JPH1095612A - 銀含有ゼオライトとそれを用いたガス分離方法及びゼオライトの製造方法 - Google Patents

銀含有ゼオライトとそれを用いたガス分離方法及びゼオライトの製造方法

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JPH1095612A
JPH1095612A JP8250682A JP25068296A JPH1095612A JP H1095612 A JPH1095612 A JP H1095612A JP 8250682 A JP8250682 A JP 8250682A JP 25068296 A JP25068296 A JP 25068296A JP H1095612 A JPH1095612 A JP H1095612A
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Japan
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zeolite
silver
separation
nitrogen
gas
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Takashi Suzuki
喬 鈴木
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Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス分離に使用する場合に、従来の吸着剤に
比べ分離係数に優れたゼオライトの提供。 【解決手段】 X型ゼオライト中のイオン交換可能なカ
チオンの10〜100%が銀イオンで交換されてなる銀
含有ゼオライト。この銀含有ゼオライトを用い、混合ガ
ス中から成分ガスを分離することを特徴とするガス分離
方法。NaX型ゼオライトまたはCaXゼオライトを銀
塩溶液中でイオン交換し、ゼオライト中のイオン交換可
能なカチオンの10〜100%が銀イオンで交換されて
なる銀含有ゼオライトを得ることを特徴とするゼオライ
トの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス吸着分離、な
かでも空気中の酸素と窒素の分離に好適に使用される銀
含有ゼオライトと、それを用いたガス分離方法、及びゼ
オライトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
(ガス分離吸着剤)工業的ガス分離用の吸着剤として
は、合成ゼオライト、天然ゼオライト、シリカゲル、ア
ルミナゲル、活性炭、分子ふるい炭素などが使用されて
いる。空気中の酸素と窒素を分離する目的に対しては、
ゼオライトと分子ふるい炭素が使用されている。ゼオラ
イトは、一般に酸素よりも窒素の平衡吸着量が大きい。
この性質を利用して、空気から酸素または窒素ガスの分
離が行われる。ゼオライトによる酸素、窒素吸着平衡の
データは、たとえば以下の文献に示されている。1)D.M.
Ruthven, AIChE Journal, Vol.22, No.4, p.753(1976)
にはA型ゼオライトについて記されている。2)吸着技術
ハンドブック(発行(株)エヌ.ティー.エス、199
3年)、15頁(田村孝章)には天然ゼオライトについ
ての記述がある。3)同上、699頁(伊藤亘)には天然
ゼオライトに関する記述がある。4)同上、723頁(松
長義則)には市販の合成ゼオライトについてのデータが
ある。
【0003】(分離方法)ガス分離方法として、PSA
法(Pressure Swing Adsorption法、圧力変動吸着法)
と呼ばれる方法は周知である。この方法は、成分A,B
からなる混合ガスにおいて、吸着剤に対する吸着量が成
分AがBよりも大きい場合に、吸着剤床にある高い圧力
で一定時間混合ガスを流し、成分Aが床で吸着される
間、成分Bを取り出し(吸着工程)、次にある低い圧力
まで減圧することで、成分Aを床から排除(脱着工程ま
たは再生工程)し、これを順次繰り返すことで、混合ガ
スを成分AとBに分離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】空気中には、容積で酸
素が約21%、窒素が約78%含まれている。空気から
酸素と窒素を分離するのに使用されるゼオライト吸着剤
としては、窒素/酸素吸着比(分離係数)が大きいこと
が求められる。従来使用されているゼオライトは、おお
むねその要求を満たすものではあるが、十分満足できる
ものではなく、特に分離効率を改善するために、分離係
数の向上が不断に求められている。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、ガス分離に使用する場合に、従来の吸着剤に比べ分
