このn型及びp型トランジスタとして、多
結晶Siを半導体層に用いた電界効果トランジスタを使
用するのが好ましい。これは、多結晶Si薄膜をガラス
や石英などの透明基板上に、シランやジシランなどを原
料ガスとして熱CVD法を用いたり、低圧CVDやプラ
ズマCVD法で作製した非晶質Si薄膜をレーザアニー
ルしたりして形成することができるためである。また、
SiO2等のゲート絶縁膜をプラズマCVD法や熱酸化
法などにより形成できる。さらに、n型及びp型のトラ
ンジスタをリンやボロン等のイオンドープ法に作製する
ことができ、電位の切り替え制御をするのに十分な駆動
速度を得ることができる。
【0018】以上のように本発明によるアクティブマト
リックス基板では、ゲート配線とコモン配線が重なる配
置になるため、画素の開口率を高くすることが可能にな
り、明るい表示の液晶表示装置に結び付けることができ
る。そして、このアクティブマトリックス基板上に配向
膜を形成し、スペーサを介して対向基板と張り合わせて
液晶を封入することにより、輝度の高い液晶表示装置を
作製することが可能になる。換言すれば、従来技術と同
等の輝度で使用する場合であれば、バックライトの消費
電力を低くできる。そして、該消費電力の発熱が低減す
るので、冷却ファン等の表示装置の冷却機構を簡略化す
ることもできる。この結果、表示装置の容積を小さくす
ることができるので、ノートブック型の携帯用コンピュ
ータなどの表示装置としても適用が可能になる。
【0019】
【実施例】以下、本発明による実施例について図面を参
照して説明する。「 実施例1」 図1に本発明による一実施例のアクティブマトリックス
基板の画素部及び周辺回路(一部)の平面図、図2に画素
部の要部断面図(AーA断面)を示す。また、図3に周辺
回路(一部)の断面図(BーB断面)を示す。これらの図面
を用いて第1実施例について説明する。
【0020】透明基板1上にSiO2からなる下地膜2
を形成する。SiO2膜は、Si(C25O)4とO2を原
料としたプラズマCVD法で作製した。この上に非晶質
Si膜を50nmの厚さに形成した。非晶質Si膜は基
板温度450℃でSi26を原料とした低圧CVDで作
製した。この膜にエキシマーレーザを照射し結晶化させ
て多結晶Si膜を作製した。この多結晶Si膜をホトリ
ソグラフィー工程により島状に加工し半導体層3を形成
した。この上に下地膜2と同様の方法でSiO2膜から
なるゲート絶縁層4を形成した。さらに低圧CVDによ
り非晶質Si膜を形成しエキシマーレーザを照射し多結
晶Si膜を作製した。ホトリソグラフィー工程によりゲ
ート電極5を加工し、さらにゲート絶縁膜を加工した。
【0021】ついで、ホトマスクを形成し、イオンドー
プにより多結晶Si膜にリンをドープし、n領域6を形
成した。ホトマスク除去後、再度ホトマスクを形成しイ
オンドープにより多結晶Si膜にボロンをドープし、p
領域7を形成した。さらに、エキシマーレーザを照射し
ドーパントを活性化した。ついで、絶縁層8としてSi
2膜を下地膜と同様の方法で形成した。 更に、プラズ
マ水素により処理した。 コンタクトホール9を形成し
た後、 ゲート配線10としてAl膜をスパッタリンに
より作製し、ホトリソグラフィー工程で加工した。さら
に、絶縁層11としてSiO2膜を下地膜と同様の方法
で形成し、コンタクトホール12をホトリソグラフィー
工程で形成した。
【0022】この上に、Cr膜をスパッタリング法で形
成し、ホトリソグラフィー工程でドレイン配線13、ド
レイン電極14、画素電極15、遮光膜16、コモン電
位線17を形成した。さらに、この上に保護性絶縁膜1
8を形成し、ホトリソグラフィー工程でコンタクトホー
ル19を形成した。ついで、コモン配線20、対向電極
21としてITO(Indium Tin Oxide)膜
をスパッタリング法により作製した後、ホトグラフィー
工程で加工した。このとき、絶縁層11などを介して、
コモン配線20は表示領域としての画素部分でゲート配
線10と重なる様に配置した。
【0023】得られたマトリック基板の周辺回路の一部
の回路図を図4に示す。また、この回路の駆動波形につ
いて、ゲート配線の電位とコモン配線の電位を図5に示
す。この図から、ゲート配線の電位(Vg)がゲートON
電位(Vgon)の場合は、コモン配線の電位(Vc)も
(Vgon)になり、また、ゲート配線の電位(Vg)がO