離係数に優れたゼオライトの提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、X型ゼオライト中のイオン交換可能なカチオン
の10〜100%が銀イオンで交換されてなる銀含有ゼ
オライトである。請求項2に係る発明は、請求項1記載
の銀含有ゼオライトを用い、混合ガス中から成分ガスを
分離することを特徴とするガス分離方法である。請求項
3に係る発明は、前記混合ガスが酸素と窒素を含む混合
ガスであり、該混合ガスから酸素と窒素を分離すること
を特徴とする請求項2記載のガス分離方法である。請求
項4に係る発明は、NaX型ゼオライトまたはCaX型
ゼオライトを銀塩溶液中でイオン交換し、ゼオライト中
のイオン交換可能なカチオンの10〜100%が銀イオ
ンで交換されてなる銀含有ゼオライトを得ることを特徴
とするゼオライトの製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】ゼオライトはケイ酸塩の縮合酸の
構造であり、基本単位はケイ素(Si)を中心として形
成される4個の酸素(O)が頂点に位置したSiO4
面体と、このSiの代わりにアルミニウム(Al)の置
換したAlO4四面体であり、これと、その他の種々の
基本構造の単位が三次元的に組み合わされ、チャンネル
(通路)とケージ(空洞)を形成している。様々なチャ
ンネルとケージは吸着やイオン交換などの多様な特性を
発現する。本発明は、ゼオライトを構成するイオン交換
可能なカチオンを銀イオンで交換することにより、ゼオ
ライト結晶の孔径あるいは静電場を改変し、酸素/窒素
吸着分離に適した銀含有ゼオライトを得る。ゼオライト
は、一価および二価のカチオンをそれぞれ、M1,M2
表すと、組成は次式のように表される。 (M1,2 1/2)m(AlmSinO2(m+n))・xH2O, (n≧m) M1=Li+,Na+,K+,Pb+,Me4+(TMA), Et4+(TEA),Pr4+(TPA),C816+ M2=Ca2+,Mg2+,Ba2+,Sr2+,C8182 2+ 合成ゼオライトで、SiO2/Al23比がほぼ1.8
〜1.9であるものをA型、2〜3であるものをX型、
3〜6であるものをY型と呼ぶ。一価および二価のカチ
オンの一部または全部は、他の陽イオンと可逆的に交換
することができる。
【0008】イオン交換可能なカチオンが、Caのみ又
は価数を考慮して主としてCaであるX型ゼオライトは
CaX型と呼ばれる。イオン交換可能なカチオンがNa
の場合にはNaX型と呼ばれる。CaまたはNaと共存
するカチオンは上記のように様々な種類がある。CaX
型ゼオライトまたはNaX型ゼオライトを銀塩溶液中に
浸漬することにより、カルシウムまたはナトリウムを銀
(Ag)に交換することができる。交換する量は銀塩の
濃度、イオン交換の反応温度、反応の時間を選択するこ
とで調整することができる。銀塩としては、例えば、硝
酸銀、塩素酸銀、過塩素酸銀、酢酸銀、ヘキサフルオロ
リン酸銀、テトラフルオロホウ酸銀などが使用でき、な
かでも硝酸銀が好適に使用できる。
【0009】Ag+は、Ca2+やNa+よりイオン半径が
大きいので、Ag+でイオン交換されたゼオライト(銀
含有ゼオライト)のチャンネルやケージは狭まり、した
がって細孔径は小さくなり、細孔容積や比表面積も小さ
くなると推定される。しかし、細孔径は窒素や酸素を通
過させない程に小さくなることはなく、かつAg+イオ
ンで交換された細孔の静電場は、窒素分子の四重極モー
メントと作用して窒素分子の吸着に寄与するので、イオ
ン交換可能なカチオンの一部または全部をAgイオンで
交換した銀含有ゼオライトは、分離係数を増加する作用
を持つと推測される。
【0010】NaX型ゼオライトまたはCaX型ゼオラ
イトのイオン交換可能なカチオンの10〜100%を銀
で交換した銀含有ゼオライトは、原料ゼオライトに比
べ、同一温度、同一圧力における酸素/窒素分離係数が
大きいことに特徴がある。分離係数とは、同一温度、同
一圧力における窒素の吸着量(qN2)と酸素の吸着量
(qO2)の比(qN2/qO2)である。また、本発明
の銀含有ゼオライトは、窒素/酸素分離以外のガス分
離、例えば窒素とメタンの混合ガスからの窒素の分離、
窒素とアルゴンの混合ガスからの窒素の分離、空気から
の炭酸ガス除去、水素や一酸化炭素を含むガスからの水
素、一酸化炭素の分離などのガス分離の際の吸着剤とし
て使用できる。また、本発明の銀含有ゼオライトは、保
有するAgイオンの静菌・抗菌効果によって、例えば浄
水器用吸着剤として使用すれば、使用後の器内の細菌繁
殖を防止できるなど、抗菌機能を有する浄水器用吸着剤
としても使用することができる。
【0011】
【実施例】
(原料)X型ゼオライトとして、一般に市販されてい
る、CaX型ゼオライト(1.4〜2.4mm径のビー
ズ(小球)状)を使用した。これはバインダーを10.