FF電位(Vgoff)の場合は、コモン配線の電位(V
c)はコモン電位(Vcom)になることが判る。そし
て、ゲート電位の歪は、実用上問題のないことが確認で
きた。
【0024】作製したアクティブマトリックス基板上に
配向膜を形成し、スペーサを介して対向基板に張り合わ
せて液晶を封入した。得られた液晶表示装置は、図6に
示した従来構造のアクティブマトリックス基板の場合と
比較して、10%以上の輝度向上が認められた。また、
輝度を従来構造の場合と同等に設定した場合、バックラ
イトの消費電力を低減でき、冷却ファンなどの冷却機構
を特に設けなくても使用できることが判明した。
【0025】「実施例2」図7に他の実施例のアクティ
ブマトリックス基板の画素部及び周辺回路(一部)の平面
図、図8に画素部の要部断面図(A’ーA’断面)を示
す。これらの図面を用いて第2実施例について説明す
る。
【0026】実施例1と同様の方法で透明基板1上に下
地膜2、半導体層3、ゲート絶縁層4、ゲート電極5、
n領域6、p領域7、絶縁層8、コンタクトホール9、
ゲート配線10、絶縁層11、コンタクトホール12を
形成した。この上に、Cr膜をスパッタリング法で形成
し、ホトリソグラフィー工程でドレイン配線13、ドレ
イン電極14、画素電極15、コモン電位線17、対向
電極21を形成した。更にこの上に保護性絶縁膜18を
形成し、ホトリソグラフィー工程でコンタクトホール1
9を形成した。ついで、コモン配線20としてITO膜
をスパッタリング法により作製した後、ホトグラフィー
工程で加工した。この際、コモン配線20は画素部分
(表示領域)でゲート配線10と絶縁層11などを介して
重なる様に配置した。またコンタクトホール19により
対向電極21と電気的に接続した。更に、周辺回路は実
施例1と同じ構成(図3のBーB断面と同じ構成)とし
た。
【0027】作製したアクティブマトリックス基板上に
配向膜を形成し、スペーサを介して対向基板に張り合わ
せて液晶を封入した。得られた液晶表示装置は、図6に
示した従来構造のアクティブマトリックス基板の場合と
比較して、10%以上の輝度向上が認められた。また、
輝度を従来構造の場合と同等に設定した場合、バックラ
イトの消費電力を低減でき、冷却ファンなどの冷却機構
を特に設けなくても使用できることが判った。
【0028】「実施例3」 図9に別の実施例のアクティブマトリックス基板の画素
部及び周辺回路(一部)の平面図を示す。図10に画素部
の要部断面図(A”ーA”断面)、また、図11に周辺回
路(一部)の断面図(B”ーB”断面)を示す。これらの図
面を用いて第3実施例について説明する。
【0029】実施例1と同様の方法で透明基板1上に下
地膜2、半導体層3、ゲート絶縁層4を形成した。この
上に、Taをスパッタリング法で形成し、ホトリソグラ
フィー工程によりゲート電極5、ゲート配線10に加工
した。ついで、ホトマスクを形成し、イオンドープによ
り多結晶Si膜にリンをドープし、n領域6を形成し
た。ホトマスク除去後、再度ホトマスクを形成しイオン
ドープにより多結晶Si膜にボロンをドープし、p領域
7を形成した。さらに、エキシマーレーザを照射しドー
パントを活性化した。さらに、プラズマ水素により処理
した。 ついで、絶縁層11としてSiO2膜を下地膜2
と同様の方法で形成し、コンタクトホール12をホトリ
ソグラフィー工程で形成した。
【0030】この上に、Cr膜をスパッタリング法で形
成し、ホトリソグラフィー工程でドレイン配線13、ド
レイン電極14、画素電極15、コモン電位線17、対
向電極21、及び周辺回路のドレイン−ゲートコンタク
ト部22を形成した。さらに、この上に保護性絶縁膜1
8を形成し、ホトリソグラフィー工程でコンタクトホー
ル19を形成した。ついで、コモン配線20としてIT
O膜をスパッタリング法により作製した後、ホトグラフ
ィー工程で加工した。この際、コモン配線20は画素部
分(表示領域)でゲート配線10と絶縁層11などを介し
て重なる様に配置した。また、コンタクトホール19に
より対向電極21と電気的に接続した。
【0031】作製したアクティブマトリックス基板上に
配向膜を形成し、スペーサを介して対向基板に張り合わ
せて液晶を封入した。得られた液晶表示装置は、図6に
示した従来構造のアクティブマトリックス基板の場合と