2重量%含有していた。この原料の組成を次のようにし
て分析した。400℃で加熱脱水した試料0.5gを精
密秤量してテフロン容器に取り、フッ化水素酸および過
塩素酸を加え250〜280℃で加熱し、フッ化ケイ素
を揮発させ、このときの試料の減量をSiO2の量とし
た。次に、試料に過塩素酸と水を加えて加熱溶解し、冷
却後硝酸を加える。この溶液を原子吸光分析計およびI
CP(高周波誘導結合プラズマ発光)分析計を用いてケ
イ酸以外の元素(Na,Ca,Al)の定量分析を行っ
た。結晶水の含有量は熱重量分析法により求めた。その
結果、原料ゼオライトのSiO2/Al23=3.1
0、Na2O/Al23=0.02、CaO/Al23
=1.03であった。以上の分析結果から、この原料ゼ
オライトの組成は、 Ca44.3Na1.72Al86.0Si133.3O448・195H2O であった。また、この原料ゼオライトのイオン交換可能
な全容量(理論イオン交換容量)は、4.40meq/
gであった。
【0012】(銀イオンの交換)原料ゼオライト中のカ
チオンを銀(Ag)イオンに交換する処理は、恒温で原
料ゼオライト(0.1g)を一定濃度の硝酸銀(AgN
3)水溶液(100mL)に一定時間浸漬するバッチ
法で行った。試料を固液分離し、溶液中に含まれるAg
+,Na+およびCa2+を高周波誘導結合プラズマ発光分
析法および原子吸光法二より定量分析した。銀イオンの
交換量は溶液中の銀イオンの減少量として求めた。Ag
+の取り込み量と、遊離した(Na++Ca2+)量とは
1:1となり、理想的なイオン交換が行われたことが分
かった。
【0013】イオン交換量の異なる5種類の銀含有ゼオ
ライト(試料〜)を作製した。 試料:硝酸銀水溶液の濃度を6.05meq/L、温
度を25℃、反応時間を2時間とした。Ag+の取り込
み量は0.57meq/gであり、理論交換容量の1
2.9%であった。 試料:硝酸銀水溶液の濃度を6.05meq/L、温
度を25℃、反応時間を4時間とした。Ag+の取り込
み量は0.93meq/gであり、理論交換容量の2
1.1%であった。 試料:硝酸銀水溶液の濃度を6.05meq/L、温
度を25℃、反応時間を48時間とした。Ag+の取り
込み量は2.11meq/gであり、理論交換容量の4
8.0%であった。 試料:硝酸銀水溶液の濃度を15.4meq/L、温
度を25℃、反応時間を48時間とした。Ag+の取り
込み量は3.57meq/gであり、理論交換容量の8
1.1%であった。 試料:硝酸銀水溶液の濃度を15.4meq/L、温
度を50℃、反応時間を48時間とした。Ag+の取り
込み量は4.39meq/gであり、理論交換容量の9
9.8%であった。 以下、5種類の試料を順に、13−AgX、21−
AgX、48−AgX、81−AgX、100−
AgXと略記する。また原料ゼオライトはCaXと略記
する。
【0014】(銀含有ゼオライトの構造特性)原料ゼオ
ライトCaXと、100−AgXの粉末X線回折図を図
1に示す。X線源はCuKαである。原料ゼオライトC
aXと3種類の銀含有ゼオライトの合計4種類のフーリ
エ変換赤外線分光分析の結果を図2に示す。これによれ
ば、CaXにおいては、760cm-1の吸収ピークが交
換カチオンの種類に対して鋭敏である四面体の連鎖体の
対称振動に対応し、669cm-1の吸収ピークがSi
(Al)・Oの対称伸縮に対応し、567cm-1の吸収
ピークが二重六員環の伸縮に対応し、461cm -1の吸
収ピークがSi(Al)・O結合の振動に対応してい
る。銀イオン交換体の交換カチオンの種類に対して鋭敏
である連鎖体の対称振動に対応する吸収ピークは、48
−AgXが752cm-1近傍、81−AgXが738c
-1近傍、100−AgXが733cm-1近傍に近傍に
存在した。これらのデータから、本発明による銀含有ゼ
オライトは、原料ゼオライトの構造を破壊することな
く、原料ゼオライトのカチオンの一部または全部が、銀
イオンに交換されていることが分かる。また、前記四種
類の試料の熱重量分析によれば、400℃ですべての結
晶水が脱離していることが認められた。400℃に加熱
した前記四種類の試料の比表面積は、原料ゼオライトC
aXが650m2/g、48−AgXが635m2/g、
81−AgXが410m2/g、100−AgXが36
2m2/gであった。このように銀含有ゼオライトは、
原料ゼオライトCaXより比表面積が減少し、銀交換量
が多いほど小さな値となった。CaXゼオライト中のカ
チオンであるCa2+とNa+がイオン半径の大きなAg+
と交換した結果、細孔内の比表面積が減少したものと推
測される。なお、比表面積は、−196℃の温度におけ
る窒素の吸着に多分子層吸着理論を適用したBET(Br