比較して、10%以上の輝度向上が認められた。また、
輝度を従来構造の場合と同等に設定した場合、バックラ
イトの消費電力を低減でき、冷却ファンなどの冷却機構
を特に設けなくても使用できることが判明した。
【0032】
【発明の効果】上記発明によれば、画素の開口率を高く
することが可能になり、明るい表示の液晶表示装置に結
び付けることができる効果がある。特に横電界方式によ
り駆動する液晶表示装置において有効である。また、従
来技術と同等の輝度で使用する場合であれば、バックラ
イトの消費電力を低くできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のアクティブマトリッ
クス基板を示す平面図である。
【図2】図1の画素部を示す断面図である。
【図3】図1の周辺回路を示す断面図である。
【図4】図3の周辺回路を示す回路図である。
【図5】図3の周辺回路の駆動波形を示す図である。
【図6】従来技術のアクティブマトリックス基板(画素
部)を説明する平面図である。
【図7】本発明による第2実施例のアクティブマトリッ
クス基板を示す平面図である。
【図8】図7の画素部を示す断面図である。
【図9】本発明による第3実施例のアクティブマトリッ
クス基板を示す平面図である。
【図10】図9の画素部を示す断面図である。
【図11】図9の周辺回路を示す断面図である。
【符号の説明】
1…透明基板、2…下地膜、3…半導体層、4…ゲート
絶縁層、5…ゲート電極、6…n領域、7…p領域、8
…絶縁層、9…コンタクトホール、10…ゲート配線、
11…絶縁層、12…コンタクトホール、13…ドレイ
ン配線、14…ドレイン電極、15…画素電極、16…
遮光膜、17…コモン電位線、18…保護性絶縁膜、1
9…コンタクトホール、20…コモン配線、21…対向
電極、22…周辺回路のドレイン−ゲートコンタクト部
フロントページの続き (72)発明者 三村 秋男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に、ゲート配線とコモン配線と
    を含み形成した表示領域を有するアクティブマトリック
    ス基板において、 前記表示領域にて、前記ゲート配線と前記コモン配線と
    を電気的絶縁して重ね合わせたことを特徴とするアクテ
    ィブマトリックス基板。
  2. 【請求項2】透明基板上に、アクティブ素子とゲート配
    線とコモン配線とを含み、表示領域ならびに周辺回路領
    域を形成するアクティブマトリックス基板において、 前記コモン配線の電位が、ゲートON時には前記ゲート
    配線のゲート電位と同電位になり、ゲートOFF時には
    コモン電位のままとする切り替え回路を、前記周辺回路
    領域に設け、 前記表示領域にて、前記ゲート配線と前記コモン配線と
    を電気的絶縁して重ね合わせたことを特徴とするアクテ
    ィブマトリックス基板。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記切り替え回路は、
    透明基板上に形成されたn型及びp型トランジスタであ
    って、 該n型及びp型トランジスタのゲート電極は前記ゲート
    配線に、ソース電極は前記コモン配線に接続され、 該n型トランジスタのドレイン電極は前記ゲート配線
    に、該p型トランジスタのドレイン電極はコモン電位線
    に接続されていることを特徴とするアクティブマトリッ
    クス基板。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記n型及びp型トラ
    ンジスタは、多結晶Siを用いて作製した電界効果トラ
    ンジスタであることを特徴とするアクティブマトリック
    ス基板。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2のいずれか1項記
    載のアクティブマトリックス基板を用いて、液晶に横電
    界をかけて駆動することを特徴とする液晶表示装置。
JP25009196A 1996-09-20 1996-09-20 アクティブマトリックス基板及び液晶表示装置 Pending JPH1096950A (ja)

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