unauer, Emett, Teller)式を用いて算出した値であ
る。 −196℃における窒素の吸脱着データから、細孔が両
端が開いたシリンダー状であるとしたモデルであるDH
(Dollimore, Heal)法を適用して細孔分布を計算した
結果、CaXについてはチャンネルの最大径に対応する
0.80nmと、ケージの最大径に対応する1.60n
mの存在が確認できた。また、細孔容積は、銀イオン交
換量の増加とともに減少した。
【0015】(窒素、酸素の吸着)原料ゼオライトCa
Xと、前記5種類の銀含有ゼオライトの合計6試料につ
き、全自動ガス吸着装置(日本ベル(株)、BELSO
RP28SA)で酸素および窒素の吸着等温線を測定し
た。温度は25℃とした。各試料は測定に先立ち400
℃に加熱して水分を除いた。吸着測定の結果を図3に示
す。また表1には、200Torrと760Torrにおける窒
素、酸素の吸着量、および分離係数を示す。
【表1】 図3及び表1に示す通り、銀含有ゼオライトは、原料ゼ
オライトに比べて窒素吸着量と酸素吸着量が低下してい
るが、窒素と酸素の分離係数(qN2/qO2)は増加し
た。分離係数は最大で10.0(81−AgX、200
Torr)であり、原料ゼオライトCaXの分離係数の1.
72倍に達した。
【0016】また、原料ゼオライトとして、CaX型に
代えて、市販のNaX型ゼオライトを用い、同様の方法
によって銀含有ゼオライトを合成した。この銀含有ゼオ
ライトは、原料のゼオライト(NaX)に比べ、イオン
交換した銀量が多くなるほど比表面積は減少し、細孔容
積も減少した。また、窒素/酸素分離係数は原料ゼオラ
イトに比べ大きくなり、上記実施例と同様の結果が得ら
れた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。請求項1の銀含有ゼオラ
イトは、X型ゼオライト中のイオン交換可能なカチオン
の10〜100%が銀イオンで交換されてなり、同一温
度、同一圧力における窒素/酸素分離係数が原料ゼオラ
イトよりも高い、優れたガス分離特性を有している。請
求項2のガス分離方法は、請求項1記載の銀含有ゼオラ
イトを用い、混合ガス中から成分ガスを分離することに
よって、ガス分離効率を向上させることができるので、
混合ガスからの成分ガスの製造、或いは混合ガスからの
不純物除去などの処理コストを削減することができる。
請求項3のガス分離方法は、請求項2記載のガス分離方
法において、前記混合ガスを酸素と窒素を含む混合ガス
とし、該混合ガスから酸素と窒素を分離することによっ
て、PSA法による空気分離システムを簡略化、低コス
ト化することができ、酸素と窒素を安価に生産すること
が可能となる。請求項4のゼオライトの製造方法は、N
aX型ゼオライトまたはCaXゼオライトを銀塩溶液中
でイオン交換し、ゼオライト中のイオン交換可能なカチ
オンの10〜100%が銀イオンで交換されてなる銀含
有ゼオライトを得ることによって、同一温度、同一圧力
における窒素/酸素分離係数が原料ゼオライトよりも高
い、優れたガス分離特性を有する銀含有ゼオライトを製
造することができる。特にCaX型ゼオライトのカチオ
ンをAgイオンで交換することによって、窒素/酸素分
離係数が10を越える銀含有ゼオライトが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るゼオライトの粉末X線
回折図。
【図2】 本発明の実施例に係るゼオライトの赤外線分
光スペクトル図。
【図3】 本発明の実施例に係るゼオライトの窒素と酸
素の吸着等温線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X型ゼオライト中のイオン交換可能なカ
    チオンの10〜100%が銀イオンで交換されてなる銀
    含有ゼオライト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の銀含有ゼオライトを用
    い、混合ガス中から成分ガスを分離することを特徴とす
    るガス分離方法。
  3. 【請求項3】 前記混合ガスが酸素と窒素を含む混合ガ
    スであり、該混合ガスから酸素と窒素を分離することを
    特徴とする請求項2記載のガス分離方法。
  4. 【請求項4】 NaX型ゼオライトまたはCaX型ゼオ
    ライトを銀塩溶液中でイオン交換し、ゼオライト中のイ
    オン交換可能なカチオンの10〜100%が銀イオンで
    交換されてなる銀含有ゼオライトを得ることを特徴とす
    るゼオライトの製造方法。
